JP4096018B2 - 苦瓜種子加工食品又は不妊等の改善食品若しくは改善薬とその製造方法 - Google Patents
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Description
このように、苦瓜種子加工食品を製造する際に、苦瓜の乾燥させた種子の殻から種子を取り出して蒸気殺菌した後、一旦乾燥させてから粉砕し、その後70℃以上で炒ってから微粉砕し、さらに再度70℃以上で炒って殺菌乾燥する方法を採っているため、乾燥と2度の焙煎により殺菌とカビ防止が確実となり、製品状態における品質の低下を防止し長期保存が可能となる。
すなわち、ステップS9で粉砕した粉末を炒ることでさらに乾燥され、かつ加熱殺菌されるので、そのまま製品にしたり、薬品や健康補助食品の原料にしても安全である。あるいは、次工程の粉末化処理が容易になる。こうして焙煎で水分がさらに蒸発し、かつ殺菌した後の粉末を、ステップS11で再度粉砕して微粉末化する。このように微粉末化すると、後工程におけるカプセル封入や錠剤化が容易になる。しかも、微粉末なため、摂取した際の人体への吸収が容易で効率的となり、品質的にも粒度が一定し均一化される。あるいは、薬品などを抽出する際にも効率的に抽出できる。また、薬原料とする場合、汚染されていない、高品質の原料となる。
このように、前記の微粉砕して再度70℃以上で炒って殺菌乾燥してなる微粉末をカプセルに収納するか加圧して錠剤状に成型する方法であるため、既存の技術によって容易に、保存性が良く使用し易い形態の苦瓜種子加工食品を量産化できる。
このように、請求項1記載の製法で製造した苦瓜種子の微粉末を、苦瓜種子の成分を抽出するための原料とするため、苦瓜種子の成分を含有する薬品を容易に量産できる。その結果、苦瓜種子中の種子成分を抽出して、この抽出物を含ませて不妊治療薬や中性脂肪改善薬、肝機能改善薬、アトピー改善薬にすると、粉末を経口摂取する場合に比べると、早い効果が期待できる。また、飲料その他の苦瓜種子加工食品や不妊治療食品、中性脂肪改善食品、肝機能改善食品、アトピー改善食品にすることもでき、粉末とは異なる需要や用途が期待できる。
このように、請求項1記載の製造方法により、苦瓜の乾燥させた種子の殻から種子を取り出して蒸気殺菌した後、一旦乾燥させてから粉砕し、その後70℃以上で炒ってから微粉砕し、さらに再度70℃以上で炒って殺菌乾燥させてなる苦瓜種子加工食品を摂取すると、体温の上昇や倦怠感の緩和の効果が得られ、また不妊治療の効果も現れる。また、脂肪燃焼や代謝作用の促進による疲労回復や滋養強壮、免疫力の向上などの効果が期待でき、特に不妊治療食品としての利用が期待できる。さらに、中性脂肪改善や肝機能改善、アトピー改善などのための食品としても有望である。
また、微粉砕し微粉末化すると、苦瓜種子加工食品として或いは不妊治療食品、中性脂肪改善食品、肝機能改善食品若しくはアトピー改善食品として摂取が容易になり、かつ摂取効率も向上する。
苦瓜種子の微粉砕粉末の使い方は、そのままの状態で摂取してもよいが、みそ汁などに入れて飲んだり、水や湯や牛乳、ヨーグルトなどに溶いて摂取することもできる。或いは、パンや菓子などの生地に練り込んで用いることも可能である。炒めものや茶碗蒸しなどにして食べることも可能で、多種多様の摂取方法が考えられる。
このように、前記の乾燥苦瓜種子の微粉末をカプセルに封入するか加圧して錠剤状に成型してなる苦瓜種子加工食品は、摂取が容易になると共に保存性も向上するほか、携帯したりする際の取り扱い管理も簡便になり、苦瓜種子加工食品や不妊治療食品、中性脂肪改善食品、肝機能改善食品、アトピー改善食品としても有効である。
このように、苦瓜の乾燥させた種子の殻から種子を取り出して蒸気殺菌した後、一旦乾燥させてから粉砕し、その後70℃以上で炒ってから微粉砕し、さらに再度70℃以上で炒って殺菌乾燥してなる微粉末からなる苦瓜種子の成分を抽出するための原料を用いると、薬品などを抽出する際にも効率的に抽出できる。そのため、医薬品を製造する際の種子成分抽出に便利であり、苦瓜種子の成分を抽出し、不妊治療薬や中性脂肪改善薬、肝機能改善薬、アトピー改善薬を製造することが可能になる。
なお、抽出方法は、微粉砕粉末を湯で煮出したり蒸留したり、焼酎その他のアルコールに浸漬して抽出するなどの方法があり、抽出方法は限定されない。
すなわち、乾燥後に粉砕した粉末を炒ることでさらに乾燥され、かつ加熱殺菌されるので、そのまま製品にしたり、薬品や健康補助食品の原料にしても安全である。あるいは、次工程の粉末化処理が容易になる。こうして焙煎で水分がさらに蒸発し、かつ殺菌した後の粉末を、ステップS11で再度粉砕して微粉末化するので、後工程におけるカプセル封入や錠剤化が容易になる。しかも、微粉末なため、摂取した際の人体への吸収が容易で効率的となり、品質的にも粒度が一定し均一化される。あるいは、薬品などを抽出する際にも効率的に抽出できる。また、薬原料とする場合、汚染されていない、高品質の原料となる。
また、微粉砕し微粉末化すると、苦瓜種子加工食品として或いは不妊治療食品、中性脂肪改善食品、肝機能改善食品若しくはアトピー改善食品として摂取が容易になり、かつ摂取効率も向上する。
苦瓜種子の微粉砕粉末の使い方は、そのままの状態で摂取してもよいが、みそ汁などに入れて飲んだり、水や湯や牛乳、ヨーグルトなどに溶いて摂取することもできる。或いは、パンや菓子などの生地に練り込んで用いることも可能である。炒めものや茶碗蒸しなどにして食べることも可能で、多種多様の摂取方法が考えられる。
「 男性不妊症患者に対するゴーヤー種子粉末の投与の効果
ALBA OKINAWA CLINIC 徳永義光
目的:男性不妊に対する治療は従来から子宮内精子注入(人工授精)や体外受精が中心で、精子数総数や運動精子数を増やす根治療法はあまり行われていない。また精子形成改善に対するクロミフェン療法、ゴナドトロピン療法も効果は不定である。近年葉酸、ビタミンB、C、Eまた健康補助食品が精子形成に好影響をもたらすことが報告されている。今回共役リノレン酸を主成分とする「ゴーヤー種子」を男性不妊症患者に投与し精液所見の改善効果を検討した。
方法:5名の乏精子症、精子無力症、受精障害患者に対してゴーヤー種子粉末を1日1〜2カプセル、2〜7ヶ月間投与し投与前と投与後に精液検査を行った。
結果:結果の詳細は別紙(前記表3)に示す。5例中4例で運動精子数の改善を認めた。また運動精子数の増加を認めた4例中2例(顕微受精でも受精しなかったが治療後顕微授精・自然周期)と、運動精子数は減少したものの運動率が改善した1例(自然周期)で妊娠に至った。
考察:ゴーヤー種子は運動精子数を増やすことで男性不妊症患者の治療効果を期待できると思われる。これからその作用機序の解明が求められる。」
2 殻
3 殻中の種子
4 皮膜
5 ベルトコンベア
6・7 ローラ
8 対向ローラ
Claims (6)
- 苦瓜の乾燥させた種子の殻から種子を取り出して蒸気殺菌した後、一旦乾燥させてから粉砕し、その後70℃以上で炒ってから微粉砕し、さらに再度70℃以上で炒って殺菌乾燥することを特徴とする苦瓜種子加工食品の製造方法。
- 前記の微粉砕して再度70℃以上で炒って殺菌乾燥してなる微粉末をカプセルに収納するか加圧して錠剤状に成型することを特徴とする請求項1に記載の苦瓜種子加工食品の製造方法。
- 苦瓜の乾燥させた種子の殻から種子を取り出して蒸気殺菌した後、一旦乾燥させてから粉砕し、その後70℃以上で炒ってから微粉砕し、さらに再度70℃以上で炒って殺菌乾燥してなる微粉末を、苦瓜種子の成分を抽出するための原料とすることを特徴とする苦瓜種子の利用方法。
- 請求項1記載の製造方法により、苦瓜の乾燥させた種子の殻から種子を取り出して蒸気殺菌した後、一旦乾燥させてから粉砕し、その後70℃以上で炒ってから微粉砕し、さらに再度70℃以上で炒って殺菌乾燥させてなることを特徴とする苦瓜種子加工食品。
- 請求項2記載の製造方法により、請求項1記載の微粉砕して再度70℃以上で炒って殺菌乾燥してなる微粉末をカプセルに収納するか加圧して錠剤状に成型してなることを特徴とする請求項4に記載の苦瓜種子加工食品。
- 請求項3記載のように、苦瓜の乾燥させた種子の殻から種子を取り出して蒸気殺菌した後、一旦乾燥させてから粉砕し、その後70℃以上で炒ってから微粉砕し、さらに再度70℃以上で炒って殺菌乾燥してなる微粉末からなることを特徴とする苦瓜種子の成分を抽出するための原料。
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