JP4084987B2 - アクセスポイント選択装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続された複数のアクセスポイントから一のアクセスポイントを選択するために用いるアクセスポイントの選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線LANを利用したインターネット接続サービスが提供されている。この無線LANによるインターネット接続サービスは、例えば、駅、ホテルや飲食店等に設けられたアクセスポイントを経由してパーソナルコンピュータ等の端末からインターネットに接続する。
【0003】
上記アクセスポイントからインターネットに接続するサービスを提供するのがInternet Service Provider(以下、単にISPという)であり、通常、各アクセスポイントは各ISPが提供している。
ここで、近年の無線LANの普及に伴い、上記ISPの数が増え、また、これらISPが提供するサービスの内容も多種、多様となってきている。このサービスの内容としては、例えば、プロバイダの回線速度(以下、単にリンク速度という)、接続料金の形態(従量制か固定制か)等、種々のものがある。
【0004】
また、これとは別に、上記無線LANの利用する際には、アクセスポイントからの距離やアクセスポイントと端末との間の障害の有無によって端末が受信する電波の電界強度に強弱があり、さらに、アクセスポイントに無線接続するため、端末を使用する場所によって、電波にノイズが乗りやすい個所と、そうでない個所が存在する。
さらに、アクセスポイントを介してインターネットに接続する場合に、端末からインターネットへの実際のリンク速度(以下、実効リンク速度)は、各ISPの公表するリンク速度とは異なるのが通常である。
【0005】
すなわち、無線LANを利用して端末からインターネットに接続するには、各ISPのインターネット接続サービスの内容、電界強度、ノイズレベル、実効リンク速度等の種々の端末からインターネットへの接続効率を左右する因子が存在する。
なお、接続効率とは、端末からインターネットへ接続した際に、データ信号を如何に効率良く伝送できるかを決定するものであり、例えば、単にリンク速度が速ければ接続効率が高いと言えるが、その分だけ利用料金が高くなると、リンク速度と利用料金との関係で接続効率が決定される。
【0006】
ところで、上記接続効率とは別に、無線LANサービスを利用してインターネットへ接続するには、混信等の問題が起きないよう、各端末に、通信モードや通信に利用する通信チャンネル、伝送路の暗号化の有無、接続先を識別するためのSSID(Service Set ID)等、各ISPから提供されるアクセスポイント接続情報を設定する。
【0007】
このため、複数のISPがアクセスポイントを運営して無線LANサービスを提供している地域においては、予めSSID等のサービスを利用する際に必要なアクセスポイント接続情報を端末側で設定して記憶装置に記憶させておき、この設定情報を切り換えることにより自分の利用したいISPを選択してインターネット接続サービスを利用していた。
また、端末のユーザが上記サービスの利用時に必要なアクセスポイント接続情報を設定していない場合には、各使用地域で、これらのアクセスポイント接続情報を設定していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように予め端末に設定しておいたアクセスポイント接続情報を選択し、その都度切り換えてISPを選択すると、端末の使用地域におけるISPを選択するための選択基準が存在せず、予め設定しておいたアクセスポイント接続情報に基づいてISPを選択する以外に途がなかった。
【0009】
すなわち、無線LANを利用してインターネットへ接続するには、上述したように、種々の接続効率を決定する因子が存在するが、これらの因子に基づいたインターネットへの接続効率の計測結果は表示されないため、ISPを選択する際の選択基準が存在せず、予め設定しておいたアクセスポイント接続情報に基づいてISPを選択した結果、ユーザが好まないISP、例えば、その使用地域における通信状況の悪いISP、通信速度の遅いISP、利用料金が高いISP、すなわち、接続効率の悪いISPを選択してしまうおそれがあった。
そして、これは、上記各ISPが提供するアクセスポイントを選択する際に、ユーザが望むアクセスポイントを選択することができないということを意味する。
