JP4072327B2 - プロファイルの調整装置およびその方法 - Google Patents

プロファイルの調整装置およびその方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプロファイル調整装置およびその方法に関し、例えば、デバイスの特性が記述されたプロファイルを調整する処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
特定の画像に対して色調整を行い、プリント出力する技術がある。しかし、特定の画像に対して色調整を行っていたのでは、対象になる画像が変わるごとに毎回色調整をやり直す必要がある。
【0003】
一方、各入出力デバイスの特性を記述したデバイスプロファイル(以下「プロファイル」と呼ぶ)を用いてカラーマッチングを行えば、画像の入力から出力まで一貫した色管理を行うことが可能になる。この方法であれば、対象になる画像が変わっても色調整をやり直す必要はない。
【0004】
図1は一般的なカラーマッチングの概念を示す図である。
【0005】
RGBやCMYKなどの、ソースデバイスに依存した色空間の入力データは、入力デバイスのプロファイル(以下「入力プロファイル」と呼ぶ)をソースプロファイルとしてデバイスに依存しない色空間(PCS: Profile Connection Space)のXYZデータやLabデータに変換される。出力デバイスの色再現範囲外の色は出力デバイスにより表現することができないため、すべて色が出力デバイスの色再現範囲内に収まるように、デバイスに依存しない色空間のデータ(以下「PCSデータ」と呼ぶ)に色空間圧縮が施される。そして、色空間圧縮が施されたPCSデータは、出力デバイスのプロファイル(以下「出力プロファイル」と呼ぶ)をデスティネーションプロファイルとしてRGBやCMYKなどの出力デバイスに依存した色空間のデータに変換される。
【0006】
しかし、このようなプロファイルを用いたカラーマッチングであっても、使用されるプロファイルの精度が充分でなければ理想的なカラーマッチング結果は得られない。また、作成直後のプロファイルの精度が充分であっても、経年変化などによってデバイス特性が変化して、プロファイルを調整しないと満足できるカラーマッチング結果が得られなる場合もある。
【0007】
従って、充分なプロファイル精度が得られない場合や、デバイス特性にプロファイルが合わなくなった場合は、プロファイルの調整が必要になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
プロファイルは、対象になる画像をモニタ表示して、ユーザが色調整を行うことで調整され、その結果がプロファイルへ反映されるようになっている。
【0009】
しかし、色調整の画質評価はユーザの目視評価によるものであり、調整されたプロファイルの品質はユーザの経験と感性に依存する。また、モニタ表示された画像の目視評価による色調整は、プレビュー画像とオリジナル画像とで異なる色(または色域)を検出するのが難しく、熟練を要する。
【0010】
さらに、プロファイルの調整における調整すべき色(以下「被調整色」と呼ぶ)は、モニタ表示された画像から選択することができるが、選択される色は必ずしもプロファイルを構成する格子の格子点の色ではない。
【0011】
本発明は、上述の問題を個々にまたはまとめて解決するためのもので、定量的および統計的な評価に基づきプロファイルを調整可能にすることを目的とする。
【0012】
また、被調整色と格子点の色との差を考慮したプロファイルの調整を行うことを他の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0014】
本発明にかかるプロファイルの調整方法は、デバイス非依存データをデバイス依存データに変換する第一の変換データ、および、デバイス依存データをデバイス非依存データに変換する第二の変換データを含む、デバイスの特性を記述するプロファイルを調整する調整方法であって、入力されるデバイス非依存データのサンプルデータを、前記第一の変換データを用いて、デバイス依存データに変換し、前記デバイス依存データに変換されたサンプルデータを、前記第二の変換データを用いて、デバイス非依存データに変換し、変換前のサンプルデータと、前記デバイス非依存データに変換されたサンプルデータとの色差を求めて、前記色差が所定値以上の画像部分を表示するための表示データを生成し、ユーザの指示に基づき入力される被調整色および調整量に従い、前記第一の変換データを調整して、前記被調整色における前記表示データを生成させる各ステップを有し、前記第一の変換データは離散的な多次元格子の格子点に対応するデータであり、前記被調整色が前記格子点の間にある色の場合、前記被調整色に最も近い第一の格子点に対応する前記第一の変換データを、前記調整量分、調整し、前記第一の格子点以外の第二の格子点に対応する前記第一の変換データを、前記被調整色または前記第一の格子点からの距離と前記調整量に応じて調整することを特徴とる。
【0015】
本発明にかかるプロファイルの調整装置は、デバイス非依存データをデバイス依存データに変換する第一の変換データ、および、デバイス依存データをデバイス非依存データに変換する第二の変換データを含む、デバイスの特性を記述するプロファイルを調整する調整装置であって、入力されるデバイス非依存データのサンプルデータを、前記第一の変換データを用いて、デバイス依存データに変換する第一の変換手段と、前記デバイス依存データに変換されたサンプルデータを、前記第二の変換データを用いて、デバイス非依存データに変換する第二の変換手段と、変換前のサンプルデータと、前記デバイス非依存データに変換されたサンプルデータとの色差を求めて、前記色差が所定値以上の画像部分を表示するための表示データを生成する色差生成手段と、ユーザの指示に基づき入力される被調整色および調整量に従い、前記第一の変換データを調整し、前記色差生成手段に前記被調整色における前記表示データを生成させる調整手段とを有し、前記第一の変換データは離散的な多次元格子の格子点に対応するデータであり、前記被調整色が前記格子点の間にある色の場合、前記被調整色に最も近い第一の格子点に対応する前記第一の変換データを、前記調整量分、調整し、前記第一の格子点以外の第二の格子点に対応する前記第一の変換データを、前記被調整色または前記第一の格子点からの距離と前記調整量に応じて調整することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる一実施形態の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
プロファイルの調整は、デジカメやスキャナの入力プロファイル、モニタのモニタプロファイル、RGBプリンタやCMYKプリンタの出力プロファイルの何れに対して行っても構わないが、本実施形態ではCMYKプリンタの出力プロファイルを調整する例を説明する。
【0021】
また、プロファイルの調整に使用されるサンプル画像も、用途に応じてRGB画像やCMYK画像の何れを利用しても構わないが、本実施形態ではCMYK画像を利用する例を説明する。
【0022】
また、プロファイルはデバイスの特性を記述するものであり、デバイス依存のデータとデバイス非依存のデータ(PCSデータ)の関係を記述するものである。本実施形態ではICC(International Color Consortium)で決められたフォーマットに準拠するICCプロファイルを用いて説明する。ICCプロファイルには、デバイス依存のデータをPCSデータに変換するためのデータであるAtoB(なお「A2B」と表記する場合もある)、PCSデータをデバイス依存のデータに変換するためのデータであるBtoA(なお「B2A」と表示する場合もある)、そしてデバイスの色再現範囲を示す情報(gamut tag)などが含まれる。
【0023】
[カラーマッチングシステム]
プロファイルの調整を説明する前に、図2に示す、校正機の代わりにCMYKプリンタを利用するカラーマッチングシステムの構成例を説明する。
【0024】
プロファイルの色調整を説明する前に、CMYKプリンタを校正機の代わりに利用する場合のカラーマッチングシステム構成の例を図1に示す。
【0025】
図1において、101は色校正出力用の画像を示す校正機用CMYK画像データ、102は校正機、103は校正機102からプリント出力された色校正出力物、104はターゲットになる校正機102の出力プロファイル、105はCMYKプリンタの出力プロファイル、106はCMYKプリンタ、107はCMYKプリンタ106からのプリント出力物である。
【0026】
プロファイル作成ソフトウェアなどを利用して、CMYKプリンタ106の出力プロファイル105を作成する。なお、校正機102の出力プロファイル104は、予め最適なものが作成されているものとする。
【0027】
次に、校正機用CMYK画像データ101に対して、出力プロファイル104をソースプロファイルに、出力プロファイル105をデスティネーションプロファイルに設定してカラーマッチングを行う。具体的には、校正機用CMYK画像データ101は、校正機102用の出力プロファイル104のAtoBデータによりPCSデータに変換され、そしてCMYKプリンタ106用の出力プロファイル105のBtoAデータによりCMYKプリンタ106用のCMYKデータに変換される。
【0028】
色校正を行う場合、一般に、校正機102によって色校正出力物103をプリント出力するが、校正機102はコストが高い上、プリント出力に時間がかかる。そのため、安価なCMYKプリンタ106とカラーマッチングを利用して、校正機102を利用した色校正と同じ色再現が実現できれば、コストを抑え、しかもプリント時間を短縮することができる。
【0029】
CMYKプリンタ106用の出力プロファイル105が適切に作成されていれば、校正機102から出力される色校正出力物103とほぼ同一の色再現を実現したプリント出力物107が得られる。しかし、充分なプロファイル精度が得られない場合は、プロファイルの色調整が必要になる。
【0030】
図1に示すカラーマッチングシステムにおいては、CMYKプリンタ106のプリント出力物107の色味が、校正機102の色校正出力物103の色味にマッチすることが望ましい。そこで、本実施形態では、校正機102をターゲットデバイスとして、CMYKプリンタ106の色再現を調整するために、CMYKプリンタ106用の出力プロファイル105のBtoAデータを調整する。
【0031】
[プロファイルの調整]
以下、プロファイルの調整として、CMYKプリンタ106用の出力プロファイル105を調整する例を説明する。詳細は後述するが、プロファイルは、色調整用サンプル画像による目視評価、および、色差による定量評価を組み合わせることによって最適に調整される。
【0032】
図3は表示画像を用いるプロファイルの調整に必要なカラーマッチングシステムの構成例を説明する図である。
【0033】
図3において、201は色調整用サンプル画像、202は色調整用サンプル画像のCMYK値、203はCMYK値202に校正機102の出力プロファイル104のAtoBデータを適用して得られるLab値(またはXYZ値)である。
【0034】
204はユーザが色調整を行うモニタのモニタプロファイル、205は色調整用サンプル画像201に対して出力プロファイル104およびモニタプロファイル204を適用してカラーマッチングを行ったモニタRGB値に基づき表示される画像(以下「オリジナル画像」と呼ぶ)である。
【0035】
206は、Lab値203にCMYKプリンタ106の出力プロファイル105のBtoAデータを適用し、さらにCMYKプリンタ106の出力プロファイル105のAtoBデータを適用して得られるLab値である。
【0036】
207は、Lab値206にモニタプロファイル204を適用してカラーマッチングを行ったモニタRGB値に基づき表示される画像(以下「プレビュー画像」と呼ぶ)である。
【0037】
ここで、Lab値203は、CMYK値202を校正機102によってプリント出力し、そのカラーパッチを測色した場合のLab値と等価である。同様に、Lab値206は、CMYK値202に対して校正機102の出力プロファイル104をソースプロフィルとし、CMYKプリンタ106の出力プロファイル105をデスティネーションプロファイルとしてカラーマッチングを行い、CMYKプリンタ106によってプリント出力し、そのカラーパッチを測色したLab値と等価である。
【0038】
つまり、Lab値203は校正機102によってプリント出力される色を、Lab値206はその色をCMYKプリンタ106によって同一色で再現しようとしてプリント出力された色を示すことになる。そして、オリジナル画像205およびプレビュー画像207は、それらプリント出力される色をモニタ上でシミュレートした画像である。
【0039】
図4はプロファイル調整用のモニタ表示画面の一例を示す図で、画面の左側にはリジナル画像205が、右側にはプレビュー画像207が表示されている。
【0040】
CMYKプリンタ106の出力プロファイル105が理想的なプロファイルであれば、図4に示すモニタ表示画面において、オリジナル画像205の色とプレビュー画像207の色は一致するはずである(ただし、CMYKプリンタ106の色再現範囲外の色を除く)。しかし、実際には、プロファイル作成ソフトウェアによって作成されるプロファイルの精度が充分でなかったり、カラールックアップテーブル(CLUT)による精度の限界があったりして、オリジナル画像205とプレビュー画像207とで一致しない部分(色)が現れる。
【0041】
[色差を指標とした被調整色の検出]
モニタに表示されたオリジナル画像205とプレビュー画像207とが異なる部分(色)を目視によって発見するには熟練を要する。未熟な場合は調整すべき色を検出することさえ困難である。そこで、本実施形態では、調整すべき色を検出し易いように、色差が大きい領域をプレビュー画像207上に点滅などによって表示する。
【0042】
図5は色差が大きい領域を表示するための処理構成例を示す図、図6は色差が大きい領域の表示例を示す図である。なお、図5は、カラーマッチングシステムを構成する画像処理装置のCPUなどが実行する画像処理プログラムの構成例を示している。
【0043】
サンプル画像入力部401において、色調整用サンプル画像のCMYK値202を読み込む。次に、図3に示す処理に従い、オリジナル画像205およびプレビュー画像207を生成する。その際に、オリジナル画像生成部402はサンプル画像のCMYK値202からLab値203を生成し、プレビュー画像生成部403はサンプル画像のCMYK値202からLab値206を生成する。
【0044】
なお、図5に示す処理構成は、オリジナル画像205およびプレビュー画像207の生成処理を並列に行うために、オリジナル画像生成部402およびプレビュー画像生成部403を別個に備えている。
【0045】
次に、色差画像生成部404によって、Lab値203とLab値206との色差を画素ごとに求め、色差画像が生成される。同じ画素に対応する、Lab値203を(L1, a1, b1)、Lab値206を(L2, a2, b2)とすれば、例えばCIE 1994の色差式を用いて、以下のように色差ΔEを求めることができる。
ΔE = √{(ΔL/1.0)2 + (ΔH/h)2 + (ΔC/c)2} …(1)
ここで、ΔL = L2 - L1
ΔH = H2 - H1, h = 1 + 0.015・C1
ΔC = C2 - C1, c = 1 + 0.045・C1
ただし、 H = tan-1(b/a)
C = √(a2 + b2)
【0046】
勿論、色再現範囲外の色は理想的なプロファイルを用いていたとしても色差をゼロにすることはできない。従って、CMYKプリンタ106の出力プロファイル105の色再現範囲を示す情報(gamut tag)を利用して、Lab値203の(L1, a1, b1)が色再現範囲外の場合は、その画素の情報として、色差ΔEの代わりに色再現範囲外であることを示す値(フラグ)を設定し、色差画像を生成する。
【0047】
また、本実施形態では、Lab値203およびLab値206によって表される画像を一時的に保持するが、サンプル画像201の各画素についてLab値203およびLab値206を求め、色差ΔEを直接計算して色差画像を生成しても構わない。また、利用する色差式も二点のLab値に対するユークリッド距離によるものであっても構わない。
【0048】
本実施形態では、処理を簡素化するために、各画素について求めた色差ΔEを、画像内の最大色差ΔEmaxと最小色差ΔEminによって次のように正規化する。
ΔEnormalized = (ΔE - ΔEmin)/(ΔEmax - ΔEmin) …(2)
【0049】
次に、ユーザ閾値入力部405により、ユーザが検出したい色差の閾値が入力される。具体的には、図6に示すスライダバー(ユーザ閾値入力部)405を「色差大」方向へ移動されると色差の閾値が大きくなり、「色差小」方向へ移動されると色差の閾値が小さくなる。
【0050】
ユーザによって入力された閾値は、ユーザ閾値設定部406に設定され、色差画像生成部404によって生成された色差画像の各画素値(ΔEnormalized)と比較される(図5の407)。そして、マスク設定部408は、ΔEnormalizedが閾値よりも大きければプレビュー画像207にマスクを設定し、閾値以下ならばマスクを設定しない。ただし、色差画像において、色再現範囲外を示すフラグが設定されている画素については、マスクを設定する処理がスキップされるものとする。
【0051】
全画素について比較が終了すれば、設定されたマスクに基づき、プレビュー画像207のマスク部分を点滅表示する(図5および図6の410)。そして、必要に応じて(図5の411)、ユーザが閾値を再設定する。
【0052】
なお、本実施形態では、色差を正規化する例を説明したが、正規化せずにユーザが閾値として色差の値を直接設定しても構わない。また、ユーザへのフィードバック方法はマスク部分410の点滅表示に限定されるものではない。
【0053】
プレビュー画像207のマスク部分410を点滅表示することにより、ユーザは素早く、かつ、客観的に色差が大きい領域を検出することができ、色差の大きい色から調整することが可能になる。
【0054】
[BtoAデータの調整方法]
目視評価によるプロファイルの調整は、オリジナル画像205とプレビュー画像207とを目視によって比較しながら、色調整によってプレビュー画像207の色がオリジナル画像205の色へ近付けるものである。同様に、色差評価によるプロファイルの調整は、Lab値203とLab値206との色差ΔEが小さくなるようにLab値206を調整するものである。そして、調整の結果が出力プロファイル105のBtoAデータへ反映され、調整されたBtoAデータを得ることができる。
【0055】
プロファイルの調整結果を出力プロファイル105のBtoAデータへ反映させる方法として、図7に示す、調整プロファイルを利用した方法を例に説明する。
【0056】
図7(a)はカラーマッチング処理に色調整プロファイル(Lab→Lab)が含まれていない状態を示している。これは、入出力が同じ値(スルーパス)の色調整プロファイル601をカラーマッチング処理に入れた場合と等価である。
【0057】
図7(b)は、色を調整するために、色調整プロファイル601をカラーマッチング処理に追加した状態を示している。この状態で、色調整プロファイル601の内容を変化させて色を調整することができる。ただし、色調整プロファイル601による色の調整は、出力プロファイル105のBtoAの入力値(Lab値)を変化させるだけだから、色調整プロファイル601の調整量と、その調整による被調整色のLab値206の調整量が一致するとは限らない。
