JP4095253B2 - 容器兼用注射器およびその組立方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、注射器本体内に予め薬剤を充填、保管しておき、使用時に包装から取り出して直ぐに使用することができる容器兼用注射器およびその組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
予め注射針を注射器本体の筒先に組み付けておく容器兼用注射器は、病院内において煩雑な操作をすることなく、包装材料から取り出して直ぐに使用できるので、利便性に優れ、医師や看護婦の作業の軽減に大変に役立ち、このため、多くの病院で前記容器兼用注射器が採用されるようになって来ている。
しかし、従来の容器兼用注射器は、注射器本体に対し注射針が無作為に組み立てられており、注射器本体の後端部に取り付けられているフィンガーグリップの指掛部と、注射器本体の外周部に表示してある目盛や容量を示す数値、文字、医薬品名、その他の重要な表示と、注射針の刃面との三つの要素の、注射器本体の周方向における位置が全く一致していないのが一般的であり、フィンガーグリップの指掛部と前記目盛等の位置と注射針の刃面位置とを自動的に確認して、それらを機械的に一致するようにして容器兼用注射器の組み立てる方法は行われていないのが現状である。
【0003】
特に、注射器本体の筒先が、ねじを使用したルアー・ロック方式(注射中に注射針が注射器本体から不意に抜けたりしない構造)になっているものにあっては、注射針を前記筒先にねじ込んで組み立てた際、ねじによって一定の締付力で固定されたところが取付位置であって、該取付位置は注射針を注射器本体に対しその周方向に一定の位置関係を強制的に設定して固定した位置ではないので、注射針の刃面位置を注射器本体のフィンガーグリップの指掛部、目盛等の位置に対応させて微妙に調整して、それらの位置を一致させることはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、病医院では、容器兼用注射器を使用する直前に注射針の刃面を、フィンガーグリップの指掛部や目盛等に合わせてから使用することが習慣となっていたり、また、そのように指導されているため、医師や看護婦は、前記のように刃面と指掛部、目盛等とが一致していない容器兼用注射器にあっては使用直前に、注射器本体に組み付けられている注射針を一旦注射器本体の筒先から取り外す方向に回して、注射針を覆うプロテクター(ガード)の外側から注射針の刃面の向きを確認し、その刃面をフィンガーグリップの指掛部、目盛等の位置に合わせてから、再度注射針を注射器本体の筒先に固く固定し直してから使用する必要がある。このことは、容器兼用注射器の利便性や安全性を著しく損なうものであり、その改善が強く望まれていた。
【0005】
特に、注射器本体の筒先が、前記ルアー・ロック方式になっているものにあっては、ねじの位置と、筒先のテーパ筒部(ルアー・チップ)と、注射針の針もとの太さとの三者の関係から組み付けられた注射針の刃面の位置は、何処を向いて固定されるか判らず、自由に調整することはできないため、刃面の向きが前記目盛等とは異なる方向を向いていても、また、フィンガーグリップ(フランジまたは鍔)の指掛部の位置と合わなくても、そのまま注射する不便を容認しなければならない。また、時には、筒先がルアー・ロック方式であることも忘れて無理に注射針の刃面と注射器本体の目盛等との位置合わせを行うなどの操作をしてしまう危険性があった。
【0006】
その際、注射針の刃面位置を目盛等の位置に合わせようとして注射針を無理に回転させて、針もとやルアー・ロック方式の筒先のねじを損傷させてしまったり、また、注射針をねじの締め付け方向と逆方向に回転させて刃面を目盛等に合わせようとしたために、注射針と注射器本体の筒先との固定が緩んでしまい、筒先と針もととの間から薬液が漏れてしまう等の危険性があるなど、注射の準備操作が煩雑になる問題があった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、注射針の刃面と注射器本体に表示された目盛等、フィンガーグリップの平滑面、指掛部等との、注射器本体の周方向における位置を正確に一致させて、利便性、安全性を高めた容器兼用注射器およびこれを容易に組み付けることができる容器兼用注射器の組立方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。すなわち、請求項1に係る容器兼用注射器の組立方法は、円筒状のシリンダの先端に筒先を設け、後端にフィンガーグリップをシリンダの軸回りに回転可能に嵌着して設けた注射器本体と、前記筒先に取り付けた注射針と、該注射針の外側に装着したプロテクターとを備えた容器兼用注射器 の組立方法において、前記シリンダの内部に薬液を充填する薬液充填工程と、前記筒先に注射針を取り付けた注射器本体のシリンダの後端に、前記シリンダの直径方向から嵌着可能な開口部を有するフィンガーグリップを、前記注射針の刃面と指掛部とのシリンダの周方向における角度位置を任意の状態にして嵌着するグリップ嵌着工程と、前記注射針を取り付けたシリンダをその軸回りに回転させながら、注射針のシリンダの周方向における刃面位置を組立機に設置された刃面検出器により検出する刃面検出工程と、前記シリンダに嵌着されているフィンガーグリップをシリンダに対して相対回転させ、フィンガーグリップの所定位置を前記注射針の刃面位置に合わせる位置合わせ工程とを備えていることを特徴とする
【0009】
前記容器兼用注射器の組立方法においては、注射器本体のシリンダ内に薬液が充填された容器兼用注射器が容易に得られるとともに、このように薬液を充填してプランジャロッドを組み立て後にグリップ嵌着工程でフィンガーグリップを組み立てることが可能となる。
また、上記のようなグリップ嵌着工程で、フィンガーグリップが予め注射針を筒先に取り付けた注射器本体のシリンダの後端に任意に嵌着され、次に、刃面検出工程で、前記注射針を取り付けたシリンダがその軸回りに回転されながら、注射針のシリンダの周方向における刃面位置が組立機に設置された刃面検出器により検出される。その後に、位置合わせ工程で、前記シリンダに嵌着されている前記フィンガーグリップがシリンダに対して相対回転され、フィンガーグリップの所定位置を前記注射針の刃面位置に合わせられ、これにより、注射針の刃面位置とフィンガーグリップの所定位置とがシリンダの周方向に一致された状態で容器兼用注射器が組み立てられる。
【0010】
この容器兼用注射器の組立方法によれば、注射針の刃面位置を検出して、その位置と注射器本体に嵌着されたフィンガーグリップの所定位置とが直接に位置合わせられて容器兼用注射器の組立ができるので、注射針の刃面位置と注射器本体のフィンガーグリップの指掛部または平滑面等の所定位置とが注射器本体の周方向において正確に揃えられ、したがって、病医院において注射直前に医師や看護婦が注射針の位置もしくはフィンガーグリップの位置を修正しなくてもよく、安心して使用できる容器兼用注射器が提供される。
【0011】
請求項2に係る容器兼用注射器の組立方法は、請求項1に記載の組立方法において、位置合わせ工程の後に、シリンダの外周部に前記刃面位置を表示するマークをフィンガーグリップの所定位置に合わせて設けるマーク表示工程を備えていることを特徴とする。
この容器兼用注射器の組立方法によれば、マーク表示工程で注射針の刃面位置を表示するマークがフィンガーグリップの所定位置に合わせられるので、注射針の刃面、前記マーク、フィンガーグリップの三つの重要な要素の位置が一致され、このため、マークとフィンガーグリップの所定位置とによって容易に注射針の刃面位置を確認できて、一層安心して使用できる容器兼用注射器が提供される。
【0012】
請求項3に係る容器兼用注射器の組立方法は、請求項2に記載の組立方法において、マーク表示工程において、予め目盛等が表示されたラベルをシリンダの外周部に貼附して前記マークを設けることを特徴とする。
この容器兼用注射器の組立方法によれば、組立機の中に印刷装置を設けることなく、注射針の位置を表示するマークとしての目盛等が容易、迅速に注射器本体に設けられる。
【0015】
請求項4に係る容器兼用注射器の組立方法は、請求項1〜3に記載の組立方法において、筒先は、先端に注射針が装着される取付部を有し、後端をシリンダの先端部に嵌着可能に嵌着された円筒状のフロントアッセンブリーからなることを特徴とする。
請求項5に係る容器兼用注射器の組立方法は、請求項4に記載の組立方法において、フロントアッセンブリーの取付部は、注射針の直接接着方式、ルアー・チップ方式、ルアー・ロック方式のいずれかであることを特徴とする。
【0016】
請求項4と請求項5に係る容器兼用注射器の組立方法によれば、シリンダに嵌着される形式のフロントアッセンブリーによって注射針を注射器本体に組み付ける容器兼用注射器、特に、フロントアッセンブリーに直接接着方式、ルアー・チップ方式、ルアー・ロック方式の取付部により取り付けられた注射針を有する容器兼用注射器に対して、重要な要素の位置を正確に一致させた組立が確実、容易に実現される。
【0017】
請求項6に係る容器兼用注射器の組立方法は、請求項4または5に記載の組立方法において、フロントアッセンブリーに予め注射針を覆う透明または半透明のプロテクターが装着され、刃面検出工程において注射器の刃面位置が前記プロテクターの外側から検出されることを特徴とする。
この容器兼用注射器の組立方法によれば、前記プロテクターを装着したままでその外周側から注射針の刃面位置を検出することができるので、フロントアッセンブリーはこれに注射針をプロテクターで保護して取り付けた注射針アッセンブリーとして取り扱えて、注射針に損傷が生じるようなことがなく、安全、確実に組み立て作業が行われる。
【0018】
請求項7に係る容器兼用注射器は、円筒状のシリンダの先端に筒先を設け、後端に前記シリンダの直径方向から嵌着可能な開口部を有するフィンガーグリップを設けた注射器本体と、前記筒先に取り付けた注射針と、該注射針の外側に装着したプロテクターとを備えた容器兼用注射器 において、前記注射針の刃面位置と、前記注射器本体のシリンダの外周部に設けた目盛等の位置と、前記フィンガーグリップの所定位置とを、フィンガーグリップをシリンダに対して周方向に回転させることによって、前記シリンダの周方向において一致した状態に位置合わせられてなることを特徴とする。
この容器兼用注射器によれば、薬液を充填してプランジャロッドを組み立て後であってもフィンガーグリップを嵌着することが可能となる。また、病医院で医師や看護婦が、容器兼用注射器を使用する直前に注射針の刃面位置を確認し、必要に応じてフィンガーグリップの指掛部や目盛等を前記刃面位置に合わせるといった位置修正等の準備操作をせずに、安心して能率的に注射をすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の実施の形態に係る容器兼用注射器の組立方法を適用して組み立てる容器兼用注射器について図1〜図7にもとづいて説明する。
図1〜図3は、針管接着方式の容器兼用注射器1を示す。
この容器兼用注射器1は、円筒状のシリンダ2の先端に筒先3を一体に成型して設け、後端にフィンガーグリップ4を設けた注射器本体5と、該注射器本体5の筒先3に針管の基端部を直接接着して取り付けられている注射針6と、前記筒先3のテーパ筒部(取付部)3aに外周部に開口部7aを装着して注射針6を覆うラバーシースからなるプロテクター(ガード)7とで構成されている。該プロテクター7をラバーシースに代えて、全体もしくは注射針6の針先6tの周囲に相当する部分を透明にした合成樹脂材料で形成し、前記針先6tを液密に密封する構成とすることができる。このようにすると、後述のようにプロテクター7で覆ったままでその外側から内側の注射針6の刃面6aを刃面検出器で容易に検出できる。
【0020】
前記フィンガーグリップ4は、円筒部4aの後端部に、図3(A)に示すような正面視が略矩形状のフランジ4bを一体に結合して構成され、前記円筒部4aがシリンダ2の後端にシリンダ2の軸回りに回転可能に、かつ軸方向に嵌着可能に装着されている。また、フィンガーグリップ4は、弾力があり高温による滅菌が可能な材質の合成樹脂からなり、そのシリンダ2への嵌着部に細いリブ等が設けられ、適度な摩擦の付与により嵌着力を高められており、フィンガーグリップ4が注射器本体5から不用意に脱落しないようになっている。
【0021】
また、フィンガーグリップは、前記フィンガーグリップ4に代えて、図3(B)に示すように、正面視で、フランジ4bの一方の平滑面4d側において、外側が広くなるように傾斜され、内側が円筒部4aの内径より僅かに小さく形成した開口部4fが、フランジ4bと円筒部4aとにそれらの軸方向に沿って設けられた構成のフィンガーグリップ4Aとすることができる。このフィンガーグリップ4Aでは、注射器本体5の組立に際して、前記シリンダ2へその軸方向からも嵌着できるが、前記開口部4fを通してシリンダ2にその直径方向から容易に着脱自在に嵌着することができる。
【0022】
前記フィンガーグリップ4,4Aのシリンダ2の周方向における嵌着位置は、フランジ4bにおける一対の指掛部4c、4cの方向に対して直角な方向にある平滑面4d、4dの一方の位置(フィンガーグリップ4,4Aにおける所定位置)が、前記注射針6の刃面6aのシリンダ2の周方向における位置(刃面位置)と位相が一致する角度位置(注射針6の刃面6aとフィンガーグリップ4,4aとが所定の角度位置になるよう)に設定されている。
なお、前記フランジ4bの中心穴部は、前記シリンダ2の内径より僅かに小さく形成されている。
【0023】
前記シリンダ2の外周部には、図2に示すように、目盛や容量を示す数値、文字、医薬品名、その他の重要な表示(以下、これらの少なくとも1つを「目盛等」という)8が、直接、印刷もしくは刻設により設けられている。前記目盛等8の注射器本体5の周方向における設定位置は、前記注射針6の刃面位置に一致され(位相が合わせられ)ている。
したがって、前記注射針6の刃面6aと目盛等8とフィンガーグリップ4の平滑面4dとの三つの重要な要素が、前記注射針本体5の周方向において一致させられている。
【0024】
なお、前記目盛等8は、医師または看護婦の指示によって逆にフィンガーグリップ4,4Aの指掛け部4c,4cの一方の位置(フィンガーグリップ4,4Aにおける所定位置)に合わせて設ける場合もある。この場合は、前記指掛け部4cの位置に注射針6の刃面位置が合わせられ、注射針6の刃面6aと目盛等8とフィンガーグリップ4の指掛部4cとの三つの重要な要素が、前記注射針本体5の周方向において一致させられる。
【0025】
前記目盛等8は、前記に代えて、図4(A)に示すように、予め前記目盛等8が印刷されているラベル9をシリンダ2の外周部に貼附して注射器本体5に設けるようにしてもよく、また、図4(B)に示すように、一部の目盛等8aをシリンダ2に設けておき、さらに、透明なシートに残部の目盛等8bが印刷されているラベル9aを、前記一部の目盛等8aが見えるようにして、前記シリンダ2の外周部に貼附して設けたものでもよい。
【0026】
前記目盛等8や指掛部4cは、注射針6の刃面位置に合わせられているので、該刃面位置を示すマーク8Aとしての機能を果たしているが、このようなマーク8Aとして、フィンガーグリップ4,4Aの形状を工夫したり、フィンガーグリップ4,4aの適宜の見易い個所に、ホット・スタンプや印刷、型による彫込み等の目印8cを付加すると、一層注射針6の刃面位置を確認し易くすることができる。
【0027】
次に、図5は、針管直接接着方式(デュファー方式)の容器兼用注射器1Aを示す。
この容器兼用注射器1Aは、前記容器兼用注射器1において注射器本体5の筒先3がシリンダ2に一体に形成されているのに対して、前記注射針6の針管を直接接着したテーパ筒部(取付部)3aを先端に設けた円筒状のフロントアッセンブリー(筒先)3Aを、シリンダ2aの先端に嵌着可能に、かつ、シリンダ2aの軸回りに回転可能に嵌着して注射器本体5Aが構成され、前記テーパ筒部3aに注射針6を覆うキャップ型のプロテクター7Aを装着したものである。該プロテクター7Aは透明または半透明な合成樹脂材料で作製され、外側から内部の注射針6の針先6tが見えるようになっている。
【0028】
そして、前記フロントアッセンブリー3Aは、後端側のシリンダ2aへの嵌着部10aとテーパ筒部3aとの間に、シリンダ2aの先端側に挿入したゴム製のフロントストッパーSが前進移動されたときに該フロントストッパーSを受け入れる室10bが設けられ、該室10bの内周部と底部にはシリンダ2a内の薬液をテーパ筒部3a側に通す縦溝10c、横溝10dがそれぞれ形成されている。その他の構成は、前記容器兼用注射器1と同一になっており、同一の構成の部分については同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0029】
次に、図6は、注射針取付方式(ルアー・チップ方式)の容器兼用注射器1Bを示す。
この容器兼用注射器1Bは、前記容器兼用注射器1Aにおいて、フロントアッセンブリー3Aのテーパ筒部3aに直接注射針6が固着されているのに対して、フロントアッセンブリー3Bのテーパ筒部3aがルアー・チップ式の取付部となっており、該取付部に針もと6bを介して着脱可能に注射針6を装着し、前記針もと6bの外側に、注射針6を覆う前記プロテクター7Aと同様なキャップ型のプロテクター7Bを装着したものである。その他の構成は、前記容器兼用注射器1Aと同一になっており、同一の構成の部分については同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0030】
また、図7は、注射針取付方式(ルアー・ロック方式)の容器兼用注射器1Cを示す。
この容器兼用注射器1Cは、前記容器兼用注射器1Bのルアー・チップ方式の取付部を有するフロントアッセンブリー3Bに代えて、ルアー・ロック方式の取付部を有するフロントアッセンブリー(筒先)3Cを使用したものである。その他の構成は、前記容器兼用注射器1Bと同一になっており、同一の構成の部分については同一の符号を付して重複する説明は省略する。
前記フロントアッセンブリー3Cは、前記フロントアッセンブリー3Bにおけるルアー・チップ方式の取付部であるテーパ筒部3aの外周側に間隔をあけてルアー・ロック10eを設けたもので、前記注射針6の針もと6bの後端の外周突起6cが、ルアー・ロック10eの内周のネジ部10fに係合されている。これにより、使用中に針もと6bが緩んで注射針6が注射器本体5Cから不用意に外れることがない。
【0031】
前記容器兼用注射器1,1A,1B,1Cによれば、注射針6の刃面6aの位置と、注射器本体5,5A,5B,5Cの目盛等8の位置と、フィンガーグリップ4,4Aの平滑面4dまたは指掛部4cの三者の位置が、注射器本体5,5A,5B,5Cの周方向において正しく一致されているので、病医院では、医師や看護婦が、容器兼用注射器1,1A,1B,1Cを使用する直前に注射針6の刃面位置を確認し、必要に応じてフィンガーグリップ4,4Aの指掛部4cや目盛等8のマークの所定位置を刃面位置に合わせるといった位置修正等の準備操作をせずに、安心して能率的に注射をすることができる。
【0032】
次に、本発明の実施の形態に係る容器兼用注射器の組立方法について図8にもとづいて説明する。
先ず、第1の実施の形態に係る容器兼用注射器の組立方法を適用して前記容器兼用注射器1を組み立てるには、図8(A)に示すように、準備工程12において、予め適宜装着装置により前記注射針6を筒先3に直接接着して前記注射器本体5が用意される。次に、グリップ嵌着工程13において、準備工程12で用意された注射器本体5を組立機に搬入して、該組立機のグリップ取付部で、フィンガーグリップ4がその指掛部4cまたは平滑面4dのシリンダ2の周方向における組付け位置(角度位置)を任意の状態にして該シリンダ2に嵌着される。
【0033】
次に、刃面検出工程14において、組立機の位置整合部で、回転機構によりシリンダ2がその軸回りに低速で回転される。このとき、前記位置整合部でシリンダ2の外側に直径方向の中心側に検出部を向けて設けられているX線カメラやCCDカメラ、レーザー光線等を使用した検出装置(刃面検出器)によって、前記注射針6の針先6tが監視され、注射針6の周方向における刃面6aの位置(刃面位置)が検出されると、シリンダ2の回転が直ちに停止される。シリンダ2の回転が停止されると、前記組立機に取り付けてある治具がシリンダ2を保持し、該シリンダ2の周方向における前記停止位置(刃面位置)への位置決めをする。
【0034】
この状態で、位置合わせ工程15において、組立機のグリップ回転装置がその係合部を回転させながら降下してきてフィンガーグリップ4に係合され、該フィンガーグリップ4がシリンダ2の周方向にそれらの間の嵌合摩擦に抗して低速でシリンダ2に対してスリップする状態で相対回転される。その際、平滑面4dまたは指掛部4cが前記刃面検出器と同様な位置検出器でシリンダ2の周方向の位置を検出され、その検出位置が前記刃面位置と一致したときに、グリップ回転装置がその係合部の回転を停止してフィンガーグリップ4から離間される。
【0035】
前記刃面検出器と位置検出器とのシリンダ2の周方向における設置位置(設置位相)を同一にしておけば、位置検出器がフィンガーグリップ4の平滑面4dまたは指掛部4cを検出した回転位置で、注射針6の刃面位置と前記平滑面4dまたは指掛部4cの位置(所定位置)がシリンダ2の周方向において一致した(刃面6aとフィンガーグリップ4とが所定の角度位置に組み付けられた)ことになる。そして、フィンガーグリップ4は摩擦力を介してシリンダ2に嵌着された状態で前記角度位置を保持している。
【0036】
しかる後に、薬液充填工程16において、注射針6の刃面6aとフィンガーグリップ4とが所定の角度位置に組み付けられた注射器本体5がガード装着機に送られ、プロテクター7であるラバーシースを注射針6の上から被せられて、その針先6tがラバーシースの内側の先端側に突き刺されて密封され、これにより、シリンダ2内に充填された薬液が針先6tから漏れないようにシールされる(ガード装着操作)。
次に、薬液充填装置により、シリンダ2内にフィンガーグリップ4側から薬液が所定量だけ充填され(薬液充填操作)、その充填後に、ストッパー装着部でシリンダ2の後端部側に後側のゴム製のエンドストッパーが挿入され(エンドストッパー挿入操作)、薬液の充填作業が完了される。
【0037】
この後、マーク表示工程17において、フィンガーグリップ4の所定の角度位置が前記刃面検出器と同様な位置検出器により検出されて、注射針6の刃面6aの位置を確認され、その角度位置に停止したシリンダ2の外周部における前記角度位置に対面する部分に、目盛等8を印刷したラベル9がラベル貼附機によって貼附される(ラベル貼附操作)。前記シリンダ2にラベル9を貼附する代わりに、ホットスタンプ、レーザマーカー等の適宜の表示手段を用いて、シリンダ2の外周に直接印刷もしくは刻設により設けてもよい。さらに、前記目盛等8に付加して注射針6の刃面位置を表す他のマークを設けてもよい。
【0038】
前記実施の形態に係る容器兼用注射器の組立方法によれば、注射針6の刃面6aとフィンガーグリップ4の平滑面4dまたは指掛部4cの三つの重要な要素が、前記シリンダ2の周方向において正確に一致されてシリンダ2の軸方向に一直線状に揃えられ薬液の充填された容器兼用注射器1が組み立てられる。したがって、病医院において注射直前に医師や看護婦が注射針6の刃面位置もしくはフィンガーグリップ4の位置を修正しなくてもよく、安心して使用できる容器兼用注射器1が提供される。
【0039】
次に、第2の実施の形態に係る容器兼用注射器の組立方法を適用して前記容器兼用注射器1Aを組み立てるには、図8(B)に示すように、準備工程12Aにおいて、予め、組立機の適宜装着装置で注射針6を先端のテーパ筒部3aに直接接着したフロントアッセンブリー(筒先)3Aが用意される(準備操作12Aa)と共に、前記テーパ筒部3aにプロテクター7Aを装着して注射針6を保護した注射針アッセンブリー11Aを組み付けられる(プロテクター装着操作12Ab)。そして、前記注射器アッセンブリー11Aをシリンダ2aの先端に嵌着する(アッセンブリー取付操作12Ac)。
【0040】
以下は、前記グリップ嵌着工程13、刃面検出工程14、位置合わせ工程15が行われた後に、薬液充填工程16A、マーク表示工程17が順次に行われて容器兼用注射器1Aの組立が完了される。
前記薬液充填工程16Aにおいては、最初に、ストッパー装着部で、前記注射器アッセンブリー11Aを先端に嵌着したシリンダ2a内の先端側に、ゴム製のフロントストッパーを挿入して、シリンダ2aの先端部をシールして(フロントストッパー挿入操作)から薬液を充填する。
【0041】
次に、第3の実施の形態に係る容器兼用注射器の組立方法を適用して前記容器兼用注射器1B,1Cを組み立てるには、図8(C)に示すように、準備工程12Bにおいて、予め、組立機の適宜装着装置で、注射針6をその針もと6bを介してテーパ筒部3aに装着したフロントアッセンブリー(筒先)3B、または、注射針6をその針もと6cを介してテーパ筒部3aとルアー・ロック10eに装着したフロントアッセンブリー(筒先)3Cが用意される(準備操作12Ba)と共に、前記テーパ筒部3aにプロテクター7A,7Bを装着して注射針6を保護した注射針アッセンブリー11Aまたは注射針アッセンブリー11Bが組み付けられる(プロテクター装着操作12Bb)。そして、前記注射器アッセンブリー11Aまたは注射器アッセンブリー11Bがシリンダ2aの先端に嵌着される(アッセンブリー取付操作12Bc)。
以下は、前記第2の実施形態の方法と同様に、前記グリップ嵌着工程13、刃面検出工程13、位置合わせ工程15、薬液充填工程16A、マーク表示工程17が順次に行われて容器兼用注射器1Bが組み立てが完了される。
【0042】
前記第2、第3の実施の形態に係る容器兼用注射器1A,1B,1Cの組立方法によれば、前記第1の実施の形態の容器兼用注射器1の組立方法と同様な作用効果が奏される他に、シリンダ2aに嵌着される形式のフロントアッセンブリー3A,3B,3Cによって注射針6を注射器本体5A,5B,5Cに組み付ける容器兼用注射器1A,1B,1C、特に、フロントアッセンブリーに直接接着方式、ルアー・チップ方式、ルアー・ロック方式の取付部により取り付けられた注射針6を有する容器兼用注射器に対して、重要な要素の位置を正確に一致させた組立が確実、容易に実現される。
【0043】
しかも、前記プロテクター7A,7B,7Cを装着したままでその外周側から注射針6の刃面位置を検出することができるので、フロントアッセンブリー3A,3B,3Cはこれに注射針6をプロテクター7A,7B,7Cで保護して取り付けた注射針アッセンブリー11A,11B,11Cとして取り扱えて、注射針6に損傷が生じるようなことがなく、安全、確実に組み立て作業が行われる。
【0044】
次に、第4の実施の形態に係る容器兼用注射器の組立方法を適用して前記容器兼用注射器1A,1B,1Cにフィンガーグリップ4Aを用いて組み立てるには、図8(D)に示すように、準備工程12Cにおいて、前記準備工程12Aまたは準備工程12Bと同様な操作12Ca,12Cb,12Ccが行われ、プロテクター7A,7B,7Cで覆った注射針6をテーパ筒部3aに装着した前記フロントアッセンブリー3A,3B,3Cをシリンダ2aに組み付けて注射器本体5A,5B,5Cが用意される。そして、前記第2、第3の実施の形態の方法における薬液充填工程16Aを行った後に、順次、グリップ嵌着工程13A、前記刃面検出工程13、位置合わせ工程15、マーク表示工程17が行われて容器兼用注射器1Bが組み立てが完了される。
【0045】
前記グリップ嵌着工程13Aは、第2、第3の実施の形態の方法においてフィンガーグリップ4が前記注射器本体5A,5B,5Cのシリンダ2aにその軸方向から嵌着されるのに対して、前記フィンガーグリップ4Aが前記シリンダ2aにその直径方向から嵌着される点で相違しているが、その他の点は第2、第3の実施の形態の方法と同一である。
この実施の形態に係る容器兼用注射器の組立方法によれば、組立工程の都合により、注射器本体5A,5B,5Cのシリンダ2a内に薬液を充填してから、プランジャロッドを組み立て、その後に、フィンガーグリップ4Aを組み付けることができ、融通性のある組立工程を構成することができる。
【0046】
なお、前記第1、第2、第3の実施の形態に係る容器兼用注射器の組立方法においては、薬液充填工程16,16A,16Bを行った後にマーク表示工程17を行うようにしているが、これに限らず、その順序を逆に行ってもよく、薬液充填工程16,16A,16Bを組立工程から切り離して別に行ってもよい。また、第4の実施の形態に係る容器兼用注射器の組立方法において、薬液充填工程16をマーク表示工程17の後に行ったり、組立工程から切り離して別に行ってもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば以下の優れた効果を奏する。
請求項1に係る容器兼用注射器の組立方法によれば、注射針の刃面位置を検出して、その位置と注射器本体に嵌着されたフィンガーグリップの所定位置とを直接に位置合わせして容器兼用注射器の組立ができるので、注射針の刃面位置と注射器本体のフィンガーグリップの指掛部または平滑面等の所定位置とを注射器本体の周方向において正確に揃えることができる。
したがって、病医院において注射直前に医師や看護婦が注射針の位置もしくはフィンガーグリップの位置を修正しなくてもよく、安心して使用できる容器兼用注射器を提供することができる。
【0048】
請求項2に係る容器兼用注射器の組立方法によれば、マーク表示工程で注射針の刃面位置を表示するマークをフィンガーグリップの所定位置に合わせることができるので、注射針の刃面、前記マーク、フィンガーグリップの三つの重要な要素の位置を一致させることができる。
このため、マークとフィンガーグリップの所定位置とによって容易に注射針の刃面位置を確認することができて、一層安心して使用できる容器兼用注射器を提供することができる。
【0049】
請求項3に係る容器兼用注射器の組立方法によれば、組立機の中に印刷装置を設けることなく、注射針の位置を表示するマークとしての目盛等を容易、迅速に注射器本体に設けることができる。
請求項4に係る容器兼用注射器の組立方法によれば、注射器本体のシリンダ内に薬液が充填された容器兼用注射器を容易に得ることができる。
請求項5に係る容器兼用注射器の組立方法によれば、組立工程の都合により、注射器本体のシリンダ内に薬液を充填して、プランジャロッドを組み立てた後に、フィンガーグリップを組み立てることができて、融通性のある組立工程を構成することができる。
【0050】
請求項6と請求項7に係る容器兼用注射器の組立方法によれば、シリンダに嵌着される形式のフロントアッセンブリーによって注射針を注射器本体に組み付ける容器兼用注射器、特に、フロントアッセンブリーに直接接着方式、ルアー・チップ方式、ルアー・ロック方式の取付部により取り付けられた注射針を有する容器兼用注射器に対して、重要な要素の位置を一致させた組立方法を確実、容易に実現することができる。
【0051】
請求項8に係る容器兼用注射器の組立方法によれば、プロテクターを装着したままでその外周側から注射針の刃面位置を検出することができるので、フロントアッセンブリーは注射針をプロテクターで保護して取り付けた注射針アッセンブリーとして取り扱うことができ、注射針に損傷を生じさせることなく、安全、確実に組み立て作業を行うことができる。
【0052】
請求項9に係る容器兼用注射器によれば、注射針の刃面の位置と、注射器本体の目盛等の位置と、フィンガーグリップの平滑面または指掛部との三者の位置が、注射器本体の周方向において正しく一致されて注射器本体の軸方向に一直線状に揃えられているので、病医院で医師や看護婦が、容器兼用注射器を使用する直前に注射針の刃面位置を確認し、必要に応じてフィンガーグリップの指掛部や目盛等を前記刃面位置に合わせるといった位置修正等の準備操作をせずに、安心して能率的に注射をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る容器兼用注射器の第1の実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】 同じく一部を断面で示した平面図である。
【図3】 図2のイ矢視におけるフィンガーグリップ形状を示す図である。
【図4】 注射器本体の目盛等の構成例を示す平面図である。
【図5】 本発明に係る容器兼用注射器の第2の実施の形態を示す縦断面図である。
【図6】 同じく第3の実施の形態を示す縦断面図である。
【図7】 同じく第4の実施の形態を示す縦断面図である。
【図8】 本発明に係る容器兼用注射器の組立方法の実施の形態を示す組立工程図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 容器兼用注射器 2,2a シリンダ
3 筒先
3A,3B,3C フロントアッセンブリー(筒先)
3a テーパ筒部(取付部) 4,4A フィンガーグリップ
4c 指掛部 4d 平滑面
5,5A,5B,5C 注射器本体 6 注射針
6a 刃面 6b 針もと
7,7A,7B プロテクター(ガード) 8,8a,8b 目盛等
8A マーク 9,9a ラベル
11A,11B,11C 注射針アッセンブリー
12,12A,12B,12C 準備工程 13 グリップ嵌着工程
14 刃面検出工程 15 位置合わせ工程
16,16A 薬液充填工程 17 マーク表示工程

Claims (7)

  1. 円筒状のシリンダの先端に筒先を設け、後端にフィンガーグリップをシリンダの軸回りに回転可能に嵌着して設けた注射器本体と、前記筒先に取り付けた注射針と、該注射針の外側に装着したプロテクターとを備えた容器兼用注射器 の組立方法において、前記シリンダの内部に薬液を充填する薬液充填工程と、前記筒先に注射針を取り付けた注射器本体のシリンダの後端に、前記シリンダの直径方向から嵌着可能な開口部を有するフィンガーグリップを、前記注射針の刃面と指掛部とのシリンダの周方向における角度位置を任意の状態にして嵌着するグリップ嵌着工程と、前記注射針を取り付けたシリンダをその軸回りに回転させながら、注射針のシリンダの周方向における刃面位置を組立機に設置された刃面検出器により検出する刃面検出工程と、前記シリンダに嵌着されているフィンガーグリップをシリンダに対して相対回転させ、フィンガーグリップの所定位置を前記注射針の刃面位置に合わせる位置合わせ工程とを備えていることを特徴とする容器兼用注射器の組立方法。
  2. 前記位置合わせ工程の後に、前記シリンダの外周部に前記刃面位置を表示するマークをフィンガーグリップの所定位置に合わせて設けるマーク表示工程を備えていることを特徴とする請求項1に記載の容器兼用注射器の組立方法。
  3. 前記マーク表示工程において、予め目盛等が表示されたラベルを前記シリンダの外周部に貼附して前記マークを設けることを特徴とする請求項2に記載の容器兼用注射器の組立方法。
  4. 前記筒先は、先端に前記注射針が装着される取付部を有し、後端を前記シリンダの先端部に嵌着可能に嵌着された円筒状のフロントアッセンブリーからなることを特徴とする請求項1〜3に記載の容器兼用注射器の組立方法。
  5. 前記フロントアッセンブリーの取付部は、注射針の直接接着方式、ルアー・チップ方式、ルアー・ロック方式のいずれかであることを特徴とする請求項4に記載の容器兼用注射器の組立方法。
  6. 前記フロントアッセンブリーに予め前記注射針を覆う透明または半透明のプロテクターが装着され、前記刃面検出工程において注射器の刃面位置が前記プロテクターの外側から検出されることを特徴とする請求項4または5に記載の容器兼用注射器の組立方法。
  7. 円筒状のシリンダの先端に筒先を設け、後端に前記シリンダの直径方向から嵌着可能な開口部を有するフィンガーグリップを設けた注射器本体と、前記筒先に取り付けた注射針と、該注射針の外側に装着したプロテクターとを備えた容器兼用注射器 において、前記注射針の刃面位置と、前記注射器本体のシリンダの外周部に設けた目盛等の位置と、前記フィンガーグリップの所定位置とを、フィンガーグリップをシリンダに対して周方向に回転させることによって、前記シリンダの周方向において一致した状態に位置合わせられてなることを特徴とする容器兼用注射器。
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