JP2000165794A - 記録再生装置及び映像データ管理方式 - Google Patents

記録再生装置及び映像データ管理方式

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JP2000165794A
JP2000165794A JP10338716A JP33871698A JP2000165794A JP 2000165794 A JP2000165794 A JP 2000165794A JP 10338716 A JP10338716 A JP 10338716A JP 33871698 A JP33871698 A JP 33871698A JP 2000165794 A JP2000165794 A JP 2000165794A
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JP
Japan
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recording
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Application number
JP10338716A
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English (en)
Inventor
Noriko Tanaka
則子 田中
Akio Uesugi
明夫 上杉
Masaki Sato
正樹 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量の連続メディアデータを大容量の記憶
装置に対して効率の良い記録再生を可能とする映像デー
タ管理手法を提供することを目的とする。 【解決手段】 記憶装置上に記録する連続メディアデー
タの構成や記録位置を管理する記録データ管理手段10
6が、連続メディアデータを分割した固定単位データを
個別に管理するフレーム管理手段113を設け、固定単
位データの管理情報を個別に保持することで、ファイル
の内部構造を関知せずに固定単位データへのダイレクト
アクセスを可能とし、任意の固定単位データへのアクセ
ス処理ステップ数を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクなど
の記憶装置に、複数の映像データなどの連続メディアデ
ータを記録したり再生する記録再生装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、音声データや映像データなどの連
続メディアデータを記録再生する装置の開発がさかんに
行われており、連続メディアデータが一般的な情報とし
て扱われるようになっている。ビデオ・オン・デマンド
などの、あらかじめ記録されたビデオデータなどを、再
生要求に応じて多重化して送出するような映像サーバ
や、リアルタイムに入力する防犯カメラの映像を蓄積し
ていくような監視カメラレコーダなど、連続メディアデ
ータを利用した機器は数多く登場している。また、大容
量の連続メディアデータを取り扱う装置の増加と共に、
HDDやDVDなどの記憶媒体の容量も年々増加してい
る。このような状況の中で、大容量の連続メディアデー
タを効率よく記憶媒体に記録して、管理することができ
るような記録再生装置や映像データ管理方法の開発が必
要とされている。
【0003】以下、従来の記録再生装置について説明す
る.図38は従来の記録再生装置の構成を示すものであ
る。図38において、3801は映像データなどの連続
メディアデータを格納する記憶装置である。3802は
記憶装置3801上の指定位置に、指定された場所から
データを書き込んだり、記憶装置3801の指定位置か
ら、指定された場所にデータを読み出したりするデータ
アクセス手段である。3803は映像データを表示する
映像表示手段、3804は映像データを取り込む映像入
力手段である。3805は映像の記録再生などを開始し
たり終了する処理要求である。3806は記憶装置38
01上に記録されたデータを管理する記録データ管理手
段で、3807は、要求を受けて、映像入力手段380
4から映像データを取り込みある単位でデータをデータ
アクセス手段3802に出力したり、データアクセス手
段3802が記憶装置3801から読み出したデータを
受けとり、映像表示手段3803に出力したりするデー
タ入出力手段である。3808は、処理要求3805を
受けて映像データの記録や再生を開始したり終了したり
する全体制御手段で、3809は、ファイルの中に記録
されている映像データのフォーマットなどを管理する内
部構造管理手段である。3810は、半導体メモリのよ
うな高速で小容量のメモリである。
【0004】また、記録データ管理手段3806は、記
憶装置3801に記録されているデータを管理するため
の管理情報をメモリ3810上に一時的に格納してアク
セスし、それは次の3つの手段で構成される。3811
は、記憶装置3801上に論理的な記録領域を定義する
ボリューム管理手段である。また、ボリューム管理手段
3811は、論理ボリューム作成後、論理ボリューム上
の未記録な記録可能領域をビットマップにより管理す
る。3812は、記録データ管理手段3806の外部手
段がファイルにアクセスする際使用するファイル識別子
を与え、アクセス中のファイルに対する記録や再生など
の処理状態をファイル識別子ごとに管理したりする状態
管理手段である。3813は、ファイルの属性や、論理
ボリューム上でファイルの格納位置を管理するファイル
管理手段である。
【0005】図39は、記録装置3801上に記録され
る1つのファイルの構成を示す図である。3901は1
つのファイルで、3つの領域で構成される。3902
は、ファイル3901内部の3つの構成領域の配置を保
持したりするヘッダである。3903は、ファイル内に
記録されている映像データの固定単位データを個別に管
理するインデックスである。3904は、1つのファイ
ルに含まれる映像データの固定単位データ実体が記録さ
れているデータ領域である。ヘッダ3902は、インデ
ックス3903が記録されている位置やサイズ、また、
データ領域3904に記録されている映像データの固定
単位データの数などが記述されていて、各ファイルで固
定長のデータである。
【0006】以上のように構成された記録再生装置につ
いて、以下その動作について説明する。ここでは、従来
例におけるファイルオープンから再生処理について説明
する.まず、再生要求3805を受けて、全体制御手段
3808は、状態管理手段3812に、再生要求ファイ
ルのオープン処理要求を発行する。要求を受けた状態管
理手段3812は、状態管理データを作成し、オープン
モードの保持などの処理を行ない、再生ファイルにファ
イル識別子を設定して、全体制御手段3808に返し、
ファイルオープン処理を終了する。ファイル識別子を取
得した全体制御手段3808は、ファイル管理手段38
13に、ファイル識別子でファイルを指定して、記憶装
置3801上のファイル格納位置や属性などのファイル
情報取得要求を発行する。状態管理手段3812は、フ
ァイル管理手段3813に要求ファイルに関する情報を
要求する。要求を受けて、ファイル管理手段3813
は、メモリ3810上にあるディレクトリ情報にアクセ
スし、要求ファイルが、記憶装置3801上で格納され
ている位置や、管理している属性などを状態管理手段3
812に返す。状態管理手段3812は、ファイルの格
納位置や属性などの情報を全体制御手段3808に返
す。
【0007】次に、全体制手段3808に含まれる内部
構造管理手段3809は、状態管理手段3812から得
たファイル格納位置から、データアクセス手段3802
に、固定長のヘッダ3902をメモリ3810に読み込
む要求を発行する。データアクセス手段3802が、ヘ
ッダ3902を読み込むと、内部構造管理手段3809
は、ヘッダ3902から、インデックス3903が格納
されている位置とサイズを取得し、再度データアクセス
手段3802に、位置とサイズを指定して、インデック
ス3903をメモリ3810に読み込むように要求す
る。こうして、メモリ上に読み込まれたインデックス3
903を元にして、全体制御手段3808は、所望の固
定単位データに関する情報を取得し、データ入出力手段
3807とデータアクセス手段3802に再生開始要求
を発行し、再生が開始される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、記録データ管理手段の役割は単にアクセス
対象となるファイルの格納位置などを送出してくれるだ
けなので、アプリケーションなどの全体制御手段がファ
イル内の固定単位データやファイルフォーマットを管理
する必要があり、固定単位データにアクセスする場合、
ファイルの格納位置を取得し、ヘッダなどのファイルフ
ォーマットに関する管理データを取得し、さらにそのデ
ータからインデックスなどのファイル内の固定単位デー
タを管理する情報を取得しなければならず、ファイル内
の固定単位データにアクセスするまでに必要な処理手順
が多く、時間を要する(換言すれば、従来の記録データ
管理手段はファイルフォーマットを管理していないの
で、ファイルアクセスの都度、記録データ管理手段内部
の処理だけではなく、全体制御手段にまで及ぶ処理を必
要とし、そのアクセス対象の管理データを解析しなけれ
ばならなかったため、ファイル内の固定単位データにア
クセスするまでに必要な処理手順が多く、時間を要す
る)。
【0009】さらに、記憶中の連続メディアデータを記
録処理を続けながら再生する場合、記録終了後の連続メ
ディアデータ(ファイル)の再生処理と同様に記憶装置
からインデックスなどのファイル内の固定単位データを
管理する情報を取得する再生方法では、記録中の連続メ
ディアデータに関する情報と記憶装置に格納されている
管理情報との整合性を常に保つようにしなければ、記録
中の連続メディアデータの再生はできない。あるいは、
記録中の連続メディアデータの再生処理は、記録中に生
成しているメモリ上のインデックスなどの固定単位デー
タを管理する情報を用いて行うなど、通常の再生処理と
は別の方法が必要になり、処理手順が多くなるという問
題があった。
【0010】また、固定単位データの時間的な記録順序
が連続的に記述された管理テーブルの順序により管理さ
れている場合、固定単位データ単位の簡易編集処理にお
いて、大規模な管理テーブルのコピーが発生するという
問題があった。
【0011】また、大容量の記憶装置を用いて大容量の
連続メディアデータを記録する場合、ファイル内に記録
される固定単位データを管理するためのインデックスサ
イズが増加して大容量のメモリが必要になったり、ある
いは、反対にファイルサイズがメモリサイズに制限され
る、というような問題があった。
【0012】本発明は上記従来技術の課題を解決するも
ので、連続メディアデータを大容量の記憶媒体に対して
効率良く記録再生を行なうことが可能となる記録再生装
置と映像データ管理方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の記録再生装置は、第1に、映像データなど
の連続メディアデータを格納する記憶装置と、連続メデ
ィアデータを取り込むための映像入力手段と、連続メデ
ィアデータを表示するための映像表示手段と、連続メデ
ィアデータの記録再生処理の開始や終了要求を発行する
全体制御手段と、全体制御手段の要求を受けて、映像入
力手段から連続メディアデータを取り込み1つの固定単
位データに変換して出力したり、記憶装置から読み出し
た1つの固定単位データを映像表示手段に表示するデー
タ入出力手段と、記憶装置上に記録する連続メディアデ
ータの構成や記録位置を管理する記録データ管理手段
と、記録データ管理手段が、記憶装置を管理するための
データを一時的に格納するメモリと、記録データ管理手
段の要求によって記憶装置上の指定された位置に、デー
タ入出力手段から出力された固定単位データを格納した
り、記録データ管理手段の要求によって記憶装置上の指
定された位置から固定単位データを読み出し、データ入
出力手段に出力するデータアクセス手段と、を備え、前
記記録データ管理手段が、記憶装置において、論理的な
記録領域上の位置を一意な連続整数でアクセスするため
の論理ボリュームを定義して論理ボリュームの構成や記
録再生処理を実施するために必要な情報を、論理ボリュ
ーム別に管理するボリューム管理手段と、論理ボリュー
ム上の連続メディアデータの1つまたは複数の固定単位
データを1つのファイルとして管理するファイル管理手
段と、ファイルの中で、固定単位データを個別に管理す
るフレーム管理手段と、記憶装置上に連続メディアデー
タを記録したり、記録されているファイルを再生する場
合に、処理対象ファイルの処理状態を管理する状態管理
手段と、を有し、 記録データ管理手段において、連続
メディアデータを1つのファイルとして管理し、さらに
ファイル内部の1つの固定単位データを個別に管理する
ものである。
【0014】これにより、全体制御手段はファイルの内
部構造を関知することなくファイル内部の固定単位デー
タにダイレクトアクセスが可能になり、また、可変長サ
イズの固定単位データを1つのファイルに記録可能とな
る。また、固定単位データの時間的記録順序をリスト構
造によって記述することにより、固定単位データ単位に
ファイルを部分的に削除するなどの編集が容易になる。
【0015】第2に、前記第1の発明の記録データ管理
手段に替えて、本第2の発明の記録データ管理手段が、
記憶装置において、論理的な記録領域上の位置を一意な
連続整数でアクセスするために、1つの記憶装置上の記
録領域を固定サイズで分割した単位領域をユニットと
し、ユニットを1つまたは複数まとめて1つの部分ボリ
ュームとして、さらに1つまたは複数個の部分ボリュー
ムをまとめて1つの論理ボリュームとして定義する論理
ボリュームの構成情報や記録再生処理を実施するために
必要な情報を、論理ボリューム別に管理するボリューム
管理手段と、論理ボリューム上の連続メディアデータの
1つまたは複数の固定単位データを1つのファイルとし
て管理するファイル管理手段と、ファイルの中で、固定
単位データを個別に管理するフレーム管理手段と、記憶
装置上に連続メディアデータを記録したり、記録されて
いるファイルを再生する場合に、処理対象ファイルの処
理状態を管理する状態管理手段と、メモリ内に読み込ん
でいるユニット内の連続メディアデータを管理する各情
報の読み込み順やアクセス状況を管理するメモリ内ユニ
ット管理手段と、ユニットにアクセスする際、必要に応
じて、記憶装置からユニット内の連続メディアデータを
管理する情報を、メモリに読み込んだり、記憶装置にメ
モリから書き出したりする管理データキャッシング手段
と、を有し、論理ボリューム内の領域を分割して管理す
ることにより管理データサイズを小さくし、アクセス領
域に応じた管理データに、記憶装置とメモリ上でキャッ
シングしながらアクセスする。
【0016】これにより、記憶装置の大容量化による管
理領域の増加に合わせて管理データサイズが増加しても
大容量のメモリを必要とせず、また、メモリ上に読み込
み可能な管理データサイズにより作成可能ファイルサイ
ズが制限されることを回避できる。
【0017】第3に、第1または第2の発明において、
記録データ管理手段が、さらに、 1つのファイル内で、時間的順序が連続していて、か
つ、論理的に連続した領域に記録された複数個の固定単
位データを1つのブロックとし、そのブロックを1つの
連続領域として、また、論理ボリューム上で固定単位
データが記録されていない領域の中で、論理的に連続し
ている領域を1つの連続領域として管理する、連続領域
管理手段を有し、ファイル内の固定単位データを1つま
たは複数個まとめて連続領域として、ファイル内部をさ
らに連続領域単位に管理し、また、論理ボリューム上の
記録領域、すべてを位置とサイズによる連続領域によっ
て管理するものである。
【0018】これにより、任意の固定単位データにアク
セスする場合、第1にファイル内部の所望の固定単位デ
ータが含まれる連続領域を探索し、第2に連続領域内で
固定単位データを探索すれば良いので、探索処理ステッ
プ数を減少させることができ、固定単位データへのアク
セス時間を短縮することができる。また、連続領域で領
域の位置を記述することができるので、固定単位データ
の個別管理情報をサイズのみにすることができ、固定単
位データを個別に管理しながらも、その管理データサイ
ズを減少させることが可能となる。
【0019】第4に、第3の発明において、連続領域管
理手段が、さらに、論理ボリューム上を管理するすべて
の連続領域の論理的な位置関係を示すための領域順序管
理手段を備え、論理ボリューム上の記録領域で、固定単
位データの記録の有無に関わらず、すべての領域が常に
論理的に連続した記録領域となるように管理するもので
ある。これにより、記録に使用されている連続領域を分
割したり、分割した連続領域を部分的に未使用領域に変
更するなどの空き領域の管理や編集処理を容易に実現可
能となる。
【0020】第5に、第2から第4の発明において、連
続領域管理手段が、1つのブロックとして管理する連続
領域に記録される固定単位データの個数に上限を設ける
ものである。これにより、連続領域に含まれる固定単位
データにアクセスするための時間が限定できるので、固
定単位データへの論理的なアクセス時間を一定の時間内
に押えることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の記録再生装置と映
像データ管理方法について、図面を参照しながら説明す
る。なお、本発明はこれら実施の形態に何等限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種
々なる態様で実施し得る。
【0022】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における映像記録再生装置の構成図である.図1に
おいて、101はデータを格納するHDDなどの1つの
記憶装置である。102は映像データなどの連続メディ
アデータや管理データを受けとり、記憶装置101の指
定された場所にデータを格納したり、記憶装置101の
指定された場所から指定されたサイズのデータを読み出
し、そのデータを指定された場所へ転送するデータアク
セス手段である。103は、映像データを表示するディ
スプレイなどの映像表示手段、104は映像データを取
り込むカメラなどの映像入力手段、105は、映像記録
再生装置の記録の開始や終了、またファイルを指定して
再生の開始や終了の処理要求で、106は、記憶装置1
01に記録されるデータの配置を管理する記録データ管
理手段である。107は、映像入力手段104からの映
像データなどの連続メディアデータを、1フレームなど
の固定単位データに変換(以後、この変換された一固ま
りのデータをフレームデータと呼ぶ.)してデータアク
セス手段102に出力したり、データアクセス手段10
2から受けとったデータを復号し映像出力手段103に
出力する、データ入出力手段である。固定単位データの
生成方法には、JPEG圧縮やMPEG圧縮などが存在
する。108は、処理要求105を受けて、その要求に
対応した要求を、データ入出力手段105や記録データ
管理手段106に処理要求を送出する全体制御手段であ
る。109は、半導体メモリのような高速で小容量のメ
モリである。記録データ管理手段106は、記憶装置1
01に記録されているデータを管理するための管理情報
をメモリ109上に一時的に格納してアクセスする。
【0023】次に、記録データ管理手段106を構成す
る4つの手段について説明する.110は、記憶装置1
01上に論理的な記録領域(以後、論理ボリュームとす
る.)を定義して、記憶装置101に論理的に一意で連
続したアドレスによってアクセスできるようにするボリ
ューム管理手段である。ボリューム管理手段110が論
理ボリュームを定義することによって、論理ボリューム
上の記録領域の論理ブロック(例えば、512バイト)
単位にアクセスを可能とする。論理ブロックアドレス
(以後、LBAとする.)は、0で始まる連続昇順整数
である。また、ボリューム管理手段110は、論理ボリ
ューム作成後、論理ボリューム上の未記録な記録可能領
域(以後、空き領域とする)を管理したり、全体制御手
段108のアクセス要求により、必要に応じて、データ
アクセス手段102に対して前記論理ボリューム上に記
録されている映像データを管理するための管理データを
記憶装置101からメモリ109に読み出す要求や、管
理データを記憶装置101に書き出す要求を発行したり
する。
【0024】111は、記録データ管理手段106の中
での処理をボリューム管理手段110・ファイル管理手
段112・フレーム管理手段113に振り分けたり、そ
れぞれのファイルに対する処理状態を管理する手段、つ
まり、記録データ管理手段の外部手段がファイルにアク
セスする際使用するファイル識別子を与え、アクセス中
のファイルに対する記録や再生などの処理状態をファイ
ル識別子ごとに管理したり、処理中のファイルがどの論
理ボリュームに存在しているかなどを保持する、状態管
理手段である。
【0025】112は、1つの管理単位として定義され
たファイルの属性や、論理ボリューム上でファイルの先
頭フレームデータを管理している管理データへのポイン
タや、また、前記論理ボリューム上に記録されているフ
ァイルの作成順序を保持するファイル管理手段である。
【0026】113は、ファイルを構成する固定単位デ
ータを個別に管理する手段、つまり記憶装置101に記
録されるフレームデータの位置とサイズ、ファイル内に
記録されているフレームデータの記録順序を保持するフ
レーム管理手段である。
【0027】記録データ管理手段106を構成する4つ
の管理手段は、各々管理情報を持ち、状態管理手段11
1を除いてその管理情報を記憶装置101に格納する。
また、管理情報の処理を行なう場合は、高速にアクセス
するためにメモリ109に一時的に格納して使用する。
【0028】図2は、記憶装置101上に1つの論理ボ
リュームを定義する場合のボリュームデータ構造を示
す.201は、記憶装置101を識別するためのメディ
ア管理情報、202は論理ボリュームを定義するための
論理ボリューム管理情報で、メディア管理情報201と
論理ボリューム管理情報202は、ボリューム管理手段
110が持ち、記憶装置101の先頭記録領域から連続
して記録される。204は、メディア管理情報201と
論理ボリューム管理情報202により定義される論理ボ
リュームである。論理ボリューム204は、ファイル管
理領域207と記録領域208で構成される。205
は、ファイル管理手段112が、論理ボリューム204
の記録領域208上に記録される連続メディアデータの
記録再生や編集単位であるファイルを管理するためのフ
ァイル管理情報である。207は、フレーム管理手段1
13が、記録領域208上に記録されている1つのフレ
ームデータを個別に管理するためのフレーム管理情報で
ある。フレーム管理情報206は、フレームデータの記
録されている論理ボリューム204上の位置やサイズ
と、1つのファイルの中でのフレームデータの記録順序
を管理する。
【0029】論理ボリューム204上では、ファイル管
理情報205とフレーム管理情報206が先頭論理ブロ
ックから連続して格納され、記録領域208には、フレ
ームデータが先頭論理ブロックから連続して格納され
る。209は、以上のボリューム管理領域203とファ
イル管理領域207を合わせた、記憶装置101上の管
理領域である。
【0030】図3、4は、記憶装置101の管理領域2
09に記録する4つの管理情報のデータ構造を示す.3
01は、メディア管理情報201のデータ構造で、記憶
装置101の識別情報を記述するためのメディア管理デ
ータである。1つの記憶装置101に対して1つのメデ
ィア管理データ301を、記憶装置101の先頭位置か
ら格納する。メディア管理データ301は、記憶装置1
01を識別するためのメディアID302、記憶装置1
01の物理的な識別情報を記述するデバイス情報30
3、記憶装置101上に定義されている論理ボリューム
204の数を保持する論理ボリューム数304、論理ボ
リューム上のアクセス単位である論理ブロックサイズ3
05、論理ボリュームを定義可能な領域の先頭LBAを
記述する未使用領域の先頭位置306、その未使用領域
サイズ307を含む。未使用領域サイズ307は、例え
ば論理ブロック数で記述する。
【0031】311は、論理ボリューム管理情報202
のデータ構造で、各論理ボリュームの管理データを格納
する論理ボリューム管理データで、1つの論理ボリュー
ムを管理する。論理ボリューム管理データ311は、記
録再生装置に対し固定数として、記憶装置101におい
て、固定位置に固定サイズのテーブルとして格納され
る。固定位置は、例えば、メディア管理データ301に
連続した位置である。312は、論理ボリューム管理デ
ータ311を1つの行データとした論理ボリューム管理
テーブルである。
【0032】論理ボリューム管理データ311は、論理
ボリュームを識別するためのボリュームID314、論
理ボリュームの先頭領域のLBAを保持する位置31
5、そのサイズ316(例えば、論理ブロック数で示
す)、ファイル管理情報205で管理可能なファイル数
を記述するファイル管理データ数317、フレーム管理
情報206で管理可能なフレーム数を記述するフレーム
管理データ数318を含み、また、論理ボリューム上に
最初に記録されたファイルへのポインタを記述する最古
ファイルポインタ319、次回の記録を行なう論理ブロ
ックを示す次回記録位置320を保持し、論理ボリュー
ム管理テーブルに1つの行データとして格納される。最
古ファイルポインタは、例えば管理テーブルにおける管
理テーブル番号を使用する。
【0033】401は、ファイル管理情報205のデー
タ構造で、1つのファイルに関する情報をを格納するフ
ァイル管理データである。402は、ファイル管理デー
タ401を1つ行データとしたファイル管理テーブル
で、論理ボリュームの先頭領域から連続した領域に格納
する。ファイル管理データ401は、記憶装置101上
で固定数とし、各論理ボリュームへの割り当て個数は、
例えば、記憶装置101の全体使用可能サイズに対する
論理ボリュームサイズの割合で、前記論理ボリューム上
での管理可能ファイル数としてファイル管理データ40
1の個数を決定する。
【0034】ファイル管理データ401は、ファイル名
などのファイルに関する属性を保持するファイル属性4
04、1つのファイルとして管理する連続メディアデー
タの中の最古のフレームデータを保持する先頭フレーム
へのポインタ405、論理ボリューム内のファイルの作
成順を保持する次ファイルへのポインタ406を含み、
ファイル管理手段112が、記憶装置101からファイ
ル管理テーブル402をメモリ109上に読み込んで使
用する。ここで、次ファイルへのポインタは、ファイル
管理テーブルにおけるファイル管理テーブル番号403
を使用する。407は、ファイル管理テーブルの中で未
使用のファイル管理データのテーブル番号を高速に検索
するための空きテーブル番号管理ビットマップである。
【0035】411は、フレーム管理情報206のデー
タ構造で、1つのフレームに関する情報を格納するフレ
ーム管理データである。412は、フレーム管理データ
411を1つの行データとしたフレーム管理テーブルで
ある。ファイル管理データ401と同様で、フレーム管
理データ411は記憶装置101上で固定数で、論理ボ
リューム204の中で、ファイル管理テーブル402に
続いて連続した領域に格納する。ファイル管理データ4
01と同様に、論理ボリュームサイズに応じて、使用個
数を決定する。
【0036】フレーム管理データ411は、フレームデ
ータの論理ボリューム上の位置を記述する位置414、
サイズを記述するサイズ415、1つのファイルとして
記録されているフレームデータの時間的順序を保持する
次フレームへのポインタ416を含み、フレーム管理手
段114が、記憶装置101からメモリ109上に、フ
レーム管理テーブル412を読み込んでアクセスする。
ここで、次フレームへのポインタ416は、フレーム管
理テーブル412におけるフレーム管理テーブル番号4
13を使用する。417は、フレーム管理テーブル41
2の中で未使用のフレーム管理データ411のフレーム
管理テーブル番号413を高速に検索するための空きテ
ーブル番号管理ビットマップである。
【0037】501は状態管理データで、処理中のファ
イルの処理状態を管理するための情報を格納する。50
2は、状態管理データを1つの行データとした状態管理
テーブルである。状態管理テーブル502は、記録デー
タ管理手段に1つ作成され、処理中のファイルにファイ
ル識別子を与え、前記ファイルの記録されている論理ボ
リュームを保持したり、前記ファイルの処理状態を管理
する。状態管理手段111が、メモリ109上に作成し
管理する。ファイル識別子として、状態管理テーブル番
号503を使用する。
【0038】状態管理データ501は、記録再生中か否
かを示すステータス504、ファイルのオープン状態を
記述するオープンモード505、ファイルが記録されて
いる論理ボリュームを示すための論理ボリューム管理テ
ーブル番号を保持する論理ボリューム番号506、処理
中のファイルを示すためのファイル管理テーブル番号を
記述する処理対象ファイル507、処理中のファイルの
中で、現在処理対象としているフレームを管理するフレ
ーム管理テーブル番号を記述する処理対象フレーム50
8、同様に処理中のファイルの中で、最新の処理終了フ
レームを管理するフレーム管理テーブル番号を記述する
処理終端フレーム509を含む。
【0039】ここで、前記ファイル管理テーブル402
とフレーム管理テーブル412によるファイル構成の記
述例について簡単に説明する.論理ボリューム204上
に記録された1つのファイルは、1つのファイル管理デ
ータ401により管理される。さらに、ファイル内の各
フレームデータは、各々を管理するフレーム管理データ
411の次フレームへのポインタ416でリストを構成
することによって、フレームデータの時間的な記録順序
を記述し、この、フレーム管理データ411のリストの
先頭フレーム管理データの管理テーブル番号を、前記フ
ァイル管理データの先頭フレームへのポインタ405で
保持することにより、1つのファイルが構成される。
【0040】また、論理ボリューム上の複数のファイル
は、一番最初に記録されたファイルを管理するファイル
管理データ401のファイル管理テーブル番号403
が、論理ボリューム管理テーブル311の最古ファイル
ポインタ320で保持され、各ファイル管理データの次
ファイルへのポインタ406により、ファイルの時間的
作成順序をファイル管理データのリストにより保持す
る。以上により、論理ボリューム上に記録される全ての
ファイルと、ファイル内のフレームデータが、前記デー
タ構造により管理可能となる。
【0041】以上のように構成された記録再生装置につ
いて、図6〜図11に示すフローチャートを用いて、そ
の動作を説明する.最初に、記録データ管理手段106
が記憶装置101を認識するためのフォーマット処理手
順を図6を用いて説明する.処理要求105が入力され
ると、全体制御手段108が、ボリューム管理手段11
0に対して記憶装置101を指定してフォーマット処理
開始要求を発行する。ボリューム管理手段110は、指
定された記憶装置101に関する情報で、メディア管理
データ301をメモリ上に作成し初期化する(ステップ
601)。次に、ボリューム管理手段110は、メモリ
109上に固定数nの論理ボリューム管理データ311
で論理ボリューム管理テーブル312を作成し、各デー
タを初期化する(ステップ602)。メモリ109に格
納されているメディア管理データ301と論理ボリュー
ム管理テーブル312を、記憶装置101の先頭領域か
ら連続して書き出すように、データアクセス手段102
に要求を発行する。記録データ管理手段106から要求
を受けたデータアクセス手段102は、記憶装置101
の指定された位置へメモリ109上の指定されたデータ
を書き出して、フォーマット処理を終了する。
【0042】次に、記憶装置101を記録再生装置に組
み込むためのマウント処理手順について図7を用いて説
明する.処理要求105が入力されると、全体制御手段
108はボリューム管理手段110に対して、記憶装置
101を指定してマウント処理要求を発行する。ボリュ
ーム管理手段110は、指定された記憶装置101の先
頭領域からメディア管理データ301をメモリ109上
に読み込み、各データが設定されているか否かで、フォ
ーマット済みかどうかを確認する(ステップ701)。
フォーマットされていない場合は、フォーマット処理を
行ない(ステップ702)、マウント処理を終了する。
【0043】フォーマット処理済みの場合は、メディア
管理データ301に続いて格納されている論理ボリュー
ム管理テーブル312をメモリ109に読み込む(ステ
ップ703)。すでにメモリ109上にあるメディア管
理データ301から、記憶装置101上に定義されてい
る論理ボリューム数304を取得する(ステップ70
4)。論理ボリューム数304が0でない場合(ステッ
プ705)、論理ボリューム管理テーブルのテーブル番
号0の行データの位置315から、論理ボリュームの先
頭領域を取得(ステップ706)して、データアクセス
手段102に対して、デバイス情報303と、(ステッ
プ706)で取得した位置315を指定し、メモリ10
9上に、データサイズ(ファイル管理データサイズ×フ
ァイル管理データ数317)+(フレーム管理データサ
イズ×フレーム管理データ数318)で読み込むように
要求を発行する。
【0044】要求を受けたデータアクセス手段102
は、記憶装置101からメモリ109へ要求通り、デー
