JP4072104B2 - 多重化装置 - Google Patents
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また、多重化装置における切り換え用のスイッチの切り換え頻度は、1日1〜2回程度と非常に少ないので、オン抵抗が無いリレーを用いることが最適である。実際、下記の特許文献1、2には、リレーを用いた多重化装置が開示されている。
まず、図1は、本実施例の電気的構成を概略的に示すブロック図である。この図1に示すように、本実施例の送信回路(多重化装置)1の出力端子dは、道路に敷設されたループアンテナ2にハイブリットトランス3を介して接続されている。上記送信回路1は、常用送信回路(第1回路)4と、待機送信回路(第2回路)5と、モニタ切換回路6とを備えて構成されている。
さて、モニタ切換回路6は、常用送信回路4からの常用電力信号と、待機送信回路5からの待機電力信号とを入力し、常用電力信号が正常なときは常用電力信号を出力端子(送信回路1の出力端子)dから出力し、常用電力信号が異常なときは常用電力信号に代えて待機電力信号を出力端子(送信回路1の出力端子)dから出力するように切り換える機能を有している。また、モニタ切換回路6は、常用電力信号をモニタした2つのモニタ信号を出力端子e1及びe2から出力すると共に、待機電力信号をモニタしたモニタ信号を出力端子fから出力する機能を有している。
一方、第1モニタ回路12、第1の2モニタ回路12−2及び第2モニタ回路13は、電気回路構成が同じであり、それぞれ整流回路と比較回路とで構成されており、ここでは、第1モニタ回路12について、図3に従って具体的に説明する。第1モニタ回路12は、ダイオード22、抵抗23〜28、可変抵抗29、コンデンサ30、31、コンパレータ32を図示するように接続して構成されている。そして、第1の2モニタ回路12−2及び第2モニタ回路13も、上記第1モニタ回路12と同様に構成されている。
上記第1モニタ回路12においては、入力端子12aに入力した常用電力信号(正弦波信号)を整流して直流電圧に変換し、この直流電圧と設定値(予め決められた電圧値)とを比較し、上記直流電圧の電圧レベルが設定値以上のときに(即ち、常用電力信号が正常であるときに)、コンパレータ32はローレベルになり、トランジスタ20がオフして出力端子e1からモニタ信号としてハイレベル信号が出力されるように構成されている。
そして、このとき(即ち、常用電力信号が正常であるとき)には、電力切換回路11の2個のトランジスタ20、21はオフしており、リレー14、15の励磁コイル14c、15cは通電されていない。
これに対して、第1モニタ回路12及び第1の2モニタ回路12−2の入力端子12a及び12−2aに入力した常用電力信号(正弦波信号)を整流して得られた直流電圧の電圧レベルが設定値よりも小さくなると(即ち、常用電力信号が異常になると)、各コンパレータ32がハイレベルになり、トランジスタ20、21がオンして出力端子e1、e2からモニタ信号としてローレベル信号が出力されるように構成されている。
これにより、リレー14、15の常閉接点14b、15bがオフすると共に、常開接点14a、15aがオンするようになる。この結果、常用電力信号に代えて待機電力信号がモニタ切換回路6の出力端子dから出力されるように切り換わる構成となっている。
尚、第1モニタ回路12、第1の2モニタ回路12−2及び第2モニタ回路13の抵抗25とコンデンサ30は、電源投入時にコンパレータ32がハイレベルにならないようにするための時限回路である。
104*10-9*104*10-9=10-10
となり、0.1Fitになり、格段に信頼性が向上していることがわかる。
即ち、本実施例では、モニタ切換回路6の第1モニタ回路12と第1の2モニタ回路12−2と電力切換回路11は、2重系になっている。そして、上記電力切換回路11のリレー14、15を除いたモニタ切換回路6の故障率は前記常用送信回路4及び待機送信回路5に比較して大幅に回路素子数が少ないため故障率は100Fit程度であるため、(102*10-9)2=10-5Fitとなる。
一方、リレー14の常閉接点14bとリレー15の常閉接点15bを、仮に並列接続させた場合、上記2つの常閉接点14b、15bの目的は常用送信回路4からの電力信号を遮断することであるため、遮断しない確率(故障率)は各接点の遮断しない確率の論理和となり、信頼性が向上しないことがわかる。
尚、常閉接点14b、15bを直列に接続した場合の問題点として考えられることは、常用動作の場合に、本来は閉成しなければならないときに、故障して開放してしまうような場合の故障率の大きさである。この故障率が大きいと、2個の接点14b、15bを直列に接続しているため、故障率が2倍となり、問題となる。しかし、リレーハンドブック(森北出版1992年)によると、コイルに通電しないときに常閉接点が開放してしまう故障率は、コイルに通電したときの故障率よりも格段に小さい。
ところで、2重系においては、前述したように、常用送信回路4と待機送信回路5とが同時に故障する故障率が各回路の故障率の積となり、システム全体の故障率が格段に小さくなる。このため、常用送信回路4と待機送信回路5を、常時、制御ECUによって第1モニタ回路12、第1の2モニタ回路12−2と第2モニタ回路13を介してモニタしておく必要がある。そして、故障を検知したら、すぐに修理することが必要となる。
このような構成の本実施例においては、常用電力信号に代えて待機電力信号を出力するように切り換える電力切換回路11を、2個のリレー14、15を備え、これら2個のリレー14、15の常閉接点14b、15bを直列に接続して直列回路16を形成し、2個のリレー14、15の常開接点14a、15aを並列に接続して並列回路17を形成し、直列回路16の一端に常用電力信号を入力し、並列回路17の一端に待機電力信号を入力し、直列回路16の他端と並列回路17の他端を接続し且つこの接続点から電力信号を出力するように構成した。
上述した以外の第2の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従って、第2の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。
Claims (2)
- 常用電力信号を出力する第1回路と、待機電力信号を出力する第2回路と、前記常用電力信号が異常なときに前記常用電力信号に代えて前記待機電力信号を出力するように切り換える電力切換回路とを備えて成る多重化装置において、
前記電力切換回路を、2個のリレーを備え、これら2個のリレーの常閉接点を直列に接続して直列回路を形成し、前記2個のリレーの常開接点を並列に接続して並列回路を形成し、前記直列回路の一端に前記常用電力信号を入力し、前記並列回路の一端に前記待機電力信号を入力し、前記直列回路の他端と前記並列回路の他端を接続し且つこの接続点から電力信号を出力するように構成し、
前記常用電力信号が正常であるときには、前記2個のリレーの励磁コイルを通電しないようにし、前記常用電力信号が異常になったときに、前記2個のリレーの励磁コイルを通電するように構成したことを特徴とする多重化装置。 - 前記2個のリレーのうちの一方のリレーをトランスファ接点型のリレーで構成し、このトランスファ接点型のリレーのトランスファ接点の常閉接点を前記直列回路の他端側の常閉接点とし、前記トランスファ接点の常開接点を他方のリレーの常開接点に並列に接続したことを特徴とする請求項1記載の多重化装置。
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JP2003278273A JP4072104B2 (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | 多重化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003278273A JP4072104B2 (ja) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | 多重化装置 |
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