JP4072619B2 - 施肥播種機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、施肥播種機の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トラクタや歩行式耕耘機の後部に付設して、施肥及び播種を同時に行う施肥播種機は公知である。例えば、特許文献1及び特許文献2に示される施肥播種機は、施肥機能と播種機能とを備えたものである。この施肥播種機を複数並列配置した状態で作業車両の後部に装着し、作業車両を走行させることによって、播種するための溝を形成し、この溝に適量の種子及び肥料を播種すると同時に施肥したのち、該溝を土で埋めて、盛った土を鎮圧して均平する工程を、連続して行うことができる。
【0003】
この施肥播種機において、種子及び肥料は、それぞれ別のホッパに充填され、該ホッパの下方に配置された繰出装置にて適量ずつ繰り出され、搬送導管にて溝のある位置まで搬送され、播種又は施肥される。施肥播種機に具備される複数の施肥播種装置に備えられた繰出装置は、その全てが一つの駆動源により駆動するように構成されている。そして、種子及び肥料を充填するためのホッパは、例えば、特許文献2に示されるように、二個の独立して形成された肥料ホッパと種子ホッパを一体的に取り扱うことのできるように連結したものが採用され、それぞれのホッパに肥料と種子とを独立して保持できるようにしている。
【0004】
【特許文献1】
実公平5−14726号公報
【特許文献2】
実公平5−13129号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
施肥播種機では、播種と同時に施肥を行うが、野菜の種類や肥料の種類等によっては従来のホッパでまかなうことができるが、通常、播く種子の体積に対し、施す肥料の体積は遙かに大きい。従って、特許文献1及び特許文献2に記載されている従来のホッパにおいても、肥料ホッパと種子ホッパでは、肥料ホッパの方がその容積が大きくなるように構成されているが、それであっても、実際には足りないことが多い。すなわち、種子ホッパへの種子の補充に対して、肥料ホッパへの肥料の補充を頻繁に行わなければならず、補充のために施肥播種作業が中断され、作業効率の低下に繋がるという不都合が生じている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
請求項1においては、施肥するための肥料を充填する肥料ホッパ(49)、又は播種するための種子を充填する種子ホッパ(48)のいずれか一方、あるいは両方を備えた施肥播種機を、所定数連結して施肥播種ユニット(12)とした施肥播種作業機(10)において、該施肥播種ユニット(12)に具備される複数の肥料ホッパ(49)にわたる大きさであって、各肥料ホッパ(49)の上部開口と連通する下部開口を形成した補助ホッパ(50)を設け、該補助ホッパ(50)は、前記肥料ホッパ(49)の上方に、着脱可能に配設し、前記補助ホッパ(50)の側面と、補助ホッパ(50)を装着しない、前記種子ホッパ(48)側の蓋(48a)との間に、該蓋(48a)を開放した状態に保持すべく互いに係止可能な係止部材を設けたものである。
【0008】
請求項2においては、請求項1記載の施肥播種機において、前記補助ホッパ(50)をユニット支持ビーム(36)より支持するホッパフレーム(54)を設け、該ホッパフレーム(54)と補助ホッパ(50)とをワンタッチ取付具(53・52)にて固定可能としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
【0010】
図1は施肥播種作業機の全体平面図、図2は施肥播種作業機の全体背面図、図3は施肥播種作業機の全体側面図、図4は施肥播種作業機のスイッチの連結構成を示す図、図5はヒッチを示す平面図である。
【0011】
図6は補助ホッパを示す側面図、図7は補助ホッパを示す背面図、図8は種子ホッパの蓋を開放したときの様子を示す側面図である。
【0012】
まず、本実施例に係る施肥播種作業機10の全体構成から説明する。
【0013】
図1乃至図3に示す如く、施肥播種作業機10は施肥播種ユニット12・12を、施肥及び播種しようとする条数に応じて、進行方向左右に複数並設したものである。
【0014】
本実施例においては、施肥播種作業機10は略同構成の右側のユニット12及び左側のユニット12から成り、各ユニット12・12はそれぞれ七つの施肥播種機13・13・・・を並設して構成されている。但し、施肥播種作業機10を構成する施肥播種ユニット12・12の数、また、施肥播種ユニット12・12を構成する施肥播種機13・13・・・の数は本実施例に限定されるものではない。
【0015】
上述の如く施肥播種作業機10に具備される複数の施肥播種機13・13・・・を、ユニット12・12にまとめて分割し、ユニット12・12を単位として扱うことができるようにして、施肥播種作業機10の着脱・調整等の取扱性の向上が図られている。
【0016】
また、前記ユニット12・12は、それぞれに駆動源としての駆動モータ47・47が備えられており、駆動モータ47・47にて各ユニット12・12に具備される施肥播種機13・13・・・を同様に駆動するものとされている。
【0017】
そして、図4に示す如く、施肥播種作業機10には、該施肥播種作業機10の全動力を入り切り可能な、全動力入切操作手段65を備えた一つのメインスイッチ60と、施肥播種作業機10を構成する各ユニット12・12のそれぞれに対して、動力伝達入切操作手段64及び施肥播種調整手段63を備えたコントロールボックス61L・61Rが設けられている。メインスイッチ60及びコントロールボックス61L・61Rは作業車両の運転席の近傍に配置され、操縦者は作業車両を運転しながら施肥播種作業機10を操作することができる。
【0018】
前記コントロールボックス61L・61Rの操作によって駆動モータ47・47が制御され、各ユニット12・12のそれぞれにおいて、播種及び施肥量の調整、運転及び停止を独立して操作することができるように構成されている。上述の如く施肥播種作業機10をユニット12・12ごとに独立して操作することができるようにしているため、運転調整や、条止めの操作をユニット12を単位として行うことができる。
【0019】
また、前記コントロールボックス61L・61Rに備えられた動力伝達入切操作手段64を、三段切換式とし、動力伝達の入り切りの操作に加え、駆動モータ47の最大回転数を操作可能とすることもできる。この場合、動力伝達入切操作手段64が「入」の操作位置にあるとき、施肥播種調整手段63により駆動モータ47の回転数を調整する。この構成により、施肥播種調整手段63を操作せずに、動力伝達入切操作手段64にて駆動モータ47の回転数を最大回転数とし、後述する肥料繰出装置44や種子繰出装置43等に残った肥料や種子を素早く排出することができる。
【0020】
前記施肥播種作業機10は、トラクタや耕耘機等の作業車両の後部に作業機として取り付けられるものである。作業車両の後部には、走行方向左右に伸延する作業機取付用の作業機支持ビーム14が設けられ、該作業機支持ビーム14に作業機である施肥播種作業機10が複数のヒッチ11・11・・・を介して取り付けられる。
【0021】
前記施肥播種作業機10において、ヒッチ11・11・・・は、各ユニット12・12それぞれに二組ずつ備えられており、作業機支持ビーム14により施肥播種作業機10が安定して支持されるとともに、良好なバランスを維持した状態で施肥播種作業を行うことができるものとされている。但し、施肥播種作業機10の大きさや重量に応じてヒッチ11・11・・・の数を変更することができる。
【0022】
図3及び図5に示す如く、各ヒッチ11は、枢支ピン20により互いに回動可能に枢結された取付フレーム16と回動フレーム17とで構成されており、作業車両と作業機である施肥播種作業機10とを位置調節可能に連結するだけでなく、ヒッチ11に備えられた水平度調節機構と上下調節機構とにより、施肥播種作業機10の姿勢(角度や高さ等)を調節する機能を有している。
【0023】
前記取付フレーム16の下部には、角形鋼である作業機支持ビーム14を挟み込む状態に保持するコ字状金具15が一体的に固設されている。コ字状金具15は、後方より作業機支持ビーム14を挿入して、上下に貫通するピン19a・19aや後方より挿入されたボルト19b・19bにより、作業機支持ビーム14に固定される。なお、コ字状金具15と作業機支持ビーム14との間には、がたつきの低減のためにコ字状の当板18が介装されている。
【0024】
前記回動フレーム17は、取付フレーム16の後部に配設され、回動フレーム17と取付フレーム16とのそれぞれにおいて、フレーム16・17上部の左右を連結する状態に丸棒状の連結体16a・17aが貫設され、該連結体16a・17aには回動調節ネジ23を螺入する螺孔が形成されている。回動調節ネジ23は、回動フレーム17と取付フレーム16の両方に設けられた連結体16a・17aに螺入され、その前端部には回動調節ネジ23を操作するためのハンドル24が備えられている。これらの、回動フレーム17と、取付フレーム16と、回動調節ネジ23とによって、水平度調節機構が構成されている。
【0025】
水平度調節機構では、ハンドル24にて回動調節ネジ23を回動操作することにより、連結体16aと連結体17aとの離間距離が操作され、回動フレーム17と取付フレーム16とを枢結する枢支ピン20を中心に、回動フレーム17の後部に連結された施肥播種作業機10全体が上下に回動して、施肥播種作業機10と土壌面との水平状態を調節し、播種深さを調節することができる。
【0026】
また、前記回動フレーム17の後部には、施肥播種作業機10の角度を保持した状態で垂直方向上下に移動させて、施肥播種作業機10の地面に対する位置調節機構が設けられている。上下調節機構は、回動フレーム17の後部に固設された上下方向のロッド25・25と、該ロッド25・25を摺動可能に挿通するガイド筒21・21を左右に一体的に備えた昇降フレーム22と、該昇降フレーム22に形成された雌ねじと回動フレーム17の後部左右を連結する連結体17bとに螺入されている調節ネジ26とで、構成されている。昇降フレーム22の後部には、施肥播種機13を取り付けるユニット支持ビーム36が、ブラケット22a・22aを介して固設されている。ユニット支持ビーム36は、各ユニット12・12の左右幅と略等しい左右幅を持つ角形鋼である。
【0027】
上下調節機構の操作具である調節ネジ26は、施肥播種作業機10の上下を調節する際に、その上端にラチェットレンチ等の工具を装着して回動することによって操作する。調節ネジ26が回転することにより、昇降フレーム22と、回動フレーム17の連結体17bとの離間距離が操作され、ロッド25・25上をガイド筒21・21が摺動することにより昇降フレーム22がその姿勢を保持した状態で上下動される。これにより、施肥播種作業機10の上下方向位置を調節することができる。そして、左右方向に並設された施肥播種ユニット12・12が所定の高さとなるように調節する。上述の如く昇降フレーム22の位置が決定されると、ガイド筒21・21の周囲からロッド25・25を円周方向より押圧する状態にボルト57・57を挿入して、ロッド25・25とガイド筒21・21の相対位置を強固に固定する。
【0028】
調節ネジ26を操作するための工具は、上下調節機構により施肥播種作業機10の上下方向位置を調節する際にのみ、調節ネジ26に嵌装する。すなわち、施肥播種作業機10の上下方向位置の調節は作業開始時に一度設定しておくと、その後殆ど調節する必要がないため、調節ネジ26を長尺ボルトで構成し、ラチェットレンチ等の工具を用いて操作することにより、従来取り付けていたハンドルを省くことができ、調節時以外では、工具は外しておくことができ、調節ネジ26の操作のためのハンドル等の操作部材は不要である。従って、部品点数の削減にも寄与することができる。また、上下調節機構のための操作部をコンパクトに構成することができ、その空間をホッパのために利用することができるため、補助ホッパ50・50の位置を前方に設定して、作業車両の油圧力やバランスを良好にすることができ、さらに、補助ホッパ50・50の高さを低くすることができる。
【0029】
なお、水平度調節機構及び上下調節機構の調節は、従来は施肥播種作業機10の左右を往復移動しながら徐々に調節をしなければならず作業が煩雑であった。しかし、本実施例に係る施肥播種作業機10はユニット12・12に分割され、各ユニット12において左右均等となるように調節すれば足りる。これに加え、一つのユニット12に設けられた複数のヒッチ11・11は手を伸ばして届く範囲に配置されているため、左右往復移動せずとも調節作業を行うことができ、作業が容易となる。
【0030】
前述の如く、ヒッチ11・11を介して作業機支持ビーム14に支持されているユニット支持ビーム36には、一組のユニット12を構成する七つの施肥播種機13・13・・・が支持されている。各施肥播種機13・13・・・の間隔が略同様となるように配置されて、機体がバランスよく構成されている。
【0031】
施肥播種機13は、肥料ホッパ49・肥料繰出装置44・搬送導管40等にて実現される施肥機能と、種子ホッパ48・種子繰出装置43・搬送導管39・作溝ディスク27・覆土ディスク28・鎮圧ローラ29等にて実現される播種機能とを有し、播種とともに施肥を行うことができるように構成されている。施肥播種作業機10に具備される各施肥播種機13・13・・・の構成は略同様であり、次に、その一つを用いて該施肥播種機13の構成について説明する。
【0032】
図3に示す如く、前記ユニット支持ビーム36には、施肥播種機13の前部に位置する基部フレーム32がユニット支持ビーム36上で位置調整可能且つ着脱可能に取り付けられている。該基部フレーム32の後部に肥料繰出装置44が固設され、該肥料繰出装置44の後部に種子繰出装置43が着脱可能に取り付けられ、該肥料繰出装置44と種子繰出装置43の上部にそれぞれ肥料ホッパ49と種子ホッパ48とが脱着可能に設けられている。肥料ホッパ49の上方には後述する補助ホッパ50が配設されている。
【0033】
前記基部フレーム32の下部には平行リンク33・34が枢支され、該平行リンク33・34の他端はローラフレーム37に枢支されている。該ローラフレーム37の前部には支持杆30が固設され、該支持杆30の下端に二枚の作溝ディスク27・27が平面視V字状に配置され、回転自在に軸支されている。また、前記作溝ディスク27・27の後方には、覆土ディスク28が配設され、該覆土ディスク28は、ローラフレーム37側部より下後方に突設したアーム31の下端に支承されている。さらに、覆土ディスク28の後方には、鎮圧ローラ29が配設され、該鎮圧ローラ29はローラフレーム37の後部に延設したフレーム38に支承されている。
【0034】
そして、前記基部フレーム32とローラフレーム37との間に介装されたバネ35によって、ローラフレーム37が下方へ回動するように付勢され、作溝ディスク27・27、覆土ディスク28及び鎮圧ローラ29が地表の凹凸に追随できるものとされている。
【0035】
また、前記ローラフレーム37内には、種子繰出装置43の下部に連結された搬送導管39と、肥料繰出装置44の下部に連結された搬送導管40とが配設され、該搬送導管40の先端はローラフレーム37側面に穿設した開口部より側方に突出して作溝ディスク27の側方に配置され、搬送導管39先端はV字状に配置された作溝ディスク27・27間に挿入されている。
【0036】
上述の如く構成した施肥播種作業機10を、作業車両後部に連結して該作業車両を前進走行させると、作溝ディスク27・27により圃場には断面V字状の溝が形成され、種子ホッパ48から種子繰出装置43、ガイドロート45、搬送導管39を経て種子が該溝に投下される。一方、肥料ホッパ49から肥料繰出装置44、ガイドロート46、搬送導管40を経て肥料が作溝ディスク27外側に投下される。そして、覆土ディスク28により種子及び肥料が覆土され、この土が鎮圧ローラ29によって鎮圧される。
【0037】
次に、前記補助ホッパ50の構成について説明する。図1乃至図3に示す如く、施肥播種作業機10には、肥料ホッパ49・49・・・の容積を増量するために補助ホッパ50が設けられている。補助ホッパ50は、ユニット12・12に一つずつ設けられており、本実施例においては、七つの施肥播種機13に対して一つの補助ホッパ50が備えられている。このようにして、着脱頻度が高くなることが予想される補助ホッパ50の取扱性を良好なものとするとともに、着脱容易な構成としている。また、特に本実施例に示されるように、複数の施肥播種機13・13・・・を備えた施肥播種作業機10においては、各ユニット12・12にそれぞれ設けられている補助ホッパ50・50に肥料の補給を行えば、各肥料ホッパ49・49・・・に肥料の補給を行う必要がなく、作業効率が高まり、都合が良い。
【0038】
補助ホッパ50は、ステンレス等の変形・変質しない素材で構成された箱体である本体50aと、該本体50aの一辺を回動軸として回動可能に取り付けられた蓋50bとで構成されている。補助ホッパ50は、ユニット12・12の左右幅と略同様の左右幅を有し、その内部は、一続きとすることも、若しくは、間仕切りによって複数に仕切ることもできる。
【0039】
また、補助ホッパ50は、肥料ホッパ49・49・・・の上方に配設されており、補助ホッパ50の本体50aの底面には、肥料ホッパ49・49・・・の上部開口に連通する下部開口が形成され、肥料ホッパ49・49・・・の上部開口と補助ホッパ50の本体50aの下部開口とが、パッキン等のシール部材51を介して接続されている。従って、補助ホッパ50に充填されている肥料は、肥料ホッパ49内の肥料の減少に伴って肥料ホッパ49内へ移動する。このように、補助ホッパ50によって、肥料ホッパ49・49・・・の内容量が増大されて、肥料ホッパ49・49・・・の内容量よりも多くの肥料を施肥播種機に充填させることができるようにしている。
【0040】
前記補助ホッパ50の本体50aの後面と、種子ホッパ48の蓋48aとには、それぞれ一組の係止部材としての面ファスナを構成する雄部材55と雌部材55とが設けられている。なお、補助ホッパ50の本体50aと、種子ホッパ48の蓋48aとのいずれに面ファスナの雄部材を付けても構わない。この面ファスナにより、図8に示す如く、種子ホッパ48の蓋48aがその回動軸を中心として回動し、補助ホッパ50の後面と種子ホッパ48の蓋が当接したときに、面ファスナの雄部材55と雌部材55とが係止することによって、種子ホッパ48の蓋48aを開放した状態に保持することができる。このようにして、簡易且つ安価な構成により、種子ホッパ48に種子を供給する際に、種子ホッパ48の蓋48aを開放した状態に保持させることができるため、作業が簡易となる。
なお、前記係止部材としての面ファスナは、これに代えて、磁石やフック等を採用することができる。
【0041】
図2、図6及び図7に示す如く、補助ホッパ50は、前記ユニット支持ビーム36より立設されたホッパフレーム54に固定されている。ホッパフレーム54は、隣接する施肥播種機13・13の間であって、施肥播種作業機10の適宜位置に複数設けられている。
【0042】
ホッパフレーム54は、側面視略T字状に組まれており、互いに直交方向に固設された横フレーム54bと縦フレーム54aとで構成されている。縦フレーム54aの下部には、ハット型の金具54cが固設されており、該ハット型の金具54cと、プレート状の金具56とを、角形鋼であるユニット支持ビーム36を包囲した状態で、螺結することによって、ユニット支持ビーム36に対してホッパフレーム54が固定されている。
【0043】
また、ホッパフレーム54を構成する横フレーム54bの上には、補助ホッパ50が載置され、該横フレーム54bの前後それぞれにおいて、補助ホッパ50と横フレーム54bとの間にはワンタッチ取付具53・52が設けられており、該ワンタッチ取付具53・52にて、補助ホッパ50とホッパフレーム54とが着脱可能に固定されている。このように、工具等を用いることなく簡単な動作によって、補助ホッパ50をホッパフレーム54に固定して、施肥播種機13の肥料ホッパ49に補助ホッパ50を備えることができる。さらに、補助ホッパ50とホッパフレーム54とを固定するためにネジやボルト等を用いないので、着脱に際する部品の損失が発生せず、また、清掃等のメンテナンスを簡単なものとすることができる。
【0044】
また、前記補助ホッパ50は、着脱可能であって、必要に応じて備えることができる。すなわち、肥料の種類や施肥量に応じて必要のないときや、収納時には、補助ホッパ50を備える必要はなく、取り外すことができる。従って、施肥播種作業機10そのものの取扱性を低下させることなく、必要に応じて肥料ホッパ49の容量を増大させることができる。
【0045】
なお、前記補助ホッパは、本実施例においては肥料ホッパ49の上方に配設し、該肥料ホッパの容量を増大させるために設けられているが、種子ホッパの上方に補助ホッパを配設して種子ホッパの容量を増大させることもできる。また、種子ホッパ又は肥料ホッパのいずれか一方を備えた施肥播種機においても、備えられたホッパの上方に補助ホッパを配設して、当該ホッパの容量を増大させることができる。
【0046】
また、施肥機能、播種機能のいずれか一方、あるいは両方を備えた施肥播種機を、所定数連結してユニットとし、ユニットごとに駆動源を備え、これらの駆動源の駆動状態をそれぞれ独立して操作可能としたので、各ユニットとして取り扱うことができるため取扱性が良好であり、また、肥料又は種子の繰出量、播種深さ、鎮圧力等の施肥及び播種の具合を各ユニットで調節することができ、さらに、条止めが容易になる。
【0047】
また、全動力の入切操作手段を全ユニットに対して一つ備え、施肥播種機への動力伝達入切操作手段及び施肥播種量調整手段を各ユニットに対して備えたので、運転席において条止めの操作を行うことができるため、圃場の大きさに合わせて重複することなく播種及び施肥を行うことができ、無駄を省くことができる。
【0048】
また、前記施肥播種機を作業車両に連結するためのヒッチを、各ユニットに対して複数設けたので、施肥播種機をバランスよく走行車両に連結することができ、作業時のぐらつきが低減されて播種深さや鎮圧力の安定性を向上させることができ、また、作業車両と施肥播種機との連結部位において十分な強度を保持させることができる。
【0049】
また、施肥機能、播種機能のいずれか一方、あるいは両方を備えた施肥播種機において、施肥播種機の地面に対する上下方向高さ位置を調節するための操作具を、該操作具に対して着脱可能な工具で操作可能としたので、部品点数の削減に寄与し、また、操作具をコンパクトに構成することができるため、その空間をホッパのために利用することができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0051】
請求項1に示す如く、施肥するための肥料を充填する肥料ホッパ(49)、又は播種するための種子を充填する種子ホッパ(48)のいずれか一方、あるいは両方を備えた施肥播種機を、所定数連結して施肥播種ユニット(12)とした施肥播種作業機(10)において、該施肥播種ユニット(12)に具備される複数の肥料ホッパ(49)にわたる大きさであって、各肥料ホッパ(49)の上部開口と連通する下部開口を形成した補助ホッパ(50)を設け、該補助ホッパ(50)は、前記肥料ホッパ(49)の上方に、着脱可能に配設したので、ホッパの容量を増大させることができる。また、そのための構造を簡易且つ安価な構造とすることができる。
また、着脱可能であるので必要に応じてホッパの容量を増大させることができる。
【0052】
また、前記補助ホッパ(50)の側面と、補助ホッパ(50)を装着しない、前記種子ホッパ(48)側の蓋(48a)との間に、該蓋(48a)を開放した状態に保持すべく互いに係止可能な係止部材を設けたので、種子ホッパ(48)の蓋(48a)を補助ホッパ(50)の側面に係止させて、ホッパの蓋を開放した状態に保持させることができ、補充作業が容易となる。
【0053】
請求項2に示す如く、前記補助ホッパ(50)をユニット支持ビーム(36)より支持するホッパフレーム(54)を設け、該ホッパフレーム(54)と補助ホッパ(50)とをワンタッチ取付具(53・52)にて固定可能としたので、着脱が可能となり、また、メンテナンスも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 施肥播種作業機の全体平面図。
【図2】 施肥播種作業機の全体背面図。
【図3】 施肥播種作業機の全体側面図。
【図4】 施肥播種作業機のスイッチの連結構成を示す図。
【図5】 ヒッチを示す平面図。
【図6】 補助ホッパを示す側面図。
【図7】 補助ホッパを示す背面図。
【図8】 種子ホッパの蓋を開放したときの様子を示す側面図。
【符号の説明】
10 施肥播種作業機
11 ヒッチ
12 施肥播種ユニット
13 施肥播種機
43 種子繰出装置
44 肥料繰出装置
47 駆動モータ
48 種子ホッパ
49 肥料ホッパ
50 補助ホッパ
54 ホッパフレーム

Claims (2)

  1. 施肥するための肥料を充填する肥料ホッパ(49)、又は播種するための種子を充填する種子ホッパ(48)のいずれか一方、あるいは両方を備えた施肥播種機を、所定数連結して施肥播種ユニット(12)とした施肥播種作業機(10)において、該施肥播種ユニット(12)に具備される複数の肥料ホッパ(49)にわたる大きさであって、各肥料ホッパ(49)の上部開口と連通する下部開口を形成した補助ホッパ(50)を設け、該補助ホッパ(50)は、前記肥料ホッパ(49)の上方に、着脱可能に配設し、前記補助ホッパ(50)の側面と、補助ホッパ(50)を装着しない、前記種子ホッパ(48)側の蓋(48a)との間に、該蓋(48a)を開放した状態に保持すべく互いに係止可能な係止部材を設けたことを特徴とする施肥播種機。
  2. 請求項1記載の施肥播種機において、前記補助ホッパ(50)をユニット支持ビーム(36)より支持するホッパフレーム(54)を設け、該ホッパフレーム(54)と補助ホッパ(50)とをワンタッチ取付具(53・52)にて固定可能としたことを特徴とする施肥播種機。
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