JP4082607B2 - 建物用目地材 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅等の建物の外壁パネル間に形成される目地空間に挿入される目地材に関するものである。
住宅をはじめとする建物の外壁パネル間に形成される目地空間には、シール性の確保を目的として目地材が挿入される。この目地材は、通常、目地空間内に侵入する支柱部と、その支柱部の外側に位置するカバー部と、支柱部の中間部分から突設され、外壁パネルの端面に弾接するリップ部とで構成されている。また、耐久性を高めるために、支柱部に金属製の芯材を埋設したものも存在する。
そして、近年では、耐久性の確保と共に挿入作業性の向上を目的とし、かつ、金属製芯材のように重くなく、また錆が発生することがないように、金属以外の芯材を埋設した目地材が創案されている。
例えば、図4に示すように、切断作業を容易とすべく紙製芯材10を埋設したもの(特許文献1参照)、図5に示すように、引っ張り強度を高めるために延伸加工を施した肉薄の樹脂製芯材11を埋設したもの(特許文献2参照)、図6に示すように、長手方向への延びを防止するために、長手方向に沿って繊維強化プラスチック芯材12を埋設したもの(特許文献3参照)、さらには、図7に示すように、折曲げ加工性を考慮して、長手方向に沿って繊維芯材13を埋設したもの(特許文献4参照)がある。また、同様に、樹脂製で肉薄の芯材を埋設した目地材も創案されている(特許文献5、特許文献6参照)。
特開平10−25823号公報 特開2001−310363号公報 特開平10−37325号公報 特開平10−280570号公報 実開昭60−188704号公報(第5図) 特開2001−303743号公報(図4)
しかしながら、特許文献1に記載の紙製芯材を埋設した目地材は、剛性不足で目地空間への挿入作業性が悪いといった問題がある。また、特許文献2に記載の肉薄の樹脂製芯材を埋設したものは、肉薄であるので同様に剛性が充分でなく、挿入作業性が悪く、また、当該芯材を延伸加工するので、帯板状以外の全体の断面形状が均一でない形状に成形することが難しいといった問題がある。さらに、特許文献3に記載の繊維強化プラスチック芯材を埋設したもの、および特許文献4に記載の繊維芯材を埋設したものは、長手方向に沿ったものであるため、剛性に欠け挿入作業性が悪いといった問題がある。またさらに、特許文献5および6に記載の目地材も、芯材が肉薄であるので、剛性に問題がある。
そこで、本発明の目的とするところは、充分な剛性を有し、挿入作業性に優れる目地材を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の建物用目地材(1)は、建物の外壁パネル(P)間に形成される目地空間(G)に挿入され、少なくとも、支柱本体部(3)に合成樹脂製の芯材(4)を埋設した支柱部(2)と、その支柱部(2)の屋外側に一体成形され、前記目地空間(G)を屋外側から覆うように閉鎖するカバー部(5)と、前記支柱部(2)の左右両側面から突設され、前記外壁パネル(P)の側面に弾接するリップ部(6)とを備える長尺状の目地材において、前記芯材(4)を、前記支柱本体部(3)の断面形状よりわずかに小さく、かつ、ほぼ相似する断面形状とするとともに、前記支柱部(2)の上部および下部を、中間部より肉厚の厚肉部(T)とし、さらに、前記支柱部(2)の厚肉部(T)の芯材(4)に、長手方向に沿って延びる芯線(7)を埋設したことを特徴とする。
なお、カッコ内の記号は、図面および後述する発明を実施するための最良の形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の請求項1に記載の建物用目地材によれば、合成樹脂製の芯材を、支柱本体部の断面形状よりわずかに小さく、かつ、ほぼ相似する断面形状としたので、支柱部に充分な剛性を与えることができ、挿入作業性に優れる目地材を提供することができる。
すなわち、この芯材は、合成樹脂製であり、金属と比較して剛性は劣るものの、その断面形状が支柱本体部のそれよりわずかに小さいのみで、かつ、支柱本体部の断面形状に相似するので、支柱部のほぼ全体を占める。
従って、当該支柱部に充分な剛性を与えることができ、目地空間に容易に挿入することができる。
なお、この目地材は、芯材が合成樹脂製であるため、錆が発生しない、軽量である、塑性変形しない、切断が容易である、リサイクルし易い、といった多くの利点を有する。
また、支柱部の上部および下部を、支柱部の中間部より肉厚の厚肉部としたので、剛性をより高めて、挿入作業性をさらに向上させることができる。
さらに、厚肉部の芯材に、長手方向に沿って延びる芯線を埋設したので、引張強度を高めることができる。
図1乃至図3を参照して、本発明の実施形態に係る建物用目地材1について説明する。図1は本発明の実施形態に係る建物用目地材1を示す部分斜視図であり、図2は図1に示す目地材1の芯材4を示す部分斜視図である。また、図3は図1に示す目地材1を目地空間Gに挿入した状態を示す断面図である。
この建物用目地材1は、一般住宅の外壁パネルP間に形成される目地空間Gに挿入されるものであり、一体成形された支柱部2、カバー部5、リップ部6および補強部8を備える。支柱部2は、支柱本体部3に合成樹脂製の芯材4を埋設して構成され、カバー部5は、その支柱部2の屋外側に一体成形され、目地空間Gの屋外側を見栄え良く屋外側から覆うようにして閉鎖する。また、リップ部6は、支柱部2の左右両側面から四片突設され、外壁パネルPの側面に弾接してシール性を確保する。補強部8は、カバー部5およびリップ部6の剛性を高めるために、それらを連結する姿勢で設けられている。そして、芯材4は、支柱本体部3の断面形状よりわずかに小さく、かつ、下端部を除いて、ほぼ全体が相似する断面形状とされている。
なお、支柱本体部3、カバー部5、リップ部6および補強部8は、EPDMに代表されるゴム材、あるいはTPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)、TPS(スチレン系熱可塑性エラストマー)といったゴム様弾性体で成形する。また、芯材4は、タルク入りのポリプロピレンで成形することが好ましいが、TPOなどの他の合成樹脂で成形することもできる。この場合、芯材4の曲げ弾性率を1000〜10000Mpaに設定することによって充分な剛性を得ることができる。芯材4の曲げ弾性率が1000Mpa未満であると、充分な剛性を得ることができない。また、10000Mpaを超えると押出成形性が悪くなり、更に硬くなりすぎて柔軟性が不足し、曲げた際に折れたりわれやすくなり、取扱性が悪くなる。また、芯材4の曲げ弾性率のさらに好ましい範囲は、2000〜6000Mpaである。
本実施形態に係る目地材1は、合成樹脂製の芯材4を、支柱本体部3の断面形状よりわずかに小さく、かつ、ほぼ相似する断面形状としているので、支柱部2に高い剛性を与えることができる。従って、外壁パネルP間の目地空間Gに挿入する際に、支柱部2が折れ曲がる等の弊害が発生せず、容易に挿入することができる。
また、この目地材1は、芯材4を合成樹脂製としているため、錆によって外観性が低下するといった問題が発生しない。また、軽量で、塑性変形せず、切断が容易であるので、取扱いが容易であるといった利点を持つ。また、リサイクル性にも優れる。
また、本実施形態に係る建物用目地材1は、支柱部2の上部および下部を、支柱部2の中間部より肉厚の厚肉部Tとすることにより、さらに剛性を高めて、挿入性の向上を図っている。また、厚肉部Tの芯材4に、長手方向に沿って延びる芯線7を埋設し、長手方向の引張強度を高めている。なお、この芯線7は、金属、樹脂、ガラス繊維等で構成する。
この建物用目地材1は、次のように成形することができる。
まず、第一押出機によって芯材4を押出成形する。次に、その芯材4を冷却する。この冷却は、大気中における自然冷却でも良いし、液体等による強制冷却でも良い。
そして、第二押出機によって、冷却した芯材4を送り出しながら、カバー部5、支柱本体部3、リップ部6および補強部8を一体的に同時押出成形する。これによって、芯材4を支柱本体部3に埋設した目地材1とする。
この成形方法は、第一押出機と第二押出機によって目地材1を、きわめて容易に成形することができるので、生産性に優れるといった利点がある。
本発明の実施形態に係る建物用目地材を示す部分斜視図である。 図1に示す目地材の芯材を示す部分斜視図である。 図1に示す目地材を目地空間に挿入した状態を示す断面図である。 従来例に係る目地材を示す断面図である。 従来例に係る目地材を示す断面図である。 従来例に係る目地材を示す断面図である。 従来例に係る目地材を示す断面図である。
符号の説明
1 目地材
2 支柱部
3 支柱本体部
4 芯材
5 カバー部
6 リップ部
7 芯線
8 補強部
10 紙製芯材
11 肉薄樹脂製芯材
12 繊維強化プラスチック芯材
13 繊維芯材
T 厚肉部
G 目地空間
P 外壁パネル

Claims (1)

  1. 建物の外壁パネル間に形成される目地空間に挿入され、少なくとも、支柱本体部に合成樹脂製の芯材を埋設した支柱部と、該支柱部の屋外側に一体成形され、前記目地空間を屋外側から覆うように閉鎖するカバー部と、前記支柱部の左右両側面から突設され、前記外壁パネルの側面に弾接するリップ部とを備える長尺状の目地材において、
    前記芯材を、前記支柱本体部の断面形状よりわずかに小さく、かつ、ほぼ相似する断面形状とするとともに、前記支柱部の上部および下部を、中間部より肉厚の厚肉部とし、さらに、前記支柱部の厚肉部の芯材に、長手方向に沿って延びる芯線を埋設したことを特徴とする建物用目地材。
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