JP4072212B2 - 走査露光装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体露光装置のなかで、特に、レチクルパターンを円弧状あるいは矩形状の帯状領域に限定してウエハ等基板(以下、「基板」という。)に結像させ、レチクルと基板を同期的に走査させることによって、レチクルパターン全体を露光して基板に転写する走査露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
原版であるレチクルと基板を同期的に走査させてレチクルパターン全体を基板に転写するいわゆる走査型の露光装置においては、レチクルや基板の走査速度を極めて高精度で安定して制御することのできるステージ装置が必要である。
【0003】
図12は、一従来例によるステージ装置を示すもので、これは、図示しないベース上に固定された平板状のガイド102と、ガイド102に沿って所定の走査方向(Y軸方向)に往復移動自在であるレチクルステージ103と、レチクルステージ103の走行路に沿ってその両側にベースと一体的に配設された一対のリニアモータ固定子104,105と、レチクルステージ103の両側面とそれぞれ一体的に設けられた一対のリニアモータ可動子106,107を有し、リニアモータ固定子104,105とリニアモータ可動子106,107はそれぞれレチクルステージ103を走査方向に加速減速する一対のリニアモータを構成する。レチクルステージ103は図示しないエアスライド(静圧軸受装置)によってガイド102に非接触で案内される。
【0004】
各リニアモータ固定子104,105は、ガイド102に沿って直列に配設されたコイル104a,105aとこれを支持するヨークとコイル台104b,105bからなり、リニアモータ可動子106,107は、コイル104a,105aとコイル台104b,105bの間の間隙を移動する。各リニアモータ可動子106,107は、図15に示すように、レチクルステージ103の各側縁に固着された磁石ホルダ106a,107aと、これらに保持された磁石106b,107bからなる。コイル104a,105aに図示しない電源から駆動電流が供給されてこれらが励磁されると、リニアモータ可動子106,107との間に推力が発生し、これによってレチクルステージ103が加速あるいは減速される。
【0005】
レチクルステージ103上にはレチクルR0 が吸着され、その下方にはウエハステージ203(図13参照)によってウエハが保持されており、ウエハステージ203もレチクルステージ103と同様の駆動部を有し、同様に制御される。レチクルR0 の一部分に照射された帯状の露光光L0 (図14参照)は、フレーム204に支持された投影光学系205によってウエハに結像し、その帯状領域を露光して、レチクルパターンの一部分を転写する。
【0006】
走査型の露光装置の各露光サイクルは、帯状の露光光L0 に対してレチクルステージ103とウエハステージ203を同期的に走行させることでレチクルパターン全体をウエハに転写するものであり、レチクルステージ103とウエハステージ203の走行中はその位置をレーザ干渉計108,208によってそれぞれ検出して駆動部にフィードバックする。リニアモータによるレチクルステージ103の加速減速および露光中の速度制御は以下のように行なわれる。
【0007】
図14に平面図で示すように、例えば、レチクルステージ103が走査方向の図示左端にありレチクルR0 の走査方向の幅の中心O0 が加速開始位置P1 に位置しているときにリニアモータの図示右向きの推力による加速が開始され、レチクルR0 の前記中心O0 が加速終了位置P2 に到達したときに加速が停止され、以後はリニアモータがレチクルステージ103の走査速度を一定に制御する働きのみをする。レチクルR0 の中心O0 が減速開始位置P3 に到達するとリニアモータの図示左向きの推力による減速が開始され、レチクルR0 の中心O0 が減速終了位置P4 に到達したときにレチクルステージ103の走行が停止される。
【0008】
このような加速減速サイクルにおいて、レチクルステージ103が図示右向きに走行して、レチクルR0 の中心O0 が加速終了位置P2 に到達すると同時に露光光L0 がレチクルパターンの図示右端に入射して露光が開始され、レチクルR0 の中心O0 が減速開始位置P3 に到達したときにレチクルパターンの全面の露光が完了する。レチクルR0 の露光中すなわち、レチクルパターンが露光光L0 を横切って走行する間はレチクルステージ103が一定の走査速度に制御され、これと同期して、ウエハステージ203の走査速度も同様に制御される。なお、露光開始時のウエハとレチクルR0 の相対位置は厳密に管理され、露光中のウエハとレチクルR0 の速度比は、両者の間の投影光学系205の縮小倍率に正確に一致するように制御され、露光終了後は両者を適当に減速させる。
【0009】
図15に示すように、レチクルR0 は、レチクルステージ103の開口103aを塞ぐようにレチクルステージ103上に載置され、レチクルR0 の周縁部分は、レチクルステージ103に設けられた貫通孔103bを経て長溝103cに発生する真空吸着力によってレチクルステージ103の表面に吸着される。各貫通孔103bは、レチクルステージ103の裏面側に設けられたニップルを介して図示しない真空ポンプに接続される。
【0010】
すなわち、レチクルステージ103上のレチクルR0 は、その周縁部分の裏面に作用する真空吸着力のみによってレチクルステージ103に吸着保持される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の技術によれば、前述のように、レチクルをその裏面(下面)に作用する真空吸着力のみによってレチクルステージの表面に吸着保持するように構成されているため、レチクルステージの走査中にレチクルがレチクルステージ上でずれないように安定保持する力が不充分であり、露光中にレチクルがずれて転写精度が劣化するおそれがある。
【0012】
詳しく説明すると、レチクルをレチクルステージ上の定位置に保持する力は、真空吸着力によってレチクルステージに吸着されたレチクルとレチクルステージの開口の周縁部分の間の摩擦力によるものであるため、レチクルステージを走査方向(Y軸方向)あるいはその逆向きに加速する加速力が大きくてレチクルの慣性が前記摩擦力を越える状況であれば、レチクルステージに対してレチクルがずれて、転写精度の劣化を招く。
【0013】
露光中、レチクルステージはウエハステージの4〜5倍の走査速度で走査されるため、レチクルには大きな加速力がかかる傾向がある。また、近年では露光装置の生産性を向上させるためにレチクルステージやウエハステージの走査速度を大きくすることが望まれており、これらの高速化が進むと、レチクルにかかる加速力は1〜2G程度に達する。ところが、前記真空吸着力による摩擦力だけでは、1Gを越える加速力に抗してレチクルを安定保持することは困難である。特に、レチクルの周縁部分にはウエハとの位置合わせに用いるアライメントマーク等が配設されるため、レチクルとレチクルステージの間の接触面積を広くして摩擦力を増大させることは難しい。
【0014】
本発明は上記従来の技術の有する未解決の課題に鑑みてなされたものであり、レチクルステージの駆動中にレチクルが位置ずれを起こすおそれのない走査露光装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の走査露光装置は、駆動手段によって走査方向へ移動するレチクルステージと、レチクルの下面を前記レチクルステージに吸着する第1吸着手段と、前記レチクルの走査方向における端面と当接可能な当接部を有するクランプと、前記レチクルの端面を前記当接部に付勢させる吸着力を発生する第2吸着手段と、前記クランプを前記レチクルステージに固定可能で、かつ、該固定を解除可能な固定手段と、前記固定が解除された状態で、前記レチクルステージに対して前記クランプを移動させるアクチュエータとを備え、前記第2吸着手段によって前記レチクルの端面を前記当接部に付勢させ、前記クランプを前記レチクルステージに固定することによって、前記レチクルを保持することを特徴とする。
【0016】
前記第1吸着手段が、前記レチクルステージに保持された少なくとも3個の基準球に前記レチクルの下面を付勢するように構成されているとよい。
【0018】
【作用】
レチクルの下面を吸着手段によってレチクルステージに吸着するとともに、基準球等の当接部にレチクルの走査方向における端面を当接することでレチクルの端面を拘束し、レチクルステージの移動中にレチクルがずれるのを防ぐ。
