JP4085651B2 - シールド用カッタの拡縮方法及びカッタ構造 - Google Patents

シールド用カッタの拡縮方法及びカッタ構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シールド掘進機のカッタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7に示すように、シールド掘進機60のカッタ装置(シールド用カッタ)61には、カッタスポーク62やカッタ面板(図示せず)などからなる回動自在なカッタ本体部63と、カッタ本体部63の外周部に径方向外方へ出没自在に設けられたコピーカッタ64とを備えて構成されたものがある。
【0003】
コピーカッタ64は、一端をカッタ本体部63に取り付けられるジャッキ部65と、ジャッキ部65の他端に設けられカッタ本体部63から径方向外方へ出没されるカッタビット66とからなる。
【0004】
カッタスポーク62の外周部には、コピーカッタ64のジャッキ部65をスライド自在に挿通させるための挿通穴69が形成されている。また、挿通穴69には、ジャッキ部65の外周を囲繞してカッタ本体部63内への水の浸入を防ぐためのシール67と、コピーカッタ64を支持するためのブッシュ68とが設けられている。
【0005】
ところで、駆動源(図示せず)等を含むカッタ装置61は、シールド掘進機60全体に占めるコストの割合が大きいため、使用後に取り出して他のシールド掘進機(図示せず)に転用することが好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、カッタ本体部63は掘削すべきトンネルの径に応じて変更しなくてはならず、コピーカッタ64を内蔵するカッタスポーク62についてはシール67などが熱に弱く溶接等できないため再利用できず、カッタ装置61を効率よく転用することはできなかった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、カッタ装置を効率よく転用できるシールド用カッタの縮径方法及びカッタ構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、コピーカッタを筒状のホルダ内に収容すると共に、該ホルダにホルダとコピーカッタとの間を止水するシールを設け、上記ホルダを回動自在なカッタ本体部に該カッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向外方から抜き差し可能に取り付けて構成したシールド用カッタの縮径方法であって、上記カッタ本体部から上記コピーカッタをホルダごと抜き取ったのち、上記カッタ本体部の外周部を分割して取り外し、該カッタ本体部の内周部に上記コピーカッタをホルダごと上記カッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向外方から取り付けてシールド用カッタを縮径させるものである。
【0009】
熱に弱いコピーカッタとそのシール等をホルダごとカッタスポークから取り外して移設できるため、コピーカッタと、コピーカッタを保持するカッタスポークとを容易に再利用することができ、カッタ装置を効率よく転用できる。
【0010】
また、コピーカッタを筒状のホルダ内に収容すると共に、該ホルダにホルダとコピーカッタとの間を止水するシールを設け、上記ホルダを回動自在なカッタ本体部に該カッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向外方から抜き差し可能に取り付けて構成したシールド用カッタの拡径方法であって、上記カッタ本体部から上記コピーカッタをホルダごと抜き取ったのち、上記カッタ本体部の外周側に所定の外径の外周部カッタを取り付け、該外周部カッタに上記コピーカッタをホルダごと上記カッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向外方から取り付けてシールド用カッタを拡径させるものである。
【0013】
回動自在なカッタ本体部を回動中心側の内周部と外周側の外周部とに分割可能に形成し、これら内周部と外周部とに跨って筒体状の支持部材を、開口をカッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向外方へ向けて取り付けると共に支持部材内にコピーカッタを挿通させ、かつ、支持部材に該支持部材とコピーカッタとの間を止水するシールを設け、上記内周部にコピーカッタの基端側をスペーサを介して取り付けたシールド用カッタの縮径方法であって、上記支持部材を上記内周部側まで引き込んで固定すると共に、上記スペーサを取り外して上記コピーカッタの基端側を上記内周部に取り付け、上記外周部を上記内周部から分割するようにした。
【0014】
また、回転自在なカッタ本体部に筒体状の支持部材を、開口をカッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向外方へ向けて取り付けると共に支持部材内にコピーカッタを挿通させ、かつ、支持部材に該支持部材とコピーカッタとの間を止水するシールを設け、上記カッタ本体部に上記コピーカッタの基端側を取り付けたシールド用カッタの拡径方法であって、上記カッタ本体部の外周側に所定の外径の外周部カッタを取り付け、該外周部カッタの外周位置まで上記支持部材を移動させて固定すると共に、上記コピーカッタの基端側と上記カッタ本体部との間にスペーサを介設して上記コピーカッタを上記カッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向外方へ移動させるようにした。
【0015】
そして、回動自在なカッタ本体部を回動中心側の内周部と外周側の外周部とに分割可能に形成すると共に、これら内周部と外周部にカッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向に延びる取付穴を連ねて形成し、これら取付穴に、筒体状に形成されると共にその軸方向に分割可能に形成された支持部材を挿入すると共に該支持部材内にコピーカッタを挿通させ、かつ、上記支持部材に該支持部材とコピーカッタとの間を止水するシールを設け、上記内周部に上記支持部材を取り付けると共に、上記内周部と上記コピーカッタの間に該コピーカッタの上記径方向の位置を調節するためのスペーサを着脱自在に介設した。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の好適実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0017】
図3に示すように、シールド掘進機1のカッタ装置2は、シールド本体3に取り外し可能に取り付けられる支持フレーム4と、支持フレーム4に枢支される軸部5と、軸部5の先端に設けられるカッタ本体部6と、カッタ本体部6に有底筒体状のホルダ7を介して脱着可能に取り付けられるコピーカッタ8と、軸部5に歯車9,10からなる動力伝達機構11を介して連結されるモータ12とからなる。
【0018】
図3及び図4に示すように、カッタ本体部6は、軸部5の先端に設けられる中央ビット13と、軸部5から放射状に延びる複数のカッタスポーク14,15と、これらカッタスポーク14,15の外周側に分割可能に設けられる外周部カッタ16とからなる。
【0019】
カッタスポーク14,15は、転用すべきシールド掘進機(図示せず)の外径に合わせるように長さを決定されている。
【0020】
カッタスポーク14,15の掘進方向前側には、カッタビット17,18が複数設けられており、後側にはカッタ室19内の土砂を撹拌するための撹拌羽根(図示せず)が設けられている。
【0021】
外周部カッタ16は、ほぼリング状に形成された外周フレーム20にそれぞれのカッタスポーク14,15の延長線上に配置される延長スポーク部21,22を形成して構成されている。
【0022】
外周フレーム20と延長スポーク部21,22の前側には、それぞれカッタビット17,18,23,24が複数設けられており、延長スポーク部21,22の後側には撹拌羽根25が複数設けられている。
【0023】
図1に示すように、コピーカッタ8は、ジャッキ部26の基端をホルダ7内に連結されると共に、外周をホルダ7に囲まれることでホルダ7内に出没自在に収容されており、伸縮することでカッタビット27をホルダ7の開口28から出没させるようになっている。
【0024】
ホルダ7は、いずれかのカッタスポーク14と、このカッタスポーク14の延長線上に位置される延長スポーク部21とに形成された取付穴29,30内に、径方向外方から抜き差し自在に取り付けられるようになっている。カッタスポーク14の取付穴29は、基端まで延びて形成されており、軸部5内に形成された中空穴31に接続されている。
【0025】
