JP4083072B2 - 気水分離器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば多管式の小型貫流ボイラに用いられる気水分離器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の気水分離器としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されたものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特許第3244573号公報
【特許文献2】
特開2000−186802号公報
【0004】
前者のものは、内部に気水分離室を有し、長手方向の片側寄りの上部に蒸気取出し口を、下部に分離水取出し口を夫々形成した横円筒型の胴本体と、胴本体の長手方向の片側寄りの下部に先端部が気水分離室内へ突出する状態で接続され、気水分離室内へ気水混合体を導入する連絡管と、胴本体の片側寄りに設けた連絡管の出口上方位置に、胴本体の他側の端板との間に空間を保持した状態で前記気水分離室の一部を上下に区画するように配設され、連絡管から気水分離室内に導入された気水混合体を衝突させることにより気水分離すると共に、分離した蒸気を気水分離室内を迂回させて蒸気取出し口へ導く山形の分離板と、前記山形の分離板の前記空間側の端部に設けられ、分離された分離水を胴本体の内壁側へ流すことにより、分離水が蒸気流の中に滴下するのを防止する分離水滴下防止板とから構成したものである。
【0005】
他方、後者のものは、ハウジングの上部側面に蒸気導入管を、上端部に蒸気出口管を、下端部に降水管をそれぞれ接続した気水分離器において、前記ハウジングの内部は、鉛直方向に延びて下方を開放したバッフル板で気水混合室、分離室及び蒸気室に区画され、前記蒸気室の内部には、水平方向に延びて該蒸気室の一部を上下に仕切る分離板が配置されたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の何れのものも、気水混合体が分離板に直角に衝突する様に構成されていたので、気水混合体の流れが滑らかでなく、気水分離能力が不充分であった。この為、気水分離器自体の高さを低くできないと共に、急激な負荷変動が起こった時にも蒸気の乾き度を低下させる事なく気水分離器の設置高さを低くできなかった。
【0007】
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、気水分離能力を大幅に高めて、気水分離器自体の高さを低くできると共に、急激な負荷変動が起こった時にも蒸気の乾き度を低下させる事なく気水分離器の設置高さを低くできる様にした気水分離器を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の気水分離器は、基本的には、内部に気水分離室を有する縦筒形の器体と、器体の前側上部に設けられて気水分離室へ気水混合体を導入する連絡管と、器体の下部に設けられて分離水を取出す戻り管と、器体の上部に設けられて蒸気を取出す蒸気取出し管と、気水分離室の上位に設けられて連絡管からの気水混合体を漸次下方へ案内しながら気水分離する傾斜分離板と、傾斜分離板の下部に垂設されて連絡管及び傾斜分離板からの気水混合体を気水分離すると共に分離された蒸気を気水分離室の下位で迂回させて蒸気取出し管側へ導く分離板と、分離板の下端部に設けられて分離された分離水が蒸気流の中に滴下するのを防止する滴下防止板と、から構成した事に特徴が存する。
【0009】
上ヘッダから連絡管を介して気水分離室に導入された気水混合体は、傾斜分離板の前面に依って後下方向に案内されて分離水と蒸気とに略分離される。そして、連絡管から導入された気水混合体と傾斜分離板で気水分離されなかった気水混合体は、分離板の前面に依り下方向に案内されて分離水と蒸気とに分離される。分離された蒸気は、分離板の下部から気水分離室の下半を迂回しながら分離板の後面に依り上方向に案内されると共に、傾斜分離板の後面に依り前上方向に案内された後に、蒸気取出し管へ流れて行き、ここから取出されて適宜の熱負荷に供給される。
一方、分離板に依り気水分離された分離水は、滴下防止板に依り中央から左右両側に流れた後に器体の下部に達する。傾斜分離板及び分離板に接触せずに気水分離室を流れている間に分離された分離水は、直接器体の下部に達する。そして、器体の下部に達した分離水は、ある程度溜まった後に、戻り管に依って下ヘッダへ戻される。
【0010】
連絡管は、複数にされたり、複数にされて出口が集合されているのが好ましい。この様にすれば、圧力損失を極力小さくする事ができる。
【0011】
蒸気取出し管は、下端が気水分離室内に突出されているのが好ましい。この様にすれば、分離された蒸気を速やかに取出す事ができる。
【0012】
傾斜分離板は、底辺が前側を向いた略三角形を呈し、分離板は、前側が開いた横断面略V型を呈し、上部には後側が下がるべく所定角度だけ傾斜して切除されて傾斜分離板に依り塞がれる上部切欠が形成されていると共に、下部には後側が上がるべく所定角度だけ傾斜して切除された下部切欠が形成され、滴下防止板は、断面略L型を呈し、分離板の下部切欠に沿ってこれの前側に設けられているのが好ましい。この様にすれば、気水混合体との接触面積が増大すると共に、気水混合体を収束・拡散させる事ができるので、気水分離効果が大幅に向上する。
【0013】
滴下防止板は、分離板の下端前側に位置する主部と、これの両端から垂下する脚部とを備えているのが好ましい。この様にすれば、分離板で分離された分離水を器体の下部へ確実に導く事ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第一例に係る気水分離器を示す縦断側面図。図2は、図1の2−2矢視縦断正面図。図3は、図1の3−3矢視横断平面図。図4は、図1の気水分離器を組込んだ多管式の小型貫流ボイラの概要を示す縦断側面図である。
【0015】
気水分離器1は、器体2、連絡管3、戻り管4、蒸気取出し管5、傾斜分離板6、分離板7、滴下防止板8とからその主要部が構成されて居り、多管式の小型貫流ボイラ50に適用される。
【0016】
小型貫流ボイラ50は、上下のヘッダ51,52と、これらを連結する複数本の水管53と、両ヘッダ51,52間に接続された水位制御装置54と、下ヘッダ52に接続された給水管55と、これに介設された給水ポンプ56と、両ヘッダ51,52に連絡管3と戻り管4を介して接続された気水分離器1とを備えている。
【0017】
器体2は、内部に気水分離室9を有する縦筒形のもので、縦向きに配置された円筒状の胴壁10と、これの上下両端に密閉状に溶接等に依り接着(以下同様)された円板状の上壁11及び下壁12と、胴壁10の前側上部に形成された入口13と、下壁12の中央に形成された分離水取出し口14と、上壁11の後側に形成された蒸気取出し口15とを備えて居り、胴壁10と上壁11と下壁12とで囲まれた空間が気水分離室9となっている。
【0018】
連絡管3は、器体2の前側上部に設けられて気水分離室9へ気水混合体Aを導入するもので、単一の曲管にしてあり、下側(入口)が上ヘッダ51に接続されていると共に、上側(出口)が器体2の入口13に接続されている。
【0019】
戻り管4は、器体2の下部に設けられて分離水Bを取出すもので、下側(入口)が下ヘッダ52に接続されていると共に、上側(出口)が器体2の分離水取出し口14に接続されている。
【0020】
蒸気取出し管5は、器体2の上部に設けられて蒸気Cを取出すもので、下側(入口)が器体2の蒸気取出し口15に接続されていると共に、上側(出口)が適宜の熱負荷(図示せず)に接続されている。
【0021】
傾斜分離板6は、気水分離室9の上位に設けられて連絡管3からの気水混合体Aを漸次下方へ案内しながら気水分離するもので、底辺が前側を向いた略三角形の平板状を呈している。
傾斜分離板6は、後側が下がるべく所定角度αだけ傾斜されて底辺が器体2の上壁11に接着されている。
【0022】
分離板7は、傾斜分離板6の下部に垂設されて連絡管3及び傾斜分離板6からの気水混合体Aを気水分離すると共に分離された蒸気Cを気水分離室9の下位で迂回させて蒸気取出し管5側へ導くもので、前側が開いた横断面略V型を呈し、上部には後側が下がるべく所定角度αだけ傾斜して切除されて傾斜分離板6に依り塞がれる上部切欠16が形成されていると共に、下部には後側が上がるべく所定角度βだけ傾斜して切除された下部切欠17が形成されている。つまり、上部切欠16は、正面略V型を呈していると共に、下部切欠17は、正面略逆V型を呈している。
分離板7の両端は、器体2の胴壁10に接着されていると共に、分離板7の上部切欠16には、これが閉塞される様に傾斜分離板6の底辺を除く二辺が接着されている。
【0023】
而して、気水分離室9の上半は、傾斜分離板6と分離板7に依って前後に区画されていると共に、気水分離室9の下半(つまり分離板7と器体2の下壁12との間)には、前後に区画された気水分離室9を連通させる為の空間が形成されている。
【0024】
滴下防止板8は、分離板7の下端部に設けられて分離された分離水Bが蒸気流の中に滴下するのを防止するもので、断面略L型を呈し、分離板7の下部切欠17に沿ってこれの前側に設けられている。つまり、滴下防止板8は、その一片(水平片)が分離板7に接着されて正面略逆V型を呈し、分離板7の下端前側に所謂樋状を為す様に設けられている。
【0025】
尚、本例では、器体2の高さは600mmに、器体2の外径は318.5mmに、連絡管3の外径は114.3mmに、戻り管4の外径は76.3mmに、蒸気取出し管5の外径は60.5mmに、分離板7の最下端と器体2の下壁12との間隔は300mmに、所定角度α,βは45度に夫々設定されている。
【0026】
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
上ヘッダ51から連絡管3を介して気水分離室9に導入された気水混合体Aは、傾斜分離板6の前面に依って後下方向に案内されて分離水Bと蒸気Cとに略分離される。そして、連絡管3から導入された気水混合体Aと傾斜分離板6で気水分離されなかった気水混合体Aは、分離板7の前面に依り下方向に案内されて分離水Bと蒸気Cとに分離される。分離された蒸気Cは、分離板7の下部切欠17から気水分離室9の下半を迂回しながら分離板7の後面に依り上方向に案内されると共に、傾斜分離板7の後面に依り前上方向に案内された後に、蒸気取出し管5へ流れて行く。
【0027】
この時、蒸気Cは、気水分離室9の下半を迂回しながら流れて行くので、流速が遅くなり、この間に傾斜分離板6と分離板7に達しなかった水滴が重力分離に依り取除かれ、そのまま器体2の下部つまり下壁12上へ落下する。
蒸気取出し管5へと流れて行った蒸気Cは、蒸気取出し管5から取出されて適宜の熱負荷に供給される。この蒸気Cは、傾斜分離板6と分離板7とに依り所謂二段階に水分が除去されたものであり、極めて乾き度の高い(乾き度が98〜99%)ものになる。
【0028】
一方、分離板7に依り気水分離された分離水Bは、滴下防止板8に依り中央から左右両側(器体2の胴壁10の内面方向)に流れた後に胴壁10の内面を伝って下壁12に達する。傾斜分離板6及び分離板7に接触せずに気水分離室9を流れている間に分離された分離水Bは、直接器体2の下壁12に達する。そして、器体2の下部に達した分離水Bは、ある程度溜まった後に、戻り管4に依って下ヘッダ52へ戻される。
【0029】
傾斜分離板6が設けられているので、連絡管3から気水分離室9内に導入された気水混合体Aが器体2の上壁11、傾斜分離板6、分離板7へとなだらかに流れ込み、遠心力に依って分離水Bと蒸気Cに分離される為に気水分離能力が極めて高くなる。
傾斜分離板6が設けられているので、蒸気取出し管5を器体2の上壁11に設置する空間を充分に確保することができる。
器体2を縦長構造にしているので、器体2の下部に溜まった分離水Bが上がっても、蒸気Cの乾き度に悪影響を受け難い様な高さ寸法に容易に設定できる。
滴下防止板8が設けられているので、一度分離された分離水Bが蒸気流Cの中に滴下して蒸気流Cに同伴されるのを防止する事ができる。
分離板7は、横断面略V型を呈しているので、気水混合体Aが左右両側から中央に収束されながら流れると共に、分離板7の下部切欠17は、正面略逆V型を呈しているので、気水混合体Aが丁度堰を流れるのと同様になり、気水分離効果が大幅に向上される。
【0030】
因みに、本例の気水分離器1を、換算蒸発量が2000kg/h、最高使用圧力が0.98MPa 、燃焼制御が三位置制御の小型貫流ボイラ50に組込んだ場合には、従来の横型の気水分離器を組込んだ小型貫流ボイラと同等の高さにできたと共に、急激な負荷変動に対して安定した高い乾き度を維持する事ができた。
【0031】
次に、本発明の第二例を、図5に基づいて説明する。
図5は、本発明の第二例に係る気水分離器を示す斜視図である。
第二例は、連絡管3を、複数にしたものであり、その他は、第一例と同様である。具体的には、二つの曲管18を左右に並設して連絡管3にされている。この様なものは、連絡管3を複数にしたので、圧力損失を極力小さくする事ができる。
【0032】
次に、本発明の第三例を、図6に基づいて説明する。
図6は、本発明の第三例に係る気水分離器を組込んだ多管式の小型貫流ボイラの概要を示す縦断側面図である。
第三例は、連絡管3を、複数にして出口を集合したものであり、その他は、第一例と同様である。具体的には、夫々単一の直管19と曲管20を前後に配設してこれらの出口同士を集合させて連絡管3にされている。この様なものは、第二例と同様に、連絡管3を複数にしたので、圧力損失を極力小さくする事ができる。
【0033】
次に、本発明の第四例を、図7に基づいて説明する。
図7は、本発明の第四例に係る気水分離器を示す縦断側面図である。
第四例は、蒸気取出し管5の下端を、気水分離室9内へ突出させたものであり、その他は、第一例と同様である。具体的には、蒸気取出し管5の下端が傾斜分離板6に近接すべく気水分離室9内へ突出されている。この様なものは、蒸気取出し管5を下突させた分だけ、分離された蒸気Cを速やかに取出す事ができる。
【0034】
次に、本発明の第五例を、図8及び図9に基づいて説明する。
図8は、本発明の第五例に係る気水分離器を示す縦断側面図。図9は、図8の縦断正面図である。
第五例は、滴下防止板8を、分離板7の下端前側に位置する主部21と、これの両端から垂下する脚部22とで構成したものであり、その他は、第一例と同様である。具体的には、左右の脚部22は、主部21と同様に断面略L型を呈し、その一片(一方の垂直片)が器体2の胴壁10に接着されて下壁12の近傍まで垂下している。この様なものは、分離板7で分離された分離水Bが器体2の下部に確実に案内されるので、蒸気取出し管5側へ流されるのを防ぐ事ができる。
【0035】
尚、傾斜分離板6は、先の例では、平板状であったが、これに限らず、例えば凹曲板状等でも良い。
分離板7は、先の例では、横断面略V型であったが、これに限らず、例えば横断面略U型等でも良い。
滴下防止板8は、先の例では、断面略L型であったが、これに限らず、例えば断面略J型等でも良い。
上部切欠16は、先の例では、正面略V型であったが、これに限らず、例えば正面略U型等でも良い。
下部切欠17は、先の例では、正面略逆V型であったが、これに限らず、例えば正面略逆U型等でも良い。
所定角度α,βは、先の例では、45度であったが、これに限らず、例えばこれ以外の角度でも良い。
【0036】
【発明の効果】
以上、既述した如く、本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) 器体、連絡管、戻り管、蒸気取出し管、傾斜分離板、分離板、滴下防止板とで構成し、とりわけ連絡管からの気水混合体を漸次下方へ案内しながら気水分離する傾斜分離板を気水分離室の上位に設けたので、気水分離能力を大幅に高めて、気水分離器自体の高さを低くできると共に、急激な負荷変動が起こった時にも蒸気の乾き度を低下させる事なく気水分離器の設置高さを低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一例に係る気水分離器を示す縦断側面図。
【図2】図1の2−2矢視縦断正面図。
【図3】図1の3−3矢視横断平面図。
【図4】本発明の第一例に係る気水分離器を組み込んだ多管式の小型貫流ボイラの概要を示す縦断側面図。
【図5】本発明の第二例に係る気水分離器を示す斜視図。
【図6】本発明の第三例に係る気水分離器を組み込んだ多管式の小型貫流ボイラの概要を示す縦断側面図。
【図7】本発明の第四例に係る気水分離器を示す縦断側面図。
【図8】本発明の第五例に係る気水分離器を示す縦断側面図。
【図9】図8の縦断正面図。
【符号の説明】
1…気水分離器、2…器体、3…連絡管、4…戻り管、5…蒸気取出し管、6…傾斜分離板、7…分離板、8…滴下防止板、9…気水分離室、10…胴壁、11…上壁、12…下壁、13…入口、14…分離水取出し口、15…蒸気取出し口、16…上部切欠、17…下部切欠、18…曲管、19…直管、20…曲管、21…主部、22…脚部、50…小型貫流ボイラ、51…上ヘッダ、52…下ヘッダ、53…水管、54…水位制御装置、55…給水管、56…給水ポンプ、A…気水混合体、B…分離水、C…蒸気、α,β…所定角度。

Claims (2)

  1. 内部に気水分離室を有する縦筒形の器体と、器体の前側上部に設けられて気水分離室へ気水混合体を導入する連絡管と、器体の下部に設けられて分離水を取出す戻り管と、器体の上部に設けられて蒸気を取出す蒸気取出し管と、気水分離室の上位に設けられて連絡管からの気水混合体を漸次下方へ案内しながら気水分離する傾斜分離板と、傾斜分離板の下部に垂設されて連絡管及び傾斜分離板からの気水混合体を気水分離すると共に分離された蒸気を気水分離室の下位で迂回させて蒸気取出し管側へ導く分離板と、分離板の下端部に設けられて分離された分離水が蒸気流の中に滴下するのを防止する滴下防止板と、から構成し、傾斜分離板は、底辺が前側を向いた略三角形を呈し、分離板は、前側が開いた横断面略V型を呈し、上部には後側が下がるべく所定角度だけ傾斜して切除されて傾斜分離板に依り塞がれる上部切欠が形成されていると共に、下部には後側が上がるべく所定角度だけ傾斜して切除された下部切欠が形成され、滴下防止板は、断面略L型を呈し、分離板の下部切欠に沿ってこれの前側に設けられている事を特徴とする気水分離器。
  2. 滴下防止板は、分離板の下端前側に位置する主部と、これの両端から垂下する脚部とを備えている請求項に記載の気水分離器。
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