【0010】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、端末を使用する地域における複数のアクセスポイントから接続効率の高い一のアクセスポイントを選択することができるアクセスポイント選択装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、
無線接続し得る複数のアクセスポイントから一のアクセスポイントを選択し、選択したアクセスポイントを介してインターネットに接続するために用いるアクセスポイント選択装置であって、
接続可能なアクセスポイントから送信され、当該アクセスポイントに設定されたISPの情報を少なくとも含むアクセスポイント情報を受信して取得するアクセスポイント取得手段と、
当該アクセスポイント情報を取得したアクセスポイントを一覧表示するとともに、各アクセスポイントに対応するアクセスポイント情報を表示するアクセスポイント一覧表示手段と、
アクセスポイント一覧表示手段によって一覧表示されたアクセスポイントからユーザが一のアクセスポイントを選択できるようにするアクセスポイント選択部と、
前記ユーザによって選択されたアクセスポイントおよび該アクセスポイントに設定されたISPを介してインターネットに接続する無線送受信部と、
を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1に記載のアクセスポイント選択装置において、
前記ISPの情報には、ISPの名称、ISPのインターネットへのリンク速度、接続料金の形態が含まれることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載アクセスポイント選択装置において、
前記アクセスポイント情報を取得したアクセスポイントを介してインターネットに接続する際の接続効率を計測する接続効率計測手段をさらに備え、
前記アクセスポイント一覧表示手段が、前記接続効率計測手段による接続効率の計測結果を、各アクセスポイントに対応して表示するようにしたことを特徴とする。
【0013】
請求項4の発明は、請求項3に記載のアクセスポイント選択装置において、
前記接続効率計測手段は、
アクセスポイントを経由してインターネットに接続した場合のネットワークへの接続速度を計測するリンク速度計測部と、
アクセスポイントへ無線接続した場合の電界強度を計測する電界強度計測部と、
アクセスポイントへ無線接続した場合の電波のノイズレベルを計測するノイズレベル計測部と、を備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】
請求項1の発明によれば、
アクセスポイント情報を取得したアクセスポイントとアクセスポイント情報を一覧表示して、一覧表示されたアクセスポイントからユーザが一のアクセスポイントを選択できるようにしたので、前記ユーザによって選択されたアクセスポイントおよび該アクセスポイントに設定されたISPを介してインターネットに接続される。
請求項2の発明によれば、
ISPの情報には、ISPの名称、ISPのインターネットへのリンク速度、接続料金の形態が含まれるので、これらの情報も一覧表示される。
【0015】
請求項3の発明によれば、
接続効率計測手段による接続効率の計測結果を、各アクセスポイントに対応して表示するようにしたので、各アクセスポイントを選択した場合の接続効率も一覧表示される。
【0016】
請求項4の発明によれば、
ネットワークへの接続速度、無線接続した場合の電界強度、および無線接続した場合の電波のノイズレベルも計測するので、これらの情報も一覧表示される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のアクセスポイント選択装置Aについて図面を用いて説明する。
図1は、アクセスポイント選択装置Aの構成を示す構成図である。
同図に示すように、このアクセスポイント選択装置Aは、アクセスポイントAPに無線接続し、このアクセスポイントAPを介してインターネットNに接続されたウェブサーバWに接続する。
また、上記アクセスポイントAPからインターネットNへの接続は、アクセスポイントAPに設定されたISPのサーバSにより行われる構成となっている。
【0018】
なお、上記アクセスポイントAPからは、当該アクセスポイントAPからのアクセスポイント情報が送信されており、このアクセスポイント情報には、アクセスポイント名、通信モードや通信に利用する通信チャンネル、接続先で端末を識別するためのSSID(Service Set ID)、伝送路の暗号化のレベルに関する情報からなるアクセスポイント接続情報、及びISPのインターネットNへのリンク速度、接続料金の形態に関する情報からなるISP情報が含まれている。
【0019】
アクセスポイント選択装置Aは、制御部10、無線送受信部11、情報記憶部12、アクセスポイント一覧編成部13、リンク速度計測部14、実効リンク速度計測部15、電界強度計測部16、ノイズレベル計測部17、アクセスポイント選択部18、ディスプレイ表示部19とを備えて構成されている。
【0020】
なお、上記制御部10、無線送受信部11、情報記憶部12がアクセスポイント取得手段を、リンク速度計測部14、実効リンク速度計測部15、電界強度計測部16、ノイズレベル計測部17が接続効率計測手段を、アクセスポイント一覧編成部13及びディスプレイ表示部19がアクセスポイント一覧表示手段を構成している。また、アクセスポイント一覧表示手段は、接続効率の計測結果を出力する出力手段の一種である。
また、アクセスポイント選択部18、ディスプレイ表示部19がアクセスポイント選択表示手段を構成している。
【0021】
制御部10は、CPU本体、ROM、RAMからなり、バスを介して接続された各周辺構成部を統括し、制御している。
無線送受信部11は、アクセスポイントAPとの間で無線電波によるデータ信号(以下、単に無線データ信号という)の送受信を行うもので、この無線送受信部11を介して入力された無線データ信号は、制御部10で所定の演算処理等がなされる。
【0022】
情報記憶部12は、上記無線送受信部11を介して入力されたアクセスポイントAPから送信された無線データ信号をストアするもので、特に、上記アクセスポイントAPからの無線データ信号に含まれるアクセスポイントに関するアクセスポイント情報をストアする。
【0023】
アクセスポイント一覧編成部13は、複数のアクセスポイントAPからのアクセスポイント情報を受信した場合に、受信したアクセスポイントからのアクセスポイント接続情報をアクセスポイントの一覧としてディスプレイ表示部19に表示し得る形式の信号に変換する。
【0024】
リンク速度計測部14は、アクセスポイントAPからのアクセスポイント情報に含まれるISP情報のインターネットNへのリンク速度を計測するもので、情報記憶部12から転送されたISP情報に基づいて各ISPのリンク速度を読み出し、ディスプレイ表示部19で表示し得る信号に変換する。
【0025】
実効リンク速度計測部15は、例えば、ネットワークアナライザと呼ばれるリンク速度計測用のプログラムを実行し、各ISPのインターネットNへの実際のリンク速度を計測する。
ここで、上記実効リンク速度計測部で計測されるリンク速度は、実際にアクセスポイントAPを介してインターネットNへの接続にかかる時間を計測したもので、この点で上記アクセスポイントAPのISP情報に含まれるリンク速度とは異なる。
【0026】
電界強度計測部16は、アクセスポイントAPとアクセスポイント選択装置Aとの間の電界強度を計測するもので、無線送受信部11で受信されたアクセスポイントAPからの電波の強度を計測し、ディスプレイ表示部19に表示し得る信号に変換する。
【0027】
ノイズレベル計測部17は、アクセスポイントの計測装置Aの使用地域におけるノイズレベルを計測するもので、ノイズが電波の送受信に与える影響をノイズレベルとして計測し、ディスプレイ表示部19に表示し得る信号に変換する。
なお、上記電界強度計測部16で計測したアクセスポイントAPからの電波の強度、及びノイズレベル計測部17で計測したアクセスポイント選択装置Aの使用地域におけるノイズレベルを併せて電界強度情報という。
【0028】
アクセスポイント選択部18は、上記アクセスポイント一覧編成部13で編成したアクセスポイントのアクセスポイント接続情報、及びリンク速度計測部14、実効リンク速度計測部15、電界強度計測部16、ノイズレベル計測部17で計測した計測結果に基づいて接続効率の高い一のアクセスポイントAPを選択するもので、本実施形態においては、このアクセスポイント選択装置Aのユーザがディスプレイ表示部19に表示された各接続情報及び計測結果に基づいて接続効率の高いアクセスポイントを決定し、選択する構成となっている。
【0029】
つぎに、上記のように構成されたアクセスポイント選択装置Aの動作について、図2に示すフローチャートを用いて説明する。
同図に示すように、まず、ステップ1で、アクセスポイント選択装置Aからその使用地域におけるインターネットNへの接続可能要求を送信し、接続可能要求を受信したアクセスポイントAPは、アクセスポイント情報をアクセスポイント選択装置Aに送信する。
【0030】
つぎに、ステップ2で、アクセスポイント選択装置AはアクセスポイントAPから送信されたアクセスポイント情報を受信し、ステップ3でこのアクセスポイントを経由してアクセスポイント選択装置AからインターネットNに接続する際の接続効率を計測する。
具体的には、アクセスポイント選択装置Aのアクセスポイント一覧編成部13で、インターネットNに接続できるアクセスポイントAPの一覧情報を作成し、リンク速度計測部14で、各ISPの提供するリンク速度を読み出す。
【0031】
また、実効リンク速度計測部15で、アクセスポイント選択装置AとインターネットNとの実効リンク速度を計測し、電界強度計測部16及びノイズレベル計測部17で、無線送受信部11で受信したアクセスポイントAPから送信される電波の電界強度及びこのアクセスポイント選択装置Aの使用地域におけるノイズレベルを計測する。
【0032】
そして、ステップ4で、上記各部で計測されたアクセスポイントの接続効率の計測結果をアクセスポイント情報とともに、ディスプレイ表示部19に表示する。
なお、上記アクセスポイント選択装置Aは、他のアクセスポイントAPからもアクセスポイント情報を受信して接続効率を計測し、計測結果を一覧表示する構成となっている。
【0033】
図3は、上記ディスプレイ表示部19に表示される画面の一例を示しており、特にアクセスポイント情報のアクセスポイント接続情報及び実効リンク速度を表示する表示画面である。
このアクセスポイント接続情報の表示画面P1は、インターネットに接続可能な複数のアクセスポイントを一覧表示する一覧表示部P11と、この一覧表示部P11に表示されたアクセスポイントのうち、選択されたアクセスポイントのアクセスポイント接続情報を表示する表示部P12とを備えて構成されている。
【0034】
上記一覧表示部P11には、アクセスポイント一覧編成部13で作成されたアクセスポイント接続情報の一覧がアクセスポイントの名称とともに表示されている。このアクセスポイント一覧表示部P11で表示される表示項目は、アクセスポイント、SSID、通信モード、通信チャンネル、暗号化の有無、実効リンク速度からなり、これらの表示項目P111をマウス等でクリックすることにより、各項目ごとにアクセスポイント接続情報の並び替えが行われる構成となっている。
例えば、これら表示項目のうち、実効リンク速度の項目をクリックすると、一覧表示されたアクセスポイントうち、実効リンク速度の速いアクセスポイントの順に並び替えがなされる。
【0035】
ここで、上記アクセスポイント一覧表示部P11で一覧表示されたアクセスポイントのうち、図中、枠内で囲われたアクセスポイントが選択されたアクセスポイントを示しており、この選択は、アクセスポイント選択装置Aのユーザがマウス、キーボードや選択ボタン等の外部入力手段を操作して行われる構成となっている。
【0036】
なお、上記一覧表示部P11に、上記各計測結果に基づいて接続効率の高い一のアクセスポイントを自動で選択して表示する構成とすることも可能である。
この場合においては、接続効率の計測の因子に重み付けをして、予め設定された評価式に基づいて評価点を算出し、この評価点順にアクセスポイントを並べ替えて表示することにより実現することができる。
【0037】
また、表示部P12には、上記一覧表示部P11で選択されたアクセスポイントのアクセスポイント接続情報、すなわち、アクセスポイント名、SSID、通信モード(アドホックモード、或いはインフラストラクチャモード)、通信チャンネル、暗号化の有無(なし、64bit、128bit用)、及び実効リンク速度が表示される。
【0038】
図4は、ディスプレイ表示部19に表示される画面の一例を示しており、特にISP情報を表示する表示画面の一例を示している。
このISP情報の表示画面P2には、表示画面P1の一覧表示部P11で選択されたアクセスポイントを提供するISPの名称、インターネットNへのリンク速度、接続料金の形態(従量制か固定制か)等が表示される。
【0039】
図5は、ディスプレイ表示部19に表示される画面の一例を示しており、特に電界強度情報を表示している表示画面である。
この電界強度情報の表示画面P3には、現時点での電界強度及びノイズレベルが棒グラフ形式で、また、過去の電界強度及びノイズレベルの状況が折れ線グラフの形式で表示される。
【0040】
以上のように、ステップ4で、各アクセスポイントのアクセスポイント情報及び接続効率の計測結果がディスプレイ表示部19に表示されると、ステップ5で、この画面表示された計測結果に基づいて、このアクセスポイント選択装置Aのユーザが実際にインターネットNに接続する際に使用する接続効率の高い一のアクセスポイントを選択し、このアクセスポイントAPに実際の接続要求を送信する。
【0041】
つぎに、上記ステップS5で送信された接続要求を受信したアクセスポイントAPは、この接続要求をISPに送信し、このISP経由でインターネットNに接続する。
【0042】
そして、ステップ6で、アクセスポイント選択装置Aが接続終了の信号をアクセスポイントAPに送信すると、アクセスポイントAPは、この終了信号をISPに送信し、ISPはインターネットNへの接続を終了する。
【0043】
以上、本発明のアクセスポイント選択装置Aについて詳細に説明してきたが、このアクセスポイント選択装置Aによれば以下の効果を得ることができる。
すなわち、各アクセスポイントのアクセスポイント情報及び接続効率の計測結果がディスプレイ表示部19に表示されるため、ユーザは視覚を通してアクセスポイントを選択することができ、ユーザにとって好適なISPを選択することができるという効果がある。
【0044】
また、上記各部で計測したリンク速度、実効リンク速度、電界強度、ノイズレベルの計測結果がアクセスポイント接続情報とともにアクセスポイントごとに一覧表示されるため、より詳しいISPの選択基準に基づいてアクセスポイントを選択することができるという効果がある。
【0045】
さらに、接続効率の計測結果に基づいて、アクセスポイント一覧表示手段で一覧表示されたアクセスポイントのうちから接続効率の高い一のアクセスポイントが選択され、一覧表示中に表示される構成とすれば、よりアクセスポイントを選択しやすくなるという効果がある。
【0046】
以上、本発明の一実施形態について説明してきたが、本発明のアクセスポイント選択装置は、請求項に記載の範囲内で種々に変更可能であって、例えば上記実施形態においては、アクセスポイントへの接続は、アクセスポイントの接続効率に基づいてユーザが行っていたが、アクセスポイント選択装置が自動で選択して接続する構成とすることも可能である。
【0047】
さらにまた、上記実施形態においては、計測の因子をISPの接続速度、実効リンク速度、電界強度、ノイズレベルとしていたが、この他に、ISPの料金形態、暗号化の有無、暗号化のレベル、通信モード、新たなアクセスポイント接続情報の設定の必要性の有無等を計測の因子として計測し、接続効率の高いアクセスポイントを選択する構成とすることも可能である。
さらに、アクセスポイントの混雑の具合、或いはアクセスポイント毎のISPの利用料金等に基づいてアクセスポイントを選択する構成とすることも可能である。
【0048】
また、上記実施形態においては、出力手段としてアクセスポイント一覧表示手段が用いられ、接続効率の計測結果を一覧表示して出力していたが、この出力手段として種々のものを用いることができる。
例えば、出力手段として音声出力手段を用い、接続効率の計測結果を音声により出力することも可能である。
また、出力手段としてアクセスポイント一覧表示手段及び音声出力手段を用い、接続効率の計測結果をアクセスポイント一覧表示手段で表示させるとともに、同時に音声出力手段により音声で出力することも可能である。
【0049】
さらに、出力手段としては、アクセスポイント一覧表示手段や音声出力手段等、アクセスポイント選択装置Aのユーザが接続効率を認識できるように出力するものに限られず、例えば、アクセスポイント選択装置A内部への出力手段(以下、単に内部出力手段という)を用いて、接続効率の計測結果をアクセスポイント選択装置A内部の制御部10に出力することも可能である。
【0050】
この場合、内部出力手段は、接続効率の計測結果を制御部10に出力し、制御部10で予め設定された評価式に基づいて評価点を算出し、この評価点の最も高い一のアクセスポイントAPに自動で接続する構成とすることができる。
【0051】
この結果、接続効率の計測結果はアクセスポイント選択装置Aのユーザが認識できる形で出力されるのではなく、アクセスポイント選択装置A内部の制御部10へ出力され、自動で最も接続効率の高いアクセスポイントを選択して接続することができるため、ユーザがアクセスポイントを選択するという作業を意識することなく、自動で最適なアクセスポイントを選択して接続することができるという効果がある。
【0052】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、
アクセスポイント情報を取得したアクセスポイントとアクセスポイント情報を一覧表示して、一覧表示されたアクセスポイントからユーザが一のアクセスポイントを選択できるようにしたので、ユーザはこの一覧表表示に基づいて視覚を通してアクセスポイントを選択することができ、ユーザにとって好適なISPを選択することができるという効果がある。
【0053】
請求項2の発明によれば、
ISPの情報には、ISPの名称、ISPのインターネットへのリンク速度、接続料金の形態も加味して、ユーザにとって好適なISPを選択して接続することができる。
【0054】
請求項3の発明によれば、
前記アクセスポイント情報を取得したアクセスポイントを介してインターネットに接続する際の接続効率を計測して表示するので、
表示された接続効率に基づいてアクセスポイントを選択することができ、ユーザにとって好適なISPを選択することができるという効果がある。
【0055】
請求項4の発明によれば、
アクセスポイントを経由してインターネットに接続した場合のネットワークへの接続速度、
アクセスポイントへ無線接続した場合の電界強度、およびアクセスポイントへ無線接続した場合の電波のノイズレベルが計測され、これらの計測結果がアクセスポイント接続情報とともにアクセスポイントごとに一覧表示される構成としているため、より詳しいアクセスポイントの選択基準に基づいてアクセスポイントを選択することができるという効果がある。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクセスポイント選択装置の構成を示す図である。
【図2】本発明のアクセスポイント選択装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明のアクセスポイント選択装置のディスプレイ表示部の表示画面の一例を示す図である。
【図4】本発明のアクセスポイント選択装置のディスプレイ表示部の表示画面の他の例を示す図である。
【図5】本発明のアクセスポイント選択装置のディスプレイ表示部の表示画面の他の例を示す図である。
【符号の説明】
A アクセスポイント選択装置
AP アクセスポイント
ISP Internet Service Provider
N インターネット
10 制御部
11 無線送受信部
12 情報記憶部
13 アクセスポイント一覧編成部
14 リンク速度計測部
15 実効リンク速度計測部
16 電界強度計測部
17 ノイズレベル計測部
18 アクセスポイント選択部
19 ディスプレイ表示部
Claims (4)
- 無線接続し得る複数のアクセスポイントから一のアクセスポイントを選択し、選択したアクセスポイントを介してインターネットに接続するために用いるアクセスポイント選択装置であって、
接続可能なアクセスポイントから送信され、当該アクセスポイントに設定された Internet Service Provider (以下、単に「ISP」という。)の情報を少なくとも含むアクセスポイント情報を受信して取得するアクセスポイント取得手段と、
当該アクセスポイント情報を取得したアクセスポイントを一覧表示するとともに、各アクセスポイントに対応するアクセスポイント情報を表示するアクセスポイント一覧表示手段と、
アクセスポイント一覧表示手段によって一覧表示されたアクセスポイントからユーザが一のアクセスポイントを選択できるようにするアクセスポイント選択部と、
前記ユーザによって選択されたアクセスポイントおよび該アクセスポイントに設定されたISPを介してインターネットに接続する無線送受信部と、を備えたことを特徴とするアクセスポイント選択装置。 - 前記ISPの情報には、ISPの名称、ISPのインターネットへのリンク速度、接続料金の形態が含まれることを特徴とする請求項1に記載のアクセスポイント選択装置。
- 前記アクセスポイント情報を取得したアクセスポイントを介してインターネットに接続する際の接続効率を計測する接続効率計測手段をさらに備え、
前記アクセスポイント一覧表示手段が、前記接続効率計測手段による接続効率の計測結果を、各アクセスポイントに対応して表示するようにしたことを特徴とする請求項1または2の何れか1項に記載のアクセスポイント選択装置。 - 前記接続効率計測手段は、
アクセスポイントを経由してインターネットに接続した場合のネットワークへの接続速度を計測するリンク速度計測部と、
アクセスポイントへ無線接続した場合の電界強度を計測する電界強度計測部と、
アクセスポイントへ無線接続した場合の電波のノイズレベルを計測するノイズレベル計測部と、
を有してなることを特徴とする請求項3に記載のアクセスポイント選択装置。
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