ホルダ7内には、開口28近傍でジャッキ部26の外周を水密にシールするリング状のシール32が設けられると共に、シール32の奥側でコピーカッタ8に作用する力を受けるためのブッシュ33が設けられている。
【0026】
ホルダ7の開口28側には、外周部カッタ16又はカッタスポーク14の外周端に係合させて位置決めするためのフランジ34が形成されている。フランジ34は外周部カッタ16又はカッタスポーク14にネジ止めされるようになっている。
【0027】
取付穴29を有するカッタスポーク14の基端近傍には、取付穴29の中間を開閉自在に塞ぐマンホール35が設けられており、コピーカッタ8に接続される油圧配管36の取り回しをマンホール35から行えるようになっている。油圧配管36は、軸部5の中空穴31を通されて図示しない油圧発生源に接続されている。
【0028】
図3に示すように、コピーカッタ8が取り付けられる延長スポーク部21は、相向かい合うカッタスポーク14の外周側に適宜の間隔を隔てて離間されており、他のそれぞれの延長スポーク部22は、相向かい合うカッタスポーク15に板状の連結部材37を介して固定されている。
【0029】
次に作用を述べる。
【0030】
図3及び図4に示すシールド掘進機1でトンネル(図示せず)を構築したら、シールド本体3から支持フレーム4を取り外し、カッタ装置2を取り出す。
【0031】
そして、カッタ本体部6からコピーカッタ8をホルダ7ごと径方向外方へ抜き取って外したのち、カッタ本体部6から外周部カッタ16を分割して取り外す。
【0032】
コピーカッタ8を抜き取るに際しては、予めコピーカッタ8から油圧配管36を外しておく。油圧配管36の取り回しは、マンホール35から容易に行うことができる。また、ホルダ7はフランジ34をネジ止めしてあるため、予めネジを外しておく。
【0033】
カッタ本体部6の分割は、それぞれの連結部材37を切断することで行う。シール32等熱に弱い部品はすべてホルダ7ごと取り外してあるため、容易に切断することができる。
【0034】
またこのとき、カッタスポーク14には熱に弱い部品が取り付けられていないため、摩耗したカッタビット17,18等を交換することができる。
【0035】
カッタビット17,18の交換は、まずカッタスポーク14を濡れたウェスで養生したのち、摩耗したカッタビット17,18をガウジング等により切り落とし、カッタスポーク14に新たなカッタビット17,18を溶接することで行う。カッタスポーク14を濡れたウェスで養生しておくことで熱変形を防ぐことができる。
【0036】
そして、外周部カッタ16を取り外したカッタ本体部41、すなわちカッタ本体部6の内周部たるカッタスポーク14に上述の手順で取り外したコピーカッタ8をホルダ7ごと径方向外方から差し込んで取り付ける。ホルダ7の固定は、カッタスポーク14の外周にフランジ34をネジ止めすることで行う。
【0037】
ホルダ7が固定されたら、マンホール35から油圧配管36を取り回してコピーカッタ8に接続し、図2に示すように、カッタ装置38を新たなシールド本体39に取り付けてシールド掘進機40を完成させる。
【0038】
カッタ装置38を径の大きなシールド掘進機(図示せず)に再度利用する場合、上述と同様の手順でシールド掘進機40からカッタ装置38を取り出したのち、カッタ本体部41たるカッタスポーク14からコピーカッタ8をホルダ7ごと抜き取り、カッタ本体部41の外周側に所望の外径の外周部カッタ16を取り付ける。
【0039】
シール32等熱に弱い部品はすべてホルダ7ごとカッタスポーク14から取り外してあるため、溶接などにより容易に外周部カッタ16を取り付けることができる。
【0040】
そして、外周部カッタ16にコピーカッタ8をホルダ7ごと径方向外方から差し込んで取り付け、このカッタ装置(図示せず)を新たなシールド本体(図示せず)に取り付けてシールド掘進機を完成させる。
【0041】
このように、カッタ装置2を径の小さなシールド掘進機40に転用するとき、カッタ本体部6からコピーカッタ8をホルダ7ごと抜き取ったのち、カッタ本体部6の外周部カッタ16を分割して取り外し、カッタ本体部6の内周部たるカッタスポーク14にコピーカッタ8をホルダ7ごと径方向外方から差し込んで取り付けてカッタ装置(シールド用カッタ)2を縮径させるため、コピーカッタ8と、コピーカッタ8を保持するカッタスポーク14とを再利用することができ、カッタ装置2を効率よく転用できる。
【0042】
また、カッタ装置38を径の大きなシールド掘進機に転用するとき、カッタ本体部41たるカッタスポーク14,15からコピーカッタ8をホルダ7ごと抜き取ったのち、カッタスポーク14,15の外周側に所定の外径の外周部カッタ16を取り付け、外周部カッタ16にコピーカッタ8をホルダ7ごと径方向外方から差し込んで取り付けてカッタ装置38を拡径させるため、コピーカッタ8と、コピーカッタ8を保持するカッタスポーク14とをそのまま再利用することができ、カッタ装置38を効率よく転用できる。
【0043】
コピーカッタ8のジャッキ部26をホルダ7内に出没自在に収容すると共に、回動自在なカッタ本体部6を回動中心側の内周部たるカッタスポーク14,15と外周側の外周部カッタ16とに分割可能に形成し、これらカッタスポーク14と外周部カッタ16のそれぞれにホルダ7を径方向外方から抜き差し自在に取り付けるための取付穴29,30を形成したため、熱に弱いコピーカッタ8とコピーカッタ8の外周を囲むシール32とをカッタ本体部6から容易に脱着させることができ、カッタ装置2を効率よく再利用することができる。
【0044】
ホルダ7は、コピーカッタ8を出没させる開口部42を内周部たるカッタスポーク14又は外周部カッタ16に取り付けられるものとしたため、カッタ装置2,38の外側から容易にホルダ7を脱着することができ、カッタ装置2,38の転用を容易に行うことができる。
【0045】
なお、ホルダ7は有底筒体状としたが、これに限るものではない。筒体状であってもよく、断面矩形または多角形の角筒状であってもよい。
【0046】
また、コピーカッタ8のジャッキ部26は油圧式としたが、電動式としてもよく、他の駆動方式としてもよい。
【0047】
カッタ本体部6の内周部はカッタスポーク14,15で構成されるものとしたが、面板(図示せず)で構成してもよい。この場合、外周部もリング状の面板(図示せず)で構成するとよい。
【0048】
他の実施の形態について述べる。
【0049】
図5及び図6に示すカッタ装置45は、上述のカッタ本体部6に対するコピーカッタ8の取付構造に変更を加えたものである。他の同様の構成については説明を省く。
【0050】
コピーカッタ8が設けられるカッタスポーク46と、このカッタスポーク46の延長線上に位置される延長スポーク部21とにはそれぞれコピーカッタ8を取り付けるための取付穴47,30がカッタ本体部48の径方向へ延びるように形成されている。
【0051】
取付穴47は、軸部5内の中空穴(図示せず)に接続されている。
【0052】
また、取付穴47,30内には、コピーカッタ8をスライド自在に支持するための支持部材49がスライド可能に設けられている。
【0053】
支持部材49は、カッタスポーク46と延長スポーク部21とに跨って配置されている。支持部材49は、ほぼ筒体状に形成されており、コピーカッタ8のジャッキ部26の外周を囲むようになっている。
【0054】
支持部材49は、カッタ本体部48の径方向外側に位置される本体部50と、カッタ本体部48の径方向内側に位置され本体部50に着脱自在に設けられる間座51とからなる。本体部50の内部には、シール32とブッシュ33とが設けられている。間座51は、下端をカッタスポーク46内の所定の位置に着脱自在にボルト締めされるようになっている。
【0055】
コピーカッタ8は、伸縮自在なジャッキ部26と、ジャッキ部26の一端に設けられるカッタビット27とからなり、基端側をロッド状のスペーサ52を介してカッタスポーク46に脱着可能に取り付けられている。
【0056】
スペーサ52は、延長スポーク部21の長さとほぼ同じ長さに形成されており、コピーカッタ8の先端位置を延長スポーク部21の先端位置に合わせるようになっている。
【0057】
コピーカッタ8は、ジャッキ部26を支持部材49内にスライド可能に挿通されており、伸縮することで支持部材49の先端からカッタビット27を出没させるようになっている。
【0058】
取付穴47を有するカッタスポーク46の基端近傍には、取付穴47の中間を開閉自在に塞ぐマンホール53が設けられており、コピーカッタ8のジャッキ部26に接続される油圧配管54の取り回しをマンホール53から行えるようになっている。油圧配管54は、軸部5の中空穴を通って図示しない油圧発生源に接続されている。
【0059】
また、コピーカッタ8が取り付けられる延長スポーク部21は、相向かい合うカッタスポーク46の外周側に適宜の間隔を隔てて離間されている。
【0060】
次に作用を述べる。
