JP4087378B2 - プローブカード - Google Patents

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Description

本発明は、測定対象の電極に接触し、当該測定対象の電気的諸特性を測定するのに使用されるプローブカードに関する。
近年のプローブカードは、測定対象の高集積化に伴ってプローブが微小化している。このようにプローブを微小化すると、プローブ自体の剛性が弱くなり、当該プローブの針圧が低下する。このため、プローブと測定対象の電極との間の電気的導通を図るために必要な所定の接触圧を確保することができないという問題が生じている。
このような問題を解決し得るプローブカードとしては、基板の面上に設けられたく字状のカード針( プローブ) と、前記基板の面上に前記カード針の中間部に当接可能に設けられたトラス針( 補強用の針) とを備え、このトラス針が弾性変形するカード針の中間部に当接し、これにより当該カード針を支えるようになっているものがある( 特許文献1参照) 。
特開2003−232808号公報
ところが、前記プローブカードは、カード針とトラス針とが対になっていることから、狭ピッチ間隔で配置することが困難になるという別の問題を有している。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、プローブを微細化してもプローブと測定対象の電極との間の電気的導通を図るために必要な所定の接触圧を確保することができ、且つ狭ピッチ間隔で配置することができるプローブカードを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のプローブカードは、基板の面上に設けられた片持ち状の第1のプローブと、この第1のプローブと対向するように前記基板の面上に設けられた片持ち状の第2のプローブとを備えており、前記第1、第2のプローブは、弾性変形に応じて一部が当接するようになっており、この当接面に絶縁処理が施されている。
前記第1、第2のプローブは、基端部から先端部にかけて幅狭となるよう幅方向の一端面が傾斜面となっており、この一端面同士が弾性変形に応じて摺接するようになっている。
若しくは、前記第1、第2のプローブは先端面の少なくとも一部同士が対向するように配置されており、この先端面同士が弾性変形に応じて当接するようになっている。
前記第1、第2のプローブの先端部には、当接時に互いに係合する係合手段を設けることができる。
本発明の請求項1に係るプローブカードによる場合、第1、第2のプローブが測定対象の電極に接触し、その後、押圧されると、第1、第2のプローブが弾性変形し、当該第1、第2のプローブの一部同士が当接する。これにより当該第1、第2のプローブが互いに支え合うようになっている。即ち、第1、第2のプローブが互いに支え合う構成としたことから、微細化により低下した剛性を互いに補うことができるので、測定対象の電極との間の電気的導通を図るために必要な所定の接触圧を確保することができ、その結果、安定した測定を行うことができる。しかも、従来例のような補強用の針が不要になるため、第1、第2のプローブを狭ピッチ間隔で配置することができると共に、低コスト化を図ることができる。
本発明の請求項2に係るプローブカードによる場合、第1、第2のプローブは、幅方向の一端面が基端部から先端部にかけて幅狭となるよう傾斜面となっており、この一端面同士が弾性変形に応じて摺接するようになっている。このため、第1、第2のプローブの一端面同士が摺接した際の摩擦力が向上するので、前記接触圧の向上を図ることができる。しかも、第1、第2のプローブの基端部の幅寸法を先端部の幅寸法に比べて幅広にすることができる。このため、第1、第2のプローブの先端部を測定対象の電極に接触可能にするために当該第1、第2のプローブを微細化したとしても、当該第1、第2のプローブの基端部はその先端部と同様に細くならない。プローブの基端部は当該プローブの弾性変形を支える支持部としての役割を有していることから、先端部から基端部まで同一幅の従来のプローブと比べて第1、第2のプローブ210、220はその剛性を強くすることができる。更に、第1、第2のプローブの一端面同士を摺接させるようにしたことから、第1、第2のプローブが測定対象の電極に接触した際に当該電極上を横方向に滑らせることができる。即ち、所定量のスクラブを生じさせることが可能になり、測定対象の電極と更に安定した接触が可能になるので、更に安定した測定を行うことができる。
本発明の請求項3に係るプローブカードによる場合、第1、第2のプローブは、先端面の一部同士が弾性変形に応じて当接し、これにより当該第1、第2のプローブが互いに支え合うようになっているので、前記接触圧の向上を図ることができる。しかも、先端面同士が当接することから、当接の際の衝撃で第1、第2のプローブがぐらつくようなことがないので、安定した測定を行うことができる。
本発明の請求項4に係るプローブカードによる場合、第1、第2のプローブの先端部に、当接時に互いに係合する係合手段が設けられている。このため、第1、第2のプローブの先端面の一部同士が当接した際に、前記係合手段により互いに係合されるので、第1、第2のプローブの先端部が幅方向に位置ずれすることにより、隣の第2、第1のプローブに接触し、ショートを起こすようなことを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態に係るプローブカードについて説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態に係るプローブカードについて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係るプローブカードの概略的平面図、図2は同プローブカードを示す図であって、( a) が概略的側面図、( b) がプローブの概略的平面図、図3は同プローブカードの使用状態を示す図であって、( a) が概略的側面図、( b) がプローブの概略的平面図、図4は同プローブカードの一の基板と他の基板とを対向配置する工程を示す概略的平面図である。
図1及び図2に示すプローブカードは、測定対象10の図外の測定装置のセンシング部分であって、測定対象10と対向配置される一の基板110と、一の基板110と一端部同士が対向配置された他の基板120と、一の基板110の一端部上に設けられた片持ち円弧状の第1のプローブ210と、他の基板120の一端部上に設けられた片持ち円弧状の第2のプローブ220とを具備する。以下、各部を詳しく説明する。
一の基板110については、例えば測定対象10と線膨張係数が近い絶縁性を有するシリコン基板等を用いる。この一の基板110の面上には、図示しない配線パターンが形成されている。また、一の基板110の縁部には図示しない外部電極が設けられている。この外部電極は配線パターンを介して第1のプローブ210の接続部212と電気的に接続されている。
他の基板120については、一の基板110と同じシリコン基板等を用いる。一の基板110の面上にも図示しない配線パターンが形成されており、一の基板110の縁部には図示しない外部電極が設けられている。この外部電極は配線パターンを介して第2のプローブ220の接続部222と電気的に接続されている。
第1のプローブ210は、略1/4円弧状のプローブ本体211と、このプローブ本体211の基端部の一部である接続部212と、プローブ本体の211の先端部に一体的に設けられた接触部213とを有している。プローブ本体211の幅方向の一端面には、プローブ本体211が基端部から先端部にかけて幅狭になるよう傾斜面211aが設けられている。この傾斜面211aは摺動性を有する絶縁膜( 例えば、ポリパラキシリレン膜等) でコーティングされている。接続部212は、一の基板110の配線パターンと電気接続されている。接触部213は測定対象10の電極11に接触可能な突起状の部材である。この接触部213は、接触前の状態では第2のプローブ220の接触部223と千鳥配置されており( 図1及び図2参照) 、接触時には第1、第2のプローブ210、220の弾性変形により第2のプローブ220の接触部223と直線状に配置されるようになっている( 図3参照) 。
第2のプローブ220は、他の基板120に設けられている以外、第1のプローブ210と同様の構成である。即ち、略1/4円弧状のプローブ本体221と、このプローブ本体221の基端部の一部である接続部222と、プローブ本体の221の先端部に一体的に設けられた接触部223とを有している。プローブ本体221の幅方向の一端面には、当該プローブ本体221が基端部から先端部にかけて幅狭になるよう傾斜面221aが設けられている。この傾斜面221aは摺動性を有する絶縁膜( 例えば、ポリパラキシリレン膜等) でコーティングされている。接続部222は、他の基板120の配線パターンと電気接続されている。接触部223は測定対象10の電極11に接触可能な突起状の部材である。この接触部223は、接触前の状態では第1のプローブ210の接触部213と千鳥配置されており( 図1及び図2参照) 、接触時には第1、第2のプローブ210、220の弾性変形により第1のプローブ210の接触部213と直線状に配置されるようになっている( 図3参照) 。
このようなプローブカードは次のように製造される。まず、一の基板110の一端部の面上にレジストを塗布し、このレジストに対してマスクを用いて露光、現像を行い、当該レジストの端部( 即ち、一の基板110の端部上のレジスト) にパターンを形成し、このパターンにメッキを形成する。この工程を繰り返し、最後に、レジストを除去することによって一の基板110の一端部の面上に第1のプローブ210が一体的に形成される。そして、第1のプローブ210の傾斜面211aに周知の蒸着法を用いて絶縁膜を蒸着させる。
同様に、他の基板120の一端部の面上にレジストを塗布し、このレジストに対してマスクを用いて露光、現像を行い、当該レジストの一端部( 即ち、他の基板120の一端部上のレジスト) にパターンを形成し、このパターンにメッキを形成する。この工程を繰り返し、最後に、レジストを除去することによって他の基板120の一端部の面上に第2のプローブ220が一体的に形成される。そして、第2のプローブ220の傾斜面221aに周知の蒸着法を用いて絶縁膜を蒸着させる。
その後、図4に示すように、第1、第2のプローブ210、220が対向配置されるように、他の基板120の一端部と一の基板110の一端部とを対向配置する。そして、一の基板110と他の基板120とを導電性接着部材等で固定する。
このように製造されたプローブカードは、図示しない測定装置のプローバに一の基板110、他の基板120が装着され、測定対象10の電気的諸特性を測定するのに使用される。以下、その使用方法について詳しく説明する。
プローバの駆動装置を動作させ、一の基板110及び他の基板120と測定対象10とを相対的に近接させる。これにより第1、第2のプローブ210、220の接触部213、223が測定対象10の電極11に接触する。その後、さらに、一の基板110及び他の基板120と測定対象10とを相対的に近接させ、接触部213、223を測定対象10の電極11に押圧させる( 即ち、オーバードライブを行う) 。
すると、第1、第2のプローブ210、220が、図3( b) の矢印方向に弾性変形する。この過程で、第1のプローブ210の傾斜面211aと第2のプローブ220の傾斜面221aとが摺接し、当該第1のプローブ210と当該第2のプローブ220とが互いに支え合う一方、第1、第2のプローブ210、220の接触部213、223が測定対象10の電極11上を横方向に滑り、当該電極11上の酸化膜等を剥がす。このようにして測定対象10の電気的諸特性の測定が行われる。
このようなプローブカードによる場合、弾性変形により第1のプローブ210の傾斜面211aと第2のプローブ220の傾斜面221aとが摺接し、当該第1のプローブ210と当該第2のプローブ220とが互いに支え合うようになっている。このため、微細化により低下した第1、第2のプローブ210、220の剛性を互いに補い、測定対象10の電極11との間の電気的導通を図るために必要な所定の接触圧を得ることができる。しかも、従来例のような補強用の針が不要であるため、第1、第2のプローブ210、220を狭ピッチ間隔で配置することができると共に、低コスト化を図ることができる。また、第1、第2のプローブ210、220の接触部213、223を測定対象10の電極11上で横方向に滑らせ、スクラブを生じさせることが可能になるので、電極11上の酸化膜等を剥がし、電極11との安定した接触を図ることができる。更に、第1、第2のプローブ210、220は基端部の幅寸法が先端部の幅寸法に比べて幅広になっている。このため、第1、第2のプローブ210、220の先端部を測定対象10の電極11に接触可能にするために当該第1、第2のプローブ210、220を微細化したとしても、当該第1、第2のプローブ210、220の基端部は先端部と同様に細くならない。プローブの基端部は当該プローブの弾性変形を支える支持部としての役割を有していることから、先端部から基端部まで同一幅の従来のプローブと比べて第1、第2のプローブ210、220はその剛性を強くすることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るプローブカードについて図面を参照しながら説明する。図5は本発明の第2の実施の形態に係るプローブカードの概略的側面図、図6は同プローブカードのプローブを示す図であって、( a) が使用前の状態を示す概略的平面図、( b) が使用前の状態を示す概略的側面図、( c) が使用中の状態を示す概略的平面図、( d) が使用中の状態を示す概略的側面図、図7は同プローブカードのプローブの設計変更例を示す概略的平面図であって、( a) が第1のプローブの先端面の一端部に切欠き部が設けられた例を示す図、( b) が第1のプローブの先端面の中央部に凹部が設けられた例を示す図である。
図5に示すプローブカードは、実施例1のプローブカードとほぼ同様の構成となっている。異なる点は、第1、第2のプローブの形状及び第1、第2のプローブの配置( 具体的には、先端面同士が対向するように配置されている点) である。よって、重複する部分は説明を省略し、以下、相違する点について説明する。なお、符号については、第1のプローブは310を、第2のプローブは320を使用し、その他の部材は実施例1と同じものを使用する。
第1のプローブ310は、略1/4円弧状のプローブ本体311と、このプローブ本体311の基端部の一部である接続部312と、プローブ本体の311の先端部に一体的に設けられた接触部313とを有している。プローブ本体311の先端面は絶縁膜( 例えば、ポリパラキシリレン膜等) でコーティングされている。基端部312は、一の基板110の配線パターンと電気接続されている。接触部313は測定対象10の電極11に接触可能な突起状の部材である。
第2のプローブ320は、他の基板120に設けられている以外、第1のプローブ310と同様の構成である。即ち、略1/4円弧状のプローブ本体321と、このプローブ本体321の基端部の一部である接続部322と、プローブ本体の321の先端部に一体的に設けられた接触部323とを有している。プローブ本体321の先端面は絶縁膜( 例えば、ポリパラキシリレン膜等) でコーティングされている。接続部322は、他の基板120の配線パターンと電気接続されている。接触部323は測定対象10の電極11に接触可能な突起状の部材である。
このようなプローブカードは次のように製造される。まず、第1、第2のプローブ310、320が実施例1と同様の方法で一の基板110、120に設けられる。そして、第1、第2のプローブ310、320の先端面に周知の蒸着法を用いて絶縁膜を蒸着させる。その後、図6( a) 及び( b) に示すように、第1、第2のプローブ310、320の先端面同士が対向配置されるように他の基板120の一端部と一の基板110の一端部とを対向配置( 図4を借りて参照) する。そして、一の基板110と他の基板120とを導電性接着部材等で固定する。
このように製造されたプローブカードは、図示しない測定装置のプローバに一の基板110、他の基板120が装着され、測定対象10の電気的諸特性を測定するのに使用される。以下、その使用方法について詳しく説明する。
プローバの駆動装置を動作させ、一の基板110及び他の基板120と測定対象10とを相対的に近接させる。これにより第1、第2のプローブ310、320の接触部313、323が測定対象10の電極11に接触する。その後、さらに、一の基板110及び他の基板120と測定対象10とを相対的に近接させ、接触部313、323を測定対象10の電極11に押圧させる( 即ち、オーバードライブを行う) 。
すると、第1、第2のプローブ310、320が、図6( c) 及び( d) に示すように、矢印方向に弾性変形し、当該第1のプローブ310の先端面と第2のプローブ320の先端面とが当接する。これにより第1のプローブ310と第2のプローブ320とが互いに支え合う。このようにして測定対象10の電気的諸特性の測定が行われる。
このようなプローブカードによる場合、弾性変形により第1のプローブ310の先端面と第2のプローブ320の先端面とが当接し、当該第1のプローブ310と当該第2のプローブ320とが互いに支え合うようになっている。このため、微細化により低下した第1、第2のプローブ310、320の剛性を互いに補い、測定対象10の電極11との間の電気的導通を図るために必要な所定の接触圧を得ることができる。しかも、従来例のような補強用の針が不要であるため、第1、第2のプローブ310、320を狭ピッチ間隔で配置することができると共に、低コスト化を図ることができる。
なお、このプローブカードについては、基板の面上に設けられた片持ち状の第1のプローブと、この第1のプローブと対向するように前記基板の面上に設けられた片持ち状の第2のプローブとを備えており、前記第1、第2のプローブは、弾性変形に応じて一部が当接するようになっており、この当接面に絶縁処理が施されている限りどのような設計変更を行ってもかまわない。
第1、第2のプローブ210、220、310、320については、片持ち円弧状であることが望ましいが、その他の形状のものを用いることができる。例えば、片持ち直線状のプローブが互いに向かい合うように傾斜しているもの等であっても良い。また、傾斜面211a、傾斜面221a、接続部212、222、312、322、接触部213、223、313、323を設けるか否かは任意である。更に、第1、第2のプローブ210、220、310、320は同じ形状であるとしたが、これに限定されるものではなく、別々の形状とすることができる。
実施例1の第1、第2のプローブ210、220は、弾性変形時に第2、第1のプローブ220、210の先端面が当接する当て止め用の凸部等を設けることができる。このような凸部を設けることにより第1、第2のプローブ210、220が所定以上弾性変形するのを防止することができる。
実施例2の第1、第2のプローブ310、320は、先端部に当接時に互いに係合する係合手段314、324を設けることができる。この係合手段314、324としては、例えば、図7( a) に示すように、第1、第2のプローブ310、320の先端部の幅方向の一端部に設けられた切欠き部314a、324aと、この切欠き部314a、324aに嵌まり込む第2、第1のプローブ320、310の先端部の幅方向の凸状の他端部314b、324bとを有する構成とすることもできるし、図7( b) に示すように、第1のプローブ310の先端部に設けられた凹部314cと、第2のプローブ320の先端部に設けられており且つ凹部314cに係合される凸部324dとを有する構成とすることもできる。
このように設計変更すれば、第1、2のプローブ310、320の先端面同士が当接時に係合するようになっているので、第1、第2のプローブ310、320の先端面の一部同士が当接した際に、第1、第2のプローブ310、320の先端部が幅方向に位置ずれし、隣の第2、第1のプローブ320、310に接触し、ショートを起こすようなことを防止することができる。特に、係合手段314、324を上述した図7( a) に示す構成とした場合、第1、第2のプローブ310、320を先端面同士が対向するように配置し、第1、第2のプローブ310、320の先端部の他端部314b、324bが第2、第1のプローブ310、320の先端部の切欠き部314a、324aに係合される構成となっているので、第1、第2のプローブ310、320の基端部の幅寸法を先端部の幅寸法に比べて幅広にすることができる。このため、第1、第2のプローブ310、320を従来例のプローブと同様に微細化したとしても、その基端部の幅寸法を従来例のプローブの幅寸法と比べて幅広にすることが可能になるので、第1、第2のプローブ310、320の剛性を強くすることが可能になる。なお、実施例1のプローブ210、220にも同様の係合手段を設けることが一応可能である。
また、実施例1及び2では、一の基板110、他の基板120は、測定対象10と線膨張係数が近いシリコン基板シリコン基板等を用いるとしたが、プリント基板等の板体であれば良い。また、一の基板110、他の基板120を一の基板とすることができる。
更に、実施例1及び2は、一の基板110、他の基板120がプローバに直接取り付けられるとしたが、一の基板110、他の基板120の上層に別の基板等を設け、多層にすることも勿論可能である。即ち、一の基板110、他の基板120の上層の構成については任意に構成することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るプローブカードの概略的平面図である。 同プローブカードを示す図であって、( a) が概略的側面図、( b) がプローブの概略的平面図である。 プローブカードの使用状態を示す図であって、( a) が概略的側面図、( b) がプローブの概略的平面図である。 同プローブカードの一の基板と他の基板とを対向配置する工程を示す概略的平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るプローブカードの概略的側面図である。 同プローブカードのプローブを示す図であって、( a) が使用前の状態を示す概略的平面図、( b) が使用前の状態を示す概略的側面図、( c) が使用中の状態を示す概略的平面図、( d) が使用中の状態を示す概略的側面図である。 同プローブカードのプローブの設計変更例を示す概略的平面図であって、( a) が第1のプローブの先端面の一端部に切欠き部が設けられた例を示す図、( b) が第1のプローブの先端面の中央部に凹部が設けられた例を示す図である。
符号の説明
10 測定対象
11 電極
110 一の基板
120 他の基板
210 第1のプローブ
211a 傾斜面
213 接触部
220 第2のプローブ
221a 傾斜面
223 接触部
310 第1のプローブ
311a 傾斜面
313 接触部
314 係合手段
314a 切欠き部
314b 他端部
314c 凹部
320 第2のプローブ
321a 傾斜面
323 接触部
324 係合手段
324a 切欠き部
324b 他端部
324d 凸部

Claims (4)

  1. 基板の面上に設けられた片持ち状の第1のプローブと、この第1のプローブと対向するように前記基板の面上に設けられた片持ち状の第2のプローブとを備えており、前記第1、第2のプローブは、弾性変形に応じて一部が当接するようになっており、この当接面に絶縁処理が施されていることを特徴とするプローブカード。
  2. 請求項1記載のプローブカードにおいて、前記第1、第2のプローブは、基端部から先端部にかけて幅狭となるよう幅方向の一端面が傾斜面となっており、この一端面同士が弾性変形に応じて摺接するようになっていることを特徴とするプローブカード。
  3. 請求項1記載のプローブカードにおいて、前記第1、第2のプローブは先端面の少なくとも一部同士が対向するように配置されており、この先端面同士が弾性変形に応じて当接するようになっていることを特徴とするプローブカード。
  4. 請求項1、2又は3記載のプローブカードにおいて、前記第1、第2のプローブの先端部には、当接時に互いに係合する係合手段が設けられていることを特徴とするプローブカード。
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