JP3766321B2 - 電気二重層キャパシタセルの製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気二重層キャパシタセルの製造方法及び製造装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種の蓄電装置として、急速充電が可能で充放電サイクル寿命が長い、電気二重層キャパシタの適用技術が注目されている。
【0003】
電気二重層キャパシタセルは、同数の正極体と負極体をこれらの間にセパレータを介在させて交互に積層して構成される(特許第3005992号,特開平7−94374号、参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、このような電気二重層キャパシタの従来技術を踏まえつつ、電気二重層キャパシタセルを自動的に積層する製造方法およびその製造装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、正極体と負極体及びセパレータを積層した積層体を備える電気二重層キャパシタセルの製造方法において、帯の上に積層体を積層する積層機構として、帯および積層体を載せるベースと、このベース上にて帯を吸着支持する吸着プレートと、ベースから出没可能に突出する昇降セットピンを用い、この昇降セットピンは帯がベースに置かれるときに引き込まれ、帯が吸着プレートに吸着支持された後にベース上に突出して帯を折り曲げる構成とし、帯の上に積層体を積層する積層工程と、帯の両端部を合わせて結束する結束工程とを順に行うものとした。
【0006】
第2の発明は、正極体と負極体及びセパレータの積層体を備える電気二重層キャパシタセルの製造装置において、帯の上に積層体を積層する積層機構として、帯および積層体を載せるベースと、このベース上にて帯を吸着支持する吸着プレートと、ベースから出没可能に突出する昇降セットピンを備え、この昇降セットピンは帯がベースに置かれるときに引き込まれ、帯が吸着プレートに吸着支持された後にベース上に突出して帯を折り曲げる構成とし、帯の両端部を合わせて結束する結束機構を備えるものとした。
【0009】
第3の発明は、第2の発明において、複数のベースを積層作業位置または結束作業位置に移動する移動テーブルを備えるものとした。
【0010】
第4の発明は、第2または3の発明において、結束機構として、積層体を押さえるクランパーと、帯の両端部を巻き込んで合わせる一対の巻き込みローラと、合わされた帯の両端部を溶着するヒートシールとを備えるものとした。
【0011】
【発明の作用および効果】
第1の発明において、二重層キャパシタセルを積層した後、帯によって結束することにより、積層体を精度良く積層することが可能となり、生産性を高められる。
【0012】
第2の発明において、製造装置によって積層体を積層して結束する作業の自動化が可能となり、この製造装置を含む製造ラインをグローブボックス内に収めることにより、電気二重層キャパシタセルを外気にさらすことなく製造することが可能となり、品質の安定化がはかれる。
【0013】
第2の発明において、ベース上にて吸着プレートが帯を吸着支持することにより帯が所定位置に保持されるとともに、帯の上にて位置決め機構によって積層体を精度良く積層することができる。
【0014】
第2の発明において、帯が吸着プレートに吸着支持された後に昇降セットピンがベース上に突出することにより、帯を所定位置に保持して折り曲げることができる。
【0015】
第3の発明において、一方のベースが積層作業位置にあるとき、他方のベースは結束作業位置にあり、積層作業と結束作業を並行して行うことが可能となり、生産性を高められる。
【0016】
第4の発明において、積層体はクランパーによって押さえられた後、巻き込みローラによってもクランパーを介してさらに押さえられた状態でヒートシールが帯の両端部に押し付けられることにより、帯の両端部が溶着によって結合される。このとき、クランパーが帯の溶着部と電極シートの間に介在していると、電極シートが保護されるとともに、ヒートシールによる押し付け力が均一化されて溶着が確実に行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0018】
図1に示すように、電気二重層キャパシタセルは、同数の正極体1aと負極体1bと、これらを1個ずつ挟み込む二つ折りのセパレータ4とが積層される。電気二重層キャパシタは、この電気二重層キャパシタセルの積層体6が電解液と共に密閉容器の中に収容される。
【0019】
正極体1aおよび負極体1bは、集電極2の両面に分極性電極3を備える同一の電極シート1から構成される。電極シート1は集電極2とその両面に重合する活性炭電極3(分極性電極)とから組成される。集電極2は、矩形状の金属箔(例えば、アルミ箔)からなり、その矩形平面の一辺に片側へ寄せて帯状のリード部2aが一体に形成される。
【0020】
電極シート1を挟み込むセパレータ4は、生地(テフロン(登録商標)やポリプロピレンなどの樹脂製または紙製の多孔質膜に作られる)を二つ折りに形成される。電極シート1はセパレータ4の内側に差し込まれ、二つ折りの折れ曲げ線4aを基準に位置決めされる。二つ折りのセパレータ4は、集電極2のリード2aの一部(先端側)を露出させる一方、電極シート1の両面(分極性電極3)を覆うと共にその周囲の三辺(折れ曲げ線4aに直交する二辺と折れ曲げ線4aと平行な一辺)に所定幅の余白(半面どうしの重なり合う部分)を生じる、大きさ(展開面積)に設定される。
【0021】
偶数の電極シート1(同数の正極体と負極体)は、図1のように1個ずつ二つ折りのセパレータ4に挟み込まれ、所定数の積層体6(電気二重層キャパシタセル)に構成される。電極シート1は、集電極2の一辺の片側へ寄るリード部2aとの関係から、交互に表裏を反転させることにより、正極体のリード部2aが集電極2の一辺の片側、負極体のリード部2aがその反対側、に並ぶ積層状態に組み付けられる。集電極2のリード部2aは、同極どうしが結束され、容器の内部において、1対の端子にそれぞれ対応する極性の結束部(リード部2aの重合部)が接合される。
【0022】
このような構成により、二つ折りのセパレータ4において、その折れ曲げ線4aを基準に電極シート1の位置決めが可能となる。例えば、電極シート1を挟み込む二つ折りのセパレータ4をその折れ曲げ線4aが水平な下辺となる縦置き状態で積層などを処理すると、二つ折りのセパレータ4の折れ曲げ線4aが電極シート1の位置を規制するため、製造過程における、薄物どうし(正極体1aおよび負極体1bとこれらの間に介在させるセパレータ4と)のズレが防止される。
【0023】
正極体1aおよび負極体1bとセパレータ4との間にズレを生じると、正極体1aと負極体1bとの絶縁が不完全となり、短絡する可能性も考えられる。この点、二つ折りのセパレータ4により、正極体1aおよび負極体1bとのズレを簡便に防止され、製品(電気二重層キャパシタ)の歩留まりが大いに高められるのである。また、正極体1aおよび負極体1bについては、同一の電極シート1が共用され、これらの製作コストを大幅に低減できる効果も得られる。
【0024】
図2は、別の実施形態(積層体6の構成)を説明するものであり、二つ折りのセパレータ4は、正極体1aまたは負極体1bの一方にのみ組み付けられる。積層体6の1個置きに電極シート1は二つ折りのセパレータ4に挟み込まれ、各正極体1aの活性炭電極3と各負極体1bの活性炭電極3との間にそれぞれ二つ折りのセパレータ4の半面が介在(1対の活性炭電極間を絶縁)する形になる。
【0025】
この場合、図3の例(積層体6を構成する全ての電極シート1に二つ折りのセパレータ4が組み付けられる)に比較すると、二つ折りのセパレータ4が半減するので、電極シート1に対する二つ折りのセパレータ4の位置決めについては、その機能が半減するものの、二つ折りのセパレータ4の半面どうしの重なりが解消され、電気二重層キャパシタセルの厚みを減らしてコンパクト化がはかれるとともに、電気二重層キャパシタセルの静電容量を増やすことができる。
【0026】
図3は、電気二重層キャパシタの製造工程(一部分)を説明するものであり、(a)〜(c)は電極シート1を製作する工程、(d)〜(f)は二つ折りのセパレータ4を製作する工程、(g)は電極シート1を二つ折りのセパレータ4に挟み込む(組み付ける)工程、を表す。
【0027】
(a)において、10は電極シート1に加工されるシートであり、ロールに巻いて搬送される。シート10は、金属箔(集電極2の構成材質)の両面に分極性電極3の構成材質としてペースト状の活性炭(結着剤を含む混合物)を塗布するか、または板状に成形した活性炭(結着剤を含む混合物)を貼り合わせることにより製作される。(b)において、シート10はロールから引き伸ばされ、所定の大きさ(サイズ)のシート11に裁断される。(c)において、所定の大きさのシート11は、プレスにより型抜き加工され、所定形状(矩形平面の一辺に集電極2のリード部2aを備える)の電極シート1に成形される。なお、(b)および(c)において、12は金属箔の一側(両面)に集電極2のリード部2aの形成領域となる露出部であり、(a)において、シート10に設定される。
【0028】
(d)において、セパレータ4の生地(テフロン(登録商標)やポリプロピレンなどの樹脂製または紙製の多孔質膜に作られる)は、所定の大きさに裁断される。(e)において、所定の大きさの生地13は、既定の折り曲げ線4a(生地4の縦を2等分する)で二つ折りのセパレータ4に形成される。
【0029】
(f)において、二つ折りのセパレータ4は、その折り曲げ線4aと直交する折り曲げ線4bをもって折り返し部4cが設けられる。なお、これら折り返し部4cは、二つ折りのセパレータ4(所定の大きさの生地13)において、その折り曲げ線4aの形成する一辺と交わる二辺に形成される。
【0030】
(g)において、(c)の電極シート1に(f)のセパレータ4が組み付けられる。電極シート1は、開放される(折り曲げのない)一辺からセパレータ4の内側へ差し入れられるのである。
【0031】
このような工程により、正極体1aおよび負極体1bは、シート10から型抜き加工することにより、所定形状の電極シート1に容易かつ能率的に作成される。二つ折りのセパレータ4に折り返し部4cが加わるため、二つ折りの折れ曲げ線4aおよび折り返し部4cの折り曲げ線4bを基準に電極シート1は縦横の2方向に位置決め可能となり、薄物どうし(正極体および負極体とこれらの間に位置されるセパレータ4と)のズレが適確に防止される。
【0032】
図4は電極シート1を積層する製造工程を示す説明図であり、(1)〜(7)の各工程を順に経て折られる。
【0033】
(1)、(2)、(3)において、帯5の上に電極シート1を積層する工程が行われる。
【0034】
(4)、(5)、(6)において、帯5の両端部を合わせて電極シート1の積層体6を結束する工程が行われる。
【0035】
次に、図5〜図8は電極シート1を自動的に積層する製造装置を示している。この製造装置は、帯5の上の所定位置に電極シート1を積層する積層機構30と、帯5の両端部を結合して電極シート1の積層体6を結束する結束機構41とを備える。
【0036】
積層機構30は、帯5および電極シート1を載せる一対のベース21と、ベース21上にて帯5を吸着支持する吸着プレート27と、積層される電極シート1を囲む位置決め機構20とを備える。
【0037】
各ベース21が移動テーブル22上に固定される。移動テーブル22は本体23に対してテーブルリフタ24を介して昇降可能に支持されるとともに、テーブルリフタ24に対してロータリアクチュエータ25を介して垂直軸まわりに回動可能に支持される。各ベース21は移動テーブル22の回動中心軸に対して対称となる位置に設けられる。各ベース21は電極シート1の積層が行われる積層作業位置から180°回動すると、帯5による結束が行われる結束作業位置に移動する。これにより、一方のベース21が積層作業位置にあるとき、他方のベース21は結束作業位置にあり、積層作業と結束作業が並行して行われるようになっている。
【0038】
吸着プレート27は多孔質材によって形成され、図示しない配管を介して吸引ポンプからの負圧が導かれることにより、帯5を接触させて吸着支持するようになっている。
【0039】
本体21に水平面上に延びる一対の受け台28が固定される。各受け台28はそれぞれの間に積層作業位置にあるベース21を挟むように配置される。ベース21が積層作業位置にてテーブルリフタ24によって受け台28と同一高さに保持された状態で、図示しないロボットハンドを介して帯5が平らな状態で受け台28とベース21に渡る所定位置に置かれ、吸着プレート27に吸着支持されるようになっている。
【0040】
位置決め機構20は、ベース21から出没可能に突出するする4本の昇降セットピン32と2本の固定セットピン33および3本の可動セットピン34とを備える。
【0041】
4本の昇降セットピン32は電極シート1の両側端(折り返し部4cが設けられる端部)を帯5を介して支持するように配置される。各昇降セットピン32はベース21に対してアクチュエータ35を介して昇降する。各昇降セットピン32は、帯5が受け台28とベース21に渡って置かれるときにベース21内に引き込まれる一方、帯5が吸着プレート27に吸着支持された後にベース21上に突出して帯5をコの字形に折り曲げるようになっている。
【0042】
2本の固定セットピン33は電極シート1の後端(折れ曲げ線4aが設けられる端部)を支持するように配置される。各固定セットピン33はベース21に固定される。
【0043】
3本の可動セットピン34は電極シート1の前端(リード部2aが設けられる端部)を支持するように配置される。各可動セットピン34はスプリング36を圧縮しながら降下するようになっている。
【0044】
結束機構41は、電極シート1の積層体6を押さえるクランパー42と、帯5の両端部を合わせる一対の巻き込みローラ45と、合わされた帯5の両端部を溶着するヒートシール61とを備える。
【0045】
クランパー47はステンレス板によって平板状に形成され、エアシリンダ48を介して昇降する。電極シート1の積層体6上にある状態で、エアシリンダ48が収縮することにより、クランパー47が電極シート1の積層体6を押さえるようになっている。
【0046】
各巻き込みローラ45は結束作業位置にあるベース21上を挟んで対向するように設けられ、エアシリンダ46を介して電極シート1及び帯5の中央部を横切る線上を移動するようになっている。エアシリンダ46のシリンダ部は本体21上に固定される。
【0047】
各巻き込みローラ45の間に電極シート1の積層体6上にある状態で、一方のエアシリンダ46を伸張した後、他方のエアシリンダ46を伸張させる。これにより、各巻き込みローラ45が順に移動して帯5の両端部を電極シート1の積層体6を包むように巻き込んで重ね合わせるようになっている。
【0048】
ヒートシール61はアクチュエータ62を介して昇降する。ヒートシール61が下降して帯5の両端部に押し付けられて加熱することにより、樹脂製の帯5の両端部が溶着によって結合される。
【0049】
本体21にレール65に沿ってエアシリンダ67を介して移動するスライドテーブル66が設けられる。このスライドテーブル66にクランパー47のエアシリンダ48が固定されるとともに、ヒートシール61のアクチュエータ62が固定される。これにより、スライドテーブル66はクランパー47およびヒートシール61を図6に2点鎖線で示す結束作業位置と実線で示す待避位置の間で移動するように折り返し部4cが設けられるようになっている。
【0050】
製造装置は以上のように構成され、次にその動作について説明する。
【0051】
(1)受け台28とベース21が連続した積層作業位置にある状態で、平らな帯5が受け台28とベース21に渡る所定位置に置かれ、その中央部が吸着プレート27に吸着支持される。
【0052】
(2)各昇降セットピン32をベース21上に突出させて帯5をコの字形に折り曲げる。
【0053】
(3)帯5の上に電極シート1を積層する。このとき、各電極シート1はベース21上に突出した昇降セットピン32と固定セットピン33および可動セットピン34の間に収まることにより位置決めされ、帯5の間に互いに整列して積層される。
【0054】
(4)移動テーブル22が積層作業位置にある状態から上昇し、続いて180°回動し、続いて下降して、結束作業位置へと移動させる。続いて、スライドテーブル66を待避位置から結束作業位置へと移動させる。続いて、エアシリンダ48を収縮させることにより、クランパー47によって電極シート1の積層体6を押さえる。
【0055】
(5)各エアシリンダ46を順に伸張させ、各巻き込みローラ45が移動して帯5の両端部を電極シート1の積層体6を包むように巻き込んで重ね合わせる。このとき、電極シート1の積層体6は巻き込みローラ45によってもクランパー47を介してさらに押さえられる。
【0056】
(6)ヒートシール61が下降して帯5の両端部に押し付けられて加熱することにより、樹脂製の帯5の両端部が溶着によって結合される。このとき、クランパー47が帯5の溶着部と電極シート1の間に介在しているため、電極シート1が保護されるとともに、ヒートシール61による押し付け力が均一化されて溶着が確実に行われる。
【0057】
(7)ヒートシール61を上昇させ、続いて巻き込みローラ45を電極シート1の積層体6上から移動し、続いてスライドテーブル66を待避位置へと移動してクランパー47を帯5と電極シート1の間から引き抜く。このとき、クランパー47を昇降するエアシリンダ48に導かれる空気圧が解除されている。
【0058】
こうして電極シート1が積層された後、帯5の両端部を結合して電極シート1の積層体6を結束することが自動的に行われた後、吸着プレート27に導かれる負圧を解除するとともに、ベース21上に載った電極シート1をロボットハンドを介して搬送する。
【0059】
以上のように構成され、電極シート1を積層して結束する精度を十分に確保できるとともに、生産性を高められる。
【0060】
また、この製造装置を含む製造ラインをグローブボックス内に収めることにより、電気二重層キャパシタセルを外気にさらすことなく製造することが可能となり、品質の安定化がはかれる。
【0061】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す電気二重層キャパシタセルの分解斜視図。
【図2】他の実施の形態を示す電気二重層キャパシタセルの分解斜視図。
【図3】電気二重層キャパシタセルの製造工程を示す説明図。
【図4】電極シートを積層して結束する製造工程を示す説明図。
【図5】製造装置を示す平面図。
【図6】同じく製造装置の側面図。
【図7】同じく製造装置の正面図。
【図8】同じく製造装置の背面図。
【符号の説明】
1 電極シート
1a 正極体
1b 負極体
2 集電極
2a リード部
4 セパレータ
6 積層体
20 位置決め機構
21 ベース
22 移動テーブル
27 吸着プレート
28 受け台
30 積層機構
41 結束機構
45 巻き込みローラ
47 クランパー
61 ヒートシール
Claims (4)
- 正極体と負極体及びセパレータを積層した積層体を備える電気二重層キャパシタセルの製造方法において、帯の上に積層体を積層する積層機構として、前記帯および前記積層体を載せるベースと、このベース上にて帯を吸着支持する吸着プレートと、前記ベースから出没可能に突出する昇降セットピンを用い、この昇降セットピンは前記帯がベースに置かれるときに引き込まれ、帯が前記吸着プレートに吸着支持された後にベース上に突出して帯を折り曲げる構成とし、帯の上に積層体を積層する積層工程と、帯の両端部を合わせて結束する結束工程とを順に行うことを特徴とする電気二重層キャパシタセルの製造方法。
- 正極体と負極体及びセパレータの積層体を備える電気二重層キャパシタセルの製造装置において、帯の上に積層体を積層する積層機構として、前記帯および前記積層体を載せるベースと、このベース上にて帯を吸着支持する吸着プレートと、前記ベースから出没可能に突出する昇降セットピンを備え、この昇降セットピンは前記帯がベースに置かれるときに引き込まれ、帯が前記吸着プレートに吸着支持された後にベース上に突出して帯を折り曲げる構成とし、帯の両端部を合わせて結束する結束機構を備えたことを特徴とする電気二重層キャパシタセルの製造装置。
- 前記複数のベースを積層作業位置または結束作業位置に移動する移動テーブルを備えたことを特徴とする請求項2に記載の電気二重層キャパシタセルの製造装置。
- 前記結束機構として、前記積層体を押さえるクランパーと、前記帯の両端部を巻き込んで合わせる一対の巻き込みローラと、合わされた帯の両端部を溶着するヒートシールとを備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の電気二重層キャパシタセルの製造装置。
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