【0019】
第2吸着手段によってレチクルの端面を当接部に付勢させれば、レチクルを移動ステージ上に堅固に固定することができる。レチクルステージを逆向きに移動させたときでもレチクルがずれるおそれがない。
【0020】
走査型の露光装置にこのようなステージ装置を搭載することで、レチクルをレチクルステージに安定保持し、露光中にレチクルがずれるのを回避できる。これによって、走査型の露光装置の転写精度を向上させ、高速化による生産性の増大にも大きく貢献できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
図1は、一実施例によるステージ装置を示すもので、これは、ベース1上に固定された平板状のガイド2と、ガイド2に沿って走査方向(Y軸方向)に往復移動自在な移動ステージであるレチクルステージ3と、レチクルステージ3の走行路に沿ってその両側にベース1と一体的に配設された一対のリニアモータ固定子4,5と、レチクルステージ3の両側面とそれぞれ一体的に設けられた一対のリニアモータ可動子6,7を有し、リニアモータ固定子4,5とリニアモータ可動子6,7はそれぞれレチクルステージ3を走査方向に加速減速する駆動手段である一対のリニアモータを構成する。レチクルステージ3は、図示しないエアスライド(静圧軸受装置)によってガイド2に非接触で案内される。
【0023】
各リニアモータ固定子4,5は、ガイド2に沿って直列に配設された複数のコイル4a,5aとこれを支持するヨークとコイル台4b,5bからなり、リニアモータ可動子6,7は、コイル4a,5aとコイル台4b,5bの間の間隙を移動する。各リニアモータ可動子6,7は、図2に示すように、レチクルステージ3の各側縁と一体である磁石ホルダ6a,7aと、これらに保持された磁石6b,7bからなる。コイル4a,5aに図示しない電源から駆動電流が供給されてこれらが励磁されると、リニアモータ可動子6,7との間に推力が発生し、これによってレチクルステージ3が加速あるいは減速される。
【0024】
レチクルステージ3上には板状体であるレチクルR1 (図2に破線で示す)が吸着保持され、その下方には、ウエハステージによって基板であるウエハが保持されており、ウエハステージもレチクルステージ3と同様の駆動部を有し、同様に制御される。露光手段である図示しない光源からレチクルR1 の一部分に照射された帯状の露光光は、従来例と同様に投影光学系によってウエハに結像し、その帯状領域を露光して、レチクルパターンの一部分を転写する。
【0025】
レチクルステージ3とウエハステージを同期的に走行させることでレチクルパターン全体をウエハに転写する。この間、レチクルステージ3とウエハステージの位置をレーザ干渉計によってそれぞれ検出して駆動部にフィードバックする。前記リニアモータによるレチクルステージ3の加速、減速および露光中の速度制御は従来例と同様である。
【0026】
レチクルR1 は、該レチクルR1 の下面(裏面)を吸着する第1吸着手段を有する3個のZクランプ10と、レチクルR1 のX軸方向の端縁を吸着する吸着手段を有するXクランプ20と、レチクルR1 のY軸方向(走査方向)の端縁部(端面)を吸着する第2吸着手段を有するクランプである一対のYクランプ30によって、レチクルステージ3上に安定して吸着保持される。
【0027】
また、レチクルステージ3上のレチクルR1 の各Zクランプ10、Xクランプ20、両Yクランプ30に対する位置決めは、それぞれ、図2および図3に示すように、該レチクルR1 の下面に当接される3個のZ基準球40と、レチクルR1 のX軸方向の端縁に当接される拘束手段(基準球)であるX基準球50と、レチクルR1 のY軸方向の端縁に当接される拘束手段(基準球)である一対のY基準球60によって行なわれる。
【0028】
各Zクランプ10は、レチクルステージ3の裏面にビス等によって固着される本体ブロック11(図4参照)と、その側面から内部配管に接続される排気用のニップル12(図1参照)と、本体ブロック11から図示上向き(Z軸方向)に突出する一対の溶接ベローズ13を有し、各溶接ベローズ13は、本体ブロック11の前記内部配管に連通し、各溶接ベローズ13の開口端には、固定リング13aを介してシール材14が固着されている。シール材14をレチクルR1 の裏面に当接し、各Zクランプ10のニップル12を図示しない真空ポンプに接続して溶接ベローズ13を排気すると、レチクルR1 がシール材14に吸着され、レチクルR1 をZ基準球40に付勢(吸着)する真空吸着力が発生する(第1吸着手段)。
【0029】
各Zクランプ10は、レチクルステージ3の開口3aの周縁の3つの部位に一対ずつ形成されたU字溝3bからそれぞれ溶接ベローズ13をレチクルステージ3の上面に突出させて、溶接ベローズ13の開口端のシール材14をレチクルR1 の周縁部分の下面に対向させる。
【0030】
各対のU字溝3bの間に突出する突部3cは、Z基準球40を回転自在にしかも安定して定位置に保持するマグネットホルダ41を支持する。該マグネットホルダ41は、図8に示すように、十字型断面を有する非磁性ブロック41aとその4隅に保持された4個の棒状磁石41bを有し、非磁性ブロック41aは磁性体板41cを介して、レチクルステージ3の開口3aの前記突部3cに載置される。4個の棒状磁石41bはいわゆる4極磁石として、磁性材料で作られたZ基準球40を通る磁気回路と、前記磁性体板41cを通る磁気回路の総ポテンシャルが、非磁性ブロック41aの中央にZ基準球40が位置したときに最も安定するように構成される。すなわち、Z基準球40は、前記4極磁石の磁気吸引力によってマグネットホルダ41の中央に安定保持される。機械的な拘束手段を必要としないために、Z基準球40をマグネットホルダ41上で任意の方向に回転させることが自在である。
【0031】
Xクランプ20は、図9に示すように、レチクルステージ3の表面を摺動自在である本体ブロック21と、その側面から内部配管に接続される排気用のニップル22と、本体ブロック21から図示横向き(X軸方向)に突出する一対の溶接ベローズ23を有し、各溶接ベローズ23は、本体ブロック21の前記内部配管に連通し、各溶接ベローズ23の開口端には、固定リング23aを介してシール材24が固着されている。シール材24をレチクルR1 のX軸方向の端縁に当接し、Xクランプ20のニップル22を図示しない真空ポンプに接続して溶接ベローズ23を排気すると、レチクルR1 の端縁がシール材24に吸着され、レチクルR1 をX基準球50に付勢する真空吸着力が発生する。
【0032】
本体ブロック21は磁性体であり、両溶接ベローズ23の間に突出する突部21aを有し、該突部21aは、X基準球50を回転自在にしかも安定して定位置に保持するマグネットホルダ51を支持する。該マグネットホルダ51は、十字型断面を有する非磁性ブロック51aとその4隅に保持された4個の棒状磁石51bを有し、非磁性ブロック51aは本体ブロック21の前記突部21aに固定される。4個の棒状磁石51bはいわゆる4極磁石として、磁性材料で作られたX基準球50を通る磁気回路と、磁性体である本体ブロック21を通る磁気回路の総ポテンシャルが、非磁性ブロック51aの中央にX基準球50が位置したときに最も安定するように構成される。すなわち、X基準球50は、前記4極磁石の磁気吸引力によってマグネットホルダ51の中央に安定保持される。機械的な拘束手段を必要としないために、X基準球50をマグネットホルダ51上で任意の方向に回転させることが自在である。
【0033】
Xクランプ20の本体ブロック21は、前述のように磁性体であり、図7に示すように、レチクルステージ3に埋め込まれた固定手段であるマグネットチャック25の磁気吸引力によってレチクルステージ3上に固定される。本体ブロック21の一端は、X可動体26に片持ち支持された平行板バネ機構27の自由端に結合されている。マグネットチャック25が不作動であれば、平行板バネ機構27によって本体ブロック21がマグネットチャック25の上面からわずかに浮上した摺動自在な状態に支持される。平行板バネ機構27は、レチクルステージ3に垂直な方向(Z軸方向)に剛性が弱く、水平な方向(XY方向)に高剛性であるように設計されており、後述するようにマグネットチャック25の磁気吸引力が発生すると、平行板バネ機構27の弾性力に抗して本体ブロック21がマグネットチャック25に吸着され、その結果、Xクランプ20がレチクルステージ3に固定されるように構成されている。
【0034】
X可動体26は、レチクルステージ3上に固定されたXガイド28に沿ってX軸方向に往復移動自在であり、図示しないアクチュエータによってX可動体26をX軸方向に移動させる。これによって、Xクランプ20全体をレチクルR1 の端縁に向かって進退させるように構成されている。
【0035】
各Yクランプ30は、図3に示すように、レチクルステージ3の表面を摺動自在である本体ブロック31と、その側面から内部配管に接続される排気用のニップル32と、本体ブロック31からY軸方向に突出する2対の溶接ベローズ33を有し、各溶接ベローズ33は、本体ブロック31の前記内部配管に連通し、各溶接ベローズ33の開口端には、固定リング33a(図4参照)を介してシール材34が固着されている。シール材34をレチクルR1 のY軸方向の端縁に当接し、各Yクランプ30のニップル32を図示しない真空ポンプに接続して溶接ベローズ33を排気すると、レチクルR1 の端縁がシール材34に吸着され、レチクルR1 をY基準球60に密着させてこれに吸着する真空吸着力が発生する(第2吸着手段)。
【0036】
本体ブロック31は磁性体であり、2対の溶接ベローズ33の間に突出する突部31aを有し、該突部31aはY基準球60を回転自在にしかも安定して定位置に保持するマグネットホルダ61を支持する。該マグネットホルダ61は、Xクランプ20のマグネットホルダ51と同様に、十字型断面を有する非磁性ブロックとその4隅に保持された4個の棒状磁石を有し、非磁性ブロックはYクランプ30の本体ブロック31の前記突部31aに固定される。4個の棒状磁石はいわゆる4極磁石として、磁性材料で作られたY基準球60を通る磁気回路と、磁性体である本体ブロック31を通る磁気回路の総ポテンシャルが、非磁性ブロックの中央にY基準球60が位置したときに最も安定するように構成される。すなわち、Y基準球60は、前記4極磁石の磁気吸引力によってマグネットホルダ61の中央に安定保持される。機械的な拘束手段を必要としないために、Y基準球60をマグネットホルダ61上で任意の方向に回転させることが自在である。
【0037】
各Yクランプ30の本体ブロック31は、前述のように磁性体であり、レチクルステージ3に埋め込まれたマグネットチャック35の磁気吸引力によってレチクルステージ3上に固定される。各Yクランプ30の本体ブロック31の一端は、Y可動体36に片持ち支持された平行板バネ機構37(図5参照)の自由端に結合されている。マグネットチャック35が不作動であれば、平行板バネ機構37によって本体ブロック31がマグネットチャック35の上面からわずかに浮上した状態に支持される。平行板バネ機構37は、レチクルステージ3に垂直な方向(Z軸方向)に剛性が弱く、水平な方向(XY方向)に高剛性であるように設計されており、後述するようにマグネットチャック35の磁気吸引力が発生すると、平行板バネ機構37の弾性力に抗して本体ブロック31がマグネットチャック35に吸着され、その結果、Yクランプ30がレチクルステージ3に固定されるように構成されている。
【0038】
Y可動体36は、レチクルステージ3上に配設されたYガイド38に沿ってY軸方向に往復移動自在であり、図示しないアクチュエータによってY可動体36をY軸方向に移動させる。これによって、各Yクランプ30全体をレチクルR1 の端縁に向かって進退させるように構成されている。
【0039】
各マグネットチャック35は、3個ずつ3列に配設された合計9個の磁石ユニット35aを有し、各磁石ユニット35aは、図6に示すように、厚さ方向に着磁されたアルニコ磁石351と、これを挟持する一対のヨーク352,353からなる断面U字形の磁気部材と、一方のヨーク353の底部に巻き付けたコイル354からなり、各磁石ユニット35aのまわりに樹脂355を充填してレチクルステージ3と一体化したものである。各磁石ユニット35aのコイル354に通電することで各アルニコ磁石351の磁気吸引力が相殺されるように構成されている。
【0040】
すなわち、マグネットチャック35に通電すると、Yクランプ30をレチクルステージ3に吸着していた磁気吸引力が解除されてYクランプ30全体をY軸方向に進退させることができる。通電を停止すると、Yクランプ30がレチクルステージ3に吸着され、磁気吸引力によって堅固に固定される。
【0041】
Xクランプ20を吸着するマグネットネットチャック25も上記と同様に構成された3個の磁石ユニット25aを有し、同様に機能する。Yクランプ30を吸着するマグネットチャック35に比べて磁石ユニット25aの数が少ないのは、前述の露光サイクルにおいてレチクルステージ3をY軸方向に加速すると、慣性によってレチクルR1 がY軸方向にずれるおそれがあるため、Yクランプ30のマグネットチャック35には大きな磁気吸引力が必要であり、X軸方向についてはこのように大きな慣性が生じるおそれがないからである。
【0042】
次に、搬送ハンドによってレチクルR1 をレチクルステージ3の上方に搬送し、これに受け渡して位置決めしたうえで、磁気吸引力と真空吸着力によってレチクルR1 をレチクルステージ3に固定する工程を説明する。
【0043】
まず、レチクルステージ3をレチクル交換位置まで移動して待機させる。搬送ハンドはレチクルR1 の上面を吸着し、レチクルステージ3の上方に搬送してくる。搬送ハンドを下降させてレチクルR1 の下面を各Z基準球40に当接させる。次に搬送ハンドの吸着を解除してレチクルR1 を解放し、搬送ハンドを後退させる。
【0044】
搬送ハンドが下向きの動作を開始するとき、Xクランプ20と両Yクランプ30はレチクルR1 にぶつからない位置に退避している。退避は、Xクランプ20と各Yクランプ30のマグネットチャック25,35の通電によって磁気吸引力を解除して、前述のアクチュエータによってそれぞれX可動体26と各Y可動体36を後退させることによって行なわれる。
【0045】
レチクルR1 がZ基準球40に受け渡されると各Zクランプ10の溶接ベローズ13を排気してレチクルR1 の下面をZ軸方向に吸引する真空吸着力を発生させる。各溶接ベローズ13は小さい抵抗で数mm程度は横にずれることができるように設計されており、従って直径数mmの範囲内でレチクルR1 が3個のZ基準球40上にころがり支持されているものとみなせる。
【0046】
各Zクランプ40の真空吸着力は、従来例のようにこれのみでレチクルR1 をクランプする目的で吸引するのではなく、レチクルR1 をZ基準球50に付勢してZ軸方向の位置決めを行なうために吸引するので従来例のように強い吸引力は必要としない。
【0047】
続いて、Xクランプ20と両Yクランプ30の排気を開始する。この時点ではXクランプ20と両Yクランプ30はレチクルR1 に当たらない位置に退避しているので真空吸着力は発生しない。
【0048】
この状態で、Xクランプ20と両Yクランプ30を前述のアクチュエータによってそれぞれX軸方向とY軸方向に前進させ、各溶接ベローズ23,33のシール材24,34をレチクルR1 の端縁に当接する。このようにシール材24,34がレチクルR1 の端縁に当接するとXクランプ20、Yクランプ30による真空吸着力が発生し、これによって、レチクルR1 の端縁がX基準球50、両Y基準球60に密着され、レチクルR1 がXクランプ20と両Yクランプ30に吸着された状態となる。このとき、各溶接ベローズ23,33の排気系の圧力をモニタすることで真空吸着力が発生したか否かを検知するとよい。
【0049】
このようにしてXクランプ20と両Yクランプ30にレチクルR1 の端縁を吸着したうえで、図示しないレチクルアライメントスコープによって、所定の基準位置に対するレチクルR1 の位置ずれを計測し、前述のアクチュエータにフィードバックして、Xクランプ20やYクランプ30の位置を補正する。レチクルR1 の位置ずれが許容値以下になったのを確認したのち、Xクランプ20と各Yクランプ30のマグネットチャック25,35の電流を徐々に低減しゼロとする。マグネットチャック25,35は、通電の停止によってXクランプ20と各Yクランプ30の本体ブロック21,31を吸引する磁気吸引力を発生させる。本体ブロック21,31は平行板バネ機構27,37の弾力性に抗してマグネットチャック25,35に吸着され、その結果、レチクルR1 は、レチクルステージ3上でXY方向に堅固に固定される。
【0050】
露光中は、レチクルステージ3の走査によって、レチクルR1 にY軸方向(走査方向)に大きな慣性がかかり、レチクルR1 がレチクルステージ3上でずれるおそれがあるため、両Yクランプ30によるクランプ力が上記の慣性に抗してレチクルR1 を安定保持するように構成しなければならない。そこで、両Yクランプ30の真空吸着力P1 とマグネットチャック35の磁気吸引力P2 を以下のように設定する。
【0051】
P1 >γ×α …………………(1)
P2 ×f>γ×α ……………(2)
ここで、γ:レチクルR1 の質量
α:レチクルR1 を走査させるための加速度
f:レチクルR1 とレチクルステージ3の間の摩擦係数
レチクルステージ3がY軸方向(+Y)へ走査するときは、各Yクランプ30のY基準球60によってレチクルR1 を押していく結果となるため、Yクランプ30の真空吸着力P1 は不必要である。従って、各Yクランプ30がマグネットチャック35上でずれないように、マグネットチャック35の磁気吸引力P2 による摩擦力がレチクルR1 の慣性より大きくなるように設定すれば充分である。すなわち、式(2)で示す条件のみを満足すればよい。
【0052】
ところが、レチクルステージ3がY軸方向逆向き(−Y)に走査するときは、各Yクランプ30の磁気吸引力によってレチクルR1 を引っ張る結果となるため、Yクランプ30の真空吸着力P1 がレチクルR1 の慣性より小さいと各Yクランプ30がレチクルR1 から離れるおそれがある。そこで式(1)で示す条件を満足するように設定しなければならない。また、各Yクランプ30がマグネットチャック35上でずれるのを防ぐには、前述のように式(2)で示す条件を満足しなければならない。すなわち、式(1)と式(2)の双方を満足する必要がある。
【0053】
Yクランプ30のマグネットチャック35の磁気吸引力P2 による摩擦力を大きくするためには、マグネットチャック35とYクランプ30の本体ブロック31の接触面積を大きくすればよい。従来例のようにレチクルの側端部を裏面から吸着する場合には、アライメントマーク等のスペースを避けなければならず、接触面積が限られるために大きなクランプ力を発生させるのは難しいが、Yクランプ30のマグネットチャック35は、レチクルステージ3のレチクル搭載面の側傍に配設されているため、Yクランプ30を大形化すれば、前記接触面積を増大させて摩擦力を充分に大きくすることができる。
【0054】
加えて、一般的にアルニコ磁石は、残留磁束密度が1〜1.3Tに達するため、1cm2 当たり4〜6kgfの磁気吸引力を発生できる。他方真空吸着力については、760mHgにおいて1cm2 当たり1kgfが限度であるため、従来例のように真空吸着力のみによってレチクルを安定保持することは極めて難しい。
【0055】
このように、両Yクランプ30においては真空吸着力によるクランプ力(摩擦力)と磁気吸引力を双方とも充分に大きくして、レチクルR1 を例えば1〜2G程度に加速しても、走査中に位置ずれを発生するおそれのないように堅固にクランプすることができる。
【0056】
本実施例によれば、露光中のレチクルを安定保持し、その位置ずれを防ぐことで、露光装置の転写精度を大きく改善できる。また、レチクルの加速力を大幅に増大させることができるため、レチクルやウエハの走査速度を速くして露光装置の生産性の向上にも貢献できる。
【0057】
なお、露光サイクル終了後は、レチクルステージ3をレチクル受け渡し位置へ移動させ、Xクランプ20と両Yクランプ30のマグネットチャック25,35に通電してこれらの磁気吸引力を解除する。続いて、各溶接ベローズ23,33の排気を停止して真空吸着力を解除したうえで、Xクランプ20と両Yクランプ30の可動体26,36のアクチュエータを逆駆動してXクランプ20と両Yクランプ30をレチクルR1 の端縁から後退させる。さらに、各Zクランプ10の真空吸着力を解除して搬送ハンドによるレチクルR1 の搬出を行なう。
【0058】
次に上記説明した露光装置を利用した半導体デバイスの製造方法の実施例を説明する。図10は半導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、あるいは液晶パネルやCCD等)の製造フローを示す。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0059】
図11は上記ウエハプロセスの詳細なフローを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では上記説明した露光装置によってマスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成される。本実施例の製造方法を用いれば、従来は製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを製造することができる。
【0060】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0061】
レチクルステージ等の移動ステージにレチクル等を安定保持し、ステージ駆動中にレチクル等が位置ずれを起すのを回避できる。特に走査型の露光装置においては、露光中のレチクルの位置ずれを防ぐことで転写精度を大きく改善できる。また、レチクルステージやウエハステージの高速化によって露光装置の生産性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例によるステージ装置を示す斜視図である。
【図2】図1の装置の主要部を示す部分平面図である。
【図3】図2の中心部を拡大して示す拡大部分平面図である。
【図4】図3のA−A線からみた断面図である。
【図5】図1の装置の主要部を示す部分側面図である。
【図6】図5の装置を断面で示す模式断面図である。
【図7】図1の装置のマグネットチャックを示す平面図である。
【図8】図1の装置のZクランプを示すもので、(a)はその斜視図、(b)は(a)を分解した状態で示す分解斜視図である。
【図9】図1の装置のXクランプを示すもので、(a)はその斜視図、(b)は(a)を分解した状態で示す分解斜視図である。
【図10】半導体製造工程を示すフローチャートである。
【図11】ウエハプロセスを示すフローチャートである。
【図12】一従来例を示す斜視図である。
【図13】露光装置全体を示す立面図である。
【図14】図12の装置の走査を説明する図である。
【図15】図12の装置の主要部を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ベース
2 ガイド
3 レチクルステージ
4,5 リニアモータ固定子
6,7 リニアモータ可動子
10 Zクランプ
20 Xクランプ
25,35 マグネットチャック
30 Yクランプ
40 Z基準球
50 X基準球
60 Y基準球
Claims (6)
- 駆動手段によって走査方向へ移動するレチクルステージと、
レチクルの下面を前記レチクルステージに吸着する第1吸着手段と、
前記レチクルの走査方向における端面と当接可能な当接部を有するクランプと、
前記レチクルの端面を前記当接部に付勢させる吸着力を発生する第2吸着手段と、
前記クランプを前記レチクルステージに固定可能で、かつ、該固定を解除可能な固定手段と、
前記固定が解除された状態で、前記レチクルステージに対して前記クランプを移動させるアクチュエータとを備え、
前記第2吸着手段によって前記レチクルの端面を前記当接部に付勢させ、前記クランプを前記レチクルステージに固定することによって、前記レチクルを保持することを特徴とする走査露光装置。 - 前記第1吸着手段が、前記レチクルステージに保持された少なくとも3個の基準球に前記レチクルの下面を付勢するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の走査露光装置。
- 前記固定手段が、磁気吸引力によって前記クランプを前記レチクルステージに固定するように構成され、
前記磁気吸引力を解除するための通電コイルを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の走査露光装置。 - 前記クランプが、前記レチクルの端面に当接される少なくとも1個の基準球を有することを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の走査露光装置。
- 前記第1吸着手段が、排気手段によって排気される溶接ベローズと、その開口端に設けられたシール材を有することを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項記載の走査露光装置。
- 前記第2吸着手段が、排気手段によって排気される溶接ベローズと、その開口端に設けられたシール材を有することを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項記載の走査露光装置。
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