JPS5853690A

JPS5853690A - ベ−ンポンプ

Info

Publication number: JPS5853690A
Application number: JP56152433A
Authority: JP
Inventors: Kosaku Masuda; 増田　耕作; Hideichiro Tashiro; 田代　秀一郎
Original assignee: Jidosha Kiki Co Ltd
Current assignee: Jidosha Kiki Co Ltd
Priority date: 1981-09-25
Filing date: 1981-09-25
Publication date: 1983-03-30
Also published as: ES515953A0; DE3235427A1; KR840001684A; DE3235427C2; ES8308973A1; US4505649A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、たとえば自動車のハンドル操作力を軽減する
丸めのパワーステアリング装置などに用いられるベーン
ポンプの改嵐に関する。

この種のベーンポンプにおｉて、従来曖も古くは、ベー
／を放射方向に進退自在に組込んだロータを収容するカ
ムリングを、その両開からポンプボディにて挾持してな
る構成が一般に採用されていた。しかし、このような構
造では、ポンプ吐出圧の上昇によりポンプボディ側が変
形され、カムリングとの間のクリアランスが大きくなっ
て内部漏れを生じ、ポンプ効率が低下するといった問題
があった。

したがって、従来のこの種のべ一ノポンプでは、上述し
九問題を解決するために、カムリングの両開に一対のプ
レートを配設し、これらを１組のポンプカートリッジと
してポンプボディ内に組込むとともに、一方のプレート
の外側にポンプ吐出圧が導びかれる高王室を設゛け、こ
の流体圧によりプレートをカムリングＩＩＫ圧接してこ
れら部材間のクリアランスを一定値以下に維持するよう
に構成し丸、いわゆるプレッシャローディングタイプが
主流を占めていた。

しかしながら、上述したプレッシャローディ／ゲタイブ
では、カムリングの両側に圧接される−対のプレートや
、これらを組付けるだめのスプリング、さらには各部を
シールするシール材などを必要とし、部品点数が多く、
構造が複雑であるばかりでなく、ポンプ全体が大型化し
、重量も嵩み、またコスト的にも高価であるといった問
題を生じている。

そして、このような問題は、近年要請されている省エネ
ルギ化に逆行する結果となっている。すなわち、この種
のべ一／ポンプは、その装着場所がたとエバエンジンル
ーム内の狭いスペースであることや、自動車の全体重量
、コストに与える影響などから制約を受け、より簡単で
コンパクトな構成により小型かつ軽量でしかもコスト的
にも安価であることが望まれている。特に、近年では小
型乗用車にもパワーステアリング装置が搭載されるよう
になっており、上述し九要求は大きいものである。

この丸め、近年この種のベーンポンプにおいて、ポンプ
吐出圧が低圧でよいものに用いられるポンプでは、前述
したプレッシャローディングタイプを止め、カムリング
両開の一対のプレートをなくし、このカムリングを直接
ポンプボディにて挾持するようにした構成が再び採用さ
れるようになっており、その−列が％１昭５６−６９４
９１号公報などにより既に提案されている。

しかしながら、とのベーンポンプでは、ロータを収容す
る略楕円状を呈するカム面を形成し九カムリングは、そ
の両開に接合される各ポンプボディの外観形状に合わせ
て形成され、かつその一部に一方のボディから他方にポ
ンプ吸込ｌｉ流体を導びく流体通路が形成されるととも
に、この流体通路と前記カム面とを外部からシールする
シール溝が両ｇｉｌｌｌｉｉｆに形成されており、その
形状が複雑で、加工性が悪いという問題がある。特に、
このカムリングは高級合金鋳物で形成されているため、
コスト的に高価で、また重量も嵩むものであり、さらに
その材質として焼結材を用いると、流体が外部に滲出す
るといつ九問題もあった。

本発明はこのような事情に轟みてなされたもので、ロー
タを収容したカムリングを両面から直接ノロ／トポディ
およびリアボディにて挟持するとともに、前記カムリン
グを収容する嵌入孔を有する中間ボディを前記両ボディ
閏に介在させ、かつこの中間ボディの嵌入孔内周面の一
部に、前記フロントボディ輿からリアボディーにポンプ
吸込鵠流体を導びく流体通路を構成する膨出部を設ける
という簡単な構成によって、各部の成形加工が簡単かつ
確実に行なえ、コスト的にも安帥で、またポンプ効率の
面からも優れ、しかも全体の小型かつ軽量化を達成でき
るベーンポンプを提供するものである。

以下、本発明を図面に示した実施例を用いて一部に説明
する。

第１図ないし第６図は本発明に泳るベーンポンプの一実
施ガを示すものであり、これらの図にνいて、符号１０
は放射状に形成されたスリット中に摺動自在に組込まれ
る複数枚のべ一７１１を有するロータ、１２はこのロー
タ１０（ＤＭ囲を包囲する略楕円形状をなすカム面１２
ｇを有するカムリングで、このカムリング１２はその外
周部が真円を呈するようにして成形性のよい焼結材など
によ襲屡成されている。

そして、ロータ１０を収納したカムリング１２０両霧に
は、ポンプボディを構成するフロントボディ１３および
リアボディ１４が直接圧接して配設され、前記カムリン
グ１２と共にロータ１０の周囲に一対のポンプ室を形成
する。し九がって、このような構成によれば、従来のプ
レッシャローディングタイプに比べ、一対のプレート等
が不用となるため、部品点数を削減し、ポンプの小型か
つコンパクトを図ることが可能となる。なお、図中符号
１５．１５は前記カムリング１２と両ボディ１３．１４
の回転方向の位置決めを行なうビンで６る０前記フロントボディ１３はその接合面が帥記カムリ／グ
１２よりも大径に形成され、またその内部には、第３図
からも明らかなように、ポンプ吐出ＩＩ流体が前記各ポ
ンプ室に対応して穿設された吐出口１６．１６から導び
かれる高圧室１Ｔが形成されている。また、この高圧室
１７はフロントボディ１３の上端部に設けられたバルブ
穴１８を介してその一方に開口する吐出ボート１９に連
通し、一方、バルブ穴１８はフロントボディ１３の接合
面上端一に開口する通路２１に連通し、ボデ４１５４部
に設けられた吸込ポー）２Ｇは通路２１に接続されてい
る。

なお、第１図中符号２２はフロントボディ１３の軸孔１
３ｍ　中に貫通して配置されたロータ１０の回転軸で、
一対をなすボールベアリング２３およびニードルベアリ
ング２４に軸支され、その内方端はロータ１０にスプラ
インなどで嵌合固定され、また外方端にはたとえば自動
車の工／ジンからＶベルトにより回転力を受けるプーリ
（図示せず）が取付けられる。さらに、２５はオイルシ
ールである。また、図中２６．２６は陳述するリアボデ
ィ１４Ｉｉ１１の吸込口に対向する凹溝、２７は孔部２
８を介してベーン１１基部側に高圧室１１内の圧油を導
びくための環状溝である。

一方、前記リアボディ１４の接合面もフロントボディ１
３に対向してカムリング１２よりも大径に形成され、か
つその上端部には８４図からも明らかなように、前記通
路２１に対向してポンプ吸込間の通路３０が開口してい
る。そして、この通路３Ｇはリアボディ１４内で二叉状
に分岐され、これら分岐通路３１．３１の先端が前記ポ
ンプ室に対応して開口する吸込口３２．３２に接続され
ている。

さて、本発明によれば、上述したカムリング１２を挾持
するフロントボディ１３およびリアボディ１４間に、前
記カムリング１２を収容する断面が円形状を呈する嵌入
孔３３を有する中間ボディ３４を配設し、かつこの中間
ボディ３４の嵌入孔３３の内周面の上端部に、前記両ボ
ディ１３，１４に設けられ九ポンプ吸込霧の通路２１，
３Ｇを連通ずる流体通路３５を構成する膨出部３３１を
形成し九ところに特徴を有している。すなわち、前記中
間ボディ３４は、第５図お′よび第６図からも明らかな
ように、フロントメディ１３およびリアボディ１４に対
応した外観形状を呈し、ａ＜を九成形性のよいアルンダ
イキャストなどにより形成されている。

そして、この中間ボディ３４は前記カムリング１２を両
開から挾持するフロントボディ１３およびリアボディ１
４と共に４本のボルト３６により一体的に固定され、ポ
ンプボディを構成する。また、この中間ボディ３４の両
詞面には、前記嵌入孔３３および膨出部３３ａを取り囲
むようにしてその周縁部分に略環状をなす凹溝３Ｔ、３
７が形成され、これら凹溝３７，３７に０リング３８，
３Ｂを嵌入させて両ボディ１３，１４を接合させること
によりこれら接合部を７−ルするように構成されている
。

そして、このような構成において、中間ボディ３４の嵌
入孔３３内に、ロータ１０を組込んだカムリング１２を
収容し、かり０リング３８等を介在させて両ボディ１３
，１４を両開に接合して固定することによってポンプが
藺導かっ確実に組立てられる。このとき、フロントボデ
ィ１３ｍのポンプ吸込側通路２１は、カムリング１２の
外周と中間ボディ３４の膨出部３３１とで形成される通
路３５を介してリアボディ１４ａｌｌの通路３０に接続
される。

したがって、上述した構成において、ロータ１０が回転
され、ポンプ作用を開始すると、フロントボディ１３日
の吸込ボート２０から売人する作動油は、通路２１．３
５を経てリアボディ１４１Ｉに送られ、さらに通路３０
．３１を経て吸込口３２．３２から各ポンプ案内に（吸
込まれ、フロントボディ１３糊の吐出口１６．１６から
高圧室ＩＴに送られる。

そして、この高圧室ＩＴからバルブ穴１８に送られた作
動油はパルプ穴１８内に組み込まれるフローコントロー
ルパルプ（図示せず）の作用でＲｔが制御されて吐出ボ
ート１９から吐出される一方、余剰流量は通路２１１１
に戻され、吸込ボー）２Ｇからの作動油と合流して再び
通路３５．３０．３１１ｉに送られ、ポンプ内を循環し
て順次吐出される。

すなわち、上述し九パルプ穴１８および吸込ボート２０
に連通してポンプ吸込口３２．３２に接続される通路２
１，３５．３０は循環路としても機能するもので、また
このような構成とすることによっていわゆる霧吹き効果
によりポンプの高速回転時の吸込み性を大幅に向上させ
、ポンプ効率を高めるうえで有用でおる。

そして、本発明によれば、上述した効果に＃するフロン
トボディ１３とリアボディ１４と全連通するポンプ吸込
側通路３５を、簡単かつ確Ａに形成され、しかも軽量で
ある中間ボディ３４の膨出部３３ａとこの中間ボディ３
４Ｍに収容されるカムリング１２の外周とによって形成
しており、その構造が簡単で、しかも成形加工性に優れ
、コスト的にも安価な小屋ベーンポンプを得ることが可
能となる。

以上説明したように、本発明に係るベーンポンプによれ
ば、フロントボディおよびリアボディで直接挾持される
カムリング金、簡単かつ確実に形成される軽量な中間ボ
ディの嵌入孔内に収容保持させるとともに、この嵌入孔
の一部に形成される膨出部とカムリング外周とによって
フロントボディ側からリアボディ簡にポンプ吸込ａｍ体
を導び〈流体通路を形成するようにしたので、以下に列
挙する種々優れた効果がある。

（１）カムリングをポンプボデイに兼用させ、これにポ
ンプ吸込霧通路を設は丸場合に比べ、各部、特にカムリ
ングおよび中間ボディの成形加工が極めて簡単となｐ％
を九シール溝部等を中間ボディに同時に成形できる丸め
、ポンプの製造コストを大幅に低減させることができる
。

（２）中間ｔディをアル電ダイキャストなどで形成する
ことにより、ポンプの軽量化をより効果的に達成でき、
を九低コスト化を図るうえでも効果的でおる◎ よび０リングでシール可能となり、カムリングを成形性
のよい焼結材とし、加工コストを低減するとともに、ポ
ンプ形状に限定されないカムリング形状の標準化を図る
ことができる。

（４）中間ボディの膨出部とカムリング外壁とでポンプ
吸込側通路を形成しているため、簡単な構造であるにも
かかわらず、ポンプの高速回転時の吸込み性を向上させ
た高効率で、しかも小型、軽量かつ安価なベーンポンプ
を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明に係るベーンポンプの一実施例をｌ（し、第
１図はその縦断面図、第２図は要部分解斜視図、３１３
図はフロントボディの左−面図、第４図はリアボディの
右霧面図、第５図および第６図は中間ボディの右および
左側面図である。１０・・・・ロータ、１１・・・・ベー／、１２・・拳
・カムリング、１３・０・のフロントボディ、１４・・
・・リアボディ、１６・・・・吐出口、１１・・・・高
圧室、１８・・・・パルプ穴、１９・・・・吐出ボート
、２０・・・・吸込ボート、２１・・・・通路、３０．
３１・・・・通路、３２・・・・吸込口、３３・・・・
嵌入孔、３３ａ・・・・膨出部、３４・・・・中間ボデ
ィ、３５・・・・流体通路。特峰出願人　　自動車機器株式会社代　場　人　　　山　川　政　樹（ほか１名）第１図第３図第５図ＩＰ１４図４第６図

Claims

【特許請求の範囲】

ロータおよびこのロータに組み込まれるベーンと、この
ロータを収容するカムリングと、これらロータとカムリ
ングの両開に圧接して配設され前記カムリングと共にポ
ンプ室を形成するフロントボディおよびリアボディと、
これら両ボディ関に配設されかつ前記カムリングを収容
する嵌入孔を有する中間ボディとを備え、この中間ボデ
ィの嵌入孔内周面の一部に、前記７ａントボデイ調から
リアボディ霧にポンプ吸込１Ｉｌｎ、体を導びく流体通
路を構成する膨出部が形成されていることを特徴とする
ベーンポンプ。