JP4091828B2 - 自動折り装置 - Google Patents

自動折り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4091828B2
JP4091828B2 JP2002343538A JP2002343538A JP4091828B2 JP 4091828 B2 JP4091828 B2 JP 4091828B2 JP 2002343538 A JP2002343538 A JP 2002343538A JP 2002343538 A JP2002343538 A JP 2002343538A JP 4091828 B2 JP4091828 B2 JP 4091828B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folding
plate
fixed plate
fabric
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002343538A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004179374A (ja
Inventor
剛 松井
雅二 水村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP2002343538A priority Critical patent/JP4091828B2/ja
Publication of JP2004179374A publication Critical patent/JP2004179374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4091828B2 publication Critical patent/JP4091828B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Landscapes

  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、紙など薄物の自動折り装置に関する。とくに電気二重層キャパシタの製造過程において、正極体と負極体との間に介装される2つ折りのセパレータを形成するのに好適な自動折り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種の蓄電装置として、急速充電が可能で充放電サイクル寿命が長い、電気二重層キャパシタの適用技術が注目される。電気二重層キャパシタにおいては、板状の正極体と負極体をこれらの間にセパレータを介在させて交互に積層する構成のものが開示される(特許文献1、参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−70052号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、このような従来技術を踏まえつつ、電気二重層キャパシタのセパレータについても、これを歩留まり良く能率的に加工しえる自動折り装置の提供を目的とする。
【0005】
第1の発明は、固定プレートに対する展開位置と固定プレートに被さる折曲位置との間を旋回可能に支持される回転プレートと、固定プレートに対する展開位置で固定プレートに連なる設置面を回転プレートに突設するブロックと、固定プレートに紙など膜状の生地を吸着する手段と、ブロックが形成する設置面に紙など膜状の生地をを吸着する手段と、
固定プレートに対する展開位置から固定プレートに被さる折曲位置へ回転プレートが旋回するに伴ってその旋回中心を固定プレートの下方から上方へ変位させながら、展開位置で固定プレートとブロックの設置面との間に跨って位置決め状態にセットされる前記生地の中央部を湾曲させつつその両端部をブロックの設置面により固定プレートとの間に重ね合わせて挟み付ける折曲機構と、
折曲機構が折曲位置に達すると中央部が湾曲する紙など膜状の生地に対して回転プレートの旋回中心と反対側のヒンジを介してブロックの両側をこれに沿う方向へ旋回可能な折込板が退避位置から折込位置へ旋回するに伴って前記生地の両側を固定プレートに押し付けて紙など膜状の生地に折れ線を形成すると共に、折込板が折込位置に達すると固定プレートの側方からそれぞれ折込板の断面が鋭角なエッジへ乗り上げる折返板により折込板と固定プレートとの重なり合う平面からはみ出る紙など膜状の生地の両側をエッジに沿う折返部に形成する折込機構と、
を備えること特徴とする。
【0006】
第2の発明は、第1の発明において、折曲機構の動作に伴って湾曲する紙など膜状の生地の内側へエアを吹き付ける手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、折込板の折込位置への旋回により紙など膜状の生地に形成される折れ線が正常かどうかを監視する手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
第4の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれか1つにおいて、折り加工前の紙など膜状の生地を1枚ずつ展開位置の回転プレートと固定プレートの間に跨る所定のセット状態に搬入する手段と、折り加工後の紙など膜状の生地を固定プレートから搬出する手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
第1の発明〜第4の発明においては、紙など膜状の生地は、中央部を湾曲させつつ、両端部が重ね合わされ、中央部が湾曲する両側に折れ線が形成され、この折れ線と直交する折れ線をもって折返部がされる。つまり、折曲機構および折込機構を順次に動作させることにより、紙など膜状の生地に対し、これを2つに折ってさらにその両側に折返部が加工できるのである
【0011】
第2の発明においては、折曲機構の動作に伴って湾曲する紙など膜状の生地の内側へエアが吹き付けられ、生地の中央部が湾曲の内側へ不規則に曲がり込むのを抑えられる。つまり、中折れ状態を生じるのが防止され、紙など膜状の生地を正しく2つ折りに形成できるようになる
【0012】
第3の発明においては、折れ線の監視により、良品に不良品が交じり込むのを防ぐ対処が可能となり、紙など膜状の生地の折り加工に対する信頼性の向上が得られる
【0013】
第4の発明においては、折り加工ばかりでなく、紙など膜状の生地に対する、折り加工前の搬入および折り加工後の搬出についても、これらを連続的に効率よく自動処理することが可能となる
【0015】
【発明の実施の形態】
図1において、1は電気二重層キャパシタの正極体1aおよび負極体1bを構成する電極シートであり、電極シート1は集電極2とその両面に重合する活性炭電極3(分極性電極)とから組成される。集電極2は、矩形状の金属箔(たとえば、アルミニウム箔)からなり、その矩形平面の一辺に片側へ寄せて帯状のリード部2aが一体に形成される。
【0016】
4は電極シート1を挟み込むセパレータであり、生地(ポリプロピレンなどの樹脂製または紙製の多孔質膜に作られる)を2つ折りに形成したものであり、電極シート1はその内側に差し込まれ、2つ折りの折れ線4aを基準に位置決めされる。2つ折りのセパレータ4は、集電極2のリード2aの一部(先端側)を露出させる一方、電極シート1の両面(分極性電極3)を覆うと共にその周囲の三辺(折れ線4aに直交する二辺と折れ線4aと平行な一辺)に所定幅の余白(半面どうしの重なり合う部分)を生じる、大きさ(展開面積)に設定される。
【0017】
複数の電極シート1は、1個ずつ2つ折りのセパレータ4に挟み込まれ、所定数の積層体(キャパシタ本体)に構成される。電極シート1は、集電極2の一辺の片側へ寄るリード部2aとの関係から、交互に表裏を反転させることにより、正極体1aのリード部2aが集電極2の一辺の片側、負極体1bのリード部2aがその反対側、に並ぶ積層状態に組み付けられる。集電極2のリード部2aは、同極どうしが結束され、容器の内部において、1対の端子板にそれぞれ対応する極性の結束部(リード部2aの重合部)が接合される。
【0018】
図示しないが、容器は金属層を含む積層構造の柔軟な材質の樹脂フィルム(たとえば、アルミラミネートフィルム)から同一形状に成形される2つの構成部分(底側部分と蓋側部分と)からなり、これらを組み合わせると、互いに向き合う平面矩形状の凹部によって積層体の収容部が形成される。
【0019】
底側部分の内側にキャパシタ本体は納められ、その上から蓋側部分が被せられる。容器の周縁において、1対の端子板(その一部)が引き出される一辺を除く三辺が熱溶着(熱シール)される。容器は、1対の端子板が突き出る一辺が開口可能となり、その開口部から内部に電解液が注入され、電解液の含浸および電解精製が終わると、余分な電解液が抜き取られ、真空状態に密封(残りの開口可能な一辺が熱溶着)されるのである。
【0020】
図2は、電気二重層キャパシタの製造工程(一部分)を説明するものであり、(a)〜(c)は電極シート1を製作する工程、(d)〜(f)は2つ折りのセパレータ4を製作する工程、(g)は電極シート1を2つ折りのセパレータ4に挟み込む(組み付ける)工程、を表す。
【0021】
(a)において、10は電極シート1に加工されるシートであり、ロールに巻いて搬送される。シート10は、金属箔(集電極2の構成材質)の両面に分極性電極3の構成材質としてペースト状の活性炭(結着剤を含む混合物)を塗布するか、板状に成形した活性炭(結着剤を含む混合物)を貼り合わせることにより製作される。
【0022】
(b)において、シート10はロールから引き伸ばされ、所定の大きさ(サイズ)のシート11に裁断される。(c)において、所定の大きさのシート11は、プレスにより型抜き加工され、所定形状(矩形平面の一辺に集電極のリード部2aを備える)の電極シート1に成形される。(b)および(c)において、12は金属箔の一側(両面)に集電極2のリード部2aの形成領域となる露出部であり、(a)において、シート10の製作時に設定される。
【0023】
(d)において、13はセパレータ4の生地(ポリプロピレンなどの樹脂製または紙製の多孔質膜に作られる)であり、所定面積の矩形に裁断される。(e)において、所定面積の矩形生地13は、生地の縦を2等分する折れ線4aで2つ折りのセパレータに形成される。(f)において、2つ折りのセパレータ4は、その折れ線4aと直交する折れ線4bをもって2つ折りに重なる両面(半面どうし)の両側に折返部4cが設けられる。これら折返部4cは、2つ折りのセパレータ4(所定面積の矩形生地)において、その折れ線4aが形成する一辺を除く三辺(電極シート1の分極性電極3を覆う領域の周囲)に設定の余白を利用して形成される。
【0024】
(g)において、(c)の電極シート1に(g)のセパレータ4が組み付けられる。電極シート1は、開放される一辺からセパレータ4の内側へ差し入れられるのである。
【0025】
このような工程により、正極体1aおよび負極体1bは、シート11から型抜き加工により所定形状の電極シート1に容易かつ能率的に作成される。2つ折りのセパレータ4に折返部4cが加わるため、2つ折りの折れ線4aおよび折返部4cの折れ線4bを基準に電極シート1は縦横の2方向に位置決め可能となり、正極体1aまたは負極体1bとこれらを挟み込むセパレータ4とのズレが適確に防止される。
【0026】
図3は、所定面積の矩形生地を2つ折りのセパレータ4に加工する自動折り装置を表すものであり、所定面積の矩形生地13(加工前の薄物)を積層状態に収容するパレット21の載置台22、所定面積の矩形生地13を加工する折り機23、加工後の矩形生地13(セパレータ4)を積層状態に収容するパレット25の載置台24、が基板26(ベース)に等間隔で一列に配置される。基板26の両側に支柱27が立てられ、これら支柱27の間に横梁28が水平状態に架設される。横梁28に水平方向へ移動可能なスライダ29が設けられ、スライダ29の表面に2基のハンド装置30,31が平行に配置される。横梁28に水平方向へ伸縮可能なエアシリンダ32が備えられ、スライダ29を横梁28に沿うx軸方向へ移動させる。
【0027】
ハンド装置30,31は、横梁28に直交するy軸方向へ延びるスクリュロッド32と、スクリュロッド32を正方向または逆方向へ回転させる電動機33と、スクリュロッド32に外装される中空ロッド34と、中空ロッド34の下端に取り付けられる吸着パッド35と、からなり、スクリュロッド32に螺合するネジ部36が中空ロッド34に形成され、電動機33がスクリュロッド32を正回転または逆回転させると、ネジ部36の前進または後退に伴って中空ロッド34が吸着パッド35を昇降させるのである。
【0028】
スライダ29は、ハンドリングの停止位置と搬送先の停止位置(ハンド装置31が2点鎖線に表される)との間を往復する。ハンドリングの停止位置において、パレット21に収容される積層物(加工前の矩形生地13)の上面へ吸着パッド35aが降下すると、積層物の上面が吸着パッド35aに吸引され、吸着パッド35aの上昇により、パレット21から矩形生地13が持ち上げられる。また、折り機23へ吸着パッド35bが降下すると、加工後の矩形生地13は吸着パッド35bに吸引され、吸着パッド35bの上昇により、折り機23から持ち上げられる。搬送先の停止位置においては、吸着パッド35aが折り機23へ降下して搬送物(加工前の矩形生地13)を所定のセット状態に搬入すると、吸着パッド35aの吸引が停止され、吸着パッド35aの上昇により、折り機23に搬入(セット)の矩形生地13が吸着パッド35aから解放される。また、吸着パッド35bがパレット25へ降下して搬送物(加工後の矩形生地13)をパレット25の内部に搬入すると、吸着パッド35bの吸引が停止され、吸着パッド35bの上昇により、パレット25に搬入の矩形生地13(セパレータ4)が吸着パッド35bから解放されるのである。
【0029】
図4〜図6は、折り機23を表すものであり、基板40に複数のロッド41が立てられ、これらロッド41により固定プレート42が水平状態に支持される。基板40の両側に支持板43が配置され、片方の支持板43aに支持軸44がベアリング45を介して回転自在に支持される。もう片方の側板43bにロータリアクチュエータ46が取り付けられ、その回転軸47は支持軸45と同軸上に配置される。支持軸45および回転軸47に鍔板48(アームを形成する)が固着され、鍔板48間に回転プレート50が配置される。回転プレート50は、ロータリアクチュエータ46の正方向または逆方向への回転により、固定プレート42に被さる折曲位置と展開位置との間を旋回する。
【0030】
固定プレート42に対する展開位置において、回転プレート50は、鍔板48のアームにより、展開(回動)角度が大きく設定され、固定プレート42の下方へ傾斜するようになる(図9,図10、参照)。固定プレート42に連なる設置面51a(矩形生地13の着座面)を形成するため、回転プレート50にブロック51が突設される。
【0031】
回転プレート50において、52はブロック51の設置面51aに矩形生地13の一端側を吸着する複数の吸込孔(負圧通路の開口部)、53は矩形生地13の一端に対する位置決めピン、固定プレート42において、55は矩形生地13の片側を吸着する吸込孔(負圧通路の開口部)、56は矩形生地13の他端に対する位置決めピン、57は回転プレート50側の位置決めピン53が出入可能な切欠部、である。
【0032】
回転プレート50は、展開位置から折曲位置へ旋回すると、鍔板48(アーム)が固定プレート42の上方へ立ってくるので、鍔板48側を開く具合に傾斜しながら固定プレート42へ被さるのである(図12、参照)。これにより、矩形生地13は、後述のように中央部を湾曲させつつ両端部が重ね合わされ、位置決めピン53が固定プレート42の切欠部57に没入すると、ブロック51の設置面51aにより、固定プレート42との間に挟み付けられる。この行程において、矩形生地13の中央部が不規則に折れ曲がるのを防止するため、回転プレート50の旋回(折曲動作)に伴って湾曲する矩形生地13の内側へエアを吹き付けるノズル60が固定プレート42に配置される。
【0033】
回転プレート50においては、位置決めピン53側に設定のヒンジ61を介して開閉可能な折込板62が設けられ、その開閉(折込動作)を遂行するエアシリンダ63が備えられる。折込板62は、エアシリンダ63の伸張により、ブロック51の設置面51aと同一平面上の折込位置へ開かれ、エアシリンダ63の収縮により、回転プレート50へ平行状態に接近する退避位置へ閉じられる。
【0034】
折込板62の両側は、鋭角のエッジ65に形成され、エッジ65へ乗り上げ可能な折返板64が配置される。折返板64は、固定プレート42の裏縁にヒンジ66を介して上下方向へ回動自在に支持される(図7,図8、参照)。折返板64を回動させるのがエアシリンダ67であり、ヘッド側が底板のクレビス68にピン結合され、ロッド側がクレビス69を介して折返板62側にピン結合される。折返板62は、エアシリンダ67の伸張により、エッジ65へ掛かるように押し上げられる一方、エアシリンダ67の収縮により、固定プレート42の側方へ開くように引き下げられるのである。
【0035】
折り機23は、回転プレート50が固定プレート42よりも下方へ傾斜する展開状態(ブロック51の設置面51aは水平状態となる)において、吸着パッド35aが矩形生地13を所定のセット状態に搬入するのを待機するのである。矩形生地13は、固定プレート42および回転プレート50に載せられると、位置決めピン53,56の間で固定プレート52と回転プレート50の設置面51aに跨って水平状態にセットされる。固定プレート42の吸込孔55に矩形生地13の片側が吸引され、設置面51aの吸込孔52に矩形生地13の一端側が吸引される。回転プレート50は、鍔板48(アーム)により、展開角度が大きく設定され、固定プレート42の下方へ傾斜するようになり、吸着パッド35aが降下する搬送物(矩形生地13)に干渉することなく、矩形生地13を所定のセット状態へ容易かつ正確に搬入できるのである。
【0036】
この状態において、ロータリアクチュエータ46が正方向へ回転すると、回転プレート50が固定プレート42に被さる折曲位置へ旋回する(図12、参照)。矩形生地13は、回転プレート50の旋回に伴って中央部を湾曲させつつ、位置決めピン53,56に規制される両端が重ね合わされ、ブロック51の設置面51aにより固定プレート42との間に挟み付けられる。回転プレート50が折曲位置に達すると、エアシリンダ63の伸張により、折込位置へ開く折込板62により、矩形生地13は2つ折りに重ねられ、中央に折れ線4aが形成される。
【0037】
回転プレート50が折曲位置へ旋回する行程においては、ノズル60から矩形生地13の湾曲する内側へエアが吹き付けられ、矩形生地13の中央部が不規則に曲がり込むのを抑えられる。矩形生地13は、続く行程において、ブロック51の設置面51aにより固定プレート42との間に両端部が挟み付けられ、ズレの発生しにくい状態において、折込板62が折込位置へ開くので、中折れ状態を生じることなく、折れ線4aを正確に形成できるのである。
【0038】
固定プレート42と折込板62との重なり合う平面からはみ出る矩形生地13の両側に折返部4cを形成するため、エアシリンダ67の伸張により、折返板64が押し上げられ、折込板62の両側へ乗り上げて矩形生地13の両側をエッジ65に押し付ける。これにより、2つ折の矩形生地13の両側が折り返され、エッジ65に沿う折れ線4bが形成される。
【0039】
その後、エアシリンダ67の収縮により、折返板62が固定プレート42の側方へ引き下げられ、エアシリンダ63の収縮により、折込板62が退避位置へ閉じられる。そして、吸込孔52の吸引が停止され、ロータリアクチュエータ46の逆回転により、回転プレート50が展開位置へ戻される。これにより、加工後の矩形生地(セパレータ4)が固定プレート42に残され、吸着バッド35bが降下すると、吸込孔55の吸引が停止される。
【0040】
固定プレート42は、吸着パッド35bが吸い付くのを防止するため、図9,図10のように中央が大きく刳り抜かれ、これに継がる数条の溝部70が形成される。これら刳り抜き部71および溝部70により、吸着パッド35bの吸引力が逃がされ、吸着パッド35bが吸い付きづらく設定される。
【0041】
図8において、69は矩形生地13の折れ線4aが正常かどうか(中折れ状態が発生かどうか)を監視する手段であり、固定プレート42の下方から検知部を斜め上向きに配置される。監視手段69は、赤外線センサなどが用いられ、中折れの発生により、矩形生地13の長さが詰まり、監視範囲がら外れると、不良品の発生を報せる信号を出力する。
【0042】
監視手段69の代わりに負圧センサを吸込孔55への負圧通路に設けることも考えられる。中折れの発生により、矩形生地13の重なりが増えるため、その部分を吸引する負圧が高まるので、それを負圧センサで検出することになる。なお、この発明に係る自動折り装置は、電気二重層キャパシタのセパレータを成形する加工に限定されるものでなく、紙など薄物の折り加工に広く適用しえるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気二重層キャパシタの構成に係る説明図である。
【図2】同じく製造過程に係る説明図である。
【図3】自動折り装置に係る構成図である。
【図4】折り機(折曲状態)の正面図である。
【図5】同じく平面図である。
【図6】同じく右側面(一部切欠)図である。
【図7】図5のA−Aにおける断面図である。
【図8】図5のB−Bにおける部分断面図である。
【図9】折り機(展開状態)の平面図である。
【図10】図9のC−Cにおける断面図である。
【図11】折込動作の説明図である。
【符号の説明】
1 電極シート
4 セパレータ
13 矩形生地
20 自動折り装置
23 折り機
30,31 ハンド装置
42 固定プレート
46 ロータリアクチュエータ
48 鍔板(アーム)
50 回転プレート
51 ブロック
51a 設置面
52,55 吸込孔
53,56 位置決めピン
61,66 ヒンジ
62 折込板
63 折込用のエアシリンダ
64 折返板
67 折返用のエアシリンダ
69 監視手段

Claims (4)

  1. 固定プレートに対する展開位置と固定プレートに被さる折曲位置との間を旋回可能に支持される回転プレートと、
    固定プレートに対する展開位置で固定プレートに連なる設置面を回転プレートに突設するブロックと、
    固定プレートに紙など膜状の生地を吸着する手段と、
    ブロックが形成する設置面に紙など膜状の生地をを吸着する手段と、
    固定プレートに対する展開位置から固定プレートに被さる折曲位置へ回転プレートが旋回するに伴ってその旋回中心を固定プレートの下方から上方へ変位させながら、展開位置で固定プレートとブロックの設置面との間に跨って位置決め状態にセットされる前記生地の中央部を湾曲させつつその両端部をブロックの設置面により固定プレートとの間に重ね合わせて挟み付ける折曲機構と、
    折曲機構が折曲位置に達すると中央部が湾曲する紙など膜状の生地に対して回転プレートの旋回中心と反対側のヒンジを介してブロックの両側をこれに沿う方向へ旋回可能な折込板が退避位置から折込位置へ旋回するに伴って前記生地の両側を固定プレートに押し付けて紙など膜状の生地に折れ線を形成すると共に、折込板が折込位置に達すると固定プレートの側方からそれぞれ折込板の断面が鋭角なエッジへ乗り上げる折返板により折込板と固定プレートとの重なり合う平面からはみ出る紙など膜状の生地の両側をエッジに沿う折返部に形成する折込機構と、
    を備えること特徴とする自動折り装置。
  2. 折曲機構の動作に伴って湾曲する紙など膜状の生地の内側へエアを吹き付ける手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の自動折り装置。
  3. 折込板の折込位置への旋回により紙など膜状の生地に形成される折れ線が正常かどうかを監視する手段と、を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動折り装置。
  4. 折り加工前の紙など膜状の生地を1枚ずつ展開位置の回転プレートと固定プレートの間に跨る所定のセット状態に搬入する手段と、折り加工後の紙など膜状の生地を固定プレートから搬出する手段と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の自動折り装置
