JP4082666B2 - 無線受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端末から帰還される情報に応じて各アンテナ出力の位相、振幅値を適応する、送信アンテナダイバーシチを用いた通信システムに対応する端末装置に適用して好適な無線通信装置に関し、特に、サイトダイバーシチ利得が異なるチャネルが存在する場合においても、効率よく適切なアンテナ重み値を導出して受信品質の向上等を図った無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線通信システムにおける受信品質を改善する一手法として、複数のアンテナから同一の情報を送信する送信アンテナダイバーシチ技術が知られている。また、複数のアンテナから出力する信号の位相及び振幅を、受信側から帰還される情報に基づき決定する、閉ループ送信アンテナダイバーシチ技術が知られている。
【0003】
このような無線通信システムにおいては、受信側(端末)において、推定した各アンテナからの伝搬路特性から、受信信号強度が最大となる各アンテナ位相及び振幅を導出する。
【0004】
次に、上記導出した位相及び振幅値を量子化し、量子化情報を送信側(基地局)へ送信する。
【0005】
送信側(基地局)は、受信した上記位相及び振幅を示す量子化情報に応じて各アンテナの位相及び振幅値を適応する。
【0006】
このような適応制御は、周期的に繰り返し実行される。これにより、時間変動する伝搬路特性に対しても最適な位相及び振幅を適用することができ、受信品質の向上を図ることができるようになっている。
【0007】
以下、理解容易とするため、送信アンテナ数が二つの場合を例にとって具体的に説明する。
【0008】
図10は、送信アンテナダイバーシチが適用される基地局の構成を示すブロック図である。この図10において、基地局は、同期検波用パイロットとユーザデータをユーザに対して送信する。
【0009】
上記同期検波用パイロットとしては、アンテナ101から送信するための第1のパイロット(Pilot1)、及びアンテナ102から送信するための第2のパイロット(Pilot2)がユーザに対して送信される。
【0010】
上記第1のパイロットと第2のパイロットは時間軸上で直交関係にあり、例えば図11に示すような既知のシンポルバターンで送信される。第1のパイロットは、拡散部103で、基地局(セクタ)固有の拡散符号により、例えば4MHzの帯域のデータに拡散処理され、多重部104に供給される。第2のパイロットも同様に、拡散部105において、上記第1のパイロットの拡散処理に用いた同一の拡散符号により例えば4MHzの帯域のデータに拡散処理され、多重部106に供給される。
【0011】
上記ユーザデータとしては、この例の場合、音声等の回線交換データと、パケットデータとの2種類が存在するものとする。
【0012】
上記回線交換データには、符号化部107において、無線伝搬路における誤りを検出し訂正するための符号化処理が施される。この符号化処理としては、例えば誤り検出の際にCRC(Cyclic Redundancy Check)が用いられ、誤り訂正の際に、ターボ符号や畳み込み符号などが用いられる。
【0013】
この符号化処理された回線交換データは、変調部108でBPSK,QPSK,QAM等を用いて変調処理され多重部109に供給される。そして、この多重部109において、図12に示すようにパケットチャネルのデータの有無、及びそのレートを示すパケットインジケータと時間多重される。
【0014】
なお、このパケットインジケータは、別拡散符号を用いて、別チャネルに独立してマッピングしてもよい。
【0015】
このように多重化されたデータは、拡散部110において、上記拡散部103で用いられた同じ基地局固有の拡散符号及びデータチャネル識別符号で拡散処理され多重部111に供給される。
【0016】
一方、上記パケットデータもこの回線交換データと同様に、符号化部112において符号化処理され、変調部113において変調処理され拡散部114に供給される。
【0017】
ここで、このパケットデータの場合、図13に示すように連続的な回線交換データとは異なり、非連続である。このため、基地局は、データの有無及びパケットデータレートに応じて、前述のインジケータの値を変更して挿入する。
【0018】
拡散部114は、上記変調処理されたパケットデータを、上記拡散部103と同じ基地局固有の拡散符号とパケットデータチャネル識別符号を用いて拡散処理し、これを多重部111に供給する。
【0019】
多重部111は、各拡散部110,114において、それぞれの識別符号で拡散処理された回線交換データ及びパケットデータを多重化処理することでアンテナデータを形成し、これをアンテナ重み適用部115,116にそれぞれ供給する。
【0020】
アンテナ重み適用部115は、上記アンテナデータに対してアンテナ101用の係数を乗算処理し、これを多重部104に供給する。多重部104は、この乗算処理されたアンテナデータと、上記拡散処理された第1のパイロットとを多重化処理し、これを送受信共用装置117に供給する。送受信共用装置117は、この第1のパイロットと多重化処理されたアンテナデータをアンテナ101を介してユーザに送信する。
【0021】
アンテナ重み適用部116は、上記アンテナデータに対してアンテナ102用の係数を乗算処理し、これを多重部106に供給する。多重部106は、この乗算処理されたアンテナデータと、上記拡散処理された第2のパイロットとを多重化処理し、これを送信装置118に供給する。送信装置118は、この第2のパイロットと多重化処理されたアンテナデータをアンテナ102を介してユーザに送信する。
【0022】
このようにして、各アンテナ101,102からアンテナデータが送信されるのであるが、基地局は、各アンテナ重み適用部115,116で乗算処理される係数(アンテナ重み値)を導出するために、受信機能が設けられている送受信共用装置117側でユーザから受信したデータを逆拡散部119に供給する。
【0023】
逆拡散部119は、ユーザから受信したデータに対して、ユーザ固有の拡散符号を用いて逆拡散処理し、復調部120に供給する。復調部は、この逆拡散処理されたデータを復調処理し、アンテナ重み情報抽出部121に供給する。アンテナ重み情報抽出部121は、各スロット毎(例えば、0.667msec毎)にユーザ側から送信されるアンテナ重み情報を抽出し、これをアンテナ重み制御部122に供給する。
【0024】
アンテナ重み制御部122は、受信ビットと上記アンテナ重み情報の値をマッピング処理し、この値に応じて各アンテナ重み適用部115,116のアンテナ重み値を更新する。
【0025】
この受信ビットとアンテナ重み値の対応例を図14に示す。この例は、ユーザの端末から1スロット毎に「00」〜「11」の2ビットのアンテナ重み情報が送信される場合を想定している。
【0026】
例えば、「00」のアンテナ重み情報が抽出された場合、アンテナ重み適用部115のアンテナ重み値(w1)は「1.0」の値に制御され、アンテナ重み適用部116のアンテナ重み値(w2)は「1.0+j1.0」の値に制御される。同様に、「11」のアンテナ重み情報が抽出された場合、アンテナ重み適用部115のアンテナ重み値(w1)は「1.0」の値に制御され、アンテナ重み適用部116のアンテナ重み値(w2)は「−1.0−j1.0」の値に制御される。
【0027】
このように、多重部111の出力を「S」とし、アンテナ重み適用部115用のアンテナ重み値を「w1」、アンテナ重み適用部116用のアンテナ重み値を「w2」とすると、アンテナ101からは「w1*S」の値のデータが出力され、アンテナ102からは「w2*S」の値のデータが出力されることとなる。
【0028】
図15に示すように、各アンテナ101,102と、ユーザの端末130との間の伝搬路特性を、それぞれH1,H2(複素ベクタ)とすると、ユーザの端末130の受信データRは、
R=(w1H1+w2H2)*S・・・・・式1
となる。
【0029】
次に、図16に、送信アンテナダイバーシチが適用される基地局に対するユーザの端末装置のブロック図を示す。この図16において、基地局から送信された上記各アンテナ101,102からのアンテナデータは、ユーザの端末装置のアンテナ130を介して送受信共用装置131で受信され、逆拡散部132,133に供給される。
【0030】
逆拡散部132は、このアンテナデータを、パイロットデータ用の拡散符号を用いて復元し、これをPilot復号部134に供給する。この復元されたデータは、上記基地局のアンテナ101からのデータ成分とアンテナ102からのデータ成分とが混合したもの、すなわち、
P[n]=(AH1+AH2)・・・・・式2
P[n+1]=(AH1−AH2)・・・式3
である。
【0031】
このため、Pilot復号部134は、以下のように各アンテナ101,102間の伝搬路特性H1,H2を推定して伝搬路特性推定値α,βを算出する。
【0032】
α=H1=(P〔n]+P[n+1])*A・・・・式4
β=H2=(P[n]−P[n+1])*A・・・・式5
なお、この伝搬路特性推定値の演算式は、雑音の影響を抑圧するために数サンプル平均して用いる場合もある。Pilot復号部134は、このようにして算出した伝搬路特性推定値α,βを、アンテナ重み計算部135及び位相補正部136にそれぞれ供給する。
【0033】
アンテナ重み計算部135は、上記伝搬路特性推定値α,βに基づいて、上記式1(R=(w1H1+w2H2)*S)における受信データRの値が最大となるようなアンテナ重み値(w1,w2)を、図14に示したアンテナ重み値から選択する。そして、この選択したアンテナ重み値に対応する上記2ビットのアンテナ重み情報をアンテナ重みデータ挿入部140に供給する。
【0034】
アンテナ重みデータ挿入部140は、符号化部139で符号化された送信ユーザデータに、この2ビットのアンテナ重み情報を時間多重して挿入する。これにより、上記2ビットのアンテナ重み情報が付加された送信ユーザデータが、変調部141、拡散部142、送受信共用装置131を介してアンテナ130から上述の基地局へ送信されることとなる。
【0035】
一方、位相補正部136は、逆拡散部133にて復元されたアンテナデータ(上記式1の「R=(w1H1+w2H2)*S」のアンテナデータ)と、上記式4及び式5に基づいて算出された伝搬路特性推定値α,β、及び基地局側へ指示したアンテナ重み情報w1,w2とに基づき、以下の式6の演算式に基づいて復号アンテナデータSを算出する。
【0036】
S=R*(w1α+W2β) ・・・・・式6
このように算出された復号アンテナデータは、復調部143で復調され、復号部144で復号化され、ユーザデータとして受信される。
【0037】
なお、このユーザの端末装置の説明では、1チャネルのみの受信系の動作を説明したが、当該端末装置において、複数チャネルの受信が行われる場合には、逆拡散部133,位相補正部136,復調部143及び復号部144の系をチャネル数分設け、各チャネルにおいて並列的に処理を行えばよい。なお、このときの逆拡散処理時に用いられる拡散符号は、チャネル固有の値となる。
【0038】
以上の説明は、ユーザの端未装置が単一の基地局と交信している場合であったが、図17に示すように複数の基地局から同一データが送信され、それをユーザの端末装置130で合成するサイトダイバーシチ(ソフトハンドオフ)技術を用いた移動通信システムも知られている。
【0039】
このサイトダイバーシチを用いた移動通信システムにおける端末装置は、図18に示す構成となる。この図18に示す端末装置は、2つの基地局と交信可能なように2チャンネルの受信系151,152を有している例である。
【0040】
また、この端末装置の場合、各チャネルの受信系151,152からの復号アンテナデータを合成して復調部143に供給する合成部153を有している。
【0041】
また、この端末装置の場合、各受信系151,152は、交信している基地局との間の伝搬路特性推定値α1,β1,α2,β2をそれぞれ算出し、アンテナ重み計算部135に供給するようになっている。
【0042】
このようなサイトダイバーシチを用いた移動通信システムの場合、端末装置が選択するアンテナ重み値は、サイトダイバーシチ利得を考慮して選択する必要がある。
【0043】
すなわち、
R=(w1(H1の1+H1の2+H1の3・・・H1のN)+w2(H2の1+H2の2+H2の3・・・H2のN))*S・・・・・式7
で算出されるアンテナデータRが最大となるアンテナ重み情報の値を選択する必要がある。
【0044】
このため、この端末装置の場合、各受信系151,152において、各アンテナ間の伝搬路特性推定値α1,β1,α2,β2をそれぞれ算出する。そして、アンテナ重み計算部135が、この各チャネルの伝搬路特性推定値α1,β1,α2,β2に基づいて、
R=(w1(H1の1+H1の2)+w2(H2の1+H2の2))*S・・・・・・・式8
の演算式における受信データRの値が最大となるようにアンテナ重み値w1,w2を選択する。
【0045】
なお、ダイバーシチ受信装置及び制御方法として、以下の特許文献が開示されている。
【0046】
【特許文献】
国際公開番号 WO97/20400
【0047】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えばW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やCDMA2000等のようなサイトダイバーシチを用いた移動通信システムのように、複数のチャネルのデータが基地局からユーザの端末装置に同時に送信される移動通信システムの場合、サイトダイバーシチ利得が有るチャネルと、サイトダイバーシチ利得が無いチャネルとが混在することがある。
【0048】
すなわち、上記移動通信システムの場合、図19に示すようにデータチャネル1(data channel 1)である上記音声等の回線交換データは、2つの基地局から同時にユーザの端末装置に送信されるのであるが、データチャネル2(data channel 2)であるパケットデータは1つの基地局からのみしか、ユーザの端末装置に送信されない。
【0049】
このため、サイトダイバーシチ利得が有るチャネル用に算出したアンテナ重み値を用いてサイトダイバーシチ利得が無いチャネルのデータを受信してしまうと、このサイトダイバーシチ利得が無いチャネルのデータの受信特性が劣化し、反対に、サイトダイバーシチ利得が無いチャネル用に算出したアンテナ重み値を用いてサイトダイバーシチ利得が有るチャネルのデータを受信してしまうと、このサイトダイバーシチ利得が有るチャネルのデータの受信特性が劣化する問題を生じていた。
【0050】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、複数の基地局と交信を行うサイトダイバーシチに対応する端末の各チャネル毎に最適なアンテナ重み値を割り当てることができるような無線通信装置の提供を目的とする。
【0051】
【課題を解決するための手段】
本発明は、各受信系で復元処理されるデータのデータ量、又はパケットデータの状態に応じて最適なアンテナ重み値を選択して各受信系に割り当てる。
【0052】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
本発明に係る無線通信装置は、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やCDMA2000等のサイトダイバーシチを用いた移動通信システムに対応する携帯電話機に適用することができる。
【0053】
このような移動通信システムにおいて、複数の基地局から送信される音声等の回線交換データの場合は連続的にデータの送信が行われるのに対し、単一の基地局から送信されるパケットデータの場合はバースト的に(断続的に)データの送信が行われる。
【0054】
この本発明の第1の実施の形態となる携帯電話機では、このような回線交換データ及びパケットデータの各データの性質の違いに鑑み、伝搬路にパケットデータが存在する場合には、その伝搬路に対してパケットデータ用のアンテナ重み値を選択して用い、伝搬路にパケットデータが存在しない場合には、各伝搬路のデータ量に応じて回線交換データ用のアンテナ重み値を割り当てて用いるようになっている。
【0055】
[第1の実施の形態の構成]
図1に、本発明の第1の実施の形態となる携帯電話機のブロック図を示す。この図1からわかるように、当該実施の形態の携帯電話機は、データの送受信を行うアンテナ1及び送受信共用装置2と、例えば第1の基地局から送信された回線交換データ或いはパケットデータを復元する第1の受信系3と、第2の基地局から送信された回線交換データを復元する第2の受信系4とを有している。
【0056】
なお、理解容易とするために、パケットデータは、上記第1の受信系3で復元され、音声等の回線交換データは、上記第1の受信系3及び第2の受信系4で復元されることとして説明を進める。
【0057】
また、この携帯電話機は、単一の基地局から送信されるパケットデータを復元するパケットデータ専用の受信系である第3の受信系5と、上記第1,第2の受信系3,4で受信されたデータを合成する合成部6とを有している。
【0058】
また、この携帯電話機は、上記合成部6で形成された合成データに対して所定の復調処理を施す復調部7と、この復調処理された合成データに対して復号化処理を施し、これを受信ユーザデータとして出力する復号部8とを有している。
【0059】
また、この携帯電話機は、上記パケットデータ専用の受信系である第3の受信系5からの受信ユーザパケットデータの実行データ量に基づいて、上記パケットデータの復元を行う第1の受信系3で用いる「アンテナ重み値」を算出するための「重み値」を算出し、また、第1,第2の受信系3,4で受信された回線交換データの各実行データ量に基づいて、回線交換データの復元を行う上記第1,第2の受信系3,4で用いる「アンテナ重み値」をそれぞれ算出するための「重み値」を算出するチャネル監視部9とを有している。
【0060】
また、この携帯電話機は、上記第1,第2の受信系3,4で算出された伝搬路特性推定値(以下に説明するα1,β1,α2,β2)と、上記チャネル監視部9からの重み値(以下に説明するφ1,φ2)とに基づいて、アンテナ重み値(Rx_W)を算出して該第1,第2の受信系3,4に供給するアンテナ重み計算部10と、ユーザが送信を行うデータに対して、上記アンテナ重み計算部10で算出された値のアンテナ重みデータ(Tx_W)を挿入し、これを上記送受信共用装置2及びアンテナ1を介して基地局に送信する送信系11とを有している。
【0061】
ここで、サイトダイバーシチを用いた移動通信システムでは、基地局は、データと共に、このデータの同期検波を行うための同期検波パイロットを携帯電話機に送信するようになっている。
【0062】
このため、携帯電話機の第1の受信系3は、上記データに対して逆拡散処理を施す逆拡散部21と、この逆拡散処理されたデータに対し、Pilot復号部24からの伝搬路特性推定値α1,β1及び上記アンテナ重み計算部10からのアンテナ重み値Rx_Wに基づいて位相補正処理を施す位相補正部22と、上記同期検波パイロットに対して逆拡散処理を施す逆拡散部23と、この逆拡散処理された同期検波パイロットに基づいて、伝搬路特性推定値α1,β1を算出し、これを上記位相補正部22に供給するPilot復号部24とを有している。
【0063】
また、第2の受信系4も同様に、上記データに対して逆拡散処理を施す逆拡散部25と、この逆拡散処理されたデータに対し、Pilot復号部28からの伝搬路特性推定値α2,β2及び上記アンテナ重み計算部10からのアンテナ重み値Rx_Wに基づいて位相補正処理を施す位相補正部26と、上記同期検波パイロットに対して逆拡散処理を施す逆拡散部27と、この逆拡散処理された同期検波パイロットに基づいて、伝搬路特性推定値α2,β2を算出し、これを上記位相補正部26に供給するPilot復号部28とを有している。
【0064】
パケットデータ専用の受信系である第3の受信系5は、受信されたパケットデータに対して逆拡散処理を施す逆拡散部30と、この逆拡散処理されたパケットデータに対して位相補正処理を施す位相補正部31と、この位相補正処理されたパケットデータに対して復調処理を施す復調部32と、この復調処理されたパケットデータに対して復号化処理を施して上記チャネル監視部9に供給する復号部33とを有している。
【0065】
送信系11は、送信を行うユーザデータに対して符号化処理を施す符号化部35と、この符号化されたユーザデータに対して、アンテナ重み計算部10からのアンテナ重みデータ(Tx_W)を挿入するアンテナ重みデータ挿入部36と、このアンテナ重みデータが挿入されたユーザデータに対して変調処理を施す変調部37と、この変調処理されたユーザデータに対して拡散符号を用いて拡散処理し、これを送受信共用装置2及びアンテナ1を介して基地局に送信する拡散部38とを有している。
【0066】
[第1の実施の形態の特徴的な動作]
このような構成を有する第1の実施の形態の携帯電話機は、複数の基地局から送信される回線交換データを受信した場合、前述のようにこの回線交換データを第1,第2の受信系3,4で復元する。このため、チャネル監視部9は、この回線交換データを受信した場合は、第1,第2の受信系3,4で復元される回線交換データの実行データ量をそれぞれ検出し、この各実行データ量に基づいて、該各受信系3,4で用いるアンテナ重み値をそれぞれ制御する。
【0067】
また、単一の基地局から送信されるパケットデータを受信した場合、前述のようにこのパケットデータを第1の受信系3で復元する。このため、チャネル監視部9は、この回線交換データを受信した場合は、パケットデータ専用の受信系である第3の受信系5で復元されたパケットデータの実行データ量を検出し、このパケットデータの実行データ量に基づいて、パケットデータの復元を行う第1の受信系3で用いるアンテナ重み値を制御すると共に、これと並列的に回線交換データの復元を行っている第2の受信系のをアンテナ重み値を制御する。
【0068】
〔実行データ量の検出〕
図2のフローチャートに、チャネル監視部9における実行データ量の検出動作の流れを示す。チャネル監視部9は、この図2のフローチャートに示す実行データ量の検出動作を、各受信系2,3毎に実行する。
【0069】
W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やCDMA2000等のサイトダイバーシチを用いた移動通信システムの場合、基地局から送信されるデータはフレーム毎に送信される。このため、チャネル監視部9は、まず、ステップS1において、各フレーム中に存在するデータのデータ量を検出し、このデータ量を各フレーム毎に積算処理して合計データ量を検出する(total_data+=assigned data)。
【0070】
次に、ステップS2において、チャネル監視部9は、上記合計データ量を検出するに至った合計フレーム数を検出する(num_frame++)。
【0071】
そして、ステップS3において、チャネル監視部9は、上記ステップS2で検出した合計フレーム数で、上記ステップS1で検出した合計データ量を除算処理することで、そのチャネル(=上記第1の受信系3,第2の受信系4)の実行データ量(data_rate)を算出する(data_rate=total_data/num_frame)。
【0072】
具体的には、現在受信されているデータが回線交換データの場合、チャネル監視部9は、第1,第2の受信系3,4で復元された回線交換データに基づいて、該各受信系3,4毎に回線交換データの実行データ量を算出する。
【0073】
これに対して、現在受信されているデータがパケットデータの場合、チャネル監視部9は、第3の受信系5で復元されたパケットデータに基づいて、該パケットデータの実行データ量を算出する。すなわち、この例の場合、上記第1の受信系3で復元されるパケットデータの実行データ量は、パケットデータ専用の第3の受信系5で復元されたパケットデータに基づいて算出している。
【0074】
〔重み値の算出〕
次に、図3のフローチャートに、「アンテナ重み値」の算出動作の流れを示す。
【0075】
この図3のフローチャートにおいて、図2のフローチャートを用いて説明したように、第1の受信系3に対応する実行データ量を算出すると、チャネル監視部9は、この図3のフローチャートのステップS11において、上記第1の受信系3の所定の複数フレームにわたる実行データ量の平均レートを検出する。また、これと同様に、チャネル監視部9は、ステップS12において、上記第2の受信系4の所定の複数フレームにわたる実行データ量の平均を検出する。
【0076】
図4に、第1の基地局(BTS1)から送信され上記第1の受信系3でデータ処理される回線交換データ(BTS1 CS instantaneous data),パケットデータ(BTS1 PS instantaneous data)、及び第1の受信系3に対応する上記実行データ量の平均レート(BTS1 avarage data)の関係の一例を示す。
【0077】
また、図5に、第2の基地局(BTS2)から送信され上記第2の受信系4でデータ処理される回線交換データ(BTS2 CS instantaneous data),パケットデータ(BTS2 PS instantaneous data)、及び第2の受信系4に対応する上記実行データ量の平均レート(BTS2 avarage data)の関係の一例を示す。
【0078】
この図4及び図5は、第1,第2の基地局から回線交換データ(CS)が送信(ソフトハンドオーバー)される場合は、例えば12.2kbpsの送信速度で送信され、該各基地局からパケットデータ(PS)が送信(バースト的に送信)される場合は、例えば最大384kbpsの送信速度で送信されることを想定したものである。
【0079】
また、図4は、第1の基地局から送信されたパケットデータを第1の受信系3でデータ処理した例である。このため、図4中符号aの点線で示す回線交換データ(CS)のレートは、約10kbpsで一定なのであるが、図4中符号bの細線で示すパケットデータ(PS)のレートは、各パケットに対応するレートで断続的に現れている。そして、この一定レートの回線交換データと、上記各パケットに対応するレートで断続的に現れるパケットデータとの平均レートを算出すると、図4中符号cの太線で示す平均レートが算出されることを示している(上記ステップS11)。
【0080】
これに対して図5は、第2の基地局から送信された回線交換データを第2の受信系4でデータ処理した例である。また、この場合においては、第2の基地局からパケットデータの送信はない。
【0081】
このため、図5中符号aの点線で示す回線交換データ(CS)のレートは、約12kbpsで一定なのであるが、図5中符号bの細線で示すパケットデータ(PS)のレートは「0(データ無し)」である。そして、この一定レートの回線交換データと、上記データレート「0」のパケットデータとの平均レートを算出すると、図5中符号cの太線で示す平均レートが算出されることを示している(上記ステップS12)。
【0082】
次に、図3のフローチャートのステップS13では、チャネル監視部9が、上記ステップS11及びステップS12で算出した各平均レートに基づいて、以下の演算を行うことで、アンテナ重み計算部10が第1の受信系3の「アンテナ重み値」を算出する際に用いる「重み値φ1=BTS1_weight」及び第2の受信系4の「アンテナ重み値」を算出する際に用いる「重み値φ2=BTS2_weight」を算出する。
【0083】
なお、以下の式では、第1の受信系3に対応する上記平均レートを「BTS1_avg_rate」として記載し、第2の受信系4に対応する上記平均レートを「BTS2_avg_rate」として記載している。
【0084】
φ1=BTS1_weight=0.5*(1+(BTS2_avg_rate/(BTS1_avg_rate+BTS2_avg_rate))
φ2=BTS2_weight=1.0−BTS1_weight
チャネル監視部9は、このような演算式に基づいて算出した各重み値φ1,φ2をアンテナ重み計算部10に供給する。
【0085】
このように算出された各重み値φ1,φ2の一例を図6に示す。この図6において、符号aの実線が第1の受信系3用の重み値φ1(=BTS1_weight)の変遷を示し、符号bの点線が第2の受信系4用の重み値φ2(=BTS2_weight)の変遷を示している。
【0086】
なお、チャネル監視部9にはミニマムオペレータが設けられており、このミニマムオペレータにより、上記演算式で算出される各重み値φ1,φ2が、例えば「0.75以上、0.25以下」とならないように、該各重み値φ1,φ2の値を調整するようになっている。
【0087】
〔アンテナ重み値の算出〕
次に、アンテナ重み計算部10は、このようにして算出された各重み値φ1,φ2と、第1の受信系3のPilot復号部24からの伝搬路特性推定値α1,β1、及び第2の受信系4のPilot復号部28からの伝搬路特性推定値α2,β2に基づいて、以下の演算式における受信データRの値(受信強度)が最大となるようにアンテナ重み値W1,W2を選択する。
【0088】
R=(φ1W1(α1+β1)+φ2W2(α2+β2))*S
そして、アンテナ重み計算部10は、この演算式に基づいて選択したアンテナ重み値W1を、第1の受信系3の位相補正部22に供給し、アンテナ重み値W2を、第2の受信系4の位相補正部26に供給する(この様子は、図1中、Rx_W1、Rx_W2で表記)。
【0089】
なお、上記アンテナ重み計算部10で算出されたアンテナ重み値は、図1に示す送信系11により、送信ユーザデータに挿入され、基地局にフィードバックされる。
【0090】
次に、第1の受信系3の位相補正部22は、上記Pilot復号部24からの伝搬路特性推定値α1,β1、及び上記アンテナ重み計算部10からの当該第1の受信系3用のアンテナ重み値W1に基づいて、逆拡散部21からのデータに対して位相補正処理を施す。
【0091】
同様に、第2の受信系4の位相補正部26は、上記Pilot復号部28からの伝搬路特性推定値α2,β2、及び上記アンテナ重み計算部10からの当該第2の受信系4用のアンテナ重み値W2に基づいて、逆拡散部21からのデータに対して位相補正処理を施す。
【0092】
前述のように、各位相補正部22,26に供給されるアンテナ重み値W1,W2は、各受信系3,4でデータ処理される実行データ量に対応した値となっている。このため、各受信系3,4で復元される第1の基地局からのデータ及び第2の基地局からのデータの位相及び振幅値を最適なものとすることができる。従って、合成部6〜復号部8により復号化される受信ユーザデータの位相及び振幅値を最適なものとすることができる。
【0093】
[第1の実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、当該第1の実施の形態の携帯電話機は、複数の基地局からのデータを、当該携帯電話機の複数の受信系で受信して復号する際に、チャネル監視部9で各受信系で処理されるデータの実行データ量を検出し、この検出した実行データ量に基づいて、該各受信系のデータのアンテナ重み値を可変制御する。
【0094】
これにより、各受信系で処理されるデータの実行データ量に対応するアンテナ重み値を用いることができるため、各受信系で復元される受信ユーザデータの位相及び振幅値を最適なものとすることができる。従って、時間変動する伝搬路特性に対応して受信品質の向上を図ることができる。
【0095】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態となる携帯電話機の説明をする。上述の第1の実施の形態の携帯電話機は、各受信系3,4で処理されるデータの実行データ量に基づいてアンテナ重み値を可変制御するものであったが、この第2の実施の形態の携帯電話機は、「パケットデータのデータの状態」に応じて各受信系3,4のアンテナ重み値を可変制御するようにしたものである。
【0096】
[第2の実施の形態の構成]
この第2の実施の形態の携帯電話機の場合、図7に示すようにインジケータ抽出部50を有している。このインジケータ抽出部50には、パケットデータを受信した場合に、該パケットデータの復元処理を行う第1の受信系からのデータが入力されるようになっている。また、このインジケータ抽出部50から出力されるパケットデータの状態を示すデータは、チャネル監視部9に供給されるようになっている。
【0097】
そして、チャネル監視部9は、インジケータ抽出部50から供給されるパケットデータの状態を示すデータに基づいて、上述の重み値φ1,φ2(=BTS1_weight,BTS2_weight)を形成し、これらをアンテナ重み計算部10に供給するようになっている。
【0098】
なお、この図7において、上述の第1の実施の形態の携帯電話機と同じ動作を示す箇所には同じ符号を付してある。従って、この図7において、上述の第1の実施の形態の携帯電話機と同じ符号を付した箇所の説明は、上述の第1の実施の形態の説明を参照されたい。
【0099】
[第2の実施の形態の動作]
W−CDMAやCDMA2000等のサイトダイバーシチを用いた移動通信システムで送受信されるパケットデータには、そのパケット内にデータが存在するか否かを示すインジケータが挿入されている。
【0100】
このため、インジケータ抽出部50は、パケットデータを受信した場合、この受信したパケットデータからインジケータを抽出し、これをチャネル監視部9に供給する。
【0101】
これに対して、上記第3の受信系5の復号部33は、パケットデータを受信した場合、この受信したパケットデータが正常に受信(復号)できたか否かを示すフラグを形成し、これをチャネル監視部9に供給する。
【0102】
チャネル監視部9は、上記インジケータによりパケットデータの受信が検出された場合には、パケットデータのデータ処理を行う受信系(この場合は、第1の受信系3)で用いるアンテナ重み値W1の値に重みを置くために、重み値φ1の値を所定の大きな値とする。
【0103】
また、チャネル監視部9は、断続的に送信されるパケットデータの性質を利用し、上記インジケータによりパケットデータの受信が検出されてから所定時間の間は、上記パケットデータのデータ処理を行うアンテナ重み値用の重み値φ1の値を上記所定の大きな値に保持する。
【0104】
さらに、パケットデータが正常に受信されなかった場合には、携帯電話機から基地局に対して、該パケットデータの再送要求がなされ、基地局から正常に受信されなかったパケットデータが、該携帯電話機に対して再送される。
【0105】
このため、チャネル監視部9は、上記復号部33から、パケットデータが正常に受信されなかったことを示すフラグが供給された場合には、基地局から再送されるパケットデータ(正常に受信されなかったパケットデータ)に備えて、上記重み値φ1の値を保持する時間を延長制御して、該重み値φ1の値を上記所定時間以上の間、保持する。
【0106】
図8のフローチャートに、このようなチャネル監視部9の動作の流れを示す。まず、このフローチャートは、携帯電話機のメイン電源が投入されることでスタートとなる。ステップS21では、チャネル監視部9が、上記インジケータ抽出部50から供給されるインジケータの有無を判別することで、パケットデータが受信されたか否かを判別する。
【0107】
パケットデータの受信が検出されなかった場合、チャネル監視部9は、ステップS22において、タイムオーバーか否かを判別する。すなわち、前述のようにパケットデータは、基地局から断続的に送信されるため、チャネル監視部9は、パケットデータを受信したタイミングでタイマによる計時を開始し(ステップS26)、このタイマにより計時される所定時間の間(例えば数秒)は、上記重み値φ1の値を保持するようになっている。
【0108】
このため、このステップS22では、チャネル監視部9が、パケットデータが検出されなくなってから上記タイマにより計時される所定時間が経過したか否かを判別する。そして、タイマにより計時される所定時間が経過した場合は、その後、基地局からパケットデータが送信されてくる可能性は低いため、ステップS23において、回線交換データ用のアンテナ重み値W1,W2が上記アンテナ重み計算部10で算出されるように、重み値φ1の値を、例えば0.6等の所定の小さな値(a1=0.6)とし、これをアンテナ重み計算部10に供給する。
【0109】
次に、チャネル監視部9は、ステップS24において、この小さな値とした重み値φ1の値と、上記回線交換データ用のアンテナ重み値W1,W2を算出するための重み値φ2の値を加算して「1」となるように、該重み値φ2の値を調整し(φ2=1−φ1)、これをアンテナ重み計算部10に供給する。
【0110】
これにより、上述のようにアンテナ重み計算部10において、この重み値φ1,φ2に基づいて、各受信系3,4において回線交換データに重みを置いたデータ処理が行われるようにアンテナ重み値W1,W2が算出されることとなる。
【0111】
これに対して、上記タイマにより計時される所定時間が経過していない場合には、その後、連続して基地局からパケットデータが送信されてくる可能性が高い。そして、チャネル監視部9は、最初にパケットデータを受信したタイミングで、上記重み値φ1の値を、パケットデータ用のアンテナ重み値W1,W2が上記アンテナ重み計算部10で算出される値である、例えば0.75等の所定の大きな値(a1=0.75)に設定している。
【0112】
このため、チャネル監視部9は、上記ステップS22において、上記タイマにより計時される所定時間が経過していないと判別した場合には、ステップS25において、上記パケットデータ用のアンテナ重み値W1,W2を算出するための重み値として、先に設定されている重み値φ1の値を、例えば0.75等の所定の大きな値のまま保持する。
【0113】
そして、ステップS24において、この大きな値のまま保持した重み値φ1の値と、重み値φ2の値を加算して「1」となるように、該重み値φ2の値を調整し(φ2=1−φ1)、これらをアンテナ重み計算部10に供給する。
【0114】
これにより、上述のようにアンテナ重み計算部10において、この重み値φ1,φ2に基づいて、各受信系3,4においてパケットデータに重みを置いたデータ処理が行われるようにアンテナ重み値W1,W2が算出されることとなる。
【0115】
一方、上記ステップS21においてパケットデータの受信が検出された場合、チャネル監視部9は、ステップS26において、このパケットデータを検出したタイミングで上記タイマによる計時をスタートする。
【0116】
そして、ステップS27において、上記重み値φ1の値を、パケットデータ用の例えば0.75等の所定の大きな値(a2)に設定し、これをアンテナ重み計算部10に供給する。
【0117】
次に、チャネル監視部9は、ステップS28において、パケットデータの復元を行う第3の受信系5の復号部33からの上記フラグに基づいて、パケットデータの受信が正常に行われたか否かを判別する。パケットデータの受信が正常に行われている場合は、ステップS25で設定した上記重み値φ1に対応する上記重み値φ2をステップS24で設定し、これらをアンテナ重み計算部10に供給する。
【0118】
これに対して、パケットデータの受信が正常に行われなかった場合は、前述のように携帯電話機から基地局に対して、そのパケットデータの再送要求がなされる。そして、この再送要求に応えて即座に基地局からパケットデータの送信が行われる可能性が高い。
【0119】
このため、チャネル監視部9は、ステップS29において、上記タイマの計時時間を所定時間分延長する。これにより、基地局からパケットデータが再送された場合に、この再送されたパケットデータを、最適な値の重み値φ1で処理することができる。
【0120】
図9(a)〜(d)に、このように重み値φ1,φ2が可変制御される様子を示す。この図9(a)〜(d)のうち、図9(a)は、チャネル監視部9で設定される上記重み値φ1の値を、図9(b)は、パケットデータの受信タイミングを、図9(c)は、インジケータ抽出部50で検出されたインジケータがチャネル監視部9に供給されるタイミングを、図9(d)は、パケットデータに受信エラーが生じた際に復号部33からチャネル監視部9に、該受信エラーを示すフラグが供給されるタイミングを示している。
【0121】
このような図9(a)〜(d)において、まず、図9(b)に示すように時刻t1にパケットデータが受信されたとすると、図9(c)に示すように、この受信のタイミングで上記復号部33によりインジケータが抽出されチャネル監視部9に供給される。チャネル監視部9は、このインジケータが供給されると、上述のようにパケットデータ用の重み値a2(φ1=a2)を選択してアンテナ重み計算部10に供給する。そして、チャネル監視部9は、図9(a)に示すように、このパケットデータ用の重み値a2を、予め決められた時刻t1〜時刻t2の間、保持する。
【0122】
次に、図9(a)に示すように、時刻t2で、上記パケットデータ用の重み値a2を保持する時間が切れたとすると、チャネル監視部9は、この時間切れのタイミングでパケットデータ用の重み値を重み値a2から重み値a1に変更してアンテナ重み計算部10に供給する。
【0123】
そして、図9(b),(c)の時刻t3に示すように、再度、パケットデータが受信されインジケータが供給されたタイミングで、パケットデータ用の重み値を重み値a2に変更してアンテナ重み計算部10に供給する。
【0124】
〔タイマの延長動作〕
ここで、図9(b)中、斜線で示すように、時刻t3で受信されたパケットデータの後半部分が欠損し受信エラーを生じた場合、図9(d)の時刻t4に示すように上記復号部33からチャネル監視部9に対して受信エラーを示すフラグが供給される。
【0125】
チャネル監視部9は、図9(b)の時刻t3でパケットデータが受信されると、図9(a)の時刻t3〜時刻t5に示すように所定時間、上記重み値a2をアンテナ重み計算部10に供給するのであるが、上記受信エラーを示すフラグが供給されると、図9(a)の時刻t5〜時刻t7に示すように上記重み値a2を保持する時間を延長する。
【0126】
これにより、図9(b)の時刻t6に示すように、受信エラーにより再送されたパケットデータを、この延長した時間内に受信して、上記最適な重み値a2で処理可能とすることができる。
【0127】
[第2の実施の形態の効果]
以上の説明から明かなように、当該第2の実施の形態の携帯電話機は、パケットデータのデータの状態(パケットデータの有無、パケットデータ受信の可能性、及びパケットデータの受信エラー等)に応じて、アンテナ重み計算部10に供給する重み値φ1,φ2を切り替え制御する。
【0128】
これにより、最適な重み値でパケットデータを処理することを可能とすることができ、当該携帯電話機の受信品質の向上を図ることができる。
【0129】
なお、上述の重み値としては、パケットデータ処理用の重み値及び回線交換データ処理用の重み値を、前述のパケットデータの状態に応じて切り替えて用いればよい。このため、この第2の実施の形態の説明において、上記重み値φ1の値を0.6や0.75とする等のように具体的な数値を掲げて説明したが、この重み値の値は、設計等に応じて適宜設定すればよい。
【0130】
最後に、上述の各実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
【0131】
【発明の効果】
本発明は、複数の基地局と交信を行うサイトダイバーシチに対応する端末の各チャネル毎に最適なアンテナ重み値を割り当てることができ、端末の受信特性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態となる携帯電話機のブロック図である。
【図2】上記第1の実施の形態の携帯電話機に設けられているチャネル監視部における実行データ量の検出動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】上記第1の実施の形態の携帯電話機に設けられているアンテナ重み計算部におけるアンテナ重み値の算出動作の流れ流れを示すフローチャートである。
【図4】上記第1の実施の形態の携帯電話機に設けられている第1の受信系に対応する実行データ量の平均レートの算出例を示す図である。
【図5】上記第1の実施の形態の携帯電話機に設けられている第2の受信系に対応する実行データ量の平均レートの算出例を示す図である。
【図6】上記第1の実施の形態の携帯電話機に設けられている第1,第2の受信系に対応する重み値の一例を示す図である。
【図7】本発明を適用した第2の実施の形態となる携帯電話機のブロック図である。
【図8】上記第2の実施の形態となる携帯電話機における重み値の設定動作の流れを説明するためのフローチャートである。
【図9】上記第2の実施の形態となる携帯電話機におけるパケットデータの重み値の切り替え動作を説明するためのタイムチャートである。
【図10】送信アンテナダイバーシチが適用される基地局の構成を示すブロック図である。
【図11】同期検波パイロットのシンボルパターンを示す図である。
【図12】パケットデータに挿入されているインジケータを示す図である。
【図13】連続的に送信される回線交換データと、断続的に送信されるパケットデータを示す図である。
【図14】受信ビットとアンテナ重み値の対応例を示す図である。
【図15】基地局の複数のアンテナから送信されるデータの伝搬路特性を示す図である。
【図16】送信アンテナダイバーシチが適用される基地局に対するユーザの端末装置のブロック図である。
【図17】サイトダイバーシチ(ソフトハンドオフ)技術を用いた移動通信システムの概要を示す図である。
【図18】サイトダイバーシチを用いた移動通信システムに対応するユーザの端末装置のブロック図である。
【図19】複数の基地局から送信される回線交換データと、単一の基地局から送信されるパケットデータを説明するための図である。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…送受信共用装置、3…第1の受信系、4…第2の受信系、5…第3の受信系、6…合成部、7…復調部、8…復号部、9…チャネル監視部、10…アンテナ重み計算部、21…逆拡散部、22…位相補正部、23…逆拡散部、24…Pilot復号部、25…逆拡散部、26…位相補正部、27…逆拡散部、28…Pilot復号部、30…逆拡散部、31…位相補正部、32…復調部、33…復号部、35…符号化部、36…アンテナ重みデータ挿入部、37…変調部、38…拡散部、50…インジケータ抽出部

Claims (2)

  1. 複数の基地局から送信される同一のデータをそれぞれ受信してサイトダイバーシチ利得を得る無線通信装置であって、
    上記各基地局からの回線交換データをアンテナ重み値を用いてそれぞれ復元処理する複数の回線交換データ復元手段と、
    単一の基地局から送信されるパケットデータをアンテナ重み値を用いて復元処理するパケットデータ復元手段と、
    上記各回線交換データ復元手段で復元処理された回線交換データのデータ量、及び上記パケットデータ復元手段で復元処理されたパケットデータのデータ量をそれぞれ検出するデータ量検出手段と、
    上記回線交換データの受信時には、上記データ量検出手段で検出された回線交換データのデータ量に応じた値のアンテナ重み値を上記各回線交換データ復元手段に設定し、上記パケットデータの受信時には、上記データ量検出手段で検出されたパケットデータのデータ量に応じた値のアンテナ重み値を上記パケットデータ復元手段に設定するアンテナ重み値可変制御手段と
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 請求項1に記載の無線通信装置であって、
    上記回線交換データの受信時には、当該回線交換データの送信を行っている各基地局に対して、上記アンテナ重み値可変制御手段により上記各回線交換データ復元手段に設定された上記アンテナ重み値を送信し、上記パケットデータの受信時には、当該パケットデータの送信を行っている基地局に対して、上記アンテナ重み値可変制御手段により上記パケットデータ復元手段に設定された上記アンテナ重み値を送信する送信手段を有すること
    を特徴とする無線通信装置。
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