JP4082990B2 - 手織機 - Google Patents

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Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、卓上型の手織機に関し、詳しくは、極めて簡易に組み立て、分解でき、しかも、良好な仕上がり状態の布を織り込むことができる卓上型の手織機に関するものである。
【従来の技術】
従来、こたつや座卓の上に置いて作業する卓上型の手織機としては、例えば図13、図14に示すものが知られている。
図13、図14に示す手織機は、台101の間丁102側にロール状の男巻き103を取付けるとともに、胸木104側にロール状の布巻き115を取付けて、台101の中間の左右に一対の支柱106、106が例えばネジ止めにより立設されている。
前記支柱106、106の上部と下部にはレバー107、107が取付けられていて、このレバー107、107に2枚の綜絖枠108a、108bの上下両端が各々連結され、レバー107、107の回動操作により2枚の綜絖枠108a、108bが交互に垂直方向に上下動するようになっている。
前記綜絖枠108bと胸木104との間の領域には矩形枠状で側面から見た形状が直線状を呈する筬112がその下端部を台101に例えばネジ止めにより回動可能に取り付けられている。筬112の回動範囲は図13に概略示すように前記綜絖枠108bと胸木104との範囲内の空間部分である。
上述した従来の卓上型の手織機は、一方のたて糸群121と他方のたて糸群122とを交互に通す綜絖110a、110bを囲む綜絖枠108a、108bを交互に上下動させる場合、一方の綜絖枠108aを手で持ち上げると、レバー107、107が回動して他方の綜絖枠108bが下降し、前記両たて糸群121、122の間に形成された隙間に、図示しない杼を使用しよこ糸を直交して通した後、他方の綜絖枠108bを手で持ち上げると、レバー107、107が回動して一方の綜絖枠108aが下降し、他方の綜絖枠108bが上昇し、前記両たて糸群121、122の間に形成された隙間に、再びよこ糸を直交して通し、これを数回繰り返した後、筬112を手前側に回動させて、両たて糸群121、122とよこ糸とを均一にしながら織り込んで布とし、織られた布を胸木104を通して布巻き115で巻き取るように構成している。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の手織機の場合、矩形枠状で側面から見た形状が直線状を呈する筬112を回動させて両たて糸群121、122とよこ糸とを均一にしながら織り込み、布とする構成であるため、両たて糸群121、122の間によこ糸を織り込む際に筬112がよこ糸を斜め上方から傾斜状態に打ち込む状態となり、よこ糸を均一に整えつつ織り込むことが難しいという問題があった。
また、従来の手織機の場合、上述したような筬112を回動させる構成であり、また他方の綜絖枠108bと胸木104との間隔も狭く、布を織り進むうちに図14に示すように筬112の回動範囲が段々と狭くなるとともに杼の挿通範囲Aも段々と狭くなり、筬112や杼の操作性の低下を招くとともに、織り上げた布の視認範囲も狭く仕上がり状態の確認に不都合が生じていた。
更に、従来の手織機の構成の場合、筬112、綜絖枠108a、108bは簡略には取り外しできず、手織機全体の収納、運搬対策が不十分であった。
更に、従来の手織機の構成の場合、整経台は全く個別に用意しなければならなかった。
本発明は、上記従来の事情に鑑みて開発されたものであり、極めて簡易に組み立て、分解でき、しかも、良好な仕上がり状態の布を織り込むことができ、仕上がり状態の視認確認も容易であり、収納、運搬対策も万全であり、更に整経台を兼用させることも可能であり、布の巻き取り時の動作を確実に行うことが可能な手織機を提供することを目的とするのである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明の手織機は、底面が平坦な台上の一端側にロール状の男巻き、間丁を取付けるとともに、台上の他端側に胸木、ロール状の布巻きを取付け、台上の中間領域には間丁側に綜絖枠体を、胸木側に筬体を各々配置して、前記男巻き側から繰り出されるたて糸群を綜絖枠体に設けた一対の綜絖枠により一方のたて糸群と、他方のたて糸群とに分けて交互に上下動させ、両たて糸群の間によこ糸を通し、前記筬体の胸木側への打ち込みによりよこ糸、たて糸からなる布を織り上げて前記布巻きで巻き取る卓上に載置可能な手織機であって、前記筬体は、側面形状が前記綜絖枠体側に突出する略くの字状に形成され、前記台により回動可能に支持された一対の筬支持片と、この一対の筬支持片の上端部により上部両側を回動可能に支持され、下部側を垂下状態とした筬部とを有し、該筬部を常時垂直状態又は略垂直状態としつつ前記胸木側へのよこ糸の打ち込みを可能としたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明の手織機は、底面が平坦な台上の一端側の端部支柱にロール状の男巻き、間丁を取付けるとともに、台上の他端側の端部支柱に胸木、ロール状の布巻きを取付け、台上の中間領域には間丁側に綜絖枠体を、胸木側に筬体を各々配置して、前記男巻き側から繰り出されるたて糸群を綜絖枠体に設けた一対の綜絖枠により一方のたて糸群と、他方のたて糸群とに分けて交互に上下動させ、両たて糸群の間によこ糸を通し、前記筬体の胸木側への打ち込みによりよこ糸、たて糸からなる布を織り上げて前記布巻きで巻き取る卓上に載置可能な手織機であって、前記筬体は、側面形状が前記綜絖枠体側に突出する略くの字状に形成され、前記台により回動可能に支持された一対の筬支持片と、この一対の筬支持片の上端部により上部両側を回動可能に支持され、下部側を垂下状態とした筬部とを有し、前記他端側の端部支柱と布巻きとに亙って、よこ糸、たて糸を織り上げた布の巻き取り時の逆転を防止するとともに布巻きの端部支柱に対する着脱を可能とする逆転防止兼着脱機構を備えたことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明の手織機は、請求項1又は2記載の手織機における前記筬体の筬部と筬支持片とは、ピン結合により着脱可能であることを特徴とするものである。
請求項4記載の発明の手織機は、請求項1乃至3のいずれかに記載の手織機における前記筬体の筬支持片の下端部には、凹溝を設け、凹溝を前記台のピンに嵌装することで前記筬体を前記台により回動可能、且つ、着脱可能に支持していることを特徴とするものである。
請求項5記載の発明の手織機は、請求項1乃至4のいずれかに記載の手織機における前記綜絖枠体の下部は、前記台により着脱可能に支持されていることを特徴とするものである。
請求項6記載の発明の手織機は、請求項1記載乃至5のいずれかにの手織機における前記台の底面には、整経台を構成する整経ピン用の取り付け孔が所定の配置で穿設さていることを特徴とするものである。
請求項7記載の発明の手織機は、請求項2記載の手織機において、前記逆転防止兼着脱機構は、前記他端側の端部支柱に回動可能に取り付けた回動爪体と、心棒を有する布巻きの端部に同軸一体に取り付けられ、前記端部支柱に設けた傾斜溝への前記心棒の挿入状態で回動爪体と係合する歯車とを有し、逆転防止位置の回動爪体の爪片により逆転規制され、順転時には爪片に連なる顎部で抜け止め規制され、回動爪体の反転位置では爪片と反対側の辺部で抜け止め規制され、回動爪体の倒立位置での歯車との離隔により抜け止め解除状態となるラチェット式機構であることを特徴とするものである。
本発明によれば、前記筬体を、側面形状が前記綜絖枠体側に突出する略くの字状に形成し、台により回動可能に支持された一対の筬支持片の上端部により上部両側を回動可能に支持して、下部側を垂下状態とし、この筬部を常時垂直状態又は略垂直状態としつつ胸木側へのよこ糸の打ち込みを可能としているので、筬部により良好な仕上がり状態の布を織り込むことができ、また仕上がり状態の視認確認も容易となる。更に、前記筬体の筬部と筬支持片、前記筬体と台との着脱も容易で収納、運搬も便利であり、また、手織機裏面側で整経台を兼用させることもできる。
更に、本発明のうち請求項2、7記載の発明よれば、よこ糸、たて糸を織り上げた布の巻き取り時の逆転を防止するとともに布巻きの端部支柱に対する着脱を可能とする逆転防止兼着脱機構を備えているので、布の巻き取り時の布巻きの逆転を確実に防止し、且つ、布巻きの端部支柱に対する取り付け、取り外しも容易な手織機を提供できる。
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る簡易に組み立て分解できる卓上型の手織機の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態の手織機全体の斜視図を示すものである。
本実施の形態の手織機は、底面が平坦で矩形状に形成した卓上に載置可能な大きさの台1の一端側に一対の端部支柱2を立設し、端部支柱2間にロール状の男巻き3、間丁4を各々水平配置に取付けている。また、台1の他端側にも一対の端部支柱2を立設し、胸木5、ロール状の布巻き6を各々水平配置に取付けている。
前記台1の中間領域には、前記間丁4側に綜絖枠体10を、胸木5側に筬体20を各々配置して、前記男巻き3側から繰り出されるたて糸群50を綜絖枠体10の一対の支柱13間に設けた公知の構造からなる一対の綜絖枠11、12により一方のたて糸群50aと、他方のたて糸群50bとに分けて交互に上下動させ、両たて糸群50a、50bの間に形成される隙間に杼60を使用してよこ糸61を通し、前記筬体20の胸木5側への打ち込みにより、よこ糸61及び両たて糸群50a、50bからなる布51を織り上げて前記胸木5の下側の布巻き6により巻き取るように構成している。布巻き6は詳細は後述する逆転防止兼着脱機構80を備えている。
前記台1には、端部支柱2間に架設した横補強板7、台1の底部を補強する底補強板8が設けられている。
前記筬体20は、側面形状が前記綜絖枠体10側に突出する略くの字状(又はブーメラン状)に形成され、前記台1により回動可能に支持された一対の筬支持片21と、この一対の筬支持片21の上端部により上部両側を回動可能に支持され、下部側を自重による垂下状態とした矩形状の筬部22とを有し、該筬部22を常時自重による垂直状態又は略垂直状態としつつ操作者が前記胸木5側へのよこ糸61の打ち込みを可能としている。一対の筬支持片21間には補強板23が取り付けられている。また、前記間丁4の両端、胸木5の両端は各々ネジ止めにより端部支柱2に取り付けている。
前記筬体20の筬部22と筬支持片21とは、図2に示すように、筬支持片21の上端部から突出させたピン24を筬部22の上部壁面の受穴25に嵌合することで筬部22と筬支持片21とを着脱可能としている。また、筬支持片21と補強板23とは、補強板23の壁面から突出させたピン23aを筬支持片21の壁面に設けた受孔21aに嵌合することで取り付けている。
更に、前記筬支持片21の下端部には、図2に示すように、凹溝21bが設けられ、凹溝21bを前記台1の内壁に設けたピン(図示しない)に嵌装することで前記筬体20を前記台1により回動可能、且つ、着脱可能に支持している。
このような構成により、筬体20の台1からの取り外し、筬部22と筬支持片21との分離を容易にしている。
前記綜絖枠体10の下部は、前記台1により着脱可能に支持さている。すなわち、綜絖枠体10の支柱13を、図4に示すように、台1の内壁に支柱13の幅より若干広い間隔で取り付けた一対の支持受板26の間に嵌入することで、支柱13を台1に対して着脱可能としている。これにより、綜絖枠体10を台1から容易に取り外し可能としている。
図3は前記綜絖枠体10の一対の綜絖枠11、12の回動機構を示すものであり、上部回動部材31と下部回動部材32により、一対の綜絖枠11、12の上部側壁、下部側壁を各々ピン結合により連結し、上部回動部材31、下部回動部材32の外面側に各々突出させたピン31a、32aを前記支柱13に設けた受孔に嵌入れ、ピン31a、32aを支軸とし上部回動部材31、下部回動部材32を介して一対の綜絖枠11、12を交互に上下動可能に構成している。
前記台1の底面(裏面、すなわち図1に示す手織機をひっくり返した状態)には、図5に示すように、公知の構成と同等の整経台を構成する整経ピン41用の取り付け孔40が所定の配置で穿設され、台1を上下反転、すなわち、手織機自体を上下反転させて取り付け孔40に整経ピン41を差し込むことで、図6に示すように、例えば机70上において手織機の底面側を整経台として機能させることができるようになっている。
図7は前記筬体20の筬部22の胸木5側への打ち込みにより、よこ糸61及び両たて糸群50a、50bからなる布51を織り上げ場合の筬支持片21、筬部22の回動軌跡を示すものである。
本実施の形態においては、既述したように一対の筬支持片21はその側面形状が前記綜絖枠体10側に突出する略くの字状(又はブーメラン状)に形成されていて、且つ、一対の筬支持片21の上端部により筬部22上部両側を回動可能に支持し垂下状態としているので、図7に示すように、前記筬部22を、常時、自重による垂直状態(又は略垂直状態)としつつ前記胸木5側へのよこ糸61の打ち込みを水平方向からスウィングするように行うことが可能となる。
この結果、筬部22を、常に垂直を保ちながら、前記胸木5側のたて糸50a群、たて糸群50bへのよこ糸61の打ち込みを水平方向からスウィングするように行うことが可能となり、これにより、前記よこ糸61を均一、円滑に整えつつ両たて糸群50a、50bの間に織り込むことができ、良好な仕上がりの布51を織り上げることができる。また、筬部22を回動可能に支持する一対の筬支持片21が略くの字状(又はブーメラン状)に形成されているので、織り操作時に、よこ糸61を通した杼60の動きの空間が広くなったとともに、筬部22を軽い状態でスムーズに動かすことができ、思い通りのコントロールを片手でも行なうことができる。
なお、前記筬部22を筬支持片21から垂下させる場合の他、取り付け角度を設定(15度傾斜等)して取り付けることもできる。
また、一対の筬支持片21を綜絖枠11、12側に回動させた状態では、前記筬部22も綜絖枠体10の近辺にまで至るので、胸木5との間を大きく解放された状態とすることができ、これにより、布51の織り上げ状態の視認確認を従来例の場合より広範囲に行うことができる。
更に、本実施の形態の手織機では、前記筬部22、綜絖枠体10をワンタッチ状態で取り替え可能に構成しているので、織物の模様の種類等に応じ、各種の綜絖枠体10、たて糸群50a、50bを簡易に取り替えできる。
次に、本実施の形態の逆転防止兼着脱機構80について図8乃至図12を参照して説明する。
逆転防止兼着脱機構80は、図8、図9に示すように、前記他端側の端部支柱2に軸82を用いて回動可能に取り付けた例えば金属製の回動爪体81と、心棒6aを有する布巻き6の端部に同軸一体に取り付けられた歯車90とのラチェット式機構により構成している。
歯車90は、前記端部支柱2に設けた前記綜絖枠体10側から前記端部支柱2の外方側に向かって降下する形状の傾斜溝92への前記心棒6aの挿入状態で回動爪体81の爪片81aと係合し、これにより布巻き6の巻き取り動作時の逆転防止が図られている。この状態では、爪片81aに連なる先端顎部81b’が歯車90の外周に接するようになっている。
前記歯車90は、図8、図9に示す逆転防止位置の回動爪体81の爪片81aとの係合により逆転規制され、また、布巻き6の順転(図8、図9の矢印方向)時には、図10に示すように、前記歯車90の順転が確保されるとともに、前記爪片81aに連なる顎部81bの存在で歯車90の抜け止めが規制される。
更に、回動爪体81の図11に示す反転位置では爪片81aと反対側の円弧状(歯車90の歯先円と略同一の円弧状)の辺部81cとの当接により抜け止め規制されるようになっている。この場合、歯車90自体の回転は自由である。
更に、前記回動爪体81の図12に示す倒立位置においては、歯車90の外周から回動爪体81の端辺部81dが離隔し、これにより、歯車90、従って前記布巻き6は抜け止め解除状態となり、前記布巻き6を前記傾斜溝92に沿って斜め上方へ取り外す(布巻き6の取り外し)ことが可能となるとともに、布巻き6と一体の歯車90の傾斜溝92に沿っての挿入(布巻き6の取り付け)が可能となる。この場合、回動爪体81の端辺部81dとは反対側の先端端辺部81eは倒立位置において前記胸木5に接触しない寸法でかつ弧状に形成されている。
なお、前記回動爪体81の各角部は面取り(角落とし)がなされている。また、図9に示すLは、歯車90が前記傾斜溝92の方向に変位する場合の最上部の通過線を示すものである。
本実施の形態の手織機は、固定状態に組み立てるべき各部は各々ネジ止めにより組み立てる構成であるので、この手織機全体をドライバー1本で簡単に分解又は組み立てたり、小さく収納し、携帯、持ち運び、収納ができる。
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、極めて簡易に組み立て、分解でき、しかも、良好な仕上がり状態の布を織り込むことができ、仕上がり状態の視認確認も容易であり、収納、運搬対策も万全であり、更に整経台を兼用させることも可能なに手織機を提供できる。
また、本発明によれば、布の巻き取り時の布巻きの逆転を確実に防止し、且つ、布巻きの端部支柱に対する取り付け、取り外しも容易な手織機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の手織機全体を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態の筬体の筬部、筬支持片の取り付け説明図である。
【図3】本実施の形態の綜絖枠体の綜絖枠の回動状態を示す斜視図である。
【図4】本実施の形態の綜絖枠体の台への取り付け状態の部分斜視図である。
【図5】本実施の形態の手織機を上下反転させた状態の斜視図である。
【図6】本実施の形態の手織機を上下反転させた机上に置いた状態の概略図である。
【図7】本実施の形態の筬支持片、筬部の回動軌跡を示す説明図である。
【図8】本実施の形態の逆転防止兼着脱機構の部分の部分斜視図である。
【図9】本実施の形態の逆転防止兼着脱機構における回動爪体の逆転防止位置の状態を示す部分拡大図である。
【図10】本実施の形態の逆転防止兼着脱機構における歯車の順転の状態を示す部分拡大図である。
【図11】本実施の形態の逆転防止兼着脱機構における回動爪体の反転位置の状態を示す部分拡大図である。
【図12】本実施の形態の逆転防止兼着脱機構における回動爪体の倒立位置の状態を示す部分拡大図てある。
【図13】従来の手織機の斜視図である。
【図14】従来の手織機の概略側面図である。
【符号の説明】
1 台
2 端部支柱
3 男巻き
4 間丁
5 胸木
6 布巻き
7 横補強板
8 底補強板
10 綜絖枠体
11 綜絖枠
12 綜絖枠
13 支柱
20 筬体
21 筬支持片
21a 受孔
21b 凹溝
22 筬部
23 補強板
23a ピン
24 ピン
25 受穴
26 支持受板
31 上部回動部材
31a ピン
32a ピン
32 下部回動部材
40 孔
41 整経ピン
50 たて糸群
50a たて糸群
50b たて糸群
51 布
60 杼
61 よこ糸
70 机
80 逆転防止兼着脱機構
82 軸
81 回動爪体
81a 爪片
81b 顎部
81b’先端顎部
81c 辺部
81d 端辺部
90 歯車

Claims (7)

  1. 底面が平坦な台上の一端側にロール状の男巻き、間丁を取付けるとともに、台上の他端側に胸木、ロール状の布巻きを取付け、
    台上の中間領域には間丁側に綜絖枠体を、胸木側に筬体を各々配置して、前記男巻き側から繰り出されるたて糸群を綜絖枠体に設けた一対の綜絖枠により一方のたて糸群と、他方のたて糸群とに分けて交互に上下動させ、
    両たて糸群の間によこ糸を通し、前記筬体の胸木側への打ち込みによりよこ糸、たて糸からなる布を織り上げて前記布巻きで巻き取る卓上に載置可能な手織機であって、
    前記筬体は、側面形状が前記綜絖枠体側に突出する略くの字状に形成され、前記台により回動可能に支持された一対の筬支持片と、この一対の筬支持片の上端部により上部両側を回動可能に支持され、下部側を垂下状態とした筬部とを有し、
    前記筬部を、常時、垂直状態又は略垂直状態としつつ前記胸木側へのよこ糸の打ち込みを可能としたことを特徴とする手織機。
  2. 底面が平坦な台上の一端側の端部支柱にロール状の男巻き、間丁を取付けるとともに、台上の他端側の端部支柱に胸木、ロール状の布巻きを取付け、
    台上の中間領域には間丁側に綜絖枠体を、胸木側に筬体を各々配置して、前記男巻き側から繰り出されるたて糸群を綜絖枠体に設けた一対の綜絖枠により一方のたて糸群と、他方のたて糸群とに分けて交互に上下動させ、
    両たて糸群の間によこ糸を通し、前記筬体の胸木側への打ち込みによりよこ糸、たて糸からなる布を織り上げて前記布巻きで巻き取る卓上に載置可能な手織機であって、
    前記筬体は、側面形状が前記綜絖枠体側に突出する略くの字状に形成され、前記台により回動可能に支持された一対の筬支持片と、この一対の筬支持片の上端部により上部両側を回動可能に支持され、下部側を垂下状態とした筬部とを有し、
    前記他端側の端部支柱と布巻きとに亙って、よこ糸、たて糸を織り上げた布の巻き取り時の逆転を防止するとともに布巻きの端部支柱に対する着脱を可能とする逆転防止兼着脱機構を備えたことを特徴とする手織機。
  3. 前記筬体の筬部と筬支持片とは、ピン結合により着脱可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の手織機。
  4. 前記筬体の筬支持片の下端部には、凹溝を設け、凹溝を前記台のピンに嵌装することで前記筬体を前記台により回動可能、且つ、着脱可能に支持していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の手織機。
  5. 前記綜絖枠体の下部は、前記台により着脱可能に支持されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の手織機。
  6. 前記台の底面には、整経台を構成する整経ピン用の取り付け孔が所定の配置で穿設されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の手織機。
  7. 前記逆転防止兼着脱機構は、前記他端側の端部支柱に回動可能に取り付けた回動爪体と、心棒を有する布巻きの端部に同軸一体に取り付けられ、前記端部支柱に設けた傾斜溝への前記心棒の挿入状態で回動爪体と係合する歯車とを有し、逆転防止位置の回動爪体の爪片により逆転規制され、
    順転時には爪片に連なる顎部で抜け止め規制され、回動爪体の反転位置では爪片と反対側の辺部で抜け止め規制され、
    回動爪体の倒立位置での歯車との離隔により抜け止め解除状態となるラチェット式機構であることを特徴とする請求項2記載の手織機。
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