JP4079104B2 - 分散補償光ファイバ、分散補償器および光伝送路 - Google Patents

分散補償光ファイバ、分散補償器および光伝送路 Download PDF

Info

Publication number
JP4079104B2
JP4079104B2 JP2004067862A JP2004067862A JP4079104B2 JP 4079104 B2 JP4079104 B2 JP 4079104B2 JP 2004067862 A JP2004067862 A JP 2004067862A JP 2004067862 A JP2004067862 A JP 2004067862A JP 4079104 B2 JP4079104 B2 JP 4079104B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dispersion
wavelength
optical fiber
core region
refractive index
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004067862A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005257928A (ja
Inventor
義典 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2004067862A priority Critical patent/JP4079104B2/ja
Priority to US11/073,725 priority patent/US7164834B2/en
Publication of JP2005257928A publication Critical patent/JP2005257928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4079104B2 publication Critical patent/JP4079104B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/02214Optical fibres with cladding with or without a coating tailored to obtain the desired dispersion, e.g. dispersion shifted, dispersion flattened
    • G02B6/02219Characterised by the wavelength dispersion properties in the silica low loss window around 1550 nm, i.e. S, C, L and U bands from 1460-1675 nm
    • G02B6/02252Negative dispersion fibres at 1550 nm
    • G02B6/02261Dispersion compensating fibres, i.e. for compensating positive dispersion of other fibres
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/028Optical fibres with cladding with or without a coating with core or cladding having graded refractive index
    • G02B6/0281Graded index region forming part of the central core segment, e.g. alpha profile, triangular, trapezoidal core
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/036Optical fibres with cladding with or without a coating core or cladding comprising multiple layers
    • G02B6/03616Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference
    • G02B6/03638Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference having 3 layers only
    • G02B6/03644Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference having 3 layers only arranged - + -

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Description

本発明は、伝送用光ファイバの波長分散を補償する分散補償光ファイバおよび分散補償器、ならびに、これら伝送用光ファイバと分散補償光ファイバとを含む光伝送路に関するものである。
光伝送システムにおいて信号光を伝送する光伝送路は、大容量の情報を高速に伝送するために、信号光波長帯域において、挿入損失が小さく、また、総波長分散の絶対値が小さいことが要求される。一般に光伝送路は光ファイバから構成されるが、1種類の光ファイバのみでは光伝送路の総波長分散の絶対値を小さくすることは困難であることから、複数種類の光ファイバを接続することで光伝送路全体の総波長分散の絶対値を小さくしている(例えば特許文献1を参照)。
具体的には、信号光波長帯域において光伝送路全体の総波長分散の絶対値を小さくするために、この信号光波長帯域で正の波長分散を有する伝送用光ファイバと、この信号光波長帯域で負の波長分散を有する分散補償光ファイバと、を適切な長さ比で直列接続する。また、このとき、伝送用光ファイバおよび分散補償光ファイバそれぞれの分散スロープをも互いに異符号のものとすることで、広い波長帯域において光伝送路全体の総波長分散の絶対値を小さくすることができる。
米国特許第6574407号明細書
しかしながら、上記特許文献1に開示されたものを含め従来の分散補償光ファイバは、広い波長帯域において挿入損失および光伝送路全体の総波長分散の絶対値の双方を充分には小さくすることができず、大容量・高速の光伝送に用いるには充分ではない。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、大容量・高速の光伝送に用いるのに好適な分散補償光ファイバ、分散補償器および光伝送路を提供することを目的とする。
本発明に係る分散補償光ファイバは、波長1550nmにおいて、FOMが200ps/nm/dB以上であり、RDCの絶対値が10 −4 nm −2 以下であり、RDSが0.005nm −1 〜0.009nm −1 であるモジュール化される分散補償光ファイバであって、中心軸を含み最大屈折率nを有する第1コア領域と、該第1コア領域を取り囲み屈折率n(ただし、n>n)を有する第2コア領域と、該第2コア領域を取り囲み屈折率n(ただし、n<n)を有する第3コア領域と、該第3コア領域を取り囲み屈折率n(ただし、n>n)を有するクラッド領域と、を有し、クラッド領域の屈折率nを基準として、第1コア領域の比屈折率差が2.0%〜3.3%の範囲にあり、第2コア領域の比屈折率差が−1.5%〜−0.2%の範囲にあり、第3コア領域の比屈折率差が0.2%〜0.5%の範囲にあり、第1コア領域の外径(2a)と第3コア領域の外径(2c)との比(a/c)が0.15〜0.30の範囲にあり、第2コア領域の外径(2b)と第3コア領域の外径(2c)との比(b/c)が0.40〜0.64の範囲にあることを特徴とする。
直径120mmで巻いたときの波長1630nmにおける曲げ損失が0.1dB/km以下であるのが好適である。波長1630nmにおけるPetermannIの定義に拠るモードフィールド径が14.5μm以下であるのが好適である。
本発明に係る分散補償器は、上記の本発明に係る分散補償光ファイバがコイル状に巻かれてなることを特徴とする。波長1550nmにおける総波長分散をDDCF(ps/nm)としたときに、波長1550nmにおける挿入損失(dB)が「−0.005・DDCF+0.4」以下であるのが好適である。また、波長1550nmにおける総波長分散をDDCF(ps/nm)としたときに、波長1550nmにおける非線形係数γとファイバ実効長Leffとの積(rad./W)が「−0.04・DDCF」以下であるのが好適である。
本発明に係る光伝送路は、上記の本発明に係る分散補償器が中継区間に敷設されてなることを特徴とする。
本発明に係る光伝送路は、波長1550nmにおいて波長分散が3.0ps/nm/km〜5.5ps/nm/kmの範囲にあってRDSが0.005nm−1〜0.009nm−1の範囲にある伝送用光ファイバと、該伝送用光ファイバに接続された上記の本発明に係る分散補償器と、を備え、これら伝送用光ファイバおよび分散補償器が中継区間に敷設されていることを特徴とする。伝送用光ファイバの波長1550nmにおける波長分散をDt(ps/nm/km)とし長さをL(km)としたときに、波長範囲1530nm〜1565nmにおける全体の総波長分散(ps/nm)の絶対値が「0.01・Dt・L」以下であるのが好適である。また、波長範囲1530nm〜1565nmにおける全体の総波長分散(ps/nm)の絶対値が「0.005・Dt・L」以下であるのが好適である。
本発明によれば、大容量・高速の光伝送が可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る分散補償光ファイバ10の構成図である。同図(a)は中心軸に垂直な断面を示し、同図(b)は中心軸を含む断面を示す。図2は、本実施形態に係る分散補償光ファイバ10の屈折率プロファイルを示す図である。
これらの図に示されるように、本実施形態に係る分散補償光ファイバ10は、中心軸を含み最大屈折率nを有する第1コア領域11と、該第1コア領域11を取り囲み屈折率n(ただし、n>n)を有する第2コア領域12と、該第2コア領域12を取り囲み屈折率n(ただし、n<n)を有する第3コア領域13と、該第3コア領域13を取り囲み屈折率n(ただし、n>n)を有するクラッド領域14と、を有する。
このような屈折率プロファイルを有する分散補償光ファイバ10は、例えば、石英ガラスをホスト材料として、第1コア領域11および第3コア領域13それぞれに適量の屈折率上昇剤(例えばGeO)が添加され、また、第2コア領域12に適量の屈折率降下剤(例えばF元素)が添加されることで、実現され得る。
そして、本実施形態に係る分散補償光ファイバ10は、クラッド領域の屈折率nを基準として、第1コア領域の比屈折率差Δ1が2.0%〜3.3%の範囲にあり、第2コア領域の比屈折率差Δ2が−1.5%〜−0.2%の範囲にあり、第3コア領域の比屈折率差Δ3が0.2%〜0.5%の範囲にある。
この分散補償光ファイバ10は、波長1550nmにおいて、波長分散が負であり、分散スロープも負である。そして、この分散補償光ファイバ10は、波長1550nmにおいて、FOMが200ps/nm/dB以上であり、RDCの絶対値が10−4nm−2以下である。また、好適には、この分散補償光ファイバ10は、波長1550nmにおけるRDSが0.005nm−1〜0.009nm−1の範囲にある。
ここで、波長をλ(nm)とし、伝送損失をα(dB/km)とし、波長分散をD(ps/nm/km)とし、分散スロープをS(ps/nm/km)とし、四次分散をC(ps/nm/km)とすると、これらのパラメータ,FOM(ps/nm/dB),RDC(nm−2)およびRDS(nm−1)の間には、下記(1)式の関係がある。
Figure 0004079104
以上のような分散補償光ファイバ10は、波長1550nmにおいてFOMが大きくRDCの絶対値が小さいので、広い波長帯域において挿入損失および光伝送路全体の総波長分散の絶対値の双方を充分に小さくすることができて、大容量・高速の光伝送に用いるのに好適なものである。
また、この分散補償光ファイバ10は、第1コア領域11の外径(2a)と第3コア領域13の外径(2c)との比(a/c)が0.15〜0.30の範囲にあり、第2コア領域12の外径(2b)と第3コア領域13の外径(2c)との比(b/c)が0.40〜0.64の範囲にあるのが好適である。この場合には、上記のFOMやRDCを実現する上で好都合である。
また、この分散補償光ファイバ10は、直径120mmで巻いたときの波長1630nmにおける曲げ損失が0.1dB/km以下であるのが好適であり、この場合には、コイル状に巻いてモジュール化したときの損失増加が小さいので、分散補償器を構成する上で好都合である。また、波長1630nmにおけるPetermannIの定義に拠るモードフィールド径が14.5μm以下であるのが好適であり、この場合には、マイクロベンドに因る損失増加が小さいので、やはり、分散補償器を構成する上で好都合である。
また、本実施形態に係る分散補償光ファイバ10は、波長1550nmにおいて、RDSが0.005nm−1〜0.009nm−1の範囲にあり、FOMが200ps/nm/dB以上であるものであってもよい。この分散補償光ファイバ10も、広い波長帯域において挿入損失および光伝送路全体の総波長分散の絶対値の双方を充分に小さくすることができて、大容量・高速の光伝送に用いるのに好適なものである。
図3は、本実施形態に係る光伝送路を含む光伝送システム1の構成図である。この図に示される光伝送システム1では、伝送用光ファイバ30と分散補償光ファイバ10とが接続されて構成される光伝送路が、光送信器40と光受信器50との間の中継区間に敷設されている。光送信器40から送出される信号光は、伝送用光ファイバ30により伝送された後に、更に分散補償光ファイバ10により伝送されて、光受信器50により受信される。
伝送用光ファイバ30は、波長1550nmにおいて、波長分散が正であり、分散スロープも正である。さらに具体的には、伝送用光ファイバ30は、波長1550nmにおいて、波長分散が3.0ps/nm/km〜5.5ps/nm/kmの範囲にあり、RDSが0.005nm−1〜0.009nm−1の範囲にある。伝送用光ファイバ30および分散補償光ファイバ10からなる光伝送路は、広い波長帯域において挿入損失および全体の総波長分散の絶対値の双方が充分に小さくなって、大容量・高速の光伝送に用いるのに好適なものである。
伝送用光ファイバ30の波長1550nmにおける波長分散をDt(ps/nm/km)とし長さをL(km)としたときに、伝送用光ファイバ30および分散補償光ファイバ10からなる光伝送路の全体の総波長分散(ps/nm)の絶対値は波長範囲1530nm〜1565nmにおいて「0.01・Dt・L」以下であるのが好適である。例えば、伝送用光ファイバ30の波長1550nmにおける波長分散Dtが4ps/nm/kmであって長さLが100kmであるとすると、波長範囲1530nm〜1565nmにおける光伝送路の全体の総波長分散の絶対値は4ps/nm以下である。
また、より好適には、光伝送路の全体の総波長分散(ps/nm)の絶対値は、波長範囲1530nm〜1565nmにおいて「0.005・Dt・L」以下である。この場合、例えば、伝送用光ファイバ30の波長1550nmにおける波長分散Dtが4ps/nm/kmであって長さLが100kmであるとすると、波長範囲1530nm〜1565nmにおける光伝送路の全体の総波長分散の絶対値は2ps/nm以下である。
図4は、他の実施形態に係る光伝送路を含む光伝送システム2の構成図である。この図に示される光伝送システム2では、光送信器40と光受信器50との間の中継区間に伝送用光ファイバ30が敷設されていて、光受信器50の手前に分散補償器20が設けられている。光送信器40から送出される信号光は、伝送用光ファイバ30により伝送された後に、分散補償器20により分散補償されて、光受信器50により受信される。
伝送用光ファイバ30は、波長1550nmにおける伝送損失が0.24dB/km以下である。伝送用光ファイバ30の波長1550nmにおける波長分散をDt(ps/nm/km)とし長さをL(km)としたときに、波長1550nmにおける分散補償器20の挿入損失(dB)は「0.005・Dt・L+0.4」以下であり、伝送用光ファイバ30および分散補償器20からなる光伝送路の全体の総波長分散(ps/nm)の絶対値は波長範囲1530nm〜1565nmにおいて「0.01・Dt・L」以下である。伝送用光ファイバ30および分散補償器20からなる光伝送路は、広い波長帯域において挿入損失および全体の総波長分散の絶対値の双方が充分に小さくなって、大容量・高速の光伝送に用いるのに好適なものである。
この分散補償器20は、上記の本実施形態に係る分散補償光ファイバ10がコイル状に巻かれてモジュール化されたものである。そして、分散補償器20は、波長1550nmにおける総波長分散をDDCF(ps/nm)としたときに、波長1550nmにおける挿入損失(dB)が「−0.005・DDCF+0.4」以下であるのが好適である。また、波長1550nmにおけるRDSが0.005nm−1〜0.009nm−1の範囲にあるのが好適である。
また、波長1550nmにおける総波長分散をDDCF(ps/nm)としたときに、波長1550nmにおける非線形係数γとファイバ実効長Leffとの積(rad./W)が「−0.04・DDCF」以下であるのが好適である。この場合には、分散補償器20において非線形光学現象の発現が抑制される。
ここで、分散補償器20で生じる非線形光学現象に因る非線形位相シフト量Φ(rad.)は、下記(2)式で表される。λ(nm)は波長であり、n(m/W)は分散補償光ファイバ10の非線形屈折率であり、Aeff(μm)は分散補償光ファイバ10の実効断面積であり、L(km)は分散補償光ファイバ10の長さであり、α(1/km)は分散補償光ファイバ10の伝送損失であり、P(W)は分散補償光ファイバ10への入力光パワーである。
Figure 0004079104
また、分散補償器20は、波長1550nmにおける総波長分散をDDCF(ps/nm)としたときに、波長1550nmにおける挿入損失(dB)が「−0.004・DDCF+0.4」以下であり、波長1550nmにおけるRDSが0.005nm−1〜0.009nm−1の範囲にあり、波長1550nmにおけるRDCの絶対値が10−4nm−2以下である。このような分散補償器20を用いることによっても、広い波長帯域において挿入損失および全体の総波長分散の絶対値の双方が充分に小さくなって、大容量・高速の光伝送に用いるのに好適である。
図5は、更に他の実施形態に係る光伝送路を含む光伝送システム3の構成図である。この図に示される光伝送システム3では、光送信器40から光受信器50へ向かう信号光の伝送経路に、伝送用光ファイバ30、光増幅器61、分散補償器20および光増幅器62が設けられている。光送信器40から送出される信号光は、伝送用光ファイバ30により伝送された後に、光増幅器61に光増幅され、分散補償器20により分散補償され、更に光増幅器62に光増幅されて、光受信器50により受信される。
この光伝送システム3における分散補償器20は、前述の光伝送システム2(図4)における分散補償器20と同様のものである。特に、この光伝送システム3では、分散補償器20の前段に光増幅器61が設けられているので、分散補償器20に入力する光のパワーが大きいが、非線形係数γとファイバ実効長Leffとの積(rad./W)が「−0.04・DDCF」以下であることにより、分散補償器20において非線形光学現象の発現が抑制される。
次に、本実施形態に係る分散補償光ファイバ、分散補償器および光伝送路それぞれの実施例について説明する。
図6は、本実施形態に係る分散補償光ファイバ10の具体的な実施例について纏めた図表である。この図には、分散補償光ファイバ10の実施例であるDCF1〜DCF13それぞれについて、第1コア領域11の比屈折率差Δ1、第2コア領域12の比屈折率差Δ2、第3コア領域13の比屈折率差Δ3、第1コア領域11および第3コア領域13それぞれの外径の比(a/c)、第2コア領域12および第3コア領域13それぞれの外径の比(b/c)、波長1550nmにおける波長分散D、波長1550nmにおける分散スロープS、波長1550nmにおける四次分散C、波長1550nmにおけるRDS、波長1550nmにおけるRDC、波長1550nmにおける伝送損失、波長1550nmにおけるFOM、波長1550nmにおけるPetermannIの定義に拠るモードフィールド径、ならびに、直径120mmで巻いたときの波長1630nmにおける曲げ損失、それぞれの値が順に示されている。
図7は、伝送用光ファイバ30の具体的な実施例について纏めた図表である。この図には、伝送用光ファイバ30の実施例であるTF1〜TF3それぞれについて、波長1550nmにおける波長分散、波長1550nmにおける分散スロープ、波長1550nmにおける四次分散、波長1550nmにおけるRDS、波長1550nmにおけるRDC、波長1550nmにおける伝送損失、それぞれの値が順に示されている。
図8は、伝送用光ファイバ30および分散補償器20からなる光伝送路の具体的な実施例について纏めた図表である。この図には、光伝送路の実施例であるS1〜S6それぞれについて、伝送用光ファイバの種類、長さおよび伝送損失、分散補償器で用いる分散補償光ファイバの種類、長さ、総波長分散、挿入損失、コイル内径およびγ・Leff、ならびに、光伝送路の全体の伝送損失および残留分散、それぞれの値が順に示されている。
光伝送路S1は、伝送用光ファイバTF1と、分散補償光ファイバDCF1を用いた分散補償器と、からなる。光伝送路S2は、伝送用光ファイバTF2と、分散補償光ファイバDCF2を用いた分散補償器と、からなる。光伝送路S3は、伝送用光ファイバTF2と、分散補償光ファイバDCF3を用いた分散補償器と、からなる。光伝送路S4は、伝送用光ファイバTF2と、分散補償光ファイバDCF4を用いた分散補償器と、からなる。光伝送路S5は、伝送用光ファイバTF3と、分散補償光ファイバDCF5を用いた分散補償器と、からなる。また、光伝送路S6は、伝送用光ファイバTF3と、分散補償光ファイバDCF6を用いた分散補償器と、からなる。
図9は、波長1550nmにおける波長分散が4.0ps/nm/kmである長さ100kmの伝送用光ファイバと実施例の分散補償器とからなる光伝送路の残留分散の等高線図である。図の横軸は分散補償器の挿入損失であり、図の左縦軸は波長1550nmにおける伝送用光ファイバのRDSであり、図の右縦軸は波長1550nmにおける伝送用光ファイバの分散スロープである。この図には、残留分散が±2.0ps/nm,±3.0ps/nm,±4.0ps/nmおよび±5.0ps/nmそれぞれの値であるときの等高線が示されている。また、波長1630nmにおけるPetermannIの定義に拠るモードフィールド径が14.5μmであるときの等高線が示されている。さらに、実施例の光伝送路S1〜S6それぞれについて図中の位置が示されている。実施例の光伝送路S1〜S6は、何れも、波長1550nmにおいて残留分散の絶対値が2.0ps/nm以下であり、分散補償器は、波長1630nmにおけるPetermannIの定義に拠るモードフィールド径が14.5μm以下であり、挿入損失が2.0dB以下である。
本実施形態に係る分散補償光ファイバ10の構成図である。 本実施形態に係る分散補償光ファイバ10の屈折率プロファイルを示す図である。 本実施形態に係る光伝送路を含む光伝送システム1の構成図である。 本実施形態に係る光伝送路を含む光伝送システム2の構成図である。 本実施形態に係る光伝送路を含む光伝送システム3の構成図である。 本実施形態に係る分散補償光ファイバ10の具体的な実施例について纏めた図表である。 伝送用光ファイバ30の具体的な実施例について纏めた図表である。 伝送用光ファイバ30および分散補償器20からなる光伝送路の具体的な実施例について纏めた図表である。 波長1550nmにおける波長分散が4.0ps/nm/kmである長さ100kmの伝送用光ファイバと実施例の分散補償器とからなる光伝送路の残留分散の等高線図である。
符号の説明
1〜3…光伝送システム、10…分散補償光ファイバ、11…第1コア領域、12…第2コア領域、13…第3コア領域、14…クラッド領域、20…分散補償器、30…伝送用光ファイバ、40…光送信器、50…光受信器、61,62…光増幅器。

Claims (10)

  1. 波長1550nmにおいて、FOMが200ps/nm/dB以上であり、RDCの絶対値が10 −4 nm −2 以下であり、RDSが0.005nm −1 〜0.009nm −1 であるモジュール化される分散補償光ファイバであって、
    中心軸を含み最大屈折率nを有する第1コア領域と、該第1コア領域を取り囲み屈折率n(ただし、n>n)を有する第2コア領域と、該第2コア領域を取り囲み屈折率n(ただし、n<n)を有する第3コア領域と、該第3コア領域を取り囲み屈折率n(ただし、n>n)を有するクラッド領域と、を有し、
    前記クラッド領域の屈折率nを基準として、前記第1コア領域の比屈折率差が2.0%〜3.3%の範囲にあり、前記第2コア領域の比屈折率差が−1.5%〜−0.2%の範囲にあり、前記第3コア領域の比屈折率差が0.2%〜0.5%の範囲にあり、
    前記第1コア領域の外径(2a)と前記第3コア領域の外径(2c)との比(a/c)が0.15〜0.30の範囲にあり、
    前記第2コア領域の外径(2b)と前記第3コア領域の外径(2c)との比(b/c)が0.40〜0.64の範囲にある、
    ことを特徴とする分散補償光ファイバ。
  2. 直径120mmで巻いたときの波長1630nmにおける曲げ損失が0.1dB/km以下であることを特徴とする請求項1記載の分散補償光ファイバ。
  3. 波長1630nmにおけるPetermannIの定義に拠るモードフィールド径が14.5μm以下であることを特徴とする請求項1記載の分散補償光ファイバ。
  4. 請求項1記載の分散補償光ファイバがコイル状に巻かれてなることを特徴とする分散補償器。
  5. 波長1550nmにおける総波長分散をDDCF(ps/nm)としたときに、波長1550nmにおける挿入損失(dB)が「−0.005・DDCF+0.4」以下である、ことを特徴とする請求項記載の分散補償器。
  6. 波長1550nmにおける総波長分散をDDCF(ps/nm)としたときに、波長1550nmにおける非線形係数γとファイバ実効長Leffとの積(rad./W)が「−0.04・DDCF」以下である、ことを特徴とする請求項記載の分散補償器。
  7. 請求項記載の分散補償器が中継区間に敷設されてなることを特徴とする光伝送路。
  8. 波長1550nmにおいて波長分散が3.0ps/nm/km〜5.5ps/nm/kmの範囲にあってRDSが0.005nm−1〜0.009nm−1の範囲にある伝送用光ファイバと、
    該伝送用光ファイバに接続された請求項記載の分散補償器と、
    を備え、
    これら伝送用光ファイバおよび分散補償器が中継区間に敷設されている、
    ことを特徴とする光伝送路。
  9. 前記伝送用光ファイバの波長1550nmにおける波長分散をDt(ps/nm/km)とし長さをL(km)としたときに、波長範囲1530nm〜1565nmにおける全体の総波長分散(ps/nm)の絶対値が「0.01・Dt・L」以下である、ことを特徴とする請求項記載の光伝送路。
  10. 波長範囲1530nm〜1565nmにおける全体の総波長分散(ps/nm)の絶対値が「0.005・Dt・L」以下であることを特徴とする請求項記載の光伝送路。
JP2004067862A 2004-03-10 2004-03-10 分散補償光ファイバ、分散補償器および光伝送路 Expired - Fee Related JP4079104B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004067862A JP4079104B2 (ja) 2004-03-10 2004-03-10 分散補償光ファイバ、分散補償器および光伝送路
US11/073,725 US7164834B2 (en) 2004-03-10 2005-03-08 Dispersion-compensating fiber, dispersion compensator, and optical transmission line

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004067862A JP4079104B2 (ja) 2004-03-10 2004-03-10 分散補償光ファイバ、分散補償器および光伝送路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005257928A JP2005257928A (ja) 2005-09-22
JP4079104B2 true JP4079104B2 (ja) 2008-04-23

Family

ID=34918416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004067862A Expired - Fee Related JP4079104B2 (ja) 2004-03-10 2004-03-10 分散補償光ファイバ、分散補償器および光伝送路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7164834B2 (ja)
JP (1) JP4079104B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7894697B2 (en) 2005-10-07 2011-02-22 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical fiber, optical transmission line, optical module, and optical transmission system
JPWO2007043435A1 (ja) * 2005-10-07 2009-04-16 住友電気工業株式会社 光ファイバ、光伝送路、光モジュール及び光伝送システム
US7286740B2 (en) 2005-10-07 2007-10-23 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical fiber, optical transmission line, optical module and optical transmission system
US8995050B2 (en) * 2011-06-30 2015-03-31 Ofs Fitel, Llc Fiber stretcher module for use in the 1550 nm wavelength range
CN104714273B (zh) * 2015-03-31 2019-04-16 长飞光纤光缆股份有限公司 低衰减少模光纤

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5878182A (en) * 1997-06-05 1999-03-02 Lucent Technologies Inc. Optical fiber having a low-dispersion slope in the erbium amplifier region
FR2815420B1 (fr) 2000-10-16 2003-05-16 Cit Alcatel Compensation de la dispersion chromatique dans un systeme de transmission a fibre optique, et fibre de compensation
US6603914B2 (en) * 2001-02-07 2003-08-05 Fitel Usa Corp. Dispersion compensating fiber with reduced splice loss and methods for making same
US6490398B2 (en) * 2001-02-21 2002-12-03 Fitel Usa Corp. Dispersion-compensating fiber having a high figure of merit
US7076140B2 (en) 2002-11-20 2006-07-11 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical fiber, dispersion compensator, optical transmission line and optical communications system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005257928A (ja) 2005-09-22
US7164834B2 (en) 2007-01-16
US20050201703A1 (en) 2005-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3471271B2 (ja) 光ファイバおよび光伝送システム
CN101281275B (zh) 具有大有效面积的传输光纤
JP4065716B2 (ja) 有効面積の広い正分散光ファイバ
JP6035780B2 (ja) 光ファイバ
US6477306B2 (en) Dispersion-compensating optical fiber, and, optical transmission line and dispersion-compensating module respectively including the same
EP2894498B1 (en) Optical fiber
JP4496649B2 (ja) 光ファイバ及びそれを含む光伝送路
AU750557B2 (en) Low slope dispersion managed waveguide
JP2005520181A (ja) 分散及び分散スロープ補償光ファイバ及びこれを含む伝送リンク
JP2001166171A (ja) 光ファイバ
JP3784656B2 (ja) 分散補償光ファイバおよびこれを用いた分散補償モジュールと光ファイバ複合伝送路
JP2001264568A (ja) 波長分割多重を備える光ファイバ伝送ネットワークのためのモノモード光ファイバ
JP3725523B2 (ja) 光ファイバおよび光伝送システム
JP4079104B2 (ja) 分散補償光ファイバ、分散補償器および光伝送路
JP6269782B2 (ja) 光ファイバ
JP4206623B2 (ja) 負分散光ファイバおよび光伝送路
JP2001296444A (ja) 分散補償光ファイバ、光伝送路および分散補償モジュール
JP2003337241A (ja) 分散補償光ファイバ
JP2004061741A (ja) 光ファイバ、光伝送路および光通信システム
JP2001159721A (ja) 分散補償光ファイバ
JP2003107258A (ja) 光伝送路
JP2002221632A (ja) 分散補償光ファイバおよび分散補償光ファイバモジュール
JP4134547B2 (ja) 光伝送路
JP2001091782A (ja) 分散補償光ファイバおよび光伝送路
JP3479272B2 (ja) 分散シフト光ファイバ及び光通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080128

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4079104

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140215

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees