JP4077171B2 - 照明灯動作情報収集方法および照明灯動作情報収集システム - Google Patents
照明灯動作情報収集方法および照明灯動作情報収集システム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路に沿い所定の間隔で設置された複数の照明灯それぞれに、対応する照明灯の点灯状態を監視する監視装置を設け、前記道路を巡回車により巡回して前記各監視装置から情報を順次収集する照明灯動作情報収集方法および照明灯動作情報収集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種、照明灯の不点検知装置は、照明灯の点灯−消灯を当該照明灯に設けられているフォトスイッチのON−OFFにより行い、また、不点検知を照明灯への印加電圧(V)の有無、適度の動作電流(I)の有無、あるいはVとIの位相差(θ)の異常の有無等により行っていた。
【0003】
即ち、夜間にV,Iあるいはθに異常がある場合、不点検知装置は“異常(不点)ランプ”を継続点灯させる、あるいは無線機または赤外線送受信機より継続して“異常信号”を送信するものである。
【0004】
一般に、照明灯の照明器具は、不点検知のための前記の如き手段を標準装備していないため、前記装置を既設の照明灯に組み込む作業が必要となるが、この際は、既設灯具や灯柱部分の配線工事を伴うことから、現場での作業が極めて大規模なものとなり、その作業に多くの時間と労力を要する。また、不点検出は比較的高精度に行なえるが、装置もそれなりに高価かつ大型のものとなる。この結果、従来の不点検知方法によるものは、市中一般の既設照明灯に設備するには経済的にも無理があり、防犯上の必要性あるいは交通行政等に関わる特定の地域が対象となってしまう。
【0005】
一方、監視員に不点灯を知覚させる方法としては、一般に勤務時間である昼間(日中)に於いて次のように行っている。
【0006】
イ.照明灯柱に取付けた不点検知装置の“異常(不点)ランプ”の点灯を視覚的に確認し、当該照明灯の柱番あるいは地番等で特定する。
【0007】
ロ.監視員が携行する、または巡回車に搭載する無線機または赤外線送受信機と、異常発生中の照明灯に設けられた照明灯監視装置の無線機または赤外線送受信機と通信し、当該通信情報に含まれる予め設定された照明灯個別番号により、管理データと照合して柱番あるいは地点を特定する。
【0008】
しかし、これらの従来技術に於いてはそれぞれ次の欠点がある。
【0009】
即ち、イの技術に於いては、監視員の視覚に頼るため、多大な労力と時間を要し、かつ昼間作業のため、不点照明灯の見落しの可能性も大きい。
【0010】
またロの技術に於いては、監視データの収集方法として最も基本的なものであるが、照明灯等の路側機器は多数存在するため、各照明灯の個別番号の管理が煩雑である。また、照明灯監視装置側には全て個別番号発生回路を必要とするため、装置が複雑で高価となる。更に近距離に多数存在する照明灯(一般的に毎30〜40m程度)に設置する照明灯監視装置と、巡回車内の無線機または赤外線送受信は混信を避けるために双方向通信を行なうことが必須であり、巡回車の走行ルートに応じた照明灯の個別番号の対応付等が極めて複雑となる欠点もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来の不点検知方法による手段は巡回監視のために多大な労力と時間を要し、かつ照明灯柱の個別番号管理を必要とする等の多大な欠点があった。
【0012】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、上記問題点を除去し、既設照明灯に於いても灯具及び灯柱に対して一切、改造、外部電源配線等を行うことなく、簡単かつ容易に設備できるとともに、装置及びその据付作業と保守及び維持管理とがそれぞれ容易にかつ安価に実現できる経済的に有利な、照明灯動作情報収集方法および照明灯動作情報収集システムを提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明は、外部電源に依存することなく継続動作を可能として、据付工事やメンテナンスが容易で、かつ故障発生頻度を低減した信頼性の高い不点検知が行える照明灯動作情報収集方法および照明灯動作情報収集システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、照明灯の灯柱に取り付けられる照明灯監視装置、及び照明灯管理者が携行する、または巡回車に搭載する照明灯動作情報収集装置により構成される。
【0016】
上記照明灯監視装置は、灯柱周囲の明るさ(照度)を直接検知する光センサ、照明灯不点時間計測タイマ、微弱電波送信機、及び太陽電池と、大容量コンデンサまたは蓄電池を用いた外部電源に一切依存しない動作用電源回路とを備えて構成される。
【0017】
上記照明灯動作情報収集装置は、照明灯監視装置から送信される微弱電波を受信するアンテナ、受信機、GPS衛星からの電波を捉えて地点を特定するためのGPSアンテナ、D−GPS機能を利用するためのFMアンテナ及びGPS本体装置、照明灯動作情報とGPS装置により特定された地点を地図上に表示するためのコンピュータ及び表示装置(VDT)またはコンピュータ一体型VDT等により構成される。
【0018】
また、本発明は、照明灯の不点検知方法に於いて、照明灯各々に固有の発電及び蓄電手段を備え、当該電力を動作用電源として、所定時間継続した不点状態を検知し不点通知情報を保持して不点判定結果の内容を外部(管理者)に報知することを特徴とする。
【0019】
即ち、本発明は、照明灯の不点検知方法に於いて、照明灯各々に、太陽電池で得た電力を、大容量コンデンサ、又は蓄電池、又は大容量コンデンサと蓄電池の双方に蓄えて動作用電力とする固有の発電手段を備え、当該発電手段で生成した電力を動作用電源として、上記照明灯の点灯駆動時に於ける不点状態を直接センサで監視し、当該不点状態が設定時間を超えたとき、当該不点状態を保持し外部に報知することを特徴とする。
【0020】
また、本発明は、照明灯の不点検知方法に於いて、照明灯各々に、太陽電池で得た電力を、大容量コンデンサ、又は蓄電池、又は大容量コンデンサと蓄電池の双方に蓄えて動作用電力とするとともに、上記太陽電池又はその一部のセルを上記照明灯の点灯駆動時に於ける不点状態を監視するための光センサとして用いることを特徴とする。
【0021】
また、本発明は、監視対象となる照明灯に設けられる照明灯監視装置であって、上記照明灯の点灯光を直接センサで受光して当該照明灯の不点状態を検知する手段と、上記不点状態の検知時に於いて当該不点状態継続時間を計測する手段と、上記計測された不点継続時間が設定時間を超えたとき、不点通知情報を生成し保持する手段と、上記保持された不点通知情報に従い不点発生状態を外部に報知する手段とを具備してなることを特徴とする。
【0022】
また、本発明は、監視対象となる照明灯に設けられる照明灯監視装置に於いて、太陽電池と、上記太陽電池で得られた電力を蓄える大容量コンデンサと、上記大容量コンデンサの蓄積電力を動作用電源として、上記照明灯の不点状態を検知し、当該検知時に於ける不点状態継続時間が設定時間を超えたとき、不点通知情報を生成し保持して不点発生状態を外部に報知する手段とを具備してなることを特徴とする。
【0023】
また、本発明は、監視対象となる照明灯に設けられる照明灯監視装置に於いて、太陽電池と、上記太陽電池で得られた電力を蓄える大容量コンデンサと、上記大容量コンデンサに蓄積された電力を動作用電源として、上記太陽電池の一部セル出力電圧をもとに、上記照明灯の不点状態を検知する手段と、上記不点状態の検知時に於いて不点状態継続時間が設定時間を超えたとき、不点通知情報を生成し保持して不点発生状態を外部に報知する手段とを具備してなることを特徴とする。
【0024】
また、本発明は、監視対象となる照明灯に設けられる照明灯監視装置に於いて、太陽電池と、上記太陽電池で得られた電力を蓄える大容量コンデンサと、上記大容量コンデンサに蓄積された電力を動作用電源として、上記太陽電池の出力電圧をもとに、上記照明灯の不点状態を検知する手段と、上記大容量コンデンサに蓄積された電力を動作用電源として、上記不点状態の検知時に於ける不点状態継続時間が設定時間を超えたか否かを判断し、設定時間を超えたとき、不点通知情報を生成し保持して不点発生状態を外部に報知する手段とを具備してなることを特徴とする。
【0025】
また、本発明による照明灯動作情報収集方法は、監視対象となる照明灯に設けられた照明灯監視装置より前記照明灯監視装置毎に異なる正常信号及び前記照明灯監視装置毎に共通の異常(不点等)を示す状態情報を微弱電波送信機にて連続的に単向送信し、前記微弱電波送信機より送信される電波を指向性を有する高利得アンテナを用いて受信し照明灯及び照明灯監視装置の状態情報を収集することを特徴とする。
【0026】
また、本発明は上記照明灯動作情報収集方法に於いて、監視対象となる照明灯に設けられた照明灯監視装置は、太陽電池及び当該電池で得た電力を蓄積する蓄電池または大容量コンデンサを備えた、外部電源に依存しない独立した電源回路により微弱電波送信機を動作させることを特徴とする。
【0027】
また、本発明の照明灯動作情報収集システムは、照明灯の不点等の異常を検知し記憶する不点検知回路と、不点検知回路からの情報を送信する微弱電波送信回路及びこれら各回路に電源を供給する電源回路より構成される照明灯監視装置と、前記の微弱電波送信回路より送信される電波を受信する指向性をもつ高利得アンテナ及び受信回路及び情報表示器より構成される照明灯動作情報収集装置にて構成されることを特徴とする。
【0028】
また、本発明は、照明灯各々に照明灯監視装置を設け、これら照明灯監視装置の送信信号を巡回監視車により受信して照明灯動作情報を収集する照明灯動作情報収集装置であって、前記照明灯監視装置に、監視の対象となる照明灯の点灯時に於ける点灯状態を直接監視し不点判定を行う不点検知回路と、前記不点検知回路の出力情報を微弱電波により送信する微弱電波送信機と、外部電源に依存しない独立した電力蓄積手段により前記不点検知回路及び微弱電波送信機に動作用電源を供給する電源回路とを設け、前記巡回監視車に、前記照明灯監視装置の微弱電波送信機より送信された微弱電波を受信する指向性を有する高利得アンテナ及び受信機と、前記受信機で受信した照明灯動作情報及び照明灯監視装置動作情報を少なくとも表示し又は記録する機器とを搭載してなることを特徴とする。
【0029】
また、本発明は、動作監視の対象となる照明灯に設けられる照明灯監視装置であって、動作監視の対象となる照明灯の点灯時に於ける点灯状態を直接監視し不点判定を行う不点検知回路と、前記不点検知回路の出力情報を微弱電波により送信する微弱電波送信機と、外部電源に依存しない独立した電力蓄積手段により前記不点検知回路及び微弱電波送信機に動作用電源を供給する電源回路とを具備してなることを特徴とする。
【0030】
また、本発明は、道路、公園等の路側に設置される照明灯等の路側機器の動作状態を巡回車により監視する際に適用される路側機器地点特定方法であって、路側機器側に路側機器監視装置を設け、巡回車に指向性をもつ高利得アンテナ及び受信装置とGPS装置とを設けて、前記路側機器監視装置より各路側機器監視装置毎に異なる正常信号及び各路側機器監視装置毎に共通の異常信号を単向通信方式で連続送信し、前記巡回車に搭載された指向性をもつ高利得アンテナ及び受信装置にて前記正常または異常信号を受信し検知して、当該検知信号をもとに前記GPS装置より測位情報を取得し、路側機器の位置情報として、または路側機器及び路側機器監視装置の動作状態を併せて記録し、またはVDT装置の画面上に、路側機器の位置と動作状態及び路側機器監視装置の動作状態を表示することを特徴とする。
【0031】
また、本発明は、監視の対象となる照明灯各々に、当該照明灯の動作状態を監視し当該監視に従う照明灯動作情報を微弱電波送信機により送信する照明灯監視装置を設け、前記微弱電波送信機より送信された照明灯動作情報を巡回監視車または巡回監視員が専用受信機により受信して前記各照明灯の照明灯動作情報を収集する照明灯動作情報収集システムに於いて、前記専用受信機に付随して、GPS装置を設け、前記専用受信機で受信した照明灯監視装置の位置をGPS装置の測位情報により特定することを特徴とする。
【0032】
また、本発明は上記照明灯動作情報収集システムに於いて、専用受信機で受信した照明灯監視装置の位置をGPS装置で特定し、当該位置情報を表示または記録することを特徴とする。
【0033】
また本発明は、上記照明灯動作情報収集システムに於いて、専用受信機で受信した照明灯監視装置の位置をGPS装置で特定し、当該位置情報を該当する照明灯監視装置より受信した照明灯動作情報と対応付けて表示または記録することを特徴とする。
【0034】
また本発明は、上記照明灯動作情報収集システムに於いて、専用受信機で受信した照明灯動作情報と、GPS装置で特定した位置情報より、照明灯監視装置の動作情報を表示または記録することを特徴とする。
【0035】
即ち、本発明は、照明灯の動作情報収集作業を例に採ると、監視対象となる照明灯各々に、照明灯の動作が正常か異常(不点等)かを判定し記憶するとともに正常または異常の信号を微弱電波送信機で単向通信により常時送信し続ける照明灯監視装置を設け、照明灯の異常の有無を点検するための巡回車に、前記微弱電波を受信するための指向性を有する高利得アンテナと微弱電波受信装置、及びGPS電波を受信するためのアンテナとGPS装置及び記録装置を設けてなることを特徴とする。
【0036】
このようなシステム構成に於いて、照明灯の動作情報(正常/異常情報)を当該照明灯の近傍(灯具内または灯柱等)に設置された照明灯監視装置から微弱電波により単向通信方式にて連続送信する。ここで、照明灯動作情報として正常の場合は各照明灯監視装置毎に異なる信号を、異常の場合は各照明灯監視装置に共通の信号を送信する。一方、照明灯の動作監視のための巡回車は、前記送信された微弱電波を受信するための指向性をもつ高利得アンテナと受信機により、各照明灯付近を通過する度に受信し、当該受信内容に従う照明灯の動作情報(正常/異常情報)を記録装置にて記録するとともに、GPS装置からの位置情報等(緯度、経度等)を同じく記録装置にて記録する。GPS装置は巡回車のルーフに取り付けられたGPSアンテナと接続され、GPS衛星からの送信電波を受信し、自装置の位置情報を出力する。照明灯の動作情報及び位置情報は記録装置にて記録されると同時に、巡回車記録装置に表示装置(VDT)を接続することにより、画面に表示することも可能である。
【0037】
また、照明灯監視装置から送信される電波は微弱電波であるため法的な規制を受けず装置の認証取得も要しない。更に微弱電波であるために、照明灯監視装置間の電波干渉や混信発生の可能性は少ないが、より一層の混信の回避と、受信品質を向上させるために、受信アンテナに指向性をもつ高利得の受信アンテナを使用している。また本発明による装置構成は単向通信であり、双方向通信を行なわないため通信に要する時間的な無理がない。即ち短い通信区間でも巡回車は高速走行して監視作業を行なうことができる。従って、比較的近距離(30〜40m程度)に設置される照明灯の動作情報と位置情報が高い信頼度で簡単かつ安価に実現することが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0039】
図1は本発明の実施の形態に於けるシステム全体の構成を示す図であり、LA,LB,LC,LD,…はそれぞれ路側に設置されている監視の対象となる照明灯及び灯柱であり、1,1,…は上記照明灯柱LA、LB、LC、LD、…に設けられた微弱電波送信機を備えた照明灯監視装置である。
【0040】
前記照明灯監視装置から送信周波数f1の電波が送信される。また、照明灯が正常に点灯している時は照明灯LAの照明灯監視装置からは正常信号としてFAが重畳され、同LBからはFB、同LCからはFCが重畳されている。続いての照明灯柱LDの照明灯監視装置からは再び正常信号としてFA、以後、FB、FC、FA…と繰り返すものとする。
【0041】
一方、照明灯が不点の場合の異常信号は各照明灯監視装置から共通信号F0が送信される。なお、ここでは正常信号としてFA、FB、FCの3種としたが、これに限るものではなく、照明灯柱の配置や間隔により、3種以下あるいは4種以上適宜とすることができる。
【0042】
また、ここでは正常・異常信号としてトーン信号としたが、FSK方式、MSK方式としても良いことは勿論である。
【0043】
2は監視員の搭乗する巡回車であり、当該巡回車2には図2に示すような特性を有する高利得アンテナ及び図4に示すようなGPS装置及び記録装置を含む照明灯動作情報収集装置が搭載されている。
【0044】
図2は巡回車2が照明灯動作監視のため路上を走行中に、照明灯監視装置1からの送信電波を受信する際の、巡回車位置とアンテナ受信電圧の関係を示すもので、図中、実線は本発明の実施の形態に用いられる指向性をもつ高利得の微弱電波受信アンテナの特性を示し、破線は通常用いられているダイポールアンテナ等のアンテナ特性を示している。
【0045】
図3は上記実施形態に於ける照明灯監視装置1の構成を示すブロック図である。
【0046】
図中、11は不点検知回路、12は微弱電波送信回路、13は不点検知回路11及び微弱電波送信回路12に電源を供給する電源回路である。尚、ここでは照明灯動作監視を光センサによる照度検知により行う構成としているが、照明灯への電圧、電流を監視する方法あるいは発熱量異常を検知する方法等であってもよい。
【0047】
11a乃至11fはそれぞれ不点検知回路11の構成要素をなすもので、11aは太陽光や監視の対象となる照明灯の点灯光を直接受光する光センサであり、11bは光センサ11aより得た照度(D´)の比較判定基準となる照度(L)の設定手段を含む照度比較回路である。
【0048】
11cは光センサ11aより得た照度(D´)が設定照度(L)以下となった際に起動されるタイマであり、11dはタイマのカウント値に従う不点継続時間(t)の比較判定基準となる時間(T)の設定手段を含む不点判定回路である。
【0049】
11eは不点判定回路11dの判定結果の情報を判定通知情報として記憶する不点判定記憶回路であり、11fはタイマ11c、及び不点判定記憶回路11eを初期化するためのリセットスイッチである。不点判定記憶回路11eは、正常通知情報(a)または異常通知情報(不点通知情報)(b)を出力する。
【0050】
12a乃至12gはそれぞれ微弱電波送信回路12の構成要素をなすもので、12aは高周波発振器、12bは変調器、12cは逓倍器、12dは電力増幅器、12eは送信アンテナ、12fは送信正常信号発生器、12gは送信異常信号発生器である。
【0051】
13a乃至13dはそれぞれ外部電源に依存しない、装置に固有の、即ち照明灯各々に固有の電源回路13の構成要素をなすもので、13aは太陽電池、13bは太陽電池13aで得た電力を動作用電源として蓄積制御する充電回路、13cは充電回路13bを介して得られた太陽電池13aの電力を動作用電源として蓄積する蓄電池または大容量コンデンサである。
【0052】
13dは蓄電池または大容量コンデンサ13cに蓄積された電力を有効に使用するように、監視作業が行われない時間帯に亘ってスイッチオフ状態となって上記動作用電源の供給を停止する電源スイッチ回路である。
【0053】
図4は上記実施形態に於ける巡回車2に搭載された照明灯動作情報収集用監視装置の構成を示すブロック図である。
【0054】
図中、21は照明灯監視装置1の微弱電波送信回路12から送信された微弱電波を受信する指向性をもつ高利得アンテナ(微弱電波受信アンテナ)、22は微弱電波受信アンテナの受信電波から照明灯動作情報を復調する微弱電波受信機、23は車載用のGPSアンテナ、24は現在位置(緯度、経度)の測位情報を出力するGPS装置、25はフロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体を備えた記録装置、26は照明灯動作情報収集用監視装置の制御を司る制御装置である。27は異常照明灯のみを監視するための選択スイッチ、28はマニュアルにGPS装置と記録装置を起動するためのスイッチである。29は照明灯動作情報(正常または異常(不点)及びGPSから出力される位置情報(緯度、経度等の測位情報))を記録するフロッピー(登録商標)ディスク等の記憶媒体である。
【0055】
(a)は微弱電波受信機22より出力される照明灯動作情報のうちの正常通知情報、(b)は微弱電波受信機22より出力される照明灯動作情報のうちの異常通知情報(不点通知情報)、(d)はGPS装置24から出力される位置情報 (緯度、経度等の測位情報)である。
【0056】
図5は上記実施形態に於ける巡回車2に搭載される、又は集中監視室等に設けられる確認用監視装置の構成を示すブロック図である。
【0057】
図中、31はCRTモニタ、LCDモニタ等の表示装置であり、ここではVDTと称す。32は照明灯動作情報とGPS装置24の測位情報に従う地図情報とを受けて、表示装置31に、地図上の異常照明灯位置及び管理番号等を表示出力する制御機能、及び編集機能を備えた処理装置(CPU)である。33は処理装置(CPU)32のマンマシンインタフェースとなるキーボード(KB)、34は処理装置(CPU)32に地図情報、住所情報等を提供するためのデータベース(例えばCD−ROMまたはDVD)である。29は上記図4に示したフロッピー(登録商標)ディスク等の記憶媒体であり、巡回車2に於いて、照明灯動作情報(正常または異常(不点)及びGPSから出力される位置情報(緯度、経度等の測位情報))を記録する。
【0058】
ここで本発明の実施形態に於ける動作について説明する。
【0059】
先ず照明灯監視装置1に於ける不点検知回路11、微弱電波送信回路12、及び電源回路13の各部動作について説明する。
【0060】
照明灯監視装置1の不点検知回路11に於いて、光センサ11aより得られた太陽光や照明灯からの入射光に従う照度信号(D)は照度比較回路11bに入力される。
【0061】
照度比較回路11bにはその判定基準値となる照度(L)が予め設定されており、光センサ11aより得た照度(D´)を設定照度(L)と比較する。ここで光センサ11aより得た照度(D´)が設定照度(L)を超えている(L<D´)際は、太陽光や照明灯から十分な照明ありと判定して正常通知情報(a)を出力する。この正常通知情報(a)は不点判定記憶回路11eに記憶された後、微弱電波送信回路12の送信正常信号発生器12fに送出される。
【0062】
また、光センサ11aより得た照度(D´)が設定照度(L)以下である(L≧D´)際は、太陽光や照明灯から十分な照明なしと判定してタイマ11cを起動する。
【0063】
タイマ11cは、L≧D´の継続時間を計測し、その計測時間を不点継続時間(t)として不点判定回路11dに送出する。不点判定回路11dはタイマ11cより出力された不点継続時間(t)を設定時間(T)と比較する。
【0064】
ここで不点継続時間(t)が、例えば30分〜1時間の範囲内で設定された設定時間(T)に達していない(t<T)際は正常通知情報(a)を出力する。この正常通知情報(a)は不点判定記憶回路11eに記憶された後、微弱電波送信回路12の送信正常信号発生器12fに送出される。
【0065】
また、不点継続時間(t)が、設定時間(T)以上である(t≧T)際は不点通知情報(b)を出力する。この不点通知情報(b)は不点判定記憶回路11eに記憶された後、微弱電波送信回路12の送信異常信号発生器12gに送出される。
【0066】
照明灯監視装置1の微弱電波送信回路12に於いて、発振器12aで生成された高周波信号f1は、変調器12b、逓倍器12c、及び増幅器12dを経て送信アンテナ12eより所定周波数帯の微弱電波として放射される。
【0067】
ここで、上記不点検知回路11より出力された正常通知情報(a)又は不点通知情報(b)は、微弱電波送信回路12の送信正常信号発生器12f又は送信異常信号発生器12gに入力され、送信用信号FA〜FC、F0に変換された後、変調器12bにより変調されて送信出力される。
【0068】
電源回路13に於いて、太陽電池13aより得られた電力は充電回路13bにより上記不点検知回路11、及び微弱電波送信回路12の動作用電源電圧、に変換され電流制御されて蓄電池または大容量コンデンサ13cに蓄積される。
【0069】
この蓄電池または大容量コンデンサ13cに蓄積された電力は電源スイッチ回路13dを介し、動作用電源として不点検知回路11、及び微弱電波送信回路12に供給される。
【0070】
電源スイッチ回路13dは、蓄電池または大容量コンデンサ13cに蓄積された電力を有効に使用するように、監視作業が行われない時間帯に亘ってスイッチオフ状態となり上記動作用電源の供給を停止する。即ち、昼間においては太陽電池14で得た電力が充電回路13bを介して蓄電池または大容量コンデンサ13cに蓄積され、その電力がスイッチオン状態にある電源スイッチ回路13dを介して動作用電源として不点検知回路11、及び微弱電波送信回路12に供給されるが、夜間は、不点検知回路11の照度比較回路11bにおいて、光センサ11aより得た照度(D´)が設定照度(L)以下である(L≧D´)と判定した際の判定信号により電源スイッチ回路13dがスイッチオフされ、これによって不点検知回路11、及び微弱電波送信回路12への電源供給が断たれる。即ち、夜間にて照明灯が点灯しているべき暗さになった場合は、巡回監視作業は無いものと見做して電源スイッチ回路13dをスイッチオフ動作させ、微弱電波送信回路12への電源供給を停止する。このことは太陽電池13a、蓄電池または大容量コンデンサ13c等の小型化とコストの低減及び信頼度の向上を図ることができる。勿論、夜間も連続して送信を継続してもよい。
【0071】
次に、上記した照明灯監視装置1の微弱電波送信回路12から送信される微弱電波による照明灯動作情報の収集及び監視動作について説明する。
【0072】
照明灯監視装置1は、これを照明灯柱に取り付ける際に照明灯動作情報収集装置を搭載した巡回車2を該当照明灯柱(LAとする)傍に横付けし、当該照明灯監視装置1の送信情報を受ける。
【0073】
即ち、本例(照明灯柱LA)においては巡回車2の照明灯動作情報収集装置において周波数f1の電波を受信し、正常信号としてFAのトーンを検知する。また、同巡回車の位置としてGPS測位データとしての緯度、経度が照明灯柱LAに設置した照明灯監視装置1の初期データとしてデータベースに記録される。
【0074】
以下、同様に照明灯柱LB、同LC…というように各照明灯監視装置1について正常信号(FB、FC、FA…)とそれぞれに対応する地点測位データベース化される。
【0075】
照明灯監視装置1は、照明灯が正常なら正常通知情報FA〜FCを、また異常(不点等)があれば異常通知情報(不点通知情報)F0を常時連続して微弱電波として送信しており、巡回車2は巡回走行しながら、この微弱電波を受信する。
【0076】
巡回車2に設けられた微弱電波受信用の指向性をもつ高利得アンテナ21は、巡回車2の車内またはルーフ上に走行方向に直角でやや上向きの指向特性を設けることにより、各照明灯監視装置に対する指向性をシャープにするとともに受信品質の向上を図ることができる。
【0077】
巡回車2は図1に示すように、路上を照明灯柱LA、LB、LC、LD…と順次進行して行くが、図2に示すように、各灯柱に最も接近したとき、受信状態(受信電圧)は最も高くなる。尚、図2に於いて、実線は受信アンテナとして、指向性をもつ高利得アンテナを用いた場合の電位特性、点線は無指向性アンテナ(ダイポールアンテナ等)用いた場合の電位特性をそれぞれ示しており、隣接柱との混信の回避と高品質受信を可能とすることを表している。
【0078】
巡回車2が走行中、図2で説明したように照明灯柱に接近する度に、指向性をもつ高利得アンテナ21がこの微弱電波を受信し微弱電波受信機22に送出する。微弱電波受信機22は上記受信した微弱電波を受けて照明灯動作情報を生成し、正常通知情報FA〜FCまたは異常通知情報(不点通知情報)F0を出力する。この際、異常照明灯のみを監視するための選択スイッチ27を“接”としておくと、正常通知情報FA〜FC、異常通知情報(不点通知情報)F0がいずれも記録装置25にて記録媒体となるフロッピー(登録商標)ディスク(FD)29に記録される。
【0079】
この際、上記記録動作に先立ち、制御装置26はGPS装置24から位置情報(緯度、経度等の測位情報)を取得し、当該位置情報(d)を上記照明灯動作情報と対応付けて記録装置25に送る。これにより、照明灯動作情報と位置情報とが対応付けられて記録装置25によりフロッピー(登録商標)ディスク(FD)29に記録される。
【0080】
このように、異常照明灯のみを監視するための選択スイッチ27を“接”とした場合は全ての照明灯(照明灯監視装置1の設けられたものに限る)が監視対象となり、正常灯とその位置情報、異常灯とその位置情報が得られことになるが、当然データ数も多くなる。異常灯だけに絞って監視したい場合は上記した、異常照明灯のみを監視するための選択スイッチ27を“断”とすればよい。
【0081】
このようにして、巡回車2で収集した各照明灯の照明灯動作情報及び位置情報が記録装置25によりフロッピー(登録商標)ディスク(FD)29に記録される。
【0082】
このフロッピー(登録商標)ディスク(FD)29に記録された各照明灯の照明灯動作情報及び位置情報は図5に示す確認用監視装置により一括して監視することができる。この際は、上記フロッピー(登録商標)ディスク(FD)29の記録内容を処理装置(CPU)32の制御の下に読み出された照明灯動作情報と地図情報とを受けて、表示装置31に、地図上の正常及び異常照明灯位置を表示出力する。これにより高い信頼度で監視対象となる各照明灯の動作状態及び位置を同時に監視することができる。また、図5に示す各装置を巡回車内に搭載すれば、巡回車内で走行しながらリアルタイムで不点灯の有無をVDT31に表示することが可能である。
【0083】
次に、照明灯監視装置の微弱電波送信機が故障し、送信断あるいは情報信号が断となった場合について図1を例として述べる。
【0084】
例えば、照明灯柱LBの照明灯監視装置の微弱電波送信機が故障したものとする。巡回車は照明灯柱LAを通過する際に正常信号FAを受信するので、照明灯監視装置を灯柱LAに据付けた時のデータベースと照合し、巡回車通過地点のGPSデータに対応する照明灯監視装置からの正常信号がFAであることより、照明灯柱LAの照明灯監視装置は正常と判定する。次に、照明灯柱LB通過の際は信号を受信できず、照明灯柱LCで正常信号FCを受信し、再び巡回車の照明灯情報収集装置にてデータベース照合し、照明灯柱FCの照明灯監視装置は正常と判断する。
【0085】
即ち、正常信号FA、FCに対応する照明灯監視装置の動作を確認したにもかかわらず、同信号FBに相当する地点での受信ができなかったことが検知されることにより,照明灯柱LBの照明灯監視装置が異常(故障)であることが判定できる。
【0086】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、簡単かつ確実に異常(不点)が発生している照明灯等の地点を特定することができる照明灯不点検知方法、照明灯不点監視装置、照明灯動作情報収集方法、及び照明灯動作情報収集システムが提供できる。
【0087】
また、本発明によれば、照明灯等の動作情報を微弱電波により連続的に単向送信する手段、及びこの微弱電波を受信し動作情報を検知した際にGPS装置と記録装置を起動して、前記動作情報と位置情報を同時に記録及び表示できるため、照明灯の動作を安価に簡単に、かつ高い信頼度で監視することのできる照明灯不点検知方法、照明灯不点監視装置、照明灯動作情報収集方法、及び照明灯動作情報収集システムが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に於けるシステム全体の構成を示す図。
【図2】上記実施形態に於いて巡回車が照明灯動作監視のため路上を走行中に照明灯監視装置からの送信電波を受信する際の巡回車位置とアンテナ受信電圧との関係を示す図。
【図3】上記実施形態に於ける照明灯監視装置1の構成を示すブロック図。
【図4】上記実施形態に於ける巡回車2に搭載された照明灯動作情報収集装置の構成を示すブロック図。
【図5】上記実施形態に於ける巡回車2に搭載される、又は集中監視室等に設けられる確認用監視装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
LA、LB、LC、LD…照明灯および灯柱
f1:微弱電波周波数(MHZ )
FA、FB、FC:正常信号
F0:異常(不点)信号
1…照明灯動作情報送信装置、
2…巡回車、
11…不点検知回路、
11a…光センサ、
11b…照度比較回路、
11c…タイマ、
11d…時間設定回路、
11e…不点判定記憶回路、
11f…リセットスイッチ、
12…微弱電波送信回路、
12a…高周波発振器、
12b…変調器、
12c…逓倍器、
12d…電力増幅器、
12e…送信アンテナ、
12f…送信正常信号発生器、
12g…送信異常(不点)信号発生器、
13…電源回路、
13a…太陽電池、
13b…充電回路、
13c…蓄電池または大容量コンデンサ、
13d…電源スイッチ回路、
21…指向性をもつ高利得アンテナ、
22…微弱電波受信機、
23…GPSアンテナ、
24…GPS装置、
25…記録装置、
26…制御装置、
27…異常照明灯のみを監視するための選択スイッチ、
28…マニュアルにGPS装置と記録装置を起動するためのスイッチ、
29…記録媒体(例えばフロッピー(登録商標)ディスク(FD))。
31…表示装置(VDT)
32…処理装置
33…キーボード
34…地図データベース
Claims (6)
- 道路に沿い所定の間隔で設置された複数の照明灯それぞれに、対応する照明灯の点灯状態を監視する監視装置を設け、前記道路を巡回車により巡回して前記各監視装置から情報を順次収集する照明灯動作情報収集方法において、
前記監視装置に、外部電源に依存しない電源を動作用電源として、監視の対象となる照明灯の点灯状態を光センサを用いて直接監視し、この監視により、正常に点灯している状態を検知したとき、複数種の正常信号の中から、前記収集順に割り当てられた1種の正常信号を、正常に点灯しない状態を検知したとき、前記各照明灯に共通の異常信号を、それぞれ照明灯動作情報として、前記監視装置のすべてに共通の単一周波数の微弱電波により、連続的に単向送信する回路を設け、
前記巡回車に、前記道路上で順次前記照明灯に近づいたとき当該近づいた照明灯に設けられた回路から送信された単一周波数の微弱電波を受信することのできる指向性を有する高利得アンテナを用いて、前記微弱電波を受信し、当該受信電波より得た照明灯動作情報を収集し記憶する回路を設けて、
前記巡回車が受信した複数の照明灯動作情報の正常信号の種別と前記各監視装置に共通の異常信号とをもとに異常の生じた照明灯を特定し、前記受信した複数の照明灯動作情報の正常信号の種別をもとに、照明灯に設けられた、異常の生じた回路を特定することを特徴とした照明灯動作情報収集方法。 - 道路に沿い所定の間隔で設置された複数の照明灯それぞれに、対応する照明灯の点灯状態を監視する監視装置を設け、前記道路を巡回車により巡回して前記各監視装置から情報を順次収集する照明灯動作情報収集システムにおいて、
前記監視装置に、
監視の対象となる照明灯の点灯状態を光センサを用いて直接監視し、不点発生有無の状態を判定して、照明灯が正常に点灯している動作状態にあるとき正常通知情報を出力し、前記照明灯が不点状態にあるとき不点通知情報を出力する不点検知回路と、
前記不点検知回路の出力情報を入力し、前記不点検知回路から正常通知情報を受けたとき、複数種の正常信号の中から前記収集順に割り当てられた1種の正常信号を、前記不点検知回路から不点通知情報を受けたとき、前記各照明灯に共通の異常信号を、それぞれ照明灯動作情報として、前記監視装置のすべてに共通の単一周波数の微弱電波により、連続的に単向送信する微弱電波送信回路と、
前記不点検知回路および前記微弱電波送信回路に、外部電源に依存しない動作用電源を供給する電源回路とを具備し、
前記巡回車に、前記道路上で順次前記照明灯に近づくことによって、当該近づいた照明灯に設けられた監視装置から送信された前記微弱電波の照明灯動作情報を受信可能にした、指向性を有する高利得アンテナを備えた微弱電波受信手段と、この微弱電波受信手段が受信した前記微弱電波の照明灯動作情報を巡回順に記憶する記憶装置とを具備して、
前記記憶装置に記憶された、前記微弱電波受信手段が受信した照明灯動作情報をもとに、受信した複数の照明灯動作情報の正常信号の種別と前記各照明灯に共通の異常信号とをもとに、異常状態にある照明灯を特定し、前記受信した複数の照明灯動作情報の正常信号の種別から、前記各照明灯に設けられた前記監視装置のうち、異常の生じた監視装置を特定することを特徴とする照明灯動作情報収集システム。 - 前記電源回路は、太陽電池と、前記太陽電池で得られた電力を蓄える大容量コンデンサとを具備し、前記大容量コンデンサに蓄積された電力を前記動作用電源として用いることを特徴とする請求項2に記載の照明灯動作情報収集システム。
- 前記不点検知回路は、前記照明灯の不点灯時間を計測し、計測した時間が設定時間を超えたとき、前記照明灯が不点状態にあることを検知するタイマ回路を具備することを特徴とする請求項2に記載の照明灯動作情報収集システム。
- 前記巡回車は、前記照明灯の設置位置を特定するGPS装置と、前記照明灯動作情報と前記GPS装置が特定した位置の情報とを対応付けて前記記憶装置に記憶する処理装置とをさらに具備したことを特徴とする請求項2に記載の照明灯動作情報収集システム。
- 前記動作用電源の供給を、夜間、照明灯が点灯しているべき暗さになったことを検知して、選択的に断つ手段をさらに具備したことを特徴とする請求項3に記載の照明灯動作情報収集システム。
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