JP4079850B2 - 流量制御弁 - Google Patents
流量制御弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4079850B2 JP4079850B2 JP2003276704A JP2003276704A JP4079850B2 JP 4079850 B2 JP4079850 B2 JP 4079850B2 JP 2003276704 A JP2003276704 A JP 2003276704A JP 2003276704 A JP2003276704 A JP 2003276704A JP 4079850 B2 JP4079850 B2 JP 4079850B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge
- spool
- passage
- recess
- supply passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Safety Valves (AREA)
Description
図示するように、アルミ製のボディ10と、カバー11とからなるハウジングHには、軸孔12,12をそれぞれ形成するとともに、これら軸孔12内に軸受け13,13を設けている。そして、これら軸受け13、13によって、シャフト14を回転自在に支持している。
上記シャフト14には、複数のベーン16を突出自在に収容したロータ15を固定している。このロータ15の周囲には、略楕円形の内壁を有するカムリング17を設けるともに、このカムリング17にサイドプレート18を当接させている。
なお、上記ロッド部材24は、スプール7と別部材になっていて、その一端をスプール7に圧入しているが、このロッド部材24は、スプール7に一体形成したものであってもよい。
なお、図中符号Rは、リリーフバルブであり、このリリーフバルブRによって、パワーステアリング機構PSに供給される最高圧を規制するようにしている。
また、このとき、可変オリフィス3の上流側と下流側とに圧力差が発生するが、上流側の圧力は、スプール7の他端7bに作用し、下流側の圧力がパイロット通路27を介してパイロット室8に導かれてスプール7の一端7aに作用する。そのため、スプール7には、可変オリフィス3の上流側の圧力によって、図面左方向の推力が発生する。
したがって、上記のように供給通路4と排出通路5とが連通した場合には、排出凹部28も供給通路4に連通することになる。そして、この排出凹部28にも供給通路4から圧油が流れ込んで、この圧油がスプール7に形成した環状溝7cを介して排出通路5に導かれることになる。
しかし、上記のように排出通路5の開口部に対向する位置にも排出凹部28を設けておけば、スプール7に作用する圧力がキャンセルされるため、スプール7の滑りが悪くなることがない。このような理由から、排出凹部28を、スプール孔6の内周に設けている。
この発明の目的は、キャビテーションが発生したとしても、排出凹部28の底やその周囲の摩耗等を防止することのできる流量制御弁を提供することである。
そして、上記排出通路及び排出凹部が、上記スプールの移動位置に応じて供給通路に連通したときに、供給通路からの圧油の一部を余剰流量として排出通路に導くとともに、供給通路から排出凹部に流れ込んだ圧油を、スプールの環状溝を経由して排出通路に導く流量制御弁を前提とする。
図1に示すように、アルミ製のボディ10には、スプール孔6を形成し、このスプール孔6に排出通路5を連通させている。また、スプール孔6の内周であって、排出通路5の開口部に対向する位置には、排出凹部28を形成している。そして、この排出凹部28の底に、アルミよりも硬質の鉄製のプレート29を組み付けている。このプレート29は、圧入によって排出凹部28の底に固定しているが、溶接や接着剤等を用いて排出凹部28の底に固定してもよい。つまり、プレート29の固定手段は問わない。
この第2実施形態によれば、排出凹部28内に設けた平頭ボルト31の頭部31aが、アルミよりも硬い鉄製なので、排出凹部28内でキャビテーションが発生したとしても、その部分がエロージョンによって磨耗したり削られたりすることがない。
ただし、この発明によれば、余剰流量にコンタミが混入することを防止できるので、余剰流量を、排出通路5を介してそのまま吸い込み側に導くベーンポンプに用いた場合には、このベーンポンプの吐出性能を維持できるという効果が得られる。
4 供給通路
5 排出通路
6 スプール孔
7 スプール
7c 環状溝
8 パイロット室
9 スプリング
10 ボディ
21a アクチュエータポート
27 パイロット通路
28 排出凹部
30 平頭ボルト
32 ピン
34 プレート
37 プッシュナット
Claims (4)
- アルミ製のボディと、このボディに形成した供給通路及び排出通路と、これら供給通路及び排出通路に連通するスプール孔と、このスプール孔に摺動自在に組み込んだスプールと、このスプールに形成した環状溝と、上記スプール孔の供給通路側に連通させたアクチュエータポートと、供給通路とアクチュエータポートとの間の流路途中に設けたオリフィスと、スプール孔のアクチュエータポートとは反対側に設けたパイロット室と、このパイロット室に上記オリフィスの下流側の圧力を導くパイロット通路と、パイロット室に設けるとともにスプールに弾性力を作用させるスプリングと、上記スプール孔の内壁であって、上記排出通路の開口部に対向する位置に形成した排出凹部とを備え、上記排出通路及び排出凹部が、上記スプールの移動位置に応じて供給通路に連通したときに、供給通路からの圧油の一部を余剰流量として排出通路に導くとともに、供給通路から排出凹部に流れ込んだ圧油を、スプールの環状溝を経由して排出通路に導く流量制御弁において、上記排出凹部は、スプール孔の内壁からボディを掘り下げて形成した凹みからなるとともに、当該排出凹部の底部を上記ボディの一部で構成してなり、しかも、この排出凹部の底部には、内周に雌ねじを形成したボルト孔を連続して形成する一方、このボルト孔には、上記スプール孔側からアルミよりも硬い頭部を有する平頭ボルトを螺合するとともに、この平頭ボルトで上記排出凹部の底部を覆ったことを特徴とする流量制御弁。
- アルミ製のボディと、このボディに形成した供給通路及び排出通路と、これら供給通路及び排出通路に連通するスプール孔と、このスプール孔に摺動自在に組み込んだスプールと、このスプールに形成した環状溝と、上記スプール孔の供給通路側に連通させたアクチュエータポートと、供給通路とアクチュエータポートとの間の流路途中に設けたオリフィスと、スプール孔のアクチュエータポートとは反対側に設けたパイロット室と、このパイロット室に上記オリフィスの下流側の圧力を導くパイロット通路と、パイロット室に設けるとともにスプールに弾性力を作用させるスプリングと、上記スプール孔の内壁であって、上記排出通路の開口部に対向する位置に形成した排出凹部とを備え、上記排出通路及び排出凹部が、上記スプールの移動位置に応じて供給通路に連通したときに、供給通路からの圧油の一部を余剰流量として排出通路に導くとともに、供給通路から排出凹部に流れ込んだ圧油を、スプールの環状溝を経由して排出通路に導く流量制御弁において、上記排出凹部は、スプール孔の内壁からボディを掘り下げて形成した凹みからなるとともに、当該排出凹部の底部を上記ボディの一部で構成してなり、しかも、この排出凹部の底部には、ピン孔を連続して形成する一方、このピン孔の内周に、環状の拡径部を食い込ませてアルミよりも硬いピンを固定したことを特徴とする流量制御弁。
- アルミ製のボディと、このボディに形成した供給通路及び排出通路と、これら供給通路及び排出通路に連通するスプール孔と、このスプール孔に摺動自在に組み込んだスプールと、このスプールに形成した環状溝と、上記スプール孔の供給通路側に連通させたアクチュエータポートと、供給通路とアクチュエータポートとの間の流路途中に設けたオリフィスと、スプール孔のアクチュエータポートとは反対側に設けたパイロット室と、このパイロット室に上記オリフィスの下流側の圧力を導くパイロット通路と、パイロット室に設けるとともにスプールに弾性力を作用させるスプリングと、上記スプール孔の内壁であって、上記排出通路の開口部に対向する位置に形成した排出凹部とを備え、上記排出通路及び排出凹部が、上記スプールの移動位置に応じて供給通路に連通したときに、供給通路からの圧油の一部を余剰流量として排出通路に導くとともに、供給通路から排出凹部に流れ込んだ圧油を、スプールの環状溝を経由して排出通路に導く流量制御弁において、上記排出凹部は、スプール孔の内壁からボディを掘り下げて形成した凹みからなるとともに、当該排出凹部の底部を上記ボディの一部で構成してなり、しかも、この排出凹部には、当該排出凹部の底部を覆うアルミよりも硬いプレートを組み込む一方、上記排出凹部の内周には環状溝を形成するとともに、この環状溝にアルミよりも硬い止め輪を組み付けて、上記プレートが排出凹部から抜けるのを防いだことを特徴とする流量制御弁。
- アルミ製のボディと、このボディに形成した供給通路及び排出通路と、これら供給通路及び排出通路に連通するスプール孔と、このスプール孔に摺動自在に組み込んだスプールと、このスプールに形成した環状溝と、上記スプール孔の供給通路側に連通させたアクチュエータポートと、供給通路とアクチュエータポートとの間の流路途中に設けたオリフィスと、スプール孔のアクチュエータポートとは反対側に設けたパイロット室と、このパイロット室に上記オリフィスの下流側の圧力を導くパイロット通路と、パイロット室に設けるとともにスプールに弾性力を作用させるスプリングと、上記スプール孔の内壁であって、上記排出通路の開口部に対向する位置に形成した排出凹部とを備え、上記排出通路及び排出凹部が、上記スプールの移動位置に応じて供給通路に連通したときに、供給通路からの圧油の一部を余剰流量として排出通路に導くとともに、供給通路から排出凹部に流れ込んだ圧油を、スプールの環状溝を経由して排出通路に導く流量制御弁において、上記排出凹部は、スプール孔の内壁からボディを掘り下げて形成した凹みからなるとともに、当該排出凹部の底部を上記ボディの一部で構成してなり、しかも、この排出凹部の内壁に、アルミよりも硬いプッシュナットの外縁を食い込ませるとともに、当該プッシュナットで上記排出凹部の底部を覆ったことを特徴とする流量制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003276704A JP4079850B2 (ja) | 2003-07-18 | 2003-07-18 | 流量制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003276704A JP4079850B2 (ja) | 2003-07-18 | 2003-07-18 | 流量制御弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005035479A JP2005035479A (ja) | 2005-02-10 |
JP4079850B2 true JP4079850B2 (ja) | 2008-04-23 |
Family
ID=34212948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003276704A Expired - Fee Related JP4079850B2 (ja) | 2003-07-18 | 2003-07-18 | 流量制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4079850B2 (ja) |
-
2003
- 2003-07-18 JP JP2003276704A patent/JP4079850B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005035479A (ja) | 2005-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5216397B2 (ja) | 可変容量型ベーンポンプ | |
JP2009264192A (ja) | 可変容量型ベーンポンプ | |
JP6182821B2 (ja) | 可変容量形ベーンポンプ | |
US20150354564A1 (en) | Oil pump | |
JP5007085B2 (ja) | タンデムポンプのバルブ構造 | |
JP5598706B2 (ja) | リリーフバルブ | |
JP3820273B2 (ja) | 油圧ポンプの流量制御弁 | |
JP4929471B2 (ja) | 可変容量ベーンポンプ | |
JP5371795B2 (ja) | 可変容量型ベーンポンプ | |
JP4079850B2 (ja) | 流量制御弁 | |
WO2015072302A1 (ja) | オイルポンプ装置およびリリーフ弁 | |
JP2009275537A (ja) | 可変容量型ベーンポンプ | |
JP7324158B2 (ja) | 可変容量形ポンプ | |
JP2015048726A (ja) | オイルポンプ | |
US20200109709A1 (en) | Variable displacement oil pump | |
JP2005035481A (ja) | 流量制御弁 | |
JP2005035482A (ja) | 流量制御弁 | |
EP0900938B1 (en) | Oil pump with bypass valve | |
JP4036802B2 (ja) | 流量制御弁 | |
JP3659702B2 (ja) | パワーステアリング装置 | |
JP2011127556A (ja) | 可変容量形ベーンポンプ | |
JP5149226B2 (ja) | 可変容量形ベーンポンプ | |
JPH032716Y2 (ja) | ||
KR20180085936A (ko) | 가변형 오일 펌프의 유압 제어 장치 | |
JP2003097455A (ja) | ベーンポンプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050728 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070731 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070925 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071017 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080205 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |