JP4087396B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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Description

本願発明は、放電バルブを備えた車両用前照灯に関するものであり、特に、そのランプボディに対する点灯回路ケースの装着構造に関するものである。
放電バルブは高輝度照射が可能なことから、近年、車両用前照灯の光源としても採用されるようになってきている。
このような放電バルブを備えた車両用前照灯においては、放電バルブに高電圧を印加してこれを点灯させるための点灯回路を設けることが必要となる。この点灯回路は、一般に点灯回路ケースに収容された状態でランプボディに装着されるようになっているが、その装着構造としては、従来より、図8に示すように、点灯回路ケース102をランプボディ104の外面壁104aにネジ止め固定する構造が採用されている。
また「特許文献1」には、このような車両用前照灯において、点灯回路ケースをブラケットに装着した状態で、このブラケット部をランプボディの外面壁にネジ止め固定する構造が記載されている。
特開平9−274811号公報
図8に示すように、点灯回路ケース102をランプボディ104の外部に設ける構造とした場合には、点灯回路106を保護するため点灯回路ケース102に防水機能を付与しておくことが必要となる。このため従来、点灯回路ケース102をシール性の高い構造にするとともに該点灯回路ケース102内をエポキシ樹脂等で完全に充填してフルモールド構造にする工夫がなされている。しかしながら、このような防水構造を採用した場合には、その分だけ余分な材料費および加工工数が必要となり、しかも灯具の重量が大きくなってしまう、という問題がある。
また、点灯回路ケース102をランプボディ104の外部に設けるようにした場合には、点灯回路106と放電バルブ108に挿着されるソケット110とを接続する高圧コード112を挿通させるための挿通孔104bがランプボディ104に形成されるため、この挿通孔104bの部分のシール性をも確保する必要がある。
この点、上記「特許文献1」に記載された車両用前照灯を採用した場合においても、点灯回路ケースはブラケットで完全に覆われているわけではないので、同様の問題がある。
一方、点灯回路ケースをランプボディの内部に設ける構造も考えられるが、単に上記ランプボディの内部に設けただけでは、次のような問題がある。
すなわち、点灯回路ケースは、灯具組付工程上、リフレクタおよびレンズの組付けが行われる前に上記ランプボディ内に装着されることとなるので、点灯回路ケースを取り外すことが事実上不可能となる。このため、点灯回路が故障したときには灯具全体を新しい灯具と交換する必要があり、また、事故等により灯具が破損したとき点灯回路ケースを再利用しようとしても、これを取り出すことが極めて困難となる、という問題がある。さらに、ランプボディの内部に点灯回路ケースを装着するための構造を設けようとすると、ランプボディの金型構造が極めて複雑な構成となってしまう、という問題もある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、放電バルブを備えた車両用前照灯において、簡単かつ安価な構成で点灯回路ケースをランプボディに装着することができ、しかも点灯回路ケースの取り外しを容易に行うことが可能な車両用前照灯を提供することを目的とするものである。
本願発明は、点灯回路ケースをランプボディの内部に設けるようにした上で、その装着構造に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用前照灯は、
放電バルブが取り付けられたリフレクタを収容するランプボディと、上記放電バルブを点灯させるための始動回路および安定回路からなる点灯回路を収容する点灯回路ケースと、を備えた車両用前照灯において、
上記ランプボディが、下面壁に開口部を有するランプボディ本体と、上記開口部を閉塞するようにして上記ランプボディ本体の下面壁に取り付けられたカバーとからなり、
上記点灯回路ケースが、上記ランプボディの内部における上記開口部の近傍部位において上記ランプボディ本体に装着されており、
上記ランプボディ本体の下面壁に環状溝が形成されるとともに、この環状溝にガスケットが装着されており、
上記カバーの上記ランプボディ本体に対する取付けが、該カバーの周縁フランジを上記ガスケットに当接させるようにして行われており、
上記ランプボディ本体の開口部が、該ランプボディ本体の下面壁における上記環状溝よりも内側の領域に形成されており、該領域における上記開口部の周囲に複数の補強ビードが形成されている、ことを特徴とするものである。
上記構成に示すように、本願発明に係る車両用前照灯は、そのランプボディが、下面壁に開口部を有するランプボディ本体と、上記開口部を閉塞するようにして上記ランプボディ本体に取り付けられたカバーとからなり、上記点灯回路ケースが、上記ランプボディの内部における上記開口部の近傍部位に装着されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、上記点灯回路ケースは、上記ランプボディ本体およびカバーにより閉塞された上記ランプボディの内部に装着されているので、従来のようにランプボディの外部に設けた場合のような厳重な防水構造を施す必要がなく、このため点灯回路ケースを簡単、軽量かつ安価に構成することができる。
また、上記点灯回路ケースは、上記開口部の近傍部位においてランプボディ本体に装着されているので、上記開口部を利用した簡単な装着構造を採用することができ、しかも、上記ランプボディに対する着脱を容易に行うことが可能となる。
したがって、本願発明によれば、放電バルブを備えた車両用前照灯において、簡単かつ安価な構成で点灯回路ケースをランプボディに装着することができ、しかも点灯回路ケースの取り外しを容易に行うことが可能となる。
しかも、本願発明に係る車両用前照灯は、そのランプボディ本体の下面壁に環状溝が形成されるとともに、この環状溝にガスケットが装着されており、そして、上記カバーのランプボディ本体に対する取付けが、該カバーの周縁フランジをガスケットに当接させるようにして行われているので、点灯回路ケースを完全防水構造にしなくても、ランプボディ本体およびカバー間のシール性を確保することができる。
また、本願発明に係る車両用前照灯は、そのランプボディ本体の開口部が、該ランプボディ本体の下面壁における環状溝よりも内側の領域に形成されており、この環状溝よりも小さいので、上記下面壁の剛性を十分に高めることができる。しかも、この下面壁における開口部の周囲には複数の補強ビードが形成されているので、その剛性を一層高めることができる。
ところで、一般に点灯回路ケースは、これを構成する複数の壁面の一部が放熱面として設定されるが、従来のように点灯回路ケースをランプボディの外部に設ける場合には、放熱効率を高めるため該点灯回路ケースの上壁面が放熱面として設定されている。しかしながら、本願発明のように、上記点灯回路ケースを上記ランプボディの内部に装着する場合において、従来のように一律に上壁面を放熱面に設定すると、上記点灯回路ケースの配置によっては、上記放電バルブからの輻射熱により上記放熱面が逆に吸熱面となって上記点灯回路に悪影響を及ぼすおそれがある。
そこで上記構成において、上記点灯回路ケースの、上記放電バルブとは反対側に位置する壁面を、上記点灯回路が発する熱を放散する放熱面として設定すれば、上記悪影響を防止することができる。また、このようにすることにより、上記ランプボディの内部の温度分布を均一化することができるので、該ランプボディ内における結露の発生を未然に防止することができる。
また、上記ランプボディには、上記リフレクタが1つだけ収容される場合もあるが、該リフレクタと隣接する第2のリフレクタが収容される場合もある。このような第2のリフレクタが収容される灯具構成となっている場合には、上記点灯回路ケースを、上記リフレクタの光軸と上記第2のリフレクタの光軸との間に配置するようにすれば、該点灯回路ケースから延出する高圧コードや電源コードを上記両リフレクタの間のスペースを利用して引き回すことが可能となるので、上記点灯回路ケースの上記ランプボディへの装着を一層容易に行うことが可能となる。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
まず、本願発明の第1実施形態について説明する。なお、本願発明の本来の実施形態は第2実施形態であるが、この第2実施形態の基本的構成の説明は第1実施形態で行われているので、便宜上まずは第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る車両用前照灯を示す側断面図であり、図2および3は、図1のII-II 線断面図およびIII 方向矢視図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用前照灯10は、ランプボディ12とレンズ14とで形成される空間内にリフレクタ16が上下方向および左右方向に傾動可能に設けられてなっている。
上記リフレクタ16は、その光軸Ax上に放電バルブ(メタルハライドバルブ)18が取り付けられており、その反射面16aの上下には上面壁16bおよび下面壁16cが形成されている。このリフレクタ16には、上記放電バルブ18の前方を覆うようにしてシェード20が設けられており、また、該リフレクタ16の前方には、その開口周縁形状に沿ってエクステンション22が設けられている。
上記放電バルブ18は、その点灯のために高電圧を必要とするため、バルブソケット24および高圧コード26を介して点灯回路30に接続されている。この点灯回路30は、始動回路および安定回路からなり、点灯回路ケース28内に収容されている。この点灯回路ケース28は、上記ランプボディ12の内部において、該ランプボディ12の下面壁12a(本実施形態においては後述するランプボディ本体34の下面壁でもある)と上記リフレクタ16の下面壁16cとの間に配置されている。
上記ランプボディ12の後壁12bには、上記放電バルブ18を交換するためのバルブ交換用開口部12cが形成されており、このバルブ交換用開口部12cにはバックカバー32が取り付けられている。
上記ランプボディ12は、樹脂製のランプボディ本体34およびカバー36からなっている。上記ランプボディ本体34における上記後壁12bの下端部には横長矩形状の開口部34aが形成されており、上記カバー36は、上記開口部34aを閉塞するようにして上記ランプボディ本体34に取り付けられている。上記ランプボディ本体34における上記開口部34aの前方部位には、上記点灯回路ケース28を装着するための点灯回路ケース装着部38が形成されている。
この点灯回路ケース装着部38は、上記下面壁12aの一部が下方に矩形凹陥状に膨出形成されてなり、左右1対の側壁部34bと前壁部34cと上壁部34dとを備えている。そして、上記上壁部34dの後方側には、上記点灯回路ケース装着部38の内部空間を上方の灯室本体空間と連通させる連通開口部34eが形成されている。
このようなランプボディ本体34の構成を成立させるため、該ランプボディ本体34を成形する金型は、上記灯室本体空間形状を成形する型と、上記点灯回路ケース装着部38の内部空間を成形する型とが、互いに反対方向に相対移動するように構成されており、その型合せ面で上記連通開口部34eを形成するようになっている。
上記点灯回路ケース28は、薄い箱形に形成されており、その側壁面に上記高圧コード26の延出部28aが形成されている。この点灯回路ケース28は、その下壁面28bが、上記点灯回路30が発する熱を放散する放熱面として設定されている。そして、この点灯回路ケース28は、上記開口部34aに後方から挿入されることにより上記点灯回路ケース装着部38に装着されるようになっている。その際、上記バルブソケット24および高圧コード26は、予め上記開口部34aおよび上記連通開口部34eを介して上記灯室本体空間に引き出しておくことにより、上記装着作業を円滑に行い得るようになっている。
上記点灯回路ケース装着部38には、上記下面壁12aの上面に前後方向に延びる左右1対のリブ34fが形成されており、これらリブ34fにより該点灯回路ケース装着部38に装着された上記点灯回路ケース28の下方に隙間を形成して上記下壁面28bの放熱機能が阻害されないようにしている。
また、上記点灯回路ケース装着部38の前壁部34cの後面には、点灯回路ケース係止金具40が2本のネジ42で固定されている。この点灯回路ケース係止金具40は、金属板に折り曲げ加工を施してなり、上記点灯回路ケース28の上面に当接する1対の弾性係止片40aと、上記点灯回路ケース28の両側面に当接する1対の弾性係止片40bとを備えている。そして、これら弾性係止片40aおよび弾性係止片40bにより、上記点灯回路ケース28が上記点灯回路ケース装着部38に装着される際のガイドを行うとともに、上記点灯回路ケース28を装着状態において位置決め保持するようになっている。
一方、上記カバー36は、上記ランプボディ本体34の開口部34aの形状よりもやや大きなサイズで横長矩形状に形成されており、その前面周縁部には、シール溝36aが全周にわたって形成されている。そして、このカバー36は、そのシール溝36a内にガスケット44が介装された状態で、上記ランプボディ本体34の開口部34aの後端面に押し当てられ、その左右両端部においてネジ46により上記ランプボディ本体34に取付固定されるようになっている。また、このカバー36には、上記点灯回路ケース28の上面および両側面に当接して該点灯回路ケース28を装着状態において位置決め保持する複数のリブ36bが形成されている。
以上詳述したように、本実施形態に係る車両用前照灯10は、そのランプボディ12の内部に点灯回路ケース28が設けられているので、厳重な防水構造を施す必要がなく、このため上記点灯回路ケース28を簡単、軽量かつ安価に構成することができる。そして、上記ランプボディ12は、後方に向かって開口する開口部34aが形成されたランプボディ本体34と、上記開口部34aを閉塞するようにして上記ランプボディ本体34に取り付けられたカバー36とからなり、上記ランプボディ本体34における上記開口部34aの前方近傍部位に点灯回路ケース装着部38が形成されているので、上記点灯回路ケース28を上記開口部34aを介して後方から挿入するとともに上記カバー36を上記ランプボディ本体34に取り付けるだけの簡単な装着構造を採用することができる。
しかも、本実施形態においては、上記カバー36の取付けは、後方からのネジ止め固定により行われるようになっているので、上記点灯回路ケース28の上記ランプボディ12に対する着脱を極めて容易に行うことができる。
また、本実施形態においては、上記点灯回路ケース28が、リフレクタ16の下面壁16cと上記ランプボディ12の下面壁12aとの間に配置されており、かつ、その下壁面28bが放熱面として設定されているので、上記放電バルブ18からの輻射熱による影響を受けにくくすることができるとともに、上記ランプボディ12の内部の温度分布を均一化することにより該ランプボディ内における結露の発生を未然に防止することができる。
実際に、本実施形態に係る車両用前照灯10を用い、上記放電バルブ18を点灯させた状態において、上記点灯回路ケース28の上壁面と下壁面の温度を測定したところ、上壁面の温度が約104℃であり、下壁面の温度が約92℃であった。一方、上記点灯回路ケース28を上下逆に配置した状態では、上壁面の温度が約115℃であり、下壁面の温度が約85℃であった。この測定結果からも上記作用効果が得られることが明らかである。
さらに、本実施形態においては、上記点灯回路ケース装着部38を上記ランプボディ本体34に設けるに当たり、上記点灯回路ケース28の挿入方向が金型抜き方向と同一方向に設定されていることから、スライド型を必要としない金型構造を採用しており、このため従来1個取りであった金型を2個取りとすることができ、これにより生産性向上およびコスト低減を図ることができる。
次に、本願発明の第2実施形態について説明する。
図4は、本実施形態に係る車両用前照灯の要部を示す側断面図であり、図5は、その分解構成図であり、図6および7は、図5のVI方向矢視図およびVII 方向矢視図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用前照灯10Cは、その基本的構成は上記第1実施形態と同様であるが、ランプボディ本体34の下面壁34gに開口部34aが形成されるとともに該下面壁34gの下面側に点灯回路ケース装着部38が設けられている点で第1実施形態と異なっている。そして、本実施形態においては、上記点灯回路ケース装着部38に点灯回路ケース28を装着した状態でカバー36をランプボディ本体34に取り付けるようになっている。
上記カバー36のランプボディ本体34に対する取付けは、環状のガスケット60を介してカバー36をランプボディ本体34に当接させた状態で、カバー36をランプボディ本体34にネジ締め固定することにより行われるようになっている。
上記ランプボディ本体34の下面壁34gには、上記ガスケット60を装着するための環状溝34hが形成されており、この環状溝34hの略中央には、断面矩形状の突起部34iが該環状溝34hに沿って延びるように形成されている。
上記ガスケット60は断面H形に形成されており、該ガスケット60を環状溝34hに装着したとき、その上側凹部60aが突起部34iに嵌め込まれるようになっている。また、上記ガスケット60の下側凹部60bは、カバー36をランプボディ本体34に当接させたとき、該カバー36の周縁フランジ36dの先端部が嵌め込まれるようになっている。
上記ランプボディ本体34の開口部34aは、その下面壁34gの環状溝34hよりも内側の領域(すなわち上記点灯回路ケース装着部38を構成する領域)における後部中央に略矩形状に形成されており、該領域におけるそれ以外の部分には、複数の補強ビード34jが形成されている。これら補強ビード34jは、上記領域の略全面にわたって斜め格子状に形成されるとともに上記開口部34aの周縁等に沿っても形成されている。また、上記ランプボディ本体34の下面壁34gにおける環状溝34hの左右両側近傍領域にも複数の補強ビード34kが形成されている。
上記ランプボディ本体34の下面壁34gの環状溝34hよりも内側の領域における開口部34aの左右両側近傍部位には、1対のケース固定用ボス34mが形成されており、また、上記下面壁34gの環状溝34hよりも外側の領域における該環状溝34hの左右両側近傍部位には、前後2対のカバー固定用ボス34nが形成されている。
本実施形態においては、上記点灯回路ケース28が、ランプボディ本体34の点灯回路ケース装着部38に横長配置で(点灯回路ケース28の後面に高圧コード26の延出部28aが位置するようにして)装着されるようになっている。すなわち、上記点灯回路ケース28の後面には、ネジ挿通孔を有する左右1対のタブ28cが形成されており、これら各タブ28cをランプボディ本体34のケース固定用ボス34mに当接させた状態で、該タブ28cのネジ挿通孔を介してネジ62をケース固定用ボス34mに締め付けることにより、点灯回路ケース装着部38への装着が行われるようになっている。このとき、上記点灯回路ケース28の上面はランプボディ本体34の下面壁34gに当接するが、この当接は下面壁34gに形成された補強ビード34jに対してなされ、下面壁34gとの面接触は回避されるようになっている。
上記点灯回路ケース28の下壁面28bにおける左右2箇所には、前後に延びる矩形板状のスポンジ部材64が貼着されており、上記カバー36をランプボディ本体34に取り付けたときに、該スポンジ部材64の介在により点灯回路ケース28がカバー36の下面壁36eに直接当接するのを防止するようになっている。
上記カバー36の下面壁36eの上面にも、その全域にわたって複数の補強ビード36fが斜め格子状に形成されており、これにより点灯回路ケース28の下壁面28bとカバー36の下面壁36eとの間に放熱用の空間が形成されるようになっている。
上記カバー36の周縁フランジ36dの下部内面には、複数の位置決めリブ36gが形成されている。これら位置決めリブ36gは、カバー36をランプボディ本体34に取り付けたときに点灯回路ケース28の外周面に当接しあるいはこれに近い状態となり、これにより点灯回路ケース28が水平面内において位置ずれするのを防止するようになっている。
上記カバー36の周縁フランジ36dの外周側には、前後2対のブラケット36hが形成されている。これら各ブラケット36hには、上記カバー36をランプボディ本体34にネジ締め固定する際にネジ66を挿通させるネジ挿通孔36iが形成されている。また、各ブラケット36hの先端部には、ネジ挿通孔36iを円弧状に囲むガイドリブ36jが上方へ延びるようにして形成されている。これら各ガイドリブ36jは、カバー36をランプボディ本体34に取り付けたときに該ランプボディ本体34の各カバー固定用ボス34nに近接する位置に形成されており、これによりカバー36をランプボディ本体34に取り付ける際のガイドとして機能するとともに取付け後のカバー36の水平面内における位置ずれ防止手段としても機能するようになっている。
本実施形態に係る車両用前照灯10Cも、上記第1実施形態と同様、そのランプボディ12の内部における開口部34aの近傍部位に点灯回路ケース28が設けられているので、簡単かつ安価な構成で点灯回路ケース28をランプボディ12に装着することができ、しかも点灯回路ケース28の取り外しを容易に行うことが可能となる。
本実施形態においては、上記ランプボディ本体34の下面壁34gの下面側に点灯回路ケース装着部38が設けられているので、上記開口部34aは高圧コード26を挿通させるのに必要なサイズで足り、これを十分小さいサイズに設定することができる。このためランプボディ本体34の下面壁34gの剛性を十分に高めることができる。しかも、このランプボディ本体34の下面壁34gには、複数の補強ビード34j、34kが形成されているので、該下面壁34gの剛性を一層高めることができる。
また、このようにランプボディ本体34の下面壁34gに複数の補強ビード34jが形成されていることにより、点灯回路ケース28とランプボディ本体34の下面壁34gとの面接触による当接が回避されるので、点灯回路ケース28はランプボディ本体34内の熱の影響を受けにくいものとなる。
さらに、本実施形態においては、カバー36の下面壁36eの上面にも、その全域にわたって複数の補強ビード36fが形成されており、かつ、該カバー36をランプボディ本体34に取り付けたとき、これら補強ビード36fと点灯回路ケース28の下壁面28bとの間にはスポンジ部材64が介在するようになっているので、カバー36をランプボディ本体34に取り付けたときに、点灯回路ケース28の下壁面28bとカバー36の下面壁36eとの間に十分な放熱用空間を確保することができるとともに、点灯回路ケース28およびカバー36間の緩衝を図ることができる。
なお、本実施形態においては、上述したように点灯回路ケース28がランプボディ本体34内の熱の影響を受けにくい構成となっているので、点灯回路ケース28の上面を放熱面に設定することも可能である。
ところで、本実施形態においては、上記カバー36のランプボディ本体34に対する取付けが、ガスケット60を介してカバー36をランプボディ本体34に当接させた状態で、カバー36をランプボディ本体34にネジ締め固定することにより行われるようになっているが、上記ガスケット60は断面H形に形成されており、上記ネジ締め固定の際には、その上側凹部60aおよび下側凹部60bに嵌め込まれたランプボディ本体34の突起部34iとカバー36の周縁フランジ36dの先端部とが、互いに突き合わされるようにしてガスケット60を圧縮変形させるので、カバー36およびランプボディ本体34間のシール性を十分に確保することができる。
本願発明の第1実施形態に係る車両用前照灯を示す側断面図 図1のII-II 線断面図 図1のIII 方向矢視図 本願発明の第2実施形態に係る車両用前照灯の要部を示す側断面図 上記第2実施形態に係る車両用前照灯の要部を示す分解構成図 図5のVI方向矢視図 図5のVII方向矢視図 従来例を示す、図1と同様の図
符号の説明
10、10C 車両用前照灯
12 ランプボディ
12a 下面壁
12b 後壁
12c バルブ交換用開口部
14 レンズ
16 リフレクタ
16c 下面壁
18 放電バルブ
24 バルブソケット
26 高圧コード
28 点灯回路ケース
28a 延出部
28b 下壁面
28c タブ
30 点灯回路
32 バックカバー
34 ランプボディ本体
34a 開口部
34b 側壁部
34c 前壁部
34d 上壁部
34e 連通開口部
34f、36b リブ
34g 下面壁
34h 環状溝
34i 突起部
34j、34k、36f 補強ビード
34m ケース固定用ボス
34n カバー固定用ボス
36 カバー
36a、36c シール溝
36d 周縁フランジ
36g 位置決めリブ
36e 下面壁
36h ブラケット
36i ネジ挿通孔
36j ガイドリブ
38 点灯回路ケース装着部
40 点灯回路ケース係止金具
40a、40b 弾性係止片
42、46、62、66 ネジ
44、60 ガスケット
60a 上側凹部
60b 下側凹部
64 スポンジ部材
Ax 光軸

Claims (2)

  1. 放電バルブが取り付けられたリフレクタを収容するランプボディと、上記放電バルブを点灯させるための始動回路および安定回路からなる点灯回路を収容する点灯回路ケースと、を備えた車両用前照灯において、
    上記ランプボディが、下面壁に開口部を有するランプボディ本体と、上記開口部を閉塞するようにして上記ランプボディ本体の下面壁に取り付けられたカバーとからなり、
    上記点灯回路ケースが、上記ランプボディの内部における上記開口部の近傍部位において上記ランプボディ本体に装着されており、
    上記ランプボディ本体の下面壁に環状溝が形成されるとともに、この環状溝にガスケットが装着されており、
    上記カバーの上記ランプボディ本体に対する取付けが、該カバーの周縁フランジを上記ガスケットに当接させるようにして行われており、
    上記ランプボディ本体の開口部が、該ランプボディ本体の下面壁における上記環状溝よりも内側の領域に形成されており、該領域における上記開口部の周囲に複数の補強ビードが形成されている、ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 上記点灯回路ケースの、上記放電バルブとは反対側に位置する壁面が、上記点灯回路が発する熱を放散する放熱面として設定されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用前照灯。
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