【0061】
カッタ装置45を径の小さなシールド掘進機(図示せず)に流用する場合、支持部材49を内周部たるカッタスポーク46側まで引き込んで固定すると共に、スペーサ52を取り外してジャッキ部26の基端側をカッタスポーク46に取り付ける。
【0062】
支持部材49の取付位置の変更は、まず、カッタスポーク46から支持部材49の間座51を取り外して支持部材49を径方向内側へスライド移動させたのち、本体部50から間座51を取り外し、間座51が取り付けられていたカッタスポーク46の取付位置に本体部50を取り付けることで行う。作業はマンホール53から行う。
【0063】
これにより、本体部50は、先端をカッタスポーク46の先端位置に合わせて固定される。
【0064】
そして、外周部カッタ16をカッタスポーク46から分割したら、カッタ本体部48は図6に示すように縮径される。
【0065】
このカッタ装置55を径の大きなシールド掘進機(図示せず)に再度利用する場合、上述と逆の手順でカッタ本体部56を拡径させる。
【0066】
具体的には、カッタ本体部56の外周側に所望の外径の外周部カッタ(図示せず)を取り付けたのち、本体部50のみで構成される支持部材57に間座51を取り付ける。そして、これを外周部カッタ16の外周位置までスライド移動させて固定し、コピーカッタ8の基端とカッタスポーク46との間にスペーサ52を介設する。
【0067】
このように、カッタ装置45を径の小さなシールド掘進機58に転用するとき、支持部材49をカッタスポーク46側まで引き込んで固定すると共に、スペーサ52を取り外してコピーカッタ8の基端側をカッタスポーク46に取り付け、外周部カッタ16をカッタスポーク46から分割するため、コピーカッタ8と、コピーカッタ8を保持するカッタスポーク46とを再利用することができ、カッタ装置45を効率よく転用できる。
【0068】
また、コピーカッタ8をカッタスポーク46内に引き込んで外周部カッタ16を取り外すため、油圧配管54をコピーカッタ8に接続したままカッタ装置45を拡縮できる。
【0069】
カッタ装置55を径の大きなシールド掘進機に転用するとき、カッタ本体部56たるカッタスポーク46の外周側に外周部カッタ16を取り付け、外周部カッタ16の外周位置まで支持部材49をスライド移動させて固定し、ジャッキ部26の基端側とカッタスポーク46との間にスペーサ52を介設してジャッキ部26を径方向外方へ移動させるため、コピーカッタ8と、コピーカッタ8を保持するカッタスポーク46とをそのまま再利用することができ、カッタ装置55を効率よく転用できる。
【0070】
回動自在なカッタ本体部48をカッタスポーク46と外周部カッタ16とに分割可能に形成すると共に、これらカッタスポーク46と外周部カッタ16とに跨って筒体状の支持部材49を、開口59を径方向外方へ向けて、かつ、径方向内側にスライドさせて固定できるように取り付け、支持部材49内にコピーカッタ8のジャッキ部26をスライド自在に挿通させ、カッタスポーク46にジャッキ部26の基端側をスペーサ52を介して取り付けたため、熱に弱いコピーカッタ8とコピーカッタ8の外周を囲むシール32とを容易に移設でき、カッタ装置45,55を効率よく再利用することができる。
【0072】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果を奏する。
(1)カッタ装置をコピーカッタごと効率よく転用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示すカッタ装置の要部拡大図である。
【図2】縮径したカッタ装置の要部拡大図である。
【図3】シールド掘進機の側断面図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】他の実施の形態を示すカッタ装置の要部拡大図である。
【図6】縮径したカッタ装置の要部拡大図である。
【図7】従来のカッタ装置の要部拡大図である。
【符号の説明】
2 カッタ装置(シールド用カッタ)
6 カッタ本体部
7 ホルダ
8 コピーカッタ
14 カッタスポーク(内周部)
16 外周部カッタ(外周部)
29 取付穴
30 取付穴
38 カッタ装置(シールド用カッタ)
41 カッタ本体部
42 開口部
45 カッタ装置(シールド用カッタ)
46 カッタスポーク(内周部)
48 カッタ本体部
49 支持部材
52 スペーサ
55 カッタ装置(シールド用カッタ)
56 カッタ本体部
57 支持部材
59 開口

Claims (5)

  1. コピーカッタを筒状のホルダ内に収容すると共に、該ホルダにホルダとコピーカッタとの間を止水するシールを設け、上記ホルダを回動自在なカッタ本体部に該カッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向外方から抜き差し可能に取り付けて構成したシールド用カッタの縮径方法であって、上記カッタ本体部から上記コピーカッタをホルダごと抜き取ったのち、上記カッタ本体部の外周部を分割して取り外し、該カッタ本体部の内周部に上記コピーカッタをホルダごと上記カッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向外方から取り付けてシールド用カッタを縮径させることを特徴とするシールド用カッタの縮径方法。
  2. コピーカッタを筒状のホルダ内に収容すると共に、該ホルダにホルダとコピーカッタとの間を止水するシールを設け、上記ホルダを回動自在なカッタ本体部に該カッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向外方から抜き差し可能に取り付けて構成したシールド用カッタの拡径方法であって、上記カッタ本体部から上記コピーカッタをホルダごと抜き取ったのち、上記カッタ本体部の外周側に所定の外径の外周部カッタを取り付け、該外周部カッタに上記コピーカッタをホルダごと上記カッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向外方から取り付けてシールド用カッタを拡径させることを特徴とするシールド用カッタの拡径方法。
  3. 回動自在なカッタ本体部を回動中心側の内周部と外周側の外周部とに分割可能に形成し、これら内周部と外周部とに跨って筒体状の支持部材を、開口をカッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向外方へ向けて取り付けると共に支持部材内にコピーカッタを挿通させ、かつ、支持部材に該支持部材とコピーカッタとの間を止水するシールを設け、上記内周部にコピーカッタの基端側をスペーサを介して取り付けたシールド用カッタの縮径方法であって、上記支持部材を上記内周部側まで引き込んで固定すると共に、上記スペーサを取り外して上記コピーカッタの基端側を上記内周部に取り付け、上記外周部を上記内周部から分割することを特徴とするシールド用カッタの縮径方法。
  4. 回転自在なカッタ本体部に筒体状の支持部材を、開口をカッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向外方へ向けて取り付けると共に支持部材内にコピーカッタを挿通させ、かつ、支持部材に該支持部材とコピーカッタとの間を止水するシールを設け、上記カッタ本体部に上記コピーカッタの基端側を取り付けたシールド用カッタの拡径方法であって、上記カッタ本体部の外周側に所定の外径の外周部カッタを取り付け、該外周部カッタの外周位置まで上記支持部材を移動させて固定すると共に、上記コピーカッタの基端側と上記カッタ本体部との間にスペーサを介設して上記コピーカッタを上記カッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向外方へ移動させることを特徴とするシールド用カッタの拡径方法。
  5. 回動自在なカッタ本体部を回動中心側の内周部と外周側の外周部とに分割可能に形成すると共に、これら内周部と外周部にカッタ本体部の回動中心を基準としたときの径方向に延びる取付穴を連ねて形成し、これら取付穴に、筒体状に形成されると共にその軸方向に分割可能に形成された支持部材を挿入すると共に該支持部材内にコピーカッタを挿通させ、かつ、上記支持部材に該支持部材とコピーカッタとの間を止水するシールを設け、上記内周部に上記支持部材を取り付けると共に、上記内周部と上記コピーカッタの間に該コピーカッタの上記径方向の位置を調節するためのスペーサを着脱自在に介設したことを特徴とするシールド用カッタのカッタ構造。
JP2002053969A 2002-02-28 2002-02-28 シールド用カッタの拡縮方法及びカッタ構造 Expired - Fee Related JP4085651B2 (ja)

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