JP4086739B2 - データ記録装置および記録用プログラム - Google Patents
データ記録装置および記録用プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4086739B2 JP4086739B2 JP2003316112A JP2003316112A JP4086739B2 JP 4086739 B2 JP4086739 B2 JP 4086739B2 JP 2003316112 A JP2003316112 A JP 2003316112A JP 2003316112 A JP2003316112 A JP 2003316112A JP 4086739 B2 JP4086739 B2 JP 4086739B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- time
- management information
- recording
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000007726 management method Methods 0.000 claims description 898
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 25
- 238000005457 optimization Methods 0.000 claims description 9
- 230000002950 deficient Effects 0.000 claims description 4
- 238000013500 data storage Methods 0.000 claims 1
- 239000000872 buffer Substances 0.000 description 260
- 238000000034 method Methods 0.000 description 95
- 230000006870 function Effects 0.000 description 37
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 20
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 8
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 4
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 4
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 238000013523 data management Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
Description
雑誌「Interface」1998年9月号;「特集 ROM化とCPU非依存を目指す 移植性を重視したファイルシステムの作成法」 雑誌「Interface」2001年7月号;「特集 需要が高まるファイルシステムの実践的研究」
そこで、本発明者等は、データ領域へのアクセス時間の短縮化を図り得るとともに、管理領域が破壊された場合でも、データ領域に記録されているデータを読み出し得る記録媒体におけるデータ記録方法およびデータ管理方法(特願2002−50592)を既に提案した。
また、記録媒体の記憶容量を効率的に利用することを第3の目的とする。
さらに、複数の管理単位の記録データ群を一連のデータファイル(上述の長時間ファイルと同じ)として管理し得ることを第4の目的とする。
受け取ったデータにヘッダ情報を付加してファイルを作成するとともに、当該作成されたファイル、ファイルサイズ並びにその作成日付および作成時刻からなる作成日時情報を出力する書込みファイル作成手段と、
この書込みファイル作成手段からファイル、ファイルサイズおよび作成日時情報を受け取り、当該ファイルを上記記録手段のデータ領域にアドレス順である位置情報順に書き込むとともに、このデータ領域に記録された記録データにアクセスするために必要なデータの書込み開始位置情報、書込み終了位置情報およびデータの作成日時情報からなる日時管理情報を上記管理領域に記憶させ、且つ当該日時管理情報の作成日時情報における日付単位または時刻単位でもってデータを管理するファイル記録・管理手段とを具備させたものである。
且つファイル記録・管理手段に、登録開始指令を受け取ったファイルの日時管理情報を登録開始位置にするとともに、登録終了指令を受け取ったファイルの日時管理情報を登録終了位置として、データ群管理情報に登録する登録機能を具備させたものである。
上記データ領域への記録を、領域を形成する複数の単位記録領域の位置情報順に行うデータ書込み機能と、
記録された記録データの管理を、時間単位ごとに管理する時間単位管理情報を作成するまたは作成済みのものを更新させる管理情報作成機能とを具備したものである。
データ書込み機能に、単位記録領域内の任意位置からデータを記録するとともに、今回記録した記録データの書込み終了位置に基づき、次回書き込むための位置情報を保持することで、データ領域に隙間なくファイルを連続して記録させ得る機能を具備させたものである。
この上書き機能により、データが上書きされた場合、当該上書きに係る単位管理領域を管理する日時管理情報の書込み開始位置を、上書きされた最後部におけるデータの日時管理情報の次の位置情報に更新する更新処理機能とを具備させたものである。
[実施の形態1]
以下、本実施の形態1に係るデータ記録装置およびデータ記録用プログラムを、図1〜図19に基づき説明する。
本実施の形態1に係るデータ記録装置1は、データの記憶と読出しを高速で行い得る作業用記憶手段(ランダムアクセスメモリ(RAM)が用いられる)2と、データの固定的な記録と読出しをランダムアクセスで行い得るとともに単位記録領域が多数形成された記録媒体(例えば、磁気ディスク)を有する記録手段(具体的には、ハードディスク(HDD)が用いられており、以下、ハードディスクとして説明する)3と、当該装置における各動作を行わせるプログラムを記憶したプログラム記憶手段(ROMに格納されている)4と、このプログラム記憶手段4にデータ通信可能に接続されるとともに操作手段5、表示手段6、時計手段7がそれぞれ接続された制御手段(処理手段ともいい、中央演算処理装置(CPU)を有する)8とが具備されたものであり、またこの制御手段8は、所定のプログラムが動作することにより、入出力手段11、書込みファイル作成手段12、ファイル読出し手段13、およびファイル記録・管理手段14としての機能が発揮される。この制御手段8を介して、外部の入力機器15および出力機器16との間でデータの受け渡しが行われる。
上記表示手段6は、操作手段5により操作された内容に対する応答を操作者に対して表示するものである。
上記入力機器15は、ハードディスク3へ記録すべきデータを供給する手段であり、当該データ記録装置1への接続は、直接にまたはLANなどのネットワーク経由で接続される。ネットワーク経由の場合は、データ記録装置1がネットワーク接続に対応し得る構成にされる。以降、入力機器としてのビデオカメラが直接接続された場合について説明する。
「書込み日時」には、書込み元データバッファに記憶された記録データの作成日時情報が記憶される。
「インデックス指示」には、イベントとしてのデータ群管理のための開始フラグ、停止フラグおよびイベントの識別情報を記憶する場所がそれぞれ重複しないように割り当てられている。
「読出しデータバッファ」には、ハードディスク3のデータ領域24から読み出したデータ(読出しデータ)が記憶される。
「出力情報」には、ハードディスク3に記録された記録データを読み出す際の検索結果等のデータを選択するための情報が記憶される。
図2および図3に示すように、ハードディスク3に配置された記録媒体22には、管理情報が記録される管理領域23と、データが記録されるデータ領域24とが設けられ(図2および図3(a)参照)、さらに管理領域23には、以下に示す日時管理情報、データ群管理情報等にアクセスするための基本的な情報を含む総括的な基本管理情報を記憶する基本管理領域231と、データ領域24に記録された記録データにアクセスするために必要な読出し位置(書込み位置)およびデータ作成の日時情報を管理する日時管理情報を記憶する日時管理領域232と、イベントごとにその開始時および終了時の日時管理情報並びに登録開始日時情報を管理するデータ群管理情報を記憶するデータ群管理領域233とが具備されている(図3(b)参照)。
