JP4085072B2 - 両頭側面フライス盤 - Google Patents

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Description

本発明は、両頭側面フライス盤に関する。さらに詳しくは、薄板状のワークの表裏両側面と前後両端面を高精度に加工するための両頭側面フライス盤に関する。
フライス盤によってワークを切削加工する際、ワークのビビリを無くしたり、異形のワークを固定するため種々のクランプが工夫されている。これらのクランプとしては、伝統的なものの外、特殊なものとして、ラッパ状ワークを固定するクランプに特開昭57−83331号公報記載のものがあり、ブロック状ワークを固定する横締めクランプに特開昭54−90698号公報記載のものなどがある。
しかるに、いずれのクランプもある程度体積がある太いワークを固定するものである。
上記に例示したものとは対照的に、薄板状のワークを切削する場合は事情が異なる。もっとも、平板状ワークの片面を切削するならば、ワークを寝かせてクランプすればよいので、クランプの形状に工夫こそ必要としても、ワークにビビリが生ずることはほとんどない。
しかしながら、薄板状のワークを立てた状態で表裏両側面を切削する場合は、ワーク自体のビビリ解消のほか、ワークより薄く仕上げたクランプ用治具の撓みやビビリ解消も工夫しなければならない。なぜならば、薄板状ワークの両面を同時に切削する場合、クランプ用治具がワークの仕上げ寸法より厚くては、ワークの切削が不能となるため、クランプ用治具の厚さはワークの仕上げ厚さより薄くなければならず、その場合、クランプ用治具に撓みやビビリが生じやすくなるので、結局、ワークの仕上げ寸法が正確でなくなるからである。
本発明者は、上記目的を達成するため、特願2003−196443の発明を提案している。この先願発明では、ベース上に、前後方向にスライド自在に設けられた加工台と、前記ベース上に、前記加工台のスライド位置を挟んで、左右方向において、互いに接近離間自在に設けられた第1加工ヘッドおよび第2加工ヘッドと、前記加工台上に設けられた、薄板状のワークを載せる下治具と、前記下治具上に載せられた前記ワークを、上方から下向きに押える上治具と、該上治具を昇降させるクランプシリンダからなるクランプ機構とから構成され、薄板状のワークの表裏両側面を高精度に加工できるようにしたものである。
しかしながら、上記従来例において薄板状のワークの端面を加工する場合は、いったんワークを降ろしてから、別の加工機によって加工しなければならず、生産性が良くなかった。
特開昭57−83331号公報 特開昭54−90698号公報
本発明は上記事情に鑑み、薄板状のワークの表裏両側面だけでなく前後両端面も、高い寸法精度で加工できるようにした生産性の高い両頭側面フライス盤を提供することを目的とする。
第1発明の両頭側面フライス盤は、ベース上に、前後方向にスライド自在に設けられた加工台と、前記ベース上に、前記加工台のスライド位置を挟んで、左右方向に互いに接近離間自在に設けられた第1加工ヘッドおよび第2加工ヘッドと、前記加工台上に設けられた、薄板状のワークを載せる下治具と、該下治具上に載せられた前記ワークを、上方から下向きに押える上治具と、該上治具を昇降させるクランプシリンダからなるクランプ機構と、前記下治具上の前記ワークの端面を加工するよう、前記加工台の端部において左右方向に移動する第3加工ヘッドと、前記クランプ機構と前記第3加工ヘッドとの間に、前記ワークの端部を仮固定する端部クランパーと、該端部クランパーを昇降させる端部クランプシリンダとからなる端部クランプ機構と、前記加工台の加工開始前の準備位置における側方位置に設置されたワーク搬入装置とからなり、該ワーク搬入装置がワークを載せて昇降し、前記下治具に対し前後進退するフォークを有しており、前記フォークが、ワークの載置位置を固定するための位置決め板を備えており、該位置決め板にはワークを吸着する磁石が取付けられていることを特徴とする。
第2発明の両頭側面フライス盤は、第1発明において、前記第1加工ヘッドまたは第2加工ヘッドに取付けられており、前記加工台が前方にスライドしてきたとき、該加工台上のワークが当接するとONする第1スイッチと、前記第3ヘッドに取付けられており、前記加工台が後方にスライドしてきたとき、該加工台上のワークが当接するとONする第2スイッチとを設けたことを特徴とする
第1発明によれば、つぎの効果を奏する。
a)ワークをフォークに載せて昇降し、前後進することで、ワークの搬入をワーク搬入装置で行え、人力作業が軽減され、かつ作業能率も向上する。
b)薄板状のワークを加工台の下治具上に載せクランプ機構で固定し、準備位置から前方にスライドさせると、その両側面を第1,第2加工ヘッドで加工できる。ついで、加工台を準備位置より後方へ移動させ、第3加工ヘッドを左右方向に移動させると、ワークの一端面を加工できる。ワークのもう一方の端部はワークを入れ替えることにより、同様に端面加工できる。よって、1台の加工機でワークの全面の加工が行えるので、生産性が向上する。
c)ワークを両側面の加工終了後に端面の加工に移る際、ワーク搬入装置のフォークの上昇下降動作と加工台の前後スライドを組合わせて、ワークの端部を第3加工ヘッドに近寄せ、そのワークを端部クランプ機構で固定すると、第3加工ヘッドによるワーク端部の加工が行える。このように、加工部位の変換も1台の加工機で行えるので、生産性が向上する。
d)ワークをフォークに載せた際に位置決め板の磁石によってワークが吸引されるので、フォークに対しワークを常に決まった位置にのせることができる。このため、フォークから加工台の下治具上に置き換えるときも、決まった位置に置けるので、そのままクランプして加工すれば、ワークの側面も端面も正確に加工でき、とくに側面と端面間の直角も出しやすい。
第2発明によれば、加工台にワークをセットして前後方向へスライドさせ、第1スイッチと第2スイッチをONさせると、その間の加工台のスライド距離からワーク長さを検出できるので、仕上げ寸法に対する切削量を演算することによって、正確な長さのワークに仕上げることができる
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る両頭側面フライス盤の平面図である。図2は同両頭側面フライス盤の側面図である。
まず、本実施形態の両頭側面フライス盤の基本構成を説明する。図1および図2において、符号1はベースを示しており、このベース1の上面には、ベース1に対して前後方向(図1,2では上下方向)にスライド自在に加工台2が設けられている。7は加工台2をスライドさせるネジ棒、8はネジ棒7を回転させるモータである。加工台2はレールでスライドを案内されているが、図示は省略されている。9は切粉よけに設けた伸縮式のカバーで、加工台2の前後に配置されている。
この加工台2上には、ワークWを載せるための下治具3が設けられている。この下治具3の上方には、加工台2とともに前後に移動するクランプシリンダ5が設けられている。このクランプシリンダ5は、そのロッドが鉛直下向きに配設されており、そのロッドの先端には上治具6が設けられている。
このため、クランプ用シリンダ5を伸長させれば、下治具3と上治具6の間にワークWが挟まれるので、ワークWを加工台2に固定することができる。しかも、加工台2を前後にスライドさせれば、ワークWを上治具6と下治具3との間に挟んだままでワークWを加工台2とともに前後に移動させることができる。
前記ベース1の長手方向略中央部において、加工台2のスライド位置を挟んで、その左右には、加工台2のスライド方向に対し直角に一対のレール14,14が設けられている。
この左右に延びる一対のレール14,14の上面には、左右一対の加工ヘッド10A,10Bの主軸台11,11がそれぞれ取り付けられている。各主軸台11は、レール14上を左右に移動自在である。
前記一対の主軸台11,11には、一対の主軸がそれぞれ回転自在に支持されており、この一対の主軸の向かいあった端部には、カッタ15がそれぞれ取り付けられており、各主軸の他端部は、例えば、ベルト等によって、主軸台11の上部に設けられたモータ13の主軸と連結されている。
このため、モータ13を駆動させれば、カッタ15が回転し、ワークを加工できるようになっている。
上記実施形態の両頭側面フライス盤によれば、加工台2にワークWを取り付け、ワークWを加工する量の分だけ一対の加工ヘッド10,10を加工台2に向けて移動させる。そして、モータ13を駆動させてカッタ15を回転し、加工台2スライドさせてワークWをカッタ15方向に送れば、カッタ15によってワークWの表裏両面を一度に切削することができる。
つぎにクランプ機構の詳細を説明する。
図3はクランプ機構の側面図である。図4の(A)図はクランプ機構の縦断面図、(B)図は端部クランプ機構の正面図である。
図3および図4の(A)図に示すように、前記加工台2上の下治具3は、断面形状が概ね三角形の台部3aと、台部3aの中央上面から細幅で上方に突出した支持部3bとからなる。支持部3bの幅は、切削加工すべきワークWの仕上り寸法より細くされている。換言すれば、ワークに応じて数種類の下治具3を用意しておき、仕上げ寸法より狭幅の支持部3bを有する下治具3を選んで用いられる。
前記上治具6は平板上の治具である。この上治具6の厚さは、ワークWの仕上げ寸法より薄いものが用いられる。すなわち、薄板状のワークを表裏両面から切削し、しかも全面的に加工するとき、上治具6がワークWより厚くては、カッタ15と干渉するからである。この上治具6もワークに応じて数種類のものを用意しておき、仕上げ寸法より厚さの薄いものを選んで用いられる。
クランプシリンダ5は、そのシリンダ本体5aが架台7に取付けられており、ロッド5bの下端には、治具取付金具5cが取付けられている。この治具取付金具5cによって、前記上治具6が、クランプシリンダ5に取付けられ、クランプシリンダ5の伸縮動作によって昇降するようになっている。
以上の構成により、下治具3上に薄板状のワークWを立てておき、上から上治具6を下降させると、上下の治具3,6間にワークWを、クランプすることができる。
図3および図4の(B)図には、端部クランプ機構が示されている。
クランプシリンダ51は、そのシリンダ本体51aが架台7の後端部に取付けられており、ロッド51bの下端には、端部クランパー52が取付けられている。よって、クランプシリンダ51の伸縮動作によって、端部クランパー52が昇降するようになっている。
一方、加工台2の後端部における上面には、端部下治具53が設けられている。この端部下治具53の高さは、前記下治具3と同じである。
以上の構成により端部下治具53上に薄板状のワークWを立てておき、端部クランパー52を下降させると、ワークWの端部をしっかりクランプすることができる。
図1および図2には第3加工ヘッド60が示されている。前記ベース1の後端に隣接して第3加工ヘッド60用のベース61が設置されている。このベース61の上面には、左右方向に延びるガイドレール62が設けられており、加工ヘッド60の主軸台63が摺動自在に載せられている。64はシリンダであり、伸縮することにより主軸台63を左右に移動させる。この主軸台63の主軸にはカッタ65が取付けられており、主軸をモータ等で回転させると、カッタ65が回転する。このためシリンダ64で第3加工ヘッド60を移動させつつ、カッタ65を回転させると、ワークの端部を加工することができる。
図10に示すように、第1加工ヘッド10Aの適所には第1スイッチ71が取付けられており、第3加工ヘッド60の適所にも第2スイッチ72が取付けられている。この第1,第2スイッチ71,72は、加工台2にセットされたワークワークWが当るとONするスイッチである。なお、第1スイッチ71は、第2加工ヘッド10Bの適所に取付けてもよい。
これらの第1,第2スイッチ71,72は、ワークWの長さを検出するために設けられている。
図1および図2において加工台2は、加工開始前の準備位置Iに位置している。なお、図2に示す符号IIは加工終了位置であり、2点鎖線は加工終了位置まで移動したクランプフレーム4とワークWを示している。図1に示すワーク搬入装置Aは、前記準備位置Iの加工台2の側方に設置されている。
このワーク搬入装置Aの主要な構成部材は、図5および図6に示すように、ワークを載せるための複数本の支持棒21を有するフォーク20と、このフォーク20を昇降させる昇降機構および前後進させる進退機構とからなる。
まず、フォーク20を詳述する。
このフォーク20は、複数本の支持棒21が平行に並べられ、各支持棒21を固定する平面視略台形状の基盤22をから構成されたものである。
また、基盤22上には、前記各支持棒21の根元付近において、断面L字状の位置決め板23が取付けられている。この位置決め板23の表面には、適数個の磁石81が埋設されている。この磁石81は、支持棒21上に載せられたワークWを位置決め板23側に吸引するので、ワークWをフォーク20上に常に固定的に載せることができる。よって、後述するごとくフォーク20からワークWを加工台2上の下治具3上に載せ替えたときの位置も、常に一定となり、ワークWの加工精度が向上する。とくに、ワークWの側面と端面の直角が正確に出るようになる。
前記各支持棒21の下面から基盤22の下面には、スライドレール24が固定されており、このスライドレール24に摺動自在に嵌合しているスライドガイド31が、昇降テーブル32に取付けられている。昇降テーブル32とベース33との間には油圧式の昇降シリンダ34が取付けられている。また、昇降テーブル32の両端部には案内棒35が取付けられ、ベース側に設けられた案内筒36内を昇降するようになっている。よって、昇降シリンダ34を伸縮させると、昇降テーブル32が昇降し、フォーク20を昇降させることができる。
前記昇降テーブル32は、前テーブル32a と後テーブル32b とがあり、両部材は図示しない連結部材で連結されている。
昇降テーブル32の前テーブル32a と後テーブル32b との間には、ネジ棒41が配置され、このネジ棒41は、後テーブル32b に取付けられたモータ42によって回転させられるようになっている。そして、このネジ棒41にはナット43が螺合されており、ナット43はブラッケット44でフォーク20の基盤22に固定されている。
このため、モータ42でネジ棒41を正逆回転させると、フォーク20を前後進させることができる。
図3に示すように、前記下治具3は、複数個の下治具体を長手方向に直列に配置して構成されている。そして、各下治具3の間には隙間が設けられており、この隙間はフォーク20の支持棒21が進入する空間となっている。
なお、下治具3は分割されて隙間を有するものであっても、ワークWの下端面の大部分を支えることができるので、上治具6との間でワークをクランプすることに何ら差し支えないものである。
つぎに、図7に基づき、前記ワーク搬入装置Aによるワーク搬入作業を説明する。なお、図7の(1)〜(7)において、左側はフォーク20の側面図、右側は正面図である。
(1)フォーク20が待機位置から上昇してきた状態である。
(2)フォーク20が前進し、下治具3より前方すなわち操作側(作業員が各種作業を行う側)に突出した状態である。この状態では、下治具3の上方に位置するクランプシリンダ5等より前進しているので、支持棒21の上方空間はあいている。
(3)支持棒21にワークWを載せた状態である。このときワークWは位置決め板23に既述の磁石によってピッタリと吸着保持される。また、既述のごとく支持棒21の上方空間はあいているので、天井クレーンを使ったり、その他任意のハンドリング装置でワークを支持棒21上に搬入する作業が可能であり、容易に行える。
(4)フォーク20をクランプ位置まで後退させた状態である。このとき位置決め板23の後退位置は下治具3上にワークWの中心を置ける位置である。この後退位置はワークWの幅と位置決め板23の取付位置で決定され、ネジ棒41の回転数によって正確に制御することができる。
(5)フォーク20を下降させた状態である。このとき、支持棒21は下治具3同士の間の隙間に入っていくので、ワークWを下治具3上に置くことができる。このとき、ワークWはフォーク20に対して位置決めされているので、下治具3に対しても斜めになることなく、長芯が一致するように置かれる。
(6)そして、フォーク20を後退させ、当初の待機位置に下降させる。
(7)フォーク20が退避すると、クランプシリンダ5によって、上治具6を下降させ、ワークWを下治具3との間にクランプする。これにより、ワークWを加工できる状態となる。
つぎに、図8および図9に基づき、上記に説明してきた両頭側面フライス盤によるワークWの加工方法を説明する。
(7)図8の(7)は図7の(7)と同じ状態である。一対の加工ヘッド10,10は開いた状態である。
(8)一対の加工ヘッド10A,10Bを互いに前進させ、加工位置にして、加工台2を前進させる。ワークWの後端は端部クランパー52に当接しており、加工抵抗で後方にずれることはない。加工台2の前進により、ワークWの表裏両側面は加工ヘッド10A,10Bのカッタ15,15で加工される。ワークWを前端まで前進させると、加工が終了する。
(9)加工が終了すると加工台2は後端まで後退する。フォーク20の支持棒21がワーク取出し位置に前進する。
(10)上治具6と端部クランパー52を上昇させ、ワークWをアンクランプする。
(11)フォーク20の支持棒21を上昇させて、ワークWを下治具3より持ち上げる。
(12)加工台2を、フォーク20における複数本の支持棒21間の1ピッチ分を前進させる。この状態で、ワークWの一端が端部クランパー52側より第3加工ヘッド60側へ突出する。
(13)フォーク20を下降させ、ワークWを下治具3上に載せ、上治具6と端部クランパー52を下降させ、ワークWをクランプする。
(14)加工台2を後方に1ピッチ分移動させ、当初の準備位置にもたらす。これにより、ワークWの一端は第3加工ヘッド60で、加工できることとなる。
(15)第3加工ヘッド60を左右方向に往復動させると、ワークWの端部をカッタ65で加工できる。
一方の端面の加工が終わると、ワークWのクランプを解除し、ワークWを取り出して、再度未加工側の端部を第3加工ヘッド60側に向け、クランプする。そして、再度、第3加工ヘッド60で端面加工する。このように端面加工する際、前記(5)で記述したように下治具3に対しワークWの長芯が一致しているので、加工後の端面は、先に加工された側面に対し正確に直角に加工されることになる。
上記のようにワークWを端面加工する際、予めワークWの長さを計測しておくこともできる。図10に基づき説明すると、ワークWを加工台2上にセットした状態で、加工台2を前後にスライドさせ、ワークWが第1スイッチ71をONし、ついで第2スイッチ72をONさせる。この間の加工台2の移動距離は“L1+L2”であり、この距離は加工台2の制御装置内の数値制御信号等により検知することができる。第1スイッチ71と第2スイッチ72との間の距離Lは一定であるので、“L−L1−L2”でワークWの長さを求めることができる。このワークWの加工前の長さを検出できれば、端部の切込み量も演算できるので、仕上げ長さも正確な寸法に加工できる。
以上のとおりであるから、本実施形態の両頭側面フライス盤によると、ワークの表裏両側面の加工だけでなく、前後の両端面も1台の両頭側面フライス盤で加工することができる。しかも、薄板のワークWをクランプして加工するので、両側面も両端面も高精度に仕上ることができる。
本発明の両頭側面フライス盤は、薄物ワークの両面切削に好適であるが、薄物以外のワークにも適用することができる。
本発明の一実施形態に係わる両頭側面フライス盤の平面図である。 図1に示す両頭側面フライス盤の側面図である。 図1に示すクランプ機構まわりの側面図である。 (A)図は図3のIVA線断面図、(B)図は図3のIVB線断面図である。 ワーク搬入装置の正面図である。 ワーク搬入装置の側面図である。 ワークWの搬入方法の説明図である。 ワークWの加工方法の説明図である。 ワークWの加工方法の説明図である。 本発明の両頭側面フライス盤の第1スイッチと第2スイッチの説明図である。
符号の説明
3 下治具
5 クランプシリンダ
6 上治具
20 フォーク
51 端部クランプシリンダ
52 端部クランパー
53 端部下治具
60 第3加工ヘッド
63 主軸台
65 カッタ

Claims (2)

  1. ベース上に、前後方向にスライド自在に設けられた加工台と、
    前記ベース上に、前記加工台のスライド位置を挟んで、左右方向に互いに接近離間自在に設けられた第1加工ヘッドおよび第2加工ヘッドと、
    前記加工台上に設けられた、薄板状のワークを載せる下治具と、該下治具上に載せられた前記ワークを、上方から下向きに押える上治具と、該上治具を昇降させるクランプシリンダからなるクランプ機構と、
    前記下治具上の前記ワークの端面を加工するよう、前記加工台の端部において左右方向に移動する第3加工ヘッドと、
    前記クランプ機構と前記第3加工ヘッドとの間に、前記ワークの端部を仮固定する端部クランパーと、該端部クランパーを昇降させる端部クランプシリンダとからなる端部クランプ機構と、
    前記加工台の加工開始前の準備位置における側方位置に設置されたワーク搬入装置とからなり、
    該ワーク搬入装置がワークを載せて昇降し、前記下治具に対し前後進退するフォークを有しており、
    前記フォークが、ワークの載置位置を固定するための位置決め板を備えており、該位置決め板にはワークを吸着する磁石が取付けられている
    ことを特徴とする両頭側面フライス盤。
  2. 前記第1加工ヘッドまたは第2加工ヘッドに取付けられており、前記加工台が前方にスライドしてきたとき、該加工台上のワークが当接するとONする第1スイッチと、
    前記第3ヘッドに取付けられており、前記加工台が後方にスライドしてきたとき、該加工台上のワークが当接するとONする第2スイッチとを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の両頭側面フライス盤
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CN103406783A (zh) * 2013-08-01 2013-11-27 芜湖永裕汽车工业有限公司 一种发动机缸盖端面钻铣加工方法
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