タを読み込む(ステップ707)。読み込みが終了後、
(ステップ705)に戻る。(ステップ705)から
(ステップ707)までを、(ステップ704)で取得
した論理ボリューム数304に応じて実行する。全ての
論理ボリュームについて処理が終了すれば、マウント処
理を終了する。
【0045】記憶装置101上に論理ボリュームを定義
する論理ボリューム作成処理手順について図8を用いて
説明する.処理要求105が入力されると、全体制御手
段108が、ボリューム管理手段110に対して論理ボ
リューム作成要求を発行する。この時、論理ボリューム
を定義する記憶装置101と論理ボリュームのサイズを
指定する。要求を受けたボリューム管理手段110は、
メモリ上のメディア管理データ301にアクセスして、
指定された記憶装置101がマウントされているかどう
か確認する(ステップ801)。マウントされていない
場合は、その旨のエラーを全体制御手段108に返して
終了する。次に、論理ボリューム管理テーブル312
で、未使用の行データの論理ボリューム管理テーブル番
号313が存在するかどうか確認する(ステップ80
2)。存在しなければ、その旨のエラーを全体制御手段
108に返して終了する。論理ボリューム管理テーブル
番号313を取得したら、メディア管理データ301に
アクセスして、未使用領域サイズ307と論理ボリュー
ム作成要求サイズとを比較して、論理ボリュームが作成
可能かどうかを判断する(ステップ803)。サイズが
不十分の場合、その旨のエラーを全体制御手段108に
返して終了する。
【0046】次に、ボリューム管理手段110は、作成
要求論理ボリュームサイズに応じて、ファイル管理デー
タ401、フレーム管理データ411の使用個数を決定
して(ステップ804)、ボリューム管理手段110は
状態管理手段111に、(ステップ804)で決定した
各管理データの個数で管理テーブルを作成するよう要求
する。状態管理手段111はボリューム管理手段110
から受けた要求で、ファイル管理手段112、フレーム
管理手段113は、各々ファイル管理テーブル302、
フレーム管理テーブル312を作成する。ボリューム管
理手段110は、必要に応じて情報を、(ステップ80
2)で取得した論理ボリューム管理データに設定する
(ステップ806)。最後に、メディア管理データ30
1の論理ボリューム数304、未使用領域の先頭位置3
06や記録可能領域サイズ307を更新して(ステップ
809)、論理ボリューム作成処理を終了する。
【0047】次に、論理ボリューム上でのファイル作
成、映像データの記録再生動作について説明する.ま
ず、記録開始のためのファイルオープンとファイルクロ
ーズ処理について、図9(a)(b)を用いて説明す
る.全体制御手段108が、処理要求105による新規
記録開始要求を受ける。全体制御手段108は、論理ボ
リュームとオープンモードを指定して、ボリューム管理
手段110にファイルオープンを要求する。ボリューム
管理手段110が送出する、全体制御手段108により
指定された論理ボリュームの管理データ312の最古フ
ァイルポインタ319、次回記録位置320と、指定オ
ープンモードを、状態管理手段111は、ファイル操作
に必要なデータとして取得する(ステップ901)。状
態管理手段111は、ファイル管理手段112に、新規
ファイル管理を要求する。ファイル管理手段112は、
空きテーブル番号管理ビットマップ407をサーチし
て、未使用ファイル番号403を取得して(ステップ9
02)、空きテーブル番号管理ビットマップ407を更
新する。ファイル番号の取得に失敗した場合(ステップ
903)は、エラー終了する。
【0048】次に、状態管理手段111は、状態管理テ
ーブルの未使用管理データ501のテーブル番号503
を取得する(ステップ904)。失敗した場合(ステッ
プ905)は、ファイルオープン可能数を越えているこ
とを示しエラー終了する。(ステップ904)で取得し
た状態管理データ501に、指定オープンモードをオー
プンモード505、指定論理ボリュームを管理する論理
ボリューム管理テーブル番号を論理ボリューム番号50
6、(ステップ902)で取得したファイル管理テーブ
ル番号403を処理対象ファイル507に各々設定して
(ステップ906)、最後に(ステップ902)で取得
したファイル番号403と、(ステップ904)で取得
した状態管理テーブル番号503をファイル識別子とし
て全体制御手段108に返して、ファイルオープン処理
を終了する。
【0049】ファイルクローズ処理は、処理要求105
を受けた全体制御手段108が、ファイルオープン時に
取得したファイル識別子503を指定して、状態管理手
段111にファイルクローズ要求を発行する。全体制御
手段108の要求を受けた状態管理手段111は、ファ
イル識別子503をテーブル番号として状態管理データ
501を得る。ステータス504をチェックして、指定
ファイルが記録中でないことを確認する(ステップ90
8)。
【0050】指定ファイルが記録中の場合、全体制御手
段108にエラーを返して終了する。記録中でない場
合、状態管理手段111は、論理ボリューム番号506
をボリューム管理手段110に渡し、指定ファイルが記
録されている論理ボリュームの位置315を取得する
(ステップ909)。状態管理手段111は、データア
クセス手段102に対して、(ステップ909)で取得
した記憶装置101上の位置に、メモリ109上のファ
イル管理テーブル402とフレーム管理テーブル412
を格納する要求を発行する。要求を受けたデータアクセ
ス手段102は、記憶装置101の指定された位置に、
メモリ109の指定されたデータを書き出す(ステップ
910)。メモリ109上の各管理テーブルの書き出し
が終了したら、ファイル識別子503をテーブル番号と
した状態管理データをリセットして、ファイルクローズ
処理を終了する。
【0051】次に、記録処理手順を図10を用いて説明
する.全体制御手段108が、処理要求105による新
規記録要求を受ける(ステップ1001)。全体制御手
段108は、ファイルオープン処理要求を発行し、記録
データ管理手段106から、ファイル識別子とファイル
番号を得る(ステップ1002)。(ステップ100
2)で取得したファイル識別子をデータ入出力手段10
7に渡し、記録開始要求を発行する。要求を受けたデー
タ入出力手段107は、映像入力手段104から、映像
データの取り込みを開始する(ステップ1004)。固
定単位データの取り込み完了後、フレームデータに変換
(ステップ1005)し、記録データ管理手段106に
対して、ファイル識別子を渡して1フレームデータ記録
要求を発行するとともに、データアクセス手段102に
フレームデータを出力する。
【0052】要求を受けた記録データ管理手段106
は、図11に示す記録前処理(後に説明する)を実行
(ステップ1007)する。エラー終了の場合(ステッ
プ1008)、記録不可能であることをデータ入出力手
段107に返す。エラー終了でない場合、(ステップ1
007)で得た論理ボリューム上の記録位置にフレーム
データを格納するように、データアクセス手段102に
要求を発行する(ステップ1009)。記録データ管理
手段106から要求を受けたデータアクセス手段102
は、記憶装置101上の指定された位置に、データ入出
力手段107が出力したフレームデータを格納する(ス
テップ1010)。フレームデータの格納が終了したこ
とを受けて、記録データ管理手段106は、図12に示
す記録後処理(後に説明する)を実行(ステップ101
1)し、実行結果をデータ入出力手段107に返す。
【0053】データ入出力手段107は、記録データ管
理手段106の処理結果を受けて、記録不可能な場合
(ステップ1012)、全体制御手段108に処理結果
を返す。記録可能な場合、全体制御手段108が、記録
終了要求を発行していないことを確認(ステップ101
3)して、(ステップ1004)に戻る。データ入出力
手段107が、(ステップ1013)を実行するまで
に、全体制御手段108が、ファイル識別子で記録中フ
ァイルを指定して、記録要求を発行(ステップ101
4)していた場合、データ入出力手段107は、記録処
理を終了して、全体制御手段108に処理を返す。全体
制御手段108は、ファイルクローズ処理を実行(ステ
ップ1015)して、記録処理を終了する。
【0054】次に、記録データ管理手段106の1フレ
ーム記録処理手順における、記録前処理(ステップ10
07)と記録後処理(ステップ1011)について、図
11、12を用いて説明する.記録前処理が開始する
と、状態管理手段111がファイル記述子を状態管理テ
ーブル番号503として状態管理データ501にアクセ
スし、処理ファイルを記録している論理ボリューム番号
506を取得する。状態管理手段111は、ボリューム
管理手段110に論理ボリューム番号506を渡し、ボ
リューム管理手段110は、論理ボリューム管理データ
311の次回記録位置320、位置315とサイズ31
6から、記録可能領域サイズが確保可能か確認する(ス
テップ1020)。記録可能でない場合(ステップ10
21)エラー終了する。
【0055】次に、フレーム管理手段113に、未使用
フレーム管理データの取得を要求する。フレーム管理手
段113は、要求を受け、空きテーブル管理ビットマッ
プをサーチし、未使用フレーム管理データのフレーム管
理テーブル番号413を状態管理手段111に返す。状
態管理手段111が、未使用フレーム管理テーブルの取
得に失敗した場合(ステップ1023)、エラー終了す
る。状態管理手段111は、(ステップ1022)で取
得したフレーム管理テーブル番号413を、状態管理デ
ータの処理対象フレーム508に設定(ステップ102
4)し、状態管理データのステータス504を記録中に
設定(ステップ1025)し、(ステップ1020)で
決定した記録位置を保持(ステップ1026)して処理
を終了する。
【0056】図12において、フレームデータの記録装
置101への書き出しが終了した時点で、記録後処理が
開始する。データアクセス手段102の処理結果を受け
て、記憶装置101へのフレームデータの格納処理がエ
ラーで終了していた場合(ステップ1030)、状態管
理データ501の処理対象フレーム508に保持されて
いるフレーム管理テーブル番号にあたる空きテーブル番
号管理ビットマップ417をリセット(ステップ130
1)して、状態管理データ501の処理対象フレーム5
08を消去(ステップ1302)し、ステータスをリセ
ット(ステップ1033)して、記録後処理をエラーで
終了する。
【0057】記憶装置101へのフレームデータの格納
処理が正常終了した場合(ステップ1030)、状態管
理手段111は、状態管理データ501の処理終端フレ
ーム509の有無により、新規記録開始ファイルかどう
か判別する(ステップ1034)。新規記録開始ファイ
ルの場合、処理対象ファイル507の保持するファイル
管理テーブル番号で、ファイル管理データ401にアク
セスし、先頭フレームへのポインタ405に、処理対象
フレーム508を設定する(ステップ1035)。
【0058】すでに記録中のファイルの場合、処理終端
フレーム509が保持するフレーム管理テーブル番号で
フレーム管理データ411にアクセスし、処理対象フレ
ーム508を次フレームへのポインタ416に設定する
(ステップ1036)。処理対象フレーム508を処理
終了フレーム509に設定し、処理対象フレーム508
を消去(ステップ1037)して、必要に応じて各管理
データに設定するべき情報を設定(ステップ1038)
し、最後に状態管理データのステータス504をリセッ
ト(ステップ1039)して、記録後処理を終了する。
【0059】以上により、本実施の形態の記録再生装置
は、連続メディアデータの1フレームデータを記憶装置
101に格納する都度、メモリ109上のファイル管理
テーブル402とフレーム管理テーブル412の更新を
行ないながら記録処理を行なう。
【0060】次に、再生処理手順について図13を用い
て説明する.全体制御手段108が、処理要求105に
よる再生要求を受ける(ステップ1101)。全体制御
手段108は、記録データ管理手段106に対し、再生
対象ファイルを管理するファイル管理データ401のフ
ァイル管理テーブル番号403を渡し、再生モードのフ
ァイルオープン処理要求を発行する(ステップ110
2)。記録データ管理手段106は、ファイル識別子を
全体制御手段108に返す。全体制御手段108は、取
得したファイル識別子で再生対象ファイルと、再生対象
ファイル内の再生開始フレームをフレーム順序番号で指
定し、再生開始要求をデータ入出力手段107に発行す
る。要求を受けとったデータ入出力手段107は、再生
処理を行なうために必要な設定を行ない(ステップ11
04)、映像データ管理手段106に、ファイル識別子
と、再生フレームを指定し、1フレーム読み出し要求を
発行する(ステップ1105)。
【0061】再生フレームの指定は、例えば、再生開始
直後の場合、フレーム順序番号で行ない、再生中の場
合、現在の再生フレームからのオフセットフレーム数で
指定する。要求を受けた状態管理手段111は、図14
に示すアクセスフレーム位置取得処理(後に説明する)
を実行(ステップ1106)し、読み出し位置とフレー
ムデータサイズを取得する。アクセスフレーム位置取得
処理に失敗した場合(ステップ1107)、データ入出
力手段107にエラーを返す。成功した場合は、記憶装
置101上の位置とサイズと読み込み先を指定して、デ
ータアクセス手段102に1フレームデータの読み込み
要求を発行する(ステップ1108)。要求を受けたデ
ータアクセス手段102は、記憶装置101上の指定位
置から指定サイズのフレームデータを読み出し(ステッ
プ1109)、データ入出力手段107へ出力して(ス
テップ1110)、処理結果を記録データ管理手段10
6に返す。記録データ管理手段106は、処理結果がエ
ラーの場合(ステップ1111)、読み込みエラーをデ
ータ入出力手段107に返す。
【0062】データ入出力手段107は、読み込みエラ
ーを受けた場合(ステップ1113)、再生開始後、全
体制御手段108から再生終了要求を受けているかどう
か確認し、再生終了要求を受けていない場合(ステップ
1115)は、(ステップ1105)から処理を繰り返
す。記録データ管理手段106は、読み込み成功を受け
た場合(ステップ1111)、状態管理データ501の
ステータス504をリセットし、処理対象フレーム50
8を処理終端フレーム509に設定し、処理対象フレー
ム508を消去(ステップ1112)して、データ入出
力手段107に正常終了を返す。
【0063】正常終了を受けたデータ入出力手段107
は、データアクセス手段102が出力(ステップ111
0)したフレームデータを取得し、映像データに変換し
て映像表示手段103に表示する(ステップ111
4)。ここで、全体制御手段108から再生終了要求が
発行されていないことを確認し、再生終了要求が発行さ
れている場合(ステップ1115)、再生終了処理を行
ない(ステップ1116)、全体制御手段108に正常
終了を返す。正常終了を受けた全体制御手段108は、
記録データ管理手段106に、ファイル識別子とともに
ファイルクローズ要求を発行(ステップ1118)し、
処理を終了する。
【0064】ここで、アクセスフレーム位置取得処理手
順について、図14を用いて説明する。アクセスフレー
ム位置取得処理要求を受けた状態管理手段111は、オ
フセットフレーム数が指定されていれば、カウンタにオ
フセット値を設定する(ステップ1120)。ファイル
識別子を状態管理テーブル番号503として、状態管理
データ501にアクセスし、処理対象フレーム508、
処理終端フレーム509が設定されているかどうかで再
生中かどうかを判断する(ステップ1121)。再生中
でない場合、処理対象ファイル507をファイル管理テ
ーブル番号403として、ファイル管理データ401に
アクセス(ステップ1124)し、先頭フレームへのポ
インタ405をフレーム管理テーブル番号413とし
て、フレーム管理データ411にアクセスする(ステッ
プ1125)。再生中の場合、処理対象フレーム508
をフレーム管理テーブル番号413として、フレーム管
理データ411にアクセス(ステップ1123)する。
【0065】ここでアクセスしているフレーム管理デー
タが再生フレームを管理するものであるかを、カウンタ
の値で確認する(ステップ1126)。所望のフレーム
管理データでない場合で、次フレームへのポインタ41
6が設定されていない場合(ステップ1127)はエラ
ー終了する。次フレームへのポインタ416が設定され
ていれば、この設定値をフレーム管理テーブル番号とし
て、次のフレーム管理データにアクセス(ステップ11
28)し、カウンタから1マイナス(ステップ112
9)して、(ステップ1126)に戻る。再生フレーム
を管理するフレーム管理データ411がアクセス対象と
なった場合(ステップ1126)、状態管理データ50
1のステータス504に再生中であることをセットし、
処理対象フレーム508に、次回読み込むフレームデー
タの位置とサイズを管理するフレーム管理データ411
のフレーム管理テーブル番号413を設定(ステップ1
130)し、処理を終了する。
【0066】以上のように本実施の形態によれば、従来
のようにファイルを「固定単位データ及びその管理デー
タ」としてではなく、(管理データを除いた)あくまで
「1つ以上の固定単位データの集まり」のみと定義した
上で、記録データ管理手段に論理ボリューム及び空き領
域の管理を行うボリューム管理手段、記録データ管理内
の処理の振り分け、及び各ファイルの処理状態を管理す
る状態管理手段、ファイルとして定義されたものを一つ
の管理単位として扱い、またそのファイル属性、及び1
つのファイルを構成する1つ以上の固定単位データを管
理する管理データのリストを示す情報を管理するファイ
ル管理手段、「ファイル管理手段で管理されているファ
イル」の中の「固定単位データ」を個別に管理するフレ
ーム管理手段を設けることにより、記憶装置上に論理ボ
リュームを定義し、記録された連続メディアデータを1
つのファイルとして管理するとともに、ファイル内に記
録されているフレームデータを個別に管理するため、各
フレームデータの記録位置を保持することが可能とな
り、アプリケーションなどの全体制御部がファイルの内
部構造を関知することなく、任意のフレームデータへの
ダイレクトアクセスを可能にし、さらに、各フレームデ
ータのサイズを保持することが可能となり、可変長フレ
ームデータの記録管理への対応が容易になるという効果
を得ることができる。
【0067】また、記録データ管理手段が論理ボリュー
ム別にファイル管理テーブルとフレーム管理テーブルを
記憶装置からメモリ上に読み込み、記録データ管理処理
はすでにメモリ上に読み込まれた管理テーブル上で行な
うので、ファイル内のフレームデータにアクセスするた
めの処理ステップ数を減少させるとともに、記憶装置へ
のアクセス回数を減少させることで、再生要求を受けて
から再生開始までの時間を短縮するという効果を得るこ
とができる。
【0068】また、1フレーム記録する毎にファイル内
部を管理するメモリ上のフレーム管理テーブルを更新す
ることと、ファイル再生処理がメモリ上に読み込まれて
いるフレーム管理テーブルをそのまま使用することか
ら、記録処理中のファイルに対して再生処理を行なうた
めの特殊な再生処理手順を必要とせず容易に実現可能と
する効果も得ることができる。
【0069】なお、本実施の形態において、1つの記憶
装置101に論理ボリューム管理データ311を1つ記
述することで1つの論理ボリュームを定義したが、論理
ボリューム管理データ311を複数個記述すれば複数個
の論理ボリュームが定義でき、1つの記憶装置101を
論理的に複数個の記憶装置として使用することが可能に
なる。この場合、記憶装置101上の各管理情報を格納
する各管理テーブルを固定サイズにしているので、この
管理テーブルを分割して使用するために、分割したテー
ブルの先頭管理テーブル番号を保持するために、図3
(b)のファイル管理テーブル番号321とフレーム管
理テーブル番号322を使用すればよい。
【0070】(実施の形態2)図15は本発明の実施の
形態2における記録再生装置の一構成図である。図15
において、図1と同じ部分については、同じ符合を付し
て説明を省略する。1201は、記憶装置101に記録
されるデータの配置を管理する記録データ管理手段であ
る。記録データ管理手段1201は、次の5つの手段で
構成される。
【0071】1202は、記憶装置101上に論理ボリ
ュームを定義して、記憶装置101に論理的に一意で連
続したアドレスによってアクセスできるようにするボリ
ューム管理手段である。ボリューム管理手段1202が
論理ボリュームを定義することによって、論理ボリュー
ム上の記録領域には論理ブロック(例えば、512バイ
ト)単位にアクセス可能となり、LBAは0で始まる連
続昇順整数である。また、ボリューム管理手段1202
は、定義した論理ボリュームに対する、全体制御手段1
08のアクセス要求により、必要に応じて、データアク
セス手段102に対して前記論理ボリューム上に記録さ
れている映像データを管理するための管理データを記憶
装置101からメモリ109に読み出す要求を発行した
り、論理ボリューム作成時に、論理ボリューム上の空き
領域リストの作成要求を発行したりする。
【0072】1203は、記録データ管理手段の外部手
段がアクセスするファイルに対してファイル識別子を与
え、アクセス中のファイルに対する記録や再生などの処
理状態を管理したり、処理中のファイルがどの論理ボリ
ュームに存在しているかなどを保持する状態管理手段で
ある。
【0073】1204は、論理ボリューム上に記録され
るファイルをファイル単位に管理して、ファイルの構成
を保持したりするファイル管理手段である。
【0074】1205は、ファイルを構成する連続領域
(すなわち、1つのファイルの中で、時間的順序が連続
していて、かつ、論理的に連続した領域に記録された固
定単位データを1つのブロックとし、前記ブロックを1
つの連続している領域と(し、また、論理ボリューム上
で固定単位データが記録されていない領域の中で論理的
に連続している領域と)するもの)の論理的な並びや、
各連続領域が記録されている論理ボリューム上の位置
や、サイズなどを管理する連続領域管理手段である。
【0075】1206は、記憶装置101に記録される
フレームデータのサイズと、ファイルを構成する連続領
域内のフレームデータの時間的な記録順序を保持するフ
レーム管理手段である。記録データ管理手段1201を
構成する5つの管理手段は、各々管理情報を持ち、状態
管理手段1203を除いてその管理情報を記憶装置10
1に格納し保持する。また、管理情報の処理を行なう場
合は、高速にアクセスするためにメモリ109に一時的
に格納して使用する。
【0076】図16は、記憶装置101上に1つの論理
ボリュームを定義する場合のボリュームデータ構造を示
す。図16において、図2と同じ部分については、同じ
符合を付して説明を省略する。1301は、メディア管
理情報201と論理ボリューム管理情報202により定
義される論理ボリュームである。1302は、ファイル
管理手段1204が、論理ボリューム1301の記録領
域208上に記録される連続メディアデータをファイル
として管理するためのファイル管理情報である。130
3は、連続領域管理手段1205が、記録領域208上
で1つのファイルを構成するLBAが連続している領域
や、フレームデータが記録されていない空き領域でLB
Aの連続している領域を1つの連続領域として管理する
ための連続領域管理情報である。連続領域管理情報13
03に、1つのファイル内の連続領域の記録順序を示す
リストや、空き領域のLBA順のリストも含まれる。1
304は、フレーム管理手段1206が、フレームデー
タを個別管理するためのフレーム管理情報である。13
05は、ファイル管理情報1302、連続領域管理情報
1303とフレーム領域管理情報1304を格納するフ
ァイル管理領域である。論理ボリューム1301は、フ
ァイル管理領域1305と記録領域208で構成され、
論理ボリューム1301上では、ファイル管理情報13
02、連続領域管理情報1303、フレーム管理情報1
304が論理ボリューム先頭ブロックから連続して格納
され、フレームデータは、記録領域208の先頭論理ブ
ロックから連続して格納される。それぞれの情報は、各
情報が格納されている領域に連続した論理ブロックから
格納される。1306は、以上のボリューム管理領域2
03とファイル管理領域1305を合わせた記憶装置1
01上の管理領域である。
【0077】図17、図18は、記憶装置101の管理
領域1306に記録する5つの管理情報のデータ構造を
示す.図17において、図3と同じ部分については、同
じ符号を付して説明を省略する。1401は、論理ボリ
ューム管理情報202のデータ構造で、1つの論理ボリ
ュームの管理情報を格納する論理ボリューム管理データ
である。1402は、論理ボリューム管理データ140
1を1つの行データとした論理ボリューム管理テーブル
である。論理ボリューム管理データ1401は記録再生
装置に対し固定数で、記憶装置101において固定位置
に固定サイズの管理テーブルとして格納される。固定位
置は、例えば、メディア管理情報201に連続した位置
である。
【0078】論理ボリューム管理データ1401は、論
理ボリュームを識別するためのボリュームID140
4、論理ボリュームの先頭領域のLBAを記述する位置
1405、そのサイズ1406(例えば、論理ブロック
数で示す)、ファイル管理情報1302で管理可能なフ
ァイル数を記述するファイル管理データ数1407、連
続領域管理情報1303で管理可能な連続領域数を記述
する連続領域管理データ数1408、フレーム管理情報
1304で管理可能なフレーム数を記述するフレーム管
理データ数1409を含み、また、論理ボリューム上に
最初に記録されたファイルへのポインタを記述する最古
ファイルポインタ1410、次回の記録を行なう連続領
域を管理するデータへのポインタを示す次回記録領域へ
のポインタ1411を保持し、論理ボリューム管理テー
ブルに1つの行データとして格納される。最古ファイル
ポインタや次回記録領域へのポインタは、例えば、管理
テーブルにおける管理テーブル番号を使用する。
【0079】1501は、ファイル管理情報1302の
データ構造で、1つのファイルに関する情報をを格納す
るファイル管理データである。1502は、ファイル管
理データ1501を1つ行データとしたファイル管理テ
ーブルで、論理ボリュームの先頭領域から連続した領域
に格納する。ファイル管理データ1501は、記憶装置
101上で固定数とし、各論理ボリュームへの割り当て
個数は、例えば、記憶装置101の全体使用可能サイズ
に対する論理ボリュームサイズの割合で、前記論理ボリ
ューム上での管理可能ファイル数としてファイル管理デ
ータ1501の個数を決定する。
【0080】ファイル管理データ1501は、ファイル
名などのファイルに関する属性を保持するファイル属性
1504、1つのファイルとして管理する連続メディア
データの中の最古フレームデータを格納する領域を含む
連続領域を管理する連続領域を示す先頭連続領域へのポ
インタ1505、論理ボリューム内のファイルの作成順
を保持する次ファイルへのポインタ1506を含み、フ
ァイル管理手段1204が、記憶装置101からファイ
ル管理テーブル1502をメモリ109上に読み込んで
使用する。ここで、連続領域へのポインタや次ファイル
へのポインタは、各管理テーブルにおける管理テーブル
番号を使用する。1507は、ファイル管理テーブルの
中で未使用のファイル管理データのテーブル番号を高速
に検索するための空きテーブル番号管理ビットマップで
ある。
【0081】1511は、連続領域管理情報1303の
データ構造で、ファイルを構成するフレームデータが記
録されている領域で時間的順序とLBAが連続している
1つの領域と、空き領域においてLBAが連続している
1つの領域とを管理する連続領域管理データである。1
512は、連続領域管理データ1511を1つの行デー
タとした連続領域管理テーブルである。ファイル管理デ
ータ1501と同様に、記憶装置101で固定数の連続
領域管理データ1511を持ち、論理ボリューム130
1のファイル管理テーブル1502に連続した論理ブロ
ックを含む領域に連続して格納される。ファイル管理デ
ータ1501と同様に、論理ボリュームサイズに応じ
て、使用個数を決定する。
【0082】連続領域管理データ1511は、領域の先
頭LBAを格納する位置1514、サイズ1515(例
えば、論理ブロック数で示す)、領域内に記録されてい
るフレームデータ数を保持するフレーム数1516、領
域内の記録されているフレームデータの中の先頭フレー
ムデータを管理するフレーム管理データを保持する先頭
フレームへのポインタ1517、ファイル内では記録さ
れている連続領域の時間的順序を保持し、空き領域では
各領域のLBA順を保持するための次の連続領域へのポ
インタ1518を含み、連続領域管理手段1205が記
憶装置101からメモリ109に読み込んでアクセスす
る。ここで、次の連続領域へのポインタや先頭フレーム
へのポインタは、各管理テーブルにおける管理テーブル
番号を使用する。1519は、連続領域管理テーブルの
中で未使用の連続領域管理データのテーブル番号を高速
に検索するための空きテーブル番号管理ビットマップで
ある。
【0083】1521は、フレーム管理情報1304の
データ構造で、1つのフレームに関する情報を格納する
フレーム管理データである。1522は、フレーム管理
データ1521を1つの行データとしたフレーム管理テ
ーブルである。ファイル管理データ1501や連続領域
管理データ1511と同様で、フレーム管理データ15
21は記憶装置101上で固定数で、論理ボリューム1
301の中で、ファイル管理テーブル1502、連続領
域管理テーブル1512に続いて連続した領域に格納さ
れ、論理ボリュームサイズに応じて使用個数を決定す
る。
【0084】フレーム管理データ1521は、フレーム
データのサイズを記述するサイズ1524、1つの連続
領域内に記録されているフレームの時間的な順序を保持
する次フレームへのポインタ1525を含み、フレーム
管理手段1206が記憶装置101からメモリ109上
に読み込んでアクセスする。ここで、フレームへのポイ
ンタは、フレーム管理テーブル1522におけるフレー
ム管理テーブル番号1523を使用する。1526は、
フレーム管理テーブルの中で未使用のフレーム管理デー
タのテーブル番号を高速に検索するための空きテーブル
番号管理ビットマップである。
【0085】図19は、ファイル単位に処理状態を管理
するための情報のデータ構造である。1601は状態管
理データで、処理中のファイルの処理状態を管理するた
めの情報を格納する。1602は、状態管理データを1
つの行データとした状態管理テーブルである。状態管理
テーブル1602は、記録データ管理手段1201に1
つ作成され、処理中のファイルにファイル識別子を与
え、前記ファイルの記録されている論理ボリュームを保
持したり、前記ファイルの処理状態を管理する。状態管
理手段1203が、メモリ109上に作成して管理す
る。ファイル識別子として、状態管理テーブル番号16
03を使用する。
【0086】状態管理データ1601は、記録再生中か
否かを示すステータス1604、処理中のファイルのオ
ープン状態を記述するオープンモード1605、ファイ
ルの記録されている論理ボリュームを示すための論理ボ
リューム管理テーブル番号を保持する論理ボリューム番
号1606、処理中のファイルを示すためのファイル管
理テーブル番号を記述する処理対象ファイル1607、
処理中のファイルの中で、現在処理対象としている連続
領域を示すための連続領域管理テーブル番号を記述する
処理対象連続領域1608、処理対象としていた連続領
域でもっとも新しく処理を終了した連続領域を示すため
の連続領域管理テーブル番号を記述する処理終端連続領
域1609、同様に処理中のファイルの中で現在処理対
象としているフレームデータを示すためのフレーム管理
テーブル番号を記述する処理対象フレーム1610、処
理対象としていたフレームで、もっとも最近処理を終了
したフレームデータを示すためのフレーム管理テーブル
番号を記述する処理終端フレーム1611を含む。
【0087】図20は、論理ボリューム204上に記録
されたファイルの構成を示す模式図と、管理テーブルの
一例を示す図である。1701は、固定単位データを記
録する記録領域208である。1702は連続領域の先
頭LBAを示し、1703は1つの連続領域を示す。1
704は1つのフレームデータを示し、1705は1つ
のファイル内でのフレームデータの記録順序を示す数字
である。1706は連続領域管理テーブル1709の中
で、各々の連続領域管理データを格納しているテーブル
番号を示す。1707はフレーム管理テーブル1710
の中で、各々のフレーム管理データを格納しているテー
ブル番号を示す。
【0088】ここで、管理テーブルによるファイル構成
の記述方法について簡単に説明する。ファイル管理テー
ブル1502のファイル管理テーブル番号1503(以
後、ファイル番号と称し、連続領域管理テーブル番号1
513、フレーム管理テーブル番号1523についても
同様にする)が0のファイル管理データによって管理さ
れているファイル(以後、ファイル0と称す。連続領
域、フレームについても同様にする)は、先頭連続領域
へのポインタが0であることから、連続領域0がファイ
ル0の先頭領域である。
【0089】連続領域管理テーブル1709から、連続
領域0はLBA10から記録されており、そのサイズは
630である。連続領域0に記録されているフレームデ
ータの数は9個で、その先頭フレームは、フレーム0で
ある。連続領域番号0のデータの次の連続領域へのポイ
ンタ1518から、連続領域0に続いて、ファイル0の
フレームデータは、連続領域2に記録されていることに
なる。連続領域2に続く領域は存在しないので、ファイ
ル0に含まれるフレームデータは、全部で19個であ
る。
【0090】次にフレーム管理テーブル1710におい
て、ファイル0を構成する連続領域0の先頭フレームで
あるフレーム0は、LBA10からサイズ152で記録
されているデータである。フレーム0の次に記録されて
いるフレームは、フレーム1で、LBA80からサイズ
68で記録されている。同様にして、次のフレームへの
ポインタ1525を手繰っていくと、フレーム8が連続
領域0に記録されている最後のフレームデータで、ファ
イル0を構成する次の連続領域2の先頭フレーム10
が、時間的な記録順序でフレーム8に続くフレームデー
タである。
【0091】以上のように構成された記録再生装置につ
いて、図21〜図24に示すフローチャートを用いて、
その動作を説明する。記録データ管理手段1201が記
憶装置101を認識するためのフォーマット処理、マウ
ント処理については、実施の形態1と同じなので説明を
省略する。まず、記憶装置101上に論理ボリュームを
定義する論理ボリューム作成処理手順について図21を
用いて説明する。
【0092】処理要求105が入力されると、全体制御
手段108が、ボリューム管理手段1202に対して論
理ボリューム作成要求を発行する。この時、論理ボリュ
ームを作成する記憶装置101と論理ボリュームのサイ
ズを指定する。要求を受けたボリューム管理手段120
2は、メモリ上のメディア管理データ301にアクセス
して、指定された記憶装置101がマウントされている
かどうか確認する(ステップ1801)。マウントされ
ていない場合は、その旨のエラーを全体制御手段108
に返して終了する。
【0093】次に、論理ボリューム管理テーブル140
2に、未使用の行データの論理ボリューム管理テーブル
番号1403が存在するかどうか確認する(ステップ1
802)。存在しなければ、その旨のエラーを全体制御
手段108に返して終了する。論理ボリューム管理テー
ブル番号1403を取得したら、メディア管理データ3
01にアクセスして、未使用領域サイズ307と論理ボ
リューム作成要求サイズとを比較して、論理ボリューム
が作成可能かどうかを判断する(ステップ1803)。
サイズが不十分の場合、その旨のエラーを全体制御手段
108に返して終了する。
【0094】次に、ボリューム管理手段1202は、論
理ボリュームサイズ1406に応じて、ファイル管理デ
ータ1501、連続領域管理データ1511、フレーム
管理データ1521の使用個数を決定して(ステップ1
804)、論理ボリューム管理データ1401のデータ
を更新する。ボリューム管理手段1202は状態管理手
段1203に、(ステップ1804)で決定した各管理
データの個数で管理テーブルを作成するよう要求し、状
態管理手段1203は、各管理手段に対し、管理テーブ
ルの作成要求を発行する。状態管理手段1203から受
けた要求で、ファイル管理手段1204、連続領域管理
手段1205、フレーム管理手段1206は、各々ファ
イル管理テーブル1502、連続領域管理テーブル15
12、フレーム管理テーブル1522を作成する(ステ
ップ1805)。
【0095】次に、ボリューム管理手段1202は、連
続領域管理手段1205に、作成論理ボリュームの空き
領域に関する論理ボリュームの位置1405とサイズ1
406を渡して、空き領域の管理を要求する。連続領域
管理手段1205は、空きテーブル番号管理ビットマッ
プ1519をサーチして、未使用の連続領域管理データ
1511のテーブル番号1513を取得して(ステップ
1806)、空きテーブル番号管理ビットマップ151
9を更新する。連続領域管理手段1205は、ボリュー
ム管理手段1202から得た空き領域に関する情報を、
(ステップ1806)で取得した連続領域管理テーブル
番号1513を持つ管理データに設定する(ステップ1
807)。
【0096】ボリューム管理手段1202は、(ステッ
プ1806)で得た連続領域管理テーブル番号1513
や、その他の情報を必要に応じて(ステップ1802)
で取得した論理ボリューム管理データ1401に設定す
る(ステップ1808)。最後に、メディア管理データ
301の論理ボリューム数304、未使用領域の先頭位
置306や未使用領域サイズ307を更新して(ステッ
プ1809)、論理ボリューム作成処理を終了する。フ
ァイルオープン処理、ファイルクローズ処理について
は、図9と同様の処理を行うので説明を省略する。
【0097】図10、22、23は、記録処理手順に示
すフロー図である.記録処理手順において、実施の形態
1と異なる処理についてのみ説明する。図22、23
は、それぞれ図10における(ステップ1007)と
(ステップ1011)の処理である。
【0098】図22において、記録前処理が要求される
と、状態管理手段1203がファイル記述子を状態管理
テーブル番号1603として状態管理データ1601に
アクセスし、処理ファイルを記録している論理ボリュー
ム番号1606を取得する。状態管理手段1203は、
ボリューム管理手段1202に論理ボリューム番号16
06を渡して次回記録位置1411を取得する。状態管
理手段1203は次回記録位置1411を連続領域管理
テーブル番号1513として、連続領域管理データ15
11にアクセスし、前記連続領域管理データ1511の
サイズ1515から、要求記録領域サイズが確保可能か
確認する(ステップ1901)。
【0099】要求記録領域が確保できない場合(ステッ
プ1902)、アクセス連続領域管理データ1511の
次の連続領域へのポインタ1518が記述されているか
どうか確認する(ステップ1903)。次の連続領域が
存在する場合は、次の連続領域へのポインタ1518を
連続領域管理テーブル番号1513として連続領域管理
データ1511にアクセスする(ステップ1904)し
て、(ステップ1901)に戻る。次の空き領域が存在
しない場合(ステップ1903)、空き領域確保失敗で
エラー終了する。
【0100】要求記録領域が確保できた場合(ステップ
1902)、取得した記録領域が、処理終端連続領域1
609に連続している領域かどうか確認する(ステップ
1905)。連続していない場合、空きテーブル番号管
理ビットマップ1519をサーチして、未使用連続領域
管理テーブル番号1513を取得する(ステップ190
6)。取得できなかった場合(ステップ1907)、エ
ラー終了する。取得できた場合(ステップ1907)、
管理ビットマップ1526をサーチして、未使用フレー
ム管理テーブル番号1523を取得する(ステップ19
08)。取得できなかった場合(ステップ1909)、
(ステップ1906)で確保した連続領域管理テーブル
番号を解放して(ステップ1910)、エラー終了す
る。未使用フレーム管理テーブル番号1523を取得で
きた場合(ステップ1909)、(ステップ1906)
で確保した連続領域管理テーブル番号1513の連続領
域管理データ1511に、(ステップ1908)で取得
したフレーム管理テーブル番号1523を設定する(ス
テップ1911)。
【0101】(ステップ1905)で、記録領域が処理
終端連続領域1609に連続している場合は、空きテー
ブル番号管理ビットマップ1526をサーチして、未使
用テーブル番号を取得する(ステップ1912)。取得
失敗した場合(ステップ1913)は、エラー終了す
る。最後に、新たに連続領域管理データを確保した場合
は、処理対象連続領域に設定する。連続領域管理データ
を確保していない場合は、確保した処理対象フレームを
設定し(ステップ1914)、ステータス1604を記
録中にセットして(ステップ1915)、(ステップ1
901)で決定した記録領域の位置を保持(ステップ1
916)して、記録前処理を終了する。
【0102】図23において、フレームデータの記録装
置101への書き出しが終了した時点で、記録後処理が
要求される。データアクセス手段102の処理結果を受
けて、記憶装置101へのフレームデータの格納処理が
エラーで終了していた場合(ステップ1920)、前処
理で確保した管理データ、処理対象連続領域1608、
処理対象フレーム1610に保持されている管理テーブ
ル番号を、各々の空きテーブル番号管理ビットマップで
リセットし(ステップ1921)、状態管理データ16
01の処理対象連続領域1608と処理対象フレーム1
610を消去(ステップ1922)し、ステータスをリ
セット(ステップ1923)して、記録後処理をエラー
で終了する。
【0103】記憶装置101へのフレームデータの格納
処理が正常終了した場合(ステップ1920)、状態管
理手段1203は、状態管理データ1601の処理終端
連続領域1609が設定されているかどうか確認し(ス
テップ1924)、設定されていない場合、処理対象フ
ァイル1607をファイル管理テーブル番号1503と
した、ファイル管理データ1501の先頭連続領域への
ポインタ1505に、処理対象連続領域1608を設定
する(ステップ1925)。
【0104】次に(ステップ1924)で、処理終端連
続領域1609が設定されている場合、処理対象連続領
域1608が設定されているかどうか確認する(ステッ
プ1926)。設定されていない場合、処理終端フレー
ム1611の次フレームへのポインタ1525に、処理
対象フレーム1610を設定する(ステップ192
8)。(ステップ1926)において、処理対象連続領
域1608が設定されている場合、処理終端連続領域1
609の次の連続領域へのポインタ1518に、処理対
象連続領域1608を設定する(ステップ1927)。
【0105】最後に、それぞれの管理データを必要に応
じて更新(ステップ1929)し、処理対象連続領域1
608、処理対象フレーム1610が設定されていれ
ば、各々を処理終端連続領域1609、処理終端フレー
ム1611に設定し直し、処理対象連続領域、処理対象
フレームを消去し(ステップ1930)、ステータス1
604をリセット(ステップ1931)して、記録後処
理を終了する。
【0106】以上により、本実施の形態の記録再生装置
は、記録領域208上の連続領域に格納したフレームデ
ータを、1つの連続領域管理データ1511で位置を管
理し、その中のフレーム管理データ1521でサイズを
管理することにより、管理データの容量を小さくしなが
らも、連続メディアデータ内部のフレームデータを個別
に管理しることが可能となる。
【0107】図13、図24は、本実施の形態の再生処
理手順を示すフロー図である。再生処理手順について、
実施の形態1とことなる処理についてのみ説明する。図
24は、図13における(ステップ1106)の処理で
ある.図24において、アクセスフレーム位置取得処理
要求が発行されると、状態管理手段1203は、ファイ
ル識別子を状態管理テーブル番号1603として状態管
理データ1601にアクセスする。処理終端フレーム1
611が設定されているかどうかで、再生の継続処理か
どうか判断する(ステップ2001)。
【0108】初めて再生するファイルの場合(ステップ
2002)、処理対象ファイル1607をファイル管理
手段1204に渡す。ファイル管理手段1204は、取
得した処理対象ファイル1607でファイル管理データ
1501にアクセス(ステップ2003)し、先頭連続
領域へのポインタ1505を連続領域管理手段1205
に渡す。連続領域管理手段1205は、取得した先頭連
続領域へのポインタ1505で連続領域管理データ15
11にアクセス(ステップ2004)し、状態管理手段
1203は、アクセス中の連続領域管理テーブル番号1
513とその位置1514を保持して、(ステップ20
11)に移行する。
【0109】(ステップ2002)で継続再生の場合、
状態管理手段1203は、処理対象連続領域1608の
位置1514と、再生要求のオフセットフレーム数を保
持する(ステップ2006)。連続領域管理手段120
5は、処理対象連続領域1608で管理データにアクセ
スし、先頭フレームへのポインタ1517をフレーム管
理手段に渡す。フレーム管理手段1206は、取得した
先頭フレームへのポインタ1517でフレーム管理デー
タにアクセスする(ステップ2007)。処理終端フレ
ーム1611と先頭フレームへのポインタ1517が一
致しない場合(ステップ2008)、状態管理手段12
03は、オフセットフレーム数に1を加算し、保持して
いる位置にアクセス中のフレームサイズを加算する(ス
テップ2010)。フレーム管理手段1206は、次フ
レームへのポインタ1525でフレーム管理データにア
クセスし(ステップ2010)、処理は(ステップ20
08)に戻る。アクセスフレームと処理終端フレームが
一致した場合(ステップ2008)、処理は(ステップ
2011)に移行する。
【0110】次に、連続領域管理手段1205は、アク
セス中の連続領域に再生フレームが記録されているかど
うかを確認する。オフセットフレーム数が、アクセス連
続領域管理データ1511のフレーム数1516より大
きい場合(ステップ2011)、アクセス連続領域管理
データの次の連続領域へのポインタ1518が存在する
かどうか確認する(ステップ2012)。連続領域が存
在しない場合、ファイル終端であることを返し、エラー
終了する。連続領域が存在する場合、再生オフセットフ
レーム数から、フレーム数1516を減算する(ステッ
プ2013)。次の連続領域へのポインタ1518で、
連続領域管理データにアクセスして(ステップ201
4)、(ステップ2011)に戻る。
【0111】再生フレームが含まれる連続領域管理デー
タ1511にアクセスできたら、連続領域管理手段12
05は、フレーム管理手段1206に、先頭フレームへ
のポインタ1517を渡す。フレーム管理手段1206
は、取得した先頭フレームへのポインタ1517で、フ
レーム管理データ1521にアクセスし(ステップ20
15)、アクセス中の連続領域管理テーブル番号151
3と、その位置1514を保持する(ステップ201
6)。フレーム管理手段1206は、オフセットフレー
ム数によりアクセスフレームが再生フレームであるか判
別する(ステップ2017)。再生フレームでない場
合、保持した位置にフレームデータのサイズ1524を
加算(ステップ2018)して、次フレームへのポイン
タ1525の有無を確認し(ステップ2019)、存在
しない場合はエラー終了する。存在する場合は、次フレ
ームへのポインタ1525でフレーム管理データ152
1にアクセスし(ステップ2020)、(ステップ20
17)に戻る。
【0112】(ステップ2017)で再生フレームにア
クセスしている場合、フレーム管理手段1206は、状
態管理手段1203に、フレームデータの位置とサイズ
を渡し、位置とサイズを取得した状態管理手段1203
は、状態管理データ1601の処理対象連続領域、処理
対象フレームを必要に応じて設定し(ステップ202
1)、位置とサイズを保持して(ステップ2022)、
アクセスフレーム位置取得処理を終了する。
【0113】以上のように本実施の形態によれば、記録
データ管理手段が、ボリューム管理手段、状態管理手
段、ファイル管理手段、フレーム管理手段、及び、ファ
イルを構成する連続領域の論理的な並び、各連続領域が
記録されている論理ボリューム上の位置、サイズなどを
管理する連続領域管理手段を有することにより、実施の
形態1と同様の効果を得ることができるが、さらに実施
の形態1における任意フレームデータへのアクセス手順
と比較して、第1にファイル内部の所望のフレームデー
タが含まれる連続領域の管理データを探索し、第2に連
続領域内でフレームデータの管理データを探索すれば良
いので、探索処理ステップ数を減少させることができ、
フレームデータへのアクセス時間を短縮するという効果
をも得ることができる。
【0114】また、連続領域管理データにおいて、領域
の位置を保持することができるので、フレームデータの
個別管理情報をサイズのみにすることができ、固定単位
データを個別に管理しながらも、その管理データサイズ
を減少させるという効果が得られる。
【0115】なお、実施の形態1、2において、1フレ
ームデータを記憶装置に格納するごとに、フレーム管理
データを更新するとしているが、複数フレームデータを
格納するごとに更新しても同様の効果が得られるが、記
録中のファイルを同時に再生している場合、実際に記憶
装置に格納されていながらメモリ上の管理データに情報
が記述されていないために再生できないフレームデータ
が発生するという点で、1フレームデータ格納ごとに管
理データを更新することが望ましい。
【0116】(実施の形態3)図25は本発明の実施の
形態3における記録再生装置の構成図を示す。図25に
おいて、図15と同じ構成要素については、同じ符合を
付して説明を省略する。2101は、記憶装置101上
に記録されるデータの記録位置や構成を管理する記録デ
ータ管理手段で、7つの手段で構成される。
【0117】2102は、1つの記憶装置101上の記
録使用可能領域を固定長で分割して(以後、固定長に分
割した領域をユニットと称す)、このユニットを複数個
まとめて部分ボリュームとし、さらに前記部分ボリュー
ムを複数個まとめて1つの論理ボリュームとして、記憶
装置101に論理的に一意で連続したアドレスによって
アクセスできるようにするボリューム管理手段である。
ボリューム管理手段2102は、論理ボリューム上の記
録領域に対して、論理ブロック(例えば、512バイ
ト)単位にアクセス可能とし、記録領域上の位置を各ユ
ニットの先頭位置からのオフセット論理ブロック数で管
理する。また、各ユニット単位に論理ボリューム上の記
録領域を管理するためにの管理テーブルを、論理ボリュ
ーム作成時に同時に作成する。
【0118】2103は、メモリ109上に読み込まれ
ている各ユニット内の記録領域に記録されているデータ
を管理するための管理テーブルを識別管理するメモリ内
ユニット管理手段、2104は、メモリ内ユニット管理
手段2103が管理しているメモリの中に、アクセスす
るユニットの記録領域の管理テーブルが存在しない場
合、必要に応じてメモリ内の使用していないユニットの
管理テーブルを記憶装置101に書き出したり、記憶装
置101から管理テーブルを読み込んでくる管理データ
キャッシング手段である。
【0119】図26は、1つの記憶装置101上に1つ
の論理ボリュームを定義する場合のボリュームデータ構
造を示す。図26において、図16と同じ部分について
は、同じ符合を付して説明を省略する。
【0120】2201は、1つの記憶装置101上に存
在する1つの論理ボリュームの断片領域の位置やサイズ
を管理する部分ボリューム管理情報で、1つの記憶装置
101上には複数の前記断片領域は存在しない。220
2は、論理ボリュームを定義する情報で、論理ボリュー
ムを構成する部分ボリュームや、論理ボリューム上の空
き領域リストへのポインタや、ファイルリストへのポイ
ンタを管理する論理ボリューム管理情報である。部分ボ
リューム管理情報2201は、メディア管理情報201
の記録位置に連続した論理ブロックから格納し、論理ボ
リューム管理情報2202は、部分ボリューム管理情報
2201の記録位置に連続した論理ブロックから格納す
る。2203は、メディア管理情報201と論理ボリュ
ーム管理情報2201で定義される論理ボリュームであ
る。本実施の形態では、1つの記憶装置101上の1つ
の部分ボリュームで構成される論理ボリュームを定義し
ているので、論理ボリューム2203は、そのまま部分
ボリュームと一致する。2204は、論理ボリューム2
203を構成する部分ボリュームをあらかじめ設定され
ている固定長で分割したユニットである。固定長は、例
えば、1つのユニットを管理する管理テーブルが、本記
録再生装置で通常記録されるフレームデータと同サイズ
程度になるように設定する。ユニット2204は、各々
ファイル管理情報1302、連続領域管理情報130
3、フレーム管理情報1304を持ち、これら3つの情
報で、記録領域208に記録されるデータを管理する。
2205は、1つの論理ボリューム2203の中で一意
な連続整数で0から始まるユニット順序番号である。
【0121】図27は、実施の形態3におけるボリュー
ム管理領域203に格納される、各管理情報のデータ構
造である.2301は、メディア管理情報201のデー
タ構造で、記憶装置101の識別情報を記述するための
メディア管理データである。メディア管理データ230
1は、記憶装置101を識別するためのメディアID2
302、記憶装置101の物理的な識別情報を記述する
デバイス情報2303、記憶装置101上に定義されて
いる部分ボリュームの数を保持するメディア内部分ボリ
ューム数2304、定義されている部分ボリュームの中
で、論理ボリュームを構成する先頭部分ボリュームであ
る部分ボリュームの数を保持する論理ボリューム数23
05、論理ボリューム上のアクセス単位である論理ブロ
ックサイズ2306、論理ボリュームを定義可能な領域
の先頭LBAを記述する未使用領域の先頭位置230
7、その未使用領域サイズ2308を含む。未使用領域
サイズ2308は、例えば論理ブロック数で記述する。
【0122】2311は、論理ボリューム管理情報22
02のデータ構造で、各論理ボリュームの管理データを
格納する論理ボリューム管理データで、1つの論理ボリ
ュームを管理する。論理ボリューム管理データ2311
は、記録再生装置に対し固定数として、記憶装置101
において、固定位置に固定サイズのテーブルとして格納
される。2312は、論理ボリューム管理データ231
1を1つの行データとした論理ボリューム管理テーブル
である。論理ボリューム管理データ2311は、論理ボ
リュームを識別するためのボリュームID2314、論
理ボリュームを構成する部分ボリュームの数を示す部分
ボリューム数2315、論理ボリュームを構成する部分
ボリュームが定義されている記憶装置101を示すメデ
ィアID2316、論理ボリュームを構成する部分ボリ
ュームを記憶装置101内で識別するためのメディア内
部分ボリューム番号2317、論理ボリューム内で、最
小LBAの論理ブロックを含む空き領域を示すための先
頭空き領域へのポインタ2318、論理ボリューム上に
最初に記録されたファイルへのポインタを記述する最古
ファイルポインタ2319、次回の記録を行なう連続領
域を管理するデータを示す次回記録領域2320を保持
し、論理ボリューム管理テーブルの1つの行データとし
て格納される。最古ファイルポインタは、管理テーブル
における管理テーブル番号を使用する。
【0123】2321は、部分ボリューム管理情報22
01のデータ構造で、1つの部分ボリュームを管理する
部分ボリューム管理データである。2322は、部分ボ
リューム管理データ2321を1つの行データとした部
分ボリューム管理テーブルである。部分ボリューム管理
データ2321は記憶装置101に対して固定数定義可
能で、記憶装置101の固定位置に固定サイズの管理テ
ーブルとして格納される。
【0124】部分ボリューム管理データ2321は、部
分ボリュームが定義されている記憶装置101を識別す
るためのメディアID2324、記憶装置101内で部
分ボリュームを識別するためのメディア内部分ボリュー
ム番号2325、記憶装置101上に定義される領域の
先頭位置を示す位置2326、サイズ2327、部分ボ
リュームの中の先頭ユニットのユニット番号を示す先頭
ユニット番号2328、部分ボリュームに含まれるユニ
ットの数を示すユニット数2329を保持し、部分ボリ
ューム管理テーブルの1つの行データとして格納され
る。
【0125】ファイル管理情報1302、連続領域管理
情報1303、フレーム管理情報1304については、
図15と同様なのでここでの詳細な説明を省略する。た
だし、ファイル管理データ1501における次のファイ
ルへのポインタ1506と連続領域管理データ1511
における次の連続領域へのポインタ1518は、ユニッ
ト番号*ユニット単位管理データ数+管理テーブル番号
で算出したものを記述することで、異なるユニット上の
管理データを示すことを可能とする。
【0126】図28は、メモリに読み込まれた管理デー
タをユニット単位に管理する情報のデータ構造である.
2401は、アクセスするユニットを管理する管理デー
タをユニット単位に管理するタグメモリ管理データで、
2402は、タグメモリ管理データ2401を1つの行
データとしたタグメモリ管理テーブルで、メモリ内ユニ
ット管理手段2103が、メモリ上に作成する。タグメ
モリ管理データ2401は、各ユニットのファイル管理
領域1305に格納されている管理データを読み込むメ
モリ領域に対応する。記録再生装置において、メモリ内
ユニット管理手段2103は固定数N個のタグメモリ管
理データ2401を作成し、メモリ109上にはN個分
の1ユニットの管理データサイズを連続領域で使用す
る。
【0127】タグメモリ管理データ2401は、メモリ
109上の管理データへの時間的アクセス順序を示すた
めの次のタグメモリ管理テーブル番号2404、メモリ
109から記憶装置101に書き出し禁止を示す使用ビ
ット2405、読み込んでいる管理データを格納する論
理ボリュームを示す論理ボリューム番号2406とユニ
ット番号2407を保持する。さらに、最古使用テーブ
ル番号2408と最新使用テーブル番号2409を保持
することで、メモリ109上の管理データのアクセス順
序を管理する。
【0128】図29は、ファイル単位で処理状態を管理
するための情報のデータ構造である。図29において、
図16と同じデータについては、同じ符号を付して説明
を省略する.2501は状態管理データで、処理中のフ
ァイルの処理状態を管理するための情報を格納する。2
502は、状態管理データを1つの行データとした状態
管理テーブルである。状態管理テーブル2502は、記
録データ管理手段1201に1つ作成され、処理中のフ
ァイルにファイル識別子を与え、前記ファイルの記録さ
れている論理ボリュームを保持したり、前記ファイルの
処理状態を管理する。状態管理手段1203が、メモリ
109上に作成して管理する。ファイル識別子として、
状態管理テーブル番号2503を使用する。
【0129】状態管理データ2501は、状態管理デー
タ1601で保持する情報に加えて、処理中のファイル
が現在アクセス中のユニットを示すための、ユニットの
管理データを格納するメモリ領域を管理するタグメモリ
管理データ2401の管理テーブル番号2403を示す
処理対象タグメモリ2504を含む。
【0130】以上のように構成された記録再生装置につ
いて、図30〜図33、34に示すフローチャートを用
いて、その動作を説明する.はじめに、記録データ管理
手段2101が記憶装置101を認識するためのフォー
マット処理手順を図30用いて説明する。
【0131】処理要求105が入力されると、全体制御
手段108が、ボリューム管理手段2101に対して記
憶装置101を指定してフォーマット処理開始要求を発
行する。ボリューム管理手段2102は、指定された記
憶装置101に関する情報で、メディア管理データ23
01をメモリ上に作成し初期化する(ステップ260
1)。次に、ボリューム管理手段2102は、メモリ1
09上に固定数Nの部分ボリューム管理データ2321
で部分ボリューム管理テーブル2322を作成し、各デ
ータを初期化する(ステップ2602)。さらに、ボリ
ューム管理手段2102は、メモリ109上に固定数M
の論理ボリューム管理データ2311で論理ボリューム
管理テーブル2312を作成し、各データを初期化する
(ステップ2603)。メモリ109に格納されている
メディア管理データ2301、部分ボリューム管理テー
ブル2312と論理ボリューム管理テーブル2313
を、記憶装置101の先頭領域から連続して書き出すよ
うに、データアクセス手段102に要求を発行する。記
録データ管理手段2101から要求を受けたデータアク
セス手段102は、記憶装置101の指定された位置へ
メモリ109上の指定されたデータを書き出して、フォ
ーマット処理を終了する。
【0132】次に、各ユニットの管理データへのアクセ
ス処理について、図31、32を用いて、連続領域管理
データ1511にアクセスする例で説明する.連続領域
管理手段1205が、アクセス管理テーブル番号を取得
する(ステップ2701)。テーブル番号から、アクセ
スユニット番号、アクセス管理テーブル番号を算出する
(ステップ2702)。メモリ内ユニット管理手段21
03(以後、ユニット管理手段と称す)は、最古使用テ
ーブル番号2408で、タグメモリ管理データ2401
にアクセスし、ユニット番号2407を取得する(ステ
ップ2703)。
【0133】(ステップ2702)で得たアクセスユニ
ット番号と取得したユニット番号が一致する場合、最新
使用テーブル番号2408の管理データの次のタグメモ
リ管理テーブル番号2404に、一致したテーブル番号
処理を設定して、タグメモリ管理データリストの元の位
置から削除して(ステップ2717)、最新テーブル番
号を更新し(ステップ2718)、(ステップ271
9)に進む。
【0134】一致しない場合、アクセス中のタグメモリ
管理データの次のタグメモリ管理テーブル番号2404
が存在するかどうか確認する。存在しない場合(ステッ
プ2705)、(ステップ2707)に進む。存在する
場合、次のタグメモリ管理データにアクセスして(ステ
ップ2706)、(ステップ2704)に戻る。
【0135】次に、(ステップ2705)で、次のタグ
メモリが存在しない場合、未使用のタグメモリ管理デー
タ2401が存在するかどうか確認する。存在する場合
(ステップ2707)、空き管理テーブル番号を取得
し、最新使用テーブル番号2408の管理データの次の
タグメモリ管理テーブル番号2404に、空き管理テー
ブル番号を設定(ステップ2716)し、最新テーブル
番号を更新し(ステップ2718)、(ステップ271
9)に進む。
【0136】存在しない場合、最古使用テーブル番号2
408でタグメモリ管理データ2401にアクセスする
(ステップ2708)。使用中の場合(ステップ270
9)、エラー終了する。使用中でない場合、管理データ
の論理ボリューム番号2406、ユニット番号2407
を保持(ステップ2710)して、ユニットの管理デー
タ取得要求を管理データキャッシング手段2104に発
行する。管理データキャッシング手段2104は、ユニ
ット位置取得処理を実行する(ステップ2711)。ユ
ニット位置取得処理については、後に図32を用いて説
明する。
【0137】(ステップ2711)で取得したユニット
位置に、最古使用タグメモリが管理している管理データ
を書き出す要求を、データアクセス手段102に発行す
る(ステップ2712)。書き出しが終了した場合(ス
テップ2713)、最新使用テーブル番号2409の次
のタグメモリに、最古使用テーブル番号2408を設定
する(ステップ2714)。最古、最新テーブル番号を
それぞれ更新して(ステップ2715)、(ステップ2
719)に進む。
【0138】ここで、アクセスユニット番号と、論理ボ
リューム番号を保持(ステップ2719)し、ユニット
位置取得処理を実行する(ステップ2720)。
【0139】管理データキャッシング手段2104は、
最新使用テーブル番号2408の管理データが管理する
メモリ領域に、(ステップ2720)で取得したユニッ
ト位置から管理データの読み込む要求を、データアクセ
ス手段102に発行する(ステップ2721)。管理デ
ータ読み込みが終了したら、(ステップ2702)で取
得した、アクセス管理テーブル番号の管理データにアク
セス(ステップ2722)して、管理データアクセス処
理を終了する。
【0140】ユニット位置取得処理が開始すると(図3
2)、ボリューム管理手段2102が、論理ボリューム
番号で、論理ボリューム管理データ2311にアクセス
し(ステップ2730)、論理ボリュームを構成する部
分ボリュームを定義しているメディアID2316、メ
ディア内部分ボリューム番号2317を保持する。部分
ボリューム管理データにアクセスし、(ステップ273
0)で保持したデータと一致する部分ボリューム管理デ
ータ2321にアクセスする(ステップ2731)。
【0141】先頭ユニット番号2328にユニット数2
329を加算した値より、アクセスユニット番号が大き
い場合(ステップ2732)、(ステップ2730)で
保持した部分ボリュームの次の部分ボリュームのメディ
アIDとメディア内部分ボリューム番号と一致する部分
ボリューム管理データ2321にアクセス(ステップ2
733)して、(ステップ2732)に戻る。ユニット
番号2328にユニット数2329を加算した値より、
アクセスユニット番号が小さい場合、アクセスしている
部分ボリューム管理データ2321の位置2326、ア
クセスユニット番号と先頭ユニット番号2328からア
クセスユニットの位置を算出(ステップ2734)し、
処理を終了する。
【0142】次に、記憶装置101上に論理ボリューム
を定義する論理ボリューム作成処理手順について図3
3、34を用いて説明する.処理要求105が入力され
ると、全体制御手段108が、ボリューム管理手段21
02に対して論理ボリューム作成要求を発行する。この
時、新規論理ボリューム作成の場合、論理ボリュームを
定義する記憶装置101と部分ボリュームのサイズを指
定する。そうでない場合、論理ボリュームを定義する記
憶装置101と論理ボリューム番号と部分ボリュームの
サイズを指定する。
【0143】要求を受けたボリューム管理手段2102
は、メモリ109上のメディア管理データ2301にア
クセスして、指定された記憶装置101がマウントされ
ているかどうか確認する(ステップ2801)。マウン
トされていない場合は、その旨のエラーを全体制御手段
108に返して終了する。次に、作成論理ボリュームが
新規作成かどうかを判断する(ステップ2802)。
【0144】論理ボリュームが新規作成でない場合、部
分ボリューム管理テーブル2322にアクセスし、未使
用行データが存在するかどうか確認する(ステップ28
03)。存在しなければ、その旨のエラーを全体制御手
段108に返して終了する。存在する場合、部分ボリュ
ーム管理テーブル番号2323を取得する。部分ボリュ
ーム管理テーブル番号2323を取得したら、指定記憶
装置101を管理するメディア管理データ2301にア
クセスして、未使用領域サイズ2308と論理ボリュー
ム作成要求サイズとを比較して、論理ボリュームが作成
可能かどうかを判断する(ステップ2804)。作成可
能でない場合、エラー終了する。作成可能な場合、指定
論理ボリューム管理データ2311にアクセスして(ス
テップ2805)、最終部分ボリュームを定義するメデ
ィアID2316とメディア内部分ボリューム番号23
17を保持し、部分ボリューム管理テーブル2322に
アクセスする(ステップ2806)。
【0145】メディアID2316とメディア内部分ボ
リューム番号2317が一致する部分ボリューム管理デ
ータ2321の終端ユニット番号を算出する(ステップ
2807)。終端ユニット番号*固定管理データ数を保
持(ステップ2808)して、管理データアクセス処理
を実行(ステップ2809)。連続領域管理手段120
5は、メモリ109上の終端ユニットの管理データか
ら、終端空き領域を管理する連続領域管理データ151
1にアクセスする(ステップ2810)。アクセス連続
領域管理データ1511の次の連続領域へのポインタ1
518に、(終端ユニット数+1)*固定管理データ数
を設定して(ステップ2811)、(ステップ281
5)に進む。
【0146】(ステップ2802)において、新規論理
ボリューム作成の場合、ボリューム管理手段2102
は、論理ボリューム管理テーブル2312にアクセス
し、未使用行データの管理テーブル番号を取得する(ス
テップ2812)。取得に失敗した場合、エラー終了す
る。部分ボリューム管理テーブル2322にアクセス
し、未使用行データが存在するかどうか確認する(ステ
ップ2813)。存在しなければ、その旨のエラーを全
体制御手段108に返して終了する。存在する場合、部
分ボリューム管理テーブル番号2323を取得する。
【0147】次に、指定記憶装置101を管理するメデ
ィア管理データ2301にアクセスして、未使用領域サ
イズ2308と論理ボリューム作成要求サイズとを比較
して、論理ボリュームが作成可能かどうかを判断する
(ステップ2814)。作成可能でない場合、エラー終
了する。作成可能な場合、作成する部分ボリュームのサ
イズをユニットの固定サイズで除算し、部分ボリューム
内に作成可能なユニット数を算出し(ステップ281
5)保持する。
【0148】ボリューム管理手段2102は、ユニット
管理データ作成処理(後に、図34で説明する)を実行
(ステップ2816)し、1つ目のユニットの管理デー
タを作成する。(ステップ2815)で取得したユニッ
ト数を1減算して、全ユニットの管理データを作成した
か判断する(ステップ2817)。全ユニット分の処理
が終わっていない場合、再度ユニット管理データ作成処
理を実行する(ステップ2818)。前のユニットの空
き領域情報を管理する連続領域管理データ1511の次
の連続領域へのポインタ1518に、(ステップ281
8)で取得した連続領域管理テーブル番号1513を設
定(ステップ2819)し、(ステップ2817)に戻
る。
【0149】(ステップ2817)で、全ユニット分の
処理が終わった場合、(ステップ2818)で取得した
空き領域情報を管理する連続領域管理データ1511を
更新し(ステップ2820)、論理ボリューム管理デー
タ2311を更新(ステップ2821)し、最後に部分
ボリュームを作成した記憶装置101を管理するメディ
ア管理データ2301を更新(ステップ2822)し
て、論理ボリューム作成処理を終了する。
【0150】次に、ユニット管理データ作成処理につい
て、図34を用いて説明する.処理を開始する、メモリ
内ユニット管理手段2103は、未使用のタグメモリ管
理データ2401が存在するかどうか確認する。存在す
る場合(ステップ2830)、空き管理テーブル番号を
取得し、最新使用テーブル番号2408の管理データの
次のタグメモリ管理テーブル番号2404に、空き管理
テーブル番号を設定(ステップ2839)し、最新テー
ブル番号を更新し(ステップ2840)、(ステップ2
841)に進む。存在しない場合、最古使用テーブル番
号2408でタグメモリ管理データ2401にアクセス
する(ステップ2831)。使用中の場合(ステップ2
832)、エラー終了する。
【0151】使用中でない場合、管理データの論理ボリ
ューム番号2406、ユニット番号2407を保持(ス
テップ2833)して、ユニットの管理データ取得要求
を管理データキャッシング手段2104に発行する。管
理データキャッシング手段2104は、ユニット位置取
得処理を実行する(ステップ2834)。(ステップ2
834)で取得したユニット位置に、最古使用タグメモ
リが管理している管理データを書き出す要求を、データ
アクセス手段102に発行する(ステップ2835)。
書き出しが終了した場合(ステップ2836)、最新使
用テーブル番号2409の次のタグメモリに、最古使用
テーブル番号2408を設定する(ステップ283
7)。最古、最新テーブル番号をそれぞれ更新して(ス
テップ2838)、(ステップ2841)に進む。
【0152】ボリューム管理手段2102は、状態管理
手段1203に、1つのユニット上の管理データ作成要
求を発行する。要求を受けた状態管理手段1203は、
ファイル管理手段1204、連続領域管理手段120
5、フレーム管理手段1206に、各管理データの作成
要求を発行し、それぞれの管理手段は、各管理データを
固定個数で、最新使用テーブル番号2409のタグメモ
リ管理データ2401が管理しているメモリ109上に
作成する(ステップ2841)。連続領域管理手段12
05は、作成した連続領域管理データの空きテーブル番
号を1つ確保し、管理ビットマップを更新し(ステップ
2842)、ユニットサイズなどの空き領域情報を設定
(ステップ2843)して、ユニット管理データ作成処
理を終了する。
【0153】以上のように本実施の形態によれば、記録
データ管理手段に状態管理手段、ファイル管理手段、連
続領域管理手段とフレーム管理手段、メモリ内ユニット
管理手段、管理データキャッシング手段、及び、論理ボ
リュームを部分ボリュームに、またその部分ボリューム
をユニットにそれぞれ分割して、論理ボリューム上の記
録領域をユニット単位での管理を可能とするボリューム
管理手段を有することにより、論理ボリューム内の領域
を分割して管理することで管理データサイズを小さく
し、アクセス領域に応じた管理データに、記憶装置とメ
モリ上でキャッシングしながらアクセスすることが可能
となる。
【0154】これにより、記憶装置の大容量化による管
理領域の増加に合わせて管理データサイズが増加しても
大容量のメモリを必要とせず、また、メモリ上に読み込
み可能な管理データサイズにより作成可能ファイルサイ
ズが制限されることを回避できる。
【0155】なお、本実施の形態3は、実施の形態2に
おける映像データ管理方法を適用しているが、実施の形
態1による映像データ管理方法、つまりファイル管理手
段とフレーム管理手段によるものに適用しても同様の効
果が得られることは言うまでもない。
【0156】(実施の形態4)図35は本発明の実施の
形態4における記録再生装置の構成図を示す。図35に
おいて、図12と同じ構成要素については、同じ符合を
付して説明を省略する。
【0157】2901は、1つのファイルの中で、時間
的順序が連続していて、かつ、論理的に連続した領域に
記録された複数個のフレームデータをまとめて1つの連
続領域として管理し、ファイルを構成する連続領域の論
理的な並びを管理したり、論理ボリューム上でフレーム
データが記録されていない領域の中で論理的に連続して
いる論理ブロックを1つの連続領域として管理する連続
領域管理手段である。2902は、連続領域管理手段2
901に含まれ、論理ボリューム上に存在するすべての
連続領域の論理的な位置関係を保持する領域順序管理手
段である。
【0158】論理ボリューム上に記録される記録データ
を管理するためのデータ構造は、図15を参照する。領
域順序管理手段2902は、連続領域管理テーブル番号
1513に対して、論理的に連続する領域を管理する連
続領域管理データ1511の管理テーブル番号1513
をポインタとして保持する。
【0159】図36は、論理ボリューム上の連続領域の
管理データを示す模式図である.3001は、論理ボリ
ュームの一部の連続領域である。3002は、フレーム
データが記録されている1つの連続領域である。300
3は、連続領域管理テーブル番号である。3004は、
次の連続領域へのポインタ1518である。3005
は、領域順序管理手段2902が管理するポインタであ
る。3006は、空き領域のリストの先頭領域へのポイ
ンタで、3007は、ファイル0の先頭領域を示す連続
領域へのポインタである。
【0160】図36(a)おいて、空き領域リスト30
06は、連続領域管理テーブル番号1513が1と3の
管理データによって構成され、その論理的な位置順序
は、1の次に3が続く。以後、この状態を(1)−>
(3)と記述する。また、ファイル0は、(0)−>
(2)−>(4)の領域で構成されている。領域順序管
理手段2902は、(0)を先頭に、(0)−>(1)
−>(2)−>(3)−>(4)というリストを保持し
ている。
【0161】以上のように構成された記録再生装置につ
いて、図36、37を用いて、その動作について説明す
る。図37において、図36と同じ部分については、同
じ符合を付して説明を省略する。
【0162】図36は、ファイル0の中の連続領域2を
2つに分割し一部を削除する処理手順である。 (a)初期状態において、(2)を分割する要求を記録
データ管理手段1201が受ける。 (b)連続領域管理手段2901は、ビットマップを探
索し、未使用の管理データを確保して、(2)に続く連
続領域として挿入することにより、ファイル0は、
(0)−>(2)−>(5)−>(4)に変更される。
領域順序管理手段2902は、(0)から、保持するポ
インタ3005をたぐり、(2)に続く空き領域が
(3)であることから、(0)−>(1)−>(2)−
>(5)−>(3)−>(4)に管理データを更新す
る。 (c)連続領域管理手段2901が、ファイル0から
(2)を削除して、(2)を空き領域リストにつなぐ。
この時、領域順序管理手段2902は、(0)から保持
するポインタをたぐり、(2)に隣接する空き領域が
(1)と(3)であることを連続領域管理手段2901
に通知する。この通知を受け、連続領域管理手段290
1は、空き領域リストを、(1)−>(2)−>(3)
に変更する。 (d)隣接する空き領域を1つの空き領域とするため
に、(1)と(2)を(1)にまとめ、領域順序管理手
段2902は、管理データを(0)−>(1)−>
(5)−>(3)−>(4)に更新し、連続領域管理手
段2901は、空き領域リストを(1)−>(3)に更
新して処理を終了する。
【0163】図37は、上書き可能な記録装置におい
て、3001が全記録可能領域の場合に、初期状態から
ファイル0に追加記録を行なう処理手順である。 (a)ファイル0に対して、追加記録要求が出る。連続
領域管理手段2901は、(4)が記憶可能領域300
1の終端であることから、記録可能領域3001の先頭
領域に戻り、(0)の先頭から記録領域として使用す
る。 (b)領域順序管理手段2902から、(0)−>
(1)−>(2)−>(3)−>(4)という全記録領
域のリストを受けて、(0)から順次(2)の途中まで
記録して終了する。ここで、(2)を、上書きされた部
分と前から記録されていたファイル0の連続領域とに分
割処理を行ない、(5)が確保される。ファイル0の先
頭領域は(5)に変更される。これにより、ファイル0
は、(5)−>(4)−>(0)−>(1)−>(2)
で構成される。 (c)連続領域管理手段2901は、ファイル0で隣接
する連続領域がないか、領域順序管理手段2902に確
認する。隣接する(0)(1)(2)は(1)にまと
め、ファイル0を(5)−>(4)−>(0)に更新
し、領域順序管理手段2902は、(0)−>(5)−
>(3)−>(4)に更新して処理を終了する。
【0164】以上のように本実施の形態によれば、連続
領域管理手段が、さらに、論理ボリューム上を管理する
すべての連続領域の論理的な位置関係を示すための領域
順序管理手段を有することで、論理ボリューム上の記録
領域で、固定単位データの記録の有無に関わらず、すべ
ての領域が常に論理的に連続した記録領域となるように
管理できるようになる。
【0165】これにより、記録に使用されている連続領
域を分割し、分割した連続領域を部分的に未使用領域に
変更するような場合の隣接する空き領域や連続領域の探
索がポインタを示すデータにアクセスするだけ実行でき
るので、空き領域の管理や編集処理が容易に実現可能と
なる。
【0166】なお、実施の形態2、3、4における連続
領域の中に含まれるフレームデータの個数に上限を設定
することで、任意フレームデータにアクセスする場合、
第1にファイル内部の所望のフレームデータを含む連続
領域を探索し、第2に連続領域内でフレームデータを探
索することから、連続領域に含まれるフレームデータに
アクセスするための時間が限定できるので、フレームデ
ータへの論理的なアクセス時間を一定の時間内に押える
ことが可能となる。
【0167】なお、各発明の実施の形態において「固定
単位データ」とあるが、ファイルを構成する実体データ
として何かしら意味のある固まり(記録単位データ)、
例えば、フレームデータ,GOP(Group of Picture
s),一定時間間隔でサンプリングした音,などの内の一
例に過ぎず、その他の記録単位データでも一向に構わな
い。
【0168】
【発明の効果】本発明の記録再生装置は、第1に、記録
データ管理手段が、連続メディアデータを1つのファイ
ルとして管理し、さらにファイル内部の1つの固定単位
データを個別に管理することにより、全体制御手段はフ
ァイルの内部構造を関知することなくファイル内部の固
定単位データにダイレクトアクセスが可能になり、ま
た、可変長サイズの固定単位データを1つのファイルに
記録可能になるという効果が得られる。
【0169】また、固定単位データの時間的記録順序を
リスト構造によって記述することにより、固定単位デー
タ単位で、ファイルを部分的に削除するなどの編集が容
易になるという効果が得られる。
【0170】第2に、論理ボリューム内の領域を分割し
て管理することにより管理データサイズを小さくし、ア
クセス領域に応じた管理データに、記憶装置とメモリ上
でキャッシングしながらアクセスすることにより、記憶
装置の大容量化による管理領域の増加に合わせて管理デ
ータサイズが増加しても、大容量のメモリを必要とせ
ず、また、作成可能ファイルサイズが、メモリ上に読み
込み可能な管理データサイズによって制限されることが
なくなるという効果が得られる。
【0171】第3に、第1または第2の手段において、
記録データ管理手段が、1つのファイル内で、時間的順
序が連続していて、かつ、論理的に連続した領域に記録
された複数個の固定単位データを1つのブロックとし、
ブロックを1つの連続領域として管理したり、論理ボリ
ューム上で固定単位データが記録されていない領域の中
で、論理的に連続している領域を1つの連続領域として
管理する連続領域管理手段を有し、ファイル内の固定単
位データを1つまたは複数個まとめて連続領域として、
ファイル内部をさらに連続領域単位に管理し、また、論
理ボリューム上の記録領域、すべてを位置とサイズによ
る連続領域によって管理することにより、任意の固定単
位データにアクセスする場合、ファイル内部の所望の
固定単位データが含まれる連続領域を探索し、連続領
域内で固定単位データを探索すれば良いので、探索処理
ステップ数を減少させることができ、固定単位データへ
のアクセス時間を短縮することができる。
【0172】また、連続領域で領域の位置を記述するこ
とができるので、固定単位データの個別管理情報をサイ
ズのみにすることができ、固定単位データを個別に管理
しながらも、その管理データサイズを減少させることが
可能になるという効果が得られる。
【0173】第4に、第3の手段において、連続領域管
理手段が、論理ボリューム上を管理するすべての連続領
域の論理的な位置関係を示すための領域順序管理手段を
有し、論理ボリューム上の記録領域で、固定単位データ
の記録の有無に関わらず、すべての領域を常に論理的に
連続した記録領域として使用可能にすることにより、記
録に使用されている連続領域を分割したり、分割した連
続領域を部分的に未使用領域に変更するなどの空き領域
の管理や編集処理を容易に実現可能となる。
【0174】第5に、第2から第4の手段において、連
続領域管理手段が、1つのブロックとして管理する連続
領域に記録される固定単位データの個数に上限を設ける
