JP4077471B2 - 磁気テープ装置及びリトライ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、計算機システムの外部記憶装置に使用される磁気テープ装置のリトライ方法に関し、特に、媒体のキズやゴミの付着によるエラーに対するリカバリが適切にできる磁気テープ装置及びリトライ方法に関する。
従来、磁気テープ装置にあっては、データのライト時又はリード時に、次のような原因によりライト動作又はリード動作が不可能になる場合がある。
a.媒体上に折れ・スジ等のキズがある場合
b.媒体上ゴミが付着した場合
c.ヘッド上にゴミが付着した場合
現状では、このような原因でエラーが発生した場合には、次のように対処している。まずライト時は、同一箇所にn回ライトを試みる(リトライ動作)。書き込みに成功すれば正常終了し、書き込みができなければ、規定長イレーズマークを書き、その後に再びn回ライトを試みる。この動作をm回繰り返し、駄目ならライトエラーとしてライトアクセスを異常終了させる。
またリード時は、エラーになったブロックのリードをn回試みる。読めなければ、エラー検出訂正回路(ECC回路)のパラメータを変更し、再度n回リードを試みる。この動作をm回繰り返し、駄目ならリードエラーとしてリードアクセスを異常終了させる。
特開昭64−3879号公報 特開平4−172605号公報 特開昭57−200917号公報 特開平5−234258号公報
しかしながら、従来の媒体のキズやホコリの付着に起因したライト時及びリード時のエラーに対しては、磁気テープ媒体上の限定された部分に欠陥があり、エラー発生部分以降が正常であっても、媒体欠陥によるエラーとして異常終了させてしまう。このため、ライト時にはエラーを起こした磁気テープ媒体の有効利用ができず、またリード時にはエラー位置以降のデータが読み出せないため、別途、失われたデータをリカバリしなければならない問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、磁気テープ媒体の折れやキズによる媒体欠陥、磁気テープ媒体やヘッドへのホコリの付着に起因したエラーに対し、限定的な欠陥部分を除いた残りの正常な部分を可能な限り利用し、またエラー発生時のリトライ回数を低減して速やかにエラーリカバリできる磁気テープ装置及びリトライ方法を提供することを目的とする。
図1は本発明の原理説明図である。まず本発明は、上位装置から転送されたデータブロック(ホストブロック)を、1つの大きなデータブロックにまとめて磁気テープ媒体に書き込む磁気テープ装置及びリトライ処理部及びその方法を提供する。
このようなリトライ処理部及び方法として本発明は、図1(A)に示すように、データブロックの書込中に書込エラーが発生した場合、大きなデータブロックを複数のホストブロックに戻し、ホストブロック単位に再度書込を行い、エラーが発生したホストブロックは予め定めた規定長だけイレーズパターンを書き込み、イレーズパターン終了位置から未記録のホストブロックの書き込みを行う。
た、図1(B)に示すように、磁気テープ媒体の先頭位置に、記録密度を示す密度IDパターン及び上位位置から指示されたボリュームIDを書き込む際にエラーが発生した場合のリトライ方法も考えられる。この方法は次の3つになる。
a.ボリュームIDの最初の書込中または書込後の書替え中に書込エラーが発生した場合、密度IDパターンを規格の最大長に変更して書き込んだ後に、ボリュームIDを書き込む。
b.ボリュームIDの最初の書込中又は書込後の書替え時は、密度IDパターンを規格の最小長に設定して書き込んだ後に前記ボリュームIDを書き込む。このボリュームIDの書込中に書込エラーが発生した場合は、密度IDパターンの記録長を規格の最小長から所定長ずつ規格の最大長まで増加させながら、密度IDパターンとボリュームIDの書き込みを成功するまで繰り返す。
c.ボリュームIDの最初の書込時また書込後のボリュームIDの書替え時に、ボリュームIDの書き込みに続き、一定長のイレーズマークを書き込んでからボリュームIDを書き込む。
また、図1(C)に示すようにデータブロックの書込中に書込エラーが発生した場合、ブロック間の空き間隔を設定する所定規格長のイレーズパターンを、書込エラーを起こしたデータブロックのブロック長に設定変更してイレーズパターンを書き込んだ後に、データブロックを再度書き込むことも考えられる。
また、図1(D)に示すように、データブロックの書込中に、連続して複数の書込エラーが発生した場合、複数の書込エラーと最後のエラーからエラー発生距離を計測する。例えばタイマ部で最初のエラー時刻と最後のエラー時刻の時間差からエラー発生距離を計測する。そしてエラー発生距離分のイレーズパターンを書き込んだ後に、データブロックを再度書き込み、書込エラーが2回の場合、更に、エラー発生距離とホストブロックのブロック長とを比較し、エラー発生距離がホストブロックのブロック長を越えていた場合は、エラーを起こした書込データブロックを、その最小単位であるホストブロックに分け、正常に書き込みが行われたデータブロックの最後尾位置からエラー位置までをイレーズし、イレーズが終了した最後尾位置から最小単位のホストブロックを書き込み、書き込みの終わった最小単位のホストブロックの最後尾位置から後ろのキズまでをイレーズし、イレーズが終了した最後尾位置から残りのホストブロックを書き込む。
更に本発明は、図1(E)に示すように、データブロックの書込中に、磁気テープの長手方向に連続するキズに起因する書込エラー発生時に、磁気テープ媒体をフォワード方向に一定距離走行してダミーブロックを書き込み、ダミーブロックの書き込みに成功した場合は、最後にデータブロックの書き込みが行われた位置からダミーブロックを書き込んだ先頭位置までイレーズパターンを書き込み、ダミーブロックの書込位置から未記録のデータ書き込みを行う。
また図1(F)に示すように、磁気テープ媒体及びヘッドに対するホコリの付着に起因したライト及びリード時のエラーに対処するもので、次の3つに分かれる。
a.エラーが発生した場合、磁気テープ媒体を、エラー発生位置を中心に所定距離だけ前後に往復走行させた後に、再度書き込み又は読出しを行う。
b.エラーが発生した場合、磁気テープ媒体を、エラー発生位置を中心に所定距離だけ前後に、テープ速度を変化させながら往復走行させた後に、再度書き込み又は読出しを行う。
c.エラーが発生した場合、ヘッド部分からの吹出しエアー量を変化または断続させながら、磁気テープ媒体を、エラー発生位置を中心に所定距離だけ前後に往復走行させた後に、再度書き込み又は読出しを行う。
本発明によれば次の作用が得られる。キズによる媒体欠陥が存在しても、ホストブロックに戻した書き込みにより、キズの部分を避けて前後にデータを書き込むことができ、媒体の利用効率を高めることができる。
エラー発生で書き込みを行っていたブロック長分だけイレーズして再度書き込むため、再書き込みが確実にでき、エラーリカバリを高速化する。
複数のエラー発生に対しキズの間隔を計測してイレーズした後に書き込むため、イレーズ間隔を必要最小限に抑え、また再書き込みが確実にしてエラーリカバリを迅速化する。更に、エラー発生間隔がホストブロックより長い場合、ホストブロックに分けて再度書き込むことで、媒体の利用効率を向上できる。
本発明によれば、次の効果が得られる。キズによる媒体欠陥が存在しても、最小単位となるホストブロック(パケットサイズ)に基づく再構成を行って書き込むことで、キズによる媒体欠陥の部分を避けた前後に有効にデータを書き込むことができ、媒体の利用効率を向上できる。
複数の連続するエラー発生に対し、キズの間隔を計測してイレーズした後に書き込むため、イレーズ間隔が必要最小限に抑えられ、また再書き込みが確実にできる。更に、エラー発生間隔をホストブロック(パケットサイズ)と比較して長い場合、ブロックを元のホストブロック(パケットサイズ)に再構成して書き込むことで、キズの間にもデータを書き込むことができ、媒体の利用効率を向上できる。
劣化の激しいテープを対象としたもので、エラー発生位置から一定長テープを走行させてからダミーブロックを書き込んでチェックしており、利用可能なテープ媒体であるかの判断が適確且つ迅速にできる。ライト動作またはリード動作で磁気テープやヘッドにゴミが付着した場合のエラー発生を効率良く確実に解消することができる。
図2は本発明のリトライ方法が適用される磁気テープ装置のハードウェア構成の一実施例である。上位装置としてのホストコンピュータ10に対し、バスを介して磁気テープ制御ユニット12が接続され、磁気テープ制御ユニット12の配下に1または複数の磁気テープドライブユニット14を接続している。磁気テープ制御ユニット12には、ホストインタフェース部16、バッファメモリ18、フォーマッタ部20が設けられる。
ホストインタフェース部16は、パケットプロセッサ22、MPU24およびファームウェア26で構成される。またフォーマッタ部20は、フォーマッタコントローラとして機能するパケットコントローラ28、MPU30およびファームウェア32で構成される。このMPU3に、本発明のリトライ処理を実行するリトライ処理部100の機能が設けられる。
ライト動作は、ホストコンピュータ10の処理単位であるホストブロックをパケットデータとして磁気テープ制御ユニット12のホストインタフェース部16を介してバッファメモリ18に送り、バッファメモリ18にある一定量のホストデータが溜まったら、そのホストデータの集まりを1つのデータブロックに再構成して、磁気テープドライブユニット14に書き込む。
このようにホストコンピュータ10からのホストブロックの複数を1つの大きなブロックにまとめて磁気テープ媒体に書き込む方式は、例えばANSI(米国標準規格)で規格化された書込データをIDRC圧縮して書き込む装置が知られている。
磁気テープドライブユニット16は、この実施例にあっては、18トラック記録方式あるいは36トラック記録方式が採用されている。18トラック記録方式は、1トラックについてライトヘッドとリードヘッドをテープ走行方向に配置し、これを18トラック分備えており、磁気テープのフォワード方向で書込動作または読出動作を行う。
36トラック記録方式は、18トラック記録方式の1トラックをフォワード方向の記録トラックとバックワード方向の記録トラックに分けて2倍のトラック数としており、フォワードトラックについてはライトヘッドとリードヘッドをテープ走行方向に配置し、隣接するバックワードトラックについては逆に、リードヘッドとライトヘッドの順番に配置している。このため、36トラック記録方式にあっては、フォワード方向の走行でトラック記録を行った後、テープ終端(EOT)で折り返してバックワード方向に記録する方式をとる。
図3は本願発明のライトエラーの発生時のリトライ方法を説明する。図2のように、本発明の磁気テープ装置にあっては、ホストコンピュータ10からパケットブロックとして送られたホストブロックを所定数まとめて大きな1つのブロックとして圧縮した後に、磁気テープ媒体に書込動作を行っている。
図3(A)は、磁気テープ34に対するブロック単位の書込動作である。この場合、ブロックn−1はパケットPn-3 〜Pn-1 で構成されている。ブロックn−1に続くブロックnは、パケットPn 〜Pn+4 で構成されている。このブロックnの書込動作において、磁気テープ34にキズ36があり、ブロックnの書込エラーが発生したとする。
このような書込エラーの発生に対し、本発明にあっては、ブロックnを構成している元のパケットデータPn 〜Pn+4 に戻すブロック再構成を行った後に、パケット単位に書込動作を行う。このため、エラー発生に対するリトライ動作にあっては、図3(B)のように、ブロックnについては元のパケットPn 〜Pn+4に再構成したパケット単位での書込動作が行われる。
その結果、最初の2つのパケットPn ,Pn+1 についてはキズ36によるエラーとならず、正常に書込動作ができる。次のパケットPn+3 の書込動作にあっては、キズ36により書込エラーとなる。この場合には、予め定めた規定長だけイレーズパターンを書き込んだ後に、再度パケットPn+3 を書込」通常のリトライ動作を行う。これによって、キズ36の部分を回避してパケットPn+3 の書き込みができ、更にパケットPn+4 を書き込むことができる。
図4のフローチャートは、リトライ方法の処理である。ステップS1にあっては、ホストコンピュータから受信したパケット(ホストブロック)を所定数まとめた1つの大きなブロックとした後に圧縮して、ブロック単位での書込動作となるライト処理を行っている。このライト処理の際に、磁気テープのキズなどによるライトエラーの発生がステップS2で判別されると、ステップS3に進み、エラー発生場所に対する書き込みのリトライ動作を3回繰り返す。3回リトライ動作を行っても書込エラーとなった場合には、ステップS4に進み、最小データ単位であるパケット(ホストブロック)に分解する再構成を行って、書込動作をパケット単位に繰り返す。このパケット単位の書込中に、ステップS5でライトエラーの発生が判別されると、ステップS6で規定長のイレーズパターンの書き込みを行った後、再度、パケット単位のライト動作を行う。
これによって図3(A)のように、例えばブロックnの書込中にキズ36でライトエラーが発生しても、図3(B)のように、ブロックnを元のパケットデータに再構成してパケット単位に書込動作を行うことで、キズ36の部分を回避したデータ書き込みが有効にできる。このため、磁気テープ上にライトエラーとなるキズなどが存在しても、キズの前後の有効な部分を活用した最小データブロックによる書き込みができる。
本願発明は、磁気テープの先頭部分の密度IDマークに続くボリュームIDの書込中にライトエラーとなった場合のリトライ方法を提供する。
18トラック記録方式あるいは36トラック記録方式にあっては、図5(A)に示すように、磁気テープ34のテープ先端(BOT)側の先頭位置に磁気テープの記録密度を示す密度IDマーク38aを記録し、その後ろにホストコンピュータから指示された磁気テープ媒体のボリュームIDを記録している。密度IDマーク38aは、18トラック記録方式または36トラック記録方式に対応した所定周期の繰返しパターンである。この密度IDマーク38aの記録長は、規格により次のように定まっている。
a.18トラックは、2250mm〜3060mm
b.36トラックは、956mm〜1430mm
c.36トラックで2倍長は、450mm〜844mm
このような規格で定まった密度IDマークの記録長の範囲について、通常は例えば規格の中間値を使用して密度IDマークを記録している。
また、密度IDマーク38aに続くボリュームID40は、未使用の磁気テープ媒体の最初の書込動作の際にはファースト・ボリュームIDとしてボリューム番号が書き込まれる。また、既に記録済みの媒体を別のデータ記録に改めて再利用する場合には、ニュー・ボリュームIDとして新たなボリューム番号がホストコンピュータからの指示により記録される。
したがって、ボリュームID40は未使用の磁気テープを最初に使用するためにフォーマッティングの際、あるいは既に使用済み磁気テープを再利用するフォーマッティングする際に、ボリューム番号の書き込みが行われる。このような密度IDマーク38aに続くボリュームID40の書込動作中に、例えばキズ36が存在してライトエラーとなった場合、本願第2発明にあっては、以下に説明する3つの方法のいずれかによってキズの部分を回避してボリュームID40の書き込みを行う。
図5(A)のように、ボリュームID40のライト動作中にキズ36でライトエラーとなった場合のリトライ方法の第1方法は、エラー発生時にリトライのために磁気テープを密度IDマークの先頭位置まで巻き戻した後、密度IDマークの記録長を規格の最大長に設定して書き込むことを特徴とする。
図5(B)は、図5(A)のボリュームID40のライト動作中のエラー発生に対し、密度IDマーク38bを規格の最大長として再度書き込みした後に、ボリュームID40の書き込みを行っている。このように、密度IDマーク38bを規格の最大長とすることで、キズ36の部分を含んで密度IDマークのパターンが記録され、キズ36を回避した後ろの位置にボリュームID40を正常に書き込むことができる。
密度IDマーク38bの記録中にキズ36が存在しても、密度IDマーク38bは記録トラック数分並列に並んだパターンを比較的短い記録周期で繰り返していることから、キズ36の存在しない先頭側の部分でパターンの認識が済んでおり、キズ36が存在しても問題はない。
図6のフローチャートは、ボリュームIDのリトライ方法の第1方法の処理動作である。まずステップS1で、ファースト・ボリュームIDまたはニュー・ボリュームIDの書き込みを行い、この書き込みでライトエラー発生がステップS2で判別されると、ステップS3で、例えば3回のリトライ動作を行った後、ライトエラーが解消されなければ、ステップS4に進み、磁気テープの巻き戻し後に密度IDマークを規格の最大長にセットして書き込みを行う。
通常のキズにあっては、ステップS4の処理でボリュームIDの書き込みが正常にできる。密度IDマークを規格最大長にセットした後の書き込みでも書込エラーの発生がステップS5で判別された場合には、ステップS6で、例えば3回のリトライを行い、それでも書込エラーが発生すれば異常終了とする。
密度IDマークに続くボリュームIDのライト動作でのエラー発生に対するリトライ方法の第2方法は、最初から密度IDマークの記録長を規格の最小値に設定して記録した後にボリュームIDを書き込む。この密度IDマークの記録長を規格の最小値とした記録でボリュームIDにライトエラーが発生した場合には、密度IDマークの記録長を一定長αずつ増加させながらリトライする。
図7(A)は、密度IDマーク38aを規格の最小値とした場合の最初の記録であり、その後ろのボリュームID40の記録中に2つのキズ36によるライトエラーが発生したとする。このライトエラーに対し、図7(B)のように、磁気テープを先頭位置に巻き戻した後、密度IDマーク38aに一定長αを加えた記録長の密度IDマーク38bを記録し、続いてボリュームID40を記録する。
これでもボリュームID40にライトエラーが起きることから、図7(C)のように、密度IDマーク38bの記録長に更に一定長αを加えた記録長の密度IDマーク38cを記録した後に、ボリュームID40を書き込む。この密度IDマーク38cの記録によって、キズ36を越えた後ろの位置にボリュームID40が記録でき、この時点でエラー発生が解消される。
図8は、図7の密度IDマークの記録長を規格の最小値にセットし、エラー発生で一定長αずつ増加しながらリトライする第2方法の処理である。まずステップS1で、磁気テープを巻き戻した後に密度IDパターンを規格最小値にセットして書き込み、続いてステップS2で、ファースト・ボリュームIDまたはニュー・ボリュームIDを書き込む。
続いてS3でライトエラーが判定されると、ステップS4で、ステップS1,S2のリトライ処理を例えば3回繰り返す。リトライを3回行ってもライトエラーであった場合には、ステップS5に進み、磁気テープを巻き戻した後、密度IDマークの記録長L即ち規格の最小値に一定長αを加えた記録長として書き込みを行う。この記録長の増加は、ステップS6で規格の最大長が判定されるまで繰り返される。
一定長αだけ密度IDパターンを長くして記録した後、ステップS7で、再度、ファースト・ボリュームIDまたはニュー・ボリュームIDを書き込む。ステップS8でライトエラーが判定されると、ステップS9に進み、同じ密度IDパターンの記録長で例えば3回リトライを行った後、それでもライトエラーであれば再びステップS5に戻り、所定長αだけ密度IDパターンの記録長を増加させて、再度、密度IDパターンの書き込みとボリュームIDの書き込みを繰り返す。
密度IDパターンの記録長を一定長αずつ増加して最大規格長に達してもエラーが解消されない場合には、異常終了とする。
磁気テープ先頭のボリュームID部分でのライトエラーを解消する第3方法としては、図9のように、磁気テープ34の密度IDマーク38に続く、本来ボリュームID40が記録される部分が、磁気テープカートリッジを装置にロードした際に必ず書き込みまたは読取りが行われる使用頻度の高い劣化し易い部分となっていることから、この劣化し易い部分については予めイレーズマーク42に一定長書き込んでおき、その後にファースト・ボリュームIDやニュー・ボリュームIDなどのボリュームID40を書き込むようにする。
図10は図9の処理である。まずステップS1で密度IDマーク38を書き込み、続いてステップS2で一定長のイレーズパターンを書き込み、その後にステップS3でファースト・ボリュームIDまたはニュー・ボリュームIDを書き込む。ボリュームIDの書き込みでライトエラーがステップS4で判別されると、ステップS5で例えば3回のリトライ動作を行い、もしリトライでライトエラーが解消できなければ異常終了とする。
本願の磁気テープ装置にあっては、ホストコンピュータからのパケットを複数まとめて大きな1つのブロックとした後に圧縮してブロック単位に磁気テープ媒体に書き込んでいる際には、図11(A)のように、例えばブロックn−1とブロックnの間には規格イレーズ長分のイレーズパターンを書き込んでブロックギャップを設けている。
ブロックデータの書込中にキズによるライトエラーが発生した場合には、ブロック間隔を決める規格イレーズ長の値をライトエラーとなったブロック長に合わせた長さに設定変更してイレーズパターンを書き込んだ後に、ライトエラーを起こしたブロックを書き込むリトライ動作を行う。通常、ブロック間隔を決める規格イレーズ長としては、規格長の中間値が使用されている。
このため図11(A)のようにブロックnの書込中にキズ36によるライトエラーが起きた場合には、エラーとなったブロックnのブロック長を加えたイレーズパターンを記録して、キズ36の部分を回避したその後ろに、エラーとなったブロックnを書き込む。
図12のフローチャートは、図11のリトライ方法の処理手順である。まずステップS1で、ブロックデータの磁気テープ媒体に対するライト処理を行い、ステップS2でライトエラーが判別されると、ステップS3で例えば3回のリトライ動作を繰り返す。
3回のリトライ動作でもライトエラーが解消されなかった場合には、ステップS4に進み、イレーズ値を規格の中間値からエラーを起こしたブロック長を加えた値に変更するセットを行い、ステップS5でイレーズを行った後、ステップS1に戻って、エラーを起こしたブロックの再書き込みを行う。これによって、キズによるエラー発生位置を確実に回避した後ろの位置にライトエラーを起こしたブロックを書き込むことができる。
本願発明にあっては、ブロックデータの書込中に複数のキズによりライトエラーが連続した場合のリトライ方法を提供する。図13(A)は、ブロックn−1の後ろにキズ36a,36bの2つが存在しており、この部分に次のブロックnのライト動作を行った場合、キズ36aの先頭位置とギス36bの後端位置でライトエラーが発生したとする。
このような連続する2つのライトエラーに対し、図13(B)のように、最初のキズ36aの開始部分の時刻T1を第1タイマで計測し、また図13(C)のように、次のキズ36bの終わりの位置の時刻T2を第2タイマで計測する。そして第1タイマT1と第2タイマT2の差のΔTからキズ36aとキズ36bの間隔を計測し、このキズの間隔に対応したイレーズパターンを書き込んだ後に、ライトエラーとなったブロックnを書き込む。
図14は、図13のキズの間隔を計測するための機能を追加した磁気テープ制御ユニット12のブロック図である。磁気テープ制御ユニット12には、新たにライトエラー検出回路44とタイマ46が設けられる。ライトエラー検出回路44は、磁気テープドライブユニット14側からのエラー発生を示すステータス情報からエラー発生位置を検出して、そのときのタイマ46の値を第1タイマ値T1として、フォーマッタコントローラとして機能するパケットプロセッサ28に通知する。
また、磁気テープドライブユニット14からのエラーステータスから2番目のキズの終了時刻を示す第2タイマ値T2をタイマ46で作り出して、パケットプロセッサ28に通知する。パケットプロセッサ28は、ライトエラー検出回路44およびタイマ46に基づいて検出されたキズの開始時刻T1とキズの終了時刻T2から、キズの間隔を示すΔTを求め、ブロックn−1の後ろに計測時間ΔT分のイレーズパターンを書き込んだ後、ライトエラーとなったブロックnの書込動作を行う。尚、キズは2異常ある場合も同じ同じ処理になる。
図15のフローチャートは、図13のリトライ方法の処理手順である。まずステップS1で、圧縮されたブロック単位のデータ書き込みとなるライト処理を行っており、ステップS2でライトエラーが判別されると、ステップS3でタイマ測定長に基づくイレーズ動作を行った後、ステップS1で、エラーを起こしたブロックの再書き込みを行う。
図16は、図13のリトライ方法の変形例であり、計測したキズの間隔がホストコンピュータからのパケット長(ホストブロック長)より大きかった場合には、ライトエラーとなったブロックを元のパケットサイズに分けるブロック再構成を行った後に再度、書き込むようにしたことを特徴とする。
図16(A)は、ブロックn−1に続くブロックnのライト動作中にキズ36a,36bによるライトエラーが発生し、図16(B)(C)のように、第1タイマによる時刻T1の計測、第2タイマによる時刻T2の計測で、キズの間隔ΔTが求められたとする。
このキズの間隔ΔTがブロックを構成している最小単位であるパケットサイズより大きかった場合には、図16(D)のように、エラー発生を起こしたブロックnを元のパケットPn ,Pn+1 ,Pn+2 ,・・・に分けて書き込む。これによって、キズ36a,36bの間の有効な部分についてもデータを書き込むことができる。
図17のフローチャートは、図16のリトライ方法の手順である。ステップS1でブロックのライト処理を行って、ステップS2でライトエラーが判定されると、そのとき計測されたタイマ値ΔTが最小値となるパケットサイズより大きいか否か、ステップS3で判定する。
パケットサイズを越えていれば、ステップS5に進み、最初のキズの位置までイレーズした後、ステップS6でパケットを書き込み、続いて後ろのキズの位置までステップS7でイレーズし、以下、ステップS1に戻って、残りのパケットのライト処理を行う。勿論、タイマ値ΔTで決まるキズの間隔が最小値としてのパケットサイズ以下であった場合には、ステップS4で規定長のイレーズを行った後、ブロック単位のライト処理を行う。
本願発明のリトライ方法の実施例にあっては、図18のように、ブロックn−1に続くブロックnの書込時に、磁気テープ34に例えば長手方向にかなりひどい連続するキズ36が存在しているような場合に適用する。このように、テープ走行方向にかなりひどいキズ36が連続して存在するような場合には、ブロックnの書き込みでライトエラーが発生したら、ブロック終了位置から一定長フォワード方向に走行した後、ダミーブロック46を書き込む。
そしてダミーブロック46の書き込みで正常に書き込むことができれば、テープ巻戻し動作を行って、ブロックnについて通常のリトライ動作、即ち一定長イレーズパターンを書き込んだ後に再度ブロック書き込む動作を繰り返す。ダミーブロック46の書き込みでライトエラーが発生した場合には、キズが連続しているものと判断し、媒体不良として異常終了とする。
図19のフローチャートは、図18のリトライ方法の手順である。まずステップS1でブロックごとの書き込みを行っており、ライトエラーがステップS2で判別されると、ステップS3でn回のリトライ動作を行い、これでもライトエラーが解消されなければ、ステップS4で一定長フォワード走行した後、ステート5でダミーブロックを書き込む。
ダミーブロックの書き込みでライトエラーが発生しなければ、ステップS6からステップS7に進み、エラーを発生したブロックnに位置付けた後、一定長イレーズした後に再度ブロックnを書き込む通常のリトライ動作を行う。このリトライ動作でライトエラーがステップS9で判別されると、ステップS10でm回に達するまで一定長イレーズした後のブロック再書き込みを繰り返す。勿論、リトライ回数がnに達しても、ライトエラーが発生すれば異常終了となる。
一方、ダミーブロックの書き込みでライトエラーが判別された場合には、ステップS11に進み、リトライ動作を行うことなくテープをエラー発生位置に位置付けた後、異常終了とする。
本願発明は、ライト動作またはリード動作の際に磁気テープや磁気ヘッドにゴミが付着してエラーを起こした場合のリトライ動作を提供する。
磁気テープまたは磁気ヘッドに対するゴミの付着でエラーが起きた場合のリトライ方法の第1方法は、エラー発生時にエラー発生場所を中心に磁気テープをフォワード方向およびバックワード方向(リバース方向)に一定距離往復走行させることを特徴とする。
即ち、図20(A)のように、ブロックn−1の例えば書き込みに続いて、ブロックnの書込中にゴミ48によるライトエラーが発生した場合には、図20(B)のように、エラー発生位置を中心に磁気テープ34を前後方向、即ちフォワード方向とバックワード方向に繰り返し一定距離走行させる。この磁気テープの強制的な往復走行で、磁気テープに付着しているゴミ48を除去し、図20(C)のように、正常にブロックnを書き込むことが可能となる。
図21のフローチャートは、図20のリトライ方法の手順である。まずステップS1でブロック書き込みを行い、ステップS2でゴミの付着によるライトエラーが判定されると、ステップS3でリトライ動作をn回繰り返す。リトライ動作によってもライトエラーが解消されない場合には、ステップS4で磁気テープのフォワード方向とバックワード方向の走行を行った後、再度、ステップS5でテープの位置付けを行って、ステップS6でブロックnの書き込みを行う。
通常のゴミであれば、この段階で正常書き込みができ、処理を終了する。もしテープ往復走行後のブロック書き込みでもステップS7でライトエラーが判定された場合には、ステップS8で、リトライがm回になるまでブロック書き込みを繰り返し、それでもライトエラーが解消されなければ異常終了とする。
磁気テープに対するゴミの付着でエラー発生となった場合の第2方法は、図22のように、ブロックn−1のライト動作でゴミ48によるライトエラーが発生した場合には、エラー発生位置を中心に、第1方法と同様、磁気テープをフォワード方向とバックワード方向に走行させると同時に、走行方向の繰返しごとに走行速度を切り替えるようにしたことを特徴とする。
このようにゴミ48の部分を中心にテープを往復走行させ且つテープ走行速度がその都度変わることで、テープに振動的な動きを与えて、付着したゴミ48を除去することが可能となる。
図23のフローチャートは、図22の第2方法の手順である。ステップS1でブロック書き込みを行い、ステップS2でライトエラーが判定されると、ステップS3でn回のリトライを行う。それでもライトエラーが解消されなければ、ステップS4でテープ速度FをF=Nにセットし、ステップS5でフォワード方向およびバックワード方向のテープ走行を行う。
次に、ステップS6でテープ速度Fを1つインクリメントし、ステップS7で最大速度Mに達するまで、ステップS4〜S6のテープ速度を変えたフォワード方向とバックワード方向のテープ走行を繰り返す。この処理により、より強力なゴミの除去が可能となる。テープ速度を変えたテープ走行が済むと、ステップS8で、エラー発生となったブロックに位置付けを行った後、ステップS9でブロックの書き込みを行い、通常はこれで正常終了となる。
万が一、ステップS9のブロック書き込みでも、ステップS10でライトエラーが判定された場合には、ステップS11で、リトライ回数がm回となるまでリトライ動作を行った後、異常終了とする。
ゴミの付着によるライトエラーを解消するためのリトライ方法の第3方法は、磁気ヘッドに磁気テープをヘッドから浮上させるために設けているエアー吹出口からのエアー量を制御して、付着したゴミを除去するようにしたことを特徴とする。
図24は、ヘッドアッセンブリ50の一例であり、ヘッド52のほぼ中央にエアー吹出口54が設けられており、磁気テープ34とヘッド52の間に空気層を形成し、ヘッドおよび磁気テープの摩耗を防いでいる。第3方法にあっては、ヘッド52に設けたエアー吹出口54からのエアー吹出量を強制的に変えることで、磁気テープ34またはヘッド52に付着しているゴミを除去する。
図25は、ヘッドからのエアー吹出量を制御する第3方法の手順である。ステップS1でブロック書き込みを行って、ステップS2でライトエラーが判定されると、ステップS3でn回リトライを行った後、ステップS4でエアー量PをP=Nにセットする。続いてステップS5で、磁気テープをフォワード方向とバックワード方向に往復走行させる。
これによって、ヘッドからのエアー吹出しを行いながら磁気テープをヘッドに対しエラー発生位置を中心に往復走行させることで、付着しているゴミを強力に除去できる。次にステップS6でエアー量Pをインクリメントした後、ステップS7で最大エアー量Mに達するまで、ステップS4〜S6の処理を繰り返す。したがって、ステップS4〜S6の処理の繰返しで、強力なエアー吹付けによるテープの往復走行をもって、ほぼ完全に、付着しているゴミが除去できる。
エアー吹付けとテープ走行によるゴミの除去処理が終了したならば、磁気テープをエラー発生位置に位置付けた後、ステップS9でブロック書き込みを行い、通常はこれによって正常終了となる。万が一、ステップS10でライトエラーとなった場合には、ステップS11でm回のリトライを行い、それでもライトエラーがあれば異常終了とする。
磁気テープまたはヘッドに付着したゴミを除去させるリトライ方法は、図24のヘッド52に設けているエアー吹出口54からのエアー量を断続的に吹き出させて、付着したゴミを除去するようにしたことを特徴とする。
図26のフローチャートは第4方法の処理手順である。ステップS1のブロック書き込みで、ステップS2でライトエラーが判定されると、ステップS3のn回のリトライを行った後、ステップS4でカウンタNを1にセットした後、ステップS5でエアー断続モードを設定し、エアーを断続的に吹き出させる。
この状態でステップS6でフォワード方向およびバックワード方向の往復テープ走行を行い、ステップS7でカウンタNを1つインクリメントし、ステップS8でカウンタNがM回に達するまで、ステップS5〜S7の処理を繰り返す。このように、エアーを断続的に吹き付けながらエラー発生位置を中心にテープを往復走行させて、付着しているゴミを効率良く強力に取り除くことが可能となる。
断続的なエアーの吹付けによるゴミ取り処理が済むと、ステップS9で、エアー吹出しの断続を解除してエアー通常モードに戻し、ステップS10でエラー発生位置にテープを位置付けた後、ステップS11で、エラーを発生したブロックの再書き込みを行い、通常はこれで正常終了となる。万が一、ライトエラーがステップS12で判定された場合は、ステップS13でm回のリトライを行った後、ライトエラーが解消されなければ異常終了とする。
なお、以上の説明はライト動作時のエラーを例にとっているが、リード動作時のゴミの付着によるエラーについても全く同様のリトライ方法によりリカバーすることができる。
本発明の原理説明図 本発明を適用する磁気テープ装置のブロック図 実施例説明図 トライ処理のフローチャート 実施例説明図 リトライ処理のフローチャート 実施例説明図 リトライ処理のフローチャート 実施例説明図 図9のリトライ処理のフローチャート 実施例説明図 図11のリトライ処理のフローチャート 実施例説明図 磁気テープ制御ユニットのブロック図 図13のリトライ処理のフローチャート 変形実施例の説明図 図16のリトライ処理のフローチャート 実施例説明図 図18のリトライ処理のフローチャート 実施例の説明図 図20のリトライ処理のフローチャート 実施例説明図 図22のリトライ処理のフローチャート 実施例に用いるヘッドのエアー吹出し構造の説明図 実施例によるリトライ処理のフローチャート 実施例によるリトライ処理のフローチャート
符号の説明
10:ホストコンピュータ
12:磁気テープ制御ユニット
14:磁気テープドライブユニット
16:ホストインタフェース部
18:バッファメモリ
20:フォーマッタ部
22:パケットプロセッサ
24,30:MPU
26,32:ファームウェア
28:パケットプロセッサ(フォーマッタコントローラ)
34:磁気テープ
36,36a,36b:キズ
38:3a〜38c:密度IDパターン(DIDパターン)
40:ボリュームID
42:イレーズマーク
44:ライトエラー検出回路
46:ダミーブロック
48:ゴミ
100:リトライ処理部

Claims (6)

  1. 上位装置から転送されたホストブロックの複数を、1つの大きなデータブロックにまとめて磁気テープ媒体に書き込む磁気テープ装置に於いて、
    前記データブロックの書込中に書込エラーが発生した場合、前記大きなデータブロックを前記複数のホストブロックに戻し、該ホストブロック単位に再度書込を行い、エラーが発生したホストブロックは予め定めた規定長だけイレーズパターンを書き込み、該イレーズパターン終了位置から未記録のホストブロックの書き込みを行うリトライ処理手段を設けたことを特徴とする磁気テープ装置。
  2. 上位装置から転送されたホストブロックの複数を、1つの大きなデータブロックにまとめて磁気テープ媒体に書き込む磁気テープ装置のリトライ方法に於いて、
    前記データブロックの書込中に書込エラーが発生した場合、リトライ手段によって前記大きなデータブロックを前記複数のホストブロックに戻し、該ホストブロック単位に再度書込を行い、エラーが発生したパケットは予め定めた規定長だけイレーズパターンを書き込み、該イレーズパターン終了位置から未記録のホストブロックを書き込むことを特徴とする磁気テープ装置のリトライ方法。
  3. 上位装置から転送されたホストブロックの複数を、1つの大きなデータブロックにまとめて磁気テープ媒体に書き込む磁気テープ装置に於いて、
    前記データブロックの書込中に、連続して複数の書込エラーが発生した場合、前記複数の書込エラーの内の最初のエラーの発生時刻と最後のエラーの発生時刻からエラー発生距離を計測するタイマ部と、
    該エラー発生距離分のイレーズパターンを書き込んだ後に前記データブロックを再度書き込むリトライ処理部と、
    を設け、
    前記リトライ処理部は、前記書込エラーが2回の場合、更に、前記エラー発生距離と前記ホストブロックのブロック長とを比較し、前記エラー発生距離がホストブロックのブロック長を越えていた場合は、前記エラーを起こした書込データブロックを、その最小単位である前記ホストブロックに分け、正常に書き込みが行われたデータブロックの最後尾位置からエラー位置までをイレーズし、該イレーズが終了した最後尾位置から前記最小単位のホストブロックを書き込み、該書き込みの終わった最小単位のホストブロックの最後尾位置から後ろのキズまでをイレーズし、該イレーズが終了した最後尾位置から残りのホストブロックを書き込むことを特徴とする磁気テープ装置。
  4. 上位装置から転送されたホストブロックの複数を、1つの大きなデータブロックにまとめて磁気テープ媒体に書き込む磁気テープ装置のリトライ方法に於いて、
    前記データブロックの書込中に、連続して複数の書込エラーが発生した場合、前記複数の書込エラーの内の最初のエラーの発生時刻と最後のエラーの発生時刻からエラー発生距離をタイマ部で計測し、
    該エラー発生距離分のイレーズパターンを書き込んだ後に前記データブロックをリトライ処理部で再度書き込み、
    記リトライ処理部は、前記書込エラーが2回の場合、更に、前記エラー発生距離と前記ホストブロックのブロック長とを比較し、前記エラー発生距離がホストブロックのブロック長を越えていた場合は、前記エラーを起こした書込データブロックを、その最小単位である前記ホストブロックに分け、正常に書き込みが行われたデータブロックの最後尾位置からエラー位置までをイレーズし、該イレーズが終了した最後尾位置から前記最小単位のホストブロックを書き込み、該書き込みの終わった最小単位のホストブロックの最後尾位置から後ろのキズまでをイレーズし、該イレーズが終了した最後尾位置から残りのホストブロックを書き込むことを特徴とする磁気テープ装置のリトライ方法。
  5. 上位装置から転送されたホストブロックの複数を、1つの大きなデータブロックにまとめて磁気テープ媒体に書き込む磁気テープ装置に於いて、
    前記データブロックの書込中に、磁気テープの長手方向に連続するキズに起因する書込エラー発生時に、前記磁気テープ媒体をフォワード方向に一定距離走行してダミーブロックを書き込み、該ダミーブロックの書き込みに成功した場合は、最後にデータブロックの書き込みが行われた位置から前記ダミーブロックを書き込んだ先頭位置までイレーズパターンを書き込み、前記ダミーブロックの書込位置から未記録のデータ書き込みを行うリトライ処理部を設けたことを特徴とする磁気テープ装置。
  6. 上位装置から転送されたホストブロックの複数を、1つの大きなデータブロックにまとめて磁気テープ媒体に書き込む磁気テープ装置のリトライ方法に於いて、
    前記データブロックの書込中に、磁気テープの長手方向に連続するキズに起因する書込エラー発生時に、前記磁気テープ媒体をフォワード方向に一定距離走行してダミーブロックを書き込み、該ダミーブロックの書き込みに成功した場合は、最後にデータブロックの書き込みが行われた位置から前記ダミーブロックを書き込んだ先頭位置までイレーズパターンを書き込み、前記ダミーブロックの書込位置から未記録のデータ書き込みを行うことを特徴とする磁気テープ装置のリトライ方法。
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