JP4092116B2 - コイルスプリング用ゴムシート - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、コイルスプリング用ゴムシートに係り、特に、車輪側部材と車体側部材との間にコイルスプリングが配されてなるサスペンションシステム(車両懸架装置)において、コイルスプリングの端部が当接されて、かかるコイルスプリングを支持するのに好適に用いられるコイルスプリング用ゴムシートに関するものである。
【0002】
【背景技術】
よく知られているように、上述の如きサスペンションシステムに用いられるコイルスプリング用ゴムシートは、一般に、所定の厚さを有する円板状の全体形状を有し、且つ中心部やその近傍に、厚さ方向に貫通する貫通孔が設けられて、構成されており、ゴムシートを介して、コイルスプリングの端部を支持する車輪側の支持部材に対して、そこに立設されるか、若しくはそのような支持部材を貫通して突設された固定ピンや突起等が貫通孔に挿通された状態で、配置されるようになっている。そして、そのような配置下において、支持部材と車体との間に配されるコイルスプリングの最も下方に位置する一巻目のコイル部に当接(接触)せしめられた状態で、それらコイルスプリングと支持部材との間に介装せしめられることによって、コイルスプリングと支持部材との間の振動の伝達を抑制し得るように構成されているのである。
【0003】
ところで、このようなサスペンションシステムに用いられるコイルスプリング用ゴムシートにあっては、外力の入力に伴うコイルスプリングの圧縮時に、コイルスプリングから、かかる外力の大きさに応じた押圧力が加えられることとなるが、例えば、車両の走行中等に、コイルスプリングに対して大きな荷重が負荷されると、コイルスプリングから加えられる押圧力によって、外周端部が支持部材から捲れ上がって(浮き上がって)しまうような現象が生じていた。
【0004】
そして、かかるコイルスプリング用ゴムシートにおいて、上述の如き支持部材からの捲上り現象が生ずると、捲れ上がったゴムシートの外周端部と支持部材との間に砂や小石、泥等の異物が容易に侵入して、溜まり、その結果、それら溜まった異物との擦れによって、ゴムシートの摩耗量が大幅に増大し、また場合によっては損傷や亀裂等が生じたりして、使用寿命が極端に短かくなってしまうといった重大な問題が惹起せしめられていたのである。
【0005】
【解決課題】
ここにおいて、本発明は、上述せる如き事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、コイルスプリング用ゴムシート、特に車輪側部材と車体側部材との間にコイルスプリングが配されてなるサスペンションシステムにおいて、コイルスプリングの端部に当接して、該コイルスプリングを支持するのに適用されるコイルスプリング用ゴムシートにおいて、コイルスプリングから加えられる押圧力により、ゴムシートを介してコイルスプリングを支持する支持部材から、外周端部が捲れ上がることを防止して、かかる外周端部と支持部材との間への異物の侵入に起因する摩耗量の増大や損傷、亀裂等の発生を解消することにより、使用寿命の延命化を有利に図り得るようにした新規な構造を提供することにある。
【0006】
【解決手段】
そして、本発明にあっては、かかる課題の解決のために、車両懸架装置において車輪側部材と車体側部材との間に配されるコイルスプリングの端部が当接されて、該コイルスプリングを支持する円板形状のコイルスプリング用ゴムシートにして、該コイルスプリング側及びそれとは反対側の少なくとも何れか一方の面の径方向の中間部に、周方向に連続して、若しくは不連続に延びる第一の溝が、前記コイルスプリングの前記ゴムシートに接触する一巻目のコイル部よりも径方向外側に位置するように、形成されていると共に、該第一の溝が、それの形成側の面の外周部に向かって凸となる山形態をもって延びる山形溝部分と、かかる面の内周部に向かって凹陥する谷形態をもって延びる谷形溝部分とが、周方向に交互に配設された屈曲形態を有して構成されていることを特徴とするコイルスプリング用ゴムシートを、その要旨とするものである。
【0007】
すなわち、この本発明に従うコイルスプリング用ゴムシートにおいては、コイルスプリング側及びそれとは反対側の少なくとも何れか一方の面に、第一の溝が形成されているところから、かかる第一の溝の形成部位が、その他の部位よりも薄肉とされ、また、そのような第一の溝の形成部位からなる薄肉部分が、第一の溝の配設形態に対応して、第一の溝の形成面の周方向に連続して、若しくは不連続に延びる状態で、コイルスプリングのゴムシートに接触する一巻目のコイル部よりも径方向外側に位置せしめられるようになっているのである。
【0008】
それ故、かかる本発明に従うコイルスプリング用ゴムシートにおいては、コイルスプリングに対する大荷重の入力に伴って、コイルスプリングから加えられる押圧力により、ゴムシートを介してコイルスプリングを支持する支持部材から外周端部を捲り上がらせる方向への作用力が生ぜしめられた際に、第一の溝の形成部位よりも内周側部分は、かかる作用力によって浮き上がるものの、第一の溝の形成部位からなる薄肉部分において屈曲せしめられて、第一の溝の形成部位よりも外周側部分が、周縁部に向かって下傾する如き形態、換言すれば、外周端部を支持部材に接触させたままで、ゴムシート全体が、第一の溝の形成部位を頂部とした山形に浮き上がる如き状態と為され得るのである。
【0009】
従って、このような本発明に従うコイルスプリング用ゴムシートにあっては、例えば、サスペンションシステムの一部を構成するコイルスプリングを支持するのに適用された際に、コイルスプリングから加えられる押圧力により、外周端部が、ゴムシートを介してコイルスプリングの端部を支持する支持部材から捲れ上がることが有利に防止され得、それによって、かかる外周端部と支持部材との間への砂や小石、泥等の異物の侵入が確実に阻止され得て、それらの異物との擦れによる摩耗量の増大や、亀裂、損傷等の発生が効果的に解消され得るのである。そして、その結果として、使用寿命の延命化が、極めて有利に達成され得ることとなるのである。
【0010】
なお、かくの如き本発明に従うコイルスプリング用ゴムシートの好ましい態様の一つによれば、前記コイルスプリングが、車両懸架装置(サスペンションシステム)において車輪側部材と車体側部材との間に配されるものであって、且つ該コイルスプリングと該車輪側部材との間に、前記ゴムシートが介装せしめられる構成が採用される。このような構成を有するコイルスプリング用ゴムシートにあっては、サスペンションシステムにおいて車輪側部材と車体側部材との間に配されるコイルスプリングの端部に当接して、かかるコイルスプリングを支持するように適用された状態下で、使用寿命の延命化が、確実に達成され得るのである。
【0011】
また、かかる本発明に従うコイルスプリング用ゴムシートの別の有利な態様の一つによれば、前記第一の溝が形成される側の面に、該第一の溝から、かかる面の外周縁部に向かって連続して延び、且つ該外周縁部において側方に開口する第二の溝が形成される。
【0012】
このような構成を有するコイルスプリング用ゴムシートにあっては、第一の溝がゴムシートの上面に形成される場合に、第二の溝もゴムシートの上面に形成されることとなり、それによって、例えば、第一の溝内に水等が入り込んだ際にも、その水が、第二の溝を通じて、第一の溝内から外部に確実に排出され得、以て、コイルスプリングが第一の溝内に溜まった水にて錆びてしまうようなことが有利に防止され得るのである。また、第一の溝がゴムシートの下面に形成される場合には、第二の溝もゴムシートの下面に形成され、それによって、例えば、コイルスプリングから加えられる押圧力にて、第一の溝を頂部として山形に浮き上がって、ゴムシートと前記支持部材との間に空気が入り込んでも、その空気が、第二の溝を通じて、外部にスムーズに排出され得、以て、コイルスプリングから加えられる押圧力が解消された際に、ゴムシートの全体が、元の状態にスムーズ且つ迅速に復帰せしめられ得るのである。
【0013】
ところで、本発明に従うコイルスプリング用ゴムシートにおいては、前記第一の溝が、それの形成側の面の外周部に向かって凸となる山形態をもって延びる山形溝部分と、かかる面の内周部に向かって凹陥する谷形態をもって延びる谷形溝部分とが、周方向に交互に配設された屈曲形態を有して構成されることとなる。
【0014】
かかる構成を有するコイルスプリング用ゴムシートにおいては、例えば、コイルスプリングが、たる形コイルスプリングにて構成されている場合にあっても、コイルスプリングの圧縮時において、その最も下方に位置する一巻目のコイル部よりも径の大きな二巻目や三巻目等のコイル部が、かかる一巻目のコイル部が接触する面に接触せしめられた際に、それらが第一の溝内に嵌り込むようなことが有利に回避され得、それによって、前述せる如き外周端部の前記支持部材からの捲上りの防止と、それによって得られる優れた特徴が、より有効に発揮され得るのである。
【0015】
更にまた、本発明に従うコイルスプリング用ゴムシートの好ましい他の態様の一つによれば、前記第一の溝が、前記コイルスプリングの最も下方に位置する一巻目のコイル部が接触する面とは反対側の面のみに形成される。
【0016】
このような構成を採用すれば、第一の溝が、ゴムシートの下面に形成されることとなり、それによって、コイルスプリングの最も下方に位置する一巻目のコイル部の、第一の溝内への嵌込みが、効果的に皆無ならしめられ得て、前述せる如き外周端部の支持部材からの捲上りの防止と、それによって得られる優れた特徴が、更に一層有効に発揮され得るのである。
【0017】
また、かかる構成を有するコイルスプリング用ゴムシートにおいては、第一の溝をゴムシートの上面に設ける場合に比して、かかる第一の溝内への砂や小石、泥、或いは水等の異物の侵入及び滞留が、より有利に解消乃至は抑制され得、それによって、そのような異物との擦れ等による摩耗量の増大や損傷の発生等が更に有効に防止され得て、使用寿命の更なる延命化が、効果的に実現され得ることとなるのである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をより具体的に明らかにするために、本発明に係るコイルスプリング用ゴムシートの構成について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0019】
先ず、図1には、本発明に従う構造を有するコイルスプリング用ゴムシートの一実施形態として、自動車のサスペンションの一種たる5リンク式サスペンションのロアアームとコイルスプリングとの間に介装せしめられるコイルスプリング用ゴムシートが、その上面形態と縦断面形態とにおいて、それぞれ概略的に示されている。それらの図からも明らかなように、ゴムシート10は、従来品と同様なゴム材料からなり、全体として、例えば、9mm程度の厚さと145mm程度の直径とを有する、従来と同様な比較的に厚肉の円板形状を呈している。また、このゴムシート10においては、その中央部に、円形の中心孔12が設けられていると共に、かかる中心孔12の周縁部に対して、先端に向かうに従って次第に小径となるテーパ筒部14が、上方に向かって突出するように、一体形成されており、以て、円環板部16とテーパ筒部14とを有する一体成形品として、構成されているのである。
【0020】
また、本実施形態のゴムシート10にあっては、従来品とは異なって、円環板部16の下面が平面とされている一方、その上面の径方向の中間部に、第一の溝18が、周方向に連続して延びるように、形成されている。更に、この第一の溝18は、円環板部16の外周部に向かって凸となる山形態をもって周方向に延びる山形溝部分20と、その内周部に向かって凹陥する谷形態をもって周方向に延びる谷形溝部分22とが周方向に交互に位置するように、それぞれ複数個(ここでは6個)ずつ配設された花柄形態を有して、構成されている。
【0021】
そして、ここでは、特に、後述する如く、ゴムシート10が、リヤサスペンション(36)を構成するロアアーム(30)とコイルスプリング(34)との間に介装された状態下において、コイルスプリング(34)の最も下側の一巻目のコイル部(48a)が、円環板部16の上面に接触せしめられることとなるのであるが(図3参照)、この円環板部16の上面において、かかるコイルスプリング(34)の一巻目のコイル部(48a)の接触部位よりも、該コイル部(48a)の径方向外側に、第一の溝18の凹陥谷形態を呈する各谷形溝部分22が位置せしめられるように、第一の溝18の全体が、円環板部16の上面の径方向の中間部において、前記テーパ筒部14から径方向の外側に所定距離を隔てた位置に、形成されているのである。
【0022】
また、このゴムシート10においては、かかる第一の溝18の深さが、例えば、円環板部16の厚さの半分を超える5mm程度とされている一方、その幅が、開口部において3mm程度とされており、それによって、円環板部16の径方向中間部における第一の溝18の形成部位が、比較的に狭い幅において、他の部位の肉厚よりも半分未満の薄い肉厚とされた、薄肉部分24とされているのである。なお、第一の溝18の深さや幅は、例示のものに何等限定されるものではなく、円環板部16の厚さや大きさ等に応じて、適宜に決定されるものであり、また、円環板部16、更にはゴムシート10全体の厚さや大きさも、種々変更され得るものであることは、言うまでもないところである。
【0023】
また、このような第一の溝18が形成される、ゴムシート10の円環板部16の上面には、第一の溝18における山形溝部分20のそれぞれの頂部から、該上面の外周縁部に向かって、径方向に沿って一直線に連続して延び、且つ外周縁部において、側方に開口する第二の溝26が、各頂部に対応してそれぞれ一つずつ(ここでは、合計6個)設けられている。
【0024】
さらに、これら各第二の溝26は、その深さが、第一の溝18側において、それと同じ深さとされていると共に、その底面が、第一の溝18から円環板部16の外周縁部に向かって下傾する傾斜面とされて、外周縁部に向かうに従って次第に深くなるように構成されている。また、この第二の溝26の幅は、5mm程度とされている。これによって、ここでは、後述する如く、ゴムシート10がロアアーム(30)に組み付けられて使用される状態下で、第一の溝18内に水等が侵入しても、かかる水が、各第二の溝26を通じて、第一の溝18内からスムーズに排出され得るようになっているのである。なお、勿論、この第二の溝26の幅や深さは、何等これに限定されるものではない。
【0025】
また、かかるゴムシート10には、第一の溝18における谷形溝部分22のそれぞれの頂部から、円環板部16の上面の外周縁部に向かって、その径方向に沿って一直線に連続して延び、且つ外周縁部において、側方に開口する広幅の溝形態を呈する肉抜け部28が、それぞれ一つずつ(ここでは、合計6個)設けられているが、これは、主に、円環板部16、更にはゴムシート10全体のばね特性をチューニングし、また円環板部16の上面上に侵入した砂や小石、泥、水等を集めて、側方への開口部から外部に排出するためのものである。
【0026】
而して、このような構造とされたゴムシート10は、例えば、図3に示されるように、自動車のホイールに連結されたロアアーム30と車体側メンバ32との間にコイルスプリング34が配されてなる構造のリヤサスペンション36において、ロアアーム30とコイルスプリング34との間に介装せしめられて、使用されることとなる。
【0027】
より詳細には、ここでは、リヤサスペンション36のロアアーム30におけるコイルスプリング34の支持部38の上面に、ロアシート42が、溶接等により固着されている。このロアシート42は、金属製で、円環板形状を呈し、その内周部に、先端に向かうに従って次第に小径化するテーパ筒形状を呈するテーパ筒部44が、中心孔46を取り囲むように、一体形成されて、構成されており、それによって、ロアアーム30の支持部38の上面に対して移動不能に固着された状態下で、該支持部38上に、テーパ筒部44を突出形成せしめるようになっているのである。
【0028】
そして、このようなロアアーム30の支持部38上に配設されたロアシート42上に、本実施形態のゴムシート10が載置され、更に、このゴムシート10上に、コイルスプリング34が、その下端部において、ゴムシート10に支持される一方、上端部において、車体側メンバ32に支持された状態で、配設されている。
【0029】
すなわち、ゴムシート10は、その中心孔12とテーパ筒部14の内孔に、ロアシート42のテーパ筒部44が挿入されて、円環板部16の下面の全面とテーパ筒部14の内周面の一部が、ロアシート42の上面とテーパ筒部44の外周面とにそれぞれに接触せしめられることにより、径方向への移動が阻止とされた状態で、ロアシート42上に、配設されている。また、コイルスプリング34は、その下端部において、ゴムシート10のテーパ筒部14に対して外挿、配置されて、複数段のコイル部48のうち、最上段となるコイル部48bが、車体側メンバ32の下面に当接(接触)して、支持されている一方、その最下段となる一巻目のコイル部48aが、ゴムシート10の円環板部16の上面において、前記第一の溝18の形成部位たる薄肉部分24よりも内側に位置するテーパ筒部14との境界部分に当接(接触)して、支持されている。
【0030】
かくして、ゴムシート10が、ホイール(図示せず)に連結されたロアアーム30の支持部38におけるロアシート42と、車体側メンバ32に支持されたコイルスプリング34との間に介装せしめられて、コイルスプリング34の圧縮時に、コイルスプリング34から及ぼされる押圧力によって弾性変形せしめられることにより、それらコイルスプリング34とロアアーム30との間の振動の伝達を抑制し得るようになっているのである。
【0031】
そして、このようなゴムシート10にあっては、円環板部16の上面において、コイルスプリング34の最下段となる一巻目のコイル部48aが当接せしめられる部位よりも径方向の外側の位置に、周方向に連続して延びる第一の溝18の形成部位からなる薄肉部分24が設けられているところから、図3に二点鎖線で示されるように、コイルスプリング34への荷重の負荷に伴うコイルスプリング34の圧縮時において、コイルスプリング34の最下段の一巻目のコイル部48aにより、下方への押圧力が加えられて、円環板部16に対して、その外周端部をロアシート42から捲り上がらせる方向への作用力が生ぜしめられた際に、円環板部16の薄肉部分24よりも内周側部分は、かかる作用力によって、ロアシート42から浮上せしめられるものの、薄肉部分24において屈曲せしめられて、円環板部16の薄肉部分24よりも外周側部分が、外周縁部に向かって下傾する如き形態、つまり、円環板部16の外周端部が、ロアシート42に接触せしめられたままで、円環板部16全体が、薄肉部分24を頂部とした山形状を呈するように、ロアシート42から浮上せしめられる如き形態とされるようになっているのである。
【0032】
このように、本実施形態のコイルスプリング用ゴムシート10にあっては、コイルスプリング34から押圧力が加えられた際に、円環板部16の外周端部が、ロアシート42に接触せしめられたままで、円環板部16全体が、薄肉部分24を頂部とした山形状を呈するように、ロアシート42から浮上せしめられるような状態とされるようになっているところから、使用状態下で、円環板部16の外周端部が、ロアアーム30のロアシート42から捲れ上がってしまうようなことが有利に防止され得るのであり、それによって、それら円環板部16の外周端部とロアシート42との間への砂や小石、泥等の異物の侵入が確実に阻止され得るのである。そして、その結果として、そのような異物との擦れに起因する円環板部16の摩耗量の増大や亀裂、損傷等の発生が効果的に解消され得、以て、使用寿命の延命化が、極めて有利に達成され得ることとなるのである。
【0033】
また、かかる本実施形態のゴムシート10においては、第一の溝18が形成される円環板部16の上面に、第一の溝18の各山形溝部分20から円環板部16の外周縁部に向かって連続して延び、且つ外周縁部において側方に開口する第二の溝26がそれぞれ設けられて、リヤサスペンション36に組み付けられて使用される状態下で、第一の溝18内に侵入する水が、各第二の溝26を通じて、第一の溝18内からスムーズに排出され得るようになっているところから、コイルスプリング34が、第一の溝18内に溜まった水にて錆びてしまうようなことが有利に防止され得るのであり、それによって、良好な使用状態が、更に長期的に維持され得るのこととなるのである。
【0034】
さらに、本実施形態のゴムシート10にあっては、第一の溝18が、円環板部16の外周部に向かって凸となる山形溝部分20と、その内周部に向かって凹陥する谷形溝部分22とが周方向に交互に位置するように配設された花柄形態を有して構成されているため、コイルスプリング34が、例えば、長さ方向の中央に位置するコイル部48の径が最も大きく、その両端側に向かうに従って、その径が小さくなり、両端に位置するコイル部48a,48bの径が最も小さくされたタル形形態を有して構成されていても、かかるコイルスプリング34の圧縮時において、その最も下方に位置する一巻目のコイル部48aよりも径の大きな二巻目や三巻目等のコイル部48が、その一巻目のコイル部48aが接触する円環板部16の上面に接触せしめられた際に、それらのコイル部48が、第一の溝18内に嵌り込むようなことが有利に回避され得るのである。そして、それによって、前述せる如き外周端部のロアシート42からの捲上りの防止と、それによって得られる優れた特徴が、より有効に発揮され得るのである。
【0035】
ところで、前記第一の実施形態では、第一の溝18が、ゴムシート10の円環板部16の上面に形成されていたが、例えば、ゴムシートの下面形態と縦断面形態とを示す図4及び図5に示されるように、円環板部16の下面に、第一の溝18を設けるようにしても良い。なお、ここでは、図4、図5及び後述する図6において、前記第一の実施形態と同様な構造とされた部位について、前記実施形態と同一の符号を付すことにより、その詳細な説明は省略した。
【0036】
すなわち、本実施形態のゴムシート50においては、円環板部16の下面の径方向の中間部に、山形溝部分20と谷形溝部分22とが周方向に交互に位置するように、それぞれ複数個(ここでは6個)ずつ配設された花柄形態を有する第一の溝18が、周方向に連続して延びるように、形成されているのである。また、この第一の溝18は、円環板部16におけるコイルスプリング(34)の一巻目のコイル部(48a)の接触部位よりも、該コイル部(48a)の径方向外側に、各谷形溝部分22が位置せしめられるように、円環板部16の下面の径方向の中間部において、前記テーパ筒部14から径方向の外側に所定距離を隔てた位置に、配設されているのである(図6参照)。
【0037】
さらに、かかるゴムシート50にあっては、第一の溝18が形成される円環板部16の下面に、第二の溝26が、形成されている。そして、この第二の溝26は、前記実施形態と同様に、第一の溝18の各山形溝部分20から円環板部16の外周縁部に向かって連続して延び、且つ外周縁部において側方に開口する構造とされており、それによって、後述する如く、ゴムシート50が、ロアアーム30とコイルスプリング34との間に介装されて、使用される際に、コイルスプリング34から加えられる押圧力にて、円環板部16の外周端部が、ロアシート42に接触せしめられたままで、円環板部16全体が、薄肉部分24を頂部とした山形状を呈するように、ロアシート42から浮上せしめられて、ロアシート42との間に空気が侵入するようなことがあっても、その侵入した空気が、各第二の溝26を通じて、外部にスムーズに排出され得るようになっているのである。
【0038】
そして、図6に示されるように、前記実施形態と同様にして、かかるゴムシート50が、ロアアーム30の支持部38上に、溶接等により固着されたロアシート42と、上端部において車体側メンバ32に支持されたコイルスプリング34との間に介装されており、それによって、ゴムシート50の弾性変形に伴うコイルスプリング34とロアアーム30(ロアシート42)との間での振動伝達の抑制作用が、惹起せしめられ得るようになっているのである。
【0039】
また、ここでも、ゴムシート50のリヤサスペンション36への配設下で、コイルスプリング34の最下段の一巻目のコイル部48aが、ゴムシート50の円環板部16の上面において、第一の溝18の形成部位からなる薄肉部分24の内側に位置するテーパ筒部14との境界部分に当接(接触)して、支持されるようになっており、それによって、図6に二点鎖線で示される如く、コイルスプリング34の圧縮時に、円環板部16にコイルスプリング34から押圧力が加えられて、円環板部16に対して、その外周端部をロアシート42から捲り上がらせる方向への作用力が生ぜしめられた際に、円環板部16の外周端部が、ロアシート42に接触せしめられたままで、円環板部16全体が、薄肉部分24を頂部とした山形状を呈するように、ロアシート42から浮上せしめられる如き状態とされるようになっているのである。
【0040】
このように、本実施形態のゴムシート50にあっても、コイルスプリング34から押圧力が加えられた際に、円環板部16の外周端部が、ロアシート42に接触せしめられたままで、円環板部16全体が、薄肉部分24を頂部とした山形状を呈するように、ロアシート42から浮上せしめられるような状態とされるようになっているところから、使用状態下で、円環板部16の外周端部が、ロアアーム30のロアシート42から捲れ上がってしまうようなことが有利に防止され得て、それら円環板部16の外周端部とロアシート42との間への砂や小石、泥等の異物の侵入が確実に阻止され得るのであり、それによって、そのような異物との擦れに起因する円環板部16の摩耗量の増大や亀裂、損傷等の発生が効果的に解消され得、以て、使用寿命の延命化が、極めて有利に達成され得ることとなるのである。
【0041】
また、かかる本実施形態のゴムシート50においては、第一の溝18が形成される円環板部16の下面に、第一の溝18の各山形溝部分20から円環板部16の外周縁部に向かって連続して延びる第二の溝26がそれぞれ設けられて、リヤサスペンション36に組み付けられて使用される状態下で、コイルスプリング34から加えられる押圧力にて円環板部16が変形した際に、ロアシート42との間に侵入した空気が、各第二の溝26を通じて、外部にスムーズに排出され得るようになっているところから、コイルスプリングから加えられる押圧力が解消された後に、円環板部16が、元の状態にスムーズ且つ迅速に復帰せしめられ得るのである。
【0042】
そして、本実施形態のゴムシート50にあっては、特に、第一の溝18が、円環板部16の下面に設けられているため、コイルスプリング34のコイル部48の第一の溝18内への嵌込みが効果的に皆無ならしめられ得て、前述せる如き円環板部16の外周端部のロアシート42からの捲上りの防止と、それによって得られる優れた特徴が、更に一層有効に発揮され得るのであり、またそれに加えて、第一の溝18を円環板部16の上面に設ける場合に比して、第一の溝18内への砂や小石、泥、或いは水等の異物の侵入及び滞留が、より有利に解消乃至は抑制され得、それによって、それらの異物との擦れ等による摩耗量の増大や損傷の発生等が更に有効に防止され得て、使用寿命の更なる延命化が、効果的に実現され得ることとなるのである。
【0043】
以上、本発明の具体的な構成について詳述してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないものであって、本発明は、上記の記載によって、何等の制約をも受けるものではない。
【0044】
例えば、前記二つの実施形態では、第一の溝18が、円環板部16の上面と下面の何れか一方の面に設けられていたが、それら上面と下面の両方に形成することも、可能である。
【0045】
また、円環板部16の上面や下面に対する第一の溝18の配設位置も、前記二つの実施形態に例示されるものに、何等限定されるものではなく、円環板部16における、コイルスプリング34の最下段の一巻目のコイル部48aとの接触部位よりも、該コイル部48aの径方向外側に位置するように、第一の溝18が配設されておれば、良いのである。
【0046】
さらに、そのような第一の溝18の形状も、前記二つの実施形態に例示される花柄形態に、決して限定されるものではなく、例えば、V字状の山形溝部分20とV字状の谷形溝部分22とが周方向に交互に配設されてなる星形形態としたり、或いは円形状、楕円形状、多角形形状としたり、更には無定形状としても、何等差し支えないのである。
【0047】
更にまた、前記二つの実施形態では、第一の溝18が、円環板部16の周方向に連続して延びるように形成されていたが、かかる第一の溝18を、周方向に対して不連続に延びるように形成することも、勿論可能である。
【0048】
また、前記二つの実施形態では、第二の溝26が、第一の溝18の各山形溝部分20から円環板部16の外周縁部に向かって、径方向に沿って一直線に連続して延びるように形成されていたが、この第二の溝26は、第一の溝18から、円環板部16における第一の溝18の形成面の外周縁部に向かって連続して延び、且つその外周縁部において側方に開口するように形成されておれば、その配設形態や配設数等が、何等限定されるものではないのである。
【0049】
加えて、前記実施形態では、本発明を、5リンク式サスペンションのロアアームとコイルスプリングとの間に介装せしめられるコイルスプリング用ゴムシートに適用したものの具体例が示されていたが、本発明は、その他、例えば、ストラット式サスペンションやビーム式サスペンション等、車輪と車体との間にコイルスプリングが配されてなるサスペンションシステムにおいて、コイルスプリングを支持するのに用いられるコイルスプリング用ゴムシート等に対しても、有利に適用され得るものであることは、勿論である。
【0050】
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないところである。
【0051】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明に従うコイルスプリング用ゴムシートにあっては、例えば、サスペンションシステムの一部を構成するコイルスプリングを支持するのに用いられた際に、コイルスプリングから加えられる押圧力によって、外周端部が、コイルスプリングの車輪側端部を支持する支持部材から捲れ上がることが有利に防止され得るのであり、その結果として、それらの異物との擦れによる摩耗量の増大や、亀裂、損傷等の発生が効果的に解消され得、以て、使用寿命の延命化が極めて有利に達成され得ることとなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うコイルスプリング用ゴムシートの一例の上面形態を示す半截説明図である。
【図2】図1におけるII−II断面説明図である。
【図3】図1に示されたコイルスプリング用ゴムシートのリヤサスペンションへの組付け状態を示す縦断面説明図である。
【図4】本発明に従うコイルスプリング用ゴムシートの別の例を示す図1に対応する図である。
【図5】図4におけるV−V断面説明図である。
【図6】図4に示されたコイルスプリング用ゴムシートのリヤサスペンションへの組付け状態を示す図3に対応する図である。
【符号の説明】
10,50 ゴムシート 14 テーパ筒部
16 円環板部 18 第一の溝
20 山形溝部分 22 谷形溝部分
24 薄肉部分 26 第二の溝
30 ロアアーム 32 車体側メンバ
34 コイルスプリング 36 リヤサスペンション
42 ロアシート 48 コイル部

Claims (4)

  1. 車両懸架装置において車輪側部材と車体側部材との間に配されるコイルスプリングの端部が当接されて、該コイルスプリングを支持する円板形状のコイルスプリング用ゴムシートにして、
    該コイルスプリング側及びそれとは反対側の少なくとも何れか一方の面の径方向の中間部に、周方向に連続して、若しくは不連続に延びる第一の溝が、前記コイルスプリングの前記ゴムシートに接触する一巻目のコイル部よりも径方向外側に位置するように、形成されていると共に、該第一の溝が、それの形成側の面の外周部に向かって凸となる山形態をもって延びる山形溝部分と、かかる面の内周部に向かって凹陥する谷形態をもって延びる谷形溝部分とが、周方向に交互に配設された屈曲形態を有して構成されていることを特徴とするコイルスプリング用ゴムシート。
  2. 前記コイルスプリングと前記車輪側部材との間に、前記ゴムシートが介装せしめられる請求項1に記載のコイルスプリング用ゴムシート。
  3. 前記第一の溝が形成される側の面に、該第一の溝から、かかる面の外周縁部に向かって連続して延び、且つ該外周縁部において側方に開口する第二の溝が形成されている請求項1又は請求項2に記載のコイルスプリング用ゴムシート。
  4. 前記第一の溝が、前記コイルスプリングの最も下方に位置する一巻目のコイル部が接触する面とは反対側の面のみに形成されている請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のコイルスプリング用ゴムシート。
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