JP4092457B2 - 高層建築物における縦管の接続工法 - Google Patents

高層建築物における縦管の接続工法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高層建築物において例えば給湯管、排水管等の各種の配管を高層建築物内で縦方向に接続して配管するための高層建築物における縦管の接続工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高層建築物である高層鉄筋コンクリート建築物(以下、建築物と称する。)を建築する際、給湯管、排水管等の各種の配管は鉄筋を組んで躯体を構成した段階で、躯体に形成した縦管配設空間に約10mの縦管をタワークレーンを用いて吊り降ろし、下層に立設した既設縦管に上層の縦管を順次接続する工法が採られている。そして、この縦管の施工法に関しては、例えば特公平2−6904号公報、特開平4−258463号公報、特開平7−62884号公報等により種々の技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、躯体内で縦管を縦方向に接続する場合、躯体の各階層の高さは設計上の高さ位置に対して誤差が生じることは避けられないの対して、縦管の長さ寸法は正確であるため、既設の縦管に縦管を吊り降ろしながら接続する位置に誤差が生じている。しかも、従来の縦管接続工法にあっては、チェーンブロックやクレーンによって既設縦管のフランジに向けて吊り下ろした配管のフランジを吊り下げたまま位置合わせしてフランジ接合してしまうことから、当該高さ方向の誤差に対する縦管の高さの微調整は実質上不可能である。
【0004】
このため、既設縦管に接続すべき縦管が衝突して縦管が屈曲したり、歪んだりする事態を招いているし、接続する縦管同士の間に挟装するパッキンが衝撃で損傷を受けるといった問題もある。また、従来技術では、縦管の荷重を階層構成梁で受承するための荷重受け金具は配管した後に設ける後付け作業であるため、接続作業中は荷重を仮受け手段で一旦受けておかなければならないため、安全性に欠けるという欠点と作業工数が嵩むという欠点がある。
【0005】
本発明は、上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもので、既設縦管に上方から縦管を接続する際に、建築物の躯体自体の誤差に対しても接続すべき縦管を既設縦管に微調整しながら接続することにより、縦管の屈曲や歪み、パッキンの損傷といった問題の発生を解消することができるし、縦管配設空間を閉塞する床形成を耐火性を持たせた状態で容易に行うことも可能であり、更に地震やウオータハンマ等の種々の原因により縦管が受ける振動を階層構成梁に伝播して躯体に悪影響を及ぼすのを防止できるようにした高層建築物における縦管の接続工法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された本発明の手段は、高層建築物内に縦方向に縦管1を接続して配管する縦管の接続工法であって、縦管挿通穴14Aを有する縦管支持缶体11を縦管接続位置に対応する前記建築物の階層構成梁51に架設材28を掛架することにより設置し、接続すべき縦管1の外周面に前記縦管支持缶体11に定着するための縦管固定部2を設け、該縦管固定部2に縦管仮置き部材3を着脱可能に設けると共に、昇降可能な調整ボルト9を有する縦管高さ調整手段5を設け、前記建築物に形成した縦管配設空間53に既設縦管に向けて吊り降ろした前記縦管1を、前記縦管仮置き部材3を介して前記縦管支持缶体11に一旦支持させ、前記縦管高さ調整手段5の調整ボルト9を前記縦管支持缶体11に支承させた状態で作動することにより下方縦管に対する前記縦管1の高さ調整を行った後、前記縦管仮置き手段3を取り外し、再度該縦管高さ調整手段5の調整ボルト9を作動して該縦管1を前記既設縦管に衝合して接続した後、前記縦管固定部2と縦管支持缶体11をボルト・ナット4により締着することからなる。
【0007】
そして、前記縦管支持缶体は、縦管挿通穴を有する有底の枠体からなり、前記階層構成梁に固定する定着船型枠と、縦管挿通口を有する枠体からなり、該定着船型枠に防振機構を介して支持された状態で前記縦管の縦管固定部と連結される縦管支持枠とから構成するとよい。
【0008】
また、前記定着船型枠は、外枠部と、縦管挿通穴が形成してある底部と、該底部に立設され、前記縦管が遊挿する筒部とから構成し、内部をコンクリート打設部とし、前記筒部と縦管の隙間は耐火材充填部とした構成にするとよい。
【0009】
また、前記縦管固定部は、前記縦管の外周面に突設した固定板と、該固定板に穿設したボルト挿通穴と、該ボルト挿通穴から前記縦管支持缶体に挿通して締結する締着ボルトとから構成するとよい。
【0010】
また、前記縦管高さ調整手段は、前記縦管固定部に固着した軸支持板と、該軸支持板に螺合されて昇降し、軸端が前記縦管支持缶体に当接する調整ボルトとから構成するとよい。
【0011】
更に、前記縦管配設空間に上方から吊り降ろす縦管は、底板に縦管挿通穴を有する有底の枠部に縦管遊挿筒を立設し、内部をコンクリート打設部とし、前記縦管遊挿筒と縦管の隙間は耐火材充填部としてなる船型フレームと、該船型フレームに設けられ、前記縦管を着脱可能に支持する縦管拘持部とから構成してなる縦管拘持缶体により支持し、該縦管拘持缶体は前記縦管支持缶体を設置する階層構成梁と異なる階層構成梁に架設材を掛架することにより設置するようにするとよい。
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。図1乃至図4において、51、52は高層鉄筋コンクリート建築物(以下、建築物と略称する。)の躯体に構成される複数階の一部であるn階、n−1階の各階層構成梁を示し、建築物内には該階層構成梁51、52に対して吹き抜け状に縦管配設空間53が縦方向に形成してある。
【0013】
1A、1B、1C、1Dは前記縦管配設空間53内に縦方向に設置する4本の縦管を示す。該縦管1A、1B、1C、1D(以下、場合により縦管1と総称する。)の各々は例えば給湯、給水、排水、空調に使用するためのもので、該縦管1は例えば3階層等の複数階層に亘る約10mの長さのものからなり、下方から上方に向けて各既設縦管に順次接合することにより建築物内に配管するものである。
【0014】
2、2は縦管1の一方の軸端側に直径方向に離間して外周面に設けた一対の縦管固定部で、該各縦管固定部2は縦管1の周方向に離間して軸方向に平行に突設した一対のブラケット2A、2Aと、該一対のブラケット2A、2Aの下端に連結した固定板2Bとから略凵状に形成してあり、該固定板2Bにはボルト穴(但し、図示せず。)が穿設してある。
【0015】
3は前記各縦管固定部2の固定板2Bにボルト・ナット4により着脱可能に設けた縦管仮置き手段としての冂型チャンネル材を示す。該チャンネル材3は固定板2Bの下面に設けられて縦管1から径方向外側に突出した状態をなしている。
【0016】
5、5は縦管の直径方向に離間して各縦管固定部2に設けた一対の縦管高さ調整手段を示し、該一対の縦管高さ調整手段5、5は縦板部6Aと横板部6Bから略L字状に形成し、縦管固定部2のブラケット2A、2A外側面に溶接手段によって固着した略L字状の軸支持板6と、該軸支持板6の横板部6Bに穿設したボルト挿通穴7と、横板部6Bの下面に該ボルト挿通穴7と同軸に固着したナット8と、ボルト挿通穴7に上方から挿入されて該ナット8に螺入され、軸端9Aが下方に突出する調整ボルト9とから構成してあり、調整ボルト9は下降させると軸端9Aがチャンネル材3よりも下方に突出するようにしてある。
【0017】
次に、11は縦管配設空間53内で縦管1を階層構成梁51に支持させるための縦管支持缶体を示し、該縦管支持缶体11は縦管配設空間53を下降可能な外形寸法に設定してある。12は該縦管支持缶体11を構成する定着船型枠で、該定着船型枠12は前板13A、後板13B及び左右の側板13C、13Cとからなる横長矩形状の外枠部13と、縦管1A、1B、1C、1D、が挿通する位置に対応して4個の縦管挿通穴14Aが形成してある底板14と、外枠部13と同じ高さの円筒体からなり、縦管挿通穴14Aの各開口縁に沿って該底板14に立設された縦管遊挿筒15とから構成してあり、定着船型枠12の内部はコンクリート打設部12Aに、各縦管遊挿筒15と縦管1の隙間は例えばロックウール等の耐火材を充填する耐火材充填部12Bになっている。
【0018】
16は縦管支持缶体11を構成し、定着船型枠12の上方に配置した縦管支持枠を示し、該縦管支持枠16は前、後板17A、17B及び左右側板17C、17Cから構成され、内側開口が縦管挿通口17Dになった平面略矩形の枠部17と、枠状平板からなり、該枠部17の下端に固着されて外側に張出した連結板18と、枠状平板からなり、枠部17の上端に固着されて外側に張出した支持板19とから構成してある。
【0019】
図10において、20、20、・・・は前記縦管支持枠16を定着船型枠12に支持させると共に、縦管1から縦管支持枠16に伝わる振動が定着船型枠12に伝搬するのを防止するための複数の横方向防振機構で、該各横方向防振機構20は定着船型枠12の前、後板13A、13Bの長手方向に離間して配置され、上部側21Aを上方に突出した状態で固着された縦長矩形状の平板鋼板からなる連結片21と、該連結片21から内向きに突設された上、下一対の支承片22、23と、該支承片22、23の内面に取着され、縦管支持枠16の連接板18を挟持する一対の横揺れ防振ゴム24、24とから構成してある。
【0020】
また、図6、図7及び図9において、25、25、・・・は縦管1に縦方向に生じる振動を船型枠12と縦管支持枠16との間で吸収するための複数の縦方向防振機構で、該各縦方向防振機構25は船型枠12の外枠部13上端と縦管支持枠16の連接板18との間に挟装した防振ゴムからなる肉厚円筒状の弾性吸収体26と、該弾性吸収体26を貫通して該外枠部13上端から連接板18に挿通して締着した連結ボルト27とから構成してある。そして、上述の構成からなる複数の縦方向防振機構25、25、・・は縦管支持缶体11の長手方向に離間して配設してある。
【0021】
更に、28、28は上述の構成からなる縦管支持缶体11を階層構成梁51に掛架するための一対の架設材を示す。架設材28、28は定着船型枠12の外枠部13を構成する両側板13C、13Cに回動可能に軸支してあり、縦管支持缶体11を縦管配設空間53内で吊り降ろす際には縦方向に回転させて略垂直状態にし、所定の設置階層で水平状態に回転して両端側28A、28Aを階層構成梁51に掛架して締結することにより縦管支持缶体11を設置することができる。
【0022】
なお、29、29は外枠部13の幅手方向側面に固着したデッキプレートである。
【0023】
次に、図1において、31は縦管配設空間53に上方から吊り降ろす際の複数の縦管1A、1B、1C、1Dを平行の状態に支持し、また縦管支持缶体11を架設材28、28を介して設置する階層構成梁51と異なる階層構成梁52に縦管1を支持させるための縦管拘持缶体で、該縦管拘持缶体31は縦管配設空間53を下降可能な外形寸法に設定してある。
【0024】
更に、図11及び図12において、32は該縦管拘持缶体31を構成し、階層構成梁52に定着する船型フレームで、該船型フレーム32は前、後板33A、33Bと、左右の側板33C、33Cとからなる横長矩形状の枠部33と、縦管1A、1B、1C、1D、が挿通する位置に対応して4個の縦管挿通穴34A、34A、・・が形成してある底板部34と、各開口縁に沿って該底板部34に立設された前記枠部33と同じ高さの円筒体からなる縦管遊挿筒35、35、・・とから構成してあり、船型フレーム32の内部はコンクリート打設部32Aに、各縦管遊挿筒35と縦管1の隙間は耐火材充填部32Bにすることにより、階層を区画するようにしてある。
【0025】
36は上記船型フレーム32に固着され、縦管1を着脱可能に支持する縦管拘持部を示す。該縦管拘持部36は横長の平板からなる固定板37Aの一端からボルト締着板37Bが起立した略L字状の支持板材37と、拘持板37Bに両端側がナットを介して締着され、拘持板37Bとの間に縦管1A、1B、1C、1Dを拘持するUボルト38、38、・・とから構成してある。そして、支持板材37は枠部33の後部から縦管遊挿筒35、35、・・の後側上端を覆った状態で固着してある。
【0026】
図2乃至図12において、39、39は上述の構成からなる縦管拘持缶体31を階層構成梁52に掛架するための一対の架設材で、該架設材39、39は船型フレーム32の長手方向両端に回動可能に軸支してあり、その作用は縦管支持缶体11に軸支した架設材28、28と同じである。
【0027】
次に、図1乃至図3において、本実施の形態に係る接続工法について説明する。先ず、縦管1を既設縦管と接続する縦管接続位置に対応する階層構成梁51に縦管支持缶体11を定着する。この場合、縦管高さ調整手段5の調整ボルト9、9はチャンネル材3より上昇させた状態にしてある(図2乃至図4参照)。縦管支持缶体11は架設材28、28を縦方向に回動した状態で図示しないクレーンにより吊り降ろし、架設材28、28を水平状態に回動して両端側28A、28Aを階層構成梁51に掛架して締結する。しかる後、4本の縦管1A、1B、1C、1Dは縦管拘持缶体31で平行に拘持した状態で、タワークレーンにより躯体の縦管配設空間53に上方から吊り降ろす(図1参照)。
【0028】
そして、吊り降ろす縦管1を縦管支持缶体11に上方から挿入し、チャンネル材3を縦管支持缶体11に一旦支持させる(図5参照)。次に、図12に示す縦管拘持缶体31のUボルト38を緩め、縦管1を縦方向に昇降自在な状態にし、縦管高さ調整手段5の各調整ボルト9を縦管支持缶体11に支承させた状態で回動し、作動チャンネル材3より下方に突出させて既設縦管に対する縦管1の高さ調整を行う。そして、縦管固定部2からチャンネル材3を取り外した後(図6参照)、再度調整ボルト9を昇降させることにより縦管1の高さを微調整し、既設縦管に接合して連結し、縦管固定部2を縦管支持枠16に係止させてボルト・ナット4により締着する(図7参照)。最後に、各調整ボルト9を軸支持板6から取り外し、縦管拘持缶体31のUボルト38を締めつけて階層構成梁52に強固に支持させる。
【0029】
上記縦管接続工程が終了したら、階層のコンクリート打設によるスラブ形成作業の際に、縦管支持缶体11及び縦管拘持缶体31の各コンクリート打設部12A、32AにコンクリートAを打設し、縦管1と縦管遊挿筒15の隙間の耐火材充填部12B及び縦管1と縦管遊挿管35の隙間の耐火材充填部32Bにロックウールやアスファルト等の耐火材Bを充填して階層間の耐火性を確保する。
【0030】
【発明の効果】
本発明は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
(1)既設縦管に上方から縦管を接続する際、縦管に着脱可能に設けた縦管仮置き部材により縦管支持缶体を介して階層構成梁に支持させ、調整ボルトにより縦管の高さの微調整を行うことにより既設縦管に縦管を緩やかに当接させるようにしたから、衝撃による縦管の屈曲や歪み、パッキンの損傷といった問題を確実に解消することができる。
(2)接続工法に用いる縦管支持缶体は、船型フレームにコンクリートを打設し、隙間に耐火材を充填することで縦管配設空間のスラブを実質的に閉塞し、耐火性を備えた状態で各階層間を遮断するから、高層建築物の火災において縦管配設空間が炎道や煙道になる事態を解決することができる。
(3)接続工法に用いる縦管支持缶体は、階層構成梁に固定する定着船型枠に対して縦管を支持する縦管支持枠は防振機構を介して支持する構成にしたから、地震やウオータハンマ等の種々の原因により縦管が受ける振動が階層構成梁に伝播して躯体に悪影響を及ぼすのを防止することができる。
(4)接続工法において縦管を係脱可能に支持する縦管拘持缶体を用いることにより、縦管の微調整を容易に行うことができるし、耐火性を備えているから縦管配設空間が炎道や煙道になる事態を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る接続工法の施工状態を示す説明図である。
【図2】接続工法に用いる縦管支持缶体、縦管固定部、縦管仮置き部材及び縦管高さ調整手段を示す正面図である。
【図3】図2中の要部拡大図である。
【図4】図2中のIV−IV矢示方向断面図である。
【図5】縦管固定部を介して縦管を縦管支持缶体に支持させた状態の説明図である。
【図6】縦管高さ調整手段により縦管を縦管支持缶体に支持させ縦管固定部を外した状態の説明図である。
【図7】縦管固定部を縦管支持缶体に連結して縦管を支持させた状態の説明図である。
【図8】図7中のVIII−VIII矢示方向断面図である。
【図9】図7中のIX−IX矢示方向断面図である。
【図10】図7中のX−X矢示方向断面図である。
【図11】接続工法に用いる縦管拘持缶体の斜視図である。
【図12】縦管拘持缶体の縦断面図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D 縦管
2 縦管固定部
2B 固定板
2C ボルト挿通穴
3 チャンネル材
4 ボルト・ナット
5 縦管高さ調整手段
6 軸支持板
9 調整ボルト
11 縦管支持缶体
12 定着船型枠
12A コンクリート打設部
12B 耐火材充填部
13 外枠部
14 底板
15 縦管遊挿筒
16 縦管支持枠
20 横方向防振機構
25 縦方向防振機構
31 縦管拘持缶体
32 船型フレーム
32A コンクリート打設部
32B 耐火材充填部
34A 縦管挿通穴
36 縦管拘持部
51、52 階層構成梁
53 縦管配設空間

Claims (6)

  1. 高層建築物内に縦方向に縦管を接続して配管する縦管の接続工法であって、縦管挿通穴を有する縦管支持缶体を縦管接続位置に対応する前記建築物の階層構成梁に架設材を掛架することにより設置し、接続すべき縦管の外周面に前記縦管支持缶体に定着するための縦管固定部を設け、該縦管固定部に縦管仮置き部材を着脱可能に設けると共に、昇降可能な調整ボルトを有する縦管高さ調整手段を設け、前記建築物に形成した縦管配設空間に既設縦管に向けて吊り降ろした前記縦管を、前記縦管仮置き部材を介して前記縦管支持缶体に一旦支持させ、前記縦管高さ調整手段の調整ボルトを前記縦管支持缶体に支承させた状態で作動することにより下方縦管に対する前記縦管の高さ調整を行った後、前記縦管仮置き手段を取り外し、再度該縦管高さ調整手段の調整ボルトを作動して該縦管を前記既設縦管に衝合して接続した後、前記縦管固定部と縦管支持缶体をボルト・ナットにより締着してなる高層建築物における縦管の接続工法。
  2. 前記縦管支持缶体は、縦管挿通穴を有する有底の枠体からなり、前記階層構成梁に固定する定着船型枠と、縦管挿通口を有する枠体からなり、該定着船型枠に防振機構を介して支持された状態で前記縦管の縦管固定部と連結される縦管支持枠とから構成してあることを特徴とする請求項1記載の高層建築物における縦管の接続工法。
  3. 前記定着船型枠は、外枠部と、縦管挿通穴が形成してある底部と、該底部に立設され、前記縦管が遊挿する筒部とから構成し、内部をコンクリート打設部とし、前記筒部と縦管の隙間は耐火材充填部としてあることを特徴とする請求項2記載の高層建築物における縦管の接接続工法。
  4. 前記縦管固定部は、前記縦管の外周面に突設した固定板と、該固定板に穿設したボルト挿通穴と、該ボルト挿通穴から前記縦管支持缶体に挿通して締結する締着ボルトとから構成してあることを特徴とする請求項1記載の高層建築物における縦管の接続工法。
  5. 前記縦管高さ調整手段は、前記縦管固定部に固着した軸支持板と、該軸支持板に螺合されて昇降し、軸端が前記縦管支持缶体に当接する調整ボルトとから構成したことを特徴とする請求項1記載の高層建築物における縦管の接続工法。
  6. 前記縦管配設空間に上方から吊り降ろす縦管は、底板に縦管挿通穴を有する有底の枠部に縦管遊挿筒を立設し、内部をコンクリート打設部とし、前記縦管遊挿筒と縦管の隙間は耐火材充填部としてなる船型フレームと、該船型フレームに設けられ、前記縦管を着脱可能に支持する縦管拘持部とから構成してなる縦管拘持缶体により支持し、該縦管拘持缶体は前記縦管支持缶体を設置する階層構成梁と異なる階層構成梁に架設材を掛架することにより設置するようにしたことを特徴とする請求項1記載の高層建築物における縦管の接続工法。
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