JP4089703B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
また、後者の方法では、以下のような問題が生じる。
すなわち、画像データの共有対象となるメンバーは、当該画像データ毎に異なる場合があり、この場合、その都度、当該メンバー毎にプライベートボックスを作成するのは手間がかかり、使い勝手がよくない。また、短期のプロジェクトの結成、解散が繰り返されるような状況の場合も、その都度、プライベートボックスを作成する煩雑さが生じ、使い勝手がよくない。
さらに、端末装置から送信される、共有画像データへのアクセスの内容を制限するためのアクセス内容制限情報を、当該共有画像データと関連付けて登録するアクセス内容制限情報登録手段と、前記アクセス内容登録手段に登録されたアクセス内容制限情報に応じた制限を実行するアクセス内容制限手段とを有することを特徴とする。この場合に、前記アクセス内容制限情報登録手段によって登録されるアクセス内容制限情報を、当該画像データの共有を許可されるユーザに対して通知するアクセス内容制限情報通知手段を有することとしても構わない。
図1は、画像形成装置2を含む画像データ保管システム4の概略構成を示す図である。
図1に示すように、画像データ保管システム4は、画像形成装置2と複数の端末装置6,8,10,…とがLAN(Local Area Network)12を介して接続されて構成されている。なお、画像形成装置2、端末装置6,8,10を接続するネットワークは、LANに限らず、例えば、一般回線を用いたネットワークや無線通信によるネットワークであっても構わない。
画像形成装置2は、制御部20を有する。制御部20は、CPU22を中心とし、当該CPU22に対し、制御プログラムの格納されたROM24、作業用のS−RAM(Static Random Access Memory)26、画像形成等に関わる各種の設定値を記憶するバッテリバックアップされたNV−RAM(不揮発性メモリ)28、および時計IC30がバス32を介して接続されて構成されている。
固定記憶装置44には、区分けされた記憶領域である「ボックス」が設定されている。当該ボックスは、画像データの保管領域として使用される。
ボックスには、ユーザ毎に割り当てられる専用ボックスであるプライベートボックスと、ユーザ全員で共有するパブリックボックスの2種類がある。ここで、端末装置6,8,10のユーザに割り当てられたプライベートボックスを、それぞれ、プライベートボックス46,48,50とする。また、符号52で示すボックスをパブリックボックスとする。なお、プライベートボックスは、操作パネル36を操作することによって設定(記憶領域が確保)される。この際、設定されるプライベートボックスには、操作パネル36を介して入力されるボックス番号が付与される。個々のボックスは、ボックス番号によって識別される。個々のボックスには、さらに、識別情報として、人が識別し易いような名称も付与することができるが、本例では、ボックス番号のみによって識別することとする。また、プライベートボックスには、アクセス制限を設けるためパスワードを設定することが可能であるが、本例では、特に設定しないこととする。
また、制御部20には、画像形成装置2をウェブ(Web)・サーバとして機能させるためのウェブ・サーバ制御部54が接続されている。ウェブ・サーバ制御部54は、端末装置から後述するURLによって指定される画像データを、固定記憶装置44から取得して、当該端末装置へ送信する。
図3における(a)〜(c)は、画像形成装置2と端末装置6または端末装置8との間のやりとりを示すシーケンス図である。
先ず、(a)に示すように、端末装置6から複数のユーザで共有する共有画像データ(管理番号:1001)が、当該共有対象となる(共有の許可される)複数のユーザ(以下、「共有ユーザ」と言う。)の通知宛先と共に、画像形成装置2に送信される。画像形成装置2は、送信される画像データを、例えば、(d)に示すように、端末装置6から指定されたボックス番号46のボックスに格納すると共に、前記通知宛先に格納した共有画像データの所在情報であるURLを通知する。その結果、この所在情報が通知されたユーザ(共有ユーザ)だけで、当該共有画像データを共有することが可能となる。
ユーザ名とパスワードを受け取った画像形成装置2は、(e)に示すように、当該画像データと前記ユーザ名およびパスワードとを関連付けて登録する(なお、(e)に示すのは、後述する第1管理台帳60の一部である。)。
続いて、プライベートボックスに格納された画像データを特定のユーザで共有化する処理について詳細に説明する。
[1]画像形成装置2の全体的処理
先ず、図4に示すフローチャートを参照しながら、画像形成装置2で実行される全体的な処理について説明する。
先ず、S−RAM26等のクリア、各種設定値を初期状態に戻す等の初期化処理が行われる(ステップS2)。
初期化処理に続き、LAN12を介して端末装置6等の外部装置から、何らかの処理要求がなされたかどうかをチェックする(ステップS4)。処理要求がなされていなければ(ステップS4でNO)、ステップS24に進む。
ステップS24では、操作パネル36を介して何らかの処理要求がなされたかどうかをチェックする。処理要求がなされていなければ(ステップS24でNO)、ステップS32へ進む。
処理要求が、画像データの削除要求でなければ(ステップS16でNO)、要求されたその他の処理を実行する(ステップS30)。その他の処理には、例えば、原稿の複写処理(原稿の読取と用紙上への印刷)、新たなプライベートボックスの設定処理、NV−RAM28における各種設定の変更処理などがある。
ステップS32では、プライベートボックスに格納されている画像データの内、共有化されているものについて、共有期限のチェックを行う。共有期限のチェック内容の詳細については後述する。
[2]画像データの格納と格納時にする共有化処理
図4におけるステップS8の処理の詳細についての説明に入る前に、例えば、端末装置6から送信される、画像データを含むプリントジョブの一例を説明する。
プリントジョブは、ヘッダ部56とボディ部58とからなる。
ヘッダ部56には、「@PJL」で始まる制御文が記述される。プリントジョブを受け取った画像形成装置2の制御部20等(図2)は、この制御文にしたがって制御される。なお、ヘッダ部58には、画像データの本体が、例えばページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されるのであるが、画像データの内容は、本願発明の主眼ではないので、その具定例については省略する。
「@PJL SET DOCUMENT=1001」は、画像データを特定するための管理番号を示す。すなわち、「DOCUMENT=」に続く「1001」が管理番号を示している。なお、画像データを特定するための情報は、(管理)番号に限らず(管理)名称でも構わないのであるが、本例では、管理番号を用いることとする。
「@PJL SET BOXTOSTORE=123」は、画像データを格納するボックスの番号を指定する。本例では、画像データをボックス番号「123」のボックスに格納する。
「@PJL SET BOXTOSHARE1=”yamada,kyoyu1,tt@abc.com,OK,NG,3,3”」の中の「@PJL SET BOXTOSHARE」は、このプリントジョブに含まれる画像データが、他のユーザ《当該プリントジョブを端末装置から画像形成装置へ送信するユーザ(以下、「オーナユーザ」と言う。)以外のユーザ》と共有するものであることを示す。換言すると、「@PJL SET BOXTOSHARE」を伴うプリントジョブは、他のユーザと共有される画像データ(以下、「共有画像データ」と言う場合がある。)を含むものであることを示す。この制御文は、共有ユーザの数だけ記述され、「BOXTOSHARE」に続いて通し番号が記述される。
「ユーザ名」と「パスワード」が、後述するように、共有ユーザであることを認証するためのユーザ認証情報である。また、ユーザ名はユーザ認証情報であると共に、共有画像データの共有ユーザを指定する共有ユーザ指定情報でもある。
「パスワード」は、共有画像データに対し、オーナユーザによって付与されるパスワードである。当該パスワードは、共有ユーザ全員に共通するものであっても構わないし、個々の共有ユーザ毎に異なっていても構わない。
「通知宛先」は、共有画像データが画像形成装置2(固定記憶装置44)に格納されたことを、共有ユーザに通知する際の宛先である。
「プリント可否」は、アクセスの一態様であるプリント出力を許可するか禁止するかを示す情報である。この欄の記述が「OK」であれば、プリント出力が許可され、「NG」であれば、プリント出力が禁止される。
「プリント制限部数」は、一時にプリント可能な部数の上限を示す。この欄の記述が、例えば、「1」であれば一時に一部しかプリント出力ができないことを示し、「3」であれば1〜3部の間でプリント出力ができることを示す。
「@PJL SET ADDRFORSHAREDDOC=docowner1@abc.com」は、共有ユーザ全員が少なくとも1回、共有画像データにアクセスすると、後述するように、全ての共有ユーザの共有画像データへのアクセスが完了した旨が通知されるが、その際の通知宛先(アクセス完了通知宛先)を示している。通常は、オーナユーザ宛てに通知がなされる。本例のアクセス完了通知宛先は「docowner1@abc.com」である。
上述したように、図6に示す一連の処理は、図4に示すステップS6において、受信したプリントジョブが、画像データをボックスに格納する格納要求を含むと判定した場合に(ステップS6でYES)、実行されるものである。ステップS6における判定は、プリントジョブのヘッダ部に「@PJL SET STOREINBOX=ON」が記述されているか否かによってなされる。
次に、格納した画像データが共有化すべきものであるか否かの判断をする(ステップS42)。この判断は、プリントジョブのヘッダ部56(図5)に、共有化指定情報である「@PJL SET BOXTOSHARE」が記述されているかいないかによってなされる。「@PJL SET BOXTOSHARE」の記述が無い場合は(ステップS42でNO)、ステップS44〜S46をスルーして、図4のステップS10へ進む。「@PJL SET BOXTOSHARE」の記述があり(ステップS42でYES)、当該画像データを共有画像データとする場合は、ステップS44、S46へ進む。
図7(a)に、共有ユーザ管理台帳である第1管理台帳60を示す。
第1管理台帳60には、図7(a)に示すように、「ボックス番号」、「管理番号」、「ユーザ名」、「パスワード」、「共有ユーザ通知宛先」、「制限機能(プリント、送信)」、「制限部数」、「アクセス制限回数」が、受け付けたプリントジョブのヘッダ部56(図5)に基づいて登録される。なお、「アクセス回数」は、後述するように、共有ユーザが共有画像データにアクセスした回数を記録する欄である。初期設定として「0」が格納され、共有ユーザが共有画像データにアクセスする毎に対応するアクセス回数欄の値が1ずつインクリメントされる。
なお、「削除可否」は、図5の例では示さなかったが、ヘッダ部56において、画像データの固定記憶装置44からの削除を禁止する指定を行うことができ、当該禁止指定の有無を登録する欄である。ヘッダ部56において禁止指定があれば「NG」が、禁止指定がなければ「OK」が登録される。また、「第1有効期間」、「第2有効期間」も図5の例では示さなかったが、これらは、画像データの共有期間に関する情報である。「第1有効期間」は、後述する登録(共有化)日時から起算して、当該画像データの共有を許可する期間(例えば、日数)である。「第2有効期間」は、「第1有効期間」よりも短い値に設定される期間であって、後述するように、共有期限切れが迫っていることを各共有ユーザに通知する目的で設定されるものである。
なお、第1および第2管理台帳60,62は、NV−RAM28(図2)に格納されている。
当該通知は、第1管理台帳60に登録された共有ユーザ通知宛先に対し、電子メール(E-mail)で、共有ユーザ毎になされる。
電子メールでなされる共有ユーザ通知の当該電子メール本文61の一例を図8に示す。
なお、上記電子メール本文61の基本となるフォーマット文は、ROM24(図2)に予め格納されており、CPU22が、当該フォーマット文を基に、第1管理台帳60を参照して、共通ユーザ毎に対応する共有ユーザ通知を作成する。
[3]既格納画像データの共有化処理
上記[2]では、端末装置から送信された画像データをボックスに格納する際に当該画像データを共有化することとしたが、ここで示すのは、既にボックスに格納されている未だ共有になっていない画像データを選択して共有化する処理である。
図9中、「@PJL SET SHAREDOCUMENT=ON」は、既に格納されている画像データの共有化指示である。
「@PJL SET DOCUMENTTOSHARE=”2255,29388”」は、共有対象となる画像データを、“(ボックス番号),(管理番号)”の書式で指定するものである。本例では、ボックス番号「2255」に格納されている管理番号「29388」の画像データを共有化対象としている。
図10は、上記のようにして作成されるプリントジョブを受信した画像形成装置2が実行する処理内容を示すフローチャートである。図10に示すステップS50,S52,S54において実行される処理はそれぞれ、基本的に、上述したステップS44,S46,S48の処理と同様なので、その詳細な説明については省略する。要は、プリントジョブのヘッダ部を参照して、第1および第2管理台帳60,62(図7)に必要な事項を登録する(ステップS50)と共に、当該登録の日時を第2管理台帳62(図7(b))に記録し(ステップS52)、登録した共有ユーザ毎に共有ユーザ通知を行う(ステップS54)のである。
[4]共有画像データの出力処理
図4のステップS18の詳細を、図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、ユーザ名とパスワードの送信を、アクセスを試みてきた端末装置に要求する(ステップS60)。
一致するものがなければ(ステップS64でNO)、端末装置のウェブ(Web)・ブラウザ上に「アクセスが禁止されている」旨の警告(警告表示1)を表示して(ステップS66)、リターンする。
端末装置から送信された出力内容を受信すると(ステップS70でYES)、第1管理台帳60(図7(a))の制限機能欄を参照し、要求のあった出力内容(プリントまたは送信)が、(管理番号、ユーザ名、パスワードから特定される)対応する共有ユーザに対して許可されているか否かを判定する(ステップS72)。また、出力(要求)内容が「プリント」の場合であってそれが許可されている場合には、さらに、制限部数欄を参照して、出力要求部数(プリント部数)が登録されている制限部数を超えていないか否かを判定する(ステップS72)。
ステップS72でNOと判定した場合には、ステップS76へ進み、第1管理台帳60のアクセス制限回数欄とアクセス回数欄を参照し、今回のアクセスによって当該共有ユーザによる当該共有画像データへのアクセス回数がアクセス制限回数を超えることとなるか否かを判定する。
今回のアクセスで制限回数を越えることとならない場合には(ステップS76でNO)、ステップS80へ進み、要求のあった出力を実行し、第1管理台帳60における当該共有ユーザの当該共有画像データに対応するアクセス回数を一つインクリメントする(ステップS82)。
図11に戻り、アクセスログファイル64への記録(ステップS84)が終了すると、ステップS86に進む。
共有ユーザ全員のアクセスが完了していない(すなわち、一度もアクセスしていない共有ユーザが一人でもいる)と判定した場合には(ステップS86でNO)、リターンする。
[5]格納画像データの削除処理
図4のステップS26において、操作パネル36(図2)を介して、削除対象とする画像データの指定がなされた後の処理(ステップS28)の詳細について、図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、削除対象とする画像データは、操作パネル36の表示部に表示される管理番号を選択することによってなされる。
指定された画像データが共有画像データでなければ(ステップS90でNO)、固定記憶装置44(図2)から当該画像データを削除する(ステップS92)。
削除が禁止されていれば(ステップS94でNO)、操作パネル36(図2)の表示部にその旨の警告表示を行って(ステップS96)、リターンする。
次に、第1管理台帳60(図7(a))を参照し、削除された共有画像データの各共有ユーザに対し、共有の中止を通知し(ステップS100)、第1および第2管理台帳60,62(図7)から削除した共有画像データに関する情報(登録事項)を全て削除する(ステップS102)。
[6]共有期限のチェック
図4に示すステップS32(共有期限のチェック)の処理の詳細について、図14に示すフローチャートを参照しながら説明する。
当該画像データに対応する登録(共有化)日時から第1有効期間が経過しているか否かを時計IC30(図2)を参照して判定する(ステップS112)。
第1有効期間が経過していると判定した場合は(ステップS112でYES)、当該共有画像データを削除する(ステップS114)。続いて、第1管理台帳60(図7(a))を参照し、削除された共有画像データの各共有ユーザに対し、共有の中止を通知し(ステップS116)、第1および第2管理台帳60,62(図7)から削除した共有画像データに関する情報(登録事項)を全て削除する(ステップS118)。
第2有効期間が経過していると判定した場合には(ステップS120でYES)、第1管理台帳60(図7(a))を参照し、対応する管理番号と関連付けて登録されている各共有ユーザに対し、有効期限(共有期限)が迫っている旨の通知(共有期限切れの事前通知)を行う(ステップS122)。
(1)上記実施の形態では、URLによってアクセスを試みた端末装置に対し、ユーザ名とパスワードの送信を要求し、送信されたユーザ名とパスワードが予め登録されているユーザ名とパスワードに一致した場合に限って、共有画像データへのアクセスを許可した。しかしながら、ユーザ名とパスワードの利用は必ずしも必要ではなく、URLによるアクセスがなされると、直ちに、その画像データの出力処理を実行するようにしても構わない。
ユーザ名とパスワードを利用するのは、あくまでもセキュリティの向上のためであり、URLをユーザに通知することによって、その画像データの共有化はなされているからである。
(2)上記実施の形態では、共有対象となる一の画像データに限って設定される共有ユーザ認証情報として、ユーザ名およびパスワードを設定したが、これに限らず、ユーザ名のみでも構わない。要は、当該共有画像データへのアクセスが試みられた際に、当該アクセスを試みた者が、当該共有画像データの共有を許可されたユーザであるか否かが識別できればよいのである。この場合に、さらに、パスワードを追加することによって、共有画像データに対するセキュリティ性が向上するのである。
(3)上記実施の形態では、共有ユーザの通知宛先は、端末装置から送信することとしたがこれに限らず、例えば、NV−RAM28(図2)内に、予めユーザ名に対応付けて当該通知宛先を記憶しておいても構わない。この場合、通知宛先は、端末装置から送信されるユーザ名を参照し、NV−RAM28から引き出すようにする。
(4)上記実施の形態では、アクセス内容の制限として、「プリント可否」、「送信可否」、「プリント制限部数」、「アクセス制限回数」を設定したが、設定内容はこれに限らない。例えば、「カラープリント可否」、「モノクロプリント可否」、「ステープル可否」、「パンチ可否」、「編集可否」などを設定しても構わない。
6,8,10 端末装置
12 LAN
20 制御部
44 固定記憶装置
46,48,50 プライベートボックス
54 ウェブ・サーバ制御部
Claims (11)
- 記憶装置を備え、複数の端末装置とネットワークを介して接続される画像形成装置であって、
複数のユーザで共有する画像データであって、前記複数の端末装置の内の一の端末装置から送信される共有画像データを、前記記憶装置に格納する格納手段と、
前記共有画像データと共に送信される、当該共有画像データの共有ユーザを指定する共有ユーザ指定情報と当該共有画像データとを関連付けて登録する共有ユーザ登録手段と、
前記共有ユーザ登録手段で登録された共有ユーザ指定情報を参照し、指定されたユーザ宛てに前記格納された共有画像データの前記記憶装置内における格納場所を示す所在情報を送信する所在情報送信手段と、
前記一の端末装置から受け付けられる通知宛先を前記共有画像データと関連付けて登録する通知宛先登録手段と、
共有を許可されたユーザ全員の当該共有画像データへのアクセスが完了すると、その旨を前記通知宛先に通知するアクセス完了通知手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 記憶装置を備え、複数の端末装置とネットワークを介して接続される画像形成装置であって、
前記記憶装置に格納されている画像データの内、複数のユーザで共有する共有画像データの指定と共有ユーザを指定する共有ユーザ指定情報とを、前記複数の端末装置の内の一の端末装置から受け付ける共有指定受付手段と、
共有指定受付手段の受け付けた前記共有ユーザ指定情報と当該共有画像データとを関連付けて登録する共有ユーザ登録手段と、
前記共有ユーザ登録手段で登録された共有ユーザ指定情報を参照し、指定されたユーザ宛てに前記指定された共有画像データの前記記憶装置内における格納場所を示す所在情報を送信する所在情報送信手段と、
前記一の端末装置から受け付けられる通知宛先を前記共有画像データと関連付けて登録する通知宛先登録手段と、
共有を許可されたユーザ全員の当該共有画像データへのアクセスが完了すると、その旨を前記通知宛先に通知するアクセス完了通知手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記共有画像データ毎に設定される共有ユーザ認証情報を受け付ける共有ユーザ認証情報受付手段と、
前記所在情報に基づく、共有画像データへのアクセスの試みがなされた際に、共有ユーザ認証情報の送信を、当該アクセスを試みた端末装置に要求する共有ユーザ認証情報要求手段と、
前記アクセスを試みた端末装置から送信される共有ユーザ認証情報と前記共有ユーザ識別情報受付手段が受け付けた共有ユーザ認証情報とが一致する場合に限って、当該画像データへのアクセスを許可するアクセス許可手段と、
を有することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。 - 前記ユーザ認証情報は、共有を許可された個々のユーザのユーザ名であることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 前記ユーザ認証情報は、共有対象となる画像データに対して付与されるパスワードであり、
前記所在情報送信手段は、前記所在情報と共に、前記パスワードを前記指定されたユーザ宛てに通知することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、ウェブ・サーバ機能を有し、
前記所在情報は、URL(Uniform Resource Locator)であり、
端末装置から当該URLに基づく当該共有画像データへのアクセスがなされると、当該共有画像データを含むウェブ・ページを、アクセス元の端末装置へ送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 端末装置から送信される、共有画像データへのアクセスの内容を制限するためのアクセス内容制限情報を、当該共有画像データと関連付けて登録するアクセス内容制限情報登録手段と、
前記アクセス内容登録手段に登録されたアクセス内容制限情報に応じた制限を実行するアクセス内容制限手段とを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記アクセス内容制限情報登録手段によって登録されるアクセス内容制限情報を、当該画像データの共有を許可されるユーザに対して通知するアクセス内容制限情報通知手段を有することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
- 前記共有ユーザ登録手段によって共有ユーザ指定情報が登録された時点からの経過時間を計時する計時手段を有し、
前記アクセス内容制限情報は、前記計時手段が計時する経過時間が、予め設定された共有許可時間を越えた場合に、当該共有画像データへのアクセスを禁止するアクセス禁止情報であり、
前記アクセス内容制限手段は、前記計時手段が計時する経過時間が、予め設定された共有許可時間を越えた場合に、当該共有画像データへのアクセスを禁止することを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。 - 前記アクセス内容制限情報は、共有許可された一のユーザに対する前記共有画像データへのアクセス回数を制限するアクセス回数制限情報であり、
前記アクセス内容制限手段は、共有許可された一のユーザの当該共有画像データへのアクセス回数が、予め定められた許容回数に到達すると、それ以後のアクセスを禁止することを特徴とすることを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、前記記憶装置に格納されている画像データに基づいて、用紙上に画像を印刷する機能を有し、
前記アクセス内容制限情報は、前記共有画像データに基づいてなされる、用紙への印刷の部数制限情報であり、
前記アクセス内容制限手段は、一時になされる印刷の部数を予め定められた許容部数以内に制限することを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。
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