上述の日時管理情報(図5(a)および(b)参照)と記録データの書込み位置の関係について図示したものが図7である。図7(a)に示すように、日付管理情報はその日付で管理する時刻管理情報の範囲を最初と最後の時刻管理情報の番号(ID:位置)で管理するとともにその日付情報を有し、図7(b)に示すように、時刻管理情報は、その時刻で管理する記録データの範囲を最初と最後の書込み開始位置で管理するとともにその時刻情報を有している。図7(b)および(c)中のIDは、上述のとおりハードディスク3にアクセスするアドレスを求めるために利用される識別情報で、「管理情報のデータサイズ×ID/1セクタあたりの記憶容量」でアクセスするセクタとセクタ内のデータ位置を求め得るオフセットアドレスを求めるためのものであり、各領域の開始アドレス(開始セクタ番号)+オフセットアドレス(ID)でアクセスするセクタの位置が特定される。このオフセットは作業用記憶手段2においても同様に用いられる。一方、データ領域24のセクタ番号は、それ自体が記録媒体22の絶対的なセクタ番号を示すものであるが、図7(c)では便宜上データ領域24の開始アドレスから始まるローカルな識別番号(オフセットアドレス)を表示している。
図9(a)はハードディスク(HDD)が1台の場合の概略構成を示し、図9(b)および(c)はハードディスクが複数台である場合の概略構成を示しており、さらに図9(a)および(b)は、ハードディスク内の同じ記録媒体上に管理領域とデータ領域とをそれぞれ設けて、各ハードディスクで独立して管理する場合を示し、図9(c)は複数のハードディスクの管理情報を専門に記録するHDD0と、記録データを専門に記録するHDD1〜HDDhを備えた場合を示している。図9(c)の場合、HDD0はハードディスクに代えて、リフレッシュ動作なく電源を切っても長期にわたってデータを保持可能な半導体メモリ(記憶手段)を用いても良い。
入出力手段11は、接続された機器ごとに下記のように機能する。但し、いずれか1つだけしか接続できないと言うわけではなく、通常は、接続対象機器ごとにインターフェースが設けられている。
(操作手段の場合)
操作手段5は、主に指令、選択、設定の場面で用いられ、記録の開始と停止、データ群管理を行うための登録の開始と終了、およびイベントの入力、記録データの検索、選択(再生)、日時(時計手段)の設定などが行われる。なお、上記イベントは、その記録期間を識別するための情報であって見出しのようなもので、その入力は直接入力するようにしても良いし、予め、ROM等のメモリに複数登録しておき選択するようにしておいても良い。入出力手段11は、この操作手段5による操作内容を判断し、その内容に応じて書込みファイル作成手段12、ファイル読出し手段13などに指令を発する。
(表示手段の場合)
表示手段6に対しては、操作手段5による操作内容の確認のための表示、選択肢の表示のための情報などを出力する。
(入力機器の場合)
入力機器15からのデータと管理のための付帯情報(データ作成日時、データサイズ)を、書込みファイル作成手段12を介して作業用記憶手段2に記憶する。
(出力機器の場合)
出力機器16がモニタである場合には、ハードディスク3に記録されたデータ(ここではカメラ画像)を検索する場合の管理情報一覧や再生を開始した場合の再生画像を出力し、操作手段5の操作内容に従いファイル読出し手段13を通じてハードディスク3から管理情報や記録データを取得して一覧表示を行い、また再生したデータの表示を行う。
(管理情報バッファの構造について)
管理情報バッファと記録媒体22上の各管理情報との関係を示したのが図10である。図10においては、複数接続されたハードディスク3のうちハードディスク0(HDD0)だけを示している。
(電源投入後の初期化動作について)
次に、電源投入後の初期化動作について説明するが、ハードディスク3は事前にフォーマットされており、1セクタあたりの容量、記録媒体22の総セクタ数(ディスク総セクタ数)、ハードディスク3のデバイス番号が基礎データとして記憶されている。また、ROM等には作業用記憶手段2における各領域の初期値が記憶されているものとする。各管理領域の開始位置(セクタ番号)と終了位置(セクタ番号)およびデータ領域24の開始位置(セクタ番号)と終了位置(セクタ番号)についても、ROM等に記憶しておいても良く、また基本管理情報の基礎データとして保持させておいても良い。これらの位置を参照して書き込みおよび読み出しが行われる。図示しないが、ここでは、基礎データに各管理領域の開始位置と終了位置およびデータ領域の開始位置と終了位置が記憶されているものとする。フォーマット時に、データ領域管理データ2313の「次回書き込み位置」にデータ領域24での開始位置(セクタ番号)を書き込んでおく。なお、データ領域24での終了位置にセクタ番号が連続して所定記憶容量のデータ領域の予備が設けられるよう上記終了位置が定められているものとする。この予備の領域は、データ領域の末端部分で丁度データの記録が完了しないことに配慮したもので、上記末端部分から予備の領域にはみ出して記録可能にするためのものである。
(1)ファイル記録・管理手段14は、電源が投入されると、各ハードディスク3へのアクセスを試みて、接続台数とそれぞれの状態(正常・異常)を把握した結果をバッファFへ書き込む。この時、正常状態のハードディスク3の各基本管理情報を読み出しそのハードディスク3の番号に該当するバッファAx(添え字xはハードディスクの番号と同じ)へ記憶する。これにより正常な全ハードディスク3の基本管理情報が作業用記憶手段2で参照可能となる。
優先順位1:フラグ=2のHDD
優先順位2:フラグ=0のHDD
優先順位3:フラグ=1のHDD
フラグの値が同じものがあれば、日時管理情報データ2314の「開始日付」、「開始時刻」が古いものを優先し、それが同じであればハードディスク3の番号の小さいほうを優先する。
以上で、電源投入後の初期化動作が終了する。
まず、データ記録の全体の流れについて説明する。
(ステップA)
入力機器15であるビデオカメラから撮影映像(アナログ)が入力されるのを待ち、入力されるとステップBへ進む。
(ステップB)
入出力手段11は、1画面分(単位分)の映像データをデジタル化し、そのデータサイズを求め、デジタル化した日時情報を時計手段7から出力されたデータに基づき作成するとともに、デジタル化したデータ、データサイズおよび日時情報を書込みファイル作成手段12に渡す。操作手段5から記録開始指令、記録終了指令、データ群管理登録開始指令およびイベント内容、またはデータ群管理登録終了指令が入力された場合、それらも書込みファイル作成手段12に渡した後、ステップCに進む。
(ステップC)
入出力手段11より、デジタル化したデータ、データサイズおよび日時情報を受け取った書込みファイル作成手段12は、書込み元データバッファの先頭から固定長のヘッダ情報のサイズを空けた位置を先頭に上記データを書き込み、上記ヘッダ情報のサイズを上記データサイズに加えたものをファイル容量として作業用記憶手段2の書込みファイル容量に記憶し、上記日時情報を作業用記憶手段2の書込み日時に記憶した後、ステップDに進む。
(ステップD)
書込みファイル作成手段12は、入出力手段11からデータ群管理登録の開始指令とイベント内容とを受け取っていれば、それらを「インデックス指示」の所定の場所に書き込み、データ群管理登録の終了指令を受け取っていれば同じく「インデックス指示」の所定の場所に書き込んだ後、ステップEへ進む。いずれの指令も受け取っていなければ、何もしないで、ステップEへ進む。
(ステップE)
書込みファイル作成手段12は、操作手段5による操作に基づき入出力手段11から記録開始指令を受け取った後、記録終了指令を受け取るまでの間は、入出力手段11から書込みデータを受け取るたびに毎回ファイル記録指示をファイル記録・管理手段14に発することでステップFへ、それ以外はステップGへ進む。
(ステップF)
ファイル記録・管理手段14により書込み元データバッファのファイルがデータ領域24に記録され、「書込み日時」、「書込みファイル容量」、「インデックス指示」に記憶された内容に基づき管理情報が作成・更新され(詳細は後述)ファイル記録・管理手段14からの書込み終了報告を受けた後、ステップGへ進む。
(ステップG)
記録処理が終了する。
なお、データ領域24へのデータの記録は、毎回指定されたセクタの先頭から行われるものとし、バッファEが保持するデータ領域内の次回書込みを行う位置とはセクタ番号を指すものとする。
(ステップ1)
次に示すように、作業用記憶手段2に記憶されたファイルをハードディスク3へ記録しデータ領域管理情報を更新する。
(ステップ2)
次に、ステップ1で書き込んだファイルの日付(「書込み日時」より取得)が現在記録・管理している記録データの管理日付(日付管理情報データの「終了日付」)と異なれば、新規に日付管理情報を作成するためにステップ2′へ進む。同じであればステップ3へ進む。
(ステップ2′)
次に示すように、バッファAの更新を行い、バッファBの新規作成を行う。
<バッファAの更新>
(1)日付管理情報データ2314の「開始日付ID」および「終了日付ID」が、「開始日付ID」=「終了日付ID」+1の関係にある場合は日付管理領域2321が既に上書きされ両IDが隣接していることを示し、また、「開始日付ID」=0かつ「終了日付ID」が事前に設定された最大値である場合はこれから上書きされることになる状態であって、つまり現状、全日付管理情報が読出し有効な状態であることを示す。これは日付管理情報データの「最新日付ID」=「開始日付ID」としても表れる。よって、ここでの日付管理情報の新規作成のために、現「開始日付ID」が新規の日付管理情報に供されて新「終了日付ID」となり、現「開始日付ID」+1が新「開始日付ID」となる。但し、1を加算することにより最大IDを超える場合は加算した結果を改めて“0”にして記憶する。この新「開始日付」が示す位置のバッファBの「日付」の内容を日付管理情報データの「開始日付」に書き込む。以上により記録データを管理する日付管理範囲の始まりが更新される。
