JP4096322B2 - 推進工法用ヒューム管 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下構造物の築造工事において、複数本のヒューム管を地中に押し込む推進工法に使用される推進工法用ヒューム管に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、推進工法において、地山と推進管の摩擦抵抗が大きくなると、ジャッキ推力により管が破損し推進不能となる。そこで、地山と推進管の摩擦抵抗を減じるために、推進管外周面に滑材注入孔を設け、この注入孔から地山に向かい滑材を注入することが行われているこの滑材注入作業の良否は、推進速度や距離に係わるだけでなく、地盤沈下、偏土圧、蛇行等にまで影響を及ぼすので、次のような対策が講じられていた。
(1)接続管ごとに注入孔の位置を回転して接合し、それぞれの注入孔より滑材を注入し、360°全周に滑材を行き渡らせる工法(図23参照)、(2)管全周に複数個の注入孔を設け、複数個の注入孔から滑材を供給して滑材を全周に行き渡らせる工法(図24参照)を用いている。また、(3)滑材の注入量を増す方法もある。(4)更に、実公平7−38466号公報や特公平6−60556号公報記載のものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の技術では、以下のような問題点がある。
上記(1)の場合は、接合する管ごとに注入孔の配置位置が変わるため、施工時に管の回転作業が必要であり、各々離れて設けられたそれぞれの注入孔から滑材を注入する必要があり作業が面倒であるという問題点がある。
【0004】
上記(2)の場合は、効果を高めるためには、管体により多数の注入孔を設けることとなるが、このことによって管体強度が弱くなるという問題点がある。また、離れて配置されたそれぞれの注入孔から滑材を注入する必要があり、作業が面倒である。
【0005】
(3)の場合は、滑材の使用量が増えコストが上がる。また、滑材の注入は同一方向へ行うため、滑材は全周に行き渡らないという問題点がある。
【0006】
(4)上記問題を決するため、実公平7−38466号公報記載の考案が有効な手段として用いられたが、この考案では滑材を管外周の流通溝から排出しているが、推進時に土砂が溝内に逆流する結果、滑材の流れを阻害するおそれがあり、推進管全周から確実に滑材を排出させるには不十分な構造である。
【0007】
更に、特公平6−60556号は、ヒューム管の外周と同一面に配置した被覆部材には、滑材流通溝に滑材を流出させる貫通孔が設けられ、推進時この貫通孔より滑材を流出させる。そして、推進管と地山の摩擦抵抗を減少させ、長距離推進を可能としたが、被覆部材内に注入された滑材の圧力が小さくなると、前記実公平7−38466号と同様に、推進時土砂が貫通孔より被覆部材に逆流して滑材の流れを阻害するおそれがあり、推進作業が円滑にならない場合がある。
【0008】
本発明は上記問題点を解決するために、推進工法での築造作業中に推進用ヒューム管外周面に均等に滑材を排出して供給でき、以てその地山と推進用ヒューム管の摩擦抵抗を減少させて推進力の増加を防止し、かつ推進速度を加速化でき、又地盤沈下、偏土圧、推進蛇行等の影響を極力少なくして設計通りの推進工法が得られる、かつ簡単な構造の推進工法用ヒューム管の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明の推進工法用ヒューム管は、
推進用ヒューム管の外周面に所定深さの管路体取付溝を設け、該管路体取付溝には管周方向に該ヒューム管の外径よりやや小さい外径で、頂部に推進方向と逆方向に頂部排出孔を設けた第1の管路と、中間高さ位置に前記頂部排出孔と同方向に中間高さ排出孔を設けたほぼ半円状の第2の管路と、下部対称位置に前記頂部排出孔と同方向に下部排出孔を設けた弧状の第3の管路と、を管軸方向に並列させて連結した複数本の管路からなる管路体を配設し、前記各管路の同位置には導入孔を設け、かつ該導入孔に連通させた、滑材を注入する注入孔を1ヵ所設け、各排出孔位置の推進用ヒューム管外周面で管路体取付溝に続いて管軸方向に排出口を形成してなり、前記管路体上面は推進用ヒューム管の外径と面一にカバー体で庇状に被覆しことを特徴としている。
【0010】
また、請求項2記載の発明の推進工法用ヒューム管は、請求項1記載の第1、2、3の各管路の各導入孔に別々に独立してバルブ取付口を設けたことを特徴としている。
【0011】
請求項3記載の発明の推進工法用ヒューム管は、請求項1又は2記載の第1、2、3の各管路の排出孔には、管路の奥にスプリングを配置すると共に、該スプリングの手前側に排出孔を塞ぐ栓体を配置し、滑材の流入圧力でスプリングを圧縮して排出孔を開く逆止弁を配置したことを特徴としている。
【0012】
請求項4記載の発明の推進工法用ヒューム管は、請求項1又は2記載の第1、2、3の各管路の排出孔には、滑材の流入圧力で開閉可能な塑性材で形成した蓋を配置し、滑材の流入圧力で蓋を開く逆止弁を配置したことを特徴としている。
【0013】
請求項5記載の発明の推進工法用ヒューム管は、請求項1記載の第1、2、3の各管路は、注入孔に近い所の穴径を小さく形成すると共に、該注入孔に遠い所の穴径を大きく形 成し、滑材の流入の圧力を調節して該滑材の一定量の排出を可能にしたことを特徴としている。
【0014】
【作用】
第1、第2、第3の各管路、及びその各管路の導入孔は別々でそれぞれ独立し、滑材供給のための注入孔は1箇所であるから、滑材は移動作業の必要がなく1ヵ所で簡単に注入できる。また、そのうちの何れかの管路の1本が詰まる等の事故が発生しても他の管路には影響しないので、滑材は排出口から推進用ヒューム管全周から万遍なく排出される。
【0015】
また、注入装置のバルブの調節や逆止弁のスプリングや蓋体の調整により、排出孔における滑材の部分的な吐出量が調整できる。
【0016】
更に、水頭差のある排出孔からの吐出量は逆止弁のスプリングや蓋体の圧力を調節して、排出孔からの排出量が均等に吐出できるように調整できる。すなわち、各管路における各排出孔の吐出量は、各排出孔に高低圧力差があっても、逆止弁のスプリングの圧力や蓋体の弾性力で調節できる。
【0017】
この他に以下の作用がある。
(1)注入孔に近い所の管路(パイプ)の穴径は小さく、遠い所の管路(パイプ)の穴径は大きくすることにより、滑材の流入の圧力を調節して滑材の一定量の排出ができる。また、バルブの開閉によっても同じ効果が得られる。
(2)1つの注入孔から滑材を注入することにより、一箇所で滑材を注入でき、排出孔から滑材が全周に満遍なく供給できるため、推進工法での築造作業中において推進用ヒューム管外周面に均等に滑材を排出して供給できる。
(3)滑材が推進用ヒューム管全周に供給されると、地山と推進用ヒューム管の摩擦抵抗を減少させて推進力の増加を防止し、かつ推進速度を加速化できる。
【0018】
(4)又滑材の有効な働きにより、地盤沈下、偏土圧、推進蛇行等の影響を極力少なくして設計通りの推進工法が得られる。
(5)カーブ推進への対応性も高めることができる。また、元押推進設備を小規模化でき、過大な設備をなくして設備費の低減が図れる。
(6)滑材注入時においては滑材の供給が確実になるから、止水性及び路面沈下に有効に機能できる。
【0019】
(7)作業中に地山の土壌が排出口に侵入して該排出口を埋めるのを防止でき、滑材を均等に排出できる。
(8)管路を一本設置した場合は、排出孔ごとに圧力が低下し、滑材は均一に排出孔から排出できないが、高さ位置に対応して独立させた複数本の管路の管路体を配設したため、滑材は推進用ヒューム管全周に渡って均一に排出される。
【0020】
【発明の実施の態様】
図1から図22は本発明の一実施態様をあらわした図面である。先ず、本発明の第1実施例(請求項1記載の発明)の推進工法用ヒューム管は、図1から図10、図19(第1系統図)、図21(第3系統図)のように、推進用ヒューム管1の外周面には、所定深さの管路体取付溝11が設けられている(図1参照)
【0021】
また、該管路体取付溝11には、管周方向に推進用ヒューム管1の外径よりやや小さい外径で、頂部に推進方向と逆方向に頂部排出孔aを設けた第1の管路21と、中間高さ位置に前記頂部排出孔aと同方向に中間高さ排出孔bを設けたほぼ半円状の第2の管路22と、下部対称位置に前記頂部排出孔aと同方向に下部排出孔cを設けた弧状の第3の管路23と、を管軸方向に並列させて連結した複数本の管路からなる管路体 2が配設されている。
【0022】
さらに、前記第1〜3の各管路21、22、23の同位置(基部)には、図9のように導入孔 4を設け、かつ該導入孔 4に連通させた、滑材 7を注入する注入孔 3が1ヵ所設けられ、滑材 7の供給作業が一箇所で行えるようにされている。
【0023】
また、推進用ヒューム管1の外周面各排出孔a、b、c位置には、管路体取付溝11に続いて管軸方向に排出口 5が形成されて、管路体 2上面は推進用ヒューム管の外径と面一にカバー体 6で庇状に被覆されて、地山の土壌の侵入により各排出孔a、b、cからの滑材の排出が妨げられないようにされている。
前記カバー体 6は円筒状の鉄板を用いるのがよい。
【0024】
前記第1〜3の管路21、22、23は、断面四角形のパイプ又は断面円形のパイプが用いられ、断面四角形のパイプの場合は高さ19mm程度の太さ、断面円形のパイプの場合は直径20mm程度のものを用いるのがよい。
【0025】
また、注入孔 3に近い所の管路21、22、23の穴径は小さく形成し、遠い所の管路21、22、23の穴径は大きく形成することにより、滑材
7の流入の圧力を調節して滑材
7の一定量の排出ができる。バルブB(図19〜図22)の開閉によっても同じ効果がある。
【0026】
なお、排出口5付近の管路体2の下面には内側鉄板61を配置してもよい。
【0027】
また、図10ように、本発明の第2実施例(請求項2記載の発明)では、請求項1記載の第1、2、3の各管路21、22、23の各導入孔に、別々に独立してバルブ取付口25が設けられ、該各取付口25には、図20(第2系統図)、図22(第4系統図)のように、各々バルブBが取付けられている。
【0028】
更に、図11、図12のように、本発明の第3実施例(請求項3記載の発明)では、前記請求項1又は2記載の管路21、22、23の排出孔a、b、cには、管路21、22、23の奥にスプリング32を配置すると共に、該スプリング32の手前側に排出孔a、b、cを塞ぐ栓体33を配置し、滑材 7の流入圧力でスプリング32を圧縮して排出孔a、b、cを開く逆止弁A配置されている。
なお、図11は圧力のかからない時の状態を現し、図12は圧力がかかった時の状態を現している。
前記栓体33は、ゴム又はプラスチックス製のものを用いるのがよい。
【0029】
更に、図13、図14のように、本発明の第4実施例(請求項4記載の発明)では、請求項1又は2記載の管路の排出孔a、b、cには、滑材 7の流入圧力で開閉可能な塑性材で形成した蓋体34を配置し、滑材 7の流入圧力で蓋体34を開く逆止弁A1が配置されている。図13は圧力のかからない時の状態を現し、図14は圧力がかかった時の状態を現している。
前記蓋体34は、ゴム又はプラスチックス製のものを用いるのがよい。
【0030】
図15〜図18のように、排出孔a、b,cの逆止弁がスプリング方式の逆止弁A、蓋体方式の逆止弁A1の場合は、頂部排出孔aと下部排出孔cと、中間高さ排出孔bでは排出孔の高さが違って(落差がある)水頭圧が生じ、流入圧力の相違から滑材は排出孔から均等に排出できない。従って、頂部排出孔aと下部排出孔cと中間高さ排出孔bの吐出圧力は、水頭圧が異なり均一に排出できないので、それぞれの逆止弁A、A1で調整するものである。
【0031】
また、各管路21、22、23における排出孔a、b、cからの吐出量は、各排出孔a、b、cに高低圧力差があっても、逆止弁のスプリングの圧力や蓋の圧力で調節できる。
スプリング方式、蓋方式の場合、排出孔から滑材が吐出する条件を
P(滑材 7の圧力)>P′(スプリング32の抵抗力又は蓋体34の抵抗力)
スプリング(ゴム板の蓋体34)の抵抗力をP′a、P′b、 P′c
とすると、
P′a<P′b<P′cとし、aとcの排出孔から吐出する条件としては
P′a−P′c≒(ha−hc)×ρ ρ:滑材の密度
bとaの排出孔から吐出する条件としては、
P′a−P′b≒(ha−hb)×ρ
となる。
【0032】
上記数式からは、スプリング圧が強い場合は大きい流入圧力をかけないと排出孔は開かないが、緩いスプリングの場合は小さいスプリング圧でも排出孔は開く。そこで、上記数式に基づいて頂部出孔aのスプリングより下部出孔cのスプリングを強くする等、各高さ位置の排出孔a、b、cにおける圧力差をスプリングで調整して滑材の吐出量を均等に行う。
【0033】
【発明の効果】
本発明は上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。
(1)第1、第2、第3の各管路、及びその各管路の導入孔は別々に設けられてそれぞれ独立し、滑材供給のための注入孔は1箇所であるから、滑材は移動作業の必要がなく1ヵ所で簡単に注入できる。また、そのうちの何れかの管路の1本が詰まる等の事故が発生しても他の管路には影響しないので、滑材は排出口から推進用ヒューム管全周から万遍なく排出される。
【0034】
(2)注入装置のバルブの調節や逆止弁のスプリングや蓋体の調整により、排出孔における滑材の部分的な吐出量が調整できる。
【0035】
(3)水頭差のある排出孔からの吐出量は逆止弁のスプリングや蓋体の圧力を調節して、排出孔からの排出量が均等に吐出できるように調整できる。すなわち、各管路における各排出孔の吐出量は、各排出孔に高低圧力差があっても、逆止弁のスプリングの圧力や蓋体の弾性力で調節できる。
【0036】
(4)注入孔に近い所の管路(パイプ)の穴径は小さく形成し、遠い所の管路(パイプ)の穴径は大きく形成することにより、滑材の流入の圧力を調節して滑材の一定量の排出ができる。また、バルブの開閉によっても同じ効果が得られる。
【0037】
(5)1つの注入孔から滑材を注入することにより、一箇所で滑材を注入でき、排出孔から滑材が全周に満遍なく供給できるため、推進工法での築造作業中に推進用ヒューム管外周面に均等に滑材を排出して供給できる。
【0038】
(6)滑材が推進用ヒューム管全周に供給されると、地山と推進用ヒューム管の摩擦抵抗を減少させて推進力の増加を防止し、かつ推進速度を加速化できる。
【0039】
(7)又滑材の有効な働きにより、地盤沈下、偏土圧、推進蛇行等の影響を極力少なくして設計通りの推進工法が得られる。
【0040】
(8)カーブ推進への対応性も高めることができる。また、元押推進設備を小規模化でき、過大な設備をなくして設備費の低減が図れる。
【0041】
(9)滑材注入時においては滑材の供給が確実になるから、止水性及び路面沈下に有効に機能できる。
【0042】
(10)作業中に地山の土壌が排出口に侵入して該排出口を埋めるのを防止でき、滑材を均等に排出できる。
【0043】
(11)管路を一本設置した場合は、排出孔ごとに圧力が低下し、滑材は均一に排出孔から排出できないが、本発明では高さ位置に対応して独立させた複数本の管路の管路体を配設したため、滑材は推進用ヒューム管全周に渡って均一に排出される。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】推進用ヒューム管の正面図
【図2】aーa断面図
【図3】管路体の下部の平面図
【図4】bーb断面図
【図5】cーc断面図
【図6】第1の管路の排出孔付近の平面図
【図7】fーf断面図
【図8】gーg断面図
【図9】注入孔付近の平面図
【図10】注入孔付近の平面図
【図11】圧力のかからない時のスプリング式逆止弁の断面図
【図12】圧力がかかった時のスプリング式逆止弁の断面図
【図13】圧力のかからない時の蓋体式逆止弁の断面図
【図14】圧力がかかった時の蓋体式逆止弁の断面図
【図15】管路体の正面図
【図16】管路体の右側面図
【図17】蓋体式逆止弁の説明断面図
【図18】蓋体式逆止弁の説明断面図
【図19】第1系統図
【図20】第2系統図
【図21】第3系統図
【図22】第4系統図
【図23】従来の推進用ヒューム管の説明図
【図24】従来の推進用ヒューム管の説明図
【符号の説明】
【0045】
1 推進用ヒューム管
11 管路体取付溝
2 管路体
21 第1の管路
22 第2の管路
23 第3の管路
25 バルブ取付口
a 頂部排出孔
b 中間高さ排出孔
c 下部排出孔
3 注入孔
A 逆止弁
A1 逆止弁
32 スプリング
33 栓体
34 蓋体
4 導入孔
5 排出口
6 カバー体
7 滑材

Claims (5)

  1. 推進用ヒューム管の外周面に所定深さの管路体取付溝を設け、該管路体取付溝には管周方向に該ヒューム管の外径よりやや小さい外径で、頂部に推進方向と逆方向に頂部排出孔を設けた第1の管路と、中間高さ位置に前記頂部排出孔と同方向に中間高さ排出孔を設けたほぼ半円状の第2の管路と、下部対称位置に前記頂部排出孔と同方向に下部排出孔を設けた弧状の第3の管路と、を管軸方向に並列させて連結した複数本の管路からなる管路体を配設し、前記各管路の同位置には導入孔を設け、かつ該導入孔に連通させた、滑材を注入する注入孔を1ヵ所設け、各排出孔位置の推進用ヒューム管外周面で管路体取付溝に続いて管軸方向に排出口を形成してなり、前記管路体上面は推進用ヒューム管の外径と面一にカバー体で庇状に被覆しことを特徴とする、推進工法用ヒューム管。
  2. 請求項1記載の第1、2、3の各管路の各導入孔に別々に独立してバルブ取付口を設けたことを特徴とする、推進工法用ヒューム管。
  3. 請求項1又は2記載の第1、2、3の各管路の排出孔には、管路の奥にスプリングを配置すると共に、該スプリングの手前側に排出孔を塞ぐ栓体を配置し、滑材の流入圧力でスプリングを圧縮して排出孔を開く逆止弁を配置したことを特徴とする、推進工法用ヒューム管。
  4. 請求項1又は2記載の第1、2、3の各管路の排出孔には、滑材の流入圧力で開閉可能な塑性材で形成した蓋を配置し、滑材の流入圧力で蓋を開く逆止弁を配置したことを特徴とする、推進工法用ヒューム管。
  5. 請求項1記載の第1、2、3の各管路は、注入孔に近い所の穴径を小さく形成すると共に、該注入孔に遠い所の穴径を大きく形成し、滑材の流入の圧力を調節して該滑材の一定量の排出を可能にしたことを特徴とする、推進工法用ヒューム管。
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