JP4073157B2 - タグメモリのアクセス回数を制限したキャッシュシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CPU内のキャッシュシステムに関し、特に、キャッシュヒットか否かの検出に使用するタグメモリのアクセス回数を少なくすることができるキャッシュシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なCPUは、内部にキャッシュシステムを有する。CPUの外部にはプログラムやデータ(以下総称してデータとする)を記録したメインメモリが設けられるが、CPUから外部のメインメモリへのアクセスは低速である。そこで、一旦外部のメインメモリがアクセスされると、その記録されているデータがCPU内部のキャッシュメモリにも記録され、それ以降同じアドレスへのアクセスが発生した時は、外部のメインメモリにアクセスすることなくキャッシュメモリに記録されたデータが利用される。それにより、CPUから外部のメインメモリへのアクセス頻度を下げて、CPUのパフォーマンスを高めることができる。
【0003】
キャッシュシステムは、外部メモリのデータを記録するデータメモリに加えて、どのアドレスのデータがデータメモリに記録されているかを記録するタグメモリを有する。そして、CPU内では、データアクセスが発生した時、タグメモリ内のアドレスデータを読み出し、アクセス対象アドレスと一致するか否かのキャッシュヒット判定が行われる。タグメモリ内から読み出されたアドレスデータとアクセス対象アドレスが一致し、タグメモリ内の有効データを示すフラグが有効であれば、キャッシュヒットと判定され、内部のデータメモリ内のデータが読み出され、外部のメインメモリへのアクセスは行われない。一方、タグメモリ内から読み出されたアドレスデータとアクセス対象アドレスとが不一致、または、タグメモリ内の有効データを示すフラグが無効であればキャッシュミスと判定され、外部のメインメモリへのアクセスが行われ、そのデータが内部のデータメモリに記録されると共に、そのアドレス情報及び有効フラグがタグメモリ内に記録される。タグメモリ内のアドレス情報はアドレスタグとも称され、上位アドレスが下位アドレスで特定される番地に記録される。また、タグメモリ内には、このアドレスタグに加えて、そのアドレスタグが有効か否かを示す有効データビットが記録される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の通り、CPU内では、メモリアクセスのたびにタグメモリがアクセスされ、キャッシュ判定が行われる。一方、キャッシュシステムに設けられるタグメモリやデータメモリは、高速性の観点からSRAMなどの高速メモリが使用される。従って、タグメモリにアクセスするたびにかなりの電力が消費される。このような電力の消費は、CPUが携帯電話や携帯情報端末などに搭載される場合、無視できない問題になる。
【0005】
そこで、本発明の目的は、タグメモリへのアクセス回数を少なくすることができるキャッシュシステムを提供することにある。
【0006】
更に、本発明の別の目的は、タグメモリへの読み出し動作回数を少なくすることができるキャッシュシステムを提供することにある。
【0007】
更に、本発明の別の目的は、消費電力を減らすことができるキャッシュシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、外部メモリのデータが保持されるデータメモリと、当該データメモリに保持されるデータのアドレス情報と当該アドレス情報が有効か否かを示す有効データビットとを保持するタグメモリとを有するキャッシュシステムにおいて、タグメモリのアドレス情報は、連続するアドレスの複数データを共通に管理し、アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスと同一のタグメモリ内アドレス情報で管理されるデータに対応する場合は、タグメモリへの読み出しが禁止され、アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスと異なるタグメモリ内アドレス情報で管理されるデータに対応する場合は、タグメモリへの読み出しが行われキャッシュヒット判定が行われることを特徴とする。
【0009】
タグメモリのアドレス情報が、連続するアドレスの複数データを共通に管理する場合は、一つのタグメモリ内のアドレス情報はその複数データに対して共有される。従って、ある一つのタグメモリ内アドレス情報で管理される複数データのアドレスへのアクセス要求があった場合、その管理範囲内のアドレスへの最初のアクセス時は、タグメモリの読み出しを行ってキャッシュヒット判定を行うが、その後に同じ管理範囲内のアドレスへのアクセス要求があった場合は、タグメモリ内アドレス情報は同じであるので、再度タグメモリの読み出しは行わない。その結果、無駄なタグメモリへの読み出し回数を減らすことができる。
【0010】
上記の複数データを共通して管理するタグメモリの場合、有効データビットを1ビットにして、キャッシュミスした時に外部メモリから複数データを一括して内部のデータメモリに書き込む第1の構成の場合と、有効データビットを複数ビット(例えば複数データに対応して同じビット数)にして、キャッシュミスした時に外部メモリからアクセス要求されたデータのみを内部のデータメモリに書き込み、対応する有効データビットを更新する第2の構成の場合とがある。
【0011】
第1の構成の場合は、一つのタグメモリ内アドレス情報の管理範囲内のアドレスへの最初のアクセス時は、タグメモリを読み出してヒット判定を行うが、その後同じ管理範囲内アドレスへのアクセス時は、上記ヒット判定に関わらず既に対応する複数データは内部のデータメモリに書き込まれているので、タグメモリを読み出すことなく、強制的にキャッシュヒットと判定して内部のデータメモリの対応するデータにアクセスする。
【0012】
第2の構成の場合は、一つのタグメモリ内アドレス情報の管理範囲内のアドレスへの最初のアクセス時は、タグメモリを読み出してヒット判定を行い、同時に対応する有効データビットを保持する。その後同じ管理範囲内アドレスへのアクセス時は、タグメモリを読み出すことなく、保持した有効データビットの従ってヒット判定が行われる。キャッシュヒット時は内部のデータメモリの対応するデータがアクセスされ、キャッシュミス時は外部メモリの対応するデータがアクセスされ、そのデータが内部のデータメモリに書き込まれると共に有効データビットが有効状態に更新される。また、上記のキャッシュミス時は内部メモリへのアクセスは停止される。
【0013】
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、キャッシュシステムにおいて、
外部メモリの一部のデータが保持されるデータメモリと、
当該データメモリに保持されるデータのアドレス情報と当該アドレス情報が有効か否かを示す有効データビットとを保持し、前記アドレス情報は、連続するアドレスの複数データを共通に管理するタグメモリと、
アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスと同一のタグメモリ内アドレス情報で管理されるデータに対応する第1の場合は、前記タグメモリへの読み出しを禁止し、前記アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスと異なるタグメモリ内アドレス情報で管理されるデータに対応する第2の場合は、前記タグメモリへの読み出しを許可し、キャッシュヒット判定を行うキャッシュコントローラとを有することを特徴とする。
【0014】
同じタグメモリ内アドレス情報で管理される複数データに対するアクセスが、2度目以降においては、タグメモリの読み出し動作が省略されるので、消費電力を節約することができる。
【0015】
より好ましい実施例では、上記の発明において、
前記有効データビットが前記複数データに共通に1ビット設けられ、前記キャッシュコントローラは、前記第2の場合に、キャッシュヒット判定でキャッシュミスと判定した時に、前記外部メモリのアクセス対象の前記複数データを一括して前記データメモリに転送し、前記第1の場合に、前記アドレス情報にかかわらずキャッシュヒットと判定して、前記データメモリのアクセス対象アドレスのデータにアクセスすることを特徴とする。
【0016】
タグメモリ内アドレス情報により複数データが共通に管理され、その複数データが一括してデータメモリに転送される場合は、2度目以降のアクセスに対しては、タグメモリを読み出すことなく、キャッシュヒットと判定することができる。
【0017】
別のより好ましい実施例では、上記の発明において、
前記有効データビットが前記複数データに対応して複数ビット設けられ、前記キャッシュコントローラは、前記第2の場合に、キャッシュヒット判定でキャッシュミスと判定した時に、前記外部メモリからアクセス対象の前記複数データの一部を前記データメモリに転送し、対応する有効データビットを更新し、前記第1の場合に、前記有効データビットに従ってキャッシュヒット判定することを特徴とする。
【0018】
タグメモリ内アドレス情報により複数データが共通に管理され、その複数のデータが有効データビットで個別にそれが有効か否かを管理する場合は、2度目以降のアクセスに対しては、タグメモリを読み出すことなく、有効データビットに従ってキャッシュヒット判定をすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0020】
図1は、本実施の形態例におけるシステムブロック図である。CPUは、外部アドレスバスADRと外部データバスDを介して外部のメインメモリ10に接続される。図1の例では、外部データバスDは32ビットのバスであり、外部アドレスADRは30ビットのバスである。データが32ビット単位、4バイト構成のため、外部アドレスADRの最下位2ビットADR[1:0]は不使用である。
【0021】
CPUは、内部に演算回路などのインテジャーユニットIUとキャッシュシステムCACHEとバスインターフェースユニットBIUとを有する。インテジャーユニットIUは、内部アドレスバスIAにアドレスを出力してメモリへのアクセスを要求する。このアクセス要求に応答して、キャッシュシステムCACHEは、内蔵するデータメモリ内にアクセス対象のデータが保持されているか否かをチェックし、保持されていれば、内部のデータメモリにアクセスし、内部データバスIDを介して読み出しまたは書き込みを行う。一方、保持されていない場合は、キャッシュシステムCACHEがキャッシュミス信号MISSをバスインターフェースユニットBIUに供給し、外部のメインメモリ10へのアクセスを要求する。このアクセス要求に応答して、バスインターフェースユニットBIUは、メインメモリ10にアクセスし、アクセス対象データを読み出し、キャッシュシステムCACHE内のデータメモリに書き込み、タグメモリのアドレス情報を更新する。
【0022】
尚、インテジャーユニットIUは、アクセス対象アドレスが直前のアドレスを単にインクリメントするものか否かを示す信号PLUS4を生成する。
【0023】
図2は、図1のキャッシュシステム内の構成を示す図である。キャッシュシステム内には、タグメモリ22とデータメモリ30と、キャッシュヒットの判定やタグメモリやデータメモリへのアクセスを制御するキャッシュコントローラ20とを有する。図2中には、キャッシュ判定部23が特に示されるが、このキャッシュ判定部23はキャッシュコントローラ20内に設けらているものとする。
【0024】
タグメモリ22には、内部のデータメモリ30が保持するデータのアドレス情報が記録される。内部アドレスIA[31:2]は、アドレス表21に示される通り、上位ビットIA[31:10]と中位ビットIA[9:4]と下位ビットIA[3:2]に分けられ、最下位2ビットIA[1:0]は存在しない。中位ビットIA[9:4]は、タグメモリ22のアドレスに使用される。従って、タグメモリ22は25=64ラインの容量を有する。タグメモリの各ラインには、データメモリ30が保持するデータのアドレスの上位アドレスIA[31:10]が、その中位アドレスIA[9:4]のライン内にアドレス情報ADD-TAGとして記録される。更に、各ラインには、そのアドレス情報ADD-TAGが管理する複数データがデータメモリ30内に保持されているか否かを示す有効データビットVBが記録される。
【0025】
そして、ヒット判定は、アクセス対象アドレスの中位アドレスIA[9:4]でタグメモリ22をアクセスし、そのアドレスに記録されている上位アドレスIA[31:10]からなるアドレス情報ADD-TAGと、アクセス対象アドレスの上位アドレスIA[31:10]とを比較器24で比較することで、ヒット判定が行われる。そして、比較器24の出力と有効データビットVBとの論理積が、ヒット判定信号THitとして生成される。タグメモリ22にデータメモリ30に保持される上位アドレスIA[31:10]を、その中位アドレスIA[9:4]のデコードされた位置に保持させることで、タグメモリ22の容量を小さくし、且つ、データメモリ30のヒット判定を高速に行うことができる。
【0026】
更に、タグメモリ22の各ラインのアドレス情報ADD-TAGは、アドレスが連続する複数のデータを共通に管理する。図2の例では、アドレスが連続する4つのデータが、一つのアドレス情報ADD-TAGにより共通に管理される。図2に示される通り、外部のメインメモリ10は、上位アドレスADR[31:10]で特定されるデータ群に分けられる。各データ群は、中位及び下位アドレスADR[9:2]で特定される28=256ワードのデータを有し、その256ワードの中の中位アドレスADR[9:4]で特定される連続する4ワードのデータ群が、キャッシュシステム内のデータメモリ30に転送され、タグメモリ22により共通に管理される。
【0027】
そして、データメモリ30は、中位及び下位アドレスADR[9:2]で特定可能な256ワードの容量を有する。即ち、外部のメインメモリ10の中位アドレスADR[9:4]で特定される複数組の4ワードデータのうち、1組の4ワードデータ30A,30Bがデータメモリ30に書き込まれる。そして、その4ワードデータがどの256ワードのデータ群に属するかが、上位アドレスADR[31:10]により特定され、アドレス情報ADD-TAGとしてタグメモリ22に記録される。
【0028】
タグメモリ22には、データメモリ30に保持されるデータの管理を行うアドレス情報ADD-TAGに加えて、そのアドレス情報ADD-TAGで管理されているデータメモリの内容が有効か否かを示す有効データビットBVを有する。この有効データビットBVは、1ビットであっても良いし、4ワードデータが有効か否かを個別に示すために4ビットであっても良い。
【0029】
有効データビットVBが1ビットの場合は、4ワードデータ30A,30Bは、一括してメインメモリ10から転送されまたは転出される。従って、有効データビットVBが有効の場合は、4ワードデータが全てデータメモリ30内に保持されていることを示し、無効の場合は、4ワードデータが全てデータメモリ30内に保持されていないことを示す。有効データビットVBが1ビットの場合は、図2のヒット判定部23内のセレクタSELは不要である。
【0030】
有効データビットVBが4ビットの場合は、4ワードデータ30A,30Bは、1ワードずつメインメモリ10から転送されまたは転出される。従って、有効データビットVBが「1111」の場合は、中位アドレスADR[9:4]で特性される4ワードデータが全てデータメモリ30内に保持されていることを示し、有効データビットVBが「0001」の場合は、4ワードデータのうち最初の1ワードデータのみがデータメモリ30内に保持されていることを示す。
【0031】
一般に、キャッシュシステムでは、タグメモリ内において、データメモリのデータの上位アドレスをその下位アドレスのデコードで決定された位置に記録して、タグメモリの容量を減らしキャッシュ判定を高速に行うことができるようにしている。しかし、同じ下位アドレスADR[9:2]を有する複数の4ワードデータ群を重複してデータメモリ30内に保持することができず、キャッシュヒット率が低下する場合がある。それを防ぐために、上記のタグメモリとデータメモリを複数組設けることが行われる。この複数組の管理は、ウエイにより行われる。但し、本件ではその説明は省略する。
【0032】
従来のキャッシュシステムでは、インテジャーユニットIUが内部アドレスIA[31:2]を発生してデータのアクセス要求を出すたびに、タグメモリ22が読み出され、ヒット判定部23によりヒット判定が行われる。タグメモリ22は、SRAMなどの高速メモリが使用され、タグメモリ22への読み出し動作に伴い多くの電力が消費される。
【0033】
しかし、上記した通り、タグメモリ22の1ラインのアドレス情報ADD-TAGが、4ワードデータ30A,30Bを共通に管理している。従って、4ワードデータが順番にアクセスされる場合、タグメモリ22から読み出されるアドレス情報ADD-TAG(上位アドレスIA[31:10])は、毎回同じであり、ヒット判定部24の比較器24の出力は毎回一致を示す。或いは、タグメモリのアドレス情報が管理する範囲(4ワードデータ)内のアクセスであれば、タグメモリ22から読み出されるアドレス情報は同じになり、比較器24の出力も同じである。
【0034】
そこで、本実施の形態例では、アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスと同一のタグメモリ内アドレス情報で管理されるデータに対応する場合は、タグメモリ22への読み出しが禁止される。また、アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスと異なるタグメモリ内アドレス情報で管理されるデータに対応する場合は、タグメモリ22への読み出しが行われキャッシュヒット判定が行われる。これにより、従来の無駄に行っていたタグメモリ22の読み出し動作をなくすことができ、タグメモリ22のアクセス頻度を下げて消費電力を少なくすることができる。
【0035】
図3は、第1の実施の形態例におけるキャッシュコントローラを示す図である。キャッシュコントローラの動作が、図中の表に示される。この例は、タグメモリの有効データビットVBが1ビットの例であり、4ワードデータ30A,30Bが同時に外部メモリから転送され、転出される。第1の実施の形態例では、アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスと同一のタグメモリ内アドレス情報で管理されるデータに対応するか否かの判定が、判定回路40にて行われる。判定回路40は、内部アドレスIA[3:2]の論理和ゲート41と、そのゲート41の出力とインテジャーユニットIUから供給されるアドレスインクリメント信号PLUS4との論理積ゲート42で構成される。
【0036】
内部アドレスIA[3:2]は、4ワードデータ(番地0,4,8,c)のいずれかを特定する。従って、内部アドレスIA[3]とIA[2]の論理和41の出力SLineは、IA[3:2]=00(番地0)の時は0になり、IA[3:2]=01(番地4)、10(番地8)、11(番地c)の時は出力SLineが1になる。つまり、アドレスがインクリメントされながら順番にアクセスされる場合は、4ワードデータの先頭データ(番地0)の時に論理和ゲート41の出力SLineが0になり、それ以外のデータ(番地4,8,c)の時に出力Slineが1になる。
【0037】
従って、判定回路40は、アクセス対象アドレスが直前のアドレスをインクリメントする場合(PLUS4=1)であって、アクセス対象アドレスが4ワードデータの番地4,8,cのいずれかの場合には、論理積ゲート42の出力が1(Hレベル)になり、タグメモリ読み出し禁止信号TRCancelを生成する。つまり、この場合は、同じタグメモリ内アドレス情報の管理範囲内のアクセスであるので、タグメモリ読み出し禁止信号TRCancelにより、タグメモリの読み出しが禁止される。一方、判定回路40は、アドレスがインクリメントされる場合(PLUS4=1)であっても、アクセス対象アドレスが4ワードデータの番地0の場合は、異なるタグメモリ内アドレス情報の管理範囲へのアクセスであり、タグメモリ読み出し禁止信号TRCancelはLレベルになる。その結果、タグメモリの読み出しは許可される。そして、判定回路40は、アドレスがインクリメントされない場合(PLUS4=0)は、同じタグメモリ内アドレス情報の管理範囲外のアクセスの可能性が高いので、タグメモリ読み出し禁止信号TRCancelはLレベルになる。
【0038】
この実施の形態例では、判定回路40により生成されるタグメモリ読み出し禁止信号TRCancelにより、アクセス時に生成されるHレベルのタグメモリ読み出し信号TReadをANDゲート44でLレベルにし、新たに生成された第2のタグメモリ読み出し信号TRead2により、NORゲート45とバッファ46を介して、タグメモリ22へのワード線イネーブル信号Wenとセンスアンプイネーブル信号Senを生成する。また、キャッシュミス時のタグメモリ書き込み信号TWriteは、第2のタグメモリ読み出し信号TRead2にかかわらず、タグメモリのワード線イネーブル信号Wenを生成する。
【0039】
タグメモリ読み出し禁止信号TRCancelがHレベルの時は、タグメモリ22の読み出しは行われないので、ヒット判定部23のヒット判定出力THitはLレベルになる。しかし、禁止信号TRCancelのHレベルにより、NORゲートを介して、新たに生成されるヒット判定信号THit2が強制的にヒット状態(Hレベル)にされる。その結果、キャッシュコントローラは、図示しない回路により、内部のデータメモリ30のデータを読み出してインテジャーユニットIUに供給する。一方、ヒット状態を示す信号MISSによりバスインターフェースユニットBIUは、外部メモリ10へのアクセスを行わない。
【0040】
図3は、タグメモリ22の例を示す図である。図4はSRAMの例である。複数のワード線WL0,1…nと複数のビット線対BL0,/BL0〜BLm,/BLmの交差位置に、メモリセルMCが配置される。ワード線WLは、ワードデコーダ221の出力とキャッシュコントローラにより生成されるワード線イネーブル信号Wenの論理和222、223〜224により駆動される。従って、ワード線イネーブル信号WenがLレベルの時は、ワード線は駆動されず、メモリセルがビット線対に接続されることはない。また、ビット線対BL,/BLは、コラムゲート226,227を介して、センスアンプSAに接続され、センスアンプSAはセンスアンプイネーブル信号Senにより活性化される。
【0041】
SRAMの動作では、ワード線WLが駆動されると、メモリセルMCがビット線対に接続され、Hレベルにされているビット線対の一方をLレベルに駆動する。そして、そのビット線対の状態が、センスアンプSAにより検出される。従って、ワード線WLを駆動したり、センスアンプを駆動することにより、大量の電流を消費することになる。
【0042】
前述のキャッシュコントロール回路は、タグメモリ読み出し禁止信号TRCancelにより、読み出し要求信号Treadにかかわらず、上記のワード線イネーブル信号Wenやセンスアンプイネーブル信号Senを非活性状態に維持し、タグメモリの読み出し動作を禁止する。
【0043】
データメモリ30も、図4のタグメモリと同様の回路構成である。従って、キャッシュミス判定がなされた時点で、データメモリ30へのセンスアンプイネーブル信号の駆動を止めることで、無駄なデータメモリ30への読み出し動作をなくすことができ、更に消費電力を節約することができる。
【0044】
図5は、第2の実施の形態例におけるキャッシュコントローラを示す図である。図3と同じ部分には同じ引用番号が与えられる。第2の実施の形態例は、有効データビットが4ビットで構成され、4ワードデータのそれぞれがデータメモリ内に格納されているか否かが示される。
【0045】
図5の例において、図3の例と同様に、判定回路40によりタグメモリ読み出し禁止信号TRCancelが生成され、新たな読み出し信号TRead2が生成され、タグメモリの読み出し動作を禁止する。但し、図5の例では、同一のタグメモリ内アドレス情報により管理される4ワードデータが最初にアクセスされて、タグメモリ22の読み出しが行われる時に、有効データビット保持部50が、4ビットの有効データビットVBのうち、番地4,8,cに対応する有効データビットVB1,2,3をそれぞれのフリップフロップFF1,2,3に保持する。即ち、第2のタグメモリ読み出し信号TRead2がHレベルの時に、NORゲート51の出力n51(=H)により、ANDゲート53,54,55を介して3つの有効データビットVB1,2,3がNORゲート56を介してフリップフロップFF1,2,3にそれぞれ保持される。その後は、フリップフロップの各出力が信号n52(=H)により、ANDゲート57を介して再度フリップフロップに保持される。
【0046】
また、有効データビット保持部50は、キャッシュミスした時のタグメモリ書き込み信号TWrite(=H)によっても、有効データビットを保持する。その結果、キャッシュミス後の有効データビットVBの更新後の状態が、有効データビット保持部50に保持される。
【0047】
有効データビット保持部50がそれぞれ保持する有効データビットVB1,2,3は、内部アドレスIA[3:2]をデコードした信号により、セレクタ60で選択され、現在アクセス対象のアドレスの有効ビット信号VNowが出力される。
【0048】
図6は、第2の実施の形態例におけるタイミングチャート図である。図6を参照しながら、図5のキャッシュコントローラの動作を説明する。図6の例では、内部アドレスIAが、n、n+4、n+8、n+c、n+10とインクリメントされ、その後mにジャンプし、更に、m+4、m+8、m+c、m+10とインクリメントされる。
【0049】
最初に、内部アドレスIAがインクリメントされ(PLUS4=H)、そのアドレスがn番地の場合は、異なるタグメモリ内アドレス情報で管理されるデータへのアクセスである。従って、信号SlineはLレベルになりタグメモリ読み出し禁止信号TRCancelがLレベル(読み出し許可状態)になる。従って、第2の読み出し信号TRead2がHレベルになり、タグメモリ22の読み出しが行われ、ヒット判定部23によりヒット判定が行われる。図6の例では、ヒット判定信号Thit、Thit2が共にHレベルになり、アクセス対象データがデータメモリ30内に保持されていることが検出される。この時、有効データビットVB1,2,3がその保持部50に保持される。この時の有効データビットVB1,2,3は、「111」とする。
【0050】
次に、内部アドレスがインクリメントされ、n+4番地になると、判定回路40は、インクリメント信号PLUS4がHレベルで信号SLineがHレベルになるので、タグメモリ読み出し禁止信号TRCancel(=H、読み出し禁止状態)が生成される。その結果、第2のタグメモリ読み出し信号TRead2がLレベルになり、タグメモリ22の読み出しが禁止される。一方、キャッシュヒット判定については、アドレスn+4に対応する有効データビットVB1が1であるので、セレクト回路60の出力である現在の有効データビットVNowもHレベルになり、ANDゲート47の出力もHレベルとなり、キャッシュヒットを示すヒット判定信号THit2(=H)が生成される。その結果、内部のデータメモリ30のデータにアクセスされ、外部のメインメモリ10へのアクセスは行われない。同様に、内部アドレスIAがインクリメントされ、n+8、n+c番地になるときも、上記と同様の動作をする。
【0051】
その次に、内部アドレスIAがインクリメントされ、n+10番地になると、内部アドレスIA[3:2]=00になり、信号SLineがLレベルになる。つまり、アクセス対象アドレスが、異なるタグメモリ内アドレス情報に管理されるアドレスになり、タグメモリ読み出し禁止信号TRCancelがLレベル(読み出し許可状態)になる。従って、読み出し信号TReadに従って、第2の読み出し信号TRead2がHレベルになり、タグメモリ22が読み出され、ヒット判定が行われる。この例では、ヒット判定信号THitがHレベルになり、内部のデータメモリ22にアクセスされる。同時に、有効データビットVB1,2,3が有効データビット保持部50に保持される。
【0052】
次に、ジャンプ命令により内部アドレスIAがm番地に飛ぶと、インクリメント信号PLUS4がLレベルになり、タグメモリ読み出し禁止信号TRCancelがLレベル(読み出し許可状態)になる。従って、読み出し信号TReadに従って、第2の読み出し信号TRead2がHレベルになり、タグメモリ22が読み出され、ヒット判定が行われる。この例では、ヒット判定信号THitがLレベル(キャッシュミス)になり、外部のメインメモリ10がアクセスされる。外部のメインメモリ10へのアクセスは、内部データメモリ22へのアクセスよりも長時間を要する。メインメモリ10にアクセスされ、そのデータがインテジャーユニットITに供給されると共に、内部のデータメモリ30にそのデータが書き込まれ、タグメモリ22に対応するデータの上位アドレスが書き込まれ、有効データビットVBが「0001」と更新される。
【0053】
次に、番地がm+4になると、タグメモリ22への読み出しが禁止され、保持された有効データビットVB1が参照される。VB1=0であるので、現在の有効データビットVNowがLレベルになる。従って、キャッシュミスのヒット判定THit2=Lとなり、外部のメインメモリ10がアクセスされ、そのデータが内部のデータメモリ30に記録されると共に、有効データビットVB1が1に更新される。
【0054】
次の、番地m+8、m+cも同様の動作であり、タグメモリ22の読み出しが禁止され、保持されている有効データビットに従って、キャッシュヒット判定が行われる。
【0055】
以上の様に、第2の実施の形態例において、同じタグメモリ内アドレス情報で管理されるデータへのアクセスの場合は、タグメモリの読み出し動作が禁止され、有効データビットに従ってヒット判定が行われる。その為に、タグメモリが読み出されたとき、有効データビットが保持される。
【0056】
図7は、第3の実施の形態例におけるキャッシュコントローラの図である。この例は、有効データビットVBが1ビットからなり、4ワードデータが一括して外部メモリ10から内部のデータメモリ30に転送、転出される。第3の実施の形態例が第1の実施の形態例と異なるところは、判定回路40の代わりに、アドレス変化検出回路70が設けられていることにある。アドレス変化検出回路70は、現在のアクセス対象アドレスIA[31:4]と直前のアクセス対象アドレスIA[31:4]とを比較し、一致する場合は同一のタグメモリ内アドレス情報により管理される範囲内へのアクセスと判断し、タグメモリ読み出し禁止信号TRCancelをHレベルにする。それ以外の構成は、図3に示した第1の実施の形態例と同じであり、動作も同じである。
【0057】
図8は、そのアドレス変化検出回路70の構成図である。内部アドレスIA[31:2]のうち、有効データビットを選択するIA[3:2]を除いた内部アドレスIA[31:4]が、クロックCLKに同期して、遅延フリップフロップ群72にラッチされる。そして、次のアクセス対象の内部アドレスIA[31:4]と遅延フリップフロップ群72にラッチされた直前の内部アドレスIA[31:4]とがENORゲート群74で比較され、全て一致するときにANDゲート76の出力TRCancelがHレベルになる。つまり、直前のアクセスと同じ4ワードデータ群へのアクセスであることが、このアドレス変化検出回路70により検出される。その場合は、既に4ワードデータへの最初のアクセスが行われ、4ワードデータが一括して外部メモリ10から内部メモリ30に転送されているので、或いは既に内部メモリ30内に保持されているので、改めてタグメモリ22を読み出すことなく、強制的にヒットの判定(THit2=H)が行われる。
【0058】
第3の実施の形態例では、直前のアドレスと現在のアドレスを比較し、同じタグメモリ内アドレス情報で管理される4ワードデータへのアクセスか否かの判定が行われる。最初に4ワードデータへのアクセスが行われた場合は、タグメモリが読み出され、ヒット判定が行われる。キャッシュヒットなら内部メモリ30にアクセスされ、キャッシュミスなら外部のメモリ10にアクセスされ、その4ワードデータが内部メモリ30に転送されると共に、タグメモリ22も書き換えられ、有効データビットVBも更新される。キャッシュヒットなら単に内部のデータメモリ30のデータにアクセスされる。次に、同じ4ワードデータにアクセスされた場合は、その4ワードデータは既に内部データメモリ30に転送されているので、再度タグメモリ22を読み出してヒット判定することは行われない。
【0059】
図9は、第4の実施の形態例におけるキャッシュコントローラの図である。この例は、第2の実施の形態例と同様に、有効データビットVBが4ビットあり、4ワードデータが1ワード単位で、外部メモリ10から内部データメモリ30に転送、転出される。
【0060】
図9のキャッシュコントローラは、図5に示した第2の実施の形態例と異なり、アドレス変化検出回路70がタグメモリ読み出し禁止信号TRCancelを生成する。アドレス変化検出回路70は、図8に示した通りである。更に、図9のキャッシュコントローラは、タグメモリ22が読み出される時と、書き込まれる時に、4ビットの有効データビット全てVB0-3を保持部50の4つのフリップフロップFF0-FF3が保持する。そして、アドレス変化検出回路70が内部アドレスIA[31:4]の変化を検出しない場合は、保持された有効データビットVB0-3のうち、アクセスアドレスIA[3:2]に従って選択された現在の有効データビットVNowに従って、ヒット判定が行われ、第2のヒット信号Thit2が生成される。
【0061】
図3,4の実施の形態例では、4ワードデータへのアクセスが繰り返されているか否かを、アドレス変化検出回路70が直前と現在の内部アドレスIA[31:4]を比較することにより検出する。そして、アクセス対象アドレスが直前と同じ4ワードデータのいずれかに対応する場合、つまり、同一のタグメモリ内アドレス情報により管理される範囲内であれば、タグメモリへの読み出しを禁止する。4ワードデータを一括して内部データメモリに転送または転出する場合は、その判定信号TRCancelにより、強制的にヒット状態と判定される。また、4ワードデータを1ワードデータずつ内部データメモリに転送または転出する場合は、有効データビットVBに従ってヒット判定が行われる。
【0062】
いずれの場合も、最初に4ワードデータへのアクセスが行われた時に、タグメモリへの読み出し動作が実行されるだけであり、その後に同じ4ワードデータへのアクセスが行われる場合は、タグメモリの読み出しは繰り返さない。
【0063】
通常、メインメモリ10に保持されているプログラムを実行する場合は、インテジャーユニットIUは、メインメモリ10にアドレスをインクリメントしながらアクセスする。従って、4ワードデータずつタグメモリ内アドレス情報が管理する場合は、4アクセスに1回だけタグメモリが読み出され、ヒット判定が行われ、4アクセスに3回はタグメモリの読み出し動作が禁止される。また、プログラムのアドレスがジャンプしたことにより、別の4ワードデータにアクセスが要求された時は、タグメモリが読み出されヒット判定が行われる。
【0064】
更に、キャッシュシステムでは、高速動作の為に、インテジャーユニットIUからアクセス要求があると、タグメモリ22と共に内部のデータメモリ30も同時にアクセスされる。その場合、本実施の形態例によりタグメモリ22を読み出すことなくヒット判定が行われると、ヒット判定が短時間に完了する。従って、キャッシュミスと判定された場合に、データメモリへのセンスアンプイネーブル信号Senを非活性にすることで、その後のデータメモリ30の読み出し動作を中断させることができ、消費電力を節約することができる。
【0065】
本実施の形態例では、4ワードデータ単位でタグメモリ内アドレス情報が管理したが、本発明はそれに限定されず、8ワードデータ単位または16ワードデータ単位で管理されても良い。また、タグメモリに記録される上位アドレスのビット数も適宜変更することができる。
以上、本実施の形態例は次の付記の通りまとめられる。
(付記1)キャッシュシステムにおいて、
外部メモリの一部のデータが保持されるデータメモリと、
当該データメモリに保持されるデータのアドレス情報と当該アドレス情報が有効か否かを示す有効データビットとを保持し、前記アドレス情報は、連続するアドレスの複数データを共通に管理するタグメモリと、
アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスと同一のタグメモリ内アドレス情報で管理されるデータに対応する第1の場合は、前記タグメモリへの読み出しを禁止し、前記アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスと異なるタグメモリ内アドレス情報で管理されるデータに対応する第2の場合は、前記タグメモリへの読み出しを許可し、キャッシュヒット判定を行うキャッシュコントローラとを有することを特徴とするキャッシュシステム。
(付記2)付記1において、
前記有効データビットが前記複数データに共通に1ビット設けられ、前記キャッシュコントローラは、前記第2の場合に、キャッシュヒット判定でキャッシュミスと判定した時に、前記外部メモリのアクセス対象の前記複数データを一括して前記データメモリに転送し、前記第1の場合に、前記アドレス情報にかかわらずキャッシュヒットと判定して、前記データメモリのアクセス対象アドレスのデータにアクセスすることを特徴とするキャッシュシステム。
(付記3)付記1において、
前記有効データビットが前記複数データに対応して複数ビット設けられ、前記キャッシュコントローラは、前記第2の場合に、キャッシュヒット判定でキャッシュミスと判定した時に、前記外部メモリからアクセス対象の前記複数データの一部を前記データメモリに転送し、対応する有効データビットを更新し、前記第1の場合に、前記有効データビットに従ってキャッシュヒット判定することを特徴とするキャッシュシステム。
(付記4)付記3において、
前記キャッシュコントローラは、前記第1の場合に、キャッシュヒットと判定されたら前記データメモリのアクセス対象アドレスのデータをアクセスし、キャッシュミスと判定されたら前記外部メモリからアクセス対象のデータを前記データメモリに転送し、対応する有効データビットを更新することを特徴とするキャッシュシステム。
(付記5)付記4において、
前記キャッシュコントローラは、前記第1の場合に、キャッシュミスと判定されたら、前記タグメモリのアドレス情報を更新することなく、前記対応する有効データビットを更新することを特徴とするキャッシュシステム。
(付記6)付記4において、
前記キャッシュコントローラは、前記第2の場合に、前記タグメモリの有効データビットを読み出して保持し、その後の第1の場合に、当該保持した有効データビットに従ってキャッシュヒット判定を行うことを特徴とするキャッシュシステム。
(付記7)付記1乃至6のいずれかにおいて、
前記キャッシュコントローラは、キャッシュミスと判定されたら、前記データメモリへの読み出し動作を中断することを特徴とするキャッシュシステム。
(付記8)付記1において、
前記キャッシュコントローラは、アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスからインクリメントされ、且つ当該アクセス対象アドレスが前記複数データの先頭アドレスでない場合に、前記第1の場合と判断し、前記アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスからインクリメントされないか、または当該アクセス対象アドレスが前記複数データの先頭アドレスである場合に、前記第2の場合と判断することを特徴とするキャッシュシステム。
(付記9)付記1において、
前記キャッシュコントローラは、アクセス対象アドレスと直前のアクセス対象アドレスとが、同じ前記複数データのいずれかに対応する場合は、前記第1の場合と判断し、異なる前記複数データのいずれかに対応する場合は、前記第2の場合と判断することを特徴とするキャッシュシステム。
(付記10)付記9において、
前記キャッシュコントローラは、前記アクセス対象アドレスと直前のアクセス対象アドレスとの上位ビット同士を比較し、一致する時に前記第1の場合と判断し、不一致の時に前記第2の場合と判断することを特徴とするキャッシュシステム。
(付記11)付記1乃至3において、
前記タグメモリは、ワード線とビット線とその交差位置のメモリセルとビット線を増幅するセンスアンプとを有し、前記ワード線はワード線イネーブル信号に従って駆動され、前記センスアンプはセンスアンプイネーブル信号に従って駆動され、
前記キャッシュコントローラは、前記第1の場合に、前記ワード線イネーブル信号とセンスアンプイネーブル信号を不活性状態にすることを特徴とするキャッシュシステム。
(付記12)付記11において、
前記キャッシュコントローラは、キャッシュミスした時に、前記タグメモリのセンスアンプイネーブル信号を不活性状態にすることを特徴とするキャッシュシステム。
(付記13)付記11において、
前記キャッシュコントローラは、キャッシュミスした時に、前記タグメモリへの不活性状態のセンスアンプイネーブル信号を、前記データメモリにも供給して、当該データメモリの読み出し動作を中断することを特徴とするキャッシュシステム。
【0066】
以上、本発明の保護範囲は、上記の実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0067】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、タグメモリの各アドレス情報が、アドレスが連続する複数のデータを共通に管理することを利用して、アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスと同じ複数データに対応しているときに、タグメモリへの読み出し動作を行わないで、無駄な電力が消費されるのを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例におけるシステムブロック図である。
【図2】図1のキャッシュシステム内の構成を示す図である。
【図3】第1の実施の形態例におけるキャッシュコントローラを示す図である。
【図4】タグメモリ22の例を示す図である。
【図5】第2の実施の形態例におけるキャッシュコントローラを示す図である。
【図6】第2の実施の形態例におけるタイミングチャート図である。
【図7】第3の実施の形態例におけるキャッシュコントローラを示す図である。
【図8】アドレス変化検出回路70の構成図である。
【図9】第4の実施の形態例におけるキャッシュコントローラを示す図である。
【符号の説明】
IU インテジャーユニット
CACHE キャッシュシステム
BIU バスインターフェースユニット
IA 内部アドレス
10 外部メインメモリ
20 キャッシュコントローラ
22 タグメモリ
30 データメモリ
40 判定回路(第1の場合、第2の場合判定)
70 アドレス変化検出回路(第1の場合、第2の場合判定)
ADD-TAG アドレス情報
VB 有効データビット
Wen ワード線イネーブル信号
Sen センスアンプイネーブル信号
Claims (6)
- キャッシュシステムにおいて、
外部メモリの一部のデータが保持されるデータメモリと、
当該データメモリに保持されるデータのアドレス情報と当該アドレス情報が有効か否かを示す有効データビットとを保持し、前記アドレス情報は連続するアドレスの複数データを共通に管理し、前記有効データビットが前記複数データに対応して複数ビット設けられたタグメモリと、
アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスと同一のタグメモリ内アドレス情報で管理されるデータに対応する第1の場合は、前記タグメモリへの読み出しを禁止し、かつ、前記有効データビットに従ってキャッシュヒット判定し、前記アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスと異なるタグメモリ内アドレス情報で管理されるデータに対応する第2の場合は、前記タグメモリへの読み出しを許可してキャッシュヒット判定し当該キャッシュヒット判定でキャッシュミスと判定した時に、前記外部メモリからアクセス対象の前記複数データの一部を前記データメモリに転送し、対応する有効データビットを更新するキャッシュコントローラとを有することを特徴とするキャッシュシステム。 - 請求項1において、前記キャッシュコントローラは、前記第1の場合に、キャッシュヒットと判定されたら前記データメモリのアクセス対象アドレスのデータをアクセスし、キャッシュミスと判定されたら前記外部メモリからアクセス対象のデータを前記データメモリに転送し、対応する有効データビットを更新することを特徴とするキャッシュシステム。
- 請求項2において、前記キャッシュコントローラは、前記第2の場合に、前記タグメモリの有効データビットを読み出して保持し、その後の第1の場合に、当該保持した有効データビットに従ってキャッシュヒット判定を行うことを特徴とするキャッシュシステム。
- 請求項1において、前記キャッシュコントローラは、キャッシュミスと判定されたら、前記データメモリへの読み出し動作を中断することを特徴とするキャッシュシステム。
- 請求項1において、前記キャッシュコントローラは、アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスからインクリメントされ、且つ当該アクセス対象アドレスが前記複数データの先頭アドレスでない場合に、前記第1の場合と判断し、前記アクセス対象アドレスが直前のアクセス対象アドレスからインクリメントされないか、または当該アクセス対象アドレスが前記複数データの先頭アドレスである場合に、前記第2の場合と判断することを特徴とするキャッシュシステム。
- 請求項1において、前記キャッシュコントローラは、アクセス対象アドレスと直前のアクセス対象アドレスとが、同じ前記複数データのいずれかに対応する場合は、前記第1の場合と判断し、異なる前記複数データのいずれかに対応する場合は、前記第2の場合と判断することを特徴とするキャッシュシステム。
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