JP4076767B2 - 内燃機関用キャブレター - Google Patents

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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャブレターボデイに低速系統の混合気を形成する混合気形成部と得られた混合気を吸気する混合気通路とが形成され、混合気の流量調整構造を有する内燃機関用キャブレターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2〜図4は従来のこの種の内燃機関用キャブレターの構成を示したもので、図2及び図3はこの内燃機関用キャブレターの側面図及び正面図、図4は図2のA−A線、B−B線、C−C線の各部で断面にして示した展開図である。
【0003】
この内燃機関用キャブレターは、キャブレターボデイ1にチョークボア2及びスロットルボア3が相互に連通させて形成され、これらチョークボア2とスロットルボア3との間に高速系統の混合気を形成する混合気形成部4が設けられ、スロットルボア3がその混合気を吸気する混合気通路5となっている。チョークボア2にはチョークバルブ6が開閉自在に配置され、スロットルボア3にはスロットルバルブ7が開閉自在に配置され、混合気形成部4ののど部には燃料の噴口8が開口されている。
【0004】
また、キャブレターボデイ1には、低速系統の混合気を形成する混合気形成部9と得られた混合気を吸気する混合気通路10とが形成されている。混合気形成部9の入口側の空気孔11内には空気量調整用のパイロットエアジェット12が組み込まれ、該パイロットエアジェット12で空気量が調整され、燃料供給通路23に吸引された燃料と混合し、混合気となる。
【0005】
混合気通路10は、キャブレターボデイ1のスロットルボア3に連通されている。キャブレターボデイ1には、外部から混合気通路10に連通する調整孔14が設けられている。該調整孔14には、混合気の流量を調整し得るように流量調整用パイロットスクリュー15が調整孔14の混合気流量調整部14aとの隙間を調整し得るように螺合部16で螺合されている。パイロットスクリュー15は、調整孔14に嵌められたスプリング17を圧縮するようにして螺合されると共にOリング18が装着されている。調整孔14の入口は、内燃機関が市場に出てからのエミッションコントロールを堅持する必要上、パイロットスクリュー15の後調整を阻止するように栓体19で塞がれている。
【0006】
また、キャブレターボデイ1の下部には、燃料を溜めるフロートチャンバー20が設けられている。このフロートチャンバー20内の燃料は、キャブレターボデイ1に組み込まれたメインジェット21を介し、パイロットジェット22を経て燃料供給通路23に吸引されるようになっている。
【0007】
このような内燃機関用キャブレターにあっては、混合気流量調整部14a、パイロットエアジェット12及びパイロットジェット22にゴミ等が詰まり易く、その掃除にはエアーブローが欠かせない。
【0008】
エミッションコントロールを特に必要としていなかった従来以前のキャブレターにあっては、調整孔14の入口が栓体19で塞がれていなかったので、パイロットスクリュー15を外し、調整孔14の入口からエアーブローをして掃除をすることが可能であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エミッションコントロール仕様が織り込まれた従来のキャブレターにあっては、パイロットスクリュー15を回すと、出荷時に適正であった混合気の最適流量の設定が崩れてしまうので、パイロットスクリュー15を回せないように調整孔14の入口を栓体19で塞いでいる。このため、混合気流量調整部14a等の掃除ができない問題点があった。従って、混合気流量調整部14a等にゴミ等が詰まった場合は、キャブレターを交換しなくてはならず、不経済であった。
【0010】
本発明の目的は、流量調整用パイロットスクリューが後調整できないように栓体で塞がれている調整孔の混合気流量調整部等をエアーブローにより掃除が行える内燃機関用キャブレターを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、キャブレターボデイに低速系統の混合気を形成する混合気形成部と得られた混合気を吸気する混合気通路とが形成され、キャブレターボデイには外部から混合気通路に連通する調整孔が設けられ、調整孔には混合気の流量を調整し得るように流量調整用パイロットスクリューが螺合されている内燃機関用キャブレターを対象にしている。この場合、調整孔の入口は、栓体で塞がれている。
【0012】
本発明に係る内燃機関用キャブレターでは、キャブレターボデイに外部から調整孔の混合気流量調整部の入口に連通する掃除通路が設けられている。この掃除通路は、その入口が大気中に開口するように設けられていて、該掃除通路の入口は閉塞手段で開閉可能に閉塞されている。
【0013】
このような内燃機関用キャブレターによれば、閉塞手段による掃除通路の閉塞を解除して、この掃除通路の入口からエアーブローを行い、調整孔の混合気流量調整部等の掃除をすることができる。この際に、流量調整用パイロットスクリューは回せないので、混合気の流量設定を最適状態に維持させることができ、キャブレターの交換をせずにその使用を可能とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る内燃機関用キャブレターの実施の形態の一例を示したものである。なお、前述した図2〜図4と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0015】
本例の内燃機関用キャブレターでは、キャブレターボデイ1に、外部から調整孔14の混合気流量調整部14aの入口に連通する掃除通路24が設けられている。図1から明らかなように、掃除通路24は、その入口が大気中に開口するように設けられている。掃除通路24の入口はネジ孔25となっていて、Oリング26を介してネジ形の栓体よりなる閉塞手段27で開閉可能に閉塞されている。その他の構成は、前述した図2〜図4と同様である。
【0016】
このような内燃機関用キャブレターでは、その整備時に閉塞手段27を外して掃除通路24の閉塞を解除し、かかる状態で、掃除通路24の入口からエアーブローを行い、調整孔14の混合気流量調整部14a等の掃除をする。この際に、流量調整用パイロットスクリュー15は回せないので、混合気の流量設定を最適状態に維持させることができる。掃除が終了したら、ネジ孔25に閉塞手段27を螺合して掃除通路24を閉塞状態にする。
【0017】
上記例では、ネジ形の栓体よりなる閉塞手段27で掃除通路24を開閉可能に閉塞したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば掃除通路24の入口回りのキャブレターボデイ1に環状の隆起部を設けて、この隆起部にキャップ状の閉塞手段27を着脱自在に嵌めて掃除通路24を開閉可能に閉塞することもできる。また、閉塞手段27としてゴム状弾性体の栓体を用いて、掃除通路24の入口に着脱自在に嵌めてもよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明に係る内燃機関用キャブレターでは、キャブレターボデイに、外部から調整孔の混合気流量調整部の入口に連通する掃除通路を設け、この掃除通路を閉塞手段で開閉可能に閉塞したので、整備時には閉塞手段による掃除通路の閉塞を解除して、該掃除通路の入口からエアーブローを行うことにより、調整孔の混合気流量調整部等の掃除をすることができる。この際に、流量調整用パイロットスクリューは回せないので、混合気の流量設定を最適状態に維持させることができ、キャブレターの交換をせずにその使用を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る内燃機関用キャブレターの実施の形態の一例の要部縦断面図である。
【図2】 従来の内燃機関用キャブレターの側面図である。
【図3】 従来の内燃機関用キャブレターのスロットルボア側からの正面図である。
【図4】 図2のA−A線、B−B線、C−C線の各部で断面にして示した展開図である。
【符号の説明】
1 キャブレターボデイ
2 チョークボア
3 スロットルボア
4 混合気形成部
5 混合気通路
6 チョークバルブ
7 スロットルバルブ
8 噴口
9 混合気形成部
10 混合気通路
11 空気孔
12 パイロットエアジェット
14 調整孔
14a 混合気流量調整部
15 パイロットスクリュー
16 螺合部
17 スプリング
18 Oリング
19 栓体
20 フロートチャンバー
21 メインジェット
22 パイロットジェット
23 燃料供給通路
24 掃除通路
25 ネジ孔
26 Oリング
27 閉塞手段

Claims (1)

  1. キャブレターボデイに低速系統の混合気を形成する混合気形成部と得られた前記混合気を吸気する混合気通路とが形成され、前記キャブレターボデイには外部から前記混合気通路に連通する調整孔が設けられ、前記調整孔には前記混合気の流量を調整し得るように流量調整用パイロットスクリューが螺合され、前記調整孔の入口は該流量調整用パイロットスクリューの後調整を阻止するように栓体で塞がれている内燃機関用キャブレターにおいて、
    前記キャブレターボデイには外部から前記調整孔の混合気流量調整部の入口に連通する掃除通路が設けられ、
    前記掃除通路は、その入口が大気中に開口するように設けられていて、該掃除通路の入口は閉塞手段で開閉可能に閉塞されていること、
    を特徴とする内燃機関用キャブレター。
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