JP4079850B2 - 流量制御弁 - Google Patents

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Description

この発明は、余剰流量を排出通路に排出することによって、アクチュエータポートに導く流量を制御する流量制御弁に関する。
は、流量制御弁FVを備えたパワーステアリング装置の回路図を示している。図示するように、ポンプ1の吐出口1aには、流路2を介してパワーステアリング機構PSを接続している。また、上記流路2の途中には、可変オリフィス3と流量制御弁FVとを設けている。
上記流量制御弁FVは、そのボディ10に供給通路4と排出通路5とスプール孔6とを形成している。上記スプール孔6には、スプール7を摺動自在に組み込むとともに、このスプール7とスプール孔6とによって、パイロット室8を形成している。このパイロット室8には、スプリング9を設け、このスプリング9の弾性力をスプール7の一端7aに作用させている。
上記パイロット室8には、パイロット通路27を介して可変オリフィス3の下流の圧力を導いている。そして、この可変オリフィス3の下流の圧力を、スプール7の一端7aに作用させている。一方、スプール7の他端7bには、可変オリフィス3の上流の圧力を作用させている。したがって、上記スプール7は、その一端7a側の圧力作用及びスプリング9のバネ力と、他端7b側の圧力作用とがバランスする位置に移動する。そして、このスプール7の移動した位置に応じて、供給通路4と排出通路5との連通面積が決まるようにしている。なお、供給通路4と排出通路5とが連通すると、ポンプ1の吐出油の一部が、余剰流量として排出通路5を介してタンクTに戻されることになる。
は、上記ポンプ1及び流量制御弁FVの具体的な構造を示した断面図である。
図示するように、アルミ製のボディ10と、カバー11とからなるハウジングHには、軸孔12,12をそれぞれ形成するとともに、これら軸孔12内に軸受け13,13を設けている。そして、これら軸受け13、13によって、シャフト14を回転自在に支持している。
上記シャフト14には、複数のベーン16を突出自在に収容したロータ15を固定している。このロータ15の周囲には、略楕円形の内壁を有するカムリング17を設けるともに、このカムリング17にサイドプレート18を当接させている。
上記ボディ10には、流量制御弁FVを組み込んでいる。この流量制御弁FVは、図に示すように、そのボディ10に供給通路4、排出通路5、及びスプール孔6を形成するとともに、供給通路4及び排出通路5をスプール孔6に開口させている。また、上記スプール孔6には、スプール7を摺動自在に組み込むとともに、このスプール7の移動位置に応じて、供給通路4と排出通路5とを連通させたり、その連通を遮断したりするようにしている。なお、ポンプ1が停止している場合、スプール7は、パイロット室8に設けたスプリング9の弾性力によって図示する位置を保ち、供給通路4と排出通路5との連通を遮断している。
また、上記スプール孔6の他端側には、コネクタ21を挿入して固定している。このコネクタ21には、アクチュエータポート21aを形成するとともに、このコネクタ21の内周に、貫通孔22を有する筒状部材23を設けている。
一方、上記スプール7の他端7b側には、ロッド部材24を固定し、このロッド部材24を上記貫通孔22に貫通させている。そして、このロッド部材24と貫通孔22との隙間によって、可変オリフィス3を構成している。
なお、上記ロッド部材24は、スプール7と別部材になっていて、その一端をスプール7に圧入しているが、このロッド部材24は、スプール7に一体形成したものであってもよい。
この可変オリフィス3は、図示するノーマル状態、つまりスプリング9の弾性力によってスプール7がロッド部材24を介してストッパ23aに当接しているときに、その開度が最大になる。そして、スプール7がスプリング9に抗して移動すると、大径部24aが貫通孔22に近づいて、それにつれて可変オリフィス3の開度が小さくなるようにしている。
また、上記コネクタ21には、圧力感知孔25と環状溝26とを形成している。そして、上記環状溝26を、ボディ10に形成したパイロット通路27を介してパイロット室8に連通させることによって、可変オリフィス3の下流側の圧力を、パイロット室8に導くようにしている。
なお、図中符号Rは、リリーフバルブであり、このリリーフバルブRによって、パワーステアリング機構PSに供給される最高圧を規制するようにしている。
に示したシャフト14を、図示しない駆動源によって回転させると、ロータ15も回転する。このようにロータ15が回転すると、その遠心力等によってベーン16がロータ15から突出するが、カムリング17の内壁が略楕円形をしているので、ロータ15に対してベーン16が、内壁面に沿って出入り工程を繰り返す。そのため、各ベーン16の先端がカムリング5に密接したまま回転することになり、各ベーン16間には、それぞれが独立した室が構成される。
上記のように各ベーン16間に形成される各室の容積は、ベーン16がカムリング17の内壁面に沿って出入りすることによって変化する。そして、上記室の容積が拡大する工程に入ったとき、図示しない吸い込みポートから油を吸い込む吸い込み工程となる。一方、各室が収縮する工程に入ったときは、上記吸い込み工程で吸い込んだ油を吐出する吐出工程になる。このように吸い込み工程と吐出工程とを繰り返すことによって、各室から高圧の圧油を吐出する。また、このようにして各室から吐出される圧油は、サイドプレート18に形成した吐出流路19を通って高圧室20に導かれる。
上記高圧室20に導かれた圧油は、供給通路4を介して流量制御弁FVに導かれる。流量制御弁FVに導かれた圧油は、図に示すように、可変オリフィス3を介してアクチュエータポート21aに導かれて、パワーステアリング機構PSに供給されることになる(図参照)。
また、このとき、可変オリフィス3の上流側と下流側とに圧力差が発生するが、上流側の圧力は、スプール7の他端7bに作用し、下流側の圧力がパイロット通路27を介してパイロット室8に導かれてスプール7の一端7aに作用する。そのため、スプール7には、可変オリフィス3の上流側の圧力によって、図面左方向の推力が発生する。
そして、上記左方向の推力が、スプリング9のイニシャル荷重よりも大きくなると、このスプリング9に抗してスプール7が図面左方向に移動して、推力と弾性力とがバランスする位置を保つ。このようにスプール7がバランスする位置に移動すると、その他端7bが排出通路5とオーバーラップするため、供給通路4と排出通路5とが連通する。このように供給通路4と排出通路5とが連通すれば、吐出油の一部が余剰流量として排出通路5に導かれることになる。
ところで、この従来例では、図に示すように、スプール孔6の内周に排出凹部28を形成している。この排出凹部28は、ボディ10に排出通路5を形成するときに、スプール孔6を貫通することによって同時に形成している。つまり、この排出凹部28は、スプール孔6における排出通路5の開口部に対向する位置に設けている。
したがって、上記のように供給通路4と排出通路5とが連通した場合には、排出凹部28も供給通路4に連通することになる。そして、この排出凹部28にも供給通路4から圧油が流れ込んで、この圧油がスプール7に形成した環状溝7cを介して排出通路5に導かれることになる。
上記排出凹部28を設けたのは、排出通路5を介して余剰流量を排出するときに、スプール7の滑らかな移動を確保するためである。すなわち、排出通路5を介して余剰流量を排出するときに、排出通路5の圧力が低くなるために、この排出通路5側にスプール7が引き寄せられる。このようにスプール7が排出通路5側に引き寄せられると、スプール7の滑りが悪くなるために、流量特性も変化してしまうという問題がある。
しかし、上記のように排出通路5の開口部に対向する位置にも排出凹部28を設けておけば、スプール7に作用する圧力がキャンセルされるため、スプール7の滑りが悪くなることがない。このような理由から、排出凹部28を、スプール孔6の内周に設けている。
特開平7−217550号公報(図1)
上記従来例では、排出凹部28に余剰流量の一部が流れ込んだときに、急激な圧力降下によって、この排出凹部28内でキャビテーションが発生する。このように排出凹部28内でキャビテーションが発生すると、ボディ10がアルミ製のために、エロージョンにより、排出凹部28の底や周囲が摩耗したり腐食したりする。そして、このような現象が長期間継続すると、ボディ10に穴が開いてしまうという問題があった。
また、エロージョンによって排出凹部28の底や周囲が削られると、削りくずなどのコンタミが発生し、このコンタミがベーンポンプにそのまま吸い込まれることによって、吐出性能が低下するという問題もあった。
この発明の目的は、キャビテーションが発生したとしても、排出凹部28の底やその周囲の摩耗等を防止することのできる流量制御弁を提供することである。
の発明は、アルミ製のボディと、このボディに形成した供給通路及び排出通路と、これら供給通路及び排出通路に連通するスプール孔と、このスプール孔に摺動自在に組み込んだスプールと、このスプールに形成した環状溝と、上記スプール孔の供給通路側に連通させたアクチュエータポートと、供給通路とアクチュエータポートとの間の流路途中に設けたオリフィスと、スプール孔のアクチュエータポートとは反対側に設けたパイロット室と、このパイロット室に上記オリフィスの下流側の圧力を導くパイロット通路と、パイロット室に設けるとともにスプールに弾性力を作用させるスプリングと、上記スプール孔の内壁であって、上記排出通路の開口部に対向する位置に形成した排出凹部とを備えている。
そして、上記排出通路及び排出凹部が、上記スプールの移動位置に応じて供給通路に連通したときに、供給通路からの圧油の一部を余剰流量として排出通路に導くとともに、供給通路から排出凹部に流れ込んだ圧油を、スプールの環状溝を経由して排出通路に導く流量制御弁を前提とする。
そして、第1の発明は、上記排出凹部が、スプール孔の内壁からボディを掘り下げて形成した凹みからなるとともに、当該排出凹部の底部を上記ボディの一部で構成してなり、しかも、この排出凹部の底部には、内周に雌ねじを形成したボルト孔を連続して形成する一方、このボルト孔には、上記スプール孔側からアルミよりも硬い頭部を有する平頭ボルトを螺合するとともに、この平頭ボルトで上記排出凹部の底部を覆ったことを特徴とする。
の発明は、上記排出凹部が、スプール孔の内壁からボディを掘り下げて形成した凹みからなるとともに、当該排出凹部の底部を上記ボディの一部で構成してなり、しかも、この排出凹部の底部には、ピン孔を連続して形成する一方、このピン孔の内周に、環状の拡径部を食い込ませてアルミよりも硬いピンを固定したことを特徴とする。
の発明は、上記排出凹部が、スプール孔の内壁からボディを掘り下げて形成した凹みからなるとともに、当該排出凹部の底部を上記ボディの一部で構成してなり、しかも、この排出凹部には、当該排出凹部の底部を覆うアルミよりも硬いプレートを組み込む一方、上記排出凹部の内周には環状溝を形成するとともに、この環状溝にアルミよりも硬い止め輪を組み付けて、上記プレートが排出凹部から抜けるのを防いだことを特徴とする。
の発明は、上記排出凹部が、スプール孔の内壁からボディを掘り下げて形成した凹みからなるとともに、当該排出凹部の底部を上記ボディの一部で構成してなり、しかも、この排出凹部の内壁に、アルミよりも硬いプッシュナットの外縁を食い込ませるとともに、当該プッシュナットで上記排出凹部の底部を覆ったことを特徴とする。
第1〜4の発明によれば、排出凹部内を、アルミよりも硬い部材で覆ったので、この排出凹部内でキャビテーションが発生したとしても、排出凹部内の摩耗等を防止することができる。
図1にこの発明の第1実施形態を示すが、排出凹部28及びこの排出凹部28内に装着する部材以外の構成については、図〜図に示した上記従来例と同じなので、以下では、この排出凹部28等の構成を中心に説明し、従来と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図1に示すように、アルミ製のボディ10には、スプール孔6を形成し、このスプール孔6に排出通路5を連通させている。また、スプール孔6の内周であって、排出通路5の開口部に対向する位置には、排出凹部28を形成している。そして、この排出凹部28の底に、アルミよりも硬質の鉄製のプレート29を組み付けている。このプレート29は、圧入によって排出凹部28の底に固定しているが、溶接や接着剤等を用いて排出凹部28の底に固定してもよい。つまり、プレート29の固定手段は問わない。
この第1実施形態によれば、排出凹部28に余剰流量の一部が流れ込んだときに、排出凹部28内でキャビテーションが発生したとしても、排出凹部28内に設けた鉄製のプレート29は、アルミよりも硬いので、このプレート29がエロージョンによって磨耗したり削られたりしない。
したがって、排出凹部28が磨耗したり削られたりすることを防止できる。そして、このように排出凹部28の摩耗等を防止できるので、アルミ製のボディ10に孔が開くといった不都合を防止することができる。また、エロージョンによって排出凹部28の底や周囲が削られることもないので、コンタミの混入によってベーンポンプの吐出性能が低下するといった不都合も生じない。
図2に示した第2実施形態は、排出凹部28の底に、内周に雌ねじを形成したボルト孔30を形成している。そして、このボルト孔30に、アルミよりも硬い鉄製の平頭ボルト31を螺合している。
この第2実施形態によれば、排出凹部28内に設けた平頭ボルト31の頭部31aが、アルミよりも硬い鉄製なので、排出凹部28内でキャビテーションが発生したとしても、その部分がエロージョンによって磨耗したり削られたりすることがない。
したがって、排出凹部28内が磨耗したり削られたりすることを防止できる。このように排出凹部28内の摩耗等を防止できるので、アルミ製のボディ10に孔が開いたり、コンタミの混入によってベーンポンプの吐出性能が低下したりするといった不都合が生じない。
図3に示した第3実施形態は、排出凹部28の底に、ピン穴32を形成している。そして、このピン穴32に、アルミよりも硬い鉄製のピン33を圧入している。このピン33には、環状の拡径部33aを複数形成し、これら拡径部33aをピン穴32の内周に食い込ませることによって、ピン穴32からピン33が抜けないようにしている。
この第3実施形態においても、排出凹部28内に設けた鉄製のピン31が、エロージョンによって磨耗したり削られたりすることがないので、排出凹部28内の磨耗等を防止することができる。そして、このように排出凹部28内の摩耗等を防止できるので、アルミ製のボディ10に孔が開いたり、コンタミの混入によってベーンポンプの吐出性能が低下したりするといった不都合が生じない。
図4に示した第4実施形態は、排出凹部28の底に、アルミよりも硬い鉄製のプレート34を挿入している。また、この排出凹部28の内周に、環状溝35を形成するとともに、この環状溝35に、アルミよりも硬い鉄製の止め輪36を組み付けている。そして、この止め輪36によって、上記プレート34が排出凹部28から抜けないようにしている。
この第4実施形態においても、排出凹部28内に設けた鉄製のプレート34や止め輪36が、エロージョンによって磨耗したり削られたりすることがないので、排出凹部28内の磨耗等を防止することができる。そして、このように排出凹部28内の摩耗等を防止できるので、アルミ製のボディ10に孔が開いたり、コンタミの混入によってベーンポンプの吐出性能が低下したりするといった不都合が生じない。
図5に示した第5実施形態は、排出凹部28の底に、アルミよりも硬い鉄製のプッシュナット37を組み付けたものである。このプッシュナット37は、その形状により、装着時にその外縁が排出凹部28の内壁に食い込むようにしている。そして、排出凹部28に装着した後、このプッシュナット37は排出凹部28から簡単に抜けないようになっている。
上記構成にした第5実施形態においても、排出凹部28内に設けた鉄製のプッシュナット37が、エロージョンによって磨耗したり削られたりすることがないので、排出凹部28内の磨耗等を防止できる。そして、排出凹部28内の摩耗等を防止できるので、アルミ製のボディ10に孔が開いたり、コンタミの混入によってベーンポンプの吐出性能が低下したりするといった不都合が生じない。
なお、上記第1〜第5実施形態におけるプレート29,平頭ボルト31,ピン32,プレート34,止め輪36,プッシュナット37,プラグ38はアルミよりも硬い硬質の部材からなり、上記第1〜第実施形態では、排出凹部28の底の部分だけを鉄製のプレート29等で覆っているが、上記プレート29等は、高硬質の部材であって、排出凹部28の全体を覆う形状であってもよい。
ただし、排出凹部28の全体を硬質の部材で覆うと、この硬質の部材の厚みの分だけ、スプール孔6内における排出凹部28の開口面積が小さくなる。そして、この排出凹部28の開口面積が小さくなることによって、排出通路5側の開口部と完全に対応しなくなると、スプール7の他端7bが排出通路5にオーバーラップするタイミングと、排出凹部28にオーバーラップするタイミングとがずれることによって、流量制御特性が変化してしまうおそれがある。したがって、この場合は、高硬質の部材を装着した後、上記タイミングが一致するような設計変更が必要になる。
これに対して上記第1〜第5実施形態のように、排出凹部28の底の部分だけを硬質の部材で覆えば、硬質の部材の肉厚が、排出凹部28の開口面積に影響を与えることがない。したがって、流量制御特性が変化するといった不都合も生じない。
さらに、上記第1〜第実施形態では、ベーンポンプから吐出された圧油を制御するようにしているが、この発明の流量制御弁は、ギヤポンプなど、他の圧力源から供給される圧油を制御することもできる。また、上記第1〜第実施形態では、余剰流量を、排出通路5を介してベーンポンプの吸い込み側に戻しているが、余剰流量をタンクに戻してもよい。
ただし、この発明によれば、余剰流量にコンタミが混入することを防止できるので、余剰流量を、排出通路5を介してそのまま吸い込み側に導くベーンポンプに用いた場合には、このベーンポンプの吐出性能を維持できるという効果が得られる。
第1実施形態の断面図である。 第2実施形態の断面図である。 第3実施形態の断面図である。 第4実施形態の断面図である。 第5実施形態の断面図である。 流量制御弁FVを備えたパワーステアリング装置の回路図である。 べーンポンプの断面図である。 従来例の断面図である。 流量制御弁FVの説明図である。
符号の説明
3 オリフィス
4 供給通路
5 排出通路
6 スプール孔
7 スプール
7c 環状溝
8 パイロット室
9 スプリング
10 ボディ
21a アクチュエータポート
27 パイロット通路
28 排出凹部
頭ボルト
32
34 レート
37 ッシュナット

Claims (4)

  1. アルミ製のボディと、このボディに形成した供給通路及び排出通路と、これら供給通路及び排出通路に連通するスプール孔と、このスプール孔に摺動自在に組み込んだスプールと、このスプールに形成した環状溝と、上記スプール孔の供給通路側に連通させたアクチュエータポートと、供給通路とアクチュエータポートとの間の流路途中に設けたオリフィスと、スプール孔のアクチュエータポートとは反対側に設けたパイロット室と、このパイロット室に上記オリフィスの下流側の圧力を導くパイロット通路と、パイロット室に設けるとともにスプールに弾性力を作用させるスプリングと、上記スプール孔の内壁であって、上記排出通路の開口部に対向する位置に形成した排出凹部とを備え、上記排出通路及び排出凹部が、上記スプールの移動位置に応じて供給通路に連通したときに、供給通路からの圧油の一部を余剰流量として排出通路に導くとともに、供給通路から排出凹部に流れ込んだ圧油を、スプールの環状溝を経由して排出通路に導く流量制御弁において、上記排出凹部は、スプール孔の内壁からボディを掘り下げて形成した凹みからなるとともに、当該排出凹部の底部を上記ボディの一部で構成してなり、しかも、この排出凹部の底部には、内周に雌ねじを形成したボルト孔を連続して形成する一方、このボルト孔には、上記スプール孔側からアルミよりも硬い頭部を有する平頭ボルトを螺合するとともに、この平頭ボルトで上記排出凹部の底部を覆ったことを特徴とする流量制御弁。
  2. アルミ製のボディと、このボディに形成した供給通路及び排出通路と、これら供給通路及び排出通路に連通するスプール孔と、このスプール孔に摺動自在に組み込んだスプールと、このスプールに形成した環状溝と、上記スプール孔の供給通路側に連通させたアクチュエータポートと、供給通路とアクチュエータポートとの間の流路途中に設けたオリフィスと、スプール孔のアクチュエータポートとは反対側に設けたパイロット室と、このパイロット室に上記オリフィスの下流側の圧力を導くパイロット通路と、パイロット室に設けるとともにスプールに弾性力を作用させるスプリングと、上記スプール孔の内壁であって、上記排出通路の開口部に対向する位置に形成した排出凹部とを備え、上記排出通路及び排出凹部が、上記スプールの移動位置に応じて供給通路に連通したときに、供給通路からの圧油の一部を余剰流量として排出通路に導くとともに、供給通路から排出凹部に流れ込んだ圧油を、スプールの環状溝を経由して排出通路に導く流量制御弁において、上記排出凹部は、スプール孔の内壁からボディを掘り下げて形成した凹みからなるとともに、当該排出凹部の底部を上記ボディの一部で構成してなり、しかも、この排出凹部の底部には、ピン孔を連続して形成する一方、このピン孔の内周に、環状の拡径部を食い込ませてアルミよりも硬いピンを固定したことを特徴とする流量制御弁。
  3. アルミ製のボディと、このボディに形成した供給通路及び排出通路と、これら供給通路及び排出通路に連通するスプール孔と、このスプール孔に摺動自在に組み込んだスプールと、このスプールに形成した環状溝と、上記スプール孔の供給通路側に連通させたアクチュエータポートと、供給通路とアクチュエータポートとの間の流路途中に設けたオリフィスと、スプール孔のアクチュエータポートとは反対側に設けたパイロット室と、このパイロット室に上記オリフィスの下流側の圧力を導くパイロット通路と、パイロット室に設けるとともにスプールに弾性力を作用させるスプリングと、上記スプール孔の内壁であって、上記排出通路の開口部に対向する位置に形成した排出凹部とを備え、上記排出通路及び排出凹部が、上記スプールの移動位置に応じて供給通路に連通したときに、供給通路からの圧油の一部を余剰流量として排出通路に導くとともに、供給通路から排出凹部に流れ込んだ圧油を、スプールの環状溝を経由して排出通路に導く流量制御弁において、上記排出凹部は、スプール孔の内壁からボディを掘り下げて形成した凹みからなるとともに、当該排出凹部の底部を上記ボディの一部で構成してなり、しかも、この排出凹部には、当該排出凹部の底部を覆うアルミよりも硬いプレートを組み込む一方、上記排出凹部の内周には環状溝を形成するとともに、この環状溝にアルミよりも硬い止め輪を組み付けて、上記プレートが排出凹部から抜けるのを防いだことを特徴とする流量制御弁。
  4. アルミ製のボディと、このボディに形成した供給通路及び排出通路と、これら供給通路及び排出通路に連通するスプール孔と、このスプール孔に摺動自在に組み込んだスプールと、このスプールに形成した環状溝と、上記スプール孔の供給通路側に連通させたアクチュエータポートと、供給通路とアクチュエータポートとの間の流路途中に設けたオリフィスと、スプール孔のアクチュエータポートとは反対側に設けたパイロット室と、このパイロット室に上記オリフィスの下流側の圧力を導くパイロット通路と、パイロット室に設けるとともにスプールに弾性力を作用させるスプリングと、上記スプール孔の内壁であって、上記排出通路の開口部に対向する位置に形成した排出凹部とを備え、上記排出通路及び排出凹部が、上記スプールの移動位置に応じて供給通路に連通したときに、供給通路からの圧油の一部を余剰流量として排出通路に導くとともに、供給通路から排出凹部に流れ込んだ圧油を、スプールの環状溝を経由して排出通路に導く流量制御弁において、上記排出凹部は、スプール孔の内壁からボディを掘り下げて形成した凹みからなるとともに、当該排出凹部の底部を上記ボディの一部で構成してなり、しかも、この排出凹部の内壁に、アルミよりも硬いプッシュナットの外縁を食い込ませるとともに、当該プッシュナットで上記排出凹部の底部を覆ったことを特徴とする流量制御弁。
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