JP4075517B2 - 螺旋階段 - Google Patents

螺旋階段 Download PDF

Info

Publication number
JP4075517B2
JP4075517B2 JP2002234221A JP2002234221A JP4075517B2 JP 4075517 B2 JP4075517 B2 JP 4075517B2 JP 2002234221 A JP2002234221 A JP 2002234221A JP 2002234221 A JP2002234221 A JP 2002234221A JP 4075517 B2 JP4075517 B2 JP 4075517B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer peripheral
central
column
spiral staircase
radial frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002234221A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004076281A (ja
Inventor
博光 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP2002234221A priority Critical patent/JP4075517B2/ja
Publication of JP2004076281A publication Critical patent/JP2004076281A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4075517B2 publication Critical patent/JP4075517B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、螺旋階段に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物の内部や外部に螺旋階段が構築されることがある。螺旋階段は、鉛直方向に立設された中心支柱の周りに複数の踏板を螺旋状に配置して構成され、各踏板は、直接あるいはブラケットを介して中心支柱に取り付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、螺旋階段の踏板は片持ち梁となるので、その基端部分(中心支柱との接続部分)には、非常に大きな曲げモーメントおよびせん断力が作用する。したがって、踏板やこれを支持するブラケットには、高い曲げ剛性およびせん断剛性が要求されるが、これらを満足する寸法・形状にすると、往々にして重厚な部材になることが多く、結果として重苦しい印象の螺旋階段になってしまう。
【0004】
また、各踏板およびブラケットは、高さ方向に所定の間隔をあけて、かつ、平面視して所定の角度だけずらして中心支柱に取り付けられるため、位置決めが非常に難しく、これらを正確に取り付けるには、手間と時間とを要する。
【0005】
さらに、中心支柱の加工は、螺旋階段の設置条件(段数や蹴上げ高さなど)に合わせて、その都度行わなければならないため、大量生産には不向きである。
【0006】
そこで、本発明は、軽構造で、軽快な印象の螺旋階段であって、生産・施工効率のよい螺旋階段を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために、発明は、鉛直方向に立設される中心支柱と、当該中心支柱の周りに螺旋状に配置される複数の踏板とを備える螺旋階段において、前記踏板は、前記中心支柱から張り出す支持部材に支持され、高さ方向に隣り合う前記支持部材同士が連結されていることを特徴とする。
【0008】
かかる螺旋階段によると、踏板に作用する荷重がその踏板の上段の踏板を支持する支持部材および下段の踏板を支持する支持部材に分散して作用するとともに、上下の支持部材で曲げに抵抗するので、一つの支持部材で踏板を支持する場合に比べて、軽構造化を図ることができる。
【0009】
また、本発明は、前記支持部材は、前記中心支柱から放射状に張り出す二本の放射状フレーム材と、当該各放射状フレーム材の先端に接続される外周節点部材と、当該外周節点部材を介して前記放射状フレーム材を連結する外周フレーム材とから構成され、前記放射状フレーム材および前記外周フレーム材は、それぞれ両端に接続端部を有し、前記中心支柱の外面および前記外周節点部材の外面には、前記接続端部が嵌合可能な連結溝が形成されていることを特徴とする。
【0010】
かかる螺旋階段によると、支持部材をフレーム材で構成したので、軽快な印象の螺旋階段を構築することができる。また、放射状フレーム材の接続端部を中心支柱に形成された連結溝に嵌合するだけで放射状フレーム材と中心支柱との接続がなされ、放射状フレーム材の接続端部および外周フレーム材の接続端部をそれぞれ外周節点部材に形成された連結溝に嵌合するだけで放射状フレーム材と外周フレーム材との接続がなされるので、螺旋階段の構築が容易になる。
【0011】
請求項1の発明は、前記外周節点部材には、横に隣り合う二つの挿通孔がそれぞれ上下方向に沿って形成され、一方の挿通孔を利用して、上段の支持部材と下段の支持部材とが連結され、他方の挿通孔を利用して、手摺を支持する手摺支柱が取り付けられていることを特徴とする。
【0012】
かかる螺旋階段によると、外周節点部材に二つの挿通孔が形成されているので、手摺を支持する手摺支柱を容易に取り付けることができる。
【0013】
請求項2の発明は、前記中心支柱は、芯柱にリング状の中心節点部材および中心スペーサを交互に外挿して構成され、前記各中心節点部材の外面に前記接続端部が嵌合可能な連結溝が形成されていることを特徴とする。
【0014】
かかる螺旋階段は、鉛直方向に立設する中心支柱を二重構造としたものであり、芯柱に外挿する中心スペーサの高さ寸法を調節することで容易に蹴上げ高さを調節することができる。また、連結溝は、中心節点部材にのみ形成され、すなわち、放射状フレーム材が接続される部分のみに連結溝が形成されるので、美観が向上する。
【0015】
請求項3の発明は、請求項2に記載の螺旋階段であって、前記放射状フレーム材および外周フレーム材は、それぞれ断面四角形であることを特徴とする。
【0016】
かかる螺旋階段によると、放射状フレーム材および外周フレーム材の全長に渡ってその上面に踏板を載置することができるので、踏板の撓みが抑制される。
【0017】
請求項の発明は、請求項に記載の螺旋階段であって、前記芯柱の外周は、断面多角形状に形成され、前記中心節点部材の内周は、前記芯柱の外周の形状に対応する断面多角形状に形成されることを特徴とする。
【0018】
かかる螺旋階段によると、芯柱の外周と中心節点部材の内周とがそれぞれ多角形状であるが故に、芯柱に中心節点部材を外挿したときに、これらが周方向に回動することがない。すなわち、中心節点部材を芯柱に外挿するだけで、連結溝の方向が正確に定まるので、位置決めが容易になる。例えば、芯柱の外周および中心節点部材の内周が正12角形であれば、中心節点部材の連結溝の方向を30度刻みで調節することができる。
【0019】
請求項の発明は、請求項に記載の螺旋階段であって、前記芯柱の外周および前記中心節点部材の内周には、互いに係合する係合片がそれぞれ形成されることを特徴とする。
【0020】
かかる螺旋階段によると、芯柱に中心節点部材を外挿したときに、これらに形成した係合片が係合するので、これらが周方向に回動することがない。すなわち、中心節点部材を芯柱に外挿するだけで、連結溝の方向が正確に定まるので、位置決めが容易になる。
【0021】
請求項の発明は、請求項乃至請求項のいずれか一項に記載の螺旋階段であって、前記中心支柱、放射状フレーム材、外周フレーム材および外周節点部材のうちの少なくとも一つは、アルミニウム合金製の押出形材であることを特徴とする。
【0022】
かかる螺旋階段によると、螺旋階段を構成する部材がアルミニウム合金製の押出形材により構成されるので、製作が容易になるとともに、強度の割に軽量で、腐食しにくいというアルミニウム合金のメリットを活かすことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明に係る螺旋階段の実施の形態を、添付した図面を参照して詳細に説明する。
ここで、図1(a)は本発明に係る螺旋階段の平面図、図1(b)は同じく正面図、図2は同じく拡大正面図、図3は同じく拡大側面図、図4は同じく拡大斜視図、図5は同じく分解斜視図、図6(a)は中心節点部材の横断面図、図6(b)は図6(a)の拡大横断面図、図6(c)は中心スペーサの横断面図、図6(d)は踏板取付プレートの横断面図、図6(e)は固定プレートの横断面図、図7は支持部材の平面図、図8(a)は支持部材の分解斜視図、図8(b)は放射状フレーム材(外周フレーム材)と外周節点部材との接続方法を説明する拡大斜視図、図9(a)は放射状フレーム材(外周フレーム材)の斜視図、図9(b)は(a)の側面図、図10は節点部材の平面図、図11は手摺の分解斜視図、図12は手摺の側断面図である。
【0024】
本発明に係る螺旋階段は、図1に示すように、鉛直方向に立設される中心支柱10と、この中心支柱10の周りに螺旋状に配置される複数の踏板20と、この踏板20を支持する支持部材30と、手摺40とから構成される。また、図2乃至図4に示すように、高さ方向に隣り合う支持部材30,30がその先端において互いに連結されている。
なお、本実施形態では、図1に示すように、下階床F1と上階床F2との間に十二段(D1〜D12)の踏板を有し、下階床F1から中心支柱10の周囲を平面視して反時計回りに回ると上階床F2に至る。
なお、以下の説明において「手前側」、「奥側」とは、それぞれ階段の上り方向を向いたときの手前側、奥側を指すものとする。
【0025】
(中心支柱)
中心支柱10は、図1(b)および図2に示すように、芯柱11に中心節点部材(以下、中心ハブ12という)および中心スペーサ13を交互に外挿して構成される。また、本実施形態では、図2に示すように、中心ハブ12の上面に踏板取付プレート14が介設され、下面に固定プレート15が介設されている。
【0026】
芯柱11は、図4に示すように、その外周の形状が断面正多角形状(図では正12角形)に形成され、アルミニウム合金製の中空押出形材からなる。
【0027】
中心ハブ12は、図5および図6(a)に示すように、リング状で、その内周が芯柱11の外周の形状に対応する断面正多角形状(図では正12角形)に形成され、すなわち、中心ハブ12の内周形状は、芯柱11の外周形状と同一である。また、中心ハブ12の高さ寸法は、後記する放射状フレーム材31の接続端部31a(図9参照)の高さ寸法と等値にされている。さらに、中心ハブ12の外面には、上下方向に沿って連結溝12aが二箇所に形成されている(図8(a)参照)。
連結溝12aは、後記する放射状フレーム材31の接続端部31a(図9参照)が嵌合可能な形状に形成され、図6(b)に示すように、その内壁面には、放射状フレーム材31の接続端部31aの凹凸と係合する凹凸が形成されている。また、図6(a)に示すように、中心ハブ12を平面視すると、二つの連結溝12aは、それぞれ中心ハブ12の中心を向いており、中心角は30度である。
また、中心ハブ12は、アルミニウム合金製の押出形材からなり、連結溝12aは、アルミニウム合金を押出成形する際に形成される。
【0028】
中心スペーサ13は、図5および図6(c)に示すように、リング状で、その内面に突起部13aが120度ピッチで形成されている。
突起部13aは、芯柱11の外面の角部分に沿って当接する当接面を有し、中心スペーサ13の回転を防止している。
中心スペーサ13は、アルミニウム合金製の押出形材からなり、突起部13aは、アルミニウム合金を押出成形する際に形成される。
なお、本実施形態では、中心スペーサ13の断面形状を、軽量化を図るべく突起部13aのみが芯柱11の外面に当接するような形状としたが、これに限定されることはなく、例えば、リング部分が密実なものであってもよい。
【0029】
踏板取付プレート14は、図5および図6(d)に示すように、その内周形状が芯柱11の外周形状と同一に形成されたリング状の板材である。また、踏板取付プレート14の外周には、取付部14aが外側に突出して形成されている。
固定プレート15は、図5および図6(e)に示すように、その内周形状が芯柱11の外周形状と同一に形成されたリング状の板材である。
【0030】
また、図1(b)に示すように、一段目D1の中心ハブ12の下側および十二段目D12の中心ハブ12の上側には、それぞれ中心スペーサ13と同じ断面形状を有する下側中心スペーサ13A,上側中心スペーサ13Bが芯柱11に外挿されている。
【0031】
(踏板)
踏板20は、木製や金属製の板材からなり、図1(a)および図4に示すように、略扇形に形成されている。また、図5に示すように、踏板20の先端側にボルト挿通孔20a,20aが形成され、基端側にボルト挿通孔20bが形成されている。なお、本実施形態では、踏板20の基端側が踏板取付プレート14の取付部14aに支持固定され、先端側が後記する固定リング36を介して節点部材33,34に支持固定されている。
【0032】
(支持部材)
支持部材30は、図5および図7に示すように、中心支柱10(中心ハブ12)から放射状に張り出す二本の放射状フレーム材31,31と、各放射状フレーム材31の先端に接続される外周節点部材33,34と、外周節点部材33,34を介して放射状フレーム材31,31を連結する外周フレーム材32とから構成されている。
【0033】
なお、以下では、外周節点部材33を「外周ハブ33」といい、外周節点部材34を「外周メガネハブ34」という。また、本実施形態では、各段の奥側(図5中、右側)に位置する放射状フレーム材31に外周ハブ33が接続され、手前側に位置する放射状フレーム材31に外周メガネハブ34が接続されているが、これらを図示の場合と逆に配置しても差し支えない。
【0034】
放射状フレーム材31は、断面円形のアルミニウム合金製の中空押出形材を加工したものであり、図9(a)(b)に示すように、その両端に偏平状の接続端部31aを有している。また、接続端部31aの先端には、放射状フレーム材31の軸線に直交する方向に凹凸が形成されている。
接続端部31aは、中空押出形材の両端をプレス加工などにより押し潰すことにより形成される。なお、接続端部31aは、外周ハブ33および外周メガネハブ34の軸線方向(上下方向)に長い偏平状に形成されていることから(図8(b)参照)、外周ハブ33および外周メガネハブ34の軸線方向(上下方向)の外力に対しては、強度的に強いジョイント構造が形成されている。
【0035】
外周フレーム材32は、放射状フレーム材31と同様に、断面円形のアルミニウム合金製の中空押出形材を加工したものであり、その両端に偏平状の接続端部32aを有している(図9参照)。その他の構成は、放射状フレーム材31と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0036】
外周ハブ33は、図8に示すように、円柱形状に形成され、その外面には外周ハブ33の軸線方向(上下方向)に沿って複数の連結溝33aが形成されている。また、外周ハブ33の中心には、軸線方向(上下方向)に沿って連結用挿通孔33bが形成されている。
連結溝33aは、図10(a)に示すように、放射状フレーム材31の接続端部31aおよび外周フレーム材32の接続端部32aが嵌合可能な形状に形成され、その内壁面には、接続端部31a(32a)の凹凸と係合する凹凸が形成されている。本実施形態では、3つの連結溝33aが75度間隔で形成されている。
外周ハブ33は、アルミニウム合金製の押出形材からなり、連結溝33aは、アルミニウム合金を押出成形する際に形成される。
【0037】
外周ハブ33に放射状フレーム材31を接続する場合には、図8(b)に示すように、放射状フレーム材31の接続端部31aを外周ハブ33の上面側(あるいは下面側)から連結溝33aに嵌合(挿入)すればよい。すると、図10(a)に示すように、連結溝33aと接続端部31aの各々に形成した凹凸が互いに係合するので、放射状フレーム材31がその軸線方向に引き抜かれることはない。外周ハブ33に外周フレーム材32を接続する場合も同様である。
なお、連結溝33aのうち、放射状フレーム材31および外周フレーム材32のいずれもが接続されないものには、図8に示すように、連結溝33aと同一の寸法・形状を有する溝埋部材39を嵌合(挿入)する。あるいは、放射状フレーム材31および外周フレーム材32が接続される部位にのみ連結溝33aを形成した外周ハブ(図示せず)を使用してもよい。
また、本実施形態のように連結溝を形成しておけば、本実施形態と反対回り(時計回り)の螺旋階段にもそのまま利用できる。
【0038】
外周メガネハブ34は、アルミニウム合金製の押出形材からなり、図8(a)に示すように、軸線方向(上下方向)に沿って連結用挿通孔34bおよび手摺用挿通孔34cが形成されている。外周メガネハブ34の外面であって、連結用挿通孔34bの周囲には、外周メガネハブ34の軸線方向(上下方向)に沿って複数の連結溝34aが形成されている。連結溝34aの構成は、前記した外周ハブ33の連結溝33aと同様であるので詳細な説明は省略する。
【0039】
外周メガネハブ34に放射状フレーム材31を接続する場合には、放射状フレーム材31の接続端部31aを外周ハブ34の上面側(あるいは下面側)から連結溝34aに嵌合すればよい。すると、図10(b)に示すように、連結溝34aと接続端部31aの各々に形成した凹凸が互いに係合するので、放射状フレーム材31がその軸線方向に引き抜かれることはない。外周メガネハブ34に外周フレーム材32を接続する場合も同様である。
【0040】
外周ハブ33および外周メガネハブ34の上面には、図2および図5に示すように、中心支柱10の踏板取付プレート14と同じ厚さを有する固定リング36が取り付けられ、外周メガネハブ34の下面と下段の踏板20との間には、外周スペーサ35が介設されている。また、外周ハブ33の下面には、放射状フレーム材31および外周フレーム材32の下方向への抜出しを防止するための下固定リング37が取り付けられている。なお、図示は省略するが、外周メガネハブ34を長くして、外周スペーサ35を省略してもよい。
【0041】
また、図2乃至図5に示すように、高さ方向に隣り合う支持部材30,30は、上段の踏板20の上面から下段の支持部材30の外周ハブ33へ挿通されたボルトB1によって連結されている。
【0042】
(手摺)
手摺40は、木製や金属製などの棒材からなるが、断面の形状・寸法、長さなどは、螺旋階段の構成に合わせて適宜設定することができる。本実施形態では、図11に示すように、断面略半円形の中空部材で構成され、手摺取付ブラケット42を介して手摺支柱41に固定される。
【0043】
手摺支柱41は、断面円形のアルミニウム合金製の中空押出形材からなり、図12に示すように、上下端にネジ孔41a,41bが形成されている。
【0044】
手摺取付ブラケット42は、図11に示すように、アルミニウム合金製の板材を折り曲げて形成され、その両端に階段勾配で傾斜する取付面42b,42bを有し、中央にボルト挿通孔42aを有している。
【0045】
(螺旋階段の構築手順)
次に、本発明に係る螺旋階段の構築手順を、添付した図面を参照して説明する。
【0046】
まず、中心支柱10の芯柱11(図4参照)を土間コンクリートG上に立設し、その上方から下側中心スペーサ13Aを外挿する。次に、一段目D1から12段目D12まで順次構築していくが、各段の構築手順は同じであるので、例として、図4に示す九段目D9の上に、十段目D10を構築する場合について図5を参照して説明する。また、以下では、特に断らない限り、十段目D10を構成する部材を示すものとする。
なお、二階以上のフロアに螺旋階段を設置する場合は、芯柱11は床スラブ上に立設する。
【0047】
図5に示すように、中心スペーサ13、固定プレート15および支持部材30を取り付けた中心ハブ12を順に芯柱11へ外挿する。なお、図示は省略するが、中心スペーサ13は、図4に示す九段目D9の踏板取付プレート14の上に載置されることになる。
【0048】
このとき、芯柱11の外周と中心ハブ12の内周とがそれぞれ正多角形の断面を有しているので、中心ハブ12が周方向に回動することはない。すなわち、中心ハブ12を芯柱11に外挿するだけで、中心ハブ12の位置決めがなされ、連結溝12aの方向が正確に定まる。なお、本実施形態では、芯柱11の外周および中心ハブ12の内周が正12角形なので、中心ハブ12の連結溝12aの方向を30度刻みで調節することができる。
【0049】
また、中心ハブ12は、その連結溝12aが九段目D9の中心ハブ12の連結溝12aと所定の角度(本実施形態では30度)だけずれるように外挿される。したがって、支持部材30の手前側に位置する放射状フレーム材31は、九段目D9の支持部材30の奥側に位置する放射状フレーム材31と平面視して同一方向に張り出すことになる。
【0050】
ここで、支持部材30は、図8(a)に示すように、二本の放射状フレーム材31,31のうち、奥側(図8(a)中、右側)に位置する放射状フレーム材31の先端側の接続端部31aを外周ハブ33の連結溝33aに嵌合(挿入)するとともに、手前側に位置する放射状フレーム材31の先端側の接続端部31aを外周メガネハブ34の連結溝34aに嵌合し、さらに外周ハブ33および外周メガネハブ34のそれぞれの連結溝33a,34aに外周フレーム材32の接続端部32a,32aを嵌合することで構成される。したがって、支持部材30の組立に際して特別な工具や溶接は必要ない。
【0051】
また、支持部材30は、各放射状フレーム材31の基端側の接続端部31aを中心ハブ12の連結溝12aに嵌合することで中心支柱10に固定される。
【0052】
次に、図5に示すように、踏板取付プレート14を、その取付部14aが中心ハブ12の連結溝12aの上方に位置するように芯柱11に外挿する。また、固定リング36を外周ハブ33の上面および外周メガネハブ34の上面にそれぞれ載置する。
【0053】
次に、踏板取付プレート14の取付部14aの上面および固定リング36,36の上面に踏板20を載置し、外周メガネハブ34の下面に外周スペーサ35を介設する。
【0054】
そして、踏板20の上方から固定リング36、外周メガネハブ34、外周スペーサ35、九段目D9の踏板20、固定リング36、外周ハブ33および下固定リング37の各挿通孔にボルトB1を挿通して、九段目D9の支持部材30と十段目D10の支持部材30とを連結する。
【0055】
このように高さ方向に隣り合う支持部材30、30を互いに連結すると、例えば図3および図4の場合であれば、七段目D7の踏板20に作用する荷重は、八段目D8の支持部材30および六段目D6の支持部材30にも分散され、すなわち、七段目D7の踏板20に作用する荷重に対して七段目D7の支持部材30だけで抵抗するのではなく、その上下の支持部材30とともに抵抗するので、結果として支持部材30の軽構造化を図ることができる。
【0056】
また、踏板20は、図5に示すように、その先端側がボルトB1によって外周ハブ33および外周メガネハブ34に固定され、基端側がボルトB1’によって踏板取付プレート14に固定される。
【0057】
次に、図5に示すように、手摺支柱41のネジ孔41aにネジ棒B2を取り付け、そのネジ棒B2を外周メガネハブ34の手摺用挿通孔34cに挿通する。そして、外周メガネハブ34の下面に突出したネジ棒B2をキャップナット38のネジ穴38a(図12参照)に螺合させて、手摺支柱41を外周メガネハブ34に固定する。
このように、外周メガネハブ34は、手摺支柱41を取り付けるための手摺用挿通孔34cを備えているので、手摺支柱41を容易に取り付けることができる。
【0058】
最後に、図11に示すように、手摺支柱41の上端に手摺取付ブラケット42を取り付け、この手摺取付ブラケット42の取付面42bに手摺40の下面を当接させ、ボルトB4で固定する。なお、図12に示すように、手摺40の下面に設けた切欠き40aにより、ボルトB4の頭部が手摺40の下面に当接するのを防止している。
【0059】
以上、本実施形態に係る螺旋階段によれば、踏板20を支持する支持部材30を放射状フレーム材31および外周フレーム材32で構成したので、螺旋階段が軽快かつ開放的なものになる。すなわち、本実施形態に係る螺旋階段を室内に構築しても、軽快であるが故に、圧迫感のない明るい居室内空間を創出することができる。
【0060】
また、蹴上げ高さや各段の設置高さを調節する場合には、芯柱11に外挿する中心スペーサ13と外周メガネハブ34の下面に取り付ける外周スペーサ35の高さ寸法を変更するだけでよい。あるいは、図示しない高さ調節用のスペーサを芯柱11に外挿してもよい。いずれにしても、建物ごとに異なる螺旋階段の設置条件(段数や蹴上げ高さなど)に容易に対応することができ、施工現場での微調整も容易である。すなわち、螺旋階段の設置条件が異なっても、中心ハブ12、放射状フレーム材31、外周フレーム材32、外周ハブ33および外周メガネハブ34は、その寸法・形状を変更することなく共通して使用することができるので、大量生産に適しており、生産効率がよい。
【0061】
また、中心支柱10を構成する各部材および支持部材30を構成する各部材をアルミニウム合金製とすることで、強度の割に軽量で、腐食しにくいというアルミニウム合金のメリットを活かし、より軽構造の螺旋階段を構築することできる。
【0062】
なお、螺旋階段の構築手順は、前記の構築手順に限定されることはなく、施工条件などに合わせて適宜変更してもよい。例えば、支持部材30(放射状フレーム31,31)は、中心ハブ12を芯柱11に外挿した後に接続してもよいし、また、踏板取付プレート14と踏板20とを予め一体にしておいてもよい。
【0063】
(変形例1)
前記の実施形態では、中心支柱10において、芯柱11の外周形状および中心ハブ12の内周形状をそれぞれ正多角形としたが、これに限定されることはなく、例えば、図13に示す中心支柱70のように、芯柱71の外周に複数の係合片71aを形成するとともに、中心ハブ72の内周に芯柱71の係合片71aに係合する係合片72bを形成したものでもよい。
このような構成の中心支柱70によると、芯柱71に中心ハブ72を外挿したときに、芯柱71の係合片71aと中心ハブ72の係合片72bとが係合するので、中心ハブ72が周方向に回動することがない。すなわち、中心ハブ72を芯柱71に外挿するだけで、中心ハブ72の位置決めが成され、連結溝72aの方向が正確に定まる。
【0064】
(変形例2)
前記の実施形態では、放射状フレーム材31および外周フレーム材32の断面形状がそれぞれ円形であったが、これに限定されることはなく、図14に示す放射状フレーム材51(外周フレーム材52)のように、四角形であってもよい。
【0065】
ここで、放射状フレーム材51(外周フレーム材52)は、断面四角形のアルミニウム合金製の中空押出形材を加工したものであり、図14(a)(b)に示すように、その両端に偏平状の接続端部51aを有している。また、接続端部51aの先端には、放射状フレーム材51の軸線に直交する方向に凹凸が形成されている。
接続端部51aは、図14(c)に示す断面四角形の中空押出形材の両端をプレス加工などにより押し潰すことにより形成されるが、四辺のうち、対向する二辺を内側に潰した後に(図14(d)参照)、残りの二辺を押し潰して(図14(e)参照)接続端部51aを形成するので、接続端部51aの高さ寸法が中空押出形材の高さ寸法以上に広がることはない。
【0066】
そして、放射状フレーム材51および外周フレーム材52を使用して支持部材50を構成すると、図15に示すように、放射状フレーム材51の全長に渡って直接に踏板20を載置することが可能になり、また、図示は省略するが外周フレーム材52の上面にも直接に踏板20を載置することが可能になるので、踏板20の撓み・変形を抑制することができる。
【0067】
さらに、放射状フレーム材51および外周フレーム材52の上面に直接に踏板を載置できるので、図5に示す踏板取付プレート14および固定リング36が不要になり、部品点数を削減することができる。
【0068】
【発明の効果】
本発明の螺旋階段によると、高さ方向に隣り合う支持部材を連結して、踏板に作用する荷重を上下の支持部材にも分散して作用させたので、個々の支持部材の軽構造化を図ることができ、結果として螺旋階段全体の軽構造化を図ることができる。
【0069】
また、支持部材をフレーム材で構成することで、螺旋階段に軽やかさや開放感が与えられ、したがって、居室内に螺旋階段を構築しても、圧迫感のない明るい居室内空間を創出することができる。
【0070】
また、軽構造であるが故に施工時の取り扱いが容易になるとともに、組立に際して特別な工具や溶接を必要としないので、施工性がよい。
【0071】
さらに、螺旋階段の蹴上げ高さや段数などが変わっても、中心支柱を構成する中心節点部材(中心ハブ)や支持部材の寸法・形状を変更することなく対応することができるので、生産効率がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明に係る螺旋階段の平面図、(b)は同じく正面図である。
【図2】 本発明に係る螺旋階段の拡大正面図である。
【図3】 本発明に係る螺旋階段の拡大側面図である。
【図4】 本発明に係る螺旋階段の拡大斜視図である。
【図5】 本発明に係る螺旋階段の分解斜視図である。
【図6】 (a)は中心節点部材の横断面図、(b)は(a)の拡大横断面図、(c)は中心スペーサの横断面図、(d)は踏板取付プレートの横断面図、(e)は固定プレートの横断面図である。
【図7】 支持部材の平面図である。
【図8】 (a)は支持部材の分解斜視図、(b)は放射状フレーム材(外周フレーム材)と外周節点部材との接続方法を説明する拡大斜視図である。
【図9】 (a)は放射状フレーム材(外周フレーム材)の斜視図、(b)は(a)の側面図である。
【図10】 外周節点部材の平面図である。
【図11】 手摺の分解斜視図である。
【図12】 同じく側断面図である。
【図13】 中心支柱を構成する部材の他の例を示す平面図である。
【図14】 (a)は放射状フレーム材(外周フレーム材)の他の例を示す斜視図、(b)は(a)の側面図、(c)(d)(e)は放射状フレーム材(外周フレーム材)の接続端部の加工方法を示す断面図である。
【図15】 図14に示す放射状フレームで支持部材を構成した場合の拡大正面図である。
【符号の説明】
10 中心支柱
11 芯柱
12 中心ハブ(中心節点部材)
12a 連結溝
13 中心スペーサ
20 踏板
30 支持部材
31 放射状フレーム材
31a 接続端部
32 外周フレーム材
33 外周ハブ(外周節点部材)
33a 連結溝
34 外周メガネハブ(外周節点部材)
34a 連結溝
34b 連結用挿通孔
34c 手摺用挿通孔
35 外周スペーサ
40 手摺
41 手摺支柱

Claims (6)

  1. 鉛直方向に立設される中心支柱と、
    当該中心支柱の周りに螺旋状に配置される複数の踏板とを備える螺旋階段において、
    前記踏板は、前記中心支柱から張り出す支持部材に支持され、
    高さ方向に隣り合う前記支持部材同士が連結されており、
    前記支持部材は、前記中心支柱から放射状に張り出す二本の放射状フレーム材と、当該各放射状フレーム材の先端に接続される外周節点部材と、当該外周節点部材を介して前記放射状フレーム材を連結する外周フレーム材とから構成され、
    前記放射状フレーム材および前記外周フレーム材は、それぞれ両端に接続端部を有し、
    前記中心支柱の外面および前記外周節点部材の外面には、前記接続端部が嵌合可能な連結溝が形成されており、
    前記外周節点部材には、横に隣り合う二つの挿通孔がそれぞれ上下方向に沿って形成され、
    一方の挿通孔を利用して、上段の支持部材と下段の支持部材とが連結され、
    他方の挿通孔を利用して、手摺を支持する手摺支柱が取り付けられていることを特徴とする螺旋階段。
  2. 鉛直方向に立設される中心支柱と、
    当該中心支柱の周りに螺旋状に配置される複数の踏板とを備える螺旋階段において、
    前記踏板は、前記中心支柱から張り出す支持部材に支持され、
    高さ方向に隣り合う前記支持部材同士が連結されており、
    前記支持部材は、前記中心支柱から放射状に張り出す二本の放射状フレーム材と、当該各放射状フレーム材の先端に接続される外周節点部材と、当該外周節点部材を介して前記放射状フレーム材を連結する外周フレーム材とから構成され、
    前記放射状フレーム材および前記外周フレーム材は、それぞれ両端に接続端部を有し、
    前記中心支柱の外面および前記外周節点部材の外面には、前記接続端部が嵌合可能な連結溝が形成されており、
    前記中心支柱は、芯柱にリング状の中心節点部材および中心スペーサを交互に外挿して構成され、
    前記各中心節点部材の外面に前記接続端部が嵌合可能な連結溝が形成されていることを特徴とする螺旋階段
  3. 前記放射状フレーム材および外周フレーム材は、それぞれ断面四角形であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の螺旋階段。
  4. 前記芯柱の外周は、断面多角形状に形成され、
    前記中心節点部材の内周は、前記芯柱の外周の形状に対応する断面多角形状に形成されていることを特徴とする請求項に記載の螺旋階段。
  5. 前記芯柱の外周および前記中心節点部材の内周には、互いに係合する係合片がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項に記載の螺旋階段。
  6. 前記中心支柱、放射状フレーム材、外周フレーム材および外周節点部材のうちの少なくとも一つは、アルミニウム合金製の押出形材であることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか一項に記載の螺旋階段。
JP2002234221A 2002-08-09 2002-08-09 螺旋階段 Expired - Fee Related JP4075517B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002234221A JP4075517B2 (ja) 2002-08-09 2002-08-09 螺旋階段

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002234221A JP4075517B2 (ja) 2002-08-09 2002-08-09 螺旋階段

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007155242A Division JP4586046B2 (ja) 2007-06-12 2007-06-12 螺旋階段
JP2007155239A Division JP4586045B2 (ja) 2007-06-12 2007-06-12 螺旋階段

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004076281A JP2004076281A (ja) 2004-03-11
JP4075517B2 true JP4075517B2 (ja) 2008-04-16

Family

ID=32019088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002234221A Expired - Fee Related JP4075517B2 (ja) 2002-08-09 2002-08-09 螺旋階段

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4075517B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4652084B2 (ja) * 2005-03-03 2011-03-16 新日軽株式会社 階段
JP2007297863A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Nippon Light Metal Co Ltd 階段
JP4586045B2 (ja) * 2007-06-12 2010-11-24 新日軽株式会社 螺旋階段
JP4586046B2 (ja) * 2007-06-12 2010-11-24 新日軽株式会社 螺旋階段
NL2017412B1 (nl) * 2016-09-02 2018-03-09 Verbugt Intellectual Properties B V Trapinrichting, in het bijzonder voor een mobiel bouwwerk
KR102128002B1 (ko) * 2018-11-07 2020-06-29 김현구 조립식 나선형 계단
JP7323414B2 (ja) * 2019-10-15 2023-08-08 文化シヤッター株式会社 階段ユニット裏側への覆材の取付方法及び取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004076281A (ja) 2004-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20090089441A (ko) 건축 구조물
JP4075517B2 (ja) 螺旋階段
JP2601725B2 (ja) 軽量ドーム及びそのためのコネクター
JP4586045B2 (ja) 螺旋階段
JP4586047B2 (ja) 階段
JP4586046B2 (ja) 螺旋階段
JP4075518B2 (ja) 階段
JP4075519B2 (ja) 階段
CN214739404U (zh) 一种旋转楼梯
JP4100185B2 (ja) 階段の支承体
EP0733774B1 (en) Easily assembled modular element metal ladder
JP2004076280A (ja) 螺旋階段
JP4586048B2 (ja) 階段
JP4134825B2 (ja) 階段
JP3171226B2 (ja) トラスベース構造物におけるフレーム弦材のジョイント部材体
JP6854145B2 (ja) 二重手摺り構造
JP3234781U (ja) キャットタワー
JP7015435B2 (ja) ガラス手摺
JP2004076283A (ja) 階段
JPH08158480A (ja) 増殖可能な建築物におけるジョイント構造
KR200304627Y1 (ko) 조립식 구조물용 연결부재
JP2006028785A (ja) 踊り場
JP4584111B2 (ja) 階段支柱の連結構造
KR102396471B1 (ko) 지오데식 돔구조 건축물
JP4836692B2 (ja) 階段

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070425

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130208

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees