JP4096030B1 - 施肥播種機 - Google Patents
施肥播種機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4096030B1 JP4096030B1 JP2006323737A JP2006323737A JP4096030B1 JP 4096030 B1 JP4096030 B1 JP 4096030B1 JP 2006323737 A JP2006323737 A JP 2006323737A JP 2006323737 A JP2006323737 A JP 2006323737A JP 4096030 B1 JP4096030 B1 JP 4096030B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sowing
- fertilizer
- seed
- cover crop
- crop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Fertilizing (AREA)
- Sowing (AREA)
Abstract
【解決手段】カバークロップの種子s2を主作物の種子s1の播種位置に沿って条播するカバークロップ播種ユニットEを設けてなる施肥播種機。主作物の種子s1を播種溝G内に播種しながら、同時にカバークロップの種子s2を、主作物の種子s1の播種位置に沿って条播する播種方法。
【選択図】 図1
Description
上記の直播栽培は移植栽培に比べて省力化が図れるものであるが、直播栽培では、甜菜の種子の出芽率が、耕起・砕土・整地・播種・覆土等の条件に左右され易く、また、その初期生育の良否も施肥量・施肥位置・土壌pH値・湿害等の条件に左右されるため不安定で、しかも、風害・霜害等の自然災害に弱いという問題がある。
風による土壌の飛散は圃場面が平坦なほど発生し易いので、風と直角に交わるように畦間に土塊畦を形成すれば圃場全体の土壌飛散は軽減できることにはなるが、結局、飛散する土粒子が播種土壌面である凹部に溜まるので、種子上1〜2cmの一定の厚さにした覆土上に余分な土が堆積してしまい出芽が妨げられることになる。
また、その播種作業は、甜菜の施肥・播種の作業と別に行わざるを得ず、相当な手間がかかるものであったので、より簡便に、甜菜の種子の近傍にカバークロップの種子を播種できる播種機が求められていた。
この施肥ユニットCは、2枚1組の円盤状の作溝ディスク2,2を、互いの進行方向前側を近接させて間隔を狭く、後側を離隔させ間隔を広くしてアームc1’により軸支して、施肥溝を作溝するようにした施肥作溝器c1を備えるとともに、肥料用ホッパ3から肥料を供給する施肥用ホース4の下端開口を上記作溝ディスク2,2の間に位置させ、ここから肥料を吐出供給することにより、上記施肥溝内に施肥を行うようになっている。
その肥料の吐出量は、フィーダのDCモータの回転を、施肥量・走行速度等に応じて制御することにより調節される。
c2,c2は、上記施肥作溝器c1の進行方向後側の左右両側に互いに対向させて配置された施肥覆土器で、これは、施肥した上記施肥溝に覆土するものである。
9は、主作物播種ユニットDのフレーム10と上記施肥ユニットCのフレーム11との間に装架されたリフティングロッドで、このリフティングロッド9には上記フレーム10を下方に付勢する鎮圧スプリング12が装架してある。
上記施肥ユニットCはトラクターBに対して、また、主作物播種ユニットDは施肥ユニットCに対して、それぞれ上記牽引軸1,1と牽引軸8により上下回動可能に連結されているので、走行時には圃場面の凹凸やうねりに対応して適宜上下回動する。
また、圃場の畦の両端で回行する際には、この施肥播種機A1全体を持ち上げた状態(リフティング状態)でトラクタのステアリング操作をするが、このリフティングの際は、上記牽引軸1,1により施肥ユニットCを上昇回動させると、主作物播種ユニットDが上記リフティングロッド9により釣り上げられるようになっている(図2)。
そのカバークロップ播種ホースe2の下端開口は、上記播種作溝器d1の側板5,5の間の、上記種子シュート7の後側に位置させて播種作溝器d1に対してホース固定金具13によって固定してある。
カバークロップ播種ホースe2を通じてのカバークロップの種子s2の吐出量は、フィーダのDCモータの回転を制御することで調整される。
なお、上記カバークロップ播種ホースe2は、畦の両端で回行する際の施肥播種機A1のリフティングの支障にならないよう、余裕をもたせた長さとしてある。
e3は、上記カバークロップ用ホッパe1の下端に取り付けられ、後方に向けた吐出筒e3’に上記カバークロップ播種ホースe2の基端を接続し、該ホースe2へカバークロップの種子s2を案内するようにしたシュートホッパである。
また、施肥ののち施肥覆土器c2,c2により覆土された箇所に、主作物播種ユニットDの作溝ブロック6によって播種溝Gを作溝するとともにその播種溝G内に甜菜の種子s1を種子シュート7を通じて条播し、さらに、上記カバークロップ播種ホースe2を通じて供給されるカバークロップの種子s2を同じく播種溝G内に、すなわち甜菜種子s1の播種位置に沿う近傍位置に条播する(図6(a))。
カバークロップの種子s2は、上記種子鎮圧輪d2により甜菜の種子s1とともに鎮圧され、その後播種覆土器d3により覆土される(同図(b))。
また、霜害に対しては、カバークロップが甜菜に近いほど、甜菜の葉の温度低下を防ぐ効果が高いが、この施肥播種機A1によれば、甜菜の近傍にカバークロップを位置させることができるので、甜菜の葉の温度低下を効果的に防ぐ。
この施肥播種機A1は、後記の実施例2〜4の施肥播種機A2〜A4による播種の場合よりも、カバークロップを甜菜の近くに位置させることができるので、霜害に対する効果は最も高い。
したがって、上記カバークロップ播種ホースe2の下端開口から吐出されるカバークロップの種子s2は、図9(a)に示すように、甜菜種子s1の播種位置に沿う播種溝Gの外側近傍位置に条播される。
そのカバークロップの種子s2は、播種覆土器d3により覆土される(同図(b))。 その覆土量は、上記播種覆土器d3の覆土板d3’,d3’の一方または双方の角度を変更するか、あるいは幅方向にずらすなどして位置を変更することによって調整でき、これによってカバークロップの種子s2が適正に覆土されるようにする。
そのカバークロップの種子s2は、上記施肥覆土器c2,c2により、肥料とともに覆土される。
そしてその覆土された位置には、主作物播種ユニットDの播種作溝器d1によって播種溝Gが作溝されるとともに、この播種溝Gに甜菜の種子s1が播種され、さらに、播種鎮圧輪d2による種子s1の鎮圧および播種覆土器d3による覆土が行われる。これにより、上記カバークロップの種子s2は、甜菜種子s1の播種位置に沿って条播された状態となる。
しかしながら、シュートホッパe3を、その吐出筒e3’の向きを前後変更可能にし、また、上記ホースe2の固定位置を適宜変更できるようにしておけば、一台の施肥播種機によって播種位置を異にする上記4通りの播種を簡単に行うことができる。
B トラクター
C 施肥ユニット
D 主作物播種ユニット
E カバークロップ播種ユニット
F 施肥溝
G 播種溝
c1 施肥作溝器
c2 施肥覆土器
d1 播種作溝器
d2 種子鎮圧輪
d3 播種覆土器
e2 カバークロップ播種ホース
s1 主作物(甜菜)の種子
s2 カバークロップ(麦類)の種子
2 作溝ディスク
5 側板
6 作溝ブロック
7 シュート
Claims (5)
- <i>2枚1組の作溝ディスクを、進行方向前側を近接させて間隔を狭く、後側を離隔させ間隔を広くして軸支してなり、施肥溝を作溝する施肥作溝器と、<ii>上記施肥溝に覆土する施肥覆土器と、<iii>互いに平行に配設した2枚の側板の下縁前部の間に作溝ブロックを固定するとともに、上記側板の後部の間に主作物の種子を吐出供給する種子シュートを配設してなり、播種溝を作溝するとともに上記主作物の種子を吐出し播種溝内に播種する播種作溝器と、<iv>上記播種溝に覆土する播種覆土器とを、進行方向前側から順に配設してなる施肥播種機において、カバークロップの種子を上記主作物の種子の播種位置に沿って条播するカバークロップ播種ユニットを設けてなることを特徴とする施肥播種機。
- 上記カバークロップ播種ユニットが、カバークロップの種子を吐出供給するカバークロップ播種ホースの下端開口を、上記播種作溝器の2枚の側板の間に位置させ、上記播種溝内にカバークロップの種子を播種するようにしてなることを特徴とする請求項1記載の施肥播種機。
- 上記カバークロップ播種ユニットが、カバークロップの種子を吐出供給するカバークロップ播種ホースの下端開口を、上記播種作溝器の一方の側板の外側に位置させ、播種溝の外側近傍位置にカバークロップの種子を播種するようにしてなることを特徴とする請求項1記載の施肥播種機。
- 上記施肥播種機が、上記播種溝内に播種された種子を鎮圧する種子鎮圧輪を、播種作溝器の後側に備えていること、および、上記カバークロップ播種ユニットが、カバークロップの種子を吐出供給するカバークロップ播種ホースの下端開口を、上記種子鎮圧輪の側方に位置させ、播種溝の外側近傍位置にカバークロップの種子を播種するようにしてなることを特徴とする請求項1記載の施肥播種機。
- 上記カバークロップ播種ユニットが、カバークロップの種子を吐出供給するカバークロップ播種ホースの下端開口を、上記施肥作溝器の作溝ディスクの後方に位置させ、施肥溝中にカバークロップの種子を播種するようにしてなることを特徴とする請求項1記載の施肥播種機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006323737A JP4096030B1 (ja) | 2006-11-30 | 2006-11-30 | 施肥播種機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006323737A JP4096030B1 (ja) | 2006-11-30 | 2006-11-30 | 施肥播種機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP4096030B1 true JP4096030B1 (ja) | 2008-06-04 |
JP2008136380A JP2008136380A (ja) | 2008-06-19 |
Family
ID=39560814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006323737A Expired - Fee Related JP4096030B1 (ja) | 2006-11-30 | 2006-11-30 | 施肥播種機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4096030B1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109196991A (zh) * | 2017-07-03 | 2019-01-15 | 金泰旭 | 多功能精量施肥旋耕播种一体机机构 |
CN110326401A (zh) * | 2019-08-14 | 2019-10-15 | 江苏省农垦农业发展股份有限公司淮海分公司 | 一种宽幅水稻条播及施肥机 |
CN117461438A (zh) * | 2023-12-01 | 2024-01-30 | 安徽农业大学 | 一种施肥播种机 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5744445B2 (ja) * | 2010-09-09 | 2015-07-08 | 日本甜菜製糖株式会社 | 播種機 |
JP5717438B2 (ja) * | 2010-12-27 | 2015-05-13 | サークル機工株式会社 | 播種機 |
JP5892541B2 (ja) * | 2011-03-16 | 2016-03-23 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 農作業機及び不耕起播種方法 |
JP5828148B2 (ja) * | 2011-04-05 | 2015-12-02 | アグリテクノ矢崎株式会社 | 播種機 |
JP6112076B2 (ja) * | 2014-06-30 | 2017-04-12 | 井関農機株式会社 | 播種機 |
WO2023162542A1 (ja) * | 2022-02-22 | 2023-08-31 | 住友化学株式会社 | カバークロップの生育を終了させる方法 |
-
2006
- 2006-11-30 JP JP2006323737A patent/JP4096030B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109196991A (zh) * | 2017-07-03 | 2019-01-15 | 金泰旭 | 多功能精量施肥旋耕播种一体机机构 |
CN110326401A (zh) * | 2019-08-14 | 2019-10-15 | 江苏省农垦农业发展股份有限公司淮海分公司 | 一种宽幅水稻条播及施肥机 |
CN110326401B (zh) * | 2019-08-14 | 2024-02-23 | 江苏省农垦农业发展股份有限公司淮海分公司 | 一种宽幅水稻条播及施肥机 |
CN117461438A (zh) * | 2023-12-01 | 2024-01-30 | 安徽农业大学 | 一种施肥播种机 |
CN117461438B (zh) * | 2023-12-01 | 2024-04-05 | 安徽农业大学 | 一种施肥播种机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008136380A (ja) | 2008-06-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4096030B1 (ja) | 施肥播種機 | |
US2924189A (en) | Sod mulcher for grain drills | |
US4244306A (en) | Minimum tillage planter | |
CA2493898A1 (en) | Method and apparatus of agricultural field seeding | |
CN105766109A (zh) | 悬挂式免耕施肥播种机 | |
CN100527936C (zh) | 用于一种农业机械中的犁耕开/合器 | |
US4781129A (en) | Debris and soil shaver | |
US20160212931A1 (en) | Agricultural seeding and harvesting system | |
JP2642898B2 (ja) | 汎用型不耕起播種機 | |
JPH11196681A (ja) | マルチ栽培方法及びその栽培に使用するマルチフィルム及びそれを用いた施肥同時播種マルチ装置 | |
JP5506614B2 (ja) | 播種機 | |
WO2005027616A1 (en) | An apparatus and method for consecutively fertilising and sowing | |
CN108848721A (zh) | 新型播种机 | |
CN106954411B (zh) | 谷子玉米铺膜播种机 | |
KR200410295Y1 (ko) | 종자 파종기 및 파종기 조립체 | |
RU2446658C2 (ru) | Способ и устройство для органического возделывания зерновых | |
RU2374816C2 (ru) | Способ возделывания озимых зерновых культур | |
CN206776007U (zh) | 一种免耕覆盖施肥播种机 | |
CN209251005U (zh) | 新型播种机 | |
Bulavintsev et al. | Modernization of technological process in agriculture using the John Deere 730 Air Disk Drill | |
RU2474099C1 (ru) | Способ посева и ухода за зерновыми, злаковыми и бобовыми культурами и устройство для его осуществления | |
CN107223450B (zh) | 适用于连续阴雨条件下的小麦耕种方法 | |
US4607580A (en) | Crop planting means | |
RU2347348C1 (ru) | Сеялка для посева по почвенной корке | |
JP7021796B2 (ja) | 施肥播種方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080212 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321 Year of fee payment: 3 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080410 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080410 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080410 |
|
A072 | Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072 Effective date: 20080826 |
|
A072 | Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072 Effective date: 20080826 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321 Year of fee payment: 4 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |