JP2003097455A - ベーンポンプ - Google Patents

ベーンポンプ

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JP2003097455A
JP2003097455A JP2001291397A JP2001291397A JP2003097455A JP 2003097455 A JP2003097455 A JP 2003097455A JP 2001291397 A JP2001291397 A JP 2001291397A JP 2001291397 A JP2001291397 A JP 2001291397A JP 2003097455 A JP2003097455 A JP 2003097455A
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JP
Japan
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high pressure
pressure passage
bore
passage
cam ring
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JP2001291397A
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English (en)
Inventor
Yuji Ito
祐二 伊藤
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボアの深さ方向の寸法を大きくした場合で
も、不必要に外径を大きくすることなく、高圧室と組み
付け穴とを連通させることができるベーンポンプを提供
することである。 【解決手段】 ボディ1に形成したボア2内にカムリン
グ4と複数のベーン6を有するロータ7を組み込むとと
もに、ボディ1に形成した組み付け穴11に流量制御弁
を組み込み、この組み付け穴11をボア2内に設けた高
圧室9に高圧通路13を介して連通させてなり、圧縮し
た高圧流体を高圧室9から高圧通路13を介して流量制
御弁に導くベーンポンプにおいて、高圧通路13をボデ
ィの外側からボア側に向かって形成し、この高圧通路1
3を介して組み付け穴11と高圧室9とを連通させると
ともに、高圧通路13のボディ1表面に開口した部分1
3aを閉塞部材14によって塞いだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流量制御弁を一
体にしたベーンポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】流量制御弁を一体にした従来のベーンポ
ンプは、図3に示すように、ボディ1にボア2を形成す
るとともに、このボア2にサイドプレート3とカムリン
グ4とを組み込んでいる。このようにサイドプレート3
とカムリング4とを組み込んだボア2を、ボディ1の一
端側に固定したカバー5によって塞いでいる。上記カム
リング4の内周には、複数のベーン6を有するロータ7
を組み込むとともに、このロータ7に駆動軸8を連結し
ている。そして、この駆動軸8を、図示していないエン
ジンに連係している。
【0003】上記エンジンの駆動によってロータ7が回
転すると、その遠心力によってロータ7からベーン6が
突出する。この突出したベーン6の先端が、カムリング
4の内周に接すると、カムリング4とベーン6とロータ
7とによって複数の室が区画形成される。これら室は、
ロータ7の回転によって吸込室になったり吐出室になっ
たりする。詳しく説明すると、まず、吸込室には、この
室の容積を増加させることによって、吸い込み通路15
を介して導いた流体が吸い込まれる。次に、この吸込室
は、ロータ7の回転に応じて容積を減少させていくが、
このとき、吸込室が吐出室となることで、結果的に吸込
室に吸い込まれた流体が、吐出室から高圧室9に高圧流
体として吐出される。
【0004】上記したようにベーンポンプでは、ロータ
7の一回転当たりの吐出量が、ベーン6によって区画さ
れる室の容積変化量によって決まる。すなわち、カムリ
ング4の幅方向の寸法を大きくしたり、カムリング4の
内径を大きくすることによって、吸込室の容積変化量を
増やせば、ロータ7の一回転当たりの吐出量が増える。
また、カムリング4の幅方向の寸法を小さくしたり、カ
ムリング4の内径を小さくすることによって、吸込室の
容積変化量を少なくすれば、ロータ7の一回転当たりの
吐出量も少なくなる。
【0005】一方、上記高圧室9に吐出された高圧流体
は、ボディ1に形成した高圧通路10を介して組み付け
穴11に導かれる。この組み付け穴11には、図示して
いない吐出ポートとバイパス通路12とを連通させてい
る。そして、上記吐出ポートにアクチュエータを接続
し、バイパス通路12を吸い込み通路15に連通させて
いる。そして、このようにした組み付け穴11には、図
示していないスプールを組み込むことによって、流量制
御弁を構成するようにしている。この流量制御弁は、高
圧室9から高圧通路10を介して高圧流体が供給される
と、アクチュエータ側の負荷圧に応じてスプールが切り
換わり、所定の流量を吐出ポート側に供給し、余剰流量
をバイパス通路12側に戻す。つまり、流量制御弁によ
って、アクチュエータが必要とする流量だけを吐出ポー
トから吐出させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のベーンポン
プでは、高圧室9と組み付け穴11とを連通する高圧通
路10を形成するために、図4に示すように、ボア2側
からドリルDを斜めに挿入している。ところが、ロータ
7の一回転当たりの吐出量を増やすために、カムリング
4の幅方向の寸法を大きくすると、高圧通路10を形成
することができなくなる。すなわち、カムリング4の幅
方向の寸法を大きくすると、図5に示すように、それに
応じてボア2の深さ方向の寸法Wも大きくしなければな
らない。
【0007】しかし、このようにボア2の深さ方向の寸
法Wを大きくすると、高圧通路10を形成するときに使
用するドリルDが、ボディ1の一部aに干渉してしま
う。ボディ1に高圧流路10が干渉すると、カバー5と
のシール面が確保不可能になり、ボディ1の密封性が実
現できなくなる。つまり、ボア2の深さ方向の寸法Wが
大きくなると、高圧通路10を形成することができず、
高圧室9と組み付け穴11とを連通させることができな
いという問題が生じる。この発明の目的は、ボア2の深
さ方向の寸法Wを大きくした場合でも、不必要に外径を
大きくすることなく、高圧室と組み付け穴とを連通させ
ることができるベーンポンプを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ボディに
形成したボア内に、カムリングを組み込むとともに、こ
のカムリングの内側に複数のベーンを有するロータを組
み込む一方、上記ボディには、組み付け穴を形成し、こ
の組み付け穴に流量制御弁を組み込むとともに、この組
み付け穴を、ボア内に設けた高圧室に高圧通路を介して
連通させてなり、上記ロータの回転によって、ベーンを
カムリングに摺接させると、これらベーンとカムリング
とロータとによって複数の室が区画形成されるととも
に、これら室によって圧縮した高圧流体を、高圧室から
高圧通路を介して流量制御弁に導くベーンポンプにおい
て、上記高圧通路をボディの外側からボア側に向かって
形成し、この高圧通路を介して組み付け穴と高圧室とを
連通させるとともに、高圧通路のボディ表面に開口した
部分を、閉塞部材によって塞ぐ構成にしたことを特徴と
する。
【0009】第2の発明は、上記第1の発明において、
閉塞部材を高圧通路内に埋設したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示すこの発明の一実施形態
は、ボディ1の表面に、高圧通路13の一端を開口させ
るとともに、この開口させた部分を、閉塞部材14によ
って塞いでいる。その他の構成については、前記従来例
と同じなので、従来と同じ構成要素については同じ符号
を付して説明する。
【0011】ボディ1に形成したボア2に、サイドプレ
ート3とカムリング4とを組み込むとともに、これらサ
イドプレート3とカムリング4とを組み込んだボア2
を、ボディ1に固定したカバー5によって塞いでいる。
上記カムリング4の内周には、複数のベーン6を有する
ロータ7を組み込むとともに、このロータ7に駆動軸8
を連結している。そして、この駆動軸8を図示していな
いエンジンに連係している。
【0012】上記エンジンの駆動によってロータ7が回
転すると、その遠心力によってロータ7からベーン6が
突出して、その先端がカムリング4の内周に接する。そ
のため、カムリング4の内側に複数の室が区画形成され
て、これら室がロータ7の回転によって吸込室になった
り吐出室になったりする。そして、吸い込み通路15を
介して吸込室に吸い込まれた流体が、ロータ7の回転に
応じて高圧室9に吐出される。
【0013】また、上記高圧室9に吐出された高圧流体
は、ボディ1に形成した高圧通路13を介して組み付け
穴11に導かれる。この組み付け穴11には、流量制御
弁を構成する図示していないスプールを組み込むととも
に、アクチュエータを接続する図示していない吐出ポー
トと、吸い込み通路15に連通するバイパス通路12と
を連通させている。そして、上記流量制御弁に、高圧通
路13を介して高圧流体を導くと、流量制御弁のスプー
ルの位置に応じて高圧流体が吐出ポート側とバイパス通
路12側とに振り分けられる。
【0014】一方、上記高圧通路13は、図2に示すよ
うに、ボディ1の外側からドリルDを用いて形成する。
すなわち、ドリルDを、ボディ1の外側から挿入して、
組み付け穴11を貫通させた後、高圧室9に連通させ
る。このようにすれば、組み付け穴11と高圧室9とを
連通させることができる。なお、組み付け穴11を形成
する前に高圧通路13を形成する場合には、組み付け穴
11を形成するときに、組み付け穴11と高圧通路13
とを連通させることになる。
【0015】また、上記したようにドリルDをボディ1
の外側から挿入すれば、ボア2の深さ方向の寸法Wを大
きくした場合にも、このボア2を形成するボディ1の壁
部分にドリルDすなわち高圧通路13が干渉することは
ない。つまり、この実施形態によれば、ロータ7の一回
転当たりの吐出量を増やすために、ボア2の深さ方向の
寸法Wを大きくした場合でも、ボディ1の密封性を実現
した上で、高圧通路13を形成することができるので、
高圧室9と組み付け穴11とを連通させることができ
る。
【0016】また、上記高圧通路13のボディ1の表面
に開口した部分13aには、閉塞部材14を組み込んで
いる。このように閉塞部材14を組み込むことによっ
て、高圧流体が外部に漏れるのを防止している。また、
閉塞部材14を高圧通路13に完全に埋設することによ
って、ボディ1の表面から閉塞部材14が突出しないよ
うにしている。ボディ1の表面から閉塞部材14が突出
していると、車両などにベーンポンプを組み付ける際、
この突出した部分が他の部品などに干渉して、このベー
ンポンプを取り付けることができなくなるおそれがあ
る。しかし、この実施形態のように、閉塞部材14を高
圧通路13の開口部分13aに完全に埋設しておけば、
そのような不都合が生じない。なお、ベーンポンプを取
り付けるためのスペースが十分あれば、ボルトタイプの
閉塞部材を用いて高圧通路13の開口部分13aを塞い
でもよい。
【0017】
【発明の効果】第1の発明によれば、高圧通路をボディ
の外側からボア側に向かって形成し、この高圧通路を介
して組み付け穴と高圧室とを連通させるとともに、高圧
通路のボディ表面に開口した部分を、閉塞部材によって
塞ぐ構成にしたので、ボアの深さ方向の寸法を大きくし
た場合にも、ボディに高圧通路を形成するドリルが干渉
することはない。したがって、この高圧通路によって、
吐出量の多いベーンポンプでもボディの密封性を確保し
たまま、確実に高圧室と組み付け穴とを連通させること
ができる。
【0018】第2の発明によれば、閉塞部材を高圧通路
に埋設したので、ボディの表面から閉塞部材が突出する
ことがない。したがって、ベーンポンプを他の機器に取
り付けるときに、閉塞部材が他の部品に干渉して邪魔に
なることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の断面図である。
【図2】ボディ1の断面図である。
【図3】従来のベーンポンプを示す断面図である。
【図4】ボディ1の断面図である。
【図5】ボア2の深さ方向の寸法Wを大きくしたボディ
1の断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ 2 ボア 4 カムリング 6 ベーン 7 ロータ 9 高圧室 11 組み付け穴 13 高圧通路 13a 高圧通路の開口部分 14 閉塞部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディに形成したボア内に、カムリング
    を組み込むとともに、このカムリングの内側に複数のベ
    ーンを有するロータを組み込む一方、上記ボディには、
    組み付け穴を形成し、この組み付け穴に流量制御弁を組
    み込むとともに、この組み付け穴を、ボア内に設けた高
    圧室に高圧通路を介して連通させてなり、上記ロータの
    回転によって、ベーンをカムリングに摺接させると、こ
    れらベーンとカムリングとロータとによって複数の室が
    区画形成されるとともに、これら室によって圧縮した高
    圧流体を、高圧室から高圧通路を介して流量制御弁に導
    くベーンポンプにおいて、上記高圧通路をボディの外側
    からボア側に向かって形成し、この高圧通路を介して組
    み付け穴と高圧室とを連通させるとともに、高圧通路の
    ボディ表面に開口した部分を、閉塞部材によって塞ぐ構
    成にしたことを特徴とするベーンポンプ。
  2. 【請求項2】 閉塞部材を高圧通路内に埋設したことを
    特徴とする請求項1記載のベーンポンプ。
JP2001291397A 2001-09-25 2001-09-25 ベーンポンプ Pending JP2003097455A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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