JP4095162B2 - 容器兼用注入装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬剤の品質維持等の理由により注射行為の直前に複数の薬剤の調合を行うための容器兼用注入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
薬剤の品質維持等の理由により注射行為の直前に複数の薬剤を調合する手段として以下の方法が知られている。
すなわち、一室式容器兼用注射器内に封入された液体の薬剤を、粉末または凍結乾燥製剤が封入されたバイアル瓶内に注入してこれらを調合し、調合した薬剤を再び前記一室式容器兼用注射器に吸い取ってこれを使用する方法が知られている。
また、前記の手段をより簡便かつ衛生的に行うことを目的とする方法で、図9に示されるように液体の薬剤50を内包した容器兼用注射器51と粉末または凍結乾燥製剤52を内包したバイアル瓶53が、これらを互いに離間して保持する連結手段54によって連結されており、該連結手段54に設けられたスライド機構により前記容器兼用注射器51が注射針55ごとスライドし、該注射針55をゴム栓56に刺し通して液体の薬剤50を前記バイアル瓶53内に注入するという操作を一手順で行える注射キットを用いる方法が知られている。
さらに、図10に示されるように、あらかじめ粉末または凍結乾燥製剤60と、液体の薬剤61が同一の二室式容器兼用注射器62内の前室63、後室64内にそれぞれ封入されていて、使用の際はプランジャーロッド65を押し込むことで、前記前室63と後室64を隔離している第2のラバーストッパー66が筒先部分に向かって前進させられ、該第2のラバーストッパー66が前記二室式容器兼用注射器62の中央部に設けられたバイパス部67に達すると、バイパス部67に設けられた隙間によって前記前室63と後室64が連通され、粉末または凍結乾燥製剤60と液体の薬剤61の調合が可能になる二室式容器兼用注射器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の一室式容器兼用注射器による複数の薬剤の調合は、調合操作が煩雑な上、露出状態にあるバイアル瓶のゴム栓を注射針で刺し通すため、針先が汚染されたり、針先で切り取られたゴム栓の屑が注射薬剤に混入するなどの衛生上の問題があった。また、注射針がゴム栓を刺し通すため針先が鈍化し、注射時に患者に苦痛を与えるなどの問題があった。
図9に示される前記注射キットにおいても、ゴム栓56の露出は避けられるものの、構造上注射針55が完全な密封が困難な可動部分に収納されるため、該注射針55を無菌状態に維持することが困難である。また注射針55がバイアル瓶53のゴム栓56を貫通することで生じる針先の鈍化と注射薬剤へのゴム栓の屑の混入という問題は解決されていない。
図10に示される二室式容器兼用注射器62においても、二種類の薬剤を同一の二室式容器兼用注射器62内に個別に充填するため、注射器全体のサイズが大きくなって取り回しが悪くなる上、その大きさで患者に恐怖感を与えてしまう。製造工程においても、粉末または凍結乾燥製剤60と液体の薬剤61という性質の異なる薬剤を同一の二室式容器兼用注射器62に充填するため、充填作業が大変煩雑となる。また二室式容器兼用注射器62および薬剤の滅菌処理についても、液体の薬剤61だけならば充填後に蒸気等による加熱滅菌という簡単な方法で行うことができるが、粉末または凍結乾燥製剤60は極端に湿気を嫌ったり加熱滅菌ができなかったりするので、液体の薬剤61も含めて、無菌操作による充填という手間のかかる作業が必要となる。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、注射行為直前に薬剤の調合が必要な注射において、薬剤の調合操作をより簡便、確実かつ衛生的に行え、患者に恐怖感や苦痛を与えず、かつ製造、運搬、または保管の際の取り扱いが簡便な注射を実現するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る容器兼用注入装置は、あらかじめ内部に封入された薬剤を他の薬剤を内包する容器兼用注射器内に注入してこれらの薬剤の調合を行う容器兼用注入器と、これに連結された容器兼用注射器とからなり、これらのうちいずれか一方には液体の薬剤が、他方には粉末または凍結乾燥製剤もしくは液体の薬剤がそれぞれ封入される容器兼用注入装置であって、前記容器兼用注入器および容器兼用注射器にはそれぞれ、カートリッジと、前記カートリッジの一端に嵌合される筒先部分と、前記カートリッジの他端に嵌合されるフィンガーグリップと、前記カートリッジ内に所定間隔を開けて配され、それらの間に前記薬剤を気密に封入する第1、第2のラバーストッパーとを備え、また、前記容器兼用注射器の筒先部分にはテーパー部分が、前記容器兼用注入器の筒先部分には前記テーパー部分と気密に嵌合する逆テーパー部分がそれぞれ設けられ、また、前記容器兼用注入器および容器兼用注射器の筒先部分同士が互いに連結手段によって気密かつ着脱自在に連結され、
該連結手段は、前記容器兼用注射器の筒先部分に設けられるメスネジ溝と、前記容器兼用注入器の逆テーパー部分に設けられ、前記メスネジ溝と螺合する一対の突起部分とから構成され、さらに該筒先部分同士の連結部分がシール材によって覆われていて、前記テーパー部分と前記逆テーパー部分とが気密に嵌合した状態で薬剤の調合を行うことを特徴としている。
【0006】
本発明によれば、容器兼用注入器の筒先部分には、該筒先部分に設けられる逆テーパー部分と容器兼用注射器の筒先部分に設けられるテーパー部分とを気密に嵌合した状態で連結する係合部が設けられ、これによって前記容器兼用注入器と容器兼用注射器のそれぞれに封入された薬剤が、注射針等を介在させることなく、密封された状態のまま調合される。また、逆テーパー部分とテーパー部分とが気密に嵌合することで、容器兼用注入器と容器兼用注射器とを強固に固定一体化することができる。また、容器兼用注入器には調合する薬剤のうち一方のみが封入されるので、もう一方の薬剤の性質にかかわらず、封入された薬剤の性質に応じた滅菌処理などを行うことができる。また、滅菌処理後に筒先部分にキャップまたはシール材が被せられるので、使用直前まで筒先部分および薬剤を無菌状態に維持できる。さらに、薬剤の調合操作後も容器兼用注入器と容器兼用注射器とは連通しており、これらの間で薬剤のやりとりを行うことができる。また、容器兼用注入器に設けられる係合部は、一般に容器兼用注射器に注射針を取り付けるのに使用されている連結手段と気密に連結が可能なので、容器兼用注射器側に特別な構造を持つ必要がなく、また任意の容器兼用注射器との連結が可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る容器兼用注入装置の実施の形態について説明する。
【0008】
図1に示すとおり、容器兼用注入装置1は、互いに対をなす容器兼用注入器2と容器兼用注射器3とを連結したものである。これらは連結手段4によって着脱自在に連結され、その連結部分はシール材5によって密封、保護される。
前記容器兼用注入器2と容器兼用注射器3はほぼ同じ構成であり、それぞれカートリッジ6、7と、これらの一端にそれぞれ嵌合される筒先部分8、9と、他端にそれぞれ嵌合されるフィンガーグリップ10、11とを備える。
また、使用時にはこれらにそれぞれプランジャーロッド12、13を組み合わせて使用する。
【0009】
図1に示すとおり、前記カートリッジ6、7内には、前記フィンガーグリップ10、11との嵌合部側の端に第1のラバーストッパー20、21が、前記筒先部分8、9との嵌合部側の端には第2のラバーストッパー22、23がそれぞれ配され、これら第1、第2のラバーストッパーにより前記カートリッジ6、7内にそれぞれ薬剤封入部24、25が形成される。また、第1のラバーストッパー20、21にはそれぞれ調合操作時にプランジャーロッド12、13を螺合するためのネジ穴26、27が設けられている。
前記薬剤封入部24には液体の薬剤28が、前記薬剤封入部25には粉末または凍結乾燥製剤29がそれぞれ封入されている。
【0010】
図6、7に示すとおり、容器兼用注入器2の前記筒先部分8には前記カートリッジ6との嵌合部と反対の側に逆テーパー部分30が設けられ、容器兼用注射器3の前記筒先部分9には前記カートリッジ7との嵌合部分と反対の側にテーパー部分31が設けられる。さらに、該逆テーパー部分30の先端には突起部分32、32が180度の角度をおいて対をなすように設けられ、これと前記逆テーパー部分30によって係合部33が構成される。また、筒先部分9には円筒部34が設けられており、該円筒部34の内周面にはメスネジ溝35が設けられている。
これらと係合部33とによって、すなわち逆テーパー部分30、テーパー部分31、突起部分32、32およびメスネジ溝35によって前記連結手段4が構成される。
前記テーパー部分31は一般の注射器の注射針取付部分と同様のテーパー形状をしており、また前記逆テーパー部分30のテーパー角は前記テーパー部分31のテーパーと同一の角度なので、該テーパー部分31が前記逆テーパー部分30内に押入されると、これらは互いの弾性力によって気密に嵌合される。また、前記逆テーパー部分30は先端部分に設けられた前記突起部分32、32によって前記メスネジ溝35に螺合される。このようにして連結手段4、すなわち係合部33とテーパー部分31、メスネジ溝35によって前記筒先部分8および9が連結される。
前記筒先部分8、9のそれぞれ前記カートリッジ6、7と嵌合される側の内周には、それぞれ第2のラバーストッパー22、23を収納するためのバイパスチャンバー36、37が設けられ、さらに該バイパスチャンバー36、37の内壁面にはそれぞれ、カートリッジ6との嵌合部から逆テーパー部分30まで通じるバイパス溝38と、カートリッジ7との係合部からテーパー部分31まで通じるバイパス溝39とが設けられている。
【0011】
前記容器兼用注入器2と容器兼用注射器3は、それぞれ分離された状態で個別に薬剤の封入および滅菌が行われた後、無菌状態のまま連結手段4によって連結され、さらに連結部分をシール材5によって覆われるので、使用の直前まで無菌状態が維持される。
【0012】
なお、容器兼用注入器2は、薬剤封入部24に薬剤28を封入して滅菌処理を行った後、直ちに容器兼用注射器3と連結されることなく長時間放置される場合には、図8に示すとおり、無菌状態を維持したまま、前記容器兼用注入器2の筒先部分8を汚染、破損から保護するキャップ40が被せられ、使用の際には前記キャップ40を取り外し、目的に応じて適当な容器兼用注射器と組み合わせて使用する。
【0013】
このように構成される容器兼用注入装置1による薬剤の調合操作について説明する。
【0014】
図1に示されるように、容器兼用注入器2と容器兼用注射器3において、逆テーパー部分30とテーパー部分31とが互いに対向した状態で気密に嵌合され、さらに前記逆テーパー部分30に設けられた突起部分32、32が筒先部分9に設けられたメスネジ溝35に螺合されることでこれら逆テーパー部分30とテーパー部分31が気密を維持したまま確実に連結されている。
【0015】
調合操作の第1段階として、前記容器兼用注射器3に前記フィンガーグリップ11が嵌合される側からプランジャーロッド13を挿入し、前記第1のラバーストッパー21に設けられたネジ穴27に螺合させる。これをさらに押入することにより前記薬剤封入部25内の内圧が増加し、該内圧により前記第2のラバーストッパー23が前記筒先部分9に設けられたバイパスチャンバー37内に進入させられる。それによってバイパス溝39が薬剤封入部25に連通され、薬剤封入部25の密封が解かれる(図2参照)。
【0016】
第2段階として、同様に前記容器兼用注入器2にプランジャーロッド12を挿入し前記第1のラバーストッパー20に設けられたネジ穴26と螺合させる。これをさらに押入して前記薬剤封入部24の内圧を増加させることで、前記第2のラバーストッパー22が前記筒先部分8に設けられたバイパスチャンバー36内に進入させられる。それによってバイパス溝38が薬剤封入部24に連通され、薬剤封入部24の密封が解かれる(図3参照)。
ここで前記容器兼用注入器2のプランジャーロッド12をさらに押入することによって、前記液体の薬剤28が薬剤封入部24から押し出され、前記バイパス溝38と、前記逆テーパー部分30とテーパー部分31との連結部分を通過し、さらに前記バイパス溝39を経由して前記容器兼用注射器3内の薬剤封入部25内に注入され、該液体の薬剤28と前記粉末または凍結乾燥製剤29とが調合される(図4参照)。
【0017】
最終段階として、薬剤の調合が終了した後、シール材5を取り払った後に容器兼用注射器3から容器兼用注入器2を取り外し、代わりにテーパー部分31に注射針を取付け、さらにこれをメスネジ溝35と螺合して連結することで注射の実施が可能となる(図5参照)。
【0018】
該容器兼用注入器2単体による薬剤の調合は、キャップ40を取り外し、薬剤を注入される容器兼用注射器の筒先部分に設けられた注射針取付部分に、前記逆テーパー部分30と突起部分32、32によって気密状態に連結させたのち、前記容器兼用注入装置1と同様の操作で行うことができる。
【0019】
ところで、前記第1のラバーストッパー20、21は、前記カートリッジ6、7内に前記フィンガーグリップ10、11との嵌合部側の端から充分な空間をあけて配されており、この空間に前記第1のラバーストッパー20、21が後退することによって調合操作時に生じる前記カートリッジ6、7内の内圧が吸収されるので、前記内圧が上がりすぎて調合操作に支障をきたすようなことはない。
【0020】
なお、上記実施の形態では、本発明に係る容器兼用注入装置において、容器兼用注入器2には液体の薬剤28を、容器兼用注射器3には粉末または凍結乾燥製剤29を封入した例を用いたが、どちらに粉末または凍結乾燥製剤29が封入されていてもよく、また封入される薬剤は両方とも液体の薬剤であっても構わない。
また、連結手段4として突起部分32、32とメスネジ溝35を採用したが、これに限られることなく、逆テーパー部分30とテーパー部分31を互いに嵌合させた弾性力によって連結を行ったり、逆テーパー部分30に設けられる1対の突起部分32、32の代わりに全周にわたるフランジを設け、また筒先部分9に設けられるメスネジ溝35の代わりに段部または溝を設けてこれらを係合させることで連結を行うなど、一般に注射器と注射針との連結に用いられている手段と同様の構成が用いられる。
また、ラバーストッパーの数、位置などは選択することができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明に係る容器兼用注入装置によれば、以下の効果が期待できる。
【0022】
本発明に係る容器兼用注入装置によれば、調合操作に注射針を使用しないため、注射針の汚染や注射薬剤への異物の混入が生じず、また針先が鈍化しないので注射時に患者に不要な苦痛を与えずにすむ。前記容器兼用注入器には調合する薬剤のうち一方のみが封入されているため、液体の薬剤であれば蒸気等による加熱滅菌を、粉末または凍結乾燥製剤であれば無菌操作による充填を行うなど、該薬剤の性質に応じた製造、運搬、または保管を行うことができる。薬剤が密封状態のまま、簡便な操作によって調合が行われるので各操作によって薬剤が汚染されたり漏出するなどして注射の安全性や薬効を減じたり、薬剤を無駄にするなどの失敗がない。またこの際、逆テーパー部分とテーパー部分とが気密に嵌合することにより、容器兼用注入器と容器兼用注射器とが強固に固定一体化されるため、より安全かつ確実に調合作用を行うことが可能となる。また、容器兼用注射器とは着脱自在な手段で連結されるので、任意の容器兼用注射器と組み合わせて注射の目的に応じた複数の薬剤の調合を行うなど、使用範囲を広げることができる。また、前記容器兼用注入器は製造段階で滅菌処理後に筒先部分にキャップが取り付けられるため、薬剤の運搬中または保管中に薬剤や筒先部分が汚染、破損される恐れがない。
【0023】
また、容器兼用注入器と容器兼用注射器が製造段階で連結されているので、容器兼用注射器側を準備する手間が不要である。さらに、薬剤の調合が不充分な場合でも、容器兼用注入器と容器兼用注射器の双方のプランジャーロッドを再度操作することにより再び調合操作を行えるので、確実に薬剤の調合を行うことができる。また、注射時には容器兼用注入器を取り外して容器兼用注射器のみを使用するので注射器の大きさを抑えることができ、取り回しが楽な上、注射器の大きさにより患者が感じる恐怖感を低減することができる。また、逆テーパー部分とテーパー部分とが気密に嵌合することにより、容器兼用注入器と容器兼用注射器とが強固に固定一体化されているため運搬中の安全性を確保することができるとともに、薬剤が製造段階から調合操作まで一貫して密封状態のまま維持され、さらに前記容器兼用注入器と容器兼用注射器の連結部分には汚染、破損を防止するシール材が設けられているため、薬剤の運搬中または保管中に薬剤や筒先部分が汚染、破損される恐れがない。
【0024】
また、本発明に係る容器兼用注入装置の連結手段により、容器兼用注入器と容器兼用注射器とを気密かつ強固に連結し、またこれらの着脱を自在かつ容易に実現することができる。また、容器兼用注射器と注射針との連結手段を利用して連結を行っているため、前記容器兼用注射器として既存の容器兼用注射器を用いることができ、本発明を低コストで実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る容器兼用注入装置の実施の形態を示す横断面図である。
【図2】 上記実施の形態による調合操作の第1段階を示す横断面図である。
【図3】 上記実施の形態による調合操作の第2段階を示す横断面図である。
【図4】 上記実施の形態による調合操作の最終段階を示す横断面図である。
【図5】 上記実施の形態による注射実施段階の形態を示す横断面図である。
【図6】 上記実施の形態で用いられる容器兼用注入器の筒先部分の横断面図である。
【図7】 上記実施の形態で用いられる容器兼用注射器の筒先部分の横断面図である。
【図8】 本発明に係る容器兼用注入器単体の実施の形態を示す横断面図である。
【図9】 従来技術である容器兼用注射器とバイアル瓶をスライド機構を持つ連結手段により連結した注射キットの横断面図である。
【図10】 従来技術である二室式容器兼用注射器の横断面図である。
【符号の説明】
1 容器兼用注入装置 2 容器兼用注入器
3 容器兼用注射器 4 連結手段
5 シール材 6、7 カートリッジ
8、9 筒先部分 10、11 フィンガーグリップ
12、13 プランジャーロッド 20、21 第1のラバーストッパー
22、23 第2のラバーストッパー 24、25 薬剤封入部
26、27 ネジ穴 28 液体の薬剤
29 粉末または凍結乾燥製剤 30 逆テーパー部分(係合部33)
31 テーパー部分 32 突起部分(係合部33)
33 係合部 34 円筒部
35 メスネジ溝 36、37 バイパスチャンバー
38、39 バイパス溝 40 キャップ
50 液体の薬剤 51 容器兼用注射器
52 粉末または凍結乾燥製剤 53 バイアル瓶
54 連結手段 55 注射針
56 ゴム栓 60 粉末または凍結乾燥製剤
61 液体の薬剤 62 二室式容器兼用注射器
63 前室 64 後室
65 プランジャーロッド 66 第2のラバーストッパー
67 バイパス部 68 筒先側のラバーストッパー

Claims (1)

  1. あらかじめ内部に封入された薬剤を他の薬剤を内包する容器兼用注射器内に注入してこれらの薬剤の調合を行う容器兼用注入器と、これに連結された前記容器兼用注射器とからなり、これらのうちいずれか一方には液体の薬剤が、他方には粉末または凍結乾燥製剤もしくは液体の薬剤がそれぞれ封入される容器兼用注入装置であって、
    前記容器兼用注入器および容器兼用注射器にはそれぞれ、
    カートリッジと、
    前記カートリッジの一端に嵌合される筒先部分と、
    前記カートリッジの他端に嵌合されるフィンガーグリップと、
    前記カートリッジ内に所定間隔を開けて配され、それらの間に前記薬剤を気密に封入する第1、第2のラバーストッパーとを備え、
    また、前記容器兼用注射器の筒先部分にはテーパー部分が、前記容器兼用注入器の筒先部分には前記テーパー部分と気密に嵌合する逆テーパー部分がそれぞれ設けられ、
    また、前記容器兼用注入器および容器兼用注射器の筒先部分同士が互いに連結手段によって気密かつ着脱自在に連結され、
    該連結手段は、前記容器兼用注射器の筒先部分に設けられるメスネジ溝と、前記容器兼用注入器の逆テーパー部分に設けられ、前記メスネジ溝と螺合する一対の突起部分とから構成され、
    さらに該筒先部分同士の連結部分がシール材によって覆われていて、
    前記テーパー部分と前記逆テーパー部分とが気密に嵌合した状態で薬剤の調合を行うことを特徴とする容器兼用注入装置。
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