JP4102036B2 - 照明灯の点灯/不点灯情報収集方法及び照明灯動作情報収集装置 - Google Patents

照明灯の点灯/不点灯情報収集方法及び照明灯動作情報収集装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路、公園等に設置される照明灯の点灯駆動時に於ける動作状態を監視し当該監視に伴う正常/異常(点灯/不点灯)を示す照明灯動作情報を送信手段及び受信手段を介して収集する照明灯動作情報収集方法及び照明灯動作情報収集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種照明灯の動作情報収集装置は、例えば道路照明灯に於いて、夜間に不点等の異常が発生した際、その異常発生を監視作業員に勤務時間である昼間の時間帯に知らせるため、次のような手段を採っている。
【0003】
即ち、各照明灯に設けた照明灯動作監視装置により、夜間に不点等の異常が検知されたら、以後、この情報を記憶して昼間の時間帯に監視員に知覚させる。この種機能を実現する従来技術を以下に記す。
【0004】
イ.照明灯灯具内、照明灯監視装置内あるいはこれらの近傍(灯柱等)に、前記記憶された異常情報により昼間でも連続点灯する異常表示灯を設け、監視員に視覚的に知覚させる(特開平5−211096)。
【0005】
ロ.前記異常情報をメタリックまたは光ファイバによる伝送信号線で監視員の所(監視所)まで伝送し、処理の後、視覚的、聴覚的その他の方法で知覚させる(特開平8−160090)。
【0006】
ハ.照明灯灯具内、照明灯監視装置内あるいはこれらの近傍に設ける赤外線送受信機あるいは無線送受信機に前記異常情報を入力し、監視員が携行あるいは監視員が搭乗する巡回車内に搭載する赤外線送受信機あるいは無線送受信機を通信し、処理の後、視覚的、聴覚的その他の方法で知覚させる(特開平9−63776、特開平7−76809、特開平5−89976)。
【0007】
等がある。しかし、これらのな技術はそれぞれ次のような欠点がある。
【0008】
即ち、上記した、イの技術については、屋外巡回の監視員の視覚に頼るため、特に快晴の日中は異常表示灯の点灯を確認し難い。また、多数の照明灯を確実に監視するには徒歩巡回が望ましいが、多大の労力と時間を必要とする。巡回車で走行しながら目視により監視するには低速走行あるいは停車も必要となり、交通渋滞や事故の原因とも成り兼ねない。
【0009】
また、上記した、ロの技術については、各照明灯毎の監視装置より監視所まで信号線を敷設する必要がある。当然、信号線は地下埋設や道路横断等を伴うため、膨大な工事費や交通規制等の社会生活への影響も伴うため、特殊な用途(例えば空港滑走路灯の監視等)に限定される。
【0010】
また、上記した、ハの技術については、赤外線送受信機による場合、赤外線の波長が短いため、送受信波の指向性がシャープとなり、送信機と受信機相互の通信エリアが極めて狭域に限定される欠点がある。イの手段と同じく巡回車の速度を充分に低速とする必要がある。また、送信機と受信機の間に他の車両等の障害物が入ると通信不能となってしまう。また、無線送受信機による手段は、小電力方式(送信出力1〜10mW)であれば巡回車の通常走行速度にて送信機と受信機相互間にて実用的に充分な通信が可能と思われるが、使用無線機は性能認定を得る必要がある。また、一般的に照明灯間隔は数十m程度であるため、混信を避けるための特別な手段、例えば照明灯毎に異なる呼出番号を与え、送信機と受信機間で1:1の通信を行なう、所謂、選択呼出方式を採用する必要があり、装置が複雑、高価で、かつ通信時間も長く必要とする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如く、従来の照明灯監視手段に於いては、照明灯の異常有無等の動作情報を収集するに際して、異常表示灯点灯による方法、信号線により異常情報を監視所まで伝送する方法、あるいは赤外線または無線送受信機を用いて伝送する方法があるが、異常表示灯点灯による手段は昼間の監視員の監視に頼るための不確実さと能率の悪さ等の問題があり、また、信号線による手段は膨大な工事費と工事に伴う交通規制等の問題がなり、また、赤外線または無線送受信機による手段は赤外線による場合、通信区間が狭いため、確実な通信が懸念され、特に通信路上の障害物により通信ができなくなるという問題があり、無線による場合、装置の性能認定が必要となること、及び混信を避けるために選択呼出方式の採用を必要とすること、更にこれらの結果としてコスト面に不利になるとともに、装置は殆どの時間が待機状態にあるため、動作の信頼性が憂慮されるという問題があった。
【0012】
そこで、低コストかつ簡便な装置構成として、照明灯監視作業の行なわれる昼間に、照明灯動作情報送信装置の微弱電波送信機を連続送信させて、照明灯動作情報を収集する装置が考えられた。しかしながらこの装置構成に於いては、多数の照明灯毎にそれぞれ微弱電波とはいえ、不必要な時間帯に於いても継続して電波が発射されてしまうという問題がある。
【0013】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、上記問題点を除去し、装置コスト、工事コストとも安価で、効率よく送受信機能を動作させて確実な収集作業を可能とする照明灯動作情報収集方法及び照明灯動作情報収集装置を提供することを目的とする。
【0014】
また本発明は、照明灯動作監視のための巡回作業時のみ照明灯動作情報を送信するための微弱電波送信機を起動して効率よく確実に収集作業が行える照明灯動作情報収集方法及び照明灯動作情報収集装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、道路、公園等に設置された照明灯の点灯駆動時に於ける点灯/不点灯状態を監視し当該監視に従う照明灯動作情報を収集する照明灯の点灯/不点灯情報収集方法に於いて、上記監視に従う照明灯動作情報を収集する際に、当該情報を収集する情報収集巡回車または情報収集巡回員より特定小電力無線電波を収集時間帯に亘り連続的に送信し、前記照明灯に取り付けられた照明灯動作情報送信装置内の受信機にて、前記送信された特定小電力無線電波を受信し、当該受信時間に亘り当該照明灯動作情報送信装置内の微弱電波送信機より照明灯動作情報を連続的に単向送信することことを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、照明灯各々に、当該照明灯の点灯駆動時に於ける点灯/不点灯状態を監視し当該監視に従う照明灯動作情報を微弱電波送信機により送信する照明灯動作情報送信装置を設け、前記微弱電波送信機より送信された照明灯動作情報を情報収集巡回車または情報収集巡回員が専用受信機により受信して前記各照明灯の照明灯動作情報を収集する照明灯動作情報収集装置に於いて、前記専用受信機に付随して、照明灯動作情報の収集時間帯に亘り特定小電力無線電波を連続的に送信する収集制御用の送信機を設け、前記照明灯動作情報送信装置に付随して、前記特定小電力無線電波を受信する収集制御用の受信機を設け、
前記収集制御用の受信機が前記特定小電力無線電波を受信している状態にあるとき前記微弱電波送信機が照明灯動作情報を連続的に単向送信することを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、上記照明灯動作情報収集装置に於いて、照明灯各々に、太陽電池、及び太陽電池で得た電力を蓄積する蓄電池または大容量コンデンサを備えた電源回路を有し、収集制御用の受信機が前記特定小電力無線電波を受信している状態にあるとき前記蓄電池または大容量コンデンサに蓄積した電力を微弱電波送信機に動作用電源として供給することを特徴とする。
【0018】
本発明は、巡回員(または巡回員が搭乗する巡回車)側にて収集時間帯に於いて特定小電力無線電波を連続的に送信しながら巡回する。各照明灯毎に設けられる照明灯動作情報送信装置は、不点検出とその記憶回路、前記特定小電力無線用受信機及び微弱電波送信装置等の機能回路を有して構成される。即ち、巡回車より送信される特定小電力無線電波を受信した全ての照明灯動作情報送信装置の受信機は微弱電波送信機を起動し、以後、受信が途絶えるまで送信を続ける。巡回車には前記特定小電力無線送信機の他に、照明灯監視装置から送信される微弱電波を受信する微弱電波受信機が設けられ、その受信機で受信した照明灯動作情報に従い正常/異常(不点)を示す収集情報が情報表示器に表示され、または記録される。尚、巡回車には微弱電波の受信品質向上と混信軽減のため高利得の指向性アンテナを使用する。
【0019】
上記したように本発明に於いては、照明灯動作監視のための巡回員(巡回車)側より送信される特定小電力無線電波の到達範囲(概ね200〜300m)内の照明灯動作情報送信装置のみ微弱電波による照明灯動作情報を送信する。従って、巡回車が遠ざかれば送信待機となるので不要な送信をしなくても済むという利点がある。尚、本発明によれば、巡回員側の特定小電力無線送信機のみ性能認定の対象となるが、照明灯動作情報送信装置はこれが不要となるため、装置コスト面で極めて安価に実現できる。
【0020】
また、本発明に於いては、照明灯の動作情報を微弱電波により連続的に単向送信し、その微弱電波を指向性を有する高利得アンテナで受信することにより、双方向通信時間を無くすとともに混信の低減と受信電波強度を高効率化させて、監視巡回速度の向上、受信品質の向上、コストの低減化が図れるようにした。
【0021】
また、本発明に於いては、光センサの信号をもとに電源スイッチ回路をオン/オフ制御して、蓄電池または大容量コンデンサに蓄積された電力を有効に使用するように、監視作業が行われる時間帯に限って微弱電波送信器に動作用電源を供給制御することにより、太陽電池、蓄電池または大容量コンデンサ等の電源回路部品を小型化小容量化でき、コストの低減化が図れる
【0022】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0023】
図1は本発明の実施形態による装置全体の構成を示すブロック図であり、図中、1は照明灯灯具内または照明灯近傍(灯柱等)に設けられる照明灯動作情報送信装置、2は巡回車に搭載される(または巡回員の携行する)監視装置である。
【0024】
上記照明灯動作情報送信装置1には、照明灯の点灯駆動時に於ける動作状態の監視に従う照明灯動作情報を送信する微弱電波無線送信機Tf、及び上記監視装置2に設けられた特定小電力無線電波を受信する収集制御用の受信機(特定小電力無線受信機)Rsが設けられる。
【0025】
また監視装置2には、照明灯動作情報送信装置1の微弱電波無線送信機Tfから送信された微弱電波を受信する微弱電波無線受信機Rf、及び特定小電力無線電波を送信する収集制御用の送信機(特定小電力無線送信機)Tsが設けられる。
【0026】
図2は上記図1に於ける巡回車に搭載された監視装置2の構成を示すブロック図である。
【0027】
図中、20は所定周波数の特定小電力電波を送信出力する特定小電力無線送信機(Ts)、21は照明灯動作情報送信装置1の微弱電波無線送信機12(図3参照)より送信された所定周波数の微弱電波を受ける、指向性を有する高利得受信アンテナ(指向性・高利得アンテナ)、22は当該アンテナ21と受信機とを接続するフィーダ、23は照明灯動作情報を受信する微弱電波無線受信機(Rf)、24は照明灯動作情報を表示し記録する情報表示・記録器(または情報表示器)である。
【0028】
図3は上記図1に於ける照明灯動作情報送信装置1の構成を示すブロック図であり、図中、11は照明灯不点検知回路、12は微弱電波無線送信機、12eは微弱電波無線送信アンテナ、13は不点検知回路11及び微弱電波無線送信機12に電源を供給する電源回路、13aは太陽電池である。15は特定小電力無線受信機、16は受信した特定小電力無線電波が所定レベルに達したことを検出する受信検出回路、17は受信検出回路16の検出状態を一定時間保持して微弱電波無線送信機12に起動をかける受信保持回路、18は特定小電力無線受信アンテナである。
【0029】
図4は上記不点検知回路11、微弱電波無線送信機12、及び不点検知回路11及び微弱電波無線送信機12に動作用電源を供給する電源回路13の構成を示すブロック図である。
【0030】
11a乃至11fはそれぞれ不点検知回路11の構成要素をなすもので、11aは太陽光や監視の対象となる照明灯の点灯光を直接受光する光センサであり、11bは光センサ11aより得た照度(D´)の比較判定基準となる照度(L)の設定手段を含む照度比較回路である。
【0031】
11cは光センサ11aより得た照度(D´)が設定照度(L)以下となった際に起動されるタイマであり、11dはタイマのカウント値に従う不点継続時間(t)の比較判定基準となる時間(T)の設定手段を含む不点判定回路である。尚、ここで言う不点とはランプの不点灯及び著しい照度低下を含む。
【0032】
11eは不点判定回路11dの判定結果の情報を判定通知情報として記憶する不点判定記憶回路であり、11fはタイマ11c、及び不点判定記憶回路11eを初期化するためのリセットスイッチである。不点判定記憶回路11eは、正常通知情報(a)または異常通知情報(不点通知情報)(b)を出力する。
【0033】
12a乃至12gはそれぞれ微弱電波無線送信機12の構成要素をなすもので、12aは高周波発振器、12bは変調器、12cは逓倍器、12dは電力増幅器、12eは送信アンテナ、12fは送信正常信号発生器、12gは送信異常信号発生器である。
【0034】
13a乃至13dはそれぞれ外部電源に依存しない、装置に固有の、即ち照明灯各々に固有の電源回路13の構成要素をなすもので、13aは太陽電池、13bは太陽電池13aで得た電力を動作用電源として蓄積制御する充電回路、13cは充電回路13bを介して得られた太陽電池13aの電力を動作用電源として蓄積する蓄電池または大容量コンデンサである。13dは蓄電池または大容量コンデンサ13cに蓄積された電力を有効に使用するように、監視作業が行われない時間帯、及び受信保持回路17から起動信号(c)が入力されない期間に亘ってスイッチオフ状態となり上記動作用電源の供給を停止する電源スイッチ回路である。
【0035】
ここで上記図1乃至図4を参照して本発明の実施形態に於ける動作を説明する。
【0036】
巡回車に搭載される監視装置2は、照明灯動作情報の収集作業時間帯に於いて、特定小電力無線送信機(Ts)20より特定小電力無線電波を連続送信しながら照明灯監視のために巡回する。監視の対象となる照明灯にはそれぞれ照明灯灯柱等に照明灯動作情報送信装置1が設けられている。
【0037】
上記監視装置2の特定小電力無線送信機(Ts)20より送信された特定小電力無線電波の到達範囲(概ね200〜300m)内に存在する、照明灯灯柱等に設けられた照明灯動作情報送信装置1内の微弱電波無線送信機12は、それぞれ所定受信レベルに達した特定小電力無線電波を受信すると微弱電波により照明灯動作情報を送信する。この際、微弱電波無線送信機12は受信保持回路17から起動信号(c)が出力された際に電源回路13より動作用電源を受けて起動し上記微弱電波を送信出力する。
【0038】
特定小電力無線送信機20(Ts)は、照明灯動作監視巡回作業中に於いて常時動作状態にあり連続送信する。但し、特定小電力としての技術的条件として定められた休止時間を必要とする場合は当然これに従うものとする。尚、上記特定小電力無線送信機(Ts)20は、図2に於いて巡回車のルーフ上に固定されたものとして示されているが、電波到達距離との関係が許されれば巡回車内に搭載してもよいことは勿論である。
【0039】
照明灯動作情報を含む微弱電波は指向性を有する高利得受信アンテナ(指向性・高利得アンテナ)21にて捕捉され、フィーダ22を介し微弱電波無線受信機(Rf)23に入力されて、当該受信機(Rf)23により復調された後、当該復調された照明灯動作情報が情報表示・記録器24に表示され、更に記録媒体(フロッピー(登録商標)ディスク等)に記録される。
【0040】
照明灯動作情報送信装置1に於いて、特定小電力無線受信機(Rs)15は、監視すべき照明灯の近傍(灯柱等)に設置され、監視用の巡回車が所定領域内に入ると、特定小電力無線送信機(Ts)20より送信された特定小電力無線電波を受信する。特定小電力無線受信機(Rs)15で受信された所定レベル以上の特定小電力無線電波は受信検出回路16で受信検知され、受信保持回路17を保持動作させる。受信保持回路17は、特定小電力電波がその技術的条件として定められた時間(数秒間)だけ休止する時でも受信状態を継続するように動作するためのタイマ回路であり、この出力を起動信号(c)として電源スイッチ回路13dをオン制御し微弱電波無線送信機(Tf)12を起動する。
【0041】
微弱電波無線送信機(Tf)12には、夜間に照明灯不点検知回路11に記憶されている正常通知情報(a)又は不点通知情報(b)が入力され、トーン信号等で変調された後、送信出力される。
【0042】
ここで照明灯動作情報送信装置1に於ける不点検知回路11、微弱電波無線送信機(Tf)12、及び電源回路13の各部動作について説明する。
【0043】
照明灯動作情報送信装置1の不点検知回路11に於いて、光センサ11aより得られた太陽光や照明灯からの入射光に従う照度信号(D´)は照度比較回路11bに入力される。
【0044】
照度比較回路11bにはその判定基準値となる照度(L)が予め設定されており、光センサ11aより得た照度(D´)を設定照度(L)と比較する。ここで光センサ11aより得た照度(D´)が設定照度(L)を超えている(L<D´)際は、太陽光や照明灯から十分な照明ありと判定して正常通知情報(a)を出力する。この正常通知情報(a)は不点判定記憶回路11eに記憶された後、微弱電波無線送信機(Tf)12の送信正常信号発生器12fに送出される。
【0045】
また、光センサ11aより得た照度(D´)が設定照度(L)以下である(L≧D´)際は、太陽光や照明灯から十分な照明なしと判定してタイマ11cを起動する。
【0046】
タイマ11cは、L≧D´の継続時間を計測し、その計測時間を不点継続時間(t)として不点判定回路11dに送出する。不点判定回路11dはタイマ11cより出力された不点継続時間(t)を設定時間(T)と比較する。
【0047】
ここで不点継続時間(t)が、例えば30分〜1時間の範囲内で設定された設定時間(T)に達していない(t<T)際は正常通知情報(a)を出力する。この正常通知情報(a)は不点判定記憶回路11eに記憶された後、微弱電波無線送信機(Tf)12の送信正常信号発生器12fに送出される。
【0048】
また、不点継続時間(t)が、設定時間(T)以上である(t≧T)際は不点通知情報(b)を出力する。この不点通知情報(b)は不点判定記憶回路11eに記憶された後、微弱電波無線送信機(Tf)12の送信異常信号発生器12gに送出される。
【0049】
照明灯動作情報送信装置1の微弱電波無線送信機(Tf)12に於いて、発振器7で生成された高周波信号は、変調器12b、逓倍器12c、及び増幅器12dを経て送信アンテナ12eより所定周波数帯の微弱電波として放射される。
【0050】
ここで、上記不点検知回路11より出力された正常通知情報(a)又は不点通知情報(b)は、微弱電波無線送信機(Tf)12の送信正常信号発生器12f又は送信異常信号発生器12gに入力され、送信用信号に変換された後、変調器12bにより変調されて送信出力される。
【0051】
電源回路13に於いて、太陽電池13aより得られた電力は充電回路13bにより上記不点検知回路11、及び微弱電波無線送信機(Tf)12の動作用電源電圧、に変換され電流制御されて蓄電池または大容量コンデンサ13cに蓄積される。
【0052】
この蓄電池または大容量コンデンサ13cに蓄積された電力は電源スイッチ回路13dを介し、動作用電源として不点検知回路11、及び微弱電波無線送信機12に供給される。
【0053】
電源スイッチ回路13dは、蓄電池または大容量コンデンサ13cに蓄積された電力を有効に使用するように、監視作業が行われない時間帯、及び受信保持回路17から起動信号(c)が入力されていない時間帯に亘ってスイッチオフ状態となり上記動作用電源の供給を停止する。
【0054】
以上説明したように上記実施形態によれば、照明灯監視のために巡回車(巡回員)が巡回する時のみ、巡回車(巡回員)から送信される特定小電力無線電波を受信する照明灯監視情報送信装置の微弱電波送信機が動作するため、不要な時間に不要な電波を送信することを避けることができる。
【0055】
また、性能認定品としての対象は監視装置のみでよく、照明灯監視情報送信装置側は特定小電力無線の受信機と微弱電波送信機のため認定対象外かつ簡単な回路構成となり、価格、信頼性等でも極めて有利に実現できる。
【0056】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、装置コスト、工事コストとも安価で、効率よく送受信機能を動作させて確実な収集作業を可能とする照明灯動作情報収集方法及び照明灯動作情報収集装置が提供できる。
【0057】
また、照明灯動作監視のための巡回作業時のみ照明灯動作情報を送信するための微弱電波送信機を起動して効率よく確実に収集作業が行える照明灯動作情報収集方法及び照明灯動作情報収集装置が提供できる。
【0058】
更に、照明灯監視のために巡回車(巡回員)が巡回する時のみ巡回車(巡回員)から送信される特定小電力無線電波を受信する照明灯監視情報送信装置の微弱電波送信機が動作するため、不要な時間に不要な電波を送信することを避けることができるとともに、性能認定品としての対象は監視装置のみで良く、照明灯監視情報送信装置側は特定小電力無線の受信機と微弱電波送信機のため認定対象外かつ簡単な回路構成となり、価格、信頼性等でも極めて有利に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による装置全体の構成を示すブロック図。
【図2】上記実施形態に於ける巡回車に搭載された監視装置の構成を示すブロック図。
【図3】上記実施形態に於ける照明灯動作情報送信装置の構成を示すブロック図。
【図4】上記実施形態に於ける照明灯動作情報送信装置の具体的な構成例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…照明灯動作情報送信装置、
2…巡回車に搭載された監視装置、
11…不点検知回路、
11a…光センサ、
11b…照度比較回路、
11c…タイマ、
11d…時間設定回路、
11e…不点判定記憶回路、
11f…リセットスイッチ、
12…微弱電波無線送信機(Tf)、
12a…高周波発振器、
12b…変調器、
12c…逓倍器、
12d…電力増幅器、
12e…送信アンテナ、
12f…送信正常信号発生器、
12g…送信異常(不点)信号発生器、
13…電源回路、
13a…太陽電池、
13b…充電回路、
13c…蓄電池または大容量コンデンサ、
13d…電源スイッチ回路、
15…特定小電力無線受信機(Rs)、
16…受信検出回路、
17…受信保持回路、
18…特定小電力無線アンテナ、
20…特定小電力無線送信機(Ts)、
21…指向性を有する高利得受信アンテナ(指向性・高利得アンテナ)、
22…フィーダ、
23…微弱電波無線受信機(Rf)、
24…情報表示・記録器。

Claims (2)

  1. 照明灯各々に、当該照明灯の点灯駆動時に於ける点灯/不点灯状態を監視し当該監視に従う照明灯動作情報を微弱電波送信機により送信する照明灯動作情報送信装置を設け、前記微弱電波送信機より送信された照明灯動作情報を情報収集巡回車または情報収集巡回員が専用受信機により受信して前記各照明灯の照明灯動作情報を収集する照明灯動作情報収集装置に於いて、
    前記専用受信機に付随して、照明灯動作情報の収集時間帯に亘り特定小電力無線電波を連続的に送信する収集制御用の送信機を設け、
    前記照明灯動作情報送信装置に付随して、前記特定小電力無線電波を受信する収集制御用の受信機と、この収集制御用の受信機が所定の受信レベルに達した特定小電力無線電波を受信しているとき、起動信号を出力し、前記所定の受信レベルに達した特定小電力無線電波を受信していない期間に亘って前記起動信号を出力しない受信保持回路と、この受信保持回路から前記起動信号が出力されているとき、前記微弱電波送信機へ動作用電源を供給し、前記受信保持回路から前記起動信号が出力されない期間に亘って前記微弱電波送信機への動作用電源の供給を停止する電源スイッチ回路と
    を設け、
    前記微弱電波送信機は、前記収集制御用の受信機が所定の受信レベルに達した特定小電力無線電波を受信しているときのみ、前記電源スイッチ回路から前記動作用電源を受けて起動し、前記照明灯動作情報を連続的に単向送信することを特徴とする照明灯動作情報収集装置。
  2. 照明灯各々に、太陽電池、及び太陽電池で得た電力を蓄積する蓄電池または大容量コンデンサを備えた電源回路を有し、前記収集制御用の受信機が所定の受信レベルに達した特定小電力無線電波を受信しているときのみ、前記電源回路の蓄電池または大容量コンデンサに蓄積した電力が前記スイッチ回路を介して前記微弱電波送信機に動作用電源として供給されることを特徴とする請求項1に記載の照明灯動作情報収集装置。
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