JP4094322B2 - 航空機のドア構造におけるドア側のセーフティロック機構を作動させるための方法及び装置 - Google Patents

航空機のドア構造におけるドア側のセーフティロック機構を作動させるための方法及び装置 Download PDF

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    • B64C1/1407Doors; surrounding frames

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、航空機のドア構造におけるドア側のセーフティロック機構を作動させるための方法であって、閉扉状態において前記セーフティロック機構を作動させることで、セーフティロック軸のセーフティロック部材をラッチ機構のラッチ軸のストッパ手段の係合部に対して移動させ、それによって前記ドアの状態を単なるラッチ状態とセーフティロックされたラッチ状態との間で状態遷移させるようにし、更に、前記セーフティロック機構を作動させるための駆動力を、前記セーフティロック軸に断接可能に接続される駆動手段によって発生させるようにした方法に関する。本発明は更に、航空機のドア構造におけるドア側のセーフティロック機構を作動させるための装置であって、閉扉状態において前記セーフティロック機構のセーフティロック軸のセーフティロック部材がラッチ機構のラッチ軸のストッパ手段の係合部に対して相対的に移動されるようにしてあり、前記セーフティロック機構が前記ラッチ機構を、単なるラッチ状態とセーフティロックされたラッチ状態との間で状態遷移させるようにしてあり、更に、前記セーフティロック機構が駆動手段によって作動されるようにしてある装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
公知の航空機のドア構造の場合、ドアを閉じる動作(閉扉動作)においては、先ずそのドアを、開放限度位置(全開位置)から揺動させて、航空機の機体の胴体に設けられているドア枠開口に嵌合させる。このドアの揺動は、ドア揺動駆動機構によって実行される。続いて、ドア枠開口に嵌合したドアを降下させて、ドアが完全に閉じた状態(閉扉状態)にする。このドアの降下は、昇降駆動機構によって実行される。次に、閉扉状態となったドアは、ラッチ機構によってラッチがかけられ、そして更に、そのラッチ機構にセーフティロック機構によってセーフティロックがかけられる。以上のようにして得られる最終的な状態を、セーフティロックされたラッチ状態という。
【0003】
ドアを開ける動作(開扉動作)は、以上の閉扉動作とは逆順の動作となる。先ず、セーフティロック機構を作動させて、ラッチ機構にかかっていたセーフティロックを解除させる。続いて、ラッチ機構のラッチを解除させる。この時点ではまだ、ドアは閉扉状態にある。次に、昇降駆動機構がドアを上昇させる。ドアが昇降経路の上昇限度位置へ達したならば、ドア揺動駆動機構によって、ドアの揺動が開始され、そしてドアは開放限度位置まで揺動される。
【0004】
公知の航空機のドア構造では、ドアを駆動して、ある状態から次の状態へと移行させる動作を、ドア自体に配設された少なくとも1つのドアハンドル(機内側ドアハンドルと、機外側ドアハンドルとがある)で制御するようにしていた。以下の説明では、機内側ドアハンドルの場合について述べて行く。機内側ドアハンドルは、操作されることによって、操作移動径路上を、初期位置から操作移動限度位置まで移動する。そして、その操作移動経路上の夫々の所定位置へ達するごとに、上述した様々な機構の制御が開始され、ないしは終了される。また、それら機構は、その各々が、アセンブリ、ユニット、ないし部品等を組合せて構成した機械的構造部を備えており、更に、駆動手段や駆動力伝達手段なども備えている。
【0005】
公知の機械的リンク機構によってドアの開閉を行うようにした航空機では、ドアの機内側と機外側との両方に、例えばドアハンドルなどの操作手段が装備されていた。
【0006】
航空機が大形化するのにつれて、立つ位置からドアの高さまでの間隔も増大している。そのため、ドアが開いている状態から、そのドアに装備された機内側ドアハンドルを操作する作業は、人間工学的に見て不適切な作業となっている。即ち、ドアが開いているときには、操作員は上体を前方へ折り曲げて、ドア枠開口から乗り出すようにしなければ、機内側ドアハンドルに手を届かせることができない。従ってドアが開放限度位置あって一杯に開いている状態で、機内側ドアハンドルを操作することは、容易な作業ではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、航空機のドアの操作性を、人間工学的な観点から更に改善することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、方法に関しては、本願の請求項1の特徴部分に記載した構成要件によって達成される。即ち、航空機のドア構造におけるドア側のセーフティロック機構を作動させるための方法であって、閉扉状態において前記セーフティロック機構を作動させることで、セーフティロック軸のセーフティロック部材をラッチ機構のラッチ軸のストッパ手段の係合部に対して移動させ、それによって前記ドアの状態を単なるラッチ状態とセーフティロックされたラッチ状態との間で状態遷移させるようにし、更に、前記セーフティロック機構を作動させるための駆動力を、前記セーフティロック軸に断接可能に接続される駆動手段によって発生させるようにした方法において、ドア側に配設したセーフティロック機構のセーフティロック軸を、ドア枠部側に配設した駆動手段によって、断接可能な連結機構を介して作動させることにより、単なるラッチ状態とセーフティロックされたラッチ状態との間で状態遷移させるようにする。また、その1つの実施の形態においては、ドア枠部の構造体部分に配設した駆動手段であって作動軸を備えている駆動手段が、ドアとドア枠部との間に配設した断接可能な連結機構を介して、ドア側のセーフティロック機構のセーフティロック軸に接続されるようにしていると共に、その駆動手段がその断接可能な連結機構を作動させることで、セーフティロックされたラッチ状態においては作動軸とセーフティロック軸とが同心的な位置関係にあって互いに接続された状態にあるようにし、セーフティロックされていないラッチ状態においては両者が切断状態にあって互いの位置がずれているようにしている。
【0009】
また上記目的は、装置に関しては、本願の請求項3の特徴部分に記載した構成要件によって達成される。即ち、航空機のドア構造におけるドア側のセーフティロック機構を作動させるための装置であって、閉扉状態において前記セーフティロック機構のセーフティロック軸のセーフティロック部材がラッチ機構のラッチ軸のストッパ手段の係合部に対して相対的に移動されるようにしてあり、前記セーフティロック機構が前記ラッチ機構を、単なるラッチ状態とセーフティロックされたラッチ状態との間で状態遷移させるようにしてあり、更に、前記セーフティロック機構が駆動手段によって作動されるようにしてある装置において、ドア側に配設してある前記セーフティロック軸を、ドアとドア枠部との間に配設してある断接可能な連結機構を介して、ドア枠部側に配設してありしかも作動軸に連結している駆動手段に、断接可能に接続するようにする。これに関して、その実施の形態にかかる特徴の1つとして、前記駆動手段が、機械的に力を作用させるドアハンドルであるという特徴がある。ただし、前記駆動手段を、電気的に制御可能な電動アクチュエータとしてもよい。更に、その実施の形態にかかる別の1つの特徴として、断接可能な連結機構が、ドア枠部側に配設した連結アセンブリと、ドア側に配設した連結アセンブリとで構成されており、ドア枠部側の連結アセンブリは作動軸に連結されており、ドア側の連結アセンブリはセーフティロック軸に連結されているという特徴がある。
【0010】
また、ドア枠部側の連結アセンブリを嵌合式の捕捉部材で構成し、ドア側の連結アセンブリをローラ付レバーで構成するようにしてもよい。また、断接可能な連結機構は、作動軸とセーフティロック軸とを互いに同心的な位置関係にして、2つの連結アセンブリを互いに係合させるように構成する。この断接可能な連結機構が切断状態となったならば、セーフティロック軸は、作動軸からずれた位置に移動する。
【0011】
本発明は、航空機のドアの操作性を、また特に、航空機の乗客用ドアの操作性を、人間工学的な観点から格段に改善するものである。即ち、航空機のドアが開いているときに、乗客室の室内側の操作部材を操作すること、即ちドア枠部側に配設した駆動手段を駆動することで、ドアを駆動できるようにしており、この操作部材即ち駆動手段は、ドア枠開口に隣接した機体の胴体部分に配設される。この操作部材即ち駆動手段は、機械的に力を作用させる機内側ドアハンドルとしてもよく、或いは、キーボード操作により電気的に制御可能な、電動アクチュエータとしてもよい。
【0012】
本発明によれば、ドア枠部側に配設した機構を介して、ドアの駆動を制御することができると共に、ドア枠部側に配設したその機構を介して、ドアがラッチされた状態においてドア側のセーフティロック機構のセーフティロック軸を作動させることができ、それによって、ラッチ機構にセーフティロックをかけさせ、また、ラッチ機構のセーフティロックを解除させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
これより本発明について、その実施の形態に即して、また添付図面を参照しつつ、更に詳細に説明して行く。
【0014】
図1は、ドア1が閉じている状態(閉扉状態)を、模式的に(ドアの部分図の形で)示した図であり、この閉扉状態にあるとき、ドア1は、ドア枠部2を密閉している。ドア1は、複数のリブ100、101を備えており、それらリブは、外板102に接合されている。また、図に示したドア1の閉扉状態においては、ラッチ機構3がラッチ状態にあり、しかもそのラッチ機構3に更に、セーフティロック機構4によって、セーフティロックがかけられている。図には、ラッチ機構3の構成要素のうち、ラッチ軸30が示されており、このラッチ軸30にはストッパ手段31が固設されている。ドア1は、ドア側のラッチ手段32が、ドア枠部側のラッチ手段20と係合することによって、ラッチされる。ラッチ手段20は、閉扉状態でリブ101に隣接するドア枠部側のリブに配設される。そして、このラッチされた状態(ラッチ状態)を安全確実に維持するために、セーフティロック機構4によって、セーフティロックがかけられる。ドア1が、ラッチされた上にセーフティロックがかけられた状態(即ち、セーフティロックされたラッチ状態)にあるときには、セーフティロック軸40のセーフティロック部材41が、ストッパ手段31の係合部と当接しており、これによって、ラッチ軸30が、その位置から移動できないようになっている。更に、これも図1から明らかなように、セーフティロック軸40の一端に、ドア側の連結アセンブリ6が設けられている。連結アセンブリ6は、リブ101内またはリブ101の側部に配置される。また、閉扉状態でリブ101に隣接するドア枠部側のリブ内またはリブの側部には、ドア枠部側の連結アセンブリ7が配設される。図1では、ドア側の連結アセンブリ6と、ドア枠部側の連結アセンブリ7とが、互いに接続した状態となっている。ドア枠部側の連結アセンブリ7は、更に、ドア枠部2の構造体部分に回転可能に取付けられている作動軸8に連結しており、この作動軸8は駆動手段9に連結されている。作動軸8と駆動手段9との間の連結は、動力伝達手段を介した連結としてもよく、或いは、直接的な連結としてもよい。また、駆動手段9は、電気的に制御可能な電動アクチュエータとしてもよく、或いは、手動で操作する機内側ドアハンドル90としてもよい。以下の説明では、駆動手段9が、機内側ドアハンドル90である場合について述べて行く。
【0015】
セーフティロックされたラッチ状態にあるときには、機内側ドアハンドル90が、初期位置Aに位置している。機内側ドアハンドル90は、ドア1に取付けられているのではなく、ドア1に隣接しているドア枠部2の構造体部分に取付けられている。また、セーフティロックされたラッチ状態にあるときには、作動軸8の端部とセーフティロック軸40の端部とが、断接可能な連結機構5を介して互いに接続した状態にあり、それに伴って、作動軸8とセーフティロック軸40とは、互いに同心的な位置関係にある。
【0016】
次に、図1に示したセーフティロックされたラッチ状態から、セーフティロックされていないラッチ状態(即ち、単にラッチされているだけの状態)へ状態遷移させるために、ドア側のセーフティロック機構を、どのように作動させるかについて説明する。
【0017】
図2は、機内側ドアハンドル90を、初期位置Aから、セーフティロック解除位置ともいうべき中立位置Bへ移動させたところを示した図である。この図から明らかなように、機内側ドアハンドル90を操作してセーフティロック軸40を作動させることによって、セーフティロック部材41とストッパ手段31との係合を解除することができる。これによってラッチ機構3は、セーフティロックが解除されるが、ただしこの時点ではまだラッチは解除されていない。この状態が、機内側ドアハンドル90がいわゆる中立位置Bにあるときの状態である。
【0018】
機内側ドアハンドル90は、この中立位置Bから更に、開扉位置Cへ移動させることができるようにしてある。開扉位置Cは、機内側ドアハンドル90の移動限度位置であり、機内側ドアハンドル90をこの開扉位置Cへ移動させたならば、開扉動作が開始される。即ち、機内側ドアハンドル90が、セーフティロックされていないラッチ状態が終了する位置である、機内側ドアハンドル90がその移動限度位置に到達したならば、先ず、ラッチ機構のラッチ解除動作が開始され、それに続いて、実際にドアを開くための開扉動作が開始される。もし、その開扉動作の実行途中で、機内側ドアハンドル90が開扉位置Cから中立位置Bへ戻されたならば、その場合には、開始された開扉動作が中止される。機内側ドアハンドル90が中立位置Bへ戻されることがなければ、ドア1は開放限度位置へ揺動するように駆動される。
【0019】
図3は、機内側ドアハンドル90を操作して、その移動限度位置である開扉位置Cへ移動させたときの状態を詳しく説明するための図である。ここでは特に、ラッチ軸30とセーフティロック軸40との位置関係に注目されたい。断接可能な連結機構5は切断された状態になっている。即ち、連結アセンブリ6と連結アセンブリ7とはもはや係合状態にはない。図において、連結アセンブリ6の斜線で示した部分が、概念的に連結アセンブリ7との係合部を表しており、図1に示した状態では連結アセンブリ6の連結アセンブリ7に対する上昇運動は不能であり、連結アセンブリ7に対する図1から図2への回転に対して連結アセンブリ6と連結アセンブリ7とは連結状態を保ちつつ共に回転する。その一方で、図2に示したように、その係合部が上側へと回転した状態で、連結アセンブリ6の相対的な上昇運動が可能となっている。よって、図示しない昇降駆動機構によってラッチ軸30が回転するのと同時に上昇すると、ドア1の上昇が開始され、セーフティロック軸40が上昇して、連結アセンブリ6は連結アセンブリ7から離脱する。セーフティロック軸40は、それまで作動軸8に対して同心的な位置関係にあったものが、この状態では既に、その同心的な位置関係が失われ、それら軸の位置が互いにずれている。
【0020】
図3に関してもう1つ重要なことは、この時点ではまだ、ドア側のラッチ手段32(即ち、ローラ付レバー)が、ドア枠部側のラッチ手段20と係合した状態にあることである。そして、この係合状態が維持されたまま、ラッチ軸30が原位置から上昇しており、それに伴ってストッパ手段31の延出方向も、斜め下方へと変化している。ドア1は、昇降駆動機構によって、昇降経路の上昇限度位置まで上昇させられる。そして、ドア1がその上昇限度位置に達したときには、ドア側のラッチ手段32が、ドア枠部側のラッチ手段20から離脱する。この状態になったならば、揺動駆動機構によって、ドア1及びこのドア1を揺動可能に支持している支持アームを揺動させる動作を、開始することができる。
【0021】
ドア1を揺動させて、それが開放限度位置に達したならば、それによって開扉動作は完了するため、機内側ドアハンドル90を中立位置Bへ戻してよい。機内側ドアハンドル90は、開扉位置Cへ移動したときには、ラッチ機構のセーフティロックを解除させ、また、この開扉位置Cにあるときには、開扉動作の全体のうちの、セーフティロック解除に続いて実行する部分の動作を、制御させるようにする。尚、ここでいう、セーフティロック解除に続いて実行する部分の動作の制御は、公知のシーケンス制御方式によって行われる。
【0022】
一方、閉扉動作を開始させるには、機内側ドアハンドル90を中立位置Bから閉扉位置Dまで押し下げて、その位置Dに保持するようにする(図4)。機内側ドアハンドル90がこの閉扉位置Dへ移動されたならば、そのことが、制御手段へ通知される。そして、その制御手段が、ドアを揺動させてドア枠部の開口に嵌合させる動作と、ドア枠部の開口に嵌合したドアを降下させて閉扉状態にする動作とを制御すると共に、ドア側のラッチ手段32をドア枠部側のラッチ手段20に係合させる。これによってラッチ状態が確立される。そして、ドア1が、セーフティロックされていないラッチ状態になる。こうしてラッチ状態が確立されたならば、昇降駆動機構によってラッチ軸30が回転するのと同時に下方へ移動する。ラッチ軸30の回転によりストッパ手段31が回転し、またそれらと共に、ドア1が降下するため、このとき捕捉位置(ラッチが可能な位置)に位置しているドア枠部側の連結アセンブリ7が、ドア側の連結アセンブリ6を捕捉して、それら連結アセンブリ6、7が係合する。これによって、断接可能な連結機構5は接続状態になる。また、これによって、作動軸8とセーフティロック軸40とが、互いに同心的な位置関係になり、そして互いに接続した状態になる。機内側ドアハンドル90を、閉扉位置Dから初期位置Aへ揺動させるようにする。機内側ドアハンドル90をこのように揺動させると、セーフティロック部材41が回転してストッパ手段31と係合する。以上によって、セーフティロックされたラッチ状態が再び確立される。
【0023】
本発明によれば、ドア枠部側に配設した機械的な操作手段によって、または、固定用軸部材に連結した駆動手段によって、駆動力を、断接可能な連結機構を介して、ドア側のセーフティロック軸を備えたセーフティロック機構に伝達させ、それによってセーフティロック機構を作動させることで、ラッチ機構にセーフティロックをかけさせ、また、ラッチ機構のセーフティロックを解除させることができる。従って、ドア枠部側の機械的な操作手段から、ドア側のセーフティロック機構への駆動力の伝達は、断接可能な連結機構を介して行われる。また、この断接可能な連結機構は、ドア枠部側の連結アセンブリと、ドア側の連結アセンブリとで構成されている。ドア枠部側の連結アセンブリとして、例えば、チューリップ形の受容開口を備えた嵌合式の捕捉部材で構成することができ、ドア側の連結アセンブリとして、例えば、ローラ付レバーで構成することができる。この場合、ローラ付レバーは、捕捉部材の外形に沿って導かれて、この捕捉部材に進入して係合する。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、航空機のドアが開いているときに、ドア枠部側に配設した駆動手段を駆動することで、ドアを駆動できるので、航空機のドアの操作性を、また特に、航空機の乗客用ドアの操作性を、人間工学的な観点から格段に改善することができ、この駆動手段を操作することでドア枠部側に配設した機構を作動させて、ドア側においてセーフティロック機構を作動させることができ、それによって、ラッチ状態にあるドアにセーフティロックをかけさせること、また、そのセーフティロックを解除させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】航空機のドア構造において、ドアが閉扉状態にあり、機内側ドアハンドルが初期位置Aにある状態を示した模式的断面図である。
【図2】図1の航空機のドア構造において、機内側ドアハンドルが中立位置Bにある状態を示した図である。
【図3】図1の航空機のドア構造において、機内側ドアハンドルが開扉位置Cにある状態を示した模式的断面図である。
【図4】図1の航空機のドア構造において、機内側ドアハンドルが閉扉位置Dにある状態を示した模式的断面図である。
【符号の説明】
1 ドア
2 ドア枠部
3 ラッチ機構
4 セーフティロック機構
5 連結機構
6 ドア側の連結アセンブリ
7 ドア枠部側の連結アセンブリ
8 作動軸
9 駆動手段
20 ドア枠部側のラッチ手段
30 ラッチ軸
31 ストッパ手段
32 ドア側のラッチ手段
40 セーフティロック軸
41 セーフティロック部材
90 機内側ドアハンドル
A 初期位置
B 中立位置
C 開扉位置
D 閉扉位置

Claims (7)

  1. 航空機のドア構造におけるドア側のセーフティロック機構を作動させるための方法であって、閉扉状態において前記セーフティロック機構を作動させることで、セーフティロック軸のセーフティロック部材をラッチ機構のラッチ軸のストッパ手段の係合部に対して移動させ、それによって前記ドアの状態を単なるラッチ状態とセーフティロックされたラッチ状態との間で状態遷移させるようにし、更に、前記セーフティロック機構を作動させるための駆動力を、前記セーフティロック軸に断接可能に接続される駆動手段によって発生させるようにした方法において、
    ドア側に配設したセーフティロック機構(4)のセーフティロック軸(40)を、ドア枠部側に配設した駆動手段(9)によって、断接可能な連結機構(5)を介して作動させることにより、単なるラッチ状態とセーフティロックされたラッチ状態との間で状態遷移させ
    前記駆動手段(9)は、連結機構(5)と機械的に連結されるドアハンドル(90)であり、
    ドアハンドル(90)が初期位置(A)にあるときに、セーフティロックされたラッチ状態となるように連結機構(5)を介してセーフティロック軸(40)が調整され、ドアハンドル(90)が初期位置(A)から中立位置(B)に移動されたときに、単なるラッチ状態になるように連結機構(5)を介してセーフティロック軸(40)が調整され、ドアハンドル(90)が開扉位置(C)に移動されたときに、連結機構(5)を切断した状態でドア(1)を開扉状態とし、ドアハンドル(90)が中立位置(B)及び開扉位置(C)とは異なる閉扉位置(D)に移動されたときに、ドア(1)を閉扉状態とし、連結機構(5)を接続することを特徴とする方法。
  2. 前記駆動手段(9)に連結される作動軸(8)が、ドア(1)とドア枠部(2)との間に配設した断接可能な連結機構(5)を介して、前記ドア側のセーフティロック機構(4)のセーフティロック軸(40)に接続されるようにし、更に、前記駆動手段(9)が前記断接可能な連結機構(5)を作動させることで、セーフティロックされたラッチ状態においては前記作動軸(8)と前記セーフティロック軸(40)とが同心的な位置関係にあって互いに接続された状態にあるようにし、セーフティロックされていないラッチ状態においては前記作動軸(8)と前記セーフティロック軸(40)とが切断状態にあって互いの位置がずれているようにすることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 航空機のドア構造におけるドア側のセーフティロック機構を作動させるための装置であって、閉扉状態において前記セーフティロック機構のセーフティロック軸のセーフティロック部材がラッチ機構のラッチ軸のストッパ手段の係合部に対して相対的に移動されるようにしてあり、前記セーフティロック機構が前記ラッチ機構を、単なるラッチ状態とセーフティロックされたラッチ状態との間で状態遷移させるようにしてあり、更に、前記セーフティロック機構が駆動手段によって作動されるようにしてある装置において、
    ドア側に配設してある前記セーフティロック軸(40)を、ドア(1)とドア枠部(2)との間に配設してある断接可能な連結機構(5)を介して、ドア枠部側に配設してありしかも作動軸(8)に連結している駆動手段(9)に、断接可能に接続するようにしてあり、
    前記駆動手段(9)は、作動軸(8)と機械的に連結されるドアハンドル(90)であり、
    ドアハンドル(90)が初期位置(A)にあるときに、セーフティロックされたラッチ状態となるように連結機構(5)を介してセーフティロック軸(40)が調整され、ドアハンドル(90)が初期位置(A)から中立位置(B)に移動されたときに、単なるラッチ状態になるように連結機構(5)を介してセーフティロック軸(40)が調整され、ドアハンドル(90)が開扉位置(C)に移動されたときに、連結機構(5)を切断した状態でドア(1)を開扉状態とし、ドアハンドル(90)が中立位置(B)及び開扉位置(C)とは異なる閉扉位置(D)に移動されたときに、ドア(1)を閉扉状態とし、連結機 構(5)を接続することを特徴とする装置。
  4. 前記ドアハンドル(90)が、機械的に力を作用されるものであることを特徴とする請求項3記載の装置。
  5. 前記断接可能な連結機構(5)が、ドア枠部側に配設した連結アセンブリ(7)と、ドア側に配設した連結アセンブリ(6)とで構成されており、前記ドア枠部側の連結アセンブリ(7)は前記作動軸(8)に連結されており、前記ドア側の連結アセンブリ(6)は前記セーフティロック軸(40)に連結されていることを特徴とする請求項3または4記載の装置。
  6. 前記ドア枠部側の連結アセンブリ(7)が嵌合式の捕捉部材で構成されており、前記ドア側の連結アセンブリ(6)がローラ付レバーで構成されていることを特徴とする請求項記載の装置。
  7. 前記断接可能な連結機構(5)が、前記作動軸(8)と前記セーフティロック軸(40)とを互いに同心的な位置関係にして、前記2つの連結アセンブリ(6、7)を互いに係合させるように構成されていることを特徴とする請求項5または6記載の装置。
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