JP4084065B2 - 番組紹介ホームページの自動生成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は、テレビジョン放送番組制作やビデオ番組制作、番組シミュレータ、プレゼンテーション、デモンストレーションなどに用いられる番組編集装置、特にコンピュータを利用して番組を生成させるために、番組情報を記述し、記述した内容を再生実行する装置において、制作した番組を紹介するための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、CG(Computer Graphics:コンピュータグラフィックス)アニメーション技術と音声合成技術、動画像再生技術等を融合し、CGアニメーション、動画像データ、静止画像データ、文字データ、オーディオデータ、音声合成データ等を用いて、コンピュータを使って映像データを制作する映像データ編集システムが開発されてきている。
【0003】
また更に、シナリオを書く要領で、上記データを使用する順番に記述すると、この記述をコンピュータが解釈して、番組を自動生成する映像データ編集方法が考えられてきている。この映像データ編集方法では、編集状態をGUI(Graphical User Interface)で表示し操作ができ、このGUI操作によって、映像データの編集を行うものである。
【0004】
従来の映像データ編集方法で使用している番組編集装置の画面を図4によって説明する。
【0005】
図4は、番組編集装置の主操作画面(モニタ画面)の例を示す。
画面400を構成する各画面の説明をする。
【0006】
番組情報表示ウインドウ401は、番組情報をテキスト表示するウインドウで、普通のテキストエディタとしても使えるものであり、図7の入力装置711から直接、情報を打ちこむことができる。
【0007】
番組情報表示ウインドウ401が保持しているポインタの位置に、ポインタ位置を表す図形であるカレット402が表示されている。よって、図7の入力装置711から入力された文字列は、カレット402の位置に入力される。
【0008】
番組情報表示ウインドウ401に記述されている番組情報は、図7のCGアニメーション生成部703、音声合成部704、動画像生成部709で番組が生成され、プレビューウインドウ403で見ることができる。
【0009】
仕込みウインドウ404は、番組情報の編集ができるウインドウであり、仕込みウインドウ404は、書き出す情報の種類(コマンド)によって異なる。このウインドウ404を閉じると、情報表示ウインドウ401のカレット402のある位置に、番組情報406が書き出される。また、情報表示ウインドウ401の、番組情報1行406をユーザが図7の入力装置711の一例のマウスでダブルクリックすると、再び仕込みウインドウ404が表示され、番組情報の修正が可能となる。
【0010】
図7の入力装置711の一例のマウスでダブルクリックされた時の処理手順を、図5に示すフローチャート図を用いて説明する。ステップ501において、番組情報406の1行がマウスでダブルクリックされると、ステップ502において、1行の記述を解析する。ステップ503において、記述が情報として認識できるものであれば、ステップ504に進み、複数の仕込みウインドウの中から、選択した情報を書き出すための仕込みウインドウ404を決定する。
【0011】
なお、ステップ503において、記述が情報として認識できない場合は、処理を抜ける。
【0012】
次に、ステップ505において、選択されることにより指定されている情報値(パラメータ値)のK番目の該Kを、1にセットする。
【0013】
ステップ506において、K番目のパラメータ値を読み込む。ステップ507において、読み込んだパラメータ値をGUIの部品に反映させる。ステップ508において、KをK+1にする。
【0014】
そしてステップ509において、全てのパラメータを読み込んだかチェックして、読み込んだ場合、ステップ510において仕込みウインドウ404を表示する。表示された仕込みウインドウ404で、ユーザは選択した行(行に記述されている情報)を修正することができる。
【0015】
なお、ステップ509において、全てのパラメータを読み込んでなければ、ステップ505に戻る。
【0016】
例えば、仕込みウインドウ404は、BOBというキャラクタが話しをする情報を書き出すための仕込みウインドウとする。このとき、キャラクタの名前欄408でBOBを選択し、話す言葉を設定する欄410で「Hello everybody」とキー入力をする。この設定を行い、仕込みウィンドウ404を閉じると、仕込みウインドウ404のGUIでユーザが設定した値や文字列に基づいて、以下の
character:talk(name=BOB,text=” Hello everybody”)
という情報が作成され、番組情報の行406に書き出される。
【0017】
ユーザが番組情報の行406をダブルクリックすると、行の内容が解析されて、character:talkで始まっていることより、対応する仕込みウインドウは、キャラクタの話をする情報を書き出す仕込みウインドウ404であると決定される。そして、括弧内で囲まれた部分のパラメータ値をすべて読みこみ、仕込みウィンドウ404のGUIに値を反映させる。例えば、2つめのパラメータtext=” Hello everybody”が読み込まれて、話す言葉を設定する欄410には” Hello everybody”が表示される。
【0018】
仕込みウインドウ404が再び表示されれば、ユーザは、話をする言葉を入力しなおすことができる。話をする言葉を設定する欄410の値を” Hello!!”と設定してウインドウ404を閉じると、行406は、
character:talk(name=BOB,text=” Hello!!”)
に上書きされ、話す言葉を示す情報のtextの値が変る。
【0019】
また、ユーザが行406で直接、情報表示ウインドウ上で話をするの言葉を示す情報を、text=”Hi!”に書き換え、
character:talk(name=BOB,text=” Hi!”)
とし、行406をダブルクリックすると、括弧内で囲まれた部分のパラメータが読み込まれたときに、2つ目のパラメータは、text= ” Hi!”なので、話をする言葉を設定する欄410の値は” Hi!”と設定される。このように、ユーザは、仕込みウインドウ404から情報を書き出す方法と、情報表示ウインドウ401で直接書く方法の両方を任意に使うことができる。
【0020】
例えば最初に、仕込みウインドウ404を利用して、BOBが話をするという番組情報406を、情報表示ウインドウ401に作成する。続いて、MARYが話をするという番組情報を作成する場合、BOBが話をするという番組情報を作成したときと同じ手順を実行してもよいが、より簡単に行える方法がある。情報表示ウインドウ401で、番組情報406を選択し、コピーをして、番組情報406の下に貼り付ける。すると、情報406と同じ情報が、番組情報406'が挿入される。図7の入力装置711を利用して、番組情報406'の「BOB」という記述だけを、「MARY」に書きかえることにより実現できる。
【0021】
次に、従来の情報作成の支援をするソフトウエアについて説明する。インターネットのWebで公開されているホームページは、HTML言語(Hyper Text Markup Language)で記述されている。このHTML記述を支援するソフトウエアとして、IBM社のホームページビルダーや、Microsoft社のFront Pageなどがある。これらのソフトウエアでは、ウインドウズなどのOSがインストールされた、パーソナルコンピュータで動作する。レイアウト表示ウインドウで、ホームページのレイアウトを見ながら、ホームページを構成する部品などを配置する。配置した部品の属性は、属性指定ウインドウで指定する。ソフトウエアの働きにより、部品の配置位置、属性は、HTML文に変換される。HTML文は、HTMLソースウインドウで見ることができ、直接編集することができる。
【0022】
また、このホームページは、Netscape Communications社のNetscape Navigatorや、Microsoft社のInternet Explorerなどで見ることができる。
【0023】
HTMLで記述されたホームページで番組紹介をした例を、図6に示す。
【0024】
番組を代表する静止画像601は、番組の内容を最も表しているシーンの画像を表示して、番組のイメージをユーザに分かりやすく伝えるものである。この静止画像は、作成された番組を再生して、番組紹介のホームページに使用するシーンの時、静止画像ファイルとして取得しておく。取得された静止画像ファイルは、ホームページを作成するとき、ホームページを作成するHTML言語で
<IMG SRC="静止画像ファイル名">
と記述すると、指定した静止画像ファイル名の静止画像がホームページに表示される。
【0025】
番組内容を表す内容データ602は、番組の内容を説明している文章である。この文章は、作成された番組を再生して、番組内容を理解し、番組を紹介するのに適当な文章を考え記述している。文章は、ホームページを作成するとき、ホームページを作成するHTML言語で
<BODY>
番組内容を説明する文章
</BODY>
と記述すると、記述した文字がホームページに表示される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
インターネットのwebで公開されているホームページの情報は、HTML言語で記述されている。記述内容は、番組を紹介するホームページの場合、制作した番組のある1画像を静止画像として、パソコンに取り込み、その静止画像をHTML言語により貼り付けるといったスクリプトを記述する。また、その制作した番組を紹介する文章も、番組を一度再生して、スーパー、静止画像、セリフといったものからキーワードとなる言葉を取り出して、HTML言語で文章を書くスクリプトを記述する。
【0027】
このように、番組を紹介するホームページを作成する場合、制作した番組をユーザが一度見て、番組紹介に適した画像や言葉を抽出し、その抽出したものをホームページに載せるためのHTML言語で記述したスクリプトを作成していく。そのため、番組紹介のホームページを作成するには、番組内容を確認し、ホームページの作成と手間がかかることになる。
【0028】
本発明の目的は、簡単にホームページが作成可能な番組紹介ホームページの自動生成方法を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明は、番組情報を基にコンピュータで番組を制作し該製作した番組の映像と前記番組情報を表示装置に表示する番組編集装置において、前記製作した番組の内容を説明するホームページを作成する際に、前記表示装置に表示された前記番組情報から視聴者に紹介したい番組を選択すると、該視聴者に紹介したい番組の情報から前記ホームページで表示する言語を作成することを特徴とする番組紹介ホームページの自動生成方法である。
【0030】
本発明は、番組情報を基にコンピュータで番組を制作し該製作した番組の映像と前記番組情報を表示装置に表示する番組編集装置において、前記製作した番組の内容を説明するホームページを作成する際に、前記表示装置に表示された前記番組情報から視聴者に紹介したい番組を選択すると、該視聴者に紹介したい番組情報のコマンドを読み込み、該コマンドから前記ホームページで表示する言語を作成することを特徴とする番組紹介ホームページの自動生成方法である。
【0031】
本発明は、番組情報を基にコンピュータで番組を制作し該製作した番組の映像と前記番組情報を表示装置に表示する番組編集装置において、前記製作した番組の内容を説明するホームページを作成する際に、番組紹介をする番組のスクリプトファイルを選択して前記表示装置に前記番組情報を表示し、前記表示装置に表示された前記番組情報から視聴者に紹介したい番組を選択すると、該視聴者に紹介したい番組情報のコマンドを読み込み、該コマンドから前記ホームページで表示する言語を作成することを特徴とする番組紹介ホームページの自動生成方法である。
【0032】
本発明において、前記コマンドは画像を記述のコマンドであり、そのコマンドを取得し、該コマンドから前記ホームページで表示する言語を作成することを特徴とする番組紹介ホームページの自動生成方法である。
【0033】
本発明において、前記コマンドは前記番組で使用する語句であり、そのコマンドを取得し、該コマンドから前記ホームページで表示する言語を作成することを特徴とする番組紹介ホームページの自動生成方法である。
【0034】
本発明において、前記コマンドは画像および前記番組で使用する語句であり、そのコマンドを取得し、該コマンドから前記ホームページで表示する言語を作成することを特徴とする番組紹介ホームページの自動生成方法である。
【0035】
本発明において、前記コマンドは静止画像を記述のコマンドであり、そのコマンドを取得し、該コマンドから前記ホームページで表示する言語を作成することを特徴とする番組紹介ホームページの自動生成方法である。
【0036】
本発明において、前記コマンドは前記番組で使用するセリフであり、そのコマンドを取得し、該コマンドから前記ホームページで表示する言語を作成することを特徴とする番組紹介ホームページの自動生成方法である。
【0037】
本発明において、前記コマンドは静止画像および前記番組で使用するセリフであり、そのコマンドを取得し、該コマンドから前記ホームページで表示する言語を作成することを特徴とする番組紹介ホームページの自動生成方法である。
【0038】
本発明において、前記コマンドはムービーを記述のコマンドであり、そのコマンドを取得し、該コマンドから前記ホームページで表示する言語を作成することを特徴とする番組紹介ホームページの自動生成方法である。
【0039】
本発明において、前記コマンドはスーパーを記述のコマンドであり、そのコマンドを取得し、該コマンドから前記ホームページで表示する言語を作成することを特徴とする番組紹介ホームページの自動生成方法である。
【0040】
【発明の実施の形態】
本発明の番組紹介ホームページの自動生成方法を実現する番組編集装置を、図7によって説明する。
図7は番組編集装置の実施の形態を示すブロック構成図で、701はCPU(Central Processing Unit)、702はメモリ、703はCGアニメーション生成部、704は音声合成部、705はシーケンサ部、706はイベント記憶部、707は編集画面生成部、708は記録装置、709は動画像生成部、710はモニタ、711はマウスのようなポインティングデバイス,キーボード,専用操作パネル等の入力装置、712はバスである。
【0041】
CPU701は、バス712を介して、メモリ702,CGアニメーション生成部703,音声合成部704,シーケンサ部705,イベント記憶部706,編集画面生成部707,記録装置708,動画像生成部709,モニタ710,入力装置711と接続されている。
【0042】
図7において、CGアニメーション生成部703は、登場させるCGキャラクタやCGスタジオセットのCGアニメーション生成を行う。
【0043】
音声合成部704は、登場キャラクタの喋り声(セリフ,鳴声,擬音やスタジオの効果音等)を生成する。また音声合成部704は、国や民族で使用言語が複数に渡る場合に、それに対応して複数台存在する場合がある。
【0044】
動画像生成部709は、予め編集済みの動画像を表示し、メモ702は、テレビ番組のシナリオに相当するCGキャラクタの喋りや動作及び動画像再生,オーディオ再生等のイベントを記憶する。
【0045】
シーケンサ部705はメモリ702に記憶されたテレビ番組のイベント情報を基に、CGアニメーション生成部703,音声合成部704,及び動画像生成部709を制御して、テレビ番組を順次生成する。
【0046】
モニタ710は、生成されたテレビ番組や番組の編集情報を表示する。また編集画面生成部707は、テレビ番組制作を行うためのイベント編集画面等の編集ウィンドウやモニタウィンドウをモニタ710に表示し、メモリ702に記憶されている番組の編集情報を操作する。
【0047】
イベント記憶部706は、編集画面生成部709によるイベント編集画面等の編集ウィンドウで制作されたテレビ番組のコマンドや、メモリ702に記憶されており編集画面生成部707によるイベント編集画面等の編集ウィンドウに表示されたテレビ番組のコマンドを時系列順に記録する。
【0048】
入力装置711は、モニタ710への表示の指示,及びシーケンサ部705への再生の指示,及びメモリ702に記憶されているテレビ番組のイベント情報の編集を指示するためのもので、主としてGUI操作を行うためのマウス等のポインティングデバイス及びキーボードとからなっている。
【0049】
記録装置708は、登場させるCGキャラクタのモデリングデータ、CGスタジオデータ、及び動画像の映像情報及びオーディオデータ(音楽,背景音,その他の音声データ)等のデータを記録し、かつ編集データの記録を行う。また、記録装置708は、ランダムアクセス可能な、例えばハードディスクや、光ディスクや光磁気ディスクなどの他に、伝送ネットワークを介したリモートファイルであってもよい。
【0050】
バス712は、これらの各構成要素を接続する。また、バス712を介して、他の装置への接続も可能である。CPU701は、バス712を介して接続されている他の構成要素と信号を送受し合い、各構成要素はCPU701からのアクセス信号により制御される。
【0051】
上記番組編集装置を用い、番組内のイベントをシナリオに沿って時系列に並べ、番組を作成する。
【0052】
以下に説明する本発明の番組を紹介するホームページ自動生成方法は、本番組編集装置により作成された番組紹介ホームページ自動生成方法である。
【0053】
次に、本発明の番組紹介ホームページ自動生成方法の第1の実施の形態を、図1を用いて、説明する。
【0054】
ここでは、番組が、TVML(TV Program Making Language)言語で書かれているスクリプトにより作成されたという例で説明する。
先ず、紹介する番組の制作が完了していることが前提である。
【0055】
図1は、番組を紹介するホームページを自動生成するときの処理手順を示すフローチャート図である。
【0056】
図4の番組編集装置画面のメニュー450にあるファイルの中の番組紹介項目を選択することにより、番組紹介HTMLの生成が開始する(ステップ101)。
【0057】
次に、番組紹介をする番組のスクリプトファイルを選択する。具体的には、番組編集装置画面のメニュー450にあるファイルを開く項目を選択することで動作する(ステップ102)。
【0058】
スクリプトファイルは、従来技術で説明した,CGキャラクタのセリフや動作,カメラワーク,タイトルやムービーといったコマンドが実行順に記述されたスクリプトである。
【0059】
視聴者に紹介したい番組のスクリプトファイルを選択すると、番組編集装置はスクリプトファイルから最初のコマンドを読み込む(ステップ103)。
【0060】
ここではスクリプトファイルから直接コマンドを1つ読み込むように記述しているが、視聴者がスクリプトファイルを選択した時点で、1度スクリプトファイルに記述してあるコマンドをメモリ702に読み込ませ、メモリ702上に記述されたコマンドを読み込むステップとしても同じことである。
【0061】
読み込まれたコマンドは、次に、そのコマンドが番組紹介用の静止画像を表示するコマンドであるか調べる(ステップ104)。
【0062】
TVMLの場合、静止画像を表示するコマンドとは、
Title:display(type=imgfile, filename=”Program.gif”)のスクリプトにおける,Title:displayの文字列であり、この文字列から静止画像を表示するコマンドと、シーケンサ部705が判別する。
【0063】
静止画像が記述してあるコマンドの場合、そのコマンドのパラメータから、静止画像のファイル名を選択して取得する(ステップ105)。
【0064】
上記スクリプトの場合、静止画像が記述してあるパラメータは、引数2つめのfilename=”Program.gif”の中から、静止画像ファイル名のProgram.gifを抽出する。
【0065】
次に、抽出した静止画像ファイル名から、ホームページで静止画像を表示するスクリプトを作成する(ステップ106)。
【0066】
HTML言語では
<IMG SRC=”Program.gif”>
と記述される。
【0067】
ステップ104において、静止画像を表示するコマンドではない場合は、次にセリフが記述してあるコマンドか調べる(ステップ107)。
【0068】
TVMLの場合、セリフのコマンドとは、
Character:talk(name=BOB, text=”TVMLとは。”)のスクリプトにおける,Character:talkの文字列であり、この文字列からセリフのコマンドと、シーケンサ部705が判別する。
【0069】
セリフが記述してあるコマンドの場合、そのコマンドのパラメータから、セリフの言葉を選択して取得する(ステップ108)。
【0070】
上記スクリプトの場合、セリフの言葉が記述してあるパラメータは、引数2つめのtext=”TVMLとは。”の中から、セリフの言葉”TVMLとは。”を抽出する。
【0071】
次に、抽出したセリフの言葉から、ホームページで番組内容として文字列で表示するスクリプトを作成する(ステップ109)。
【0072】
HTML言語では
<BODY>
”TVMLとは。”
</BODY>
と記述され、記述された文字が、ホームページに表示される。
【0073】
次に、読み込まれたコマンドが、セリフのコマンドでもない場合、そのコマンドが終了コマンドか調べる(ステップ110)。
【0074】
終了コマンドの場合は、番組紹介のHTML生成を終了する。終了コマンドではない場合、スクリプトから次の1コマンドを読み込むステップ103に戻る。
【0075】
この番組を紹介するホームページ自動生成方法によって作成されたホームページのイメージを図3に示す。制作した番組から取得した静止画像301と文章302がホームページ上から下に時系列に表示した例である。ホームページの静止画像と文章の表示位置は、予め表示位置を指定したHTMLスクリプトを作成するなどして、自由に設定できるようにすることができる。
【0076】
このように番組を紹介するホームページで使う静止画像や内容を紹介する文章を番組作成するためのスクリプトから自動的に選択して取得することにより、番組を紹介するホームページを自動で生成することができ、番組内容を確認してホームページに載せる絵や文字を考える必要とホームページを作成する作業を省くことができる。
【0077】
例えば、ニュース番組を紹介する、ホームページを作成すると、各ニュース項目のタイトルの静止画像と、原稿を読み上げる文章が、ホームページに表示されることから、番組で伝えるニュース項目が一目で分かることになる。
【0078】
上記例では、ホームページに表示する項目を番組で使用した静止画像とセリフの文章としたが、別項目にすることもできる。
【0079】
例えば、番組のイメージを掴むための静止画像を表示していた代わりに、ムービーファイルを表示する。番組内容を記述した文章をセリフから取得したが、スーパーで記述している文字から取得することも可能である。
【0080】
図2に、本発明の番組紹介ホームページ自動生成方法の第2の実施の形態で、ムービーやスーパーから番組を紹介するホームページを自動生成するときの処理手順を示すフローチャート図を示す。
【0081】
スクリプトから1コマンド読み込むステップ201,202,203は、図1のステップ101,102,103と同じステップを踏む。
【0082】
次に、読み込まれたコマンドが番組紹介用のムービーを表示するコマンドであるか調べる(ステップ204)。
【0083】
TVMLの場合、ムービーを表示するコマンドは、
Movie:playfile(type=imgfile, filename=”Program.mjpg”)のスクリプトにおける,Movie:playfileの文字列であり、この文字列からムービーを表示するコマンドと、シーケンサ部705が判別する。
【0084】
ムービーが記述してあるコマンドの場合、そのコマンドのパラメータから、ムービーのファイル名を取得する(ステップ205)。
【0085】
上記スクリプトの場合、ムービーが記述してあるパラメータは、引数2つめのfilename=”Program.mjpg”の中から、ムービーファイル名のProgram.mjegを抽出する。
【0086】
次に、抽出したムービーファイル名から、ホームページでムービーを表示するスクリプトを作成する(ステップ206)。
【0087】
HTML言語では
<IMG SRC=”Program.mjpg”>
と記述される。
【0088】
ステップ204において、ムービーが記述してあるコマンドではない場合は、次にスーパーが記述してあるコマンドか調べる(ステップ207)。
【0089】
TVMLの場合、スーパーのコマンドとは、
Super:on(type=text, text=”VMLとは。”)のスクリプトにおける,Super:onの文字列であり、この文字列からスーパーのコマンドと、シーケンサ部705が判別する。
【0090】
スーパーが記述してあるコマンドの場合、そのコマンドのパラメータから、スーパーの文字を選択して取得する(ステップ208)。
【0091】
上記スクリプトの場合、スーパーの言葉が記述してあるパラメータは、引数2つめのtext=”TVMLとは。”の中から、スーパーの文字列”TVMLとは。”を抽出する。
【0092】
次に、抽出したスーパーの文字から、ホームページで番組内容として文字列で表示するスクリプトを作成する(ステップ209)。
【0093】
HTML言語では
<BODY>
”TVMLとは。”
</BODY>
と記述され、記述された文字が、ホームページに表示される。
【0094】
次に、読み込まれたコマンドが、スーパーのコマンドでもない場合、そのコマンドが終了コマンドか調べる(ステップ210)。
【0095】
終了コマンドの場合は、番組紹介のHTML生成を終了する。終了コマンドではない場合、スクリプトから次の1コマンドを読み込むステップ203に戻る。
【0096】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単にホームページが作成可能な番組紹介ホームページの自動生成方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の番組紹介ホームページ自動生成方法の第1の実施の形態の処理手順を示すフローチャート図である。
【図2】本発明の番組紹介ホームページ自動生成方法の第2の実施の形態で、ムービーやスーパーから番組を紹介するホームページを自動生成するときの処理手順を示すフローチャート図である。
【図3】番組を紹介するホームページの画面の例を示す図である。
【図4】従来の番組編集装置の主操作画面(モニタ画面)の例を示す図である。
【図5】図4で番組情報をユーザがマウスでダブルクリックした時の処理手順を示すフローチャート図である。
【図6】従来の番組を紹介するホームページの画面の例を示す図である。
【図7】本発明の番組紹介ホームページの自動生成方法を実現する番組編集装置の実施の形態を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
400:番組編集装置の主操作画面(モニタ画面)、401:番組情報表示ウインドウ、402:カレット、403:プレビューウインドウ、404:仕込みウインドウ、406:番組情報、408:キャラクタ名前欄、410:話す言葉を設定する欄、601:番組を代表する静止画像、602:番組内容を表す内容データ、701:CPU(Central Processing Unit)、702:メモリ、703:CGアニメーション生成部、704:音声合成部、705:シーケンサ部、706:イベント記憶部、707:編集画面生成部、708:記録装置、709:動画像生成部、710:モニタ、711:入力装置、712:バス。

Claims (2)

  1. 番組情報を基にコンピュータで番組を制作し該制作した番組の映像と前記番組情報を表示装置に表示する番組編集装置において、前記制作した番組の内容を説明するホームページを作成する際に、番組紹介をする番組のスクリプトファイルを選択して前記表示装置に前記番組情報を表示し、前記表示装置に表示された前記番組情報から視聴者に紹介したい番組を選択すると、該視聴者に紹介したい番組情報のコマンドを読み込み、該コマンドから、前記選択された番組紹介用の静止画像若しくはムービーが記述してあるコマンドであるかを調べ、
    静止画像若しくはムービーが記述してあるコマンドの場合は、そのコマンドのパラメータから前記静止画像若しくはムービーのファイル名を取得し、該取得した前記静止画像ファイル名若しくはムービーファイル名から、前記ホームページで前記静止画像若しくはムービーを表示するスクリプトを作成することによって、前記ホームページで表示する言語を作成することを特徴とする番組紹介ホームページの自動生成方法。
  2. 請求項1記載の番組紹介ホームページの自動生成方法において、前記視聴者に紹介したい番組情報のコマンドを読み込み、前記コマンドから、更に、前記選択された番組紹介用のセリフ若しくはスーパーで記述している文字が記述してあるコマンドであるかを調べ、
    セリフ若しくはスーパーで記述している文字が記述してあるコマンドの場合は、そのコマンドのパラメータからセリフ若しくはスーパーの文字を取得し、該取得したセリフ若しくはスーパーの文字から、前記ホームページで前記セリフの言葉の文字列若しくはスーパーの文字列で表示するスクリプトを作成することによって、前記ホームページで表示する言語を作成することを特徴とする番組紹介ホームページの自動生成方法。
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