JP4089158B2 - 布シース内の滅菌空気を放散させる装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【技術分野】
本発明は、一般に、汚染大気中に位置する作業台またはコンベアのための遮蔽防護(close protection)に関し、より具体的には、作業表面またはコンベア上に乗っている空気汚染物による汚染に敏感な製品のための遮蔽防護装置に関する。
【0002】
より具体的には、本発明は、作業表面に置かれた、空気汚染に敏感な製品を、特に該作業表面に実質的に垂直な方向に、滅菌空気の気流を放散する(diffuse) ことにより遮蔽防護するための柔軟な材料のシース(sheath)に関し、このシースは滅菌空気供給ダクトを画定するものであり、かつ幾何学的特異点(geometrical singularity) を与える。
【0003】
【背景技術】
従来法では、この種のシースは、シースの軸に沿って長手方向に延在している、リークプルーフの(漏れない) 壁面と織物布のような有孔の柔軟な材料の通気性 (多孔質) の壁面とから作製される。
【0004】
ここで用いた「特異点」なる用語は、例えば、シースにおける曲げ部、分岐連結部、または断面変化部を意味する。
上記種類のシースにおいて、シースにより画定される滅菌空気供給ダクト内の滅菌空気流方向で特異点からすぐ下流では、滅菌空気気流の流速プロファイルに変形が見られることが起こりうる。
【0005】
例えば、流れている滅菌空気気流の流速が局部的に過大となり、この位置でシース内に動的空気圧が発生し、これが該シース内の全圧より大きくなる。その結果、シース内のこの位置での空気の静圧は負になり、該シースの柔軟な材料からなる通気性壁面の内面で吸引力として作用する。
【0006】
防護シースの通気性壁面を構成する柔軟な材料が非常に通気性ではない場合、特異点のすぐ後ろ側でシース内部にこのようにして発生した吸引領域により、外部の空気がシース内に吸い込まれてしまうことがあり、それにより、前記シースにより放散される滅菌空気が汚染される。
【0007】
防護シースの通気性壁面を構成する柔軟な材料が非常に通気性であると、このようにして吸引領域が発生した位置で該材料がシースの内部に向かって吸い込まれ、この位置のシースの通気性壁面がひらひら翻えるか、はばたく現象が見られる。この現象は、シースを出ていく滅菌空気の流速プロファイルを乱し、防護滅菌空気の流れは均一に確保されなくなる。
【0008】
【発明の開示】
上記の欠点を緩和するため、本発明は、滅菌空気を放散することにより防護を与えるための柔軟な材料の新規なシースを提案する。このシースは、技術分野の欄で上述した種類のものであり、前記シースの特異点からの出口の位置での滅菌空気の流速プロファイルを、この位置での静圧を吸引領域の発生を防止するのに十分高いレベルに維持するように再中心合わせ(recenter)するのを可能にする内部配置を備える。
【0009】
より具体的には、本発明によると、前記供給ダクト中に、この供給ダクト内の滅菌空気流の方向で前記特異点のすぐ後ろに、滅菌空気の放散用円錐部材(diffusion cone,放散コーン) が設けられ、この放散コーン (の頂点) が滅菌空気流の方向を向いていて、シースの軸線X上に中心がある。
【0010】
本発明のシースの他の制限を意図しない有利な特徴は次の通りである:
・前記放散コーンが円錐台形である。
・前記放散コーンの頂点での角度が30°〜45°の範囲内にあり、好ましくは約45°に等しい。
【0011】
・前記放散コーンが有孔の柔軟な材料、好ましくは織物材料から作製される。好ましくは前記放散コーンはポリエステルまたはポリプロピレン布帛といった合成布帛製である。
【0012】
・前記放散コーンが有孔の硬質 (剛性) 材料から作製される。
・放散コーンを構成する材料の気孔率(porosity)が約0.5 である。
・前記放散コーンが、前記滅菌空気供給ダクトの内部にシースの軸線方向に配置された、シースよりやや小さい断面を与えるスリーブの端部に取付けられている。
【0013】
・前記スリーブが前記放散コーンの材料より通気性 (気孔率) の小さい材料から作製されている。
・前記スリーブが、これを通過した滅菌空気の作用下でこれが楕円形状をとって、シースの壁面の内面と接触するように、織物材料のような有孔の柔軟な材料から作製される。
【0014】
・シースの軸線Xに実質的に垂直なY方向に、前記シース内に開口している、別の滅菌空気供給ダクトにより構成される中央分岐連結部を備えていて、この滅菌空気供給ダクトの出口で、滅菌空気が前記シースの軸線Xにほぼ沿った2つの逆向きの方向に流れるようになっており、シースの内部には、この分岐連結部の出口に、シースの軸線Xに沿って延在する、両端にそれぞれ放散コーンを有する放散スリーブを備え、これらのコーン (の頂点) は滅菌空気流方向を向いていて、シースの軸線Xに中心がある。
【0015】
本発明はまた、作業表面に置かれた、空気汚染に敏感な製品を、特に該作業表面に実質的に垂直な方向に、滅菌空気の気流を放散することにより遮蔽防護するための、滅菌空気供給ダクトを画定し、幾何学的特異点を与える、柔軟な材料のシースであって、前記供給ダクト中に、この供給ダクト内の滅菌空気流の方向で前記特異点のすぐ後ろに滅菌空気放散用の半球部材 (hemisphere) が設けられ、この半球部材が滅菌空気流の方向を向いていて、シースの軸線X上に中心があるシースも提供する。
【0016】
制限を意図しない例として示す添付図面を参照した以下の説明により、本発明がいかに構成され、かついかに実施できるかを説明する。
図1〜3には、コンベアまたは作業表面 (図示せず) 上に置かれた、空気汚染に敏感な製品を遮蔽防護(close protection)するための柔軟な材料のシース10が示されている。この防護は、特に該コンベアに実質的に垂直な方向に、滅菌空気を放散することにより得られる。
【0017】
シース10は、ここでは詳細には説明しないが、かかるシースの好適態様の詳細な説明については、本出願人に係る国際公開WO 97/40325 を参照できる。
より具体的には、図示のように、シース10は、軸線 (長手軸) Xを中心軸とする円筒形の形態であり、これは、低気孔率の織物材料またはプラスチックフィルムからなる上部壁面11と、シース10の下半分の周面を形成する通気性(多孔質)の下部壁面12とを有する。これらの壁面11, 12はシース10の軸線Xに沿って長手方向に延在している。
【0018】
シースの上半分を構成する壁面11と、シースの下半分を構成する通気性の壁面12は、それらの間に、軸線Xに沿って延在するチューブ形状の滅菌空気供給ダクト13を画定(区画)している。
【0019】
シース10のシース上半部11を作製するのに使用される布帛は、例えば、織り目の穴の大きさが5〜10μmの気孔率を与えるポリエステル繊維の布帛により構成される。
【0020】
通気性のシース下半部12に使用される布帛は、例えば、織り目の穴の大きさが15〜30μmの気孔率を与えるポリエステル繊維の布帛により構成される。
シース10は、コンベアまたは作業表面 (図示せず) の長手方向の縁部に平行に、その全長の上にかぶさるように長手方向に延在する。
【0021】
有利には、コンベアの長手方向の縁部の上にそれぞれ位置する、シース10のシース上半部11の長手方向に延在する両外側の縁部は、それぞれ接線方向にスカート (ここには図示せず) が伸びていてもよい。
【0022】
シース上半部の両側の端部にそれぞれ配置された2つのスカートは、作業表面またはコンベアに実質的に垂直方向に垂れ下がり、長さが互いに等しいか、でなければ異なる長さのものであって、コンベアまたは作業表面とシースの中心軸との間に存在する高さの50%から100 %の範囲内の長さとする。
【0023】
この配置により、滅菌空気を通気性壁面12の両側の部分ではより速い速度で放散させる一方で、その中央部に沿っては滅菌空気を常に遅い速度で放散させるように確保すことができる。
【0024】
シース10の変更例 (図示せず) においては、低気孔率の壁面がシースの周面の75%を占め、通気性の壁面がシースの周面の25%を占めるようにシースを構成することができる。
【0025】
この場合の低気孔率の壁面はシースの上側部分を構成し、通気性の壁面はシースの下側部分を構成する。
この通気性壁面は、その下側に位置する長手方向に延在する放散ポケットを与え、このポケットの外側壁面はリークプルーフ (低気孔率) の壁面の長手方向に延在する両側縁部に固定された2つの側方ストリップと、これらのリークプルーフ側方ストリップに隣接した2つの側方スロットの間の通気性中央帯域とを有する。
【0026】
この配置も、滅菌空気を長手方向の放散ポケットの中央帯域からはゆっくり放散させ、この遅い放散の両側により速い2つのジェットが存在するのを可能にする。
【0027】
また、図1〜3により具体的に示すように、この場合のシース10は1つの特異点を備える。図示の態様にあるこの特異点は、シースの軸線Xに垂直な軸Yに沿って延在し、この垂直方向に沿って該シース内に開口している、滅菌空気供給ダクト20からなる中央分岐連結部により構成される。
【0028】
この滅菌空気供給ダクト20からの出口では、滅菌空気は縦方向fに流れ、その後、シース10の中に流入して、このシース10の軸線Xにほぼ沿った2つの逆向きの方向に分かれて流れる。
【0029】
もちろん、別の態様 (図示せず) では、特異点は異なる形態、例えば、曲げ部またはシース断面の縮小(縮径)もしくは拡大(拡径)とすることもできる。
滅菌空気供給ダクト20は無菌シースのリークプルーフの上部壁面11にリークプルーフとなるように装着される。
【0030】
そのために、シース10の上部壁面11は、例えば、該滅菌空気供給ダクト20の軸Yに沿った方向の突出部14を有し、これが開口部を形成していて、この開口部の端部に供給ダクト20が嵌め込まれる。
【0031】
例えば、シーリングガスケット15により接続部の封止を行うことができる。
軸Yに沿って延在する滅菌空気供給ダクト20は、シースにより画定される滅菌空気供給ダクト13の中に、該シース10のリークプルーフの上部壁面11の内面を貫通して開口している。
【0032】
また、シース10により画定される滅菌空気供給ダクト13の内部には、該シース13内の滅菌空気流の方向で特異点のすぐ下流の位置に、滅菌空気を放散させるための放散コーン30が設けられており、このコーンは滅菌空気流の方向を向いていて、シース10の軸線X上に中心がある。
【0033】
図示例では、滅菌空気供給ダクト20を出た滅菌空気流の逆向きの2つの方向をそれぞれ向いている2つの放散コーン30が、この場合は中央分岐連結部からの出口の位置に設けられ、これらのコーン (円錐部材) はシース10の軸線X上に中心がある。
【0034】
各放散コーン30は、その頂点の角度αが約30〜45°の範囲内であり、好ましくは45°に等しい。
各放散コーン30は、有孔の柔軟な材料、好ましくは合成ポリエステルまたはポリプロピレン布地のような織物材料から作製することができる。
【0035】
各放散コーンはまた有孔の硬質材料から作製することもできる。
各放散コーン30を構成する材料は、シース10の通気性壁面12と同等の、例えば、約0.5 に等しい気孔率を有することができる。
【0036】
放散コーンは有利には、空気流速の局部的な増大を避けるように、特異点からの出口の位置においてシース10の内部の滅菌空気を均一に分布させるように作用する。空気流速の局部的な増大は、シース10の下側の通気性壁面の内面における静圧の低下を生ずることがあり、これは今度は、外部空気のシース内への侵入またはシースの下側の通気性壁面のはためきもしくは動揺を生ずることがある。
【0037】
また、図示のように、各放散コーン30は、シース10により画定される滅菌空気供給ダクト13の内部にシース10の軸線Xに沿って配置されたスリーブ40の両側の端部41, 42に固定されており、このスリーブはシース10よりわずかに小さい断面を与える。
【0038】
図示例の場合、スリーブと2つのコーンは一体部品を形成している。
もちろん、スリーブと2つのコーンは、一体に組立てられる3個の部品を形成するように構成することもできる。
【0039】
スリーブ40は、放散コーン30より通気性の小さい材料から作製することができる。これは、織物材料のような有孔の柔軟な材料または有孔金属板のような有孔の硬質材料から作製することができる。
【0040】
その直径は有利にはシース10の直径より約10%小さい。
これがポリエステルまたはポリプロピレン布地といった織物材料のような有孔柔軟な材料から作製されている場合、これを通過した滅菌空気によりこれが楕円形状をとるようになり、これがシース10の上側および下側壁面の内面と接触するようになる。
【0041】
スリーブ40と2つの放散コーン30とにより構成された集成体のシース10への取付けは、該スリーブの軸Yに沿って伸びている突出部43によって、シース10のリークプルーフの壁面11の突出部14の外側端部にリークプルーフとなるように取り付けることにより行われる。
【0042】
図示例では、中央分岐連結部を形成している滅菌空気供給ダクト20の直径d1は約100 ミリメートル(mm)であり、スリーブ40の長さは約130 mmであり、各放散コーン30の長さは約120 mmであり、シース10の直径は約120 mmである。
【0043】
もちろん、本発明は上に説明し、図示した態様に何ら制限されるものではなく、当業者は本発明の技術思想の範囲内でこれに任意の変更を加えることが可能である。
【0044】
特に、別の態様では、柔軟な材料の放散シースの特異点は曲げ部とすることができる。
このような場合には、シース内部には曲げ部からの出口に1個の放散コーンが設けられ、このコーンはシースの軸線上に中心があり、放散スリーブの一端に装着され、放散スリーブの他端は閉じている。
【0045】
シース内の特異点は、放散シースの断面変化、例えば、縮径または拡径となるように設けることも可能である。
この場合には、断面変化からの出口に、1個の放散コーンがシース内部で滅菌空気流れ方向を向いて、シースの軸線上に中心がくるように設けられる。
【0046】
本発明において、広い作業表面またはコンベアの上にかぶさるように、複数のシースを作業表面またはコンベアの長手縁部方向に平行に並べて配置することも可能である。
【0047】
その場合、特異点を備えた各シースに、シースにより画定される滅菌空気供給ダクトの内部に配置した滅菌空気の放散コーンが上記のように取付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の防護シースの1態様の略式斜視図である。
【図2】 図1のA−A面における断面図である。
【図3】 図1のB−B面における断面図である。
【技術分野】
本発明は、一般に、汚染大気中に位置する作業台またはコンベアのための遮蔽防護(close protection)に関し、より具体的には、作業表面またはコンベア上に乗っている空気汚染物による汚染に敏感な製品のための遮蔽防護装置に関する。
【0002】
より具体的には、本発明は、作業表面に置かれた、空気汚染に敏感な製品を、特に該作業表面に実質的に垂直な方向に、滅菌空気の気流を放散する(diffuse) ことにより遮蔽防護するための柔軟な材料のシース(sheath)に関し、このシースは滅菌空気供給ダクトを画定するものであり、かつ幾何学的特異点(geometrical singularity) を与える。
【0003】
【背景技術】
従来法では、この種のシースは、シースの軸に沿って長手方向に延在している、リークプルーフの(漏れない) 壁面と織物布のような有孔の柔軟な材料の通気性 (多孔質) の壁面とから作製される。
【0004】
ここで用いた「特異点」なる用語は、例えば、シースにおける曲げ部、分岐連結部、または断面変化部を意味する。
上記種類のシースにおいて、シースにより画定される滅菌空気供給ダクト内の滅菌空気流方向で特異点からすぐ下流では、滅菌空気気流の流速プロファイルに変形が見られることが起こりうる。
【0005】
例えば、流れている滅菌空気気流の流速が局部的に過大となり、この位置でシース内に動的空気圧が発生し、これが該シース内の全圧より大きくなる。その結果、シース内のこの位置での空気の静圧は負になり、該シースの柔軟な材料からなる通気性壁面の内面で吸引力として作用する。
【0006】
防護シースの通気性壁面を構成する柔軟な材料が非常に通気性ではない場合、特異点のすぐ後ろ側でシース内部にこのようにして発生した吸引領域により、外部の空気がシース内に吸い込まれてしまうことがあり、それにより、前記シースにより放散される滅菌空気が汚染される。
【0007】
防護シースの通気性壁面を構成する柔軟な材料が非常に通気性であると、このようにして吸引領域が発生した位置で該材料がシースの内部に向かって吸い込まれ、この位置のシースの通気性壁面がひらひら翻えるか、はばたく現象が見られる。この現象は、シースを出ていく滅菌空気の流速プロファイルを乱し、防護滅菌空気の流れは均一に確保されなくなる。
【0008】
【発明の開示】
上記の欠点を緩和するため、本発明は、滅菌空気を放散することにより防護を与えるための柔軟な材料の新規なシースを提案する。このシースは、技術分野の欄で上述した種類のものであり、前記シースの特異点からの出口の位置での滅菌空気の流速プロファイルを、この位置での静圧を吸引領域の発生を防止するのに十分高いレベルに維持するように再中心合わせ(recenter)するのを可能にする内部配置を備える。
【0009】
より具体的には、本発明によると、前記供給ダクト中に、この供給ダクト内の滅菌空気流の方向で前記特異点のすぐ後ろに、滅菌空気の放散用円錐部材(diffusion cone,放散コーン) が設けられ、この放散コーン (の頂点) が滅菌空気流の方向を向いていて、シースの軸線X上に中心がある。
【0010】
本発明のシースの他の制限を意図しない有利な特徴は次の通りである:
・前記放散コーンが円錐台形である。
・前記放散コーンの頂点での角度が30°〜45°の範囲内にあり、好ましくは約45°に等しい。
【0011】
・前記放散コーンが有孔の柔軟な材料、好ましくは織物材料から作製される。好ましくは前記放散コーンはポリエステルまたはポリプロピレン布帛といった合成布帛製である。
【0012】
・前記放散コーンが有孔の硬質 (剛性) 材料から作製される。
・放散コーンを構成する材料の気孔率(porosity)が約0.5 である。
・前記放散コーンが、前記滅菌空気供給ダクトの内部にシースの軸線方向に配置された、シースよりやや小さい断面を与えるスリーブの端部に取付けられている。
【0013】
・前記スリーブが前記放散コーンの材料より通気性 (気孔率) の小さい材料から作製されている。
・前記スリーブが、これを通過した滅菌空気の作用下でこれが楕円形状をとって、シースの壁面の内面と接触するように、織物材料のような有孔の柔軟な材料から作製される。
【0014】
・シースの軸線Xに実質的に垂直なY方向に、前記シース内に開口している、別の滅菌空気供給ダクトにより構成される中央分岐連結部を備えていて、この滅菌空気供給ダクトの出口で、滅菌空気が前記シースの軸線Xにほぼ沿った2つの逆向きの方向に流れるようになっており、シースの内部には、この分岐連結部の出口に、シースの軸線Xに沿って延在する、両端にそれぞれ放散コーンを有する放散スリーブを備え、これらのコーン (の頂点) は滅菌空気流方向を向いていて、シースの軸線Xに中心がある。
【0015】
本発明はまた、作業表面に置かれた、空気汚染に敏感な製品を、特に該作業表面に実質的に垂直な方向に、滅菌空気の気流を放散することにより遮蔽防護するための、滅菌空気供給ダクトを画定し、幾何学的特異点を与える、柔軟な材料のシースであって、前記供給ダクト中に、この供給ダクト内の滅菌空気流の方向で前記特異点のすぐ後ろに滅菌空気放散用の半球部材 (hemisphere) が設けられ、この半球部材が滅菌空気流の方向を向いていて、シースの軸線X上に中心があるシースも提供する。
【0016】
制限を意図しない例として示す添付図面を参照した以下の説明により、本発明がいかに構成され、かついかに実施できるかを説明する。
図1〜3には、コンベアまたは作業表面 (図示せず) 上に置かれた、空気汚染に敏感な製品を遮蔽防護(close protection)するための柔軟な材料のシース10が示されている。この防護は、特に該コンベアに実質的に垂直な方向に、滅菌空気を放散することにより得られる。
【0017】
シース10は、ここでは詳細には説明しないが、かかるシースの好適態様の詳細な説明については、本出願人に係る国際公開WO 97/40325 を参照できる。
より具体的には、図示のように、シース10は、軸線 (長手軸) Xを中心軸とする円筒形の形態であり、これは、低気孔率の織物材料またはプラスチックフィルムからなる上部壁面11と、シース10の下半分の周面を形成する通気性(多孔質)の下部壁面12とを有する。これらの壁面11, 12はシース10の軸線Xに沿って長手方向に延在している。
【0018】
シースの上半分を構成する壁面11と、シースの下半分を構成する通気性の壁面12は、それらの間に、軸線Xに沿って延在するチューブ形状の滅菌空気供給ダクト13を画定(区画)している。
【0019】
シース10のシース上半部11を作製するのに使用される布帛は、例えば、織り目の穴の大きさが5〜10μmの気孔率を与えるポリエステル繊維の布帛により構成される。
【0020】
通気性のシース下半部12に使用される布帛は、例えば、織り目の穴の大きさが15〜30μmの気孔率を与えるポリエステル繊維の布帛により構成される。
シース10は、コンベアまたは作業表面 (図示せず) の長手方向の縁部に平行に、その全長の上にかぶさるように長手方向に延在する。
【0021】
有利には、コンベアの長手方向の縁部の上にそれぞれ位置する、シース10のシース上半部11の長手方向に延在する両外側の縁部は、それぞれ接線方向にスカート (ここには図示せず) が伸びていてもよい。
【0022】
シース上半部の両側の端部にそれぞれ配置された2つのスカートは、作業表面またはコンベアに実質的に垂直方向に垂れ下がり、長さが互いに等しいか、でなければ異なる長さのものであって、コンベアまたは作業表面とシースの中心軸との間に存在する高さの50%から100 %の範囲内の長さとする。
【0023】
この配置により、滅菌空気を通気性壁面12の両側の部分ではより速い速度で放散させる一方で、その中央部に沿っては滅菌空気を常に遅い速度で放散させるように確保すことができる。
【0024】
シース10の変更例 (図示せず) においては、低気孔率の壁面がシースの周面の75%を占め、通気性の壁面がシースの周面の25%を占めるようにシースを構成することができる。
【0025】
この場合の低気孔率の壁面はシースの上側部分を構成し、通気性の壁面はシースの下側部分を構成する。
この通気性壁面は、その下側に位置する長手方向に延在する放散ポケットを与え、このポケットの外側壁面はリークプルーフ (低気孔率) の壁面の長手方向に延在する両側縁部に固定された2つの側方ストリップと、これらのリークプルーフ側方ストリップに隣接した2つの側方スロットの間の通気性中央帯域とを有する。
【0026】
この配置も、滅菌空気を長手方向の放散ポケットの中央帯域からはゆっくり放散させ、この遅い放散の両側により速い2つのジェットが存在するのを可能にする。
【0027】
また、図1〜3により具体的に示すように、この場合のシース10は1つの特異点を備える。図示の態様にあるこの特異点は、シースの軸線Xに垂直な軸Yに沿って延在し、この垂直方向に沿って該シース内に開口している、滅菌空気供給ダクト20からなる中央分岐連結部により構成される。
【0028】
この滅菌空気供給ダクト20からの出口では、滅菌空気は縦方向fに流れ、その後、シース10の中に流入して、このシース10の軸線Xにほぼ沿った2つの逆向きの方向に分かれて流れる。
【0029】
もちろん、別の態様 (図示せず) では、特異点は異なる形態、例えば、曲げ部またはシース断面の縮小(縮径)もしくは拡大(拡径)とすることもできる。
滅菌空気供給ダクト20は無菌シースのリークプルーフの上部壁面11にリークプルーフとなるように装着される。
【0030】
そのために、シース10の上部壁面11は、例えば、該滅菌空気供給ダクト20の軸Yに沿った方向の突出部14を有し、これが開口部を形成していて、この開口部の端部に供給ダクト20が嵌め込まれる。
【0031】
例えば、シーリングガスケット15により接続部の封止を行うことができる。
軸Yに沿って延在する滅菌空気供給ダクト20は、シースにより画定される滅菌空気供給ダクト13の中に、該シース10のリークプルーフの上部壁面11の内面を貫通して開口している。
【0032】
また、シース10により画定される滅菌空気供給ダクト13の内部には、該シース13内の滅菌空気流の方向で特異点のすぐ下流の位置に、滅菌空気を放散させるための放散コーン30が設けられており、このコーンは滅菌空気流の方向を向いていて、シース10の軸線X上に中心がある。
【0033】
図示例では、滅菌空気供給ダクト20を出た滅菌空気流の逆向きの2つの方向をそれぞれ向いている2つの放散コーン30が、この場合は中央分岐連結部からの出口の位置に設けられ、これらのコーン (円錐部材) はシース10の軸線X上に中心がある。
【0034】
各放散コーン30は、その頂点の角度αが約30〜45°の範囲内であり、好ましくは45°に等しい。
各放散コーン30は、有孔の柔軟な材料、好ましくは合成ポリエステルまたはポリプロピレン布地のような織物材料から作製することができる。
【0035】
各放散コーンはまた有孔の硬質材料から作製することもできる。
各放散コーン30を構成する材料は、シース10の通気性壁面12と同等の、例えば、約0.5 に等しい気孔率を有することができる。
【0036】
放散コーンは有利には、空気流速の局部的な増大を避けるように、特異点からの出口の位置においてシース10の内部の滅菌空気を均一に分布させるように作用する。空気流速の局部的な増大は、シース10の下側の通気性壁面の内面における静圧の低下を生ずることがあり、これは今度は、外部空気のシース内への侵入またはシースの下側の通気性壁面のはためきもしくは動揺を生ずることがある。
【0037】
また、図示のように、各放散コーン30は、シース10により画定される滅菌空気供給ダクト13の内部にシース10の軸線Xに沿って配置されたスリーブ40の両側の端部41, 42に固定されており、このスリーブはシース10よりわずかに小さい断面を与える。
【0038】
図示例の場合、スリーブと2つのコーンは一体部品を形成している。
もちろん、スリーブと2つのコーンは、一体に組立てられる3個の部品を形成するように構成することもできる。
【0039】
スリーブ40は、放散コーン30より通気性の小さい材料から作製することができる。これは、織物材料のような有孔の柔軟な材料または有孔金属板のような有孔の硬質材料から作製することができる。
【0040】
その直径は有利にはシース10の直径より約10%小さい。
これがポリエステルまたはポリプロピレン布地といった織物材料のような有孔柔軟な材料から作製されている場合、これを通過した滅菌空気によりこれが楕円形状をとるようになり、これがシース10の上側および下側壁面の内面と接触するようになる。
【0041】
スリーブ40と2つの放散コーン30とにより構成された集成体のシース10への取付けは、該スリーブの軸Yに沿って伸びている突出部43によって、シース10のリークプルーフの壁面11の突出部14の外側端部にリークプルーフとなるように取り付けることにより行われる。
【0042】
図示例では、中央分岐連結部を形成している滅菌空気供給ダクト20の直径d1は約100 ミリメートル(mm)であり、スリーブ40の長さは約130 mmであり、各放散コーン30の長さは約120 mmであり、シース10の直径は約120 mmである。
【0043】
もちろん、本発明は上に説明し、図示した態様に何ら制限されるものではなく、当業者は本発明の技術思想の範囲内でこれに任意の変更を加えることが可能である。
【0044】
特に、別の態様では、柔軟な材料の放散シースの特異点は曲げ部とすることができる。
このような場合には、シース内部には曲げ部からの出口に1個の放散コーンが設けられ、このコーンはシースの軸線上に中心があり、放散スリーブの一端に装着され、放散スリーブの他端は閉じている。
【0045】
シース内の特異点は、放散シースの断面変化、例えば、縮径または拡径となるように設けることも可能である。
この場合には、断面変化からの出口に、1個の放散コーンがシース内部で滅菌空気流れ方向を向いて、シースの軸線上に中心がくるように設けられる。
【0046】
本発明において、広い作業表面またはコンベアの上にかぶさるように、複数のシースを作業表面またはコンベアの長手縁部方向に平行に並べて配置することも可能である。
【0047】
その場合、特異点を備えた各シースに、シースにより画定される滅菌空気供給ダクトの内部に配置した滅菌空気の放散コーンが上記のように取付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の防護シースの1態様の略式斜視図である。
【図2】 図1のA−A面における断面図である。
【図3】 図1のB−B面における断面図である。
Claims (12)
- 作業表面に置かれた、空気汚染に敏感な製品を、特に該作業表面に実質的に垂直な方向に、滅菌空気の気流を放散することにより遮蔽防護するための、滅菌空気供給ダクト(13)を画定し、幾何学的特異点(20)を与える、柔軟な材料のシース(10)であって、前記供給ダクト(13)中に、この供給ダクト(13)内の滅菌空気流の方向で前記特異点(20)のすぐ後ろに、滅菌空気流の方向を向いた、シース(10)の軸線X上に中心がある、滅菌空気の放散用円錐部材 (放散コーン) (30)が設けられていることを特徴とするシース(10)。
- 前記放散コーン(30)が円錐台形であることを特徴とする、請求項1記載のシース(10)。
- 前記放散コーン(30)の頂点での角度 (α) が30〜45°の範囲内にあり、好ましくは約45°に等しいことを特徴とする、請求項1記載のシース(10)。
- 前記放散コーン(30)が有孔の柔軟な材料、好ましくは織物材料から作製されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシース(10)。
- 前記放散コーン(30)がポリエステルまたはポリプロピレン布帛といった合成布帛製であることを特徴とする、請求項4記載のシース(10)。
- 前記放散コーン(30)が有孔の硬質材料から作製されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシース(10)。
- 放散コーン(30)を構成する前記材料の気孔率が約0.5 であることを特徴とする、請求項4〜6のいずれか1項に記載のシース(10)。
- 前記放散コーン(30)が、前記滅菌空気供給ダクト(13)の内部にシースの軸線X方向に配置された、シース(10)よりやや小さい断面を与えるスリーブ(40)の端部に取付けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のシース(10)。
- 放散コーンが通気性材料から作製され、前記スリーブ(40)が前記放散コーン(30)の材料より通気性の小さい材料から作製されていることを特徴とする請求項8記載のシース(10)。
- 前記スリーブ(40)が、これを通過した滅菌空気の作用下でこれが楕円形状をとって、シース(10)の壁面(11)の内面と接触するように、織物材料のような有孔の柔軟な材料から作製されることを特徴とする、請求項8または9記載のシース(10)。
- シース(10)の軸線に実質的に垂直なY方向に、前記シース(10)内に開口している、滅菌空気供給ダクト(20)により構成される中央分岐連結部を備えており、この滅菌空気供給ダクト(20)の出口で、滅菌空気がシース(10)の軸線Xにほぼ沿った2つの逆向きの方向に流れるようになっており、シースの内部には、この分岐連結部の出口に、シース(10)の軸線Xに沿って延在する、両端(41, 42)にそれぞれ放散コーン(30)を有する放散スリーブ(40)を備え、これらのコーン (の頂点) は滅菌空気流方向を向いていて、シース(10)の軸線Xに中心があることを特徴とする、請求項8〜10のいずれか1項に記載のシース(10)。
- 作業表面に置かれた、空気汚染に敏感な製品を、特に該作業表面に実質的に垂直な方向に、滅菌空気の気流を放散することにより遮蔽防護するための、滅菌空気供給ダクトを画定し、幾何学的特異点を与える、柔軟な材料のシースであって、前記供給ダクト中に、この供給ダクト内の滅菌空気流の方向で前記特異点のすぐ後ろに、滅菌空気流の方向を向いた、シースの軸線X上に中心がある滅菌空気放散半球部材が設けられていることを特徴とするシース。
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