JP2002343538A 2002-11-27 2002-11-27 自動折り装置 Expired - Fee Related JP4091828B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002343538A JP4091828B2 (ja) 2002-11-27 2002-11-27 自動折り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002343538A JP4091828B2 (ja) 2002-11-27 2002-11-27 自動折り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004179374A JP2004179374A (ja) 2004-06-24
JP4091828B2 true JP4091828B2 (ja) 2008-05-28

Family

ID=32705295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002343538A Expired - Fee Related JP4091828B2 (ja) 2002-11-27 2002-11-27 自動折り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4091828B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101916673B (zh) * 2010-08-11 2011-09-21 诸暨斯通机电设备制造有限公司 一种自动拔芯机
EP3638086B1 (en) * 2018-04-05 2022-12-07 Armin Arminak Foam pump actuator with folding nozzle suitable for e-commerce

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004179374A (ja) 2004-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2747186B1 (en) Electrode body fabrication device and method
JP6485461B2 (ja) 超音波接合装置および超音波接合方法
US9492939B2 (en) Cutting apparatus for separator of electrical device
EP3054501B1 (en) Apparatus for bonding separators in electrical devices
KR20200023852A (ko) 전극 조립체 제조장치
JP2014179304A (ja) 二次電池用電極積層体作成方法及び作成装置
JP4786342B2 (ja) 高分子バッテリーの組合せ体の積み重ね装置および方法
JP6481258B2 (ja) 電気デバイスのセパレータ接合方法、電気デバイスのセパレータ接合装置、および電気デバイス
JP2015185372A (ja) 電気デバイスのセパレータ接合方法および電気デバイスのセパレータ接合装置
JP2012204070A (ja) 電極積層体の製造装置および製造方法
JP4091828B2 (ja) 自動折り装置
JP6364854B2 (ja) 電気デバイスのセパレータ接合装置
JP6264817B2 (ja) 電気デバイスのセパレータ接合装置
JP2002246278A (ja) 積層体、その製造装置及び製造方法、並びに、電気二重層コンデンサ
JP6702126B2 (ja) 積層電池製造装置
JP6292081B2 (ja) セパレータ成形装置
JP6413277B2 (ja) 電気デバイスのセパレータ接合方法、電気デバイスのセパレータ接合装置、および電気デバイス
JP4157758B2 (ja) 電気二重層キャパシタの製造方法およびその装置
JP3766323B2 (ja) 電気二重層キャパシタセルの製造方法及び製造装置
CN209993676U (zh) 剔除缺陷极片的装置
JP3766322B2 (ja) 電気二重層キャパシタセルの製造方法及び製造装置
JP3764398B2 (ja) 電気二重層キャパシタセルの製造方法及び製造装置
JP3766321B2 (ja) 電気二重層キャパシタセルの製造方法及び製造装置
JP2001266807A (ja) ポリマーバッテリー外装材の加工方法及びそれに用いる加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080229

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140307

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees