JP4077363B2 - 自動利得制御装置、及び自動利得制御方法 - Google Patents

自動利得制御装置、及び自動利得制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4077363B2
JP4077363B2 JP2003133398A JP2003133398A JP4077363B2 JP 4077363 B2 JP4077363 B2 JP 4077363B2 JP 2003133398 A JP2003133398 A JP 2003133398A JP 2003133398 A JP2003133398 A JP 2003133398A JP 4077363 B2 JP4077363 B2 JP 4077363B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
amplitude
gain
automatic gain
capa
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003133398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004048707A5 (ja
JP2004048707A (ja
Inventor
利彦 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2003133398A priority Critical patent/JP4077363B2/ja
Publication of JP2004048707A publication Critical patent/JP2004048707A/ja
Publication of JP2004048707A5 publication Critical patent/JP2004048707A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4077363B2 publication Critical patent/JP4077363B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置等の記憶媒体からの再生信号の振幅を制御する自動利得制御装置、及び自動利得制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、光ディスク装置や通信装置は大容量化(高速化)、小型化へと急速に推移しており、その技術はめざましい進歩を見せている。従来の光ディスク装置では、入力されるアナログ信号の振幅を一定に維持するためのオートゲインコントロール(以下AGCと呼ぶ)は、アナログ信号に対して全波整流または半波整流を行い、その出力を可変ゲインアンプ(以下VGAと呼ぶ)に入力し、AGC制御を自動的に行っていた。また、MOやDVD−RAMに見られるセクターフォーマット構造をとる記憶媒体には、データの位置情報(アドレス情報)を有するID部と、ユーザーデータを記憶するDATA部とを持つデータがデータが記憶されている。特に、DVD−RAMには、ID部に複数のCAPAと呼ばれるアドレス情報を有するブロックが存在する。この複数のCAPAは、再生する際に、信号振幅やオフセットの異なる信号特性を有するものである。
【0003】
以下図面を参照しながら、上述した従来のAGC制御方式の一例について説明する。
図15は従来のAGC制御方式の一例を示すブロック図である。図15において、610はアナログ信号、611はゲインを外部制御により変化させるVGA、612はVGA出力を信号中心から折り返し、その出力を整流して振幅情報を取り出す全波整流器(FWR)、613,614は全波整流した信号から高周波成分を除去するLPFである。630はIDゲートであり、ID部とデータ部とを識別するための信号である。
【0004】
まず、入力されたアナログ信号610は、VGA611により、ゲインが与えられ、振幅が変化する。このVGA611の出力は、FWR612により全波整流され、振幅情報が取り出される。
【0005】
FWR612から出力された振幅情報には、AGC制御に不要な高周波成分が含まれるため、LPF613及びLPF614により高域成分が除去され、VGA611のゲイン制御信号としてVGA611に供給される。
【0006】
ここで、LPF613及び、LPF614は、入力されるアナログ信号610のデータ部とID部をそれぞれ独立にAGC制御を行うためにあり、その切り換えはIDゲート630で行われる。データ部とID部では信号特性が大きく異なるため、それぞれを独立にAGC制御している。
【0007】
【特許文献1】
特開平4−330811号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のAGC制御方式では、ID部はひとまとめにし、1つ目のCAPA信号と2つ目のCAPA信号を同じゲインでAGC制御していたため、第1のCAPAと第2のCAPAの信号振幅がばらついたまま後段の処理系に入力される。その結果、CAPAの読み取り精度が悪く、アドレス情報の読み取りエラーが頻発していた。そして、読み取り時にシステムの再試行動作が多発し、システム性能を低下させる要因となっていた。また、信号の分解能が大きく変動するため、アナログ方式で行ってきた全信号の平均化によるAGC制御方法ではアドレス読み取りエラーが頻発し、システム性能を低下させる要因となっていた。
【0009】
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであり、ディジタル信号処理方式の特性を利用し、回路規模の増加を最小限にとどめ、異なる信号特性を有する複数のCAPA信号のそれぞれに対しAGC制御を行う自動利得制御装置、及び自動利得制御方法を提案するものである。
【0011】
また、本発明の請求項に係る自動利得制御装置は、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有するアナログ信号を再生する際に、上記アナログ信号の振幅が一定になるよう自動的に調整する自動利得制御装置であって、上記アナログ信号に所定の利得を与えて、該信号の振幅を増幅させる可変利得増幅手段と、上記可変利得増幅手段の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記ディジタル信号のうちの上記複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出する振幅情報抽出手段と、上記振幅情報抽出手段により抽出された各振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する自動利得制御手段と、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの、最初のアドレス情報を第1のCAPA、次のアドレス情報を第2のCAPAとし、上記第1のCAPAに対応する信号から抽出された第1の振幅情報に対して所定の一定比を持つ、上記第2のCAPAに対応する信号の第2の振幅情報を生成する利得比生成手段と、外部から入力された制御ゲートに基づいて上記振幅情報抽出手段の出力または上記利得比生成手段の出力のいずれかを選択し、上記自動利得制御手段に出力する信号選択手段と、を備え、上記自動利得制御手段は、上記信号選択手段により選択された信号に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御することを特徴とするものである。
これにより、第1のCAPAと第2のCAPAのゲイン比を常に監視し、そのゲイン比に基づいて第1のCAPAと第2のCAPAとをそれぞれ独立に自動利得制御することができる。
【0012】
また、本発明の請求項に係る自動利得制御装置は、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有するアナログ信号を再生する際に、上記アナログ信号の振幅が一定になるよう自動的に調整する自動利得制御装置であって、上記アナログ信号に所定の利得を与えて、該信号の振幅を増幅させる可変利得増幅手段と、上記可変利得増幅手段の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの最初のアドレス情報である第1のCAPAに対応する信号から第1の振幅情報を抽出する第1の振幅情報抽出手段と、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの上記第1のCAPAの次のアドレス情報である第2のCAPAに対応する信号から第2の振幅情報を抽出する第2の振幅抽出手段と、上記第1の振幅情報抽出手段により抽出された上記第1の振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する第1の自動利得制御手段と、上記第2の振幅情報抽出手段により抽出された上記第2の振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する第2の自動利得制御手段と、外部から入力された制御ゲートに基づいて上記A/D変換手段の出力を、上記第1の振幅情報抽出手段または上記第2の振幅情報抽出手段のいずれかに出力する信号選択手段と、を備えたことを特徴とするものである。
これにより、第1のCAPAと第2のCAPAの自動利得制御をより細かく行え、その結果、自動利得制御機能の性能を向上させることができる。
【0013】
また、本発明の請求項に係る自動利得制御装置は、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有するアナログ信号を再生する際に、上記アナログ信号の振幅が一定になるよう自動的に調整する自動利得制御装置であって、上記アナログ信号に所定の利得を与えて、該信号の振幅を増幅させる可変利得増幅手段と、上記可変利得増幅手段の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの最初のアドレス情報である第1のCAPAに対応する信号から第1の振幅情報を抽出する第1の振幅情報抽出手段と、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの上記第1のCAPAの次のアドレス情報である第2のCAPAに対応する信号から第2の振幅情報を抽出する第2の振幅抽出手段と、外部から入力された制御ゲートに基づいて上記A/D変換手段の出力を、上記第1の振幅抽出手段または上記第2の振幅抽出手段のいずれかに出力する第1の信号選択手段と、上記第1の振幅情報抽出手段により抽出された上記第1の振幅情報、あるいは上記第2の振幅情報抽出手段により抽出された上記第2の振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する自動利得制御手段と、外部から入力された制御ゲートに基づいて上記第1の振幅情報抽出手段の出力または上記第2の振幅情報抽出手段の出力のいずれかを選択し、上記自動利得制御手段に出力する第2の信号選択手段と、を備えたことを特徴とするものである。
これにより、第1のCAPAと第2のCAPAのAGC制御をより細かく制御することができ、その結果、自動利得制御機能の性能を向上させることができるとともに、回路規模を小さくすることができる。
【0014】
また、本発明の請求項に係る自動利得制御装置は、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有するアナログ信号を再生する際に、上記アナログ信号の振幅が一定になるよう自動的に調整する自動利得制御装置であって、上記アナログ信号に所定の利得を与えて、該信号の振幅を増幅させる可変利得増幅手段と、上記可変利得増幅手段の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記ディジタル信号のうちの上記複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出する振幅情報抽出手段と、上記振幅情報抽出手段により抽出された各振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する自動利得制御手段と、外部から入力されるゲイン設定信号に基づいて、上記可変利得増幅手段の利得を自動利得制御を行う第1の制御モード、あるいは、上記可変利得増幅手段の利得を任意の固定値にする第2の制御モードを選択する利得設定手段と、を備え、上記自動利得制御手段は、上記利得設定手段により上記第1の制御モードが選択された場合は、上記振幅情報抽出手段により抽出された各振幅情報に基づく、上記可変利得増幅手段の自動利得制御を行い、上記利得設定手段により上記第2の制御モードが選択された場合は、上記可変利得増幅手段の利得を、任意の固定値になるよう制御することを特徴とするものである。
これにより、設定した利得レベルに基づいて自動利得制御することができ、その結果、アドレスの読み取り率を向上させ、かつ、回路規模の増加を抑えた低コストで実現可能な自動利得制御装置を実現することができる。
【0015】
また、本発明の請求項に係る自動利得制御装置は、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有するアナログ信号を再生する際に、上記アナログ信号の振幅が一定になるよう自動的に調整する自動利得制御装置であって、上記アナログ信号に所定の利得を与えて、該信号の振幅を増幅させる可変利得増幅手段と、上記可変利得増幅手段の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記ディジタル信号のうちの上記複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出する振幅情報抽出手段と、上記振幅情報抽出手段により抽出された各振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する自動利得制御手段と、上記ディジタル信号の信号長を検出する信号弁別手段と、を備え、上記振幅情報抽出手段は、上記信号弁別手段により検出された信号長に基づいて上記ディジタル信号のうちの所望の信号長の信号から振幅情報を抽出し上記自動利得制御手段に出力することを特徴とするものである。
これにより、所望の信号長の信号に対して自動利得制御することができ、その結果、アドレス読み取り率を向上させることができる。
【0016】
また、本発明の請求項に係る自動利得制御装置は、請求項に記載の自動利得制御装置において、上記自動利得制御手段は、上記信号長の信号振幅が一定になるよう上記可変利得増幅手段の利得を制御することを特徴とするものである。
これにより、信号長が一定になるよう自動利得制御することができ、その結果、アドレス読み取り率を向上させることができる。
【0017】
また、本発明の請求項に係る自動利得制御装置は、請求項に記載の自動利得制御装置において、上記自動利得制御手段は、上記信号長が3T(Tは、チャネルクロック周期を示す単位である。)である信号の振幅が一定になるよう上記可変利得増幅手段の利得を制御する、ことを特徴とするものである。
これにより、信号長が3Tである信号の振幅が一定になるよう自動利得制御することができ、その結果、アドレス読み取り率を向上させることができる。
【0018】
また、本発明の請求項に係る自動利得制御装置は、請求項に記載の自動利得制御装置において、上記自動利得制御手段は、上記信号長が4T(Tは、チャネルクロック周期を示す単位である。)もしくはそれ以上の長さを持つ信号の内の1つである信号の振幅が一定になるよう上記可変利得増幅手段の利得を制御することを特徴とするものである。
これにより、信号長が4Tもしくはそれ以上の長さを持つ信号の内の一つである信号の振幅が一定になるよう自動利得制御することができ、その結果、アドレス読み取り率を向上させることができる。
【0019】
また、本発明の請求項に係る自動利得制御装置は、請求項に記載の自動利得制御装置において、上記自動利得制御手段は、上記ディジタル信号が有する複数の信号長のうちの少なくとも2つ以上の任意の信号長を有する信号の振幅が平均的に一定になるよう上記可変利得増幅手段の利得を制御することを特徴とするものである。
これにより、少なくとも2つ以上の信号長を有する信号の振幅が平均的に一定になるよう自動利得制御することができ、その結果、アドレス読み取り率を向上させることができる。
【0021】
また、本発明の請求項10に係る自動利得制御方法は、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する再生信号の振幅を可変利得増幅器を用いて増幅する際に、上記可変利得増幅器の利得を自動制御する自動利得制御方法において、上記再生信号の上記ID部に含まれる複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出し、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの、最初のアドレス情報を第1のCAPA、次のアドレス情報を第2のCAPAとし、上記第1のCAPAの利得に対して所定の一定比を持つよう第2のCAPAの利得を決定し、外部から入力される制御ゲートに基づいて上記第1のCAPAの利得と、上記第2のCAPAの利得とを切り換え、上記可変利得増幅器の利得の自動制御を行うことを特徴とするものである。
これにより、第1のCAPAと第2のCAPAとのゲイン比を常に監視し、そのゲイン比に基づいて第1のCAPAと第2のCAPAとをそれぞれ独立に自動利得制御することができる。
【0022】
また、本発明の請求項11に係る自動利得制御方法は、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する再生信号の振幅を可変利得増幅器を用いて増幅する際に、上記可変利得増幅器の利得を自動制御する自動利得制御方法において、上記再生信号の上記ID部に含まれる複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出し、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの、最初のアドレス情報を第1のCAPA、次のアドレス情報を第2のCAPAとし、外部から入力された制御ゲートに基づいて上記第1のCAPAから第1の振幅情報を抽出して該第1の振幅情報に基づいて上記可変利得増幅器の利得を制御する第1の自動利得制御、または上記第2のCAPAから第2の振幅情報を抽出して該第2の振幅情報に基づいて上記可変利得増幅器の利得を制御する第2の自動利得制御のいずれかを行うことを特徴とするものである。
これにより、第1のCAPAと第2のCAPAの自動利得制御をより細かく行え、その結果、自動利得制御機能の性能を向上させることができ、アドレス読み取り率を向上させることができる。
【0023】
また、本発明の請求項12に係る自動利得制御方法は、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する再生信号の振幅を可変利得増幅器を用いて増幅する際に、上記可変利得増幅器の利得を自動制御する自動利得制御方法において、上記再生信号の上記ID部に含まれる複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出し、外部から入力されるゲイン設定信号に基づいて、上記可変利得増幅器の利得を自動利得制御を行う第1の制御モード、あるいは、上記可変利得増幅器の利得を任意の固定値にする第2の制御モードを設定し、上記第1の制御モードが設定された場合、上記第1の振幅情報あるいは上記第2の振幅情報に基づく、上記可変利得増幅器の自動利得制御を行い、上記第2の制御モードが設定された場合は、上記可変利得増幅器の利得を、任意の固定値になるよう制御することを特徴とするものである。
これにより、設定した利得レベルに基づいて自動利得制御することができ、その結果、アドレスの読み取り率を向上させることができる。
【0024】
また、本発明の請求項13に係る自動利得制御方法は、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する再生信号の振幅を可変利得増幅器を用いて増幅する際に、上記可変利得増幅器の利得を自動制御する自動利得制御方法において、上記再生信号の信号長を検出し、上記検出した信号長に基づいて上記再生信号から所望の信号長の振幅情報を抽出し、上記抽出された振幅情報の特性に応じて上記可変利得増幅器の利得を自動制御することを特徴とするものである。
これにより、所望の信号長の信号に対して自動利得制御することができ、その結果、アドレス情報読み出しエラーレートが最小になるよう制御する信号長を選択することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施の形態はあくまでも一例であって、必ずしもこの実施の形態に限定されるものではない。
【0026】
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1による自動利得制御装置、及び自動利得制御方法について、図1、図6、図7、図8、及び図1114を用いて説明する。
図1は、本実施の形態1による自動利得制御装置の構成を示すブロック図である。
【0027】
図1において、10は、記憶媒体から再生されたアナログ信号であり、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する。11は、アナログ信号10の振幅を、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のそれぞれの特性応じた利得(ゲイン)で増幅するVGA(Variable Gain Amplifier)である。12は、アナログ信号であるVGA11の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換器である。13は、ディジタル信号に変換されたVGA11の出力(再生信号)から振幅情報を抽出する振幅情報抽出手段である。14は、振幅情報抽出手段13により抽出された振幅情報に基づいてVGA11を制御するための制御信号を出力するAGC制御手段である。15は、ディジタル信号であるAGC制御手段14の出力(制御信号)をアナログ信号に変換するD/A変換器である。16は、第1,第2のCAPAを識別する制御ゲートである。17は、信号の長さ(例えば、3Tから14T等)を弁別する信号弁別手段である。なお、Tは、チャネルクロック周期を示す単位であり、信号長は、Tの整数倍で表している。
【0028】
図11は、信号弁別手段17の構成例を示す図である。
図11に示す信号弁別手段17は、入力デジタル信号の3T〜6Tの信号長を検出する検出手段171〜174と、各検出手段171〜174の出力のうちの1つをセレクタ176を用いて選択し、外部(振幅情報抽出手段13)へ出力する制御レジスタ175と、を備えたものであり、3T〜6Tまでの任意の1つの信号長を選択し、該選択した信号長の信号に対して振幅を調整することができる。なお、検出手段は、3T〜6Tを検出するものとしたが、3T〜14Tまでの信号長を検出するものであってもよい。
【0029】
図12は、信号弁別手段17の別の構成例を示す図である。
図12に示す信号弁別手段17は、入力デジタル信号の3T〜6Tの信号長を検出する検出手段171〜174と、各検出手段171〜174の出力のうちの2つをセレクタ176を用いて選択する制御レジスタ175と、選択された2つの信号長を平均化して出力する平均化回路177と、を備えたものであり、3T〜6Tまでの任意の2つの信号長を平均化した信号長の信号に対して、振幅を調整することができる。なお、検出手段の出力のうち、任意の2つを選択するようにしたが、2つ以上であっても良い。
【0030】
図13は、本発明の振幅情報抽出手段構成例を示す図である。
図13に示す振幅情報抽出手段400は、入力信号(信号弁別手段17の出力)の上側エンベロープを検出する上側エンベロープ検出器131と,入力信号の下側エンベロープを検出する下側エンベロープ検出器132と、検出された上側エンベロープと下側エンベロープとの差分をとり、振幅を得る引き算機134と、を備えたものである。
【0031】
図14は、本発明の振幅情報抽出手段の別の構成例を示す図である。
図14に示す振幅情報抽出手段401は、入力信号(信号弁別手段17の出力)を整流して振幅情報を取り出す全波整流器(FWR)135と、該取り出された振幅情報を平均化する平均化回路136とを備える。
また、後段のAGC制御手段14は、その目標値を得るために、制御レジスタ138および差分検出手段137を備え、平均化回路136から出力される振幅情報と制御レジスタ138により設定された目標値との差分を検出し、この差分に基づいてAGC制御を行う。
【0032】
ここで、光ディスクの再生信号(入力アナログ信号10)について説明する。光ディスクの再生信号は、光ピックアップから出力された時点で光学的な周波数特性MTF(Mode Transfer Function)により振幅が異なる。つまり、周波数の高い3T成分は信号振幅が小さく、4T,5T,6Tと周波数が下がる(周期が長くなる)ほど信号振幅は大きくなり、7T以上になるとほぼ最大振幅となる。
【0033】
光ディスクの記録層に、例えば、図10(a)に示したようにピットが形成されている場合について説明する。このようなピット列に対して光ビームを照射し、光検出器(図示せず)により受光すると、図10(b)に示すような光検出強度となる。このとき、ピットよりも大きすぎる光ビームが照射されたり、2つのピットにまたがって光ビームが照射される状態になると、符号間干渉が発生して、信号振幅が小さくなり、アドレス情報の読み取り精度が悪くなってしまう。
【0034】
そこで、上記信号弁別手段17では、信号振幅の小さい成分、つまり、3T,4T等の周波数が高い信号を選択的に弁別し、該弁別された信号のうち、特定の周波数成分のみを上記振幅情報検出手段13により選択する。そして、上記AGC制御手段14では、その振幅レベルが一定になるように自動的にAGC制御を行なう。このように、信号振幅の小さい成分のみを抽出してAGC制御を行なうようにすれば、アドレス情報の読み取り精度を高めることができる。
【0035】
なお、AGC制御手段14は、上記信号長が3Tである信号の振幅が一定になるようVGA11の制御を行う。または、上記信号長が4Tもしくはそれ以上の長さを持つ信号の内の1つである信号の振幅が一定になるようVGA11の制御を行う。または、 / D変換器12から出力されるディジタル信号が有する複数の信号長のうちの少なくとも2つ以上の任意の信号長を有する信号の振幅が平均的に一定になるようVGA11の制御を行う。
【0036】
図6は、アナログ信号10の波形を示す模式図である。
図6において、100はアナログ信号10を模式化した再生波形A、101はセクタフォーマット構成を取る記憶媒体から再生された再生信号の1つの区切りを示すセクタ、110はセクタ101の中のアドレス情報(データの位置情報)を示すID部、120はユーザ情報を示すDATA部である。
【0037】
図7は、外部から入力される、アナログ信号10の波形を示す模式図である。
図7において、105はアナログ信号10を模式化した再生波形B、111は第1のアドレス情報を示す第1のCAPA、112は第2のアドレス情報を示す第2のCAPA、121はユーザ情報を示すDATA部、115はAGC制御手段14の出力を示すゲイン信号、301は第1のCAPA111と第2のCAPA112とを識別するCAPAゲート、302は第1のCAPA111のみを検出する第1のCAPAゲート、303は第2のCAPA112のみを検出する第2のCAPAゲート、300はID部とデータ部とを識別するIDゲートである。
【0038】
なお、制御ゲートの生成方法としては、第1のCAPAゲート302、または第2のCAPAゲート303のいずれかを制御ゲート16としてもよい。また、第1のCAPAゲート302、または第2のCAPAゲートのいずれかとIDゲート300との論理積、もしくは排他的論理和をとったものを制御ゲート16としても良い。また、アドレス情報を正確に再生できる状態になった後、フォーマット生成回路により、再生したい目的のアドレス情報(CAPA)の1つ又は複数前にあるCAPAゲートを始点としてカウンタを動作させ、再生したい目的のCAPA位置に第1のCAPAゲート302または第2のCAPAゲート303を生成したものを制御ゲート16としてもよい。
【0039】
図8は、AGC制御されたアナログ信号10の波形を示す模式図である。
図8において、201はAGC制御されたVGA11出力を示す再生波形、210はVGA11の制御信号となるゲイン信号である。
【0040】
以上のように構成された自動利得制御装置の動作について説明する。
アナログ信号10は、図6及び図7に示すような再生波形A100及び再生波形B105の形態であって、VGA11に入力される。このとき、図7の再生波形B105に示すように、第1のCAPA111と第2のCAPA112は振幅がそれぞれ異なり不均一になっている。
【0041】
GA11にて振幅を増幅されたアナログ信号は、A/D変換器12によりディジタル信号に変換される。そして、信号弁別手段17により上記A/D変換器12の出力から信号の長さに関する情報を弁別する。このとき、信号弁別手段17では、信号の間隔をチャネルクロックでカウント(1T、2T、3T…)することにより信号の長さを弁別する。
【0042】
そして、振幅情報抽出手段13では、上記A/D変換器12の出力のうち、上記アナログ信号10の振幅情報、及び上記信号弁別手段17により弁別された信号長情報に基づいて特定の信号長(例えば、3T、6T)を持つ信号の振幅情報が抽出され、AGC制御手段14に供給される。
【0043】
そして、AGC制御手段14では、振幅情報抽出手段13から出力された振幅情報に基づいてゲインが制御され、その制御量はD/A変換器15によりアナログ信号であるゲイン信号115に変換され、このゲイン信号115によりVGA11が制御される。その結果、再生波形B105のように第1のCAPA111、及び第2のCAPA112が不均一であった入力アナログ信号10は、図8の再生波形201に示す第1のCAPA211、及び第2のCAPA212のように均一の振幅に制御される。
【0044】
このような実施の形態1では、複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する入力アナログ信号10の振幅を増幅した後、ディジタル化し、該ディジタル化された信号のうちの、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出し、該抽出された各振幅情報に基づいてVGA11のゲインを制御するようにしたので、ID部のみに対して該ID部に含まれる複数のアドレス情報のそれぞれの特性に応じた自動利得制御を行うことができ、その結果、自動利得制御をより正確に行い、アドレス情報読み出しのエラーレートを低減でき、安定したシステム構築を可能とすることができる。
【0045】
また、本実施の形態1では、ディジタル信号の長さを検出する信号弁別手段17を備えているので、所望の信号長の信号に対して自動利得制御することができ、その結果、アドレス読み取り率を向上させることができる。
【0046】
(実施の形態2)
以下に、本発明の実施の形態2による自動利得制御装置、及び自動利得制御方法について、図2、図6、図7、及び図9を用いて説明する。なお、図6及び図7については、実施の形態1で説明したので、ここでは説明を省略する。
【0047】
図2は、本実施の形態2による自動利得制御装置の構成を示すブロック図である。
図2において、20は、記憶媒体から再生されたアナログ信号であり、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する。21は、アナログ信号20の振幅を、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のそれぞれの特性応じた利得(ゲイン)で増幅するVGA(Variable Gain Amplifier)である。22は、アナログ信号であるVGA21の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換器である。23は、A/D変換器22の出力(再生信号)から第1の振幅情報を抽出する振幅情報抽出手段である。24は、振幅情報抽出手段23の出力である第1の振幅情報に対し一定量の比を持つ第2の振幅情報を生成するゲイン比生成回路である。25は、振幅情報抽出手段23により抽出された振幅情報に基づいてVGA21を制御するための制御信号を出力するAGC制御手段である。26は、ディジタル信号であるAGC制御手段25の出力(制御信号)をアナログ信号に変換するD/A変換器である。27は、外部から入力された制御ゲート350に基づいて上記振幅情報抽出手段23の出力またはゲイン比生成回路24の出力のいずれかの信号を選択する信号選択手段である。350は、第1,第2のCAPAを識別する制御ゲートである。なお、制御ゲート350は、上記実施の形態1の制御ゲートと同様に生成されるものである。
【0048】
図9は、アナログ信号20の波形を示す模式図である。
図9において、330はVGA21に入力されるゲイン信号、321はゲイン区間A、322はゲイン区間Bである。なお、ゲイン区間Aとゲイン区間Bのゲイン比は一定である。340はAGC制御されたVGA21出力の再生波形、311はAGC制御された再生波形340の第1のCAPA、312はAGC制御された再生波形340の第2のCAPA、320はAGC制御された再生波形340のDATA部である。
【0049】
以上のように構成された自動利得制御装置の動作について説明する。
アナログ信号20は、図6及び図7に示すような再生波形A100及び再生波形B105の形態であって、VGA21に入力される。このとき、図7の再生波形B105に示すように、第1のCAPA111、及び第2のCAPA112の振幅はそれぞれ異なり、不均一になっている。
【0050】
GA21にて振幅を増幅されたアナログ信号は、A/D変換器22によりディジタル信号に変換される。そして、振幅情報抽出手段23により上記A/D変換器22の出力から上記入力アナログ信号20の第1の振幅情報が抽出されるとともに、該抽出された第1の振幅情報信号に対して一定比の関係を持つ第2の振幅情報がゲイン比生成回路24により新たに生成される。これら異なる2つの振幅情報は、信号選択手段27により、上記再生波形B105の第1のCAPA111、及び第2のCAPA112のそれぞれに対応するよう上記制御ゲート350の信号に基づいて切り換えられ、AGC制御手段25に供給される。
【0051】
AGC制御手段25では、上記信号選択手段27により選択された振幅情報に基づいてAGCのゲインが制御され、その制御量はD/A変換器26によりアナログ信号であるゲイン信号330に変換され、このゲイン信号330によりVGA21が制御される。その結果、再生波形B105のように第1のCAPA111、及び第2のCAPA112が不均一であった入力アナログ信号20は、図9の再生波形340に示す第1のCAPA311、及び第2のCAPA312のように均一に、あるいは振幅差はあるがその差が小さくなるように制御される。
【0052】
このような実施の形態2では、複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する入力アナログ信号20の振幅を増幅した後、ディジタル化し、該ディジタル化された信号のうちの、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出し、該抽出された各振幅情報に基づいてVGA21のゲインを制御するようにしたので、ID部のみに対して該ID部に含まれる複数のアドレス情報のそれぞれの特性に応じた自動利得制御を行うことができ、その結果、自動利得制御をより正確に行い、アドレス情報読み出しのエラーレートを低減でき、安定したシステム構築を可能とすることができる。
【0053】
また、本実施の形態2では、ゲイン区間A321とゲイン区間B322のゲイン比を、第1のCAPA111と第2のCAPA112との比と同じ比になるよう設定するようにしたので、第1CAPAと第2のCAPAとの振幅比を常に監視している状況下で、設定されたゲイン比に基づいて第1、第2のCAPAをそれぞれ独立に自動利得制御することができる。
【0054】
(実施の形態3)
以下に、本発明の実施の形態3による自動利得制御装置、及び自動利得制御方法について、図3、図7、及び図8を用いて説明する。なお、図7及び図8については、実施の形態1で説明したので、ここでは説明を省略する。
図3は、本実施の形態3による自動利得制御装置の構成を示すブロック図である。
【0055】
図3において、30は、記憶媒体から再生されたアナログ信号であり、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する。31は、アナログ信号30の振幅を、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のそれぞれの特性に応じた利得(ゲイン)で増幅するVGA(Variable Gain Amplifier)である。32は、アナログ信号であるVGA31の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換器である。33は、ディジタル信号に変換された再生信号(A/D変換器32の出力)から第1の振幅情報を抽出する第1の振幅情報抽出手段である。34は、第1の振幅情報抽出手段33により抽出された第1の振幅情報に基づいて上記入力アナログ信号30に対して振幅の制御を行う第1のAGC制御手段である。35は、ディジタル信号に変換された再生信号(A/D変換器32の出力)から第2の振幅情報を抽出する第2の振幅情報抽出手段である。36は、第2の振幅情報抽出手段35により抽出された第2の振幅情報に基づいて上記入力アナログ信号30に対して振幅の制御を行う第2のAGC制御手段である。37は、第1のAGC制御手段34あるいは第2のAGC制御手段36の出力であるディジタル出力をアナログ信号に変換するD/A変換器である。38は、制御ゲート351に基づいてA/D変換器32の出力を、第1の振幅情報抽出手段33へ出力する経路、または第2の振幅情報抽出手段35へ出力する経路、のいずれかの経路を選択する第1の信号選択手段である。なお、A/D変換器32の出力を第1の振幅情報抽出手段33へ出力する経路とは、第1のCAPA111のAGC制御を行うための第1のCAPA用制御経路である。また、A/D変換器32の出力を第2の振幅情報抽出手段35へ出力する経路とは、第2のCAPA112のAGC制御を行うための第2のCAPA用制御経路である。39は、制御ゲート351に基づいて第1のAGC制御手段34の出力、あるいは第2のAGC制御手段36の出力、のいずれかを選択し、D/A変換器37に出力する第2の信号選択手段である。351は、第1,第2のCAPAを識別する制御ゲートである。なお、制御ゲート351は、上記実施の形態1の制御ゲートと同様に生成されるものである。
【0056】
以上のように構成された自動利得制御装置の動作について説明する。
アナログ信号30は、図7に示すような再生波形B105の形態であって、VGA31に入力される。このとき、図7の再生波形B105に示すように、第1のCAPA111、及び第2のCAPA112の振幅はそれぞれ異なり、不均一になっている。
【0057】
GA31にて振幅を増幅されたアナログ信号は、A/D変換器32によりディジタル信号に変換される。そして、A/D変換器32でディジタル信号に変換された信号は、第1の信号選択手段38により選択された制御経路に出力され、第1のCAPA111のAGC制御用信号、または第2のCAPA112のAGC制御用信号が生成される。
【0058】
なお、第1のCAPA111、第2のCAPA112は、IDゲート300がアサートされている状態で、通常CAPAゲート301のように出力される。また、制御ゲート351は、CAPAゲート301を第1のCAPAゲート302と第2のCAPAゲート303とに分け、第1のCAPAゲート302により第1のCAPA111制御用経路を、第2のCAPAゲート303により第2のCAPA112制御用経路を、それぞれ選択するよう第1の信号選択手段38、及び第2の信号選択手段39を制御する。
【0059】
制御ゲート351により選択された制御経路では、まず、第1の振幅情報抽出手段33または第2の振幅情報抽出手段35により、A/D変換器32の出力からアナログ信号30の振幅情報が抽出され、それぞれ第1のAGC制御手段34または第2のAGC制御手段36に入力され、AGC制御信号が生成される。第1のAGC制御手段34、または第2のAGC制御手段36の出力は、第2の信号選択手段39により選択され、第1のCAPA111と第2のCAPA112に対応するAGC制御信号としてD/A変換器37に出力される。
【0060】
そして、D/A変換器37では、制御ゲート351により選択されたAGC制御信号がアナログ信号であるゲイン信号210に変換され、このゲイン信号210によりVGA31が制御される。その結果、再生波形B105のように第1のCAPA111、及び第2のCAPA112が不均一であった入力アナログ信号30は、図8の再生波形201に示す第1のCAPA211、第2のCAPA212のように均一の振幅に制御される。
【0061】
このような実施の形態3では、複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する入力アナログ信号30の振幅を増幅した後、ディジタル化し、該ディジタル化された信号のうちの、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出し、上記抽出された各振幅情報に基づいてVGA31のゲインを制御するようにしたので、ID部のみに対して該ID部に含まれる複数のアドレス情報のそれぞれの特性に応じた自動利得制御を行うことができ、その結果、自動利得制御をより正確に行い、アドレス情報読み出しのエラーレートを低減でき、安定したシステム構築を可能とすることができる。
【0062】
また、本実施の形態3では、入力信号30のID部110の第1のCAPA111と第2のCAPA112のそれぞれのゲインに応じてVGAの利得制御を行うようにしたので、第1のCAPAと第2のCAPAの自動利得制御をより細かく行え、その結果、自動利得制御機能の性能を向上させることができ、アドレス読み取り率を向上させることができる。
【0063】
(実施の形態4)
以下に、本発明の実施の形態4による自動利得制御装置、及び自動利得制御方法について、図4、図7、図8を用いて説明する。なお、図7及び図8については、実施の形態1で説明したので、ここでは説明を省略する。
図4は、本実施の形態4による自動利得制御装置の構成を示すブロック図である。
【0064】
図4において、40は、記憶媒体から再生されたアナログ信号であり、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する。41は、アナログ信号40の振幅を、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のそれぞれの特性に応じた利得(ゲイン)で増幅するVGA(Variable Gain Amplifier)である。42は、アナログ信号であるVGA41の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換器である。43は、ディジタル信号である再生信号(A/D変換器42の出力)から第1の振幅情報を抽出する第1の振幅情報抽出手段である。44は、ディジタル信号である再生信号(A/D変換器42の出力)から第2の振幅情報を抽出する第2の振幅情報抽出手段である。45は、第1の振幅情報抽出手段43または第2の振幅情報抽出手段44により抽出された振幅情報に基づいて上記入力アナログ信号40に対して振幅の制御を行うAGC制御手段である。46は、ディジタル信号であるAGC制御手段45の出力をアナログ信号に変換するD/A変換器である。47は、制御ゲート410に基づいてA/D変換器42の出力を、第1の振幅情報抽出手段43へ出力する経路、または第2の振幅情報抽手段44へ出力する経路、のいずれかの経路を選択する第1の信号選択手段である。なお、A/D変換器42の出力を第1の振幅情報抽出手段43へ出力する経路とは、第1のCAPA111のAGC制御を行うための第1のCAPA用制御経路である。また、A/D変換器42の出力を第2の振幅情報抽出手段44へ出力する経路とは、第2のCAPA112のAGC制御を行うための第2のCAPA用制御経路である。48は、制御ゲート410に基づいて第1の振幅情報抽出手段43の出力、または第2の振幅情報抽出手段44の出力、のいずれかを選択し、AGC制御手段45に出力する第2の信号選択手段である。410は、第1,第2のCAPAを識別する制御ゲートである。なお、制御ゲート410は、上記実施の形態1の制御ゲートと同様に生成されるものである。
【0065】
以上のように構成された自動利得制御装置の動作について説明する。
アナログ信号40は、図7に示すような再生波形B105の形態であって、VGA41に入力される。このとき、図7の再生波形B105に示すように、第1のCAPA111、及び第2のCAPA112の振幅はそれぞれ異なり、不均一になっている。
【0066】
GA41にて振幅を増幅されたアナログ信号は、A/D変換器42によりディジタル信号に変換される。そして、A/D変換器42でディジタル信号に変換された信号は、第1の信号選択手段47により選択された制御経路に出力され、第1のCAPA111のAGC制御用信号、または第2のCAPA112のAGC制御用信号が生成される。
【0067】
なお、制御ゲート410は、CAPAゲート301を第1のCAPAゲート302と第2のCAPAゲート303とに分け、第1のCAPAゲート302により第1のCAPA111制御用経路を、第2のCAPAゲート303により第2のCAPA112制御用経路を、それぞれ選択するよう第1の信号選択手段47、及び第2の信号選択手段48を制御する。
【0068】
制御ゲート410により選択された制御経路では、まず、第1の振幅情報抽出手段43または第2の振幅情報抽出手段44により、A/D変換器42の出力からアナログ信号40の振幅情報が抽出される。そして、第1の振幅情報抽出手段43または第2の振幅情報抽出手段44の出力は、制御ゲート410を用いて第2の信号選択手段48により、第1のCAPA111と第2のCAPA112にそれぞれ対応する振幅情報出力として選択され、AGC制御手段45に入力され、AGC制御信号が生成される。
【0069】
次に、AGC制御手段45の出力は、D/A変換器46によりアナログ信号であるゲイン信号210、つまり、VGA41の制御信号に変換され、このゲイン信号210によりVGA41が制御される。その結果、再生波形B105のように第1のCAPA111、及び第2のCAPA112が不均一であった入力アナログ信号40は、図8の再生波形201に示す第1のCAPA211、第2のCAPA212のように均一の振幅に制御される。
【0070】
このような実施の形態4では、複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する入力アナログ信号40の振幅を増幅した後、ディジタル化し、該ディジタル化された信号のうちの、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出し、上記抽出された各振幅情報に基づいてVGA41のゲインを制御するようにしたので、ID部のみに対して該ID部に含まれる複数のアドレス情報のそれぞれの特性に応じた自動利得制御を行うことができ、その結果、自動利得制御をより正確に行い、アドレス情報読み出しのエラーレートを低減でき、安定したシステム構築を可能とすることができる。
【0071】
また、本実施の形態4では、入力信号40のID部110の第1のCAPA111と第2のCAPA112のそれぞれのゲインに応じてVGAの利得制御を行うようにしたので、第1、第2のCAPAのそれぞれを独立により細かく自動利得制御することができ、その結果、自動利得制御機能の性能をより向上することができる。また、上記実施の形態3の自動利得制御装置に比べてAGC制御手段を一つとしたので、回路規模も最小限にすることができる。
【0072】
(実施の形態5)
以下に、本発明の実施の形態5による自動利得制御装置、及び自動利得制御方法について、図5、図6、図7、及び図8を用いて説明する。なお、図6から図8については、実施の形態1で説明したので、ここでは説明を省略する。
図5は、本実施の形態5による自動利得制御装置の構成を示すブロック図である。
【0073】
図5において、50は、記憶媒体から再生されたアナログ信号であり、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する。51は、アナログ信号50の振幅を、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のそれぞれの特性に応じた利得(ゲイン)で増幅するVGA(Variable Gain Amplifier)である。52は、アナログ信号であるVGA51の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換器である。53は、ディジタル信号に変換された再生信号(A/D変換器52の出力)から振幅情報を抽出する振幅情報抽出手段である。54は、振幅情報抽出手段53により抽出された振幅情報に基づいて入力アナログ信号50に対して振幅の制御を行うAGC制御手段である。55は、VGA51に対する任意の固定ゲインの設定、またはAGC制御を行う設定、をするゲイン設定回路である。56は、ディジタル信号であるAGC制御手段54の出力をアナログ信号に変換するD/A変換器である。510は、第1,第2のCAPAを識別する制御ゲートである。なお、制御ゲート510は、上記実施の形態1の制御ゲートと同様に生成されるものである。535はゲイン設定回路55に状態を設定するゲイン設定信号である。
【0074】
以上のように構成された自動利得制御装置の動作について説明する。
アナログ信号50は、図6及び図7に示すような再生波形A100及び再生波形B105の形態であって、VGA51に入力される。このとき、図7の再生波形B105に示すように、第1のCAPA111、及び第2のCAPA112の振幅がそれぞれ異なり、不均一になっている。
【0075】
GA11にて振幅を増幅されたアナログ信号は、A/D変換器12によりディジタル信号に変換される。そして、振幅情報抽出手段53により上記A/D変換器52の出力から上記入力アナログ信号50の振幅情報が抽出され、AGC制御手段54に供給される。
【0076】
一方、ゲイン設定回路55では、ゲイン設定信号535に基づいて、AGC制御を行う第1の制御モード、またはVGA51のゲインを任意の固定値にする第2の制御モード、のいずれかの制御モードが選択される。
【0077】
AGC制御手段54では、第1の制御モードが設定された場合、振幅情報抽出手段53の出力を基にAGCのゲインを制御し、その制御量をD/A変換器56に出力する。また、第2の制御モードが設定された場合、任意の固定ゲインとするよう出力を制御し、その制御量をD/A変換器56に出力する。
【0078】
D/A変換器56では、ディジタル信号であるAGC制御手段54の出力がアナログ信号であるゲイン信号115に変換され、このゲイン信号115によりVGA11が制御される。その結果、再生波形B105のように第1のCAPA111と、第2のCAPA112が不均一であった入力アナログ信号50は、図8の再生波形201に示す第1のCAPA211、第2のCAPA212のように均一の振幅に制御される。このように、VGA51に固定ゲインを設定することで入力信号の絶対値を検出することができる。
【0079】
このような実施の形態5では、複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する入力アナログ信号50の振幅を増幅した後、ディジタル化し、該ディジタル化された信号のうちの、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出し、上記抽出された各振幅情報に基づいてVGA51のゲインを制御するようにしたので、ID部のみに対して該ID部に含まれる複数のアドレス情報のそれぞれの特性に応じた自動利得制御を行うことができ、その結果、自動利得制御をより正確に行い、アドレス情報読み出しのエラーレートを低減でき、安定したシステム構築を可能とすることができる。
【0080】
また、本実施の形態5では、ゲイン設定信号535に基づいて設定された所定のゲインレベルに基づいてVGA51の利得制御を行うようにしたので、設定した利得レベルに基づいて自動利得制御することができ、その結果、アドレスの読み取り率を向上させ、かつ、回路規模の増加を抑えた低コストで実現可能な自動利得制御装置を実現することができる。
【0082】
また、本発明の請求項に記載の自動利得制御装置によれば、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有するアナログ信号を再生する際に、上記アナログ信号の振幅が一定になるよう自動的に調整する自動利得制御装置であって、上記アナログ信号に所定の利得を与えて、該信号の振幅を増幅させる可変利得増幅手段と、上記可変利得増幅手段の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記ディジタル信号のうちの上記複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出する振幅情報抽出手段と、上記振幅情報抽出手段により抽出された各振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する自動利得制御手段と、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの、最初のアドレス情報を第1のCAPA、次のアドレス情報を第2のCAPAとし、上記第1のCAPAに対応する信号から抽出された第1の振幅情報に対して所定の一定比を持つ、上記第2のCAPAに対応する信号の第2の振幅情報を生成する利得比生成手段と、外部から入力された制御ゲートに基づいて上記振幅情報抽出手段の出力または上記利得比生成手段の出力のいずれかを選択し、上記自動利得制御手段に出力する信号選択手段と、を備え、上記自動利得制御手段は、上記信号選択手段により選択された信号に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御するようにしたので、第1のCAPAと第2のCAPAのゲイン比を常に監視し、そのゲイン比に基づいて第1のCAPAと第2のCAPAとをそれぞれ独立に自動利得制御することができる。
【0083】
また、本発明の請求項に記載の自動利得制御装置によれば、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有するアナログ信号を再生する際に、上記アナログ信号の振幅が一定になるよう自動的に調整する自動利得制御装置であって、上記アナログ信号に所定の利得を与えて、該信号の振幅を増幅させる可変利得増幅手段と、上記可変利得増幅手段の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの最初のアドレス情報である第1のCAPAに対応する信号から第1の振幅情報を抽出する第1の振幅情報抽出手段と、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの上記第1のCAPAの次のアドレス情報である第2のCAPAに対応する信号から第2の振幅情報を抽出する第2の振幅抽出手段と、上記第1の振幅情報抽出手段により抽出された上記第1の振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する第1の自動利得制御手段と、上記第2の振幅情報抽出手段により抽出された上記第2の振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する第2の自動利得制御手段と、外部から入力された制御ゲートに基づいて上記A/D変換手段の出力を、上記第1の振幅情報抽出手段または上記第2の振幅情報抽出手段のいずれかに出力する信号選択手段と、を備えたので、第1のCAPAと第2のCAPAの自動利得制御をより細かく行え、その結果、自動利得制御機能の性能を向上させることができる。
【0084】
また、本発明の請求項に記載の自動利得制御装置によれば、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有するアナログ信号を再生する際に、上記アナログ信号の振幅が一定になるよう自動的に調整する自動利得制御装置であって、上記アナログ信号に所定の利得を与えて、該信号の振幅を増幅させる可変利得増幅手段と、上記可変利得増幅手段の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの最初のアドレス情報である第1のCAPAに対応する信号から第1の振幅情報を抽出する第1の振幅情報抽出手段と、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの上記第1のCAPAの次のアドレス情報である第2のCAPAに対応する信号から第2の振幅情報を抽出する第2の振幅抽出手段と、外部から入力された制御ゲートに基づいて上記A/D変換手段の出力を、上記第1の振幅抽出手段または上記第2の振幅抽出手段のいずれかに出力する第1の信号選択手段と、上記第1の振幅情報抽出手段により抽出された上記第1の振幅情報、あるいは上記第2の振幅情報抽出手段により抽出された上記第2の振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する自動利得制御手段と、外部から入力された制御ゲートに基づいて上記第1の振幅情報抽出手段の出力または上記第2の振幅情報抽出手段の出力のいずれかを選択し、上記自動利得制御手段に出力する第2の信号選択手段と、を備えたので、第1のCAPAと第2のCAPAのAGC制御をより細かく制御することができ、その結果、自動利得制御機能の性能を向上させることができるとともに、回路規模を小さくすることができる。
【0085】
また、本発明の請求項に記載の自動利得制御装置によれば、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有するアナログ信号を再生する際に、上記アナログ信号の振幅が一定になるよう自動的に調整する自動利得制御装置であって、上記アナログ信号に所定の利得を与えて、該信号の振幅を増幅させる可変利得増幅手段と、上記可変利得増幅手段の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記ディジタル信号のうちの上記複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出する振幅情報抽出手段と、上記振幅情報抽出手段により抽出された各振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する自動利得制御手段と、外部から入力されるゲイン設定信号に基づいて、上記可変利得増幅手段の利得を自動利得制御を行う第1の制御モード、あるいは、上記可変利得増幅手段の利得を任意の固定値にする第2の制御モードを選択する利得設定手段と、を備え、上記自動利得制御手段は、上記利得設定手段により上記第1の制御モードが選択された場合は、上記振幅情報抽出手段により抽出された各振幅情報に基づく、上記可変利得増幅手段の自動利得制御を行い、上記利得設定手段により上記第2の制御モードが選択された場合は、上記可変利得増幅手段の利得を、任意の固定値になるよう制御するようにしたので、設定した利得レベルに基づいて自動利得制御することができ、その結果、アドレスの読み取り率を向上させ、かつ、回路規模の増加を抑えた低コストで実現可能な自動利得制御装置を実現することができる。
【0086】
また、本発明の請求項に記載の自動利得制御装置によれば、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有するアナログ信号を再生する際に、上記アナログ信号の振幅が一定になるよう自動的に調整する自動利得制御装置であって、上記アナログ信号に所定の利得を与えて、該信号の振幅を増幅させる可変利得増幅手段と、上記可変利得増幅手段の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、上記ディジタル信号のうちの上記複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出する振幅情報抽出手段と、上記振幅情報抽出手段により抽出された各振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する自動利得制御手段と、上記ディジタル信号の信号長を検出する信号弁別手段と、を備え、上記振幅情報抽出手段は、上記信号弁別手段により検出された信号長に基づいて上記ディジタル信号のうちの所望の信号長の信号から振幅情報を抽出し上記自動利得制御手段に出力するようにしたので、所望の信号長の信号に対して自動利得制御することができ、その結果、アドレス読み取り率を向上させることができる。
【0087】
また、本発明の請求項に記載の自動利得制御装置によれば、請求項に記載の自動利得制御装置において、上記自動利得制御手段は、上記信号長の信号振幅が一定になるよう上記可変利得増幅手段の利得を制御するようにしたので、信号長が一定になるよう自動利得制御することができ、その結果、アドレス読み取り率を向上させることができる。
【0088】
また、本発明の請求項に記載の自動利得制御装置によれば、請求項に記載の自動利得制御装置において、上記自動利得制御手段は、上記信号長が3T(Tは、チャネルクロック周期を示す単位である。)である信号の振幅が一定になるよう上記可変利得増幅手段の利得を制御するようにしたので、信号長が3Tである信号の振幅が一定になるよう自動利得制御することができ、その結果、アドレス読み取り率を向上させることができる。
【0089】
また、本発明の請求項に記載の自動利得制御装置によれば、請求項に記載の自動利得制御装置において、上記自動利得制御手段は、上記信号長が4T(Tは、チャネルクロック周期を示す単位である。)もしくはそれ以上の長さを持つ信号の内の1つである信号の振幅が一定になるよう上記可変利得増幅手段の利得を制御するようにしたので、信号長が4Tもしくはそれ以上の長さを持つ信号の内の一つである信号の振幅が一定になるよう自動利得制御することができ、その結果、アドレス読み取り率を向上させることができる。
【0090】
また、本発明の請求項に記載の自動利得制御装置によれば、請求項に記載の自動利得制御装置において、上記自動利得制御手段は、上記ディジタル信号が有する複数の信号長のうちの少なくとも2つ以上の任意の信号長を有する信号の振幅が平均的に一定になるよう上記可変利得増幅手段の利得を制御するようにしたので、少なくとも2つ以上の信号長を有する信号の振幅が平均的に一定になるよう自動利得制御することができ、その結果、アドレス読み取り率を向上させることができる。
【0092】
また、本発明の請求項10に記載の自動利得制御方法によれば、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する再生信号の振幅を可変利得増幅器を用いて増幅する際に、上記可変利得増幅器の利得を自動制御する自動利得制御方法において、上記再生信号の上記ID部に含まれる複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出し、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの、最初のアドレス情報を第1のCAPA、次のアドレス情報を第2のCAPAとし、上記第1のCAPAの利得に対して所定の一定比を持つよう第2のCAPAの利得を決定し、外部から入力される制御ゲートに基づいて上記第1のCAPAの利得と、上記第2のCAPAの利得とを切り換え、上記可変利得増幅器の利得の自動制御を行うようにしたので、第1のCAPAと第2のCAPAとのゲイン比を常に監視し、そのゲイン比に基づいて第1のCAPAと第2のCAPAとをそれぞれ独立に自動利得制御することができる。
【0093】
また、本発明の請求項11に記載の自動利得制御方法によれば、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する再生信号の振幅を可変利得増幅器を用いて増幅する際に、上記可変利得増幅器の利得を自動制御する自動利得制御方法において、上記再生信号の上記ID部に含まれる複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出し、上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの、最初のアドレス情報を第1のCAPA、次のアドレス情報を第2のCAPAとし、外部から入力された制御ゲートに基づいて上記第1のCAPAから第1の振幅情報を抽出して該第1の振幅情報に基づいて上記可変利得増幅器の利得を制御する第1の自動利得制御、または上記第2のCAPAから第2の振幅情報を抽出して該第2の振幅情報に基づいて上記可変利得増幅器の利得を制御する第2の自動利得制御のいずれかを行うようにしたので、第1のCAPAと第2のCAPAの自動利得制御をより細かく行え、その結果、自動利得制御機能の性能を向上させることができ、アドレス読み取り率を向上させることができる。
【0094】
また、本発明の請求項12に記載の自動利得制御方法によれば、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する再生信号の振幅を可変利得増幅器を用いて増幅する際に、上記可変利得増幅器の利得を自動制御する自動利得制御方法において、上記再生信号の上記ID部に含まれる複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出し、外部から入力されるゲイン設定信号に基づいて、上記可変利得増幅器の利得を自動利得制御を行う第1の制御モード、あるいは、上記可変利得増幅器の利得を任意の固定値にする第2の制御モードを設定し、上記第1の制御モードが設定された場合、上記第1の振幅情報あるいは上記第2の振幅情報に基づく、上記可変利得増幅器の自動利得制御を行い、上記第2の制御モードが設定された場合は、上記可変利得増幅器の利得を、任意の固定値になるよう制御するようにしたので、設定した利得レベルに基づいて自動利得制御することができ、その結果、アドレスの読み取り率を向上させることができる。
【0095】
また、本発明の請求項13に記載の自動利得制御方法によれば、記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する再生信号の振幅を可変利得増幅器を用いて増幅する際に、上記可変利得増幅器の利得を自動制御する自動利得制御方法において、上記再生信号の信号長を検出し、上記検出した信号長に基づいて上記再生信号から所望の信号長の振幅情報を抽出し、上記抽出された振幅情報の特性に応じて上記可変利得増幅器の利得を自動制御するようにしたので、所望の信号長の信号に対して自動利得制御することができ、その結果、アドレス情報読み出しエラーレートが最小になるよう制御する信号長を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる自動利得制御装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2にかかる自動利得制御装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3にかかる自動利得制御装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態4にかかる自動利得制御装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態5にかかる自動利得制御装置の構成を示すブロック図
【図6】アナログ信号の再生波形を示す模式図
【図7】アナログ信号のAGC制御を説明するための図
【図8】AGC制御されたアナログ信号の再生波形を示す模式図
【図9】本発明の実施例の再生波形を示す模式図
【図10】ピット列と光検出強度との関係を示す図
【図11】本発明の信号弁別手段の構成の一例を示す図である。
【図12】本発明の信号弁別手段の構成の一例を示す図である。
【図13】本発明の振幅情報抽出手段の構成の一例を示す図である。
【図14】本発明の振幅情報抽出手段の構成の一例を示す図である。
【図15】従来の自動利得制御装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
10 アナログ信号
11 VGA
12 A/D変換器
13 振幅情報抽出手段
131 上側エンベロープ検出器
132 下側エンベロープ検出器
134 引き算器
135 FWR
136 平均化回路
137 差分検出手段
138 制御レジスタ
14 AGC制御手段
15 D/A変換器
16 制御ゲート
17 信号弁別手段
171 3T検出手段
172 4T検出手段
173 5T検出手段
174 6T検出手段
175 制御レジスタ
176 セレクタ
177 平均化回路
20 アナログ信号
21 VGA
22 A/D変換器
23 振幅情報抽出手段
24 ゲイン比生成回路
25 AGC制御手段
26 D/A変換器
27 信号選択手段
30 アナログ信号
31 VGA
32 A/D変換器
33 第1の振幅情報抽出手段
34 AGC制御手段
35 第2の振幅情報抽出手段
36 AGC制御器
37 D/A変換器
38 第1の信号選択手段
39 第2の信号選択手段
40 アナログ信号
41 VGA
42 A/D変換器
43 第1の振幅情報抽出手段
44 第2の振幅情報抽出手段
45 AGC制御手段
46 D/A変換器
47 第1の信号選択手段
48 第2の信号選択手段
50 アナログ信号
51 VGA
52 A/D変換手段
53 振幅情報抽出手段
54 AGC制御手段
55 ゲイン設定回路
56 D/A変換器
100 再生波形A
101 セクタ
105 再生波形B
110 ID部
111 第1のCAPA
112 第2のCAPA
115 ゲイン信号
120 DATA部
121 DATA部
201 再生波形
210 ゲイン信号
211 第1のCAPA
212 第2のCAPA
220 DATA部
300 IDゲート
301 CAPAゲート
302 第1のCAPAゲート
303 第2のCAPAゲート
311 第1のCAPA
312 第2のCAPA
320 DATA部
321 ゲイン区間A
322 ゲイン区間B
330 ゲイン信号
340 再生波形
351 制御ゲート
410 制御ゲート
510 制御ゲート
535 ゲイン設定信号
610 アナログ信号
611 VGA
612 FWR
613 LPF
614 LPF
630 IDゲート
400 振幅情報抽出手段
401 振幅情報抽出手段

Claims (13)

  1. 記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有するアナログ信号を再生する際に、上記アナログ信号の振幅が一定になるよう自動的に調整する自動利得制御装置であって、
    上記アナログ信号に所定の利得を与えて、該信号の振幅を増幅させる可変利得増幅手段と、
    上記可変利得増幅手段の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    上記ディジタル信号のうちの上記複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出する振幅情報抽出手段と、
    上記振幅情報抽出手段により抽出された各振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する自動利得制御手段と、
    上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの、最初のアドレス情報を第1のCAPA、次のアドレス情報を第2のCAPAとし、上記第1のCAPAに対応する信号から抽出された第1の振幅情報に対して所定の一定比を持つ、上記第2のCAPAに対応する信号の第2の振幅情報を生成する利得比生成手段と、
    外部から入力された制御ゲートに基づいて上記振幅情報抽出手段の出力または上記利得比生成手段の出力のいずれかを選択し、上記自動利得制御手段に出力する信号選択手段と、を備え、
    上記自動利得制御手段は、上記信号選択手段により選択された信号に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する、
    ことを特徴とする自動利得制御装置。
  2. 記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有するアナログ信号を再生する際に、上記アナログ信号の振幅が一定になるよう自動的に調整する自動利得制御装置であって、
    上記アナログ信号に所定の利得を与えて、該信号の振幅を増幅させる可変利得増幅手段と、
    上記可変利得増幅手段の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの最初のアドレス情報である第1のCAPAに対応する信号から第1の振幅情報を抽出する第1の振幅情報抽出手段と、
    上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの上記第1のCAPAの次のアドレス情報である第2のCAPAに対応する信号から第2の振幅情報を抽出する第2の振幅抽出手段と、
    上記第1の振幅情報抽出手段により抽出された上記第1の振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する第1の自動利得制御手段と、
    上記第2の振幅情報抽出手段により抽出された上記第2の振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する第2の自動利得制御手段と、
    外部から入力された制御ゲートに基づいて上記A/D変換手段の出力を、上記第1の振幅情報抽出手段または上記第2の振幅情報抽出手段のいずれかに出力する信号選択手段と、を備えた、
    ことを特徴とする自動利得制御装置。
  3. 記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有するアナログ信号を再生する際に、上記アナログ信号の振幅が一定になるよう自動的に調整する自動利得制御装置であって、
    上記アナログ信号に所定の利得を与えて、該信号の振幅を増幅させる可変利得増幅手段と、
    上記可変利得増幅手段の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの最初のアドレス情報である第1のCAPAに対応する信号から第1の振幅情報を抽出する第1の振幅情報抽出手段と、
    上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの上記第1のCAPAの次のアドレス情報である第2のCAPAに対応する信号から第2の振幅情報を抽出する第2の振幅抽出手段と、
    外部から入力された制御ゲートに基づいて上記A/D変換手段の出力を、上記第1の振幅抽出手段または上記第2の振幅抽出手段のいずれかに出力する第1の信号選択手段と、
    上記第1の振幅情報抽出手段により抽出された上記第1の振幅情報、あるいは上記第2の振幅情報抽出手段により抽出された上記第2の振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する自動利得制御手段と、
    外部から入力された制御ゲートに基づいて上記第1の振幅情報抽出手段の出力または上記第2の振幅情報抽出手段の出力のいずれかを選択し、上記自動利得制御手段に出力する第2の信号選択手段と、を備えた、
    ことを特徴とする自動利得制御装置。
  4. 記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有するアナログ信号を再生する際に、上記アナログ信号の振幅が一定になるよう自動的に調整する自動利得制御装置であって、
    上記アナログ信号に所定の利得を与えて、該信号の振幅を増幅させる可変利得増幅手段と、
    上記可変利得増幅手段の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    上記ディジタル信号のうちの上記複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出する振幅情報抽出手段と、
    上記振幅情報抽出手段により抽出された各振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する自動利得制御手段と、
    外部から入力されるゲイン設定信号に基づいて、上記可変利得増幅手段の利得を自動利得制御を行う第1の制御モード、あるいは、上記可変利得増幅手段の利得を任意の固定値にする第2の制御モードを選択する利得設定手段と、を備え、
    上記自動利得制御手段は、上記利得設定手段により上記第1の制御モードが選択された場合は、上記振幅情報抽出手段により抽出された各振幅情報に基づく、上記可変利得増幅手段の自動利得制御を行い、上記利得設定手段により上記第2の制御モードが選択された場合は、上記可変利得増幅手段の利得を、任意の固定値になるよう制御する、
    ことを特徴とする自動利得制御装置。
  5. 記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有するアナログ信号を再生する際に、上記アナログ信号の振幅が一定になるよう自動的に調整する自動利得制御装置であって、
    上記アナログ信号に所定の利得を与えて、該信号の振幅を増幅させる可変利得増幅手段と、
    上記可変利得増幅手段の出力をサンプリングしてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    上記ディジタル信号のうちの上記複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出する振幅情報抽出手段と、
    上記振幅情報抽出手段により抽出された各振幅情報に基づいて上記可変利得増幅手段の利得を制御する自動利得制御手段と、
    上記ディジタル信号の信号長を検出する信号弁別手段と、を備え、
    上記振幅情報抽出手段は、上記信号弁別手段により検出された信号長に基づいて上記ディジタル信号のうちの所望の信号長の信号から振幅情報を抽出し上記自動利得制御手段に出力する、
    ことを特徴とする自動利得制御装置。
  6. 請求項に記載の自動利得制御装置において、
    上記自動利得制御手段は、上記信号長の信号振幅が一定になるよう上記可変利得増幅手段の利得を制御する、
    ことを特徴とする自動利得制御装置。
  7. 請求項に記載の自動利得制御装置において、
    上記自動利得制御手段は、上記信号長が3T(Tは、チャネルクロック周期を示す単位である。)である信号の振幅が一定になるよう上記可変利得増幅手段の利得を制御する、
    ことを特徴とする自動利得制御装置。
  8. 請求項に記載の自動利得制御装置において、
    上記自動利得制御手段は、上記信号長が4T(Tは、チャネルクロック周期を示す単位である)もしくはそれ以上の長さを持つ信号の内の1つである信号の振幅が一定になるよう上記可変利得増幅手段の利得を制御する、
    ことを特徴とする自動利得制御装置。
  9. 請求項に記載の自動利得制御装置において、
    上記自動利得制御手段は、上記ディジタル信号が有する複数の信号長のうちの少なくとも2つ以上の任意の信号長を有する信号の振幅が平均的に一定になるよう上記可変利得増幅手段の利得を制御する、
    ことを特徴とする自動利得制御装置。
  10. 記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する再生信号の振幅を可変利得増幅器を用いて増幅する際に、上記可変利得増幅器の利得を自動制御する自動利得制御方法において、
    上記再生信号の上記ID部に含まれる複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出し、
    上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの、最初のアドレス情報を第1のCAPA、次のアドレス情報を第2のCAPAとし、上記第1のCAPAの利得に対して所定の一定比を持つよう第2のCAPAの利得を決定し、
    外部から入力される制御ゲートに基づいて上記第1のCAPAの利得と、上記第2のCAPAの利得とを切り換え、上記可変利得増幅器の利得の自動制御を行う、
    ことを特徴とする自動利得制御方法。
  11. 記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する再生信号の振幅を可変利得増幅器を用いて増幅する際に、上記可変利得増幅器の利得を自動制御する自動利得制御方法において、
    上記再生信号の上記ID部に含まれる複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出し、
    上記ID部に含まれる複数のアドレス情報のうちの、最初のアドレス情報を第1のCAPA、次のアドレス情報を第2のCAPAとし、外部から入力された制御ゲートに基づいて上記第1のCAPAから第1の振幅情報を抽出して該第1の振幅情報に基づいて上記可変利得増幅器の利得を制御する第1の自動利得制御、または上記第2のCAPAから第2の振幅情報を抽出して該第2の振幅情報に基づいて上記可変利得増幅器の利得を制御する第2の自動利得制御のいずれかを行う、
    ことを特徴とする自動利得制御方法。
  12. 記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する再生信号の振幅を可変利得増幅器を用いて増幅する際に、上記可変利得増幅器の利得を自動制御する自動利得制御方法において、
    上記再生信号の上記ID部に含まれる複数のアドレス情報に対応する信号から振幅情報を抽出し、
    外部から入力されるゲイン設定信号に基づいて、上記可変利得増幅器の利得を自動利得制御を行う第1の制御モード、あるいは、上記可変利得増幅器の利得を任意の固定値にする第2の制御モードを設定し、
    上記第1の制御モードが設定された場合、上記第1の振幅情報あるいは上記第2の振幅情報に基づく、上記可変利得増幅器の自動利得制御を行い、
    上記第2の制御モードが設定された場合は、上記可変利得増幅器の利得を、任意の固定値になるよう制御する、
    ことを特徴とする自動利得制御方法。
  13. 記憶媒体から読み出された、特性の異なる複数のアドレス情報を示すID部と、ユーザ情報を示すデータ部とを有する再生信号の振幅を可変利得増幅器を用いて増幅する際に、上記可変利得増幅器の利得を自動制御する自動利得制御方法において、
    上記再生信号の信号長を検出し、
    上記検出した信号長に基づいて上記再生信号から所望の信号長の振幅情報を抽出し
    上記抽出された振幅情報の特性に応じて上記可変利得増幅器の利得を自動制御する、
    ことを特徴とする自動利得制御方法。
JP2003133398A 2002-05-13 2003-05-12 自動利得制御装置、及び自動利得制御方法 Expired - Fee Related JP4077363B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003133398A JP4077363B2 (ja) 2002-05-13 2003-05-12 自動利得制御装置、及び自動利得制御方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002136462 2002-05-13
JP2003133398A JP4077363B2 (ja) 2002-05-13 2003-05-12 自動利得制御装置、及び自動利得制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004048707A JP2004048707A (ja) 2004-02-12
JP2004048707A5 JP2004048707A5 (ja) 2005-01-06
JP4077363B2 true JP4077363B2 (ja) 2008-04-16

Family

ID=31719259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003133398A Expired - Fee Related JP4077363B2 (ja) 2002-05-13 2003-05-12 自動利得制御装置、及び自動利得制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4077363B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5058059B2 (ja) * 2008-04-25 2012-10-24 株式会社東芝 記憶装置、利得調整装置および利得調整プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004048707A (ja) 2004-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7224659B2 (en) Disk reproducing device with suppressed reproduction signal error
US6930553B2 (en) Automatic gain control device and automatic gain control method
EP0654787A1 (en) Signal level adjusting unit
JP4077363B2 (ja) 自動利得制御装置、及び自動利得制御方法
JP2820676B2 (ja) 信号処理のための光ディスクのプリアンプ
US8351311B2 (en) Semiconductor integrated circuit and optical disk device having the same
TWI332752B (en) Method and apparatus for loop control
JP4401394B2 (ja) 光ディスク装置
JP2004048707A5 (ja)
KR100755833B1 (ko) 광 기록 재생기의 등화 방법 및 장치
US20100329088A1 (en) Device for determining existence of wobble, medium discrimination device, method of determining existence of wobble, and medium discrimination method
US7706239B2 (en) Apparatus for detecting a pre-pit signal
JP3075259B2 (ja) 自動利得補正回路およびこの回路を用いた磁気ディスク装置
US8054719B2 (en) Comparator and optical-disc recording/reproduction apparatus
US7768884B2 (en) Dropout detection device, disk reproduction apparatus, and dropout detection method
JP3669905B2 (ja) ドロップアウト検出回路
KR100408826B1 (ko) 광디스크 플레이어의 광디스크 판별방법
JPH0562346A (ja) 情報再生装置
KR100612001B1 (ko) 광 디스크 판별 장치
KR100243175B1 (ko) 디스크 재생장치
JP2005149659A (ja) ディフェクト検出装置
JP4045497B2 (ja) 光ディスク再生装置および光ディスク再生方法、並びに、スキュー検出装置およびスキュー検出方法
JPH10269617A (ja) 光ディスク装置
JP2006085796A (ja) ディスク装置
KR20060052639A (ko) 화이트 도트 아웃 검출 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20061002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees