JPH0689228A - キャッシュメモリ制御装置 - Google Patents

キャッシュメモリ制御装置

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Publication number
JPH0689228A
JPH0689228A JP4240199A JP24019992A JPH0689228A JP H0689228 A JPH0689228 A JP H0689228A JP 4240199 A JP4240199 A JP 4240199A JP 24019992 A JP24019992 A JP 24019992A JP H0689228 A JPH0689228 A JP H0689228A
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JP
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writing
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JP4240199A
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English (en)
Inventor
Tomoo Kokubo
朝生 小久保
Yoshihiro Hiji
義弘 氷治
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 凍結ブロックにデータを書き込む際の書込み
効率を向上させることができるとともに、必要に応じ
て、データの整合もとることができるようにすること。 【構成】 書込み制御レジスタ33には、凍結ブロック
に常駐する主記憶装置13のアドレスに対して、データ
を書き込むか否かを示す書込み制御データが保持され
る。そして、凍結ブロックにデータを書き込む場合、上
記書込み制御データに基づいて、書込み制御回路34に
よって、主記憶装置13に対するデータの書込みが制御
される。したがって、データの整合の必要性に応じて、
上記書込み制御データの内容を変更することにより、こ
の整合の必要性に応じて、主記憶装置13に対するデー
タの書込みを動的に制御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リプレース禁止機能
を有するライトスルー方式のキャッシュメモリ制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マイクロプロセッサにおいて
は、レジスタのアクセス速度に比べ、主記憶装置のアク
セス速度の方が遅い。
【0003】したがって、システム全体の処理速度を高
速化するためには、主記憶装置のアクセス速度を高速化
する必要がある。
【0004】主記憶装置のアクセス速度を高速化するた
めには、この主記憶装置をダイナミック形RAM等の低
速メモリではなく、スタティック形RAM等の高速メモ
リで構成すればよい。
【0005】しかし、高速メモリは高価であるため、大
容量の主記憶装置を高速メモリで構成すると、システム
全体の製造経費が高くなってしまう。
【0006】そこで、従来より、小容量ではあるが高速
のバッファメモリを使って、主記憶装置の見かけ上のア
クセス速度を高速化することが行われている(例えば、
「計算システム入門」 著者:所 真理雄 出版社:岩
波書店 発行日:1988年10月6日 参照)。
【0007】このバッファメモリは、通常、キャッシュ
メモリと呼ばれ、広く、コンピュータシステム上で使用
されている。
【0008】ここで、このキャッシュメモリの制御方法
を図2を参照しながら説明する。なお、この図2は、キ
ャッシュメモリの動作原理を概念的に示すものである。
【0009】図示の如く、キャッシュメモリ11は、処
理装置12と主記憶装置13の間に設けられ、処理装置
12により参照された主記憶装置13のアドレスのデー
タのコピーを保持するようになっている。
【0010】このような構成によれば、処理装置12が
アクセスを希望する主記憶装置13のアドレスのデータ
がキャッシュメモリ11に格納されている限り、処理装
置12は、キャッシュメモリ11をアクセスすればよ
い。
【0011】これにより、アクセス速度の遅い主記憶装
置13ではなく、アクセス速度の早いキャッシュメモリ
11のアクセスによって、データをアクセスすることが
できるので、システム全体の処理速度を高速化すること
ができる。
【0012】一般に、希望アドレスのデータがキャッシ
ュメモリ11に格納されている場合をヒットといい、格
納されていない場合をミスヒットという。
【0013】処理装置12が主記憶装置13からデータ