<バッファBの更新>
(4)「終了日付ID」が示す位置のバッファBの保持する情報「日付」に、書き込んだファイルの日付(「書込み日時」より取得)を書き込み更新する。
(ステップ3)
日付管理情報データ2314Dの「終了日付ID」が示す位置のバッファBに含まれる「終了時刻ID」が示す位置の時刻管理情報をハードディスク3から取得しバッファC−2へ書き込み、その中の「時刻」情報と、書き込んだファイルの時刻(「書込み日時」より取得)とを比較し、同じであればステップ4へ、異なっていればステップ4′へ進む。
(ステップ4)
このステップは、ファイル記録が1秒間に複数回行われるときに実行される。
(ステップ4′)
(1)時刻管理情報データ2314Tの「開始時刻ID」および「終了時刻ID」が、「開始時刻ID」=「終了時刻ID」+1の関係にある場合は時刻管理領域2322が既に上書きされ両IDが隣接していることを示し、また、「開始時刻ID」=0かつ「終了時刻ID」が事前に設定された最大値である場合はこれから上書きされることになる状態であって、つまり現状、全時刻管理情報が読出し有効な状態であることを示す。これは時刻管理情報データの「最新時刻ID」=同「開始時刻ID」としても表れる。よって、ここでの時刻管理情報の新規作成のために、現「開始時刻ID」が新規の時刻管理情報に供されて新「終了時刻ID」となり、現「開始時刻ID」+1が新「開始時刻ID」となる。但し、1を加算することにより最大IDを超える場合は加算した結果を改めて“0”にして記憶する。この新「開始時刻ID」が示す時刻管理領域の位置の時刻管理情報をバッファC−2に書き込み、その中の「時刻」の内容を時刻管理情報データの「開始時刻」に書き込む。以上により記録データを管理する時刻管理範囲の始まりが更新される。
(ステップ5)
作業用記憶手段2の「インデックス指示」を読み出し、登録開始フラグおよび登録終了フラグが“0”であればステップ6へ進む。
<データ群管理登録の開始(登録開始フラグ=1の場合)>
(1)データ群管理情報データ2315の「開始データ群管理情報ID」および「終了データ群管理情報ID」が、「開始データ群管理情報ID」=「終了データ群管理情報ID」+1の関係にある場合はデータ群管理領域233が既に上書きされ両IDが隣接していることを示し、また、「開始データ群管理情報ID」=0かつ「終了データ群管理情報ID」が事前に設定された最大値である場合はこれから上書きされることになる状態であって、つまり現状、全データ群管理情報が有効な状態であることを示す。これはデータ群管理情報データの「最新データ群管理情報ID」=「開始データ群管理情報ID」としても表れる。よって、ここでのデータ群管理情報の新規作成のために、現「開始データ群管理情報ID」が新規のデータ群管理情報に供されて新「終了データ群管理情報ID」となり、現「開始データ群管理情報ID」+1が新「開始データ群管理情報ID」となる。但し、1を加算することにより最大IDを超える場合は加算した結果を改めて“0”にして記憶する。この新「開始データ群管理情報ID」が示すデータ群管理領域の位置のデータ群管理情報をバッファD−2に書き込み、その中の「日付、イベント情報」の日付と同「時刻」の内容をデータ群管理情報データの「開始データ群管理情報日付」および「開始データ群管理情報時刻」にそれぞれ書き込む。以上によりデータ群管理情報の有効範囲の始まりが更新される。
なお、データ群管理情報がはじめて作成される場合は、データ群管理情報データ2315の「開始データ群管理情報日付」と「開始データ群管理情報時刻」にも上記バッファD−2に書き込んだ日付と時刻をそれぞれ書き込む。
<データ群管理登録の終了(登録終了フラグ=1の場合)>
(1)データ群管理情報データ2315の「終了データ群管理情報ID」の示す位置のデータ群管理情報をハードディスク3のデータ群管理領域233から読み出しバッファD−2へ書き込む。
(ステップ6)
上記ステップまでは各管理領域の上書きの有無で各管理情報の更新をしていたが、ここではデータ領域24が上書きされることにより、これまで有効であった開始時刻IDの示す時刻管理情報に不具合が生じるおそれがあること、この時刻管理情報に不具合が発生することにより時刻管理情報を管理している日付管理情報やデータ群管理情報に不具合が連鎖することから、データの再生時に不具合が生じないよう適正化を図る処理を行う(不具合適性化処理機能)。例えば図13(a)の現「開始時刻ID」の時刻管理情報の管理範囲は図13(b)に示すようにデータ領域のセクタ0からセクタnとなっている(処理上は絶対的なセクタ番号を用いるが、便宜上、データ領域の開始セクタをセクタ0としたオフセットで表示している)が、次回書込み用に更新されたバッファEの「アクセス位置(セクタ番号)」がセクタ1に位置しており、つまり、セクタ0が既に上書きされ管理範囲に不具合が生じていることがわかる。これを図14(a)および(b)に示すように不具合のある時刻管理情報は捨てて不具合の無い一番古い時刻管理情報を「開始時刻ID」として登録することで不具合を適正化する。日付管理情報についても考え方は同じで、図15および図16に示す通りである。データ群管理情報の不具合についても適正化を行う。
(1)時刻管理情報データ2314Tの「開始時刻ID」が示す位置の時刻管理情報をハードディスク3の時刻管理領域2322から読み出しバッファC−3へ書き込む。
但し、“位置(セクタ番号)”はデータ領域24の最小から最大まで順次大きくなった後(順方向)、最大の次に大きいのが最小であるリング状で考える。つまり、最小=0、最大=100とした場合、“位置”の順序(数の大きさ)は次のとおり考える。
不具合が無いと判断された場合はステップ7へ進む。
(3)時刻管理情報データ2314Tの「開始時刻ID」の不具合を次のとおり適正化する。
(4)日付管理情報データ(バッファB)の「開始時刻ID」の不具合を次のように適正化する。
(6)バッファAの「開始日付ID」の内容(番号=数字)に1を加算し、その番号の示す日付管理情報(バッファB)の「開始時刻ID」と「終了時刻ID」の範囲内にバッファAの「開始時刻ID」が含まれるようになるまで、上記加算を繰り返す。
上記範囲内になった場合、その時の開始日付IDをバッファAの「開始日付ID」に書き込み、その内容が示す日付管理情報(バッファB)の「開始時刻ID」にバッファAの「開始時刻ID」の内容を書き込むとともに、同日付管理情報の「日付」の内容を日付管理情報データ2314Dの「開始日付」に書き込み、(7)へ進む。
「開始データ群管理情報ID」から「終了データ群管理情報ID」までの各データ群管理情報の「開始時刻ID」から「終了時刻ID」までの範囲のいずれかに時刻管理情報データ2314Tの「開始時刻ID」が含まれているか否かで次の処理に分かれる。
<含まれている場合>
含まれているデータ群管理情報のIDに1を加算し、データ群管理情報データ2315の「開始データ群管理情報ID」として書き込み、そのデータ群管理情報の「日付、イベント情報」の日付と「時刻」の内容を、データ群管理情報データの「開始データ群管理情報日付」と「開始データ群管理情報時刻」にそれぞれ書き込む。なお、IDがデータ群管理情報の最大番号を超えた場合には0に戻ることは先のステップで述べたとおりである。
<含まれていない場合>
「開始データ群管理情報ID」から「終了データ群管理情報ID」までの各データ群管理情報の「開始時刻ID」と時刻管理情報データ2314Tの「開始時刻ID」とを比較し、データ群管理情報の「開始時刻ID」>時刻管理情報データの「開始時刻ID」になった最初のデータ群管理情報のIDをデータ群管理情報データ2315の「開始データ群管理情報ID」として書き込み、そのデータ群管理情報の「日付、イベント情報」の日付と「時刻」の内容を、データ群管理情報データの「開始データ群管理情報日付」と「開始データ群管理情報時刻」にそれぞれ書き込む。なお、この場合には不具合が無い場合も含まれている。
(ステップ7)
管理情報をハードディスク3に次のように記憶する。
バッファC−2の内容を時刻管理情報データ(バッファA)の「終了時刻ID」の示す時刻管理領域2322の位置に記憶する。
(ステップ8)
データ領域管理データの「次回書込み位置」が0であり、かつ、ハードディスク3が複数ある(バッファFの「ハードディスク数」が複数を示し、かつ、そのうち正常であるものが複数ある)場合はステップ9へ、そうでない場合(正常なハードディスクがこれまで記録に使った1つだけである場合)はステップ10へ進む。
(ステップ9)
(1)以上利用してきたハードディスク(HDD0)以外の正常なハードディスク(HDDx)から次に書き込みを行うハードディスクを選択するが、これにはバッファAに書き込んだ各ハードディスクの上書き利用データの「データ領域上書きフラグ」を参照する。フラグ=0は上書きなし、=1は次回上書き(現在、データ領域の最後まで書込み終了)、=2は上書き中を示す。優先順位は次のとおりである。
優先順位2:フラグ=0のHDD
優先順位3:フラグ=1のHDD
フラグの値が同一のものがあれば、日時管理情報データ2314の「開始日付」、「開始時刻」が古いものを優先し、それが同じであればハードディスクの番号の小さいほうを優先する。なお、この処理は上述(電源投入後の初期化動作)と同じである。
(ステップ10)
書込み終了の報告を発し、今回のハードディスクへのファイル記録に関する一連の処理が終了したことになる。
<データの読出し>
(データ記録装置における全体の流れ)
初期化動作後のデータ記録装置1の全体的な流れを以下のステップにて示す。なお、上述した各手段における処理を一連の流れに沿って示したものでもある。
(ステップA)
入出力手段11は操作手段5からの信号により読出しメニュー(下記1〜4にて示す)のどれが選択されたのかを判断する。
2.データ群管理情報リスト取得(ステップEへ:図17参照)
3.時刻管理情報の検索(ステップKへ:図18参照)
4.データ群管理情報の検索(ステップNへ:図19参照)
なお、図17から図19はファイル読出し手段13からみた流れを概略に示したもので、破線部は、特にファイル記録・管理手段14の処理を示している。
(ステップB)
入出力手段11からメニュー1を指示されたファイル読出し手段13は、ファイル記録・管理手段14に接続された正常な全ハードディスク3に記憶された下記情報を出力するように指示する。
・最も新しい日付情報と時刻情報
要求内容は作業用記憶手段2の「出力指示」に記憶し、出力指令を発することになる(ステップCへ)。
(ステップC)
ファイル読出し手段13からの出力指令を受け、作業用記憶手段2の「出力指示」に記憶の内容から指示内容を理解し、正常な全ハードディスク3に関する指定された情報を、バッファAの日付管理情報データ2314Dの「開始日付」および「終了日付」並びに時刻管理情報データ2314Tの「開始時刻」および「終了時刻」から読み出し、作業用記憶手段2の「出力情報」へ書き込んだ後、準備完了報告をファイル読出し手段13に発する(ステップDへ)。
(ステップD)
準備完了報告を受けたファイル読出し手段13は作業用記憶手段2の「出力情報」にある情報をハードディスク3ごとに表示する形式に加工して入出力手段11を介して出力機器(モニタ)16や表示手段6に表示させることにより、メニュー1の処理が終了する。
(ステップE)
入出力手段11からメニュー2を指示されたファイル読出し手段13は、ファイル記録・管理手段14に接続された正常な全ハードディスク3に記憶された全データ群管理情報を同時表示可能数、例えば10情報をリスト化して表示するために、ファイル記録・管理手段14に10のデータ群管理情報をハードディスク3から取り出すように指示する。この情報を取得するために、取得デバイス番号(ハードディスク番号)、取得開始位置(データ群管理情報ID)、取得方向をそれぞれ基準としたデータ群管理情報のリスト取得の要求内容を作業用記憶手段2の「出力指示」に記憶し、出力指令を発する(ステップFへ)。
(ステップF)
(1)ファイル読出し手段13からの出力指令を受け、ファイル記録・管理手段14は作業用記憶手段2の「出力指示」に記憶の内容からデータ群管理情報のリスト出力であることを理解し、取得デバイス番号が示すハードディスク3のデータ群管理領域233からデータ群管理情報の最大管理数分の情報を全て読み出し、バッファD−1(検索用)に書き込む。なお、取得デバイス番号が基準の場合は、現在のアクセス対象(例えばバッファEの「デバイス番号」に設定されている)を示す。
また、指定の取得方向が前方向の場合は、データ群管理情報データの「開始データ群管理情報ID」が終点であり、後ろ方向の場合は、同「終了データ群管理情報ID」が終点である。
・リスト出力の対象となったデバイス番号
・最大10個のリスト(データ群管理情報ID,イベント情報,登録日時,開始時刻ID,終了時刻ID)
・前方向の終点に至った、または後ろ方向の終点に至った場合、それを示す情報
・リストの取得方向(前方向、後ろ方向)
・接続され正常に動作している全デバイス番号(基礎データ(図示せず)より取得)を日付管理情報データ2314Dの「開始日付」が古いもの順に並べたもの
また、デバイス番号をバッファEの「デバイス番号」に設定しておく。
(ステップG)
準備完了報告を受けたファイル読出し手段13は「出力情報」からリストを取得して加工し、入出力手段11を介して出力機器(モニタ)16や表示手段6に表示するとともに、さらに前方向、後ろ方向のリスト出力要求を受け付ける状態、データ群管理情報に基づくデータの読出し(再生)要求受付状態、およびメニュー2の終了を受け付ける状態になる。つまり、操作手段5から何れかが選択され、それが入出力手段11を介して伝わるのを待つことになる。
(ステップH)
リストの出力を要求される場合、操作手段5により取得デバイス番号、取得開始位置、取得方向の少なくとも何れかが入力されている。ファイル読出し手段13は、省略されたものについては基準を、入力されたものはその示す内容を「出力指示」に設定する。
(ステップI)
データの読出し要求の場合、操作手段5により表示したリストのデータ群管理情報IDの指定が行われた上で読出し要求がされている。入出力手段11を介してこの要求を受け取ったファイル読出し手段13は、受け取ったデータ群管理情報IDに基づき「出力情報」に残っている該当IDの情報にある開始時刻IDと終了時刻IDを取得し、開始時刻IDから終了時刻IDまでで管理されているファイルをハードディスク3から読み出すようにファイル記録・管理手段14に指示する。これらは次のように行われる。
(ステップJ)
読み出されたファイルのヘッダ情報に基づき元のデータに戻して入出力手段11を介して出力機器(モニタで、ここではビデオデータの画像が再生される)16へ出力する。この読み出しについては次のように行われる。
(ステップK)
次のように指定日時のファイルをハードディスク3から読み出し出力する。
(ステップL)
読み出されたファイルのヘッダ情報に基づき元のデータに戻して入出力手段11を介して出力機器(モニタで、ここではビデオデータの画像が再生される)16へ出力する。その出力は再生停止の操作を操作手段5から入力しない限りは指定日時よりも新しいものを順次自動再生するものとして次に説明する。
(ステップM)
以下に示すように次の時刻管理情報による出力を行う。
(ステップN)
次のように指定日時のデータ群管理情報で管理されたファイルをハードディスク3から読み出し出力する。
(3)ハードディスク3のデータ群管理領域233からデータ群管理情報を読み出しバッファD−1へ書き込み、各データ群管理情報の「日付、イベント情報」における日付と指定の日付とで一致しているものがあるか否かを判断する。一致しているデータ群管理情報があれば(4)へ、一致していなければ指定日付に最も近いデータ群管理情報を選択し(4)へ進む。
・対象となったデバイス番号
・データ群管理情報ID,イベント情報,登録日時,開始時刻ID,終了時刻ID
次に、ファイル記録・管理手段14はファイル読出し手段13へ準備完了報告を行う(ステップOへ)。
(ステップO)
準備完了報告を受けたファイル読出し手段13は「出力情報」からデータ群管理情報に関する情報を取得して加工し、入出力手段11を介して出力機器(モニタ)16や表示手段6に表示するとともに、データ群管理情報に基づくデータの読出し(再生)要求受付状態、およびメニュー4の終了を受け付ける状態になる。つまり、操作手段5から何れかが選択され、それが入出力手段11を介して伝わるのを待つ。
(ステップP)
データの読出し要求の場合、操作手段5により表示したリストのデータ群管理情報IDの指定が行われた上で読み出し要求がされている。
第1の構成は、データの記録および読出しをランダムアクセスで行い得るとともに単位記録領域が多数形成された記録媒体を有する記録手段が設けられてなるデータ記録装置に具備させることにより、受け取ったデータを記録手段のデータ領域に記録させるとともにこのデータを管理する管理情報を管理領域に作成または作成済みのものを更新させるためのプログラムであって、
上記データ領域への記録を、領域を形成する複数の単位記録領域のアドレス順に行わせるデータ書込み機能と、記録された記録データの管理を、所定の時間幅を有する管理時間単位ごとにデータ領域における記録位置にて管理する時間単位管理情報を作成または作成済みのものを更新させる管理情報作成機能とを具備したものである。
[実施の形態2]
以下、実施の形態2に係るデータ記録装置およびデータ記録用プログラムを、図面に基づき説明する。
管理情報について;
図20に示す基本管理情報のデータ領域管理データおよび図21(b)の時刻管理情報に変更点があり、図21(a)の日付管理情報および図22のデータ群管理情報には変更点はない。また、アクセスの際に利用するアクセスバッファEについては図23に示した。
「次回書込み位置」が「次回書込みセクタ」と「次回書込みセクタ内データ位置」に、「一番古いデータ書込み位置」が「一番古いデータ書込みセクタ」と「一番古い書込みセクタ内データ位置」に、「一番新しいデータ書込み位置」が「一番新しいデータ書込みセクタ」と「一番新しい書込みセクタ内データ位置」に細分化される。
「開始位置」が「開始セクタ」と「開始セクタ内データ位置」に、「終了位置」が「終了セクタ」と「終了セクタ内データ位置」に細分化される。
アクセスバッファEにおける細分化:
「アクセス位置」が「アクセスセクタ」と「アクセスセクタ内データ位置」に細分化される。
まず、データ記録装置の全体の流れについて説明する。
(ステップA)
入力機器15であるビデオカメラから撮影映像(アナログ)が入力されるのを待ち、入力されるとステップBへ進む。
(ステップB)
入出力手段11は、1画面分(単位分)の映像データをデジタル化し、そのデータサイズを求め、デジタル化した日時情報を時計手段7から出力されたデータに基づき作成するとともに、デジタル化したデータ、データサイズおよび日時情報を書込みファイル作成手段12に渡す。操作手段5から記録開始指令、記録終了指令、データ群管理登録開始指令およびイベント内容、またはデータ群管理登録終了指令が入力された場合、それらも書込みファイル作成手段12に渡した後、ステップCに進む。
(ステップC)
入出力手段11より、デジタル化したデータ、データサイズおよび日時情報を受け取った書込みファイル作成手段12は、書込み元データバッファの先頭から固定長のヘッダ情報のサイズを空けた位置を先頭に上記データを書き込み、上記ヘッダ情報のサイズを上記データサイズに加えたものをファイル容量として作業用記憶手段2の書込みファイル容量に記憶し、上記日時情報を作業用記憶手段2の書込み日時に記憶した後、ステップDに進む。
(ステップD)
書込みファイル作成手段12は、入出力手段11からデータ群管理登録の開始指令とイベント内容とを受け取っていれば、それらを「インデックス指示」の所定の場所に書き込み、データ群管理登録の終了指令を受け取っていれば同じく「インデックス指示」の所定の場所に書き込んだ後、ステップEへ進む。いずれの指令も受け取っていなければ、何もしないで、ステップEへ進む。
(ステップE)
書込みファイル作成手段12は、操作手段5による操作に基づき入出力手段11から記録開始指令を受け取った後、記録終了指令を受け取るまでの間は、入出力手段11から書込みデータを受け取るたびに毎回ファイル記録指示をファイル記録・管理手段14に発することでステップFへ、それ以外はステップGへ進む。
(ステップF)
ファイル記録・管理手段14により書込み元データバッファのファイルがデータ領域24に記録され、「書込み日時」、「書込みファイル容量」、「インデックス指示」に記憶された内容に基づき管理情報が作成・更新され(詳細は後述)ファイル記録・管理手段14からの書込み終了報告を受けた後、ステップGへ進む。
(ステップG)
記録処理が終了する。
なお、データ領域24へのデータの記録は、毎回指定されたセクタの先頭から行われるものとし、バッファEが保持するデータ領域内の次回書込みを行う位置とはセクタ番号を指すものとする。
(ステップ1)(変更部分)
ファイル記録指示を受け取ることにより、データ領域管理データ2313の「次回書込みセクタ」と「次回書込みセクタ内データ位置」を取得し、アクセスバッファEの「アクセスセクタ」および「アクセスセクタ内データ位置」並びにデータ領域管理データの「一番新しいデータ書込みセクタ」および「一番新しい書込みセクタ内データ位置」に書き込む。「アクセスセクタ」が示すセクタのデータをまず読み出し、図示しない作業用記憶手段2の領域に書き込む。次に、基礎データ2311の「1セクタあたりの容量」を参照し、その容量から「アクセスセクタ内データ位置」が相当する容量を除いた分の容量(残容量)を求め、「書込みファイル容量」との比較を行う。
読み出したセクタのデータにおいて、その先頭から数えてバッファE「アクセスセクタ内データ位置」に位置するところから、「書込み元データバッファ」の先頭から「書込みファイル容量」分取り出したデータを上書きし、その読出し上書きしたデータを読み出したデータ領域24のセクタに上書きする。また、バッファEの「アクセスセクタ内データ位置」とデータ領域管理データの「次回書込みセクタ内データ位置」に上書きしたデータの末端の次の位置を書き込み(これまでの内容にファイル容量を加える)、ステップ2へ進む。
読み出したセクタのデータにおいて、その先頭から数えてバッファEの「アクセスセクタ内データ位置」に位置するところから、「書込み元データバッファ」の先頭から「書込みファイル容量」分取り出したデータを上書きし、その読出し上書きしたデータを読み出したデータ領域のセクタに上書きする。また、バッファEの「アクセスセクタ」に1を加算し、そしてその結果をデータ領域管理データの「次回書込みセクタ」に書き込むとともに、バッファEの「アクセスセクタ内データ位置」とデータ領域管理データの「次回書込みセクタ内データ位置」に“0”を書込みステップ2へ進む。
読み出したセクタのデータにおいて、その先頭から数えてバッファEの「アクセスセクタ内データ位置」に位置するところから、「書込み元データバッファ」の先頭から残容量分取り出したデータを上書きし、その読出し上書きしたデータを読み出したデータ領域のセクタに上書きする。また、バッファEの「アクセスセクタ」に1を加算し同「アクセスセクタ内データ位置」に“0”を書き込む。次に、「書込みファイル容量」から残容量を差し引いた容量(書込み算容量)を「1セクタあたりの容量」で割り、商(n)および余りを求める。
(ステップ2)(時間監視機能である)
次に、ステップ1で書き込んだファイルの日付(「書込み日時」より取得)が現在記録・管理している記録データの管理日付(日付管理情報データの「終了日付」)と異なれば、新規に日付管理情報を作成するためにステップ2′へ進む。同じであればステップ3へ進む。
(ステップ2′)
次に示すように、バッファAの更新を行い、バッファBの新規作成を行う。
<バッファAの更新>
(1)日付管理情報データ2314Dの「開始日付ID」および「終了日付ID」が、「開始日付ID」=「終了日付ID」+1の関係にある場合は日付管理領域232が既に上書きされ両IDが隣接していることを示し、また、「開始日付ID」=0かつ「終了日付ID」が事前に設定された最大値である場合はこれから上書きされることになる状態であって、つまり現状、全日付管理情報が読出し有効な状態であることを示す。これは日付管理情報データの「最新日付ID」=「開始日付ID」としても表れる。よって、ここでの日付管理情報の新規作成のために、現「開始日付ID」が新規の日付管理情報に供されて新「終了日付ID」となり、現「開始日付ID」+1が新「開始日付ID」となる。但し、1を加算することにより最大IDを超える場合は加算した結果を改めて“0”にして記憶する。この新「開始日付」が示す位置のバッファBの「日付」の内容を日付管理情報データの「開始日付」に書き込む。以上により記録データを管理する日付管理範囲の始まりが更新される。
<バッファBの更新>
(4)「終了日付ID」が示す位置のバッファBの保持する情報「日付」に、書き込んだファイルの日付(「書込み日時」より取得)を書き込み更新する。
(ステップ3)
日付管理情報データ2314Dの「終了日付ID」が示す位置のバッファBに含まれる「終了時刻ID」が示す位置の時刻管理情報をハードディスク3から取得しバッファC−2へ書き込み、その中の「時刻」情報と、書き込んだファイルの時刻(「書込み日時」より取得)とを比較し、同じであればステップ4へ、異なっていればステップ4′へ進む。
(ステップ4)(変更部分)
このステップは、ファイル記録が1秒間に複数回行われるときに実行される。
(ステップ4′)
(1)時刻管理情報データ2314Tの「開始時刻ID」および「終了時刻ID」が、「開始時刻ID」=「終了時刻ID」+1の関係にある場合は時刻管理領域2322が既に上書きされ両IDが隣接していることを示し、また、「開始時刻ID」=0かつ「終了時刻ID」が事前に設定された最大値である場合はこれから上書きされることになる状態であって、つまり現状、全時刻管理情報が読出し有効な状態であることを示す。これは時刻管理情報データの「最新時刻ID」=同「開始時刻ID」としても表れる。よって、ここでの時刻管理情報の新規作成のために、現「開始時刻ID」が新規の時刻管理情報に供されて新「終了時刻ID」となり、現「開始時刻ID」+1が新「開始時刻ID」となる。但し、1を加算することにより最大IDを超える場合は加算した結果を改めて“0”にして記憶する。この新「開始時刻ID」が示す時刻管理領域の位置の時刻管理情報をバッファC−2に書き込み、その中の「時刻」の内容を時刻管理情報データの「開始時刻」に書き込む。以上により記録データを管理する時刻管理範囲の始まりが更新される。
(ステップ5)
作業用記憶手段2の「インデックス指示」を読み出し、登録開始フラグおよび登録終了フラグが“0”であればステップ6へ進む。
<データ群管理登録の開始(登録開始フラグ=1の場合)>
(1)データ群管理情報データ2315の「開始データ群管理情報ID」および「終了データ群管理情報ID」が、「開始データ群管理情報ID」=「終了データ群管理情報ID」+1の関係にある場合はデータ群管理領域が既に上書きされ両IDが隣接していることを示し、また、「開始データ群管理情報ID」=0かつ「終了データ群管理情報ID」が事前に設定された最大値である場合はこれから上書きされることになる状態であって、つまり現状、全データ群管理情報が有効な状態であることを示す。これはデータ群管理情報データの「最新データ群管理情報ID」=「開始データ群管理情報ID」としても表れる。よって、ここでのデータ群管理情報の新規作成のために、現「開始データ群管理情報ID」が新規のデータ群管理情報に供されて新「終了データ群管理情報ID」となり、現「開始データ群管理情報ID」+1が新「開始データ群管理情報ID」となる。但し、1を加算することにより最大IDを超える場合は加算した結果を改めて“0”にして記憶する。この新「開始データ群管理情報ID」が示すデータ群管理領域233の位置のデータ群管理情報をバッファD−2に書き込み、その中の「日付、イベント情報」の日付と同「時刻」の内容をデータ群管理情報データの「開始データ群管理情報日付」および「開始データ群管理情報時刻」にそれぞれ書き込む。以上によりデータ群管理情報の有効範囲の始まりが更新される。
なお、データ群管理情報がはじめて作成される場合は、データ群管理情報データ2315の「開始データ群管理情報日付」と「開始データ群管理情報時刻」にも上記バッファD−2に書き込んだ日付と時刻をそれぞれ書き込む。
<データ群管理登録の終了(登録終了フラグ=1の場合)>
(1)データ群管理情報データ2315の「終了データ群管理情報ID」の示す位置のデータ群管理情報をハードディスク3のデータ群管理領域233から読み出しバッファD−2へ書き込む。
(ステップ6)
上記ステップまでは各管理領域の上書きの有無で各管理情報の更新をしていたが、ここではデータ領域24が上書きされることにより、これまで有効であった開始時刻IDの示す時刻管理情報に不具合が生じるおそれがあること、この時刻管理情報に不具合が発生することにより時刻管理情報を管理している日付管理情報やデータ群管理情報に不具合が連鎖することから、データの再生時に不具合が生じないよう適正化を図る処理を行う。例えば図13(a)の現「開始時刻ID」の時刻管理情報の管理範囲は図13(b)に示すようにデータ領域のセクタ0からセクタnとなっている(処理上は絶対的なセクタ番号を用いるが、便宜上、データ領域の開始セクタをセクタ0としたオフセットで表示している)が、次回書込み用に更新されたバッファEの「アクセス位置(セクタ番号)」がセクタ1に位置しており、つまり、セクタ0が既に上書きされ管理範囲に不具合が生じていることがわかる。これを図14(a)および(b)に示すように不具合のある時刻管理情報は捨てて不具合の無い一番古い時刻管理情報を「開始時刻ID」として登録することで不具合を適正化する。日付管理情報についても考え方は同じで、図15および図16に示す通りである。データ群管理情報の不具合についても適正化を行う。
(1)時刻管理情報データ234Tの「開始時刻ID」が示す位置の時刻管理情報をハードディスク3の時刻管理領域2322から読み出しバッファC−3へ書き込む。
但し、“セクタ”はデータ領域24の最小から最大まで順次大きくなった後(順方向)、最大の次に大きいのが最小であるリング状で考える。つまり、最小=0、最大=100とした場合、“位置”の順序(数の大きさ)は次のとおり考える。
また、「開始位置」=「アクセスセクタ」であり、かつ、バッファEの「アクセスセクタ内データ位置」とバッファC−3の「開始セクタ内データ位置」において次の関係を満たすものも不具合ありと判断する。
不具合が無いと判断された場合はステップ7へ進む。
(3)時刻管理情報データ2314Tの「開始時刻ID」の不具合を次のとおり適正化する。
(4)日付管理情報データ2314D(バッファB)の「開始時刻ID」の不具合を次のように適正化する。
(6)バッファAの「開始日付ID」の内容(番号=数字)に1を加算し、その番号の示す日付管理情報(バッファB)の「開始時刻ID」と「終了時刻ID」の範囲内にバッファAの「開始時刻ID」が含まれるようになるまで、上記加算を繰り返す。
上記範囲内になった場合、その時の開始日付IDをバッファAの「開始日付ID」に書き込み、その内容が示す日付管理情報(バッファB)の「開始時刻ID」にバッファAの「開始時刻ID」の内容を書き込むとともに、同日付管理情報の「日付」の内容を日付管理情報データ2314Dの「開始日付」に書き込み、(7)へ進む。
「開始データ群管理情報ID」から「終了データ群管理情報ID」までの各データ群管理情報の「開始時刻ID」から「終了時刻ID」までの範囲のいずれかに時刻管理情報データ2314Tの「開始時刻ID」が含まれているか否かで次の処理に分かれる。
<含まれている場合>
含まれているデータ群管理情報のIDに1を加算し、データ群管理情報データの「開始データ群管理情報ID」として書き込み、そのデータ群管理情報の「日付、イベント情報」の日付と「時刻」の内容を、データ群管理情報データの「開始データ群管理情報日付」と「開始データ群管理情報時刻」にそれぞれ書き込む。なお、IDがデータ群管理情報の最大番号を超えた場合には0に戻ることは先のステップで述べたとおりである。
<含まれていない場合>
「開始データ群管理情報ID」から「終了データ群管理情報ID」までの各データ群管理情報の「開始時刻ID」と時刻管理情報データの「開始時刻ID」とを比較し、データ群管理情報の「開始時刻ID」>時刻管理情報データの「開始時刻ID」になった最初のデータ群管理情報のIDをデータ群管理情報データの「開始データ群管理情報ID」として書き込み、そのデータ群管理情報の「日付、イベント情報」の日付と「時刻」の内容を、データ群管理情報データの「開始データ群管理情報日付」と「開始データ群管理情報時刻」にそれぞれ書き込む。なお、この場合には不具合が無い場合も含まれている。
(ステップ7)
管理情報をハードディスク3に次のように記憶する。
バッファC−2の内容を時刻管理情報データ2314T(バッファA)の「終了時刻ID」の示す時刻管理領域2322の位置に記憶する。
(ステップ8)(変更部分)
データ領域管理データ2313の「次回書込みセクタ」および「次回書込みセクタ内データ位置」が0であり、かつ、ハードディスク数が複数ある(バッファFの「ハードディスク数」が複数を示し、かつ、そのうち正常であるものが複数ある)場合はステップ9へ、そうでない(正常なハードディスクがこれまで記録に使った1つだけ)場合はステップ10へ進む。
(ステップ9)
(1)以上利用してきたハードディスク(HDD0)以外の正常なハードディスク(HDDx)から次に書き込みを行うハードディスクを選択するが、これにはバッファAに書き込んだ各ハードディスクの上書き利用データの「データ領域上書きフラグ」を参照する。フラグ=0は上書きなし、=1は次回上書き(現在、データ領域の最後まで書込み終了)、=2は上書き中を示す。優先順位は次のとおりである。
優先順位2:フラグ=0のHDD
優先順位3:フラグ=1のHDD
フラグの値が同一のものがあれば、日時管理情報データ2314の「開始日付」、「開始時刻」が古いものを優先し、それが同じであればハードディスクの番号の小さいほうを優先する。なお、この処理は上述[電源投入後の初期化動作]と同じである。
(2)(変更部分)上記(1)で選択・決定されたハードディスクの番号をバッファEの「デバイス番号」に、データ領域管理データ2313の「次回書込みセクタ」と「次回書込みセクタ内データ位置」を同じくバッファEの「アクセスセクタ」と「アクセスセクタ内データ位置」に書き込む。
(ステップ10)
書込み終了の報告を発し、今回のハードディスクへのファイル記録に関する一連の処理が終了したことになる。
<データの読出し>
(データ記録装置における全体の流れ)
初期化動作後のデータ記録装置1の全体的な流れを以下のステップにて示す。なお、上述した各手段における処理を一連の流れに沿って示したものでもある。
(ステップA)
入出力手段11は操作手段5からの信号により読出しメニュー(下記1〜4にて示す)のどれが選択されたのかを判断する。
2.データ群管理情報リスト取得(ステップEへ:図17参照)
3.時刻管理情報の検索(ステップKへ:図18参照)
4.データ群管理情報の検索(ステップNへ:図19参照)
なお、図17から図19はファイル読出し手段13からみた流れを概略に示したもので、破線部は、特にファイル記録・管理手段14の処理を示している。
(ステップB)
入出力手段11からメニュー1を指示されたファイル読出し手段13は、ファイル記録・管理手段14に接続された正常な全ハードディスク3に記憶された下記情報を出力するように指示する。
・最も新しい日付情報と時刻情報
要求内容は作業用記憶手段2の「出力指示」に記憶し、出力指令を発することになる(ステップCへ)。
(ステップC)
ファイル読出し手段13からの出力指令を受け、作業用記憶手段2の「出力指示」に記憶の内容から指示内容を理解し、正常な全ハードディスク3に関する指定された情報を、バッファAの日付管理情報データ2314Dの「開始日付」および「終了日付」並びに時刻管理情報データ2314Tの「開始時刻」および「終了時刻」から読み出し、作業用記憶手段2の「出力情報」へ書き込んだ後、準備完了報告をファイル読出し手段13に発する(ステップDへ)。
(ステップD)
準備完了報告を受けたファイル読出し手段13は作業用記憶手段2の「出力情報」にある情報をハードディスク3ごとに表示する形式に加工して入出力手段11を介して出力機器(モニタ)16や表示手段6に表示させることにより、メニュー1の処理が終了する。
(ステップE)
入出力手段11からメニュー2を指示されたファイル読出し手段13は、ファイル記録・管理手段14に接続された正常な全ハードディスク3に記憶された全データ群管理情報を同時表示可能数、例えば10情報をリスト化して表示するために、ファイル記録・管理手段14に10のデータ群管理情報をハードディスク3から取り出すように指示する。この情報を取得するために、取得デバイス番号(ハードディスク番号)、取得開始位置(データ群管理情報ID)、取得方向をそれぞれ基準としたデータ群管理情報のリスト取得の要求内容を作業用記憶手段2「出力指示」に記憶し、出力指令を発する(ステップFへ)。
(ステップF)
(1)ファイル読出し手段13からの出力指令を受け、ファイル記録・管理手段14は作業用記憶手段2の「出力指示」に記憶の内容からデータ群管理情報のリスト出力であることを理解し、取得デバイス番号が示すハードディスク3のデータ群管理領域233からデータ群管理情報の最大管理数分の情報を全て読み出し、バッファD−1(検索用)に書き込む。なお、取得デバイス番号が基準の場合は、現在のアクセス対象(例えばバッファEの「デバイス番号」に設定されている)を示す。
また、指定の取得方向が前方向の場合は、データ群管理情報データ2315の「開始データ群管理情報ID」が終点であり、後ろ方向の場合は、同「終了データ群管理情報ID」が終点である。
・リスト出力の対象となったデバイス番号
・最大10個のリスト(データ群管理情報ID,イベント情報,登録日時,開始時刻ID,終了時刻ID)
・前方向の終点に至った、または後ろ方向の終点に至った場合、それを示す情報
・リストの取得方向(前方向、後ろ方向)
・接続され正常に動作している全デバイス番号(基礎データ(図示なし)より取得)を日付管理情報データ2314Dの「開始日付」が古いもの順に並べたもの
また、デバイス番号をバッファEの「デバイス番号」に設定しておく。
(ステップG)
準備完了報告を受けたファイル読出し手段13は「出力情報」からリストを取得して加工し、入出力手段11を介して出力機器(モニタ)16や表示手段6に表示するとともに、更に前方向、後ろ方向のリスト出力要求を受け付ける状態、データ群管理情報に基づくデータの読出し(再生)要求受付状態、およびメニュー2の終了を受け付ける状態になる。つまり、操作手段5から何れかが選択され、それが入出力手段11を介して伝わるのを待つことになる。
(ステップH)
リストの出力を要求される場合、操作手段5により取得デバイス番号、取得開始位置、取得方向の少なくとも何れかが入力されている。ファイル読出し手段13は、省略されたものについては基準を、入力されたものはその示す内容を「出力指示」に設定する。
(ステップI)
データの読出し要求の場合、操作手段5により表示したリストのデータ群管理情報IDの指定が行われた上で読み出し要求がされている。入出力手段11を介してこの要求を受け取ったファイル読出し手段13は、受け取ったデータ群管理情報IDに基づき「出力情報」に残っている該当IDの情報にある開始時刻IDと終了時刻IDを取得し、開始時刻IDから終了時刻IDまでで管理されているファイルをハードディスク3から読み出すようにファイル記録・管理手段14に指示する。これらは次のように行われる。
(ステップJ)
読み出されたファイルのヘッダ情報に基づき元のデータに戻して入出力手段11を介して出力機器(モニタ等。ここではビデオのデータにつき画像の再生)16へ出力する。この読み出しについては次のように行われる。
(ステップK)
次のように指定日時のファイルをハードディスク3から読み出し出力する。
(3)一致した日付を管理する日付管理情報を有するハードディスク3の番号(デバイス番号)をそのバッファAの基礎データ2311の「デバイス番号」(図示なし)から読み取り、バッファEの「デバイス番号」へ書き込み、(5)へ進む。
そして、取り出した必要部分のサイズ(=読出し容量=(終了セクタ−開始セクタ)×1セクタ当たりの容量+終了セクタ内データ位置−開始セクタ内データ位置)を「読出しデータ情報」に書き込み、準備完了報告を発してステップLに進む。
(ステップL)(変更部分)
読み出されたファイルのヘッダ情報に基づき元のデータに戻して入出力手段11を介して出力機器(モニタ等。ここではビデオのデータにつき画像の再生)16へ出力する。その出力は再生停止の操作を操作手段5から入力しない限りは指定日時よりも新しいものを順次自動再生するものとして次に説明する。
(ステップM)(変更部分)
以下に示すように次の時刻管理情報による出力を行う。
(ステップN)
次のように指定日時のデータ群管理情報で管理されたファイルをハードディスク3から読み出し出力する。
(3)ハードディスク3のデータ群管理領域233からデータ群管理情報を読み出してバッファD−1へ書き込み、各データ群管理情報の「日付、イベント情報」における日付と指定の日付とで一致しているものがあるか否かを判断する。一致しているデータ群管理情報があれば(4)へ、一致していなければ指定日付に最も近いデータ群管理情報を選択し(4)へ進む。
・対象となったデバイス番号
・データ群管理情報ID,イベント情報,登録日時,開始時刻ID,終了時刻ID
次に、ファイル記録・管理手段14はファイル読出し手段13へ準備完了報告を行う(ステップOへ)。
(ステップO)
準備完了報告を受けたファイル読出し手段13は「出力情報」からデータ群管理情報に関する情報を取得し、加工し入出力手段11を介して出力機器(モニタ)16や表示手段6に表示するとともに、データ群管理情報に基づくデータの読出し(再生)要求受付状態、およびメニュー4の終了を受け付ける状態になる。つまり、操作手段5から何れかが選択され、それが入出力手段11を介して伝わるのを待つ。
(ステップP)
データの読出し要求の場合、操作手段5により表示したリストのデータ群管理情報IDの指定が行われた上で読み出し要求がされている。
第1の構成は、データの記録および読出しをランダムアクセスで行い得るとともに単位記録領域が多数形成された記録媒体を有する記録手段が設けられてなるデータ記録装置に具備させることにより、受け取ったデータを記録手段のデータ領域に記録させるとともにこのデータを管理する管理情報を管理領域に作成または作成済みのものを更新させるためのプログラムであって、
上記データ領域への記録を、領域を形成する複数の単位記録領域のアドレス順に行わせるデータ書込み機能と、記録された記録データの管理を、所定の時間幅を有する管理時間単位ごとにデータ領域における記録位置にて管理する時間単位管理情報を作成または作成済みのものを更新させる管理情報作成機能とを具備したものである。
2 作業用記憶手段
3 記録手段
4 プログラム記憶手段
5 操作手段
6 表示手段
7 時計手段
8 制御手段
11 入出力手段
12 書込みファイル作成手段
13 ファイル読出し手段
14 ファイル記録・管理手段
15 入力機器
16 出力機器
21 ディスク側管理手段
22 記録媒体
23 管理領域
24 データ領域
Claims (9)
- 管理情報を記録する管理領域とデータを記録するデータ領域とを有し且つデータの記録および読出しをランダムアクセスで行い得るとともにアドレスとしての書込み位置情報により指定可能な単位記録領域が多数形成された記録媒体を有する記録手段が具備された記録装置であって、
受け取ったデータにヘッダ情報を付加してファイルを作成するとともに、当該作成されたファイル、ファイルサイズ並びにその作成日付および作成時刻からなる作成日時情報を出力する書込みファイル作成手段と、
この書込みファイル作成手段からファイル、ファイルサイズおよび作成日時情報を受け取り、当該ファイルを上記記録手段のデータ領域にアドレス順である位置情報順に書き込むとともに、このデータ領域に記録された記録データにアクセスするために必要なデータの書込み開始位置情報、書込み終了位置情報およびデータの作成日時情報からなる日時管理情報を上記管理領域に記憶させ、且つ当該日時管理情報の作成日時情報における日付単位または時間単位でもってデータを管理するファイル記録・管理手段と
を具備させたことを特徴とするデータ記録装置。 - ファイル記録・管理手段により、先に受け取った先のファイルに連続して受け取った次のファイルにおける作成日時情報が、先のファイルの作成日時情報に一致する場合、上記先のファイルの作成日時情報でもって、先のファイルの書込み開始位置から次のファイルの書込み終了位置までのデータ領域を管理するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のデータ記録装置。
- 日時管理情報が管理する範囲は、当該日時管理情報を作成した日時における管理の先頭となるファイルの書込み開始位置と管理の最後となるファイルの書込み終了位置であることを特徴とする請求項1または2に記載のデータ記録装置。
- 書込みファイル作成手段に、作成したファイル、ファイルサイズおよび作成日時情報を出力する際に、関連する複数のファイルを一纏まりのデータ群として管理するための登録開始指令および登録終了指令を出力し得る出力機能を具備させ、
且つファイル記録・管理手段に、登録開始指令を受け取ったファイルの日時管理情報を登録開始位置にするとともに、登録終了指令を受け取ったファイルの日時管理情報を登録終了位置として、データ群管理情報に登録する登録機能を具備させたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデータ記録装置。 - 請求項1に記載のデータ記録装置に具備されて、入力されたデータを記録媒体のデータ領域に記録させるとともにこのデータを管理する管理情報をその管理領域に作成するまたは作成済みのものを更新させるためのプログラムであって、
上記データ領域への記録を、領域を形成する複数の単位記録領域の位置情報順に行うデータ書込み機能と、
記録された記録データの管理を、時間単位ごとに管理する時間単位管理情報を作成するまたは作成済みのものを更新させる管理情報作成機能と
を具備したことを特徴とするデータ記録用プログラム。 - データ書込み機能は、前回書き込んだ記録データを含んでいない次の単位記録領域内の頭からデータを記録させることを特徴とする請求項5に記載のデータ記録用プログラム。
- 管理情報作成機能に、単位記録領域の位置情報およびその単位記録領域内の位置情報を管理情報とする時間単位管理情報を作成する機能を具備させ、
データ書込み機能に、単位記録領域内の任意位置からデータを記録するとともに、今回記録した記録データの書込み終了位置に基づき、次回書き込むための位置情報を保持することで、データ領域に隙間なくファイルを連続して記録させ得る機能を具備させたことを特徴とする請求項5に記載のデータ記録用プログラム。 - データ群の登録開始指令を受け取った場合に、その時のデータを管理する時間単位管理情報を登録開始位置として記録するデータ群管理情報を作成するとともに、データ群の登録終了指令を受け取った場合に、その時のデータを管理する時間単位管理情報を登録終了位置として上記作成したデータ群管理情報に記録するデータ群管理情報作成機能を具備させたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のデータ記録用プログラム。
- データ領域への記録および/または管理領域への時間単位管理情報の作成が最後部に達したときに、次回から、その領域の先頭に戻り上書きを行う上書き機能と、
この上書き機能により、データが上書きされた場合、当該上書きに係る単位管理領域を管理する日時管理情報の書込み開始位置を、上書きされた最後部におけるデータの日時管理情報の次の位置情報に更新する更新処理機能(不具合適正化処理機能)と
を具備させたことを特徴とする請求項5乃至請求項8のいずれか一項に記載のデータ記録用プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003316112A JP4086739B2 (ja) | 2003-09-09 | 2003-09-09 | データ記録装置および記録用プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003316112A JP4086739B2 (ja) | 2003-09-09 | 2003-09-09 | データ記録装置および記録用プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005085360A JP2005085360A (ja) | 2005-03-31 |
JP4086739B2 true JP4086739B2 (ja) | 2008-05-14 |
Family
ID=34416113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003316112A Expired - Fee Related JP4086739B2 (ja) | 2003-09-09 | 2003-09-09 | データ記録装置および記録用プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4086739B2 (ja) |
-
2003
- 2003-09-09 JP JP2003316112A patent/JP4086739B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005085360A (ja) | 2005-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4537083B2 (ja) | データ処理装置及びその制御方法 | |
RU2379771C2 (ru) | Носитель записи, устройство записи, устройство воспроизведения, способ записи и способ воспроизведения | |
KR100465355B1 (ko) | 정보데이터기록재생장치및방법 | |
JP2005108135A (ja) | ファイル管理装置、ファイル管理方法、ファイル管理方法のプログラム及びファイル管理方法のプログラムを記録した記録媒体 | |
US7813248B2 (en) | Method and apparatus for protecting data when a recording process has failed | |
CN102802025B (zh) | 视频-声音文件更新系统和视频-声音文件更新方法 | |
US6754680B1 (en) | Data control equipment, method to control data and recording medium to record data control procedure | |
US7426568B2 (en) | Seek minimized recoverable streaming file system | |
JP4086739B2 (ja) | データ記録装置および記録用プログラム | |
JP2553751B2 (ja) | ディスクセクタ代替方式 | |
JP2004511038A (ja) | 記録装置間でデータを転送するシステムおよび方法 | |
JPH0789267B2 (ja) | データ編集/提示方法とその装置 | |
US7406491B1 (en) | Disk medium managing method having recording areas predefined on the disk medium as directories | |
JP4821731B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2007109123A (ja) | 記録装置 | |
JP2007128286A (ja) | 再生装置、再生方法および再生プログラム | |
JP4155878B2 (ja) | 情報記録再生装置 | |
JP2007265010A (ja) | ファイル再生装置およびファイル再生方法ならびにプログラム | |
JPH10340533A (ja) | データ記録装置及び方法 | |
JP4480592B2 (ja) | ファイルシステム | |
JP2008171566A (ja) | データ再生装置及びデータ記録装置、並びにデータ再生方法及びデータ記録方法 | |
JP2000165794A (ja) | 記録再生装置及び映像データ管理方式 | |
JP2004079125A (ja) | 記録媒体の記録領域管理方法、そのプログラム、および、情報記録再生装置 | |
JP2001036841A (ja) | データ管理装置、データ管理方法、データ管理手順を記録した記録媒体 | |
JPS62195777A (ja) | 画像情報記憶検索装置におけるペ−ジ単位編集方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071023 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080219 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4086739 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140228 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |