JP4092117B2 - 建物のための制振用油圧ダンパ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリンダ本体内を軸方向に摺動するピストンの両側に形成された二つの作動室間を連通する流路を流れる作動油を制御弁装置で制御して、地震や風などの振動外力を減衰させる建物のための制振用油圧ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の制振用油圧ダンパは、例えば、特開平10−274271号公報に示されている。同公報に示されている制振用油圧ダンパにおいては、シリンダ本体の外周面(ピストン軸方向に直交する方向の端面)に、両作動室にそれぞれ連通する二つの流路を開口させるとともに、制御弁装置を着脱自在に取付けて、二つの流路と制御弁装置をシリンダ本体の外周面にて接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の制振用油圧ダンパでは、図8にて概略的に例示したように、制振用油圧ダンパ1のシリンダ本体1aが建物2の柱2aに連結ジョイントJを介して連結されるとともに建物2の梁2bにブラケットを介して支持され、シリンダ本体1a内のピストン(図示省略)と一体的に軸方向に移動するピストンロッド1bが建物2のV型ブレース2cに連結ジョイントJを介して連結されて使用される。また、シリンダ本体1aから上方に突出するようにして制御弁装置1cが取付けられていて、制御弁装置1cがピストン軸方向と直交する方向(ピストン径方向)に突出する構成である。このため、レイアウト上施工が困難になるおそれがあるばかりか、制御弁装置1cが外部の他の部材等と衝突する可能性があって、改善の余地がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した問題に対処すべく、シリンダ本体内を軸方向に摺動するピストンの両側に形成された二つの作動室間を流路により連通し、この流路を流れる作動油を制御弁装置により制御することによって、建物の振動を減衰させるように構成した建物のための制振用油圧ダンパにおいて、前記シリンダ本体の一方の軸方向端面に、前記両作動室にそれぞれ連通する二つの流路を開口させるとともに、前記制御弁装置を着脱自在に取付けて、前記流路を前記制御弁装置に接続し、かつ、前記シリンダ本体の一方の軸方向端部に、前記制御弁装置を内部に収装して軸方向に延びる中空状の連結部材を連結し、さらに、前記シリンダ本体の一方の軸方向端部が前記連結部材を介して建物の柱と梁の一方の隅に連結されるとともに、前記ピストンと一体的に軸方向に移動し軸方向に延びるピストンロッドが前記シリンダ本体外に突出する端部にて前記一方の隅と斜めに対向する柱と梁の他方の隅に連結されていて、前記制御弁装置は、前記シリンダ本体の一方の軸方向端面に着脱可能に取付けられたベース部材と、このベース部材に組付けられて前記両作動室間での作動油の流通を制御する弁を備えていることに特徴がある。
【0005】
【発明の作用・効果】
本発明による制振用油圧ダンパにおいては、シリンダ本体の一方の軸方向端面に、両作動室にそれぞれ連通する二つの流路を開口させるとともに、制御弁装置を着脱自在に取付けて、前記流路を前記制御弁装置に接続し、かつ、前記シリンダ本体の一方の軸方向端部に、前記制御弁装置を内部に収装して軸方向に延びる中空状の連結部材を連結し、さらに、前記シリンダ本体の一方の軸方向端部が前記連結部材を介して建物の柱と梁の一方の隅に連結されるとともに、前記ピストンと一体的に軸方向に移動し軸方向に延びるピストンロッドが前記シリンダ本体外に突出する端部にて前記一方の隅と斜めに対向する柱と梁の他方の隅に連結されていて、前記制御弁装置は、前記シリンダ本体の一方の軸方向端面に着脱可能に取付けられたベース部材と、このベース部材に組付けられて前記両作動室間での作動油の流通を制御する弁を備えているため、全体としてピストン軸方向と直交する方向に突出する形状とならない。したがって、レイアウト上の自由度を向上することができるとともに、制御弁装置が外部の他の部材等と衝突することを防止することができる。
【0006】
また、シリンダ本体の一方の軸方向端面に、二つの流路を開口させるとともに、制御弁装置を着脱自在に取付けて、二つの流路を制御弁装置に接続しているため、シリンダ本体の一方の軸方向端面に制御弁装置を取付けることで、ピストンの両側に形成された二つの作動室と制御弁装置に設けた接続ポートとを連通させることが可能であって、制御弁装置のシリンダ本体への取付けとは別に、二つの作動室と制御弁装置に設けた接続ポートとを連通させるための配管作業が不要であり、制振用油圧ダンパの組立工数の増大を抑制することが可能である。
【0007】
また、制御弁装置を内部に収装して軸方向に延びる中空状の連結部材を、シリンダ本体の一方の軸方向端部に連結しているため、制御弁装置を連結部材で覆って外部に露出しない構成とすることができて、当該制振用油圧ダンパの外観をシンプルとすることが可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明による制振用油圧ダンパ100を示していて、この制振用油圧ダンパ100は、図7にて概略的に例示したように、制振用油圧ダンパ100のシリンダ本体10が建物200の柱201と梁202の上隅に設けたコーナ部材203に連結部材20と斜めブレース300と連結ジョイントJを介して連結され、またシリンダ本体10内のピストン31と一体的に軸方向に移動し軸方向に延びるピストンロッド32がシリンダ本体10外に突出する端部にて建物200の柱201と梁202の下隅に設けたコーナ部材204に連結ジョイントJを介して連結されて使用される。
【0009】
制振用油圧ダンパ100は、上記したシリンダ本体10,連結部材20,ピストン31,ピストンロッド32を備えるとともに、制御弁装置Voを備えている。シリンダ本体10は、筒部材11と、この筒部材11の両端開口を閉塞する蓋部材12,13を備えるとともに、連結パイプ14と、一対の連結ブロック15,16と、カバー17を備えている。
【0010】
一方の蓋部材12は、ピストンロッド32を軸方向に摺動可能に支持していて、ピストン31の一側に形成された作動室R1に直接的に連通する流路12aを有するとともに、ピストン31の他側に形成された作動室R2に間接的に連通する流路12bを有していて、各流路12a,12bはシリンダ本体10の一方の軸方向端面(蓋部材12の端面)に開口している。他方の蓋部材13は、ピストンロッド32を軸方向に摺動可能に支持していて、ピストン31の他側に形成された作動室R2に直接的に連通する流路13aを有しており、この流路13aは連結ブロック16に設けた流路16aと、連結パイプ14と、連結ブロック15に設けた流路15aを通して蓋部材12の流路12bに連通している。
【0011】
連結パイプ14は、一対の連結ブロック15,16によって保持されていて、連結ブロック15の流路15aと連結ブロック16の流路16aを連通させている。一方の連結ブロック15は、その流路15aが蓋部材12の流路12bに連通するようにして蓋部材12に組付けられている。他方の連結ブロック16は、その流路16aが蓋部材13の流路13aに連通するようにして蓋部材13に組付けられている。カバー17は、連結パイプ14を覆うようにコ字状に形成されていて、各連結ブロック15,16を各蓋部材12,13に組付けるためのボルトを用いて両連結ブロック15,16に組付けられている。
【0012】
連結部材20は、図1及び図3に示したように、筒部材21と連結筒22を備えていて、筒部材21にてシリンダ本体10の一方の軸方向端部に連結されるとともに、連結筒22にて斜めブレース300の端部に連結されており、制御弁装置Voを内部に収装して軸方向に延びている。
【0013】
ピストン31は、シリンダ本体10内にてピストンロッド32に一体的に設けられていて、シリンダ本体10内を軸方向に摺動可能であり、その両側に二つの作動室R1,R2を形成している。また、ピストン31には、一対のリリーフ弁33,34が内蔵されていて、各リリーフ弁33,34により各作動室R1,R2内の最高圧が規定されている。なお、ピストン31とピストンロッド32の位置はストロークセンサ39によって検出可能である。
【0014】
制御弁装置Voは、図1〜図6に示したように、ベース部材91およびこれに5個のねじ92で組付けたブロック部材93と、両作動室R1,R2間での作動油の流通を制御する一対のパイロット操作式開閉弁50,60を備えるとともに、これらの開閉弁50,60とは別に両作動室R1,R2間での作動油の流通を制御する一対のチェック弁41,42、一対の絞り43,44、一対のリリーフ弁45,46およびアキュムレータ47と、絞り48および断電時開放弁49とを備えていて、ベース部材91にて4個のねじ94を用いてシリンダ本体10の一方の軸方向端面に着脱可能に取付けられている。
【0015】
各チェック弁41,42は、図2および図6にて示したように、各絞り43,44と各リリーフ弁45,46に対して並列に設けられていて、アキュムレータ47から各作動室R1,R2への作動油の流れを許容し、各作動室R1,R2からアキュムレータ47への作動油の流れを阻止するようになっている。各絞り43,44は、作動油の流れ(アキュムレータ47に向けての流れ)を制限して許容するようになっている。
【0016】
各リリーフ弁45,46は、各絞り43,44に対して直列に設けられていて、両作動室R1,R2間での作動油の流動を制御して所定速度以上の揺れに対しては速度にほぼ無関係な略一定の減衰力が得られるようにするためのものであり、互いに逆向きに設けられていることを除いて同一構成であって、設定値にてリリーフ作動して作動油をアキュムレータ47に向けて流す(逃がす)ようになっている。なお、各リリーフ弁45,46がリリーフ作動しない領域においては、両作動室R1,R2間での作動油の流動が両パイロット操作式開閉弁50,60によって制御されて、建物の揺れの速度に応じた減衰力が得られる。
【0017】
アキュムレータ47は、図1に示したように連結部材20の長手方向に延在していて、図3及び図6に示したように、ベース部材91に4個のねじ95を用いて着脱可能に取付けられている。また、アキュムレータ47には、図1及び図3に示したように、そのピストンロッド47aと係合するリミットスイッチSoが付設されていて、このリミットスイッチSoによりアキュムレータ47内の作動油が洩れ等により減少した際の異常を検出可能となっている。
【0018】
断電時開放弁49は、停電等の断電時(通電異常時)に機能する電磁開閉弁であり、図2に示したように、パイロット操作式開閉弁50,60に対して並列に設けられていて、通常時には通電によりソレノイド49aが励磁されて閉状態にあり、両作動室R1,R2間の連通を遮断する。また、停電等の断電時には非通電によりソレノイド49aが非励磁となって開作動し、両作動室R1,R2間を絞り48を介して連通する。
【0019】
パイロット操作式開閉弁50,60は、互いに逆向きに設けられていることを除いて同一構成であって、両作動室R1,R2間での作動油の流通を制御して減衰力を発生させるものである。一方の開閉弁50は、図2〜図4に示したように、ブロック部材93に組付けた主弁体51、固定絞り52、可変絞り弁53および電磁操作式パイロット弁54と、主弁体51に組付けた絞り55と第1,第2逆止め弁56,57を備えている。他方の開閉弁60は、図2および図3に示したように、ブロック部材93に組付けた主弁体61、固定絞り62、可変絞り弁63および電磁操作式パイロット弁64と、主弁体61に組付けた絞り65と第1,第2逆止め弁66,67を備えている。
【0020】
各主弁体51,61と各固定絞り52,62は、ブロック部材93に組付けられていて、ブロック部材93に設けた主流路71と72間を流れる作動油を制御する。一方の主流路71は、図4および図5に示したように、ベース部材91に設けた流路81に連通していて、同流路81の端部すなわち接続ポート81aは蓋部材12に設けた流路12aを通して作動室R1に連通している。他方の主流路72は、図1、図4および図5に示したように、ベース部材91に設けた流路82に連通していて、同流路82の端部すなわち接続ポート82aは蓋部材12に設けた流路12bと、連結ブロック15に設けた流路15aと、連結パイプ14と、連結ブロック16に設けた流路16aと、蓋部材13に設けた流路13aを通して作動室R2に連通している。
【0021】
各可変絞り弁53,63と各電磁操作式パイロット弁54,64は、ブロック部材93に組付けられていて、ブロック部材93に設けたパイロット流路73,74を流れる作動油を制御する。また、各電磁操作式パイロット弁54,64は、2ポート二位置電磁開閉弁であり、その開閉作動は、図1および図2に示したように、ピストン31と一体的に往復動するピストンロッド32の軸方向移動(変位)を検出するストロークセンサ39とシリンダ本体10内の両作動室R1、R2内油圧をそれぞれ検出する両圧力センサS1,S2からの各検出信号に基づいて弁開閉指令信号を出力する制御回路ECUによって制御されるようになっている。なお、各圧力センサS1,S2は、ベース部材91に組付けられていて、ベース部材91に設けた各流路81,82から各分岐流路83,84と85,86を通して各作動室R1、R2内の油圧が付与される(図5および図6参照)。
【0022】
一方の分岐流路83は、図2、図4〜図6から明らかなように、チェック弁41の流出側で絞り43の流入側に連通している。また、他方の分岐流路84は、図2、図5および図6から明らかなように、チェック弁42の流出側で絞り44の流入側に連通している。なお、両チェック弁41,42の流入側とアキュムレータ47の貯油室47bに連通している流路47cは、図2、図4および図6に示したように、ベース部材91に設けた流路87を通してブロック部材93に設けた流路75に連通している。
【0023】
上記のように構成した本実施形態の制振用油圧ダンパ100においては、その通常使用時に地震や風等の振動外力が作用してシリンダ本体10内にてピストン31が往復動すると、何れか一方の作動室R1またはR2の圧力が上昇して同作動室から何れか他方の作動室R2またはR1に向けて作動油が流動し、この作動油の流動に伴って両作動室R1,R2を連結する油路にてパイロット操作式開閉弁50,60により減衰力が発生する。このため、振動に対する減衰作用が得られて、建物の振れが低減される。
【0024】
また、本実施形態の制振用油圧ダンパ100においては、周囲温度の上昇等の要因によって両作動室R1,R2内の作動油の体積が膨張してその圧力が設定値以上に上昇すると、各絞り43,44と各リリーフ弁45,46を通して作動油がアキュムレータ47に向けて流れる。このため、非作動状態にて両作動室R1,R2内の作動油の圧力が異常に上昇することを防止できて、上記した要因に殆ど影響されることなくダンパ性能を安定して得ることができる。
【0025】
ところで、本実施形態の制振用油圧ダンパ100においては、シリンダ本体10の一方の軸方向端面に、両作動室R1、R2にそれぞれ連通する二つの流路12a,12bを開口させるとともに、制御弁装置Voを着脱自在に取付けているため、全体としてピストン軸方向と直交する方向に突出する形状とならない。したがって、レイアウト上の自由度を向上することができるとともに、制御弁装置Voが外部の他の部材等と衝突することを防止することができる。
【0026】
また、シリンダ本体10の一方の軸方向端面に、二つの流路12a,12bを開口させるとともに、制御弁装置Voを着脱自在に取付けて、二つの流路12a,12bを制御弁装置Voに接続しているため、シリンダ本体10の一方の軸方向端面に制御弁装置Voを取付けることで、ピストン31の両側に形成された二つの作動室R1,R2と制御弁装置Voに設けた接続ポート81a,82aとを連通させることが可能であって、制御弁装置Voのシリンダ本体10への取付けとは別に、二つの作動室R1,R2と制御弁装置Voに設けた接続ポート81a,82aとを連通させるための配管作業が不要であり、制振用油圧ダンパ100の組立工数の増大を抑制することが可能である。
【0027】
また、制御弁装置Voを内部に収装するように中空状の連結部材20を、シリンダ本体10の一方の軸方向端部に連結しているため、制御弁装置Voを連結部材20で覆って外部に露出しない構成とすることができる。したがって、当該制振用油圧ダンパ100の外観を図7に示したようにシンプルとすることが可能である。
【0028】
上記実施形態においては、制御弁装置Voが、ベース部材91およびブロック部材93と、これらに組付けたアキュムレータ47、断電時開放弁49およびパイロット操作式開閉弁50,60等を備える構成として実施したが、制御弁装置Voが、ブロック部材93に一対のパイロット操作式開閉弁50,60を備える構成(アキュムレータ47や断電時開放弁49を無くした構成)で実施することも可能である。また、本発明の実施に際しては、一対のパイロット操作式開閉弁50,60に代えて、特開平10−274271号公報に記載された一対の調圧弁を採用して実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による制振用油圧ダンパの一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】 図1に示した制振用油圧ダンパの油圧回路図である。
【図3】 図1のA−A線に沿った拡大断面図である。
【図4】 図3のB−B線に沿った断面図である。
【図5】 図4のC−C線に沿った断面図である。
【図6】 図4のD−D線に沿った断面図である。
【図7】 図1に示した制振用油圧ダンパの設置状態を示した概略図である。
【図8】 従来の制振用油圧ダンパの設置状態を示した概略図である。
【符号の説明】
100…制振用油圧ダンパ、10…シリンダ本体、11…筒部材、12…一方の蓋部材、12a,12b…流路、13…他方の蓋部材、13a…流路、14…パイプ、15,16…連結ブロック、15a,16a…流路、20…連結部材、21…筒部材、22…連結筒、31…ピストン、32…ピストンロッド、R1,R2…作動室、Vo…制御弁装置、50,60…パイロット操作式開閉弁。
Claims (1)
- シリンダ本体内を軸方向に摺動するピストンの両側に形成された二つの作動室間を流路により連通し、この流路を流れる作動油を制御弁装置により制御することによって、建物の振動を減衰させるように構成した建物のための制振用油圧ダンパにおいて、前記シリンダ本体の一方の軸方向端面に、前記両作動室にそれぞれ連通する二つの流路を開口させるとともに、前記制御弁装置を着脱自在に取付けて、前記流路を前記制御弁装置に接続し、かつ、前記シリンダ本体の一方の軸方向端部に、前記制御弁装置を内部に収装して軸方向に延びる中空状の連結部材を連結し、さらに、前記シリンダ本体の一方の軸方向端部が前記連結部材を介して建物の柱と梁の一方の隅に連結されるとともに、前記ピストンと一体的に軸方向に移動し軸方向に延びるピストンロッドが前記シリンダ本体外に突出する端部にて前記一方の隅と斜めに対向する柱と梁の他方の隅に連結されていて、前記制御弁装置は、前記シリンダ本体の一方の軸方向端面に着脱可能に取付けられたベース部材と、このベース部材に組付けられて前記両作動室間での作動油の流通を制御する弁を備えていることを特徴とする建物のための制振用油圧ダンパ。
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