を読み出す読出しモードにおいては、ヒットの場合、デ
ータは、キャッシュメモリ11から読み出される。
【0014】これに対し、ミスヒットの場合は、主記憶
装置13から読み出される。これと同時に、この場合
は、ミスヒットしたアドレスのデータをキャッシュメモ
リ11にコピーするリプレースという操作が行われる。
【0015】このリプレースにより、その後、同じアド
レスをアクセスする場合、ヒットとなるので、アクセス
速度を高速化することができる。
【0016】処理装置12が主記憶装置13にデータを
書き込む書込みモードにおいては、アクセス方式とし
て、ライトイン方式とこの発明が着目しているライトス
ルー方式がある。
【0017】ライトスルー方式においては、ヒットの場
合、データは、キャッシュメモリ11に書き込まれると
ともに、主記憶装置13にも書き込まれる。これによ
り、キャッシュメモリ11と主記憶装置12の間のデー
タの整合が保たれる。
【0018】これに対し、ミスヒットの場合は、データ
は、主記憶装置13に対してのみ書き込まれる。
【0019】以上が、キャッシュメモリ11の制御方法
である。ところで、キャッシュメモリ11の制御におい
ては、読出しモード時のスループットを向上させるため
に、キャッシュメモリ11の記憶内容の一部または全部
のリプレースを禁止する場合がある。
【0020】すなわち、リプレースを実行すると、それ
まで、キャッシュメモリ11に存在していたデータの一
部または全部がキャッシュメモリ11から追い出され
る。これにより、オペレーティングシステムの命令コー
ド等のように、頻繁にアクセスされるデータまでも追い
出されてしまうことがある。
【0021】しかし、このようなデータが追い出されて
しまうと、その後、リプレースが頻繁に生じ、読出しモ
ード時のスループットが低下してしまう。
【0022】そこで、このようなデータに関しては、リ
プレースを禁止してキャッシュメモリ11に常駐させる
ことにより、リプレースの回数を減らして読出しモード
時のスループットを向上させることがある。
【0023】このリプレースが禁止された状態は凍結と
呼ばれる。凍結の単位は、ウェイ単位、ブロック単位等
様々ある。以下、キャッシュメモリ11において、リプ
レースが禁止された領域を凍結ブロックという。
【0024】ライトモードにおいて、このような凍結ブ
ロックにデータを書き込む場合の制御方式としては、非
凍結ブロックにデータを書き込む場合と同様、キャッシ
ュメモリ11と主記憶装置13の両方に書き込む制御方
式(以下、「第1の制御方式」という)と、キャッシュ
メモリ11にのみ書き込む制御方式(以下、「第2の制
御方式」という)がある。
【0025】第1の制御方式は、キャッシュメモリ11
と主記憶装置13の間のデータの整合をとることを目的
とした制御方式である。これに対し、第2の制御方式
は、アクセス速度の高速化を目的とした制御方式であ
る。
【0026】従来のキャッシュメモリ制御装置は、予
め、これら2つの制御方式のうちのいずれか一方を選択
し、凍結ブロックにデータを書き込む際、常に、この選
択した制御方式に基づいて、データの書込みを制御する
ようになっていた。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、制御方式として第1の制御方式を選択し
た場合、データの整合を図ることができる反面、この整
合をとる必要がない場合であっても、主記憶装置13に
対する書込みがなされる。これにより、アクセス速度が
キャッシュメモリ11がない場合と同じになるため、書
込み効率が低下するという問題があった。
【0028】この問題は、制御方式として第2の制御方
式を選択すれば解決することができる。しかし、このよ
うにすると、今度は、データの整合をとりたい場合であ
っても、この整合をとることができないという問題が新
たに生じる。
【0029】そこで、この発明は、書込み効率を向上さ
せることができるとともに、必要に応じてデータの整合
もとることができるキャッシュメモリ制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、キャッシュメモリの凍結ブロックに常
駐する主記憶装置のアドレスに対して、データを書き込
むか否かを示す書込み制御情報を保持する書込み制御情
報保持手段と、凍結ブロックに対してデータを書き込む
際、上記書込み制御情報に基づいて、主記憶装置に対す
るデータの書込み制御するデータ書込み制御手段とを設
けるようにしたものである。
【0031】
【作用】上記構成によれば、データの整合の必要性に応
じて、書込み制御情報を変更することにより、この整合
の必要性に応じて、主記憶装置に対するデータの書込み
を動的に制御することができる。これにより、書込み効
率を向上させることができるとともに、必要に応じてデ
ータの整合もとることができる。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の実施
例を詳細に説明する。なお、以下の説明では、この発明
をセットアソシアティブ方式のキャッシュメモリの制御
装置に適用した場合を代表として、この発明を説明す
る。
【0033】セットアソシアティブ方式のキャッシュメ
モリは、ウェイ数とセット数という2個のパラメータに
より、その構成が表現される。
【0034】ここで、ウェイ数とは、検索の際に、アド
レスのタグの比較に用いられるタグ比較器の数をいい、
セット数とは、アドレスデコーダ1個当たりのブロック
数をいう。ブロックとは、主記憶装置からキャッシュメ
モリにデータをコピーする際のコピー単位をいい、例え
ば、16〜64バイト分のデータからなる。
【0035】セットアソシアティブ方式のキャッシュメ
モリの構成例として、ウェイ数が2である場合を、2ウ
ェイセットアソシアティブ方式と呼ぶ。以下、この2ウ
ェイセットアソシアティブのキャッシュメモリを使っ
て、この発明の一実施例を詳細に説明する。
【0036】図1は、この発明の一実施例の構成を示す
ブロック図である。図において、21は、処理装置12
(図2参照)により参照された主記憶装置13のアドレ
スに格納されているデータのコピーを保持するデータア
レイ(キャッシュメモリ)である。このデータアレイ2
1は、それぞれ複数のセットS1,S2,…からなる2
つのグループG1,G2に分けられている。
【0037】22は、処理装置12により参照された主
記憶装置13のアドレスのタグTを格納するタグアレイ
である。このタグアレイ22も、それぞれ複数のセット
S1,S2,…からなる2つのグループG1,G2に分
けられている。
【0038】23は、処理装置12からアドレスバス4
1に出力された主記憶装置13のアドレスをラッチする
ラッチ回路である。このアドレスは、セットインデック
スSIとタグTからなる。
【0039】24は、ラッチ回路23にラッチされたア
ドレスのセットインデックスSIをデコードして、デー
タアレイ21のセットアドレスを求めるアドレスデコー
ダである。同様に、25は、セットインデックスSIを
デコードして、タグアレイ22のセットアドレスを求め
るアドレズデコータである。
【0040】26は、タグアレイ22のグループG1か
ら読み出されたタグTとラッチ回路23にラッチされて
いるアドレスのタグTとを比較し、両者が一致するか否
かを判定するタグ比較器である。同様に、27は、グル
ープG2から読み出されたタグTとラッチ回路23から
供給されるタグTとを比較し、両者が一致するか否かを
判定するタグ比較器である。
【0041】28は、タグ比較器26、27の判定出力
の論理和をとることにより、セットしたか否かを示す信
号を出力するオア回路である。
【0042】29は、データアレイ21のグループG1
とデータバス42との接続および切断に使用されるゲー
ト回路である。同様に、30は、データアレイ21のグ
ループG2とデータバス42との接続および切断に使用
されるゲート回路である。
【0043】31は、凍結ブロックを示す凍結ブロック
指定データを保持する凍結制御レジスタである。凍結ブ
ロックは、例えば、ウェイ単位で指示されるようになっ
ている。したがって、凍結制御レジスタ31には、凍結
したいウェイを示すデータが保持される。
【0044】なお、2つのウェイはそれぞれグループG
1,G2に対応する。したがって、凍結制御レジスタ3
1には、グループG1,G2を示すデータが保持され
る。この場合の凍結ブロックの指定の仕方としては、グ
ループG1あるいはG2だけを指定する場合と、グルー
プG1あるいはG2だけを指定する場合と、グループG
1,G2の両方を指定する場合と、いずれも指定しない
場合の4つがある。
【0045】この指定は、例えば、どのグループにオペ
レーティングシステムの命令コードのような頻繁に使用
されるデータが含まれているかといったことを判断基準
として、コンピュータシステムの使用者によりなされ
る。
【0046】32は、凍結制御レジスタ31の保持デー
タにより指定される凍結ブロックのリプレースを禁止す
るリプレース禁止回路である。このリプレース禁止回路
32は、凍結制御レジスタ31の保持データにより、例
えば、グループG1が指定されている場合は、このグル
ープG1のリプレースを禁止する。
【0047】33は、凍結ブロックに常駐する主記憶装
置13のアドレスにデータを書き込むか否かを示す書込
み制御データを保持する書込み制御レジスタである。こ
の書込み制御レジスタ33に保持されている書込み制御
データは、凍結ブロック単位ではなく、この凍結ブロッ
クに常駐するアドレス単位で、データを書き込むか否か
を指定するようになっている。
【0048】この場合の指定の仕方としては、例えば、
データを書込むアドレスを指定する方式と、書き込まな
いアドレスを指定する方式が考えられるが、以下の説明
では、書き込むアドレスを指定するものとする。なお、
この、指定は、データの整合をとる必要があるか否かを
判断基準として、コンピュータシステムの使用者により
なされる。
【0049】33は、凍結ブロックにデータを書込む場
合に、書込み制御レジスタ33の保持データに基づい
て、主記憶装置41に対するデータの書込みを制御する
書込み制御回路である。
【0050】上記構成において、動作を説明する。ま
ず、参考までに、主記憶装置41からデータを読み出す
読出し読出しモード時の動作について説明する。
【0051】この読出しモードにおいては、処理装置1
2から主記憶装置13上の読出し位置を示すアドレスが
アドレスバス41に出力される。このアドレスは、ラッ
チ回路23にラッチされる。ラッチ回路23にラッチさ
れたアドレスのうち、セットインデックスSIはアドレ
スデコーダ24,25に提供され、タグTは、タグ比較
器26,27に供給される。
【0052】アドレスデコーダ24に供給されたセット
インデックスSIは、データアレイ21のセットアドレ
スにデコードされる。これにより、データアレイ21の
いずれか1つのセットSn(n=1,2,…)が選択さ
れる。その結果、このセットSnに格納されているグル
ープG1のデータ(ブロック)とグループG2のデータ
(ブロック)が読み出される。
【0053】この2つのデータのうち、グループG1か
ら読み出されたデータは、ゲート回路29に供給され、
グループG2から読み出されたデータは、ゲート回路3
0に供給される。
【0054】一方、アドレスデコーダ25に供給された
セットインデックスSIは、タグアレイ22のセットア
ドレスにデコードされる。これにより、タグアレイ21
のいずれか1つのセットSnが選択される。その結果、
セットに格納されているグループG1のタグTとグルー
プG2のタグTが読み出される。
【0055】この2つのタグTのうち、グループG1か
ら読み出されたタグTは、有効なものであるならば、タ
グ比較器26に供給され、グループG2から読み出され
たタグ部Tは、タグ比較器27に供給される。
【0056】タグ比較器26に供給されたタグTは、ラ
ッチ回路23から供給されるタグTと比較される。この
比較の結果、両者が一致する場合は、タグ比較器26の
出力信号が、例えば、ハイレベルとなり、一致しない場
合は、ロウレベルとなる。また、グループG1から読み
出されたタグが有効なものである場合にもロウレベルと
なる。
【0057】言い換えれば、処理装置12が主記憶装置
13から読み出そうとするデータがデータあれい21の
グループG1に格納されている場合(ヒットの場合)
は、タグ比較器26の出力信号がハイレベルとなり、格
納されていない場合(ミスヒットの場合)は、ロウレベ
ルとなる。
【0058】同様に、タグ比較器27に供給されたタグ
Tは、ラッチ回路23から供給されるタグTと比較され
る。この比較の結果、両者が一致する場合は、タグ比較
器27の出力信号がハイレベルとなり、一致しない場合
は、ロウレベルとなる。
【0059】タグ比較器26の出力信号がハイレベルに
なると、ゲート回路29のゲートが開かれる。これによ
り、データアレイ21のグループG1から読み出された
データがゲート回路29を介してデータバス42に出力
され、処理装置12に読み込まれる。
【0060】同様に、タグ比較器27の出力信号がハイ
レベルになると、ゲート回路29のゲートが開かれる。
これにより、データアレイ21のグループG2から読み
出されたデータがゲート回路30を介してデータバス4
2に出力され、処理装置12に読み込まれる。
【0061】これに対し、タグ比較器26,27の出力
信号がいずれもロウレベルとなるとオア回路28の出力
信号もロウレベルとなる。これにより、図示しないリプ
レース回路によってリプレースが実行される。
【0062】この場合、データアレイ21においては、
一方のグループGm(m=1,2)のあるセットSnか
ら、このセットSnに格納されているデータが追い出さ
れる。この後、このセットSnに、主記憶装置41から
読み出されたデータが書き込まれる。なお、このデータ
は、処理装置12にも供給される。
【0063】同様に、タグアレイ22においても、一方
のグループGmのあるセットSnからこのセットSnに
格納されているタグTが追い出される。この後、このセ
ットSnに、ラッチ回路23から供給されるタグTが書
き込まれる。
【0064】なお、データやタグTの追出しは、凍結ブ
ロック以外の領域から選定される。例えば、凍結ブロッ
クとしてグループG1が指定されている場合は、追出し
は、グループG2からなされる。
【0065】以上が読出しモード時の動作である。次
に、主記憶装置41にデータを書き込む書込みモード時
の動作を説明する。
【0066】なお、以下の説明では、この発明の特徴と
する書込み制御回路34の動作を分かりやすくするため
に、この書込み動作を、データアレイ21に対する書込
み動作と主記憶装置13に対する書込み動作に分けて説
明する。
【0067】まず、データアレイ21に対する書込み動
作を説明する。書込みモードにおいては、処理装置12
から主記憶装置13上の書込み位置を示すアドレスがア
ドレスバス41に出力される。
【0068】このアドレスのセットインデックスSI
は、読出しモード時と同様に、アドレスデコーダ24,
25によりデコードされる。また、タグTは、タグアレ
イ22から読み出されたタグTと比較される。
【0069】この比較の結果、タグ比較器26の出力信
号がハイレベルになると(ヒットの場合)、ゲート回路
29のゲートが開かれる。これにより、処理装置12か
らデータバス42に出力されたデータは、ゲート回路2
9を介してデータアレイ21のグループG1に供給され
る。その結果、このデータは、ラッチ回路23から供給
されるセットインデックスSIに基づいて選択されたセ
ットに書き込まれる。
【0070】同様に、タグ比較器27の出力信号がハイ
レベルになると(ヒットの場合)、ゲート回路30のゲ
ートが開かれ、処理装置12から出力されたデータが、
グループG2の選択セットに書き込まれる。
【0071】これらの書込みは、書込み先が凍結ブロッ
クか否かに関係なく、常に、実行される。
【0072】なお、タグ比較器26,27の出力信号が
いずれもロウレベルとなった場合(ミスヒットの場合)
は、後述するように、主記憶装置12に対してだけ書込
みがなされる。
【0073】以上が、データアレイ21に対する書込み
動作である。次に、主記憶装置13に対する書込み動作
を説明する。
【0074】図3は、この場合の書込み制御回路34の
動作を示すフローチャートである。この動作は、処理装
置12から主記憶装置13に対する書込み要求が出力さ
れることにより開始される。
【0075】この動作においては、まず、データアレイ
21にデータを書き込むことができるか否か、つまり、
ヒットしたか否かが判定される(ステップS1)。この
判定は、タグ比較器26,27の出力信号に基づいてな
される。
【0076】すなわち、この2つのタグ比較器26,2
7の出力信号のうち、いずれか一方がハイレベルとなれ
ば、ヒットと判定され、両方がロウレベルとなれば、ミ
スヒットと判定される。
【0077】ヒットと判定されると、データの書込みが
凍結ブロックに対してなされるものか否かが判定される
(ステップS2)。この判定は、凍結制御レジスタ31
に保持されている凍結ブロック指示データとタグ比較器
26,27の出力信号に基づいてなされる。
【0078】すなわち、凍結ブロック指定データがグル
ープG1を示す場合は、タグ比較器26の出力信号がハ
イレベルとなったとき、凍結ブロックに対する書込みが
なされると判定される。これに対し、タグ比較器27の
出力信号がハイレベルになった場合は、凍結ブロック以
外の領域、すなわち、グループG2に対する書込みがな
されると判定される。
【0079】同様に、凍結ブロック指定データがグルー
プG2を示す場合は、タグ比較器27の出力信号がハイ
レベルとなったとき、凍結ブロックに対する書込みがな
されると判定される。これに対し、タグ比較器26の出
力信号がハイレベルとなった場合は、凍結ブロック以外
の領域、すなわち、グループG1に対する書込みがなさ
れると判定される。
【0080】凍結ブロックに対する書込みがなされると
判定されると、主記憶装置13に対する書込みが許可さ
れているか否かが判定される(ステップS3)。この判
定は、ラッチ回路23にラッチされているアドレスと書
込み制御レジスタ33に保持されている書込み制御デー
タとを比較することによりなされる。
【0081】すなわち、両者が一致すれば、書込みが許
可されていると判定され、一致しなければ、書込みが禁
止されていると判定される。
【0082】書込みが許可されていると判定されると、
処理装置12からデータバス42に出力されたデータが
主記憶装置13に供給される(ステップS4)。これに
より、このデータは、処理装置12からアドレスバス4
1に出力された主記憶装置13のアドレスに書込まれ
る。
【0083】一方、書込みが禁止されていると判定され
ると、主記憶装置13にに対するデータの供給がなされ
ない(ステップS5)。これにより、この場合は、主記
憶装置12に対するデータの書込みがなされない。
【0084】なお、上記ステップS2において、データ
が凍結ブロック以外の領域に書き込まれると判定された
場合は、凍結ブロックに対する書込みとは関係がないの
で、ステップS4の処理が実行される。これにより、こ
の場合は、従来と同様、主記憶装置13に対するデータ
の書込みがなされる。これは、上記ステップS1におい
て、ミスヒットと判定された場合も同様である。
【0085】以上が一実施例の動作である。なお、書込
み禁止状態が解除された場合の処理方法としては、キャ
ッシュメモリから主記憶装置12にデータを書き戻す方
法やプログラマの責任において処理する方法がある。し
かし、この場合の処理は、この発明の主旨とは直接関係
ないので、説明を省略する。
【0086】以上詳述したように、この実施例は、凍結
ブロックに常駐する主記憶装置13のアドレスに対し
て、データを書き込むか否かを示す書込み制御データを
保持する書込み制御レジスタ33と、凍結ブロックに対
してデータを書き込む際に、レジスト33の保持データ
に基づいて、主記憶装置13に対するデータの書込み制
御する書込み制御回路34とを設けるようにしたもので
ある。
【0087】このような構成によれば、データの整合の
必要性に応じて、書込み制御データの内容を変更するこ
とにより、この整合の必要性に応じて、主記憶装置13
に対するデータの書込みを動的に制御することができ
る。これにより、凍結ブロックにデータを書き込む際の
書込み効率を向上させることができるとともに、必要に
応じて、データの整合もとることができる。
【0088】また、この実施例は、データを書き込むか
否かを、凍結ブロック単位ではなく、この凍結ブロック
に常駐するアドレス単位で指定するようにしたので、デ
ータの書込みをより細かく制御することができる。
【0089】以上、この発明の一実施例を詳細に説明し
たが、この発明は、上述したような実施例に限定される
ものではない。
【0090】例えば、先の実施例では、書込みの可否を
アドレス単位で指定する場合を説明したが、凍結ブロッ
ク単位で指定するようにしてもよい。
【0091】また、先の実施例では、この発明を、セッ
トアソシアティブ方式のキャッシュメモリの制御装置の
適用する場合を説明したが、この発明は、これ以外の方
式のキャッシュメモリ制御装置にも適用することができ
る。
【0092】このほかにも、この発明は、その要旨を逸
脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿論であ
る。
【0093】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、凍結ブロックにデータを書き込む際の書込み効率を
向上させることができるとともに、必要に応じて、デー
タの整合もとることが可能なキャッシュメモリ制御装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】キャッシュメモリの動作原理を概念的に示すブ
ロック図である。
【図3】図1の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
11…キャッシュメモリ、12…処理装置、13…主記
憶装置、21…データアレイ、22…タグアレイ、23
…ラッチ回路、24,25…アドレスデコーダ、26,
27…タグ比較器、28…オア回路、29,30…ゲー
ト回路、31…凍結制御レジスタ、32…リプレース禁
止回路、33…書込み制御レジスタ、34…書込み制御
回路、41…アドレスバス、42…データバス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リプレース禁止機能を有するライトアス
    ルー方式のキャッシュメモリ制御装置において、 前記キャッシュメモリのリプレース禁止領域に常駐する
    主記憶装置のアドレスに対して、データを書き込むか否
    かを示す書込み制御情報を保持する書込み制御情報保持
    手段と、 前記リプレース禁止領域に対してデータを書き込む際、
    前記書込み制御情報保持手段に保持されている書込み制
    御情報に基づいて、前記主記憶装置に対するデータの書
    込みを制御するデータ書込み制御手段とを具備したこと
    を特徴とするキャッシュメモリ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011040010A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Kobe Univ キャッシュメモリとそのモード切替方法

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