ことにより、連続領域に含まれる固定単位データにアク
セスするための時間が限定できるので、固定単位データ
への論理的なアクセス時間を一定の時間内に押えること
が可能となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における記録再生装置の
構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1における記憶装置上に定義される
ボリューム構造を示す図
【図3】(a)実施の形態1における記憶装置に格納す
るメディア管理情報のデータ構造を示す図 (b)実施の形態1における記憶装置に格納する論理ボ
リューム管理情報のデータ構造を示す図
【図4】(a)実施の形態1における記憶装置に格納す
るファイル管理情報のデータ構造を示す図 (b)実施の形態1における記憶装置に格納するフレー
ム情報のデータ構造を示す図
【図5】実施の形態1におけるファイル状態管理情報の
データ構造を示す図
【図6】実施の形態1におけるフォーマット処理手順を
示すフロー図
【図7】実施の形態1におけるマウント処理手順を示す
フロー図
【図8】実施の形態1における論理ボリューム作成処理
手順を示すフロー図
【図9】(a)実施の形態1におけるファイルオープン
処理手順を示すフロー図 (b)実施の形態1におけるファイルクローズ処理手順
を示すフロー図
【図10】実施の形態1における記録処理手順を示すフ
ロー図
【図11】実施の形態1におけるフレームデータ記録準
備手順を示すフロー図
【図12】実施の形態1におけるフレームデータ記録完
了後のデータ構造処理手順を示すフロー図
【図13】実施の形態1における再生処理手順を示すフ
ロー図
【図14】実施の形態1における再生時のフレームデー
タアクセス手順を示すフロー図
【図15】本発明の実施の形態2における記録再生装置
の構成を示すブロック図
【図16】実施の形態2における記憶装置上に定義され
るボリューム構造を示す図
【図17】実施の形態2における記憶装置に格納する論
理ボリューム管理情報のデータ構造を示す図
【図18】実施の形態2における記憶装置に格納される
情報のデータ構造を示す図
【図19】実施の形態2における状態管理情報のデータ
構造を示す図
【図20】実施の形態2におけるファイル構成を管理す
るための管理データの一例を示す図
【図21】実施の形態2における論理ボリューム作成処
理手順を示すフロー図
【図22】実施の形態2におけるフレームデータ記録準
備手順を示すフロー図
【図23】実施の形態2におけるフレームデータ記録完
了後のデータ構造処理手順を示すフロー図
【図24】実施の形態2における再生時のフレームデー
タアクセス手順を示すフロー図
【図25】本発明の実施の形態3における記録再生装置
の構成を示すブロック図
【図26】実施の形態3における記憶装置上に定義され
るボリューム構造を示す図
【図27】実施の形態3における記憶装置に格納される
情報のデータ構造を示す図
【図28】実施の形態3における状態管理情報のデータ
構造を示す図
【図29】実施の形態3におけるファイル管理データキ
ャッシュメモリ管理情報のデータ構造を示す図
【図30】実施の形態3におけるフォーマット処理手順
を示すフロー図
【図31】実施の形態3における管理データアクセス処
理手順を示すフロー図
【図32】実施の形態3におけるユニット位置取得処理
手順を示すフロー図
【図33】実施の形態3における論理ボリューム作成手
順を示すフロー図
【図34】実施の形態3におけるユニット管理データ作
成手順を示すフロー図
【図35】本発明の実施の形態4における記録再生装置
の構成を示すブロック図
【図36】実施の形態4における連続領域の削除処理を
示す模式図
【図37】実施の形態4におけるファイルの上書き処理
を示す模式図
【図38】従来の記録再生装置の構成を示すブロック図
【図39】従来例における論理ボリューム上に記録され
たファイル内部構造を示す図
【符号の説明】
301、2301 メディア管理データ 311、1401、2311 論理ボリューム管理デー
タ 312、1402、2312 論理ボリューム管理テー
ブル 401、1501 ファイル管理データ 402、1502 ファイル管理テーブル 411、1521、2321 フレーム管理データ 412、1522、2322 フレーム管理テーブル 501、2501 状態管理データ 502、2502 状態管理テーブル 1511 連続領域管理データ 1512 連続領域管理テーブル 1701 記録領域 1703 連続領域 1704 フレームデータ 1705 フレーム順序番号 1706 連続領域管理テーブル番号 1707 フレーム管理テーブル番号 2204 ユニット 2401 タグメモリ管理データ 2402 タグメモリ管理テーブル 2410 タグメモリ管理リスト 3301 ファイル 3304 データ領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C064 BA01 BB07 BC16 BC18 BC20 BD02 BD08 BD13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データなどの連続メディアデータを
    格納する記憶装置と、連続メディアデータを取り込むた
    めの映像入力手段と、連続メディアデータを表示するた
    めの映像表示手段と、連続メディアデータの記録再生処
    理の開始や終了要求を発行する全体制御手段と、前記全
    体制御手段の要求を受けて、前記映像入力手段から連続
    メディアデータを取り込み1つの記録単位データに変換
    して出力したり、前記記憶装置から読み出した1つの記
    録単位データを前記映像表示手段に表示するデータ入出
    力手段と、前記記憶装置上に記録する連続メディアデー
    タの構成や記録位置を管理する記録データ管理手段と、
    前記記録データ管理手段が、前記記憶装置を管理するた
    めのデータを一時的に格納するメモリと、前記記録デー
    タ管理手段の要求によって記憶装置上の指定された位置
    に、前記データ入出力手段から出力された記録単位デー
    タを格納したり、前記記録データ管理手段の要求によっ
    て記憶装置上の指定された位置から記録単位データを読
    み出し、前記データ入出力手段に出力するデータアクセ
    ス手段とを備え、 前記記録データ管理手段が、前記記憶装置において、論
    理的な記録領域上の位置を一意な連続情報でアクセス可
    能な論理ボリュームを定義する前記論理ボリュームの構
    成情報を管理するボリューム管理手段と、前記論理ボリ
    ューム上の連続メディアデータの1つ又は複数の記録単
    位データを1つのファイルとして管理するファイル管理
    手段と、前記ファイルの中で、記録単位データを個別に
    管理するフレーム管理手段と、記録データ管理手段内の
    各手段への処理の振り分け、及び処理対象ファイルの処
    理状態を管理する状態管理手段とを有する記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 映像データなどの連続メディアデータを
    格納する記憶装置と、連続メディアデータを取り込むた
    めの映像入力手段と、連続メディアデータを表示するた
    めの映像表示手段と、連続メディアデータの記録再生処
    理の開始や終了要求を発行する全体制御手段と、前記全
    体制御手段の要求を受けて、前記映像入力手段から連続
    メディアデータを取り込み1つの記録単位データに変換
    して出力したり、前記記憶装置から読み出した1つの記
    録単位データを前記映像表示手段に表示するデータ入出
    力手段と、前記記憶装置上に記録する連続メディアデー
    タの構成や記録位置を管理する記録データ管理手段と、
    前記記録データ管理手段が、前記記憶装置を管理するた
    めのデータを一時的に格納するメモリと、前記記録デー
    タ管理手段の要求によって記憶装置上の指定された位置
    に、前記データ入出力手段から出力された記録単位デー
    タを格納したり、前記記録データ管理手段の要求によっ
    て記憶装置上の指定された位置から記録単位データを読
    み出し、前記データ入出力手段に出力するデータアクセ
    ス手段とを備え、 前記記録データ管理手段が、前記記憶装置において、論
    理的な記録領域上の位置を一意な連続情報でアクセスす
    るために、1つの記憶装置上の記録領域を固定サイズで
    分割した単位領域をユニットとし、前記ユニットを1つ
    または複数まとめて1つの部分ボリュームとし、1つま
    たは複数個の前記部分ボリュームをまとめて1つの論理
    ボリュームとして定義する前記論理ボリュームの構成情
    報を管理するボリューム管理手段と、前記論理ボリュー
    ム上の連続メディアデータの1つまたは複数の記録単位
    データを1つのファイルとして管理するファイル管理手
    段と、前記ファイルの中で、記録単位データを個別に管
    理するフレーム管理手段と、記録データ管理手段内の各
    手段への処理の振り分け、及び処理対象ファイルの処理
    状態を管理する状態管理手段と、前記メモリ内に読み込
    んでいる前記ユニット内の連続メディアデータを管理す
    る各情報の読み込み順やアクセス状況を管理するメモリ
    内ユニット管理手段と、前記ユニットにアクセスする
    際、必要に応じて、前記記憶装置から前記ユニット内の
    連続メディアデータを管理する情報を、前記メモリに読
    み込んだり、前記記憶装置に前記メモリから書き出した
    りする管理データキャッシング手段を有する記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 ユニットのサイズが、前記ユニット内の
    連続メディアデータを管理する各情報の合計サイズが記
    録単位データのサイズと同等になるように設定されたサ
    イズであることを特徴とする請求項2記載の記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】 記録データ管理手段が、1つのファイル
    内で、時間的順序が連続していて、かつ、論理的に連続
    した領域に記録された記録単位データをまとめて1つの
    ブロックとし、前記ブロックを1つの領域として管理
    し、また、1つのファイル内で、前記領域の時間的順序
    を記述する領域管理手段を有する請求項1から3のいず
    れかに記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 領域管理手段が、領域に記録された記録
    単位データの個数に上限を設けることを特徴とする請求
    項4記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】 記録データ管理手段が、1つのファイル
    の中で、時間的順序が連続していて、かつ、論理的に連
    続した領域に記録された記録単位データを1つのブロッ
    クとし、前記ブロックを1つの連続領域として管理し、
    また、論理ボリューム上で記録単位データが記録されて
    いない領域の中で論理的に連続している領域を1つの連
    続領域として管理する連続領域管理手段を有する請求項
    1から3のいずれかに記載の記録再生装置。
  7. 【請求項7】 連続領域管理手段が、論理ボリューム上
    を管理するすべての連続領域の論理的な位置関係を示す
    ための領域順序管理手段を有し、前記論理ボリューム上
    の記録領域で、前記記録単位データの記録の有無に関わ
    らず、すべての連続領域が常に論理的に連続した記録領
    域となるように管理することを特徴とする請求項6記載
    の記録再生装置。
  8. 【請求項8】 連続領域管理手段が、連続領域に記録さ
    れた記録単位データの個数に上限を設けることを特徴と
    する請求項6または7記載の記録再生装置。
  9. 【請求項9】 記録単位データが、映像データのnフレ
    ーム分のデータ(nは1以上の整数)であることを特徴
    とする請求項1から8のいずれかに記載の記録再生装
    置。
  10. 【請求項10】 記録単位データが、音声データのnサ
    ンプリング時間分のデータ(nは1以上の整数)である
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか記載の記録
    再生装置。
  11. 【請求項11】 記録単位データが、映像データのnフ
    レーム分のデータ(nは1以上の整数)と、前記映像デ
    ータに対応する音声データとをまとめたパックデータで
    あることを特徴とする請求項1から8のいずれか記載の
    記録再生装置。
  12. 【請求項12】 連続的な情報を分割して複数の記録単
    位データとして蓄積した連続メディアデータと、 前記連続メディアデータの各記録単位データの記録位置
    を示す論理アドレスと、前記記録単位データのサイズ
    と、前記記録単位データの時間的記録順序を示すリスト
    を記述するためのポインタと、を行データとし、前記行
    データを前記記録単位データ毎に連続的に記述した記録
    単位データ管理テーブルと、 前記連続メディアデータを1つのファイルとし、前記フ
    ァイルを構成する前記記録単位データのリストの先頭記
    録単位データを管理する前記記録単位データ管理テーブ
    ルの行データを示すためのポインタと、前記ファイルの
    属性と、前記ファイルが複数個ある場合に前記ファイル
    の時間的記録順序を示すリストを記述するためのポイン
    タと、を行データとして、前記行データを前記ファイル
    毎に連続的に記述したファイル管理テーブルとを備え、 ファイルの内部構造を記録単位データ別に管理すること
    を特徴とする映像データ管理方式。
  13. 【請求項13】 連続的な情報を分割して複数の記録単
    位データとして蓄積した連続メディアデータと、 前記連続メディアデータの各記録単位データのサイズ
    と、前記記録単位データの時間的記録順序を示すリスト
    を記述するためのポインタと、を行データとし、前記行
    データを前記記録単位データ毎に連続的に記述した記録
    単位データ管理テーブルと、 前記連続メディアデータを1つのファイルとして、前記
    ファイルを構成する記録単位データのリストの先頭記録
    単位データを管理する前記記録単位データ管理テーブル
    の行データを示すためのポインタと、前記ファイルの属
    性と、前記ファイルが複数個ある場合に前記ファイルの
    時間的記録順序を示すリストを記述するためのポインタ
    と、を行データとして、前記行データを前記ファイル毎
    に連続的に記述したファイル管理テーブルと、 1ファイル内において、時間的記録順序が連続で、さら
    に論理的記録位置が連続している前記連続メディアデー
    タの1つまたは複数個の記録単位データをまとめて1つ
    の連続領域として管理するとき、前記連続領域の位置を
    示す論理アドレスと、前記連続領域のサイズと、前記連
    続領域の時間的記録順序を示すリストを記述するための
    ポインタと、前記連続領域に含まれる前記記録単位デー
    タの先頭記録単位データを管理する前記記録単位データ
    管理テーブルの行データを示すテーブル番号と、を行デ
    ータとして、前記行データを前記連続領域毎に連続的に
    記述した連続領域管理テーブルを備え、 前記記録単位データが記録されていない論理ブロックで
    論理的な位置が連続している1つまたは複数の論理ブロ
    ックを1つの連続領域として、前記連続領域管理テーブ
    ルで同時に管理することを特徴とする映像データ管理方
    式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002318750A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Sony Corp 受信確認装置
JP2007066259A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Hitachi Ltd 計算機システムとストレージシステム並びにボリューム容量拡張方法
JP2015162232A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 キヤノン株式会社 撮像装置、及び撮像システム

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