JP4071749B2 - 流体処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は流体処理装置に関するものである。更に詳しくは、水等の流体を磁気により処理する装置であって、給水管等に装着するときに水路の位置を磁束の集中する部分に設定する作業を自動的にかつ正確に行うことができるようにしたものに関する。また、流体処理装置を装着した後に固定具が緩んだ場合にも、装置の脱落を確実に防止できるようにしたものに関する。
近年における全地球的な環境の悪化は、生命を維持していく上で欠かせない水にも重大で深刻な影響を与えている。このように水の汚染が懸念される中で、様々な機器を使用して、水を飲用等、生活水として適するよう改質する技術に対して、社会的な関心もますます高まっている。
飲料水等の生活水として水を改質する手段としては、例えば水をフィルターに通して不純物を除去する方法や、水を電気的に還元してアルカリイオン水を得る方法等があるが、最近では水を強い磁場に通して処理する磁気処理が注目されている。
磁気処理された水は、分子が磁気の作用を受けることにより、例えば洗濯物の汚れ落ちが良くなったり、浴槽に汚れが付着しにくくなったり、飲料水としても味がまろやかになるといわれている。
このような水処理装置としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1に記載された水処理装置は、二つの永久磁石をそれぞれ金属製のホルダで保持し、ホルダにスライド機構を設けることにより永久磁石の間隔を調整できるようにしたもので、蝶ネジを締め付けて間隔を固定できる。この水処理装置は、各永久磁石の内面に設けてある浅い凹部を給水管に合わせて挟持し装着するようになっている。
特開2000−218276
しかしながら、特許文献1記載の水処理装置には次のような課題があった。
水処理装置は、両永久磁石で給水管を跨ぐようにして嵌め入れ、更に両永久磁石の凹部で給水管を挟むようにして位置を決め、蝶ネジの固定力をもって永久磁石の間隔を固定することによって装着するようになっている。
この構造によると、両永久磁石の内面に設けてある凹部が給水管の各サイズに対応しているわけではなく、位置が確実に決まる構造ではないため、給水管に装着する場合、手で高さを調整する方法では、装置が上下にずれやすく位置決めがしにくい。
また、給水管に装着後、振動等によって蝶ネジが緩んでしまった場合、両永久磁石が離れて取付力が弱くなり、水処理装置が落ち込んで給水管の水路の位置から永久磁石の磁場の強い部分がずれてしまったり、装置自体が給水管から脱落することがある。
(本発明の目的)
本発明の目的は、水等の流体を磁気により処理する装置であって、流体処理装置を給液管等に装着するときに液路の位置を磁束の集中する部分に設定する作業を自動的にかつ正確に行うことができるようにすることである。
また、流体処理装置を装着した後に固定具が緩んだ場合にも、給液管の液路と永久磁石の磁場の強い部分との位置のずれを防止し、更に給液管からの装置の脱落を確実に防止できるようにすることである。
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
給液管の両側に配される一対の挟持体を備えており、
両挟持体は互いにスライド可能な連結部材を有して間隔の調整ができると共に両挟持体は上記連結部材を固定具で止めることにより間隔の固定ができるようにしてあり、
両挟持体の対向する部分には永久磁石が設けてあり、
両挟持体の間には給液管を挟む位置に位置決め部材が設けてあり、
上記位置決め部材の両側には、両挟持体の間隔が拡大または縮小するとその動きに追従して位置決め部材の間隔も拡大または縮小するように形成された溝が設けてあり、
該溝を両挟持体に設けてある係合部にスライド可能に係合させて位置決め部材は両挟持体の間に設けられており、
両挟持体の間と両位置決め部材の間の空間部に給液管を位置させることができるよう構成されていることを特徴とする、
流体処理装置である。
第2の発明にあっては、
連結部材は挟持体の厚みより薄く形成され、固定具がその段差部に収まり挟持体の厚みから突出しないようにしてあることを特徴とする、
第1の発明に係る流体処理装置である。
第3の発明にあっては、
両挟持体の間隙と、位置決め部材同士の間隙が本質的に同じになるように構成されていることを特徴とする、
第1または第2の発明に係る流体処理装置である。
第4の発明にあっては、
挟持体にはワイヤ錠のワイヤを通すための挿通部が設けてあることを特徴とする、
第1ないし第3のいずれかの発明に係る流体処理装置である。
(作用)
本発明に係る流体処理装置の作用を説明する。なお、ここでは、本発明の各構成要件のそれぞれに、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与し説明するが、この符号の付与は、あくまで説明の理解を助けるためであって各構成要件の上記各部への限定を意味するものではない。また、処理の対象となる流体は、例えば水であるが、その他ガソリン等の燃料等の処理も可能であり、特に限定するものではない。
流体処理装置は、給液管(給水管等)や、給水管の場合では水量メーターの近傍にある六角ナット等に装着して使用する。例えば、六角ナットへの装着は次のように行う。
まず、挟持体から位置決め部材を取り外す。
次に、固定具等を緩めて挟持体の間隔を調整できるようにし、挟持体の間隔を拡げて両挟持体で六角ナットを挟むように位置させる。なお、説明で使用する「挟む」の用語は、部材同士を接触させて挟む意味と、隙間を空けて挟む意味を含む。
挟持体に、給液管を挟むようにして位置決め部材を取り付ける。
挟持体の間隔を狭めて両挟持体の内面を六角ナットの対向する平行面に接面させる。このとき、両挟持体と両位置決め部材は拡大・縮小方向に連動し、位置決め部材の間隔も狭まり、両位置決め部材によって本質的に挟まれる給液管の位置が永久磁石の位置と重なる位置に自動的に設定される。そして、固定具等で止めて両挟持体の間隔を固定する。
流体処理装置を装着した後、振動等、何らかの理由で固定具等が緩んだ場合、両挟持体の間隔がやや広くなるが、これにより装置が多少下方へ落ち込んでも上部側の位置決め部材が給液管等に当たって停止するので、大きな落ち込みにはならず、給液管の液路と永久磁石の磁場の強い部分との位置のずれを防止できる。
また、両位置決め部材は給液管等を挟むように位置しているので、装置がバランスを崩して反転したとしても、両挟持体間の開放部には位置決め部材があるので、給液管等から脱落することもない。
連結部材は挟持体の厚みより薄く形成され、固定具がその段差部に収まり挟持体の厚みから突出しないようにしてあるものは、例えば挟持体を装着する隙間に余裕がなく、ぎりぎりで挿入できたような場合でも、固定具を操作するスパナ等の工具を入れるための作業空間が確保できる。
また、固定具が突出していないため、少なくとも挟持体の厚みが入る隙間があれば支障なく装着可能である。
両挟持体の間隙と、位置決め部材同士の間隙が本質的に同じになるように構成されているものは、例えば流体処理装置を円管状の給液管に直接装着する場合に、両挟持体だけでなく両位置決め部材も給液管表面に当接させることができるので、装着時の装置の位置決めをより確実に行うことができる。
挟持体にはワイヤ錠のワイヤを通すための挿通部が設けてあるものは、給液管等に装着した後でワイヤ錠を取り付けることにより、流体処理装置の盗難を防止することができる。
本発明の効果は次の通りである。
(a)本発明に係る流体処理装置は、給液管や、給水管の場合では水量メーターの近傍にある六角ナット等に装着する時に、挟持体の間隔を狭めて両挟持体の内面を給液管や六角ナットに接面させることによって位置決め部材の間隔も決まり、両位置決め部材によって本質的に挟まれる給液管の位置すなわち液路の位置を永久磁石の位置と重なる位置すなわち磁束が集中する位置に自動的に設定することができる。
(b)流体処理装置を装着した後、振動等、何らかの理由で固定具等が緩んだ場合、両挟持体の間隔がやや広くなるが、これにより装置が多少下方へ落ち込んでも上部側の位置決め部材が給液管等に当たって停止するので、大きな落ち込みにはならず、給液管の液路と永久磁石の磁場の強い部分との位置のずれを防止できる。
また、両位置決め部材は給液管等を挟むように位置しているので、装置がバランスを崩して反転したとしても、両挟持体間の開放部には位置決め部材があるので、給液管等から脱落することもない。
(c)連結部材は挟持体の厚みより薄く形成され、固定具がその段差部に収まり挟持体の厚みから突出しないようにしてあるものは、例えば挟持体を装着する隙間に余裕がなく、ぎりぎりで挿入できたような場合でも、固定具を操作するスパナ等の工具を入れるための作業空間が確保できる。これにより、上記のような場合にも作業が可能である。
また、固定具が突出していないため、少なくとも挟持体の厚みが入る隙間があれば支障なく装着可能であり、例えば固定具が邪魔になって挟持体が傾いてしまう等の不都合は生じない。
(d)両挟持体の間隙と、位置決め部材同士の間隙が本質的に同じになるように構成されているものは、例えば流体処理装置を円管状の給液管に直接装着する場合に、両挟持体だけでなく両位置決め部材も給液管表面に当接させることができるので、装着時の装置の位置決めをより確実に行うことができる。
(e)挟持体にはワイヤ錠のワイヤを通すための挿通部が設けてあるものは、給液管等に装着した後でワイヤ錠を取り付けることにより、流体処理装置の盗難を防止することができる。
本発明を図に示した実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明に係る水処理装置の一実施の形態を示す正面側斜視図、
図2は水処理装置の背面側斜視図、
図3は位置調整板を取り外した状態の正面図、
図4は位置調整板を取り外した状態の背面図、
図5は位置調整板を取り外した状態の平面図である。
図6は断面図を示し、(a)は図3におけるA−A断面図、(b)はB−B断面図、(c)はC−C断面図、(d)はD−D断面図、
図7は断面図を示し、(e)は図3におけるE−E断面図、(f)は図5におけるF−F断面図、
図8は挟持ブロックと位置決め板の動きを示し、(a)は径小の給水管に合わせた説明図、(b)は径大の給水管に合わせた説明図である。
流体処理装置である水処理装置Mは、永久磁石17を内蔵した一対の挟持ブロック1、1aと位置決め板2、2a、2b、2c及び固定具であるボルト・ナット3、3aを備えている。
挟持ブロック1、1aはほぼ同様の構造を有しているので、構造の詳細については、一方の挟持ブロック1についてのみ説明する。なお、図面において、他方の挟持ブロック1aの各部には、挟持ブロック1と同一または同等箇所に同一の符号を付して示している。
挟持ブロック1は、内部に収容されている永久磁石17とヨーク18を除いてアルミニウム合金で精密鋳造(ダイキャスト)されている。挟持ブロック1は、ほぼ直方体形状の本体10を有している。本体10の上部には、外方側の一部を除いて薄厚かつ同厚に形成され、更に本体10の幅のほぼ二倍の長さまで横方向に延長されて連結部材11が形成されている。
連結部材11の上辺部は水平に設けられ、先端部は半円形状に形成されている。連結部材11の下辺部は、本体10から突出した基部側が本体10の上面101よりやや低い位置まで上下に幅広くなるよう形成され、先部が本体10の上面101よりやや高い位置に上下にやや幅狭となるよう形成されている。
連結部材11は、本体10の厚み方向において一方側へやや偏った位置に設けてあり、他方の挟持ブロック1aと厚みを合わせて組み合わせるときに、双方の連結部材11が本体10の厚み内の中央部分に収まるように形成されている。また、連結部材11を表裏方向に挟む切欠部102、103の隅部は円弧面状に形成されており、連結部材11の半円形状の先部が収まるようにしてある。
連結部材11の先部側と中間部の二箇所には、長孔12、13が連結部材11の方向と平行かつ同じ直線上に設けられている。長孔12、13の長さは同じであり、両端部は半円形状に形成されている。
本体10の上部外側寄りには、本体10の表裏面104、105を貫通して円形の挿通孔14が設けてある。挿通孔14は、後述するように、盗難防止用のワイヤ錠4のワイヤ40を通すために使用されるものである。
また、本体10の表裏面104、105には幅方向中間部の上下に螺子孔15、16がそれぞれ設けられている。螺子孔15、16は、後述するように、位置決め板2、2a、2b、2cを取り付けるための螺子200を螺合するものである。
本体10の挟持面106には、開口部が長方形である収容孔107が形成されている。
収容孔107の口縁部には蓋嵌合凹部108が浅く設けられている。蓋嵌合凹部108は横方向の二辺側は幅広であり、縦方向の二辺側は幅狭である。蓋嵌合凹部108の四隅部には、螺子孔(図では見えない)がそれぞれ設けてある。
収容孔107には、直方体形状の永久磁石17とそれを保持するヨーク18が蓋嵌合凹部108とほぼ面一の面まで収容されている。永久磁石17としては、本実施の形態では磁力が極めて強いネオジウムマグネットが採用されているが、他の種類のマグネットでもよい。
ヨーク18は鉄製で、直方体の広面の一方側に全長にわたり縁部が平行な溝180を設けた構造である。永久磁石17は直方体で、溝180に嵌め込まれて一体化されている。
永久磁石17は、一部が溝180の縁部から厚み方向に突出している。また、永久磁石17の長さは溝180の長さよりやや短く形成されており、それにより溝180の両端側に生じる段差部分には鉄製で長方形状のヨーク板181、182が嵌め入れてある。
挟持ブロック1、1aが非磁性体であるアルミニウム合金でつくられていることと、ヨーク18、ヨーク板181、182の作用により、永久磁石17を対向させたときの磁束の拡がり(または膨らみ)を抑制することによって、水を処理する位置にある磁束の密度を高めて処理性能を増大させることができるようになっている。
永久磁石17とそれを保持するヨーク18は、ヨーク18を収容孔107の孔奥側にして収容されている。収容孔107の内壁と永久磁石17、ヨーク18との間の隙間には、防振、防水のためのシリコンSが充填されている。蓋嵌合凹部108には長方形状の蓋板19が被せられ、各螺子孔に螺子100により止められている。
そして、挟持ブロック1に挟持ブロック1aを組み合わせる。具体的には、挟持ブロック1と挟持ブロック1aの連結部材11同士を図に示すように接面させ、更に長孔12、12、及び長孔13、13間にボルト・ナット3、3aをそれぞれ通して装着する。ボルト・ナット3、3aは、連結部材11を表裏方向に挟む切欠部102、103に収まり、表裏面104、105から厚み方向へ突出しないようにしてある。
位置決め板2、2a、2b、2cは、螺子200によって螺子孔15、15、及び螺子孔16、16間に渡して取り付けられるものである。位置決め板2、2a、2b、2cは、装着の際、必ずしも全部が使用されるわけではなく、必要に応じて一枚、二枚、三枚または四枚が使用される。
位置決め板2、2a、2b、2cは、それぞれ同じ構造であるので、構造については位置決め板2を例にとり説明する。また、図において、位置決め板2a、2b、2cには、位置決め板2と同一または同等箇所に同一の符号を付して示している。
位置決め板2は、アルミニウム合金製の板体である。位置決め板2は、所要の長さに形成され、長さ方向の両端側には長孔状の調整孔20、21がそれぞれ長手方向に対し同じ角度で反対方向に傾斜して設けられている。また、位置決め板2の中間部分は、一方側(調整孔20、21の間隔が近い側)の縁辺が凹むよう湾曲させてある。湾曲部の作用によりボルト・ナット3、3aを締め付けたり緩めたりするときの作業空間が広くなる。また、他方側(調整孔20、21の間隔が遠い側)の縁辺は直線状に形成されている。この直線錠の縁辺22が、給水管5に当接する部分となる。
調整孔20、21の孔幅は、位置決め板2を固定する螺子200の外径よりやや広く形成されている。これにより、螺子200を締め付けない状態では、位置決め板2は調整孔20、21をガイドにして螺子200に対してスライドし姿勢を変えることができる。
位置決め板2は、挟持ブロック1と挟持ブロック1aの本体10の表面104に設けてある螺子孔15、15間に螺子200で取り付けられている。また、螺子孔16、16間には、形状が対称形となるように位置決め板2aが取り付けられている。
また、裏面105側の螺子孔15、15間には位置決め板2bが同様に取り付けられ、螺子孔16、16間には、形状が対称形となるように位置決め板2cが取り付けられている。螺子孔15、16の位置、位置決め板2、2a、2b、2cの長さ、調整孔20、21の傾斜角度等は、挟持ブロック1と挟持ブロック1aをスライドさせて挟持面106間の間隔を調整したとき、位置決め板2、2aの縁辺22の間隔と、位置決め板2b、2cの縁辺22の間隔が、挟持面106の間隔と本質的に同じになるように寸法が調整されている(図8参照)。なお、上記双方の間隔は同じでなく異なっていてもよい。
(作用)
以下、いくつかの取付パターン別に水処理装置Mの取付方法と作用を説明する。
図9は水処理装置を集合住宅の水量メーター近傍の六角ナットに装着した状態を示す説明図である。
水処理装置Mは、給水管5や水量メーター50の近傍にある六角ナット51等に装着して使用する。例えば、マンション等の集合住宅に設置されている水量メーター50の近傍の六角ナット51への装着は次のように行う。
(1)まず、挟持ブロック1、1aから位置決め板2、2a、2b、2cを取り外す。
(2)ボルト・ナット3、3aを緩めて挟持ブロック1、1aの間隔を調整できるようにし、挟持ブロック1、1aの間隔を拡げて両挟持ブロック1、1aで六角ナット51を挟むように位置させる。
(3)挟持ブロック1、1aに、給水管5を挟むようにして位置決め板2、2aと位置決め板2b、2cを螺子200で取り付ける。このとき、螺子200は緩めておき、調整孔20、21がスライドできるようにしておく。
(4)挟持ブロック1、1aの間隔を狭めて挟持ブロック1、1aの挟持面106を六角ナット51の対向する平行面に接面させる。このとき、位置決め板2、2aの間隔と位置決め板2b、2cの間隔も狭まり、各位置決め板2、2a、2b、2cによって本質的に挟まれる給水管5の水路の位置が永久磁石17の位置と重なる位置に自動的に設定される。そして、ボルト・ナット3、3aで止めて挟持ブロック1、1aの間隔を固定し、装着が完了する。なお、この取付構造では挟持ブロック1、1aの間隔が多少開いても、六角ナット51の最大径以内であれば、装置のバランスが崩れても反転してしまうことはない。
水処理装置Mを装着した後、振動等、何らかの理由でボルト・ナット3、3aが緩んだ場合、装置が多少落ちても上部側の位置決め板2が給水管5等に当たって停止するので、大きな落ち込みにはならず、給水管5の水路と永久磁石17の磁場の強い部分との位置のずれを防止できる。また、位置決め板2、2aと位置決め板2b、2cは給水管5を挟むように位置しており、装置がバランスを崩して反転したとしても、両挟持ブロック1、1a間の開放部には位置決め板2a、2cがあるので、六角ナット51及び給水管5から脱落することもない。
図10は水処理装置を給水管に直接装着した状態を示す説明図である。
水処理装置Mを円管状の給水管5に直接装着する場合は、上記六角ナット51に装着する場合と大体において同様の手順で装着することができる。
なお、水処理装置Mは、挟持ブロック1、1aの間隔と位置決め板2、2a(位置決め板2b、2c)の間隔が四方向へ連動して拡大・縮小する。
また、挟持ブロック1、1aの間隙(挟持面106同士の間隔)と、位置決め板2、2aの間隙と位置決め板2b、2cの間隙が本質的に同じになる。これにより、水処理装置Mを円管状の給水管5に直接装着する場合に、挟持ブロック1、1aだけでなく位置決め板2、2a及び位置決め板2b、2cも給水管5表面に当接させることができるので、装着時の装置の位置決めをより確実に行うことができる。
図11は水処理装置を収納ボックス内の水量メーター近傍の六角ナットに装着した状態を示す説明図、
図12は水処理装置にワイヤ錠をかけた状態を示す説明図である。
水処理装置Mを収納ボックス6内の水量メーター50近傍の六角ナット51に取り付ける場合、特に収納ボックス6が小さく、水処理装置Mの装着スペース及び作業スペースが狭い場合は、図11に示すように位置決め板2、2a、2b、2cを使用しないで装着するようにしてもよい。
なお、水処理装置Mは、連結部材11が挟持ブロック1、1aの本体10の厚みより薄く形成され、ボルト・ナット3、3aがその段差部である切欠部102、103に収まり挟持ブロック1、1aの厚みから突出しないようにしてあるので、上記のように狭い収納ボックス6に収納する場合のように、挟持ブロック1、1aを装着する隙間に余裕がなく、ぎりぎりで挿入できたような場合でも、ボルト・ナット3、3aを操作するスパナ等の工具を入れるための作業空間が確保できる。
また、ボルト・ナット3、3aが突出していないため、少なくとも挟持ブロック1、1aの厚みが入る隙間があれば支障なく装着可能であり、例えばボルト・ナット3、3aが邪魔になって挟持ブロック1、1aが傾いてしまう等の不都合は生じない。
更に、挟持ブロック1、1aにはワイヤ錠4のワイヤ40を通すための挿通孔14部が設けてあるので、給水管5や六角ナット51等に装着した後でワイヤ錠4を取り付けることにより、水処理装置Mの盗難を防止することができる。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまで説明上のものであって限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示されている実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
本発明に係る水処理装置の一実施の形態を示す正面側斜視図。 水処理装置の背面側斜視図。 位置調整板を取り外した状態の正面図。 位置調整板を取り外した状態の背面図。 位置調整板を取り外した状態の平面図。 断面図を示し、(a)は図3におけるA−A断面図、(b)はB−B断面図、(c)はC−C断面図、(d)はD−D断面図。 断面図を示し、(e)は図3におけるE−E断面図、(f)は図5におけるF−F断面図。 挟持ブロックと位置決め板の動きを示し、(a)は径小の給水管に合わせた説明図、(b)は径大の給水管に合わせた説明図。 水処理装置を集合住宅の水量メーター近傍の六角ナットに装着した状態を示す説明図。 水処理装置を給水管に直接装着した状態を示す説明図。 水処理装置を収納ボックス内の水量メーター近傍の六角ナットに装着した状態を示す説明図。 水処理装置にワイヤ錠をかけた状態を示す説明図。
符号の説明
M 水処理装置
1、1a 挟持ブロック
10 本体
100 螺子
101 上面
102、103 切欠部
104 表面
105 裏面
106 挟持面
107 収容孔
108 蓋嵌合凹部
11 連結部材
12、13 長孔
14 挿通孔
15、16 螺子孔
17 永久磁石
18 ヨーク
180 溝
181 ヨーク板
19 蓋板
2a、2b、2c、2d 位置決め板
20、21 調整孔
22 縁辺
200 螺子
3、3a ボルト・ナット
4 ワイヤ錠
40 ワイヤ
5 給水管
50 水量メーター
51 六角ナット
S シリコン
6 収納ボックス

Claims (4)

  1. 給液管の両側に配される一対の挟持体(1,1a)を備えており、
    両挟持体(1,1a)は互いにスライド可能な連結部材(11)を有して間隔の調整ができると共に両挟持体(1,1a)は上記連結部材(11)を固定具(3,3a)で止めることにより間隔の固定ができるようにしてあり、
    両挟持体(1,1a)の対向する部分には永久磁石(17)が設けてあり、
    両挟持体(1,1a)の間には給液管を挟む位置に位置決め部材(2,2a)が設けてあり、
    上記位置決め部材(2,2a)の両側には、両挟持体(1,1a)の間隔が拡大または縮小するとその動きに追従して位置決め部材(2,2a)の間隔も拡大または縮小するように形成された溝(20,21)が設けてあり、
    該溝(20,21)を両挟持体(1,1a)に設けてある係合部(200)にスライド可能に係合させて位置決め部材(2,2a)は両挟持体(1,1a)の間に設けられており、
    両挟持体(1,1a)の間と両位置決め部材(2,2a)の間の空間部に給液管を位置させることができるよう構成されていることを特徴とする、
    流体処理装置。
  2. 連結部材(11)は挟持体(1,1a)の厚みより薄く形成され、固定具(3,3a)がその段差部(102,103)に収まり挟持体(1,1a)の厚みから突出しないようにしてあることを特徴とする、
    請求項1記載の流体処理装置。
  3. 両挟持体(1,1a)の間隙と、位置決め部材(2,2a)同士の間隙が本質的に同じになるように構成されていることを特徴とする、
    請求項1または2記載の流体処理装置。
  4. 挟持体(1,1a)にはワイヤ錠(4)のワイヤ(40)を通すための挿通部(14)が設けてあることを特徴とする、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の流体処理装置。
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