【0058】
なお、色調整プロファイル601はLab→Lab、つまりLab値をLab値に変換するものに限らず、PCSデータをPCSデータに変換するものであればよい。
【0059】
以下では、色のスポット選択による局所的な色調整を例に、図13に示す被調整色1303、色調整部1304および色算出部1305の処理を説明する。なお、図13は、カラーマッチングシステムを構成する画像処理装置のCPUなどが実行する画像処理プログラムの構成例を示している。
【0060】
ユーザは、上述した色差を指標とする被調整色の検出方法によるプレビュー画像207の点滅表示410を参考にして、図8に示す色選択ウィンドウ801のスポット選択ツール802を用いて被調整色を選択する。被調整色選択部1303は、スポット選択ツール802によって選択された画像上の位置情報から、選択された被調整色のLab値203およびLab値206を求める。スポット選択ツール802を用いて指示された画素位置の色差ΔE(式(1)によって求められる値)は、色選択ウィンドウ801のΔEフィールド804や、図10に示す情報ウィンドウ901のΔEフィールド902に表示される。に表示される。従って、ユーザは、定量的な指標であるΔEを用いて被調整色を選択することができる。
【0061】
次に、色調整部1304によって色調整が行われるが、まず、被調整色に基づき調整条件を設定する。本実施形態では、調整条件として、色調整の影響範囲、重み付け、および、被調整色に対する調整量という三つのパラメータを用いる。
【0062】
被調整色に対する色調整の影響範囲は、色選択ウィンドウ801の影響度スライダバー803によって調整する。図9(c)は色調整プロファイル601のCLUT(Lab→Lab)を示している。スポット選択の場合、Lab色空間上における色調整の影響範囲は、選択された被調整色のLab値206に対応する被調整色のLab値203を中心とし、影響度を半径とする球体として表現される。影響度を大きくすれば、被調整色に対する調整量が広範囲に影響する。
【0063】
ユーザが影響度スライダバー803によって影響度を指定すると、サンプル画像の各Lab値203が色調整の影響範囲(球体)内にあるか否かが判定される。影響範囲内の場合はマスク設定が行われ、図10に符号903で示すように、プレビュー画像206上でマスク部分を点滅表示するなどによってユーザに報知する。このように、マスク部分903を点滅表示することで、ユーザに視覚的に色調整の影響度を報知することができ、影響度を設定する際の参考にさせることができる。
【0064】
次に、ユーザは、図11に示す調整ウィンドウを用いて被調整色に対する調整量を決定する。ここでは、LCh色空間上で調整量を設定する例を説明する。
【0065】
ユーザは、スライダバー1004から1006を用いて、L(明るさ)、C(鮮やかさ)およびh(色相)の調整量を独立に設定することができる。その際、ユーザは、符号1003で示す調整結果の色差ΔE、並びに、符号1004で示すΔL、ΔaおよびΔbを参考にして調整量を設定する。なお、ΔL、ΔaおよびΔbは、Lab値203およびLab値206をそれぞれLCh色空間上に変換し、L、Cおよびh成分それぞれの差を求めることによって得られる。
【0066】
なお、上記では、LCh色空間上で調整量を設定する例(図11に示すLCh調整1001が選択された場合)を説明したが、CMYKやLab色空間上で調整量を設定する場合(図11に示すCMYK調整1007またはLab調整1008が選択された場合)も、色空間が変わるだけで、LCh調整と同様に処理される。Lab調整の場合は、L、aおよびb成分の調整量を独立に設定することができる。そして、Lab値203およびLab値206のL、aおよびb成分それぞれの差を求めることで、ΔL、ΔaおよびΔbを算出し表示すればよい。
【0067】
このように、本実施形態ではユーザが選択した色調整の色空間に応じて、図11に示す調整ウィンドウに表示する情報を変えて、ユーザによる調整量の設定を容易にする。
【0068】
前述したように、影響範囲は色調整プロファイル601における被調整色のLab値203を中心とする球体によって表現されるが、被調整色の選択および影響度(影響範囲)の指定だけでは、その球体内にどのように調整量を反映させるかは決まらない。球体内への調整量の反映特性(影響分布)は、図11に示す重み付け設定1002によって決定される。
【0069】
図9(a)および(b)は、重み付け設定1002によって設定される影響分布の例を三次元的に示す図である。図9(a)はガウス分布(正規分布)を、図9(b)は線形分布をそれぞれ表現している。つまり、色調整プロファイル601において被調整色のLab値203には調整量が直に反映され、その周囲の色には、被調整色から遠くなるほど小さい調整量が反映されるように調節される。例えば、LCh調整において、被調整色の明度Lを+5ほど微調整する場合、図9(c)に示されるように、被調整色の明度Lは+5ほど微調整されるが、被調整色の周囲のグリッド上の色は被調整色からの距離に応じて調整量が減少される。同様に、彩度Cや色相hについても、影響分布に従い、グリッド上の色が調整される。
【0070】
色調整の結果は、色調整部1304により、図7(a)に示すスルーパスの色調整プロファイル601に反映され、図7(b)に示す処理を行うことで、色調整されたプレビュー画像207を得ることができる。
【0071】
色差算出部1305は、ユーザが色調整の値を変更する度に図7(b)に示す処理の結果を評価する。具体的には、色選択部1303により選択された被調整色のLab値203と、色調整されたLab値206の色差が式(1)によって算出され、図11の調整ウィンドウにΔEとして表示される。ユーザは、ΔEの表示を指標にして、満足するプレビュー画像207が得られるまで、色調整を繰り返す(図13の1306)。
【0072】
本実施形態によれば、色差ΔEが小さくなるように色調整を行うことができる。モニタ上の画像を目視する色調整では微妙な色調整が困難であるが、色差ΔEによる定量的な指標を導入することにより、目視評価では困難だった微妙な色調整が可能になる。
【0073】
[色調整ヒストリ、色調整アクションの保存/挿入および色差ログ]
図12は色調整ヒストリの概念を示す図、図14は色調整ヒストリおよび色差ログを説明する図である。
【0074】
図14において、1101は「色調整アクションの取り消し」を、1102は「色調整アクションのやり直し」を、1103は「色差評価の表示」を、1104は「色調整アクションの挿入」を、1105は「色調整アクションの保存」をそれぞれ指示するボタンである。
【0075】
ユーザが行った各種色調整アクションは、図13に示す1307で確定されるごとに、ヒストリ登録/色差ログ表示部1309により、色調整プロファイルのリストに追加される(図12(a)参照)。「色調整アクションの取り消し」ボタン1101による、最後に適用された色調整アクション(例えば図12(a)に示す色調整プロファイル602)の取り消しは、最後に追加された色調整プロファイルをリストから外す(具体的には取消フラグをオンにする)ことで実現される。同様に、適用された色調整アクションを一つ以上取り消すこともできる。また、「色調整アクションのやり直し」ボタン1102により、一度取り消した色調整アクションを適用する場合は、その色調整プロファイルをリストへ再度追加(具体的には取消フラグをオフに)すればよい。
【0076】
また、ユーザの行った各種色調整アクションが確定されるごとに、色差統計量算出部1308により、色差統計量が算出される。色差統計量としては、色再現範囲内の平均色差や、サンプル画像に対する平均色差などが選択できる。
【0077】
色再現範囲内の平均色差は、色空間全体に対して均等なLab値を入力し、出力プロファイル105に含まれるCMYKプリンタ106の色再現範囲を示す情報(gamut tag)から色再現範囲内に含まれる色を抽出して、図7(b)または図12(a)の処理を行った際のLab値203とLab値206の平均色差を求めることで得られる。
【0078】
また、サンプル画像に対する平均色差は、サンプル画像のLab値203からCMYKプリンタ106の色再現範囲内に含まれる色を抽出して、同様にLab値203とLab値206の平均色差を求めることで得られる。
【0079】
なお、統計量としては、平均色差だけでなく、最小色差、最大色差および標準偏差なども、色差統計量算出部1308によって同時に算出される。色差統計量算出部1308によって得られた統計量は、ヒストリ登録/色差ログ表示部1309により、図14に示されるように、色調整ヒストリとともに色差ログ1106として表示される。色差ログ1106を表示することにより、ユーザは適用した色調整が有効な調整であったか否かを定量的に判断することができる。例えば、平均色差が大きくなれば色調整アクションを取り消し、より良い色調整を再度試みることができる。
【0080】
また、「色差評価の表示」ボタン1103を押すことで、図12の色差ログ1106に示される平均色差だけでなく、図15に示すように、最小色差、最大色差、平均値および標準偏差などの統計量を表示することができる。さらに、色調整ヒストリの任意の色調整アクションを選択し、「色差評価の表示」ボタン1103を押すことで、選択された色調整アクションの時点の統計量1107を表示することができる。
【0081】
他のプロファイルに対しても同様の色調整を行いたい場合や、色調整プロファイルを再利用したい(つまり、図13の1310で「色調整アクションの保存」ボタン1105が押された)場合は、色調整アクション保存部1311により、色調整ヒストリから選択された色調整アクションに対応する色調整プロファイルが外部記憶装置へ保存される。また、外部記憶装置に保存された色調整プロファイルを色調整プロファイルのリストへ挿入したい(つまり、図13の1301で「色調整アクションの挿入」ボタン1104が押された)場合は、色調整アクション挿入部1302により、外部記憶装置から読み出された色調整プロファイルが色調整プロファイルのリスト(色調整ヒストリの選択位置)に挿入される。なお、複数の色調整アクションで構成された色調整プロファイルのリストの場合、色調整プロファイルのリストのまま保存するか、それら色調整プロファイルを一つの色調整プロファイルに合成して保存するかを、ユーザは選択することができる。
【0082】
[色調整後のプロファイル保存]
図12(b)に示されるように、色調整プロファイル601〜602と、CMYKプリンタ106の出力プロファイル105のBtoAデータを合成して、合成結果により出力プロファイル105のBtoAデータを更新することで、色調整後の出力プロファイル603を得ることができる。色調整後の出力プロファイル603は、図13の1312で、色調整後のプロファイルの保存が選ばれた場合に保存される。
【0083】
[被調整色の補正]
上述したプロファイルの調整とは、具体的には、図9(c)に示すような多次元格子の、離散的な値をとる格子点データを操作することである。つまり、ユーザがスポット選択ツール802によって選択する色が格子点データに一致することは極めて稀であり、通常は、格子点間の色になる。従って、ユーザが選択した被調整色を原点(基準)として図9(a)や(b)に示すような影響分布をもつ色調整を行えば、図16に模式的に示すように、ユーザが指定する調整量で調整される格子点データ(色)が存在しないことになる。
【0084】
そこで、本実施形態においては、被調整色に最も近い格子点を基準にして図9(a)や(b)に示すような影響分布をもつ色調整を行う。このようにすれば、図17に模式的に示すように、被調整色に最も近い格子点の色は、ユーザが指定する調整量で調整されることになる。
【0085】
また、図18に模式的に示すように、基準の格子点と被調整色との間の調整量の変化をなくして調整量を一定(または、ほぼ一定)にすれば、被調整色側の調整量の減少が被調整色から開始されることになり、被調整色側の格子点の色を、より適正に調整することができる。
【0086】
以上説明したように、本実施形態によれば、プロファイルの調整に色差を利用することで、ユーザの経験や感性によって左右されない定量的な評価を行うことができる。しかも、オリジナル画像とプレビュー画像との色差を計算することにより、色差の大きい色(または色域)を検出してユーザに報知することで、ユーザによる被調整色の選択を容易にする。
【0087】
さらに、プロファイルの調整結果を色差として報知するので、ユーザは調整結果を定量的に評価することができる。とくに、様々な色差統計量を評価値として報知するので、ユーザは様々な視点から調整結果を評価することができる。平均色差については、CMYKプリンタの色再現範囲内における色差統計量を表示する(言い換えれば、色再現範囲外を計算対象から外す)ことで、より詳細に定量的な評価を行うことができる。
【0088】
さらには、調整の履歴を評価値とともにヒストリ表示することができるので、ユーザは、調整履歴を容易に確認し、調整ごとに定量的な評価を行うことができる。
【0089】
また、被調整色と格子点の色との差を考慮して色調整(プロファイルの調整)を行うので、ユーザが指定する調整量を正確に反映することができる。
【0090】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0091】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0092】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0093】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、定量的および統計的な評価に基づくプロファイルの調整が可能になる。
【0095】
また、被調整色と格子点の色との差を考慮したプロファイルの調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なカラーマッチングの概念を示す図、
【図2】校正機の代わりにCMYKプリンタを利用するカラーマッチングシステムの構成例を説明する図、
【図3】表示画像を用いるプロファイルの調整に必要なカラーマッチングシステムの構成例を説明する図、
【図4】プロファイル調整用のモニタ表示画面の一例を示す図、
【図5】色差が大きい領域を表示するための処理構成例を示す図、
【図6】色差が大きい領域の表示例を示す図、
【図7】プロファイルの調整結果を出力プロファイルのBtoAデータへ反映させる方法を説明する図、
【図8】色選択ウィンドウの一例を示す図、
【図9】被調整色に対する色調整の影響範囲および重み付けを説明する図、
【図10】情報ウィンドウの一例を示す図、
【図11】調整ウィンドウの一例を示す図、
【図12】色調整ヒストリの概念を示す図、
【図13】色調整のための処理構成例を示す図、
【図14】色調整ヒストリおよび色差ログを説明する図、
【図15】色差統計量の表示例を示す図、
【図16】被調整色と格子点の色の関係を模式的に示す図、
【図17】被調整色の補正を模式的に示す図、
【図18】被調整色の補正を模式的に示す図である。

Claims (9)

  1. デバイス非依存データをデバイス依存データに変換する第一の変換データ、および、デバイス依存データをデバイス非依存データに変換する第二の変換データを含む、デバイスの特性を記述するプロファイルを調整する調整方法であって、
    入力されるデバイス非依存データのサンプルデータを、前記第一の変換データを用いて、デバイス依存データに変換し、
    前記デバイス依存データに変換されたサンプルデータを、前記第二の変換データを用いて、デバイス非依存データに変換し、
    変換前のサンプルデータと、前記デバイス非依存データに変換されたサンプルデータとの色差を求めて、前記色差が所定値以上の画像部分を表示するための表示データを生成し、
    ユーザの指示に基づき入力される被調整色および調整量に従い、前記第一の変換データを調整して、前記被調整色における前記表示データを生成させる各ステップを有し、
    前記第一の変換データは離散的な多次元格子の格子点に対応するデータであり、前記被調整色が前記格子点の間にある色の場合、前記被調整色に最も近い第一の格子点に対応する前記第一の変換データを、前記調整量分、調整し、前記第一の格子点以外の第二の格子点に対応する前記第一の変換データを、前記被調整色または前記第一の格子点からの距離と前記調整量に応じて調整することを特徴とする調整方法。
  2. さらに、ユーザの指示に基づき、前記第二の格子点に対応する前記第一の変換データへ前記調整量を反映する反映特性を入力し、前記反映特性、前記距離および前記調整量に基づき、前記第二の格子点に対応する前記第一の変換データを調整することを特徴とする請求項1に記載された調整方法。
  3. さらに、変換前のサンプルデータが表す画像をオリジナル画像として表示し、前記デバイス非依存データに変換されたサンプルデータが表す画像をプレビュー画像として表示するための表示データを生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載された調整方法。
  4. 前記被調整色は、前記プレビュー画像に表示される前記色差が所定値以上の画像部分を参照して指示されることを特徴とする請求項3に記載された調整方法。
  5. デバイス非依存データをデバイス依存データに変換する第一の変換データ、および、デバイス依存データをデバイス非依存データに変換する第二の変換データを含む、デバイスの特性を記述するプロファイルを調整する調整装置であって、
    入力されるデバイス非依存データのサンプルデータを、前記第一の変換データを用いて、デバイス依存データに変換する第一の変換手段と、
    前記デバイス依存データに変換されたサンプルデータを、前記第二の変換データを用いて、デバイス非依存データに変換する第二の変換手段と、
    変換前のサンプルデータと、前記デバイス非依存データに変換されたサンプルデータとの色差を求めて、前記色差が所定値以上の画像部分を表示するための表示データを生成する色差生成手段と、
    ユーザの指示に基づき入力される被調整色および調整量に従い、前記第一の変換データを調整し、前記色差生成手段に前記被調整色における前記表示データを生成させる調整手段とを有し、
    前記第一の変換データは離散的な多次元格子の格子点に対応するデータであり、前記被調整色が前記格子点の間にある色の場合、前記被調整色に最も近い第一の格子点に対応する前記第一の変換データを、前記調整量分、調整し、前記第一の格子点以外の第二の格子点に対応する前記第一の変換データを、前記被調整色または前記第一の格子点からの距離 前記調整量に応じて調整することを特徴とする調整装置。
  6. さらに、変換前のサンプルデータが表す画像をオリジナル画像として表示し、前記デバイス非依存データに変換されたサンプルデータが表す画像をプレビュー画像として表示するための表示データを生成する表示データ生成手段を有することを特徴とする請求項5に記載された調整装置。
  7. 前記被調整色は、前記プレビュー画像に表示される前記色差が所定値以上の画像部分を参照して指示されることを特徴とする請求項6に記載された調整装置。
  8. 情報処理装置を制御して、請求項1から請求項4の何れか一項に記載されたプロファイルの調整を実行することを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 請求項8に記載されたコンピュータプログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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