JP4091849B2 - 単環芳香族ジアミンの水素化 - Google Patents

単環芳香族ジアミンの水素化 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の背景】
芳香族アミンの水素化の方法は、ずっと以前から知られている。典型的に、水素化方法は、遷移金属触媒の存在で芳香族アミンを水素と接触させることを含むものである。トルエンジアミンのような単環芳香族アミンを水素化する際には、ロジウム、ルテニウム、ニッケルおよびコバルトが広く使用される触媒である。
【0002】
芳香族アミンの水素化が関与する方法にまつわる1つの問題は、触媒の寿命の問題である。芳香族は水素化するのが本来的に困難であるのみならず、芳香族アミンの供給原料中には触媒毒として作用する様々な不純物がしばしば存在する。例えばトルエンジアミンは水素化するのが困難であり、オルト−トルエンジアミン異性体の存在は問題を悪化させる。触媒例えばロジウムの急速な失活が1つの結果である。芳香族アミン、特に単環芳香族ジアミンの水素化を実施するために、水素化に先立って供給物質を精製することがしばしば必要とされる。
【0003】
芳香族アミンの水素化を記載する代表的な特許は以下の通りである。
米国特許第2,511,028号、第2,606,924号、第2,606,924号および第2,606,928号は、精製されたメチレンジアニリンを200psigを越える、好ましくは1,000psigを越える圧力、80〜275℃の範囲の温度でルテニウム触媒を利用して水素化することを包含する方法を記載している。水素化は不活性の有機溶媒の存在で実施される。水素化方法で使用されるルテニウム触媒には、三酸化ルテニウムおよび二酸化ルテニウムのような酸化ルテニウムおよびルテニウム塩がある。
【0004】
米国特許第3,696,108号および第3,644,522号には、メチレンジアニリンを水素化することによりPACMを製造する方法が記載されている。この発明者は、ルテニウムが支持体上に担持されそして支持体がアルカリで調整されるならば、触媒は活性が著しくより高く、また水素化された所望のPACM製品を製造するのに触媒的に有効であることを見いだした。アルカリ調整は触媒および支持体をアルカリ酸化物のアルカリ金属水酸化物と接触させることにより実施され、また触媒のこのようなアルカリ調整は水素化に先立ってまたは水素化に際してその場で実施されることができよう。
【0005】
米国特許第3,450,759号は、トルエンジアミンを水素化する方法を開示しており、また特許権者は反応の困難さおよび結果たる収率の低さを認めている。彼らは水素化方法での低収率はオルト−トルエンジアミンの存在のためであるとしている。彼らの改良された方法は、水素化に先立って供給物からオルト−トルエンジアミンを除去することによるものであった。
【0006】
米国特許第4,754,070号および第4,946,98号は、オリゴマーおよびホルムアルデヒド縮合物によって汚染されたメチレンジアニリンを水素化してビス(パラ−アミノシクロヘキシル)メタン(PACM)を生成する改良方法に関する。汚染物の阻害的な特性は、ロジウムおよびルテニウムからなる2成分金属触媒の存在で粗メチレンジアニリンおよび水素を接触させることにより克服された。触媒のアルカリ調整が有効であることもまた示された。
【0007】
米国特許第5,973,207号は、ロジウムおよび溶媒としてのC3〜C10第2級アルコールの存在で水素化を実施することによりメタ−トルエンジアミンを水素化する改良方法に関する。メタ−トルエンジアミンの水素化は、約0.3%のオルト−トルエンジアミン異性体を含有する試料で実施されることができる。
【0008】
【発明の簡潔な要約】
本発明は芳香族ジアミンの触媒水素化のための改良方法に、そして特に単環芳香族ジアミンまた殊にオルト−芳香族ジアミンの接触水素化に関する。基本となる方法は、反応槽内の水素化条件下で金属触媒の存在で芳香族アミンを水素と接触させることに係わるものである。この基本となる方法の改良点は、
ロジウム金属からなる触媒の存在で芳香族アミンの水素化を実施し、
溶媒としてC4-12ジアルキルエーテルを用い、そして
反応媒体への芳香族ジアミンの遅延された添加を行う
という段階からなるものである。
【0009】
従って、反応媒体中の未反応芳香族アミンの水準は限定されたものとなるのである。
【0010】
本方法を実施することにより顕著な有利性が得られ、この有利性は、
単環芳香族ジアミン特にオルト−芳香族ジアミンを水素化できること、
芳香族アミン例えばオルト−芳香族ジアミンをそして特にオルト−トルエンジアミンを水素化しまた高い選択性を達成できること、および
このような芳香族アミンを水素化しそして優れた反応速度および触媒寿命を達成できること
を含むものである。
【0011】
【発明に関する詳述】
本発明は芳香族アミンそして好ましくはトルエンジアミンのような単環芳香族ジアミンを製造するための改良された方法に関し、この場合、芳香族ジアミンがロジウム水素化触媒の存在で水素と接触される。特にこの方法は、汚染性の不純物の除去を行うことなく、オルト−トルエンジアミンを水素化して1,2−ジアミノメチルシクロヘキサンを生成し、またメタ−トルエンジアミンを水素化するのに有効である。
【0012】
芳香族アミンには、架橋された環および単環のものが含まれる。架橋されたアミンにはメチレンジアニリンがある。この触媒プロセスによって水素化されることができる単環芳香族アミンには、メタ−トルエンジアミン例えば2,4−および2,6−メタ−トルエンジアミン、オルト−トルエンジアミン例えば2,3−および3,4−オルト−トルエンジアミン、そしてオルト−、メタ−およびパラ−フェニレンジアミンがある。本方法によって製造される典型的な製品は1,2−ジアミノ−3−メチル−シクロヘキサン、1,2−ジアミノ−4−メチル−シクロヘキサンである。本方法によって製造することができる生成物は、1,2−ジアミノシクロヘキサン、1,3−ジアミノシクロヘキサン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,3−ジアミノ−4−メチル−シクロヘキサン、1,3−ジアミノ−2−メチル−シクロヘキサン、1,3−ジアミノ−5−メチル−シクロヘキサンである。
【0013】
芳香族アミンの水素化を実施するために、水素化触媒は支持体上に担持されたロジウムからなる。水素化工程で使用する他の触媒金属は、例えば約10重量%までの少量で使用することができる。代表的な触媒金属には、ルテニウム、パラジウム、ニッケルおよびコバルトがある。代表的な支持体にはシリカ、アルミナ、例えばカッパ、デルタ、ガンマなど、チタニア、珪藻土などである。ロジウムは典型的に、支持体100重量部あたり1〜25重量部、好ましくは3〜6重量部が支持体上に担持される。
【0014】
水素化工程での触媒系の活性を高く維持するために、ロジウム触媒はアルカリ調整される(alkali moderated)のが好ましい。アルカリ調整には、アルカリ金属水酸化物またはアルカリ金属アルコキシド、好ましくは水酸化リチウムまたはリチウムエトキシドによって触媒および支持体物質を処理することが含まれる。他のアルカリ金属例えばナトリウムおよびカリウムを用いうるが、好ましくはない。アルカリ金属は、支持体を含むロジウム金属の約0.1〜15重量%となるように添加される。調整はしばしば、触媒金属の還元の前または支持体へのロジウムの付着に続いて行われる。水素化工程に際して反応媒体へアルカリ金属水酸化物を添加すると、アルカリ調整がその場で実施されるであろう。
【0015】
水素化工程の鍵は、C4〜C12ジアルキルエーテル溶媒の存在で水素化を実施することである。これらの溶媒は液相状態を維持するのを可能にする。本発明を実施するのに好適な代表的なジアルキルエーテル溶媒に、MTBE(メチル−第3級−ブチルエーテル)、DEE(ジエチルエーテル)、THF(テトラヒドロフラン)、ジオキサン、ジオキソランなどがある。場合によっては、少量の例えば使用する全溶媒の約2〜20重量%の他の溶媒を使用することができる。他の溶媒には脂肪族および脂環式の炭化水素が含まれる。例にはペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、メチル−シクロヘキサン、オクタン、シクロオクタンなどがある。
【0016】
溶媒は反応槽内に導入されるアミンの一般に約10〜80重量%の量で水素化工程に利用される。溶媒は芳香族アミン例えばオルト−トルエンジアミン供給物質の約50〜約200重量%の水準で典型的に使用される。
【0017】
本方法の別な鍵は、半バッチ条件を用いることである。この条件下では、反応槽またはその中に入っている反応媒体への芳香族アミンの供給速度は、水素化の速度に見合うように選定される。このようにして、未反応の芳香族アミン(オルト−ジアミノトルエン)と触媒との間の接触時間が最小化される。芳香族アミン例えばオルト−トルエンジアミンは、支持体を含む活性触媒1gあたりOTD毎分約0.02〜約1.0ml、そして好ましくは活性触媒1gあたりOTD毎分約0.06〜約0.4mlの速度で反応槽に添加される。反応媒体中の未反応の芳香族アミンの水準は1.5重量%を越えるべきでなく、また好ましくは0.1〜0.8重量%の範囲内にあるべきである。
【0018】
水素化を実施するための温度は約130〜220℃の範囲であるが、好ましい温度は約140〜195℃である。芳香族アミン供給原料の水素化を実施するために必要な水素分圧は約500〜4,000psigの範囲であるが、800〜2,500psigの中程度の圧力を利用することができる。
以下の実施例は本発明の様々なそして好ましい態様を例示するために提示され、また本発明の範囲を限定するためではない。
【0019】
比較例1
OTDのバッチ式水素化
先行技術の水素化手順
本方法に対する対照反応の用意のために、1リットルのステンレス鋼の反応器に12.6gの触媒(4%のRh/アルミナ)および480.7gの融解しそして新規に蒸留した、それぞれ40/60の比で存在する2,3−および3,4−ジアミノトルエン(ここではOTDと呼ぶ)を装入した。(OTDはそれを水素化するのが困難であるので、芳香族アミンの候補として選定した。)次に反応器を閉じ、漏れを点検しそして窒素で加圧した。OTDを65℃で融解しそして機械撹拌機を始動しそして240rpmに設定した。反応器供給管を通じて水酸化リチウム(10重量%の水溶液1.5g)および第2級ブタノール(53g)の添加を行った。次に反応器をパージしそして圧縮水素で加圧した。660rpmで機械撹拌しつつ850〜900psigの水素で水素化を180℃で実施した。水素化を実施した後、反応器を100〜110℃まで冷却しそして内部圧力を110psigに低下させ液体生成物を収集した。
以下の表は反応器への装入に関するデータを要約する。
【0020】
【表1】
Figure 0004091849
【0021】
各々の操作で得た生成物をGCによって分析した。これによると、所望の生成物の1,2反応ジアミノメチルシクロヘキサンおよびアミノメチルシクロヘキサン(生成物の脱アミノ化から得られる『Deams』)および2つまたはそれ以上のシクロヘキシル環の縮合から生じる分子量がより大きい副生物が存在することが示された。分析データの要約を以下に示す。
【0022】
【表2】
Figure 0004091849
【0023】
最初の操作に際して水酸化リチウムを添加すると、分子量が大きい副生物の量が減少し、また後続する操作においてこの添加は1,2−DMCHに対する選択性を向上した。しかしながら、1,2−DMCHに対する選択性は水素化サイクルの数とともに低下し、選択性の逐次的な低下が惹起される。6回目および7回目の使用に際して、分子量の大きい副生物が大きな百分率で(>17%)で得られ、水酸化リチウムを別に添加することが必要になる。操作番号8での水酸化リチウムの添加は触媒の選択性を改善したが、反応時間の突然の増加によって明示されるように触媒のかなりの失活が起きた。
ほとんどの操作で得られた重質の副生物の水準が大きいので、この方法は許容できないと結論づけられた。
【0024】
比較例2
第2級ブタノールのヒール(heel)の存在でのそして最初の操作に際しての80%のOTDと20%の第2級ブタノールとの大きな供給速度での半バッチ水素化
比較例1の手順に従ったが、ただし1リットルのステンレス鋼反応器に5.40gの触媒(4%のRh/アルミナ)、300mlの第2級ブタノールおよび1.15gの10%水酸化リチウム溶液を装入した。反応器を180℃に加熱し、850psigの水素で加圧しそして800rpmで機械撹拌した。80%のOTDと20%の第2級ブタノールとの混合物を、熱水浴に連結した加熱ジャケットを備えたISCOポンプを使用して予め決めた速度で反応器に導入した。水素化工程に際して未反応のOTDの水準を測定した。水素化の後、反応器を100〜110℃まで冷却しそして内部圧力を110psigまで低下させて液体生成物を収集した。ある操作の生成物の一部が、後続する操作のためにヒールとして反応器の内側に残留した。以下の表は6つの操作について得たデータを要約する。
【0025】
【表3】
Figure 0004091849
【0026】
反応器に80%のOTDと20%の第2級ブタノールとの混合物を大きな供給速度(すなわち触媒1gあたり混合物毎分2.08mlまたは0.38ml)で供給するとき、触媒の活性および選択性の双方が損なわれることが認められた。触媒の失活とともに、最終的なOTD(未反応の)は操作3では2.7%までそして操作6では12.7%まで増加した。
【0027】
操作1から操作6まで見ていくと、1,2−DAMCHに対する選択性は、2つまたはそれ以上のシクロヘキシル環の縮合からおそらく生じる重質副生物の生成が0.0%から7.1%まで増加するにつれ低下した。加えて、1分あたりに水素化されるOTDのグラム数(OTD/RT)は、1.21(操作番号1)から0.58未満(操作番号6)まで減少した。質量分析によって示されるように、1,2−ジアミノメチルシクロヘキサンに第2級ブタノールを添加することによりいくらかの触媒脱アミノ化が明示された(M-が185の副生物)。
【0028】
【化1】
Figure 0004091849
【0029】
このように、2.08ml/分もの供給速度を用いる半バッチ工程は、バッチ工程に比べると、活性および選択性の点で触媒の性能に何らの有利性も与えない。
【0030】
比較例
第2級ブタノールのヒールの存在での80%のOTDと20%の第2級ブタノールとの様々な供給速度での半バッチ水素化
比較例2の手順を反復したが、ただし様々な供給速度を用いた。一層特定的に、1リットルのステンレス鋼反応器に6.0gの触媒(4%のRh/アルミナ)、300mlの第2級ブタノールおよび1.5gの10%水酸化リチウム溶液を装入した。反応器を180℃に加熱し、850psigの水素で加圧しそして800rpmで機械撹拌した。80%のOTDと20%の第2級ブタノールとの混合物を、熱水浴に連結した加熱ジャケットを備えたISCOポンプを使用して反応器に導入した。反応器を100〜110℃まで冷却しそして内部圧力を110psigまで低下させて液体生成物を収集した。前の操作からの生成物を除去した後に第2級ブタノール(300ml)の新たなヒールを反応器に導入した。
以下の表は6つの操作について得たデータを要約する。
【0031】
【表4】
Figure 0004091849
【0032】
反応器に80%のOTDと20%の第2級ブタノールとの混合物を2.08ml/分(触媒1gあたり0.34ml/分)で供給すると触媒活性の急激な低下が生じた。ところで、 操作番号1から操作番号3まで見ていくと、1分あたり水素化されるOTDの量(OTD/RT)は、1.23(操作番号1)から0.76(操作番号3)に減少した。各々の操作中の第2級ブタノールの新たなヒールが存在することにより、脱アミノ副生物を高水準で生成したにせよ、上記の添加は2つまたはそれ以上のシクロヘキシル環の縮合から生じる重質の副生物の生成を最小にした。さらにまた、供給速度が2.08から0.94の減少された操作番号4および5と比較するとき、触媒のそれと分かる失活は起きなかった。
高水準の副生物から、この水素化工程は受け入れられないと考えられた。
【0033】
実施例4
第2級ブタノールまたはTHFのヒールの存在での80%のOTDと20%の第2級ブタノールとの様々な供給速度での半バッチ水素化
1リットルのステンレス鋼反応器に6.0gの触媒(4%のRh/アルミナ)、300mlの第2級ブタノールおよび1.8gの10%水酸化リチウム溶液を装入した。反応器を180℃に加熱し、850psigの水素で加圧しそして800rpmで機械撹拌した。80%のOTDと20%の第2級ブタノールとの混合物を、熱水浴に連結した加熱ジャケットを備えたISCOポンプを使用して反応器に導入した。反応器を100〜110℃まで冷却しそして内部圧力を110psigまで低下させて液体生成物を収集した。生成物を収集した後そして次の反応に先立って第2級ブタノール(操作番号1〜4)、THF(操作番号5)または反応生成物(操作番号5)の250mlのヒールを反応器に導入した。
以下の表は6つの操作について得たデータを要約する。
【0034】
【表5】
Figure 0004091849
【0035】
0.94ml/分(触媒1gあたり0.15ml/分)の供給速度を用いた操作1〜4の間では触媒のそれと知れる失活は生じなかった。上記の例におけるように、第2級ブタノールの明白な存在は脱アミノ化副生物の生成を惹起した。しかしながら、溶媒の存在は重質物の生成を最小化するように見える。第2級ブタノールのヒールをTHFのヒールに切り替えるとき、1,2−DAMCHに対する選択性に飛躍が起きた。このことは、この非プロトン溶媒が生成物を脱アミノ化できないからであると考えられた。操作番号5および6において所望の生成物に関する大きな選択性が得られたことは注目に値する。しかしながら、使用したヒールが操作番号5からの生成物である操作番号6場合、重質物が大きな百分率で生成したことは明白である。
【0036】
これらの実験は、生成物の脱アミノ化を誘発しない溶媒例えばTHFのヒールを用いることにより重質の副生物の最小化を達成きることを示す。また、小さな供給速度(<2.08ml/分)を用いると、触媒性能を改善し、それによって失活速度を低下することもできる。小さな供給速度のデータは、反応媒体中の未反応の芳香族アミンの存在は、触媒の失活を惹起する因子であることを示唆する。
【0037】
実施例5
様々な供給速度および様々な溶媒を用いる単味のOTDの半バッチ水素化
1リットルのステンレス鋼反応器に6.0gの触媒(4%のRh/アルミナ)、300mlの第2級ブタノールおよび2.1gの10%水酸化リチウム溶液を装入した。反応器を180℃に加熱し、850psigの水素で加圧しそして800rpmで機械撹拌した。熱水浴に連結した加熱ジャケットを備えたISCOポンプを使用して、融解されたOTDを反応器に導入した。反応器を100〜110℃まで冷却しそして内部圧力を110psigまで低下させて液体生成物を収集した。第1の操作のためだけに、250mlのヒールを使用した。第1の操作の後、ある操作からの生成物を次の操作のためのヒールとして使用したが、ただしヒールとして250mlのMTBEを使用した操作番号6は別であった。
以下の表は6つの操作について得たデータを要約する。
【0038】
【表6】
Figure 0004091849
【0039】
操作2〜5は、ある操作からの生成物(ほとんど1,2−DAMCH)が次ぎの操作のためのヒールとして使用されるときに得られる選択性が減少することを示す。操作番号1から操作番号5まで見て行くと、重質物の量が5.5%から25.4%まで増加するのが認められる。
【0040】
触媒活性の低下を補償するために、OTDの添加速度を、未反応のOTDの触媒との接触時間を最小化しそして触媒の汚染を防止するように、漸進的に減少した。1,2−DMACHに関する選択性が92.0%(操作番号1)から71%(操作番号5)まで低下したので、水酸化リチウムでの触媒の活性化処理が必要と考えられた。この処理によって選択性が部分的に回復する(操作番号6、選択性百分率=87.8%)が、処理の後の触媒活性は、操作番号5および6に必要な反応時間がより長いことによって明示されうように低下した。(OTDの供給速度0.4ml/分を用いた。)
【0041】
操作6は、ジアルキルエーテル溶媒のMTBEを添加することにより触媒寿命を改善できることを示す。選択性が87.8%まで増加し、重質の副生物がかなり減少した。この増加のいくらかはLiOHの添加に帰せられることができようが、他のデータはLiOHが寄与する唯一の因子でなかったことを示唆する。
【0042】
実施例6
各々の操作のためのヒールとしてのMTBEの存在での供給速度が一定のOTDの半バッチ水素化
比較例2の手順を反復したが、ただし1リットルのステンレス鋼反応器に5.9gの触媒(4%のRh/アルミナ)、250mlのメチル第3級ブチルエーテル(MTBE)および1.4gの10%水酸化リチウム溶液を装入した。反応器を180℃に加熱し、850psigの水素で加圧しそして800rpmで機械撹拌した。熱水浴に連結した加熱ジャケットを備えたISCOポンプを使用して、融解されたOTDを反応器に導入した。反応器を100〜110℃まで冷却しそして内部圧力を110psigまで低下させて液体生成物を収集した。
以下の表は6つの操作について得たデータを要約する。
【0043】
【表7】
Figure 0004091849
【0044】
これらの操作は、1,2−DAMCHの選択性を大きくするためにHOTDの遅延された添加に組み合わせて、水素化のための溶媒としてのMTBEを使用することの有利なことを示す。これは、これらの操作について得た重質物の百分率が著しくより小さくまたほとんど一定であることに明瞭に反映されている。水素化速度と肩を並べる供給速度でOTDを添加すると、未反応のOTDの触媒との接触時間が最小化し、それによって副生物を減少するのに役立った。単位時間あたりに反応したOTDの比(OTD/RT)がほとんど一定であることにより、触媒寿命が改善されていることが明示される。
【0045】
溶媒の種類という点では、各々の操作にMTBEのヒールを用いると、第2級ブタノールの場合におけるように副生物の生成を惹起することなく1,2−DAMCHに関する選択性の劇的な改善が起きた。収率(>97%)および選択性(>97%)を得た。
【0046】
理論によって縛られるつもりはないが、遅延された添加を採用しそしてMTBEを使用する方法は生成物中の重質物の百分率を小さく保つのに役立ち、また重質物の水準が低いので、後の操作において、水酸化リチウムでの一層の活性化処理は必要でなかった。従って、実施例5に示すように異なる処理から生じる触媒の失活という複雑化を回避することができた。
【0047】
要約すると、比較例1から実施例5においては、慣用の方法を用いてオルト−トルエンジアミンを水素化することを試みる時に遭遇する制約について述べられている。バッチ工程(比較例1)では、触媒の失活が認められ、これはおそらく、触媒とオルト−ジアミノトルエンとの間の強力な接触のためである。比較例2〜実施例4は、第2級ブタノール(および一般にアルコール)のような障害をうけたアルコールは比較的大きな百分率の副生物を生じる可能性があり、それによって1,2−ジアミノメチルシクロヘキサンに関する全般的な収率および選択性が減少する。実施例3〜6は、各々の操作での溶媒のヒールが触媒活性を維持するのに好ましいことを示す。ジアルキルエーテル溶媒のヒールが最初の操作(比較例2)においてのみ存在し、そしてある操作からの生成物が次の操作のためのヒールとして使用されるならば、触媒の被毒が起きる結果、速度が遅くなりまた選択性が低下する

Claims (10)

  1. 反応器槽内において金属触媒の存在で単環芳香族アミンを水素化条件下で水素と接触させることを含む、反応器槽内で芳香族アミンを不均一接触水素化する方法であって、
    ロジウム金属からなる触媒の存在で芳香族アミンの水素化を実施し、
    溶媒としてC4-12ジアルキルエーテルを用い、そして
    反応器槽へ芳香族アミンを添加し、その際、反応器槽内の未反応の芳香族アミンの最大水準が1.5重量%に維持される添加速度で添加すること
    からなる段階を改良点とする、上記の方法。
  2. 芳香族アミンが単環芳香族ジアミンである請求項1に記載の方法。
  3. ジアルキルエーテルが、メチル第3級ブチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラハイドロフラン、ジオキサン、およびジオキソランからなる群から選択される請求項2に記載の方法。
  4. ジアルキルエーテルのヒールを、単環芳香族ジアミンとの接触に先立ってロジウム触媒と接触させる請求項3に記載の方法。
  5. 芳香族ジアミンがトルエンジアミンである請求項2〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. トルエンジアミンがオルト−トルエンジアミンである請求項5に記載の方法。
  7. ジアルキルエーテル溶媒がメチル第3級ブチルエーテルである請求項6に記載の方法。
  8. 反応器槽内の未反応のオルト−トルエンジアミンの水準が、1重量%より低い水準に維持される請求項7に記載の方法。
  9. 反応器槽内の圧力が800〜2500psigの範囲にある請求項8に記載の方法。
  10. 触媒が水酸化リチウムで活性化される請求項9に記載の方法。
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