JP4071494B2 - イオン照射装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビームラインに始端と終端を有し高精度のイオン照射量制御が要求されるイオン照射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビームラインに始端と終端を有するイオン加速器には、イオン注入装置や電子ビーム露光装置のようにターゲットにイオンを照射するための装置がある。これらは半導体製造において広く用いられている。イオン注入装置は半導体ウェハに不純物を導入するイオン注入工程で使用されるが、イオン注入工程では半導体ウェハへのイオン注入量を精密に制御することが求められる。一般に、イオン注入量はイオンビームのビーム電流値を半導体ウェハの背後、又は、両隣に配置したファラデーカップで測定してドーズコントローラで制御する。ここで、イオン注入量の精密制御のためには、ビーム電流値を正確に測定することが要求される。ところで、ビームラインの途中におけるビーム電流値を測定したいときは、ビームライン途中に配置したファラデーカップが用いられる。このファラデーカップは、半導体ウェハにイオンビームを照射中はイオンビームに接触しない位置にあり、必要に応じてイオンビームを捉えられる位置に移動して測定を行う。ただし、測定中はイオンビームを遮断してしまうので半導体ウェハにビームを照射することはできない。
【0003】
このようなイオン注入装置では、ビーム電流値を測定すると同時に半導体ウェハにイオンビームを照射することができなかった。この課題に対して様々な方法が開示されている。例えば、大電流イオン注入装置では、プロセスチャンバに設けられている回転円板に複数の基盤を載置して、この回転盤を振り子運動させつつ、回転させることによりイオンビームを基板面に走査させながら照射してイオン注入を行う。ここで、例えば、回転盤に小孔を設けておいて通過してくるイオンビームをファラデーカップで受け止めて測定する技術がある。また、例えば、中電流イオン注入装置では、基盤の両隣にファラデーカップを配置しておき、イオンビームを基盤面に走査させるときにファラデーカップの上までオーバースキャンさせることでイオンビームの電流値を測定する技術がある。これらの技術により、大電流イオン注入装置では約200 msec. の周期で、中電流イオン注入装置ではそれより速い周期でイオンビームの電流値を測定できるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のようにビーム電流値をファラデーカップで測定する方式のイオン注入装置で、半導体ウェハにイオンビームを照射しながら上記のように短い周期でビーム電流値を測定するためには、ファラデーカップを半導体ウェハの近傍に設置することが不可欠であった。つまり、ファラデーカップはその原理から測定時にイオンビームを遮断してしまうので、測定時のイオンビームの軌道は半導体ウェハから離れたある距離が必要である。一方、半導体ウェハへの照射時には、そこからイオンビームの軌道を移動させるか、又は、半導体ウェハを移動させるかをしてイオンビームが半導体ウェハに到達するようにしなければならない。ここで、測定時と照射時の時間差を短くするためには、移動速度を速めて、移動距離を短くすることが必要となる。半導体ウェハを移動させた例としては、上記従来の技術で示した大電流イオン注入装置が挙げられる。また、イオンビームの軌道を移動させた例としては、上記従来の技術で示した中電流イオン注入装置が挙げられる。ここで、イオンビームの軌道を大きく変えることは、大きな電界か磁界が必要で、且つ、大きなスペースを要するために実用的ではない。よって、どちらの場合も移動距離を短くすることが必要となり、このためにファラデーカップを半導体ウェハの近傍に設置することが必要となる。このとき、測定されるイオンビームは測定前に半導体ウェハの近傍を通過したものとなることが避けられない。
【0005】
ところが、半導体ウェハの近傍を通過したイオンビームは、一部が半導体ウェハに塗布されたレジストからイオン注入中に発生するアウトガスに電荷を奪われてしまう。以下に詳しく説明する。アウトガスの主成分はH2ガスである。イオンがアウトガスに衝突すると中性化されて原子となる。この衝突過程で運動エネルギーはほとんど減少せず、原子は基盤中に不純物として導入される。中性化されるイオンの割合はアウトガスの圧力にもよるが、例えば、100個のイオンが加速されてきたと仮定すると、90個程度はイオンのまま基盤に到達するが、10個程度はアウトガスと衝突して電荷を失い中性化される。ここで、半導体ウェハ中の不純物量は100個であるが、ファラデーカップは90個程度の不純物を注入したと測定してしまいオーバードーズしてしまうという課題があった。この課題は、半導体ウェハの近傍を通過したイオンビームを測定するために避けられない課題であった。
【0006】
この課題に対して、アウトガスのある圧力に対して中性化されるイオンの割合がほぼ一定であることを利用した技術が開示されている。この技術は、チャンバー内圧力と中性化するイオンの割合の関係式を実験で予め決めておいて、実際のイオン注入中はチャンバー内圧力を測定することで、ファラデーカップの測定値を補正する技術である。しかし、チャンバー内の圧力分布が経時変化することや実験で決めた関係式に含まれる誤差に起因して、補正後も数%の誤差が出ることは避けられない。また、圧力計が誤動作すると補正が正常に行えず、不良を発生してしまう原因となる。このことは、圧力計の交換時期直前に多い。
従来のイオン注入装置が抱えるこれらの課題の対して、半導体ウェハにイオンビームを照射しながら同時に照射しているイオンビームの電流値を測定でき、且つ、アウトガスが発生しても高精度でイオンビーム電流の測定が可能であって半導体ウェハへの注入量を精密に制御できるイオン注入装置の提供が求められていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のイオン照射装置は、イオン源から出射されるビーム電流に対応した磁場を検知する検知部と、磁束を前記測定部に伝達する磁束伝達部と、伝達された磁束に感応する超伝導素子と前記超伝導素子を貫く磁束の変化を打ち消すように帰還電流を流す帰還コイルを有する測定部と、前記検知部と前記磁束伝達部と前記測定部をイオンビームが流れる空間を含む外部空間から磁気遮蔽する超伝導体からなるギャップを有する磁気遮蔽部とを有するビーム電流強度測定装置を、前記イオン源である始端と、被照射部である終端との間に有し、前記磁束伝達部が、前記検知部に接続されたトランス入力コイルと、前記測定部に接続されたコイルと、磁束の変化を打ち消すためのコイルとを具備したトランスを有することを特徴とする。
ここでは、ビーム電流に対応した磁場を検知する検知部と、磁束を測定部に伝達する磁束伝達部と、伝達された磁束に感応する超伝導素子と超伝導素子を貫く磁束の変化を打ち消すように帰還電流を流す帰還コイルを有する測定部と、検知部と磁束伝達部と測定部をイオンビームが流れる空間を含む外部空間から磁気遮蔽する超伝導体からなるギャップを有する磁気遮蔽部を少なくとも有するビーム電流強度測定装置をビームラインの始端であるイオン源と終端であるプロセスチャンバの間に設置する。始端がイオン源であり、イオン源の後段にイオンビームを選別するイオンビーム選別部と選別されたイオンビームを加速して半導体ウェハに照射する加速部を少なくとも有し、終端は半導体ウェハが配置されるプロセスチャンバであるイオン注入装置では、ビーム電流強度測定装置はビームラインのイオンビーム選別部より後段で、且つ、プロセスチャンバより前段に設置する。さらに、ビームラインのビーム電流強度測定装置を設置した部分とプロセスチャンバの間に真空ポンプを設置することが望ましい。ここで、イオンビーム選別部とは半導体ウェハまで輸送するイオンのイオン種や電荷を所望のものだけに選別する部分であり、一般には質量分析器とその後段のスリットで構成される。イオンビーム選別部より後段に設置する理由を以下で説明する。イオンビーム選別部より前段では、所望ではないイオンを含んでおり、このイオンはイオンビーム選別部で除去される。これによりビーム電流強度はイオンビーム選別部を通過する過程で低減する。ここで、目的は半導体ウェハに単位時間に注入される不純物量を制御することであり、半導体ウェハに単位時間に注入される不純物量はイオンビーム選別部より後段に達したビーム電流強度と良好な比例関係にある。よって、ビーム電流強度測定装置はイオンビーム選別部より後段に設置する。次に、プロセスチャンバより前段に設置する理由を以下で説明する。アウトガスはイオン注入時に半導体ウェハに塗布したフォトレジストから発生する。半導体ウェハはプロセスチャンバ内に配置されているので、その前段に設置することでアウトガスと接触する以前にビーム電流強度を測定できるからである。さらに、真空ポンプを上記の位置に設置することが望ましい理由は、ビームラインに沿って上流の方に流れてきたアウトガスをビーム電流強度測定装置の設置部分より下流で除去できるからである。これによって、アウトガスの影響をより受けにくいビーム電流の測定が可能となる。
【0008】
アウトガスが発生していないときにファラデーカップを用いてイオンビーム電流強度を測定しておき、その測定値を基準とする。ビーム電流強度測定装置での測定値の零点をファラデーカップで測定した基準と一致させる。アウトガスが発生するイオン注入中には、ビーム電流強度測定装置を用いて基準からの変化量を測定する。そして、基準と基準からの変化量の和を計算する機構を有する構成とする。このような機構はドーズコントローラに接続され注入量を制御する仕組みとする。
【0009】
ビーム電流強度測定装置の検知部は超伝導線を軟磁性体のコアに巻いた構成とする。測定部の超伝導素子は超伝導磁束量子干渉計である。磁束伝達部には軟磁性体のコアに超伝導線を巻いたトランスを備えることが望ましい。イオンビーム電流の変化が数百μA以下と比較的小さい場合には、超伝導素子を貫く磁束の変化を打ち消すように帰還コイルに流される帰還電流を測定する。実際は帰還コイルに流される帰還電流が抵抗の両端につくる電圧を測定する。電圧の変化を測定することでイオンビーム電流強度の変化を測定する。また、イオンビーム電流の変化が数百μA以上であるような場合には、イオンビーム電流によって超伝導閉ループに誘起された磁束を検知部と磁束伝達部のどちらか一方、或いは両方で打ち消して測定部に伝達される磁束量を制御する回路をビーム電流強度測定装置に付加する。例えば、磁束伝達部のトランスを、検知部に接続したトランス入力コイルと、測定部に接続したコイルと、磁束の変化を打ち消すためのコイルから成るトランスとし、磁束の変化を打ち消すためのコイルに電流を流すことで測定部に伝達される磁束量を制御する仕組みとする。磁束の変化を打ち消すためのコイルに流した電流の変化は、超伝導素子を貫く磁束の変化を打ち消すように流された帰還電流の変化に対応する構成とする。そして、磁束の変化を打ち消すためのコイルに流した電流の変化を測定することでイオンビーム電流強度の変化を測定する。実際は電流が抵抗の両端につくる電圧を測定することで実現できる。
ところで、超伝導素子と超伝導体からなるギャップを有する磁気遮蔽部、および検知部と磁束伝達部と測定部に用いる超伝導線は高温超伝導体とする方が望ましい。ビーム電流に対する出力の感度を向上するためには、検知部の軟磁性体コアの透磁率は高い方が良い。しかし、一般に軟磁性体は使用温度が室温から液体ヘリウム温度に低下するに従って透磁率は低下する。実施例で使用した軟磁性体では、室温に比べて液体ヘリウム温度での透磁率は約1/4に低下した。高温超伝導体で作成した方が使用温度は室温により近くなるので出力の感度を高くできる。さらに、液体ヘリウムを使用せずに冷凍機だけで超伝導状態を実現できるので装置を小型化でき、且つ、運転コストを低減できる。
【0010】
被照射体にイオン照射を行いながら、且つ、正確にビーム電流値を測定して照射量制御することで、従来よりも誤差の少ない照射量制御が可能なイオン照射装置を提供できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を以下で説明する。
(本発明による大電流イオン注入装置)
ここでは大電流イオン注入装置を実施例として説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。中電流イオン注入装置や電子ビーム露光装置に適用することで同様の作用を実現できる。
【0012】
図1は本発明による大電流イオン注入装置の半導体ウェハ7交換時の概略構成図である。ビームラインはイオン源1を始端とし、半導体ウェハ7を設置したプロセスチャンバ11を終端とする。イオン源1の後段には質量分析器2が配置され、所望の質量電荷比を持つイオンを選択的に通過させる。通過したイオンは図1には示していない分解スリットを使用して再度選別される。本実施例では質量分析器2と分解スリットがイオンビーム選別部である。分解スリットを通過したイオンは加速管3で加速され、ビーム電流強度測定装置10の検出部を通過した後、半導体ウェハ7を載置した回転盤8の隣を通過してファラデーカップ6で受け止められる。新たな半導体ウェハ7を回転盤8に設置し、ビームラインの真空が所望の真空度に達した後にファラデーカップ6でビーム電流値を測定する。測定したビーム電流値は図1には図示しないコンピューター32に送られて記憶される。
【0013】
図2は本発明による大電流イオン注入装置を用いたイオン注入中の概略構成図である。図1から回転盤8が半導体ウェハ7にイオンが照射される位置まで移動することで図2の状態に移行する。回転盤8には半導体ウェハ7が24枚載置されており、回転盤8を振り子運動させつつ高速回転させることにより、イオンビーム5を半導体ウェハ7の面に走査させながら照射してイオン注入を行う。イオンが半導体ウェハ7に照射されると、半導体ウェハ7に塗布されたレジストからアウトガス4が発生する。アウトガス4は加速管3側に流入するが、ビーム電流強度測定装置10と半導体ウェハ7の間に真空ポンプ9を配置することで、アウトガス4がビーム電流強度測定装置10まで到達しない構成としている。イオン注入中はビーム電流強度測定装置10でビーム電流値の初期値からの変化を測定し、図2には図示しないコンピューター32に0.1 msec.毎に送られる。そして、コンピューター32で記憶しておいた初期値と変化した値の和を計算することでビーム電流値を0.1 msec.毎にモニターする。これにより0.1 msec.周期で精度良くビーム電流値をモニターできるので、このデータをもとにドーズコントローラによって精度の良い注入量制御が可能となる。イオン注入終了後は、回転盤8が半導体ウェハ7にイオンが照射されない位置、すなわち図1の位置まで移動して半導体ウェハ7の交換作業をし、これを繰り返す。
(ビーム電流強度測定装置)
図3は本発明の大電流イオン注入装置に使用したビーム電流強度測定装置10の回路図である。図3のビーム電流13は図1のイオンビーム5に対応する。
【0014】
ビーム電流強度測定装置10は、ビーム電流に対応した磁場を検知する検知部と、磁束を測定部に伝達する磁束伝達部と、伝達された磁束に感応する超伝導素子と超伝導素子を貫く磁束の変化を打ち消すように帰還電流を流す帰還コイルを有する測定部と、検知部と磁束伝達部と測定部をイオンビームが流れる空間を含む外部空間から磁気遮蔽する超伝導体からなるギャップを有する磁気遮蔽部と、イオンビーム電流によって誘起された磁束を検知部と磁束伝達部のどちらか一方で、或いは両方で打ち消して測定部に伝達される磁束量を制御する回路を少なくとも有する。
【0015】
検知部は、軟磁性コアに超伝導線を4ターン巻いたものを検知コイル12として用いた。軟磁性コアの寸法は内径φ250 mm、外径φ320 mm、高さ30 mmである。軟磁性コアは保磁力が小さく透磁率の大きいアモルファス材を用いた。
【0016】
磁束伝達部は、トランス入力コイル14と測定部に接続したコイル15と磁束の変化を打ち消すためのコイル16が軟磁性コアに巻かれたトランスと、検知部と測定部を接続する超伝導線から構成される。トランス入力コイル14は検知コイル12に接続されている。磁束の変化を打ち消すためのコイル16は、トランス入力コイル14に流れる電流によってトランスの軟磁性コア内部に誘起される磁束を打ち消すためのコイルである。トランスの軟磁性コアは検知コイル12のコアと同じ材質のものを用いた。トランスの軟磁性コアの寸法は内径φ10 mm、外径φ12.5 mm、高さ5 mmとした。トランス入力コイル14は100ターン、測定部に接続したコイル15は15ターン、磁束の変化を打ち消すためのコイル16は10ターンとした。
【0017】
測定部は、超伝導素子にDC SQUIDを用いた超伝導回路とした。超伝導回路のSQUID20とSQUID入力コイル19、帰還コイル17、ワッシャ―コイル18はSQUIDチップ29の上に構成されている。
【0018】
超伝導磁気遮蔽は、検知部と磁束伝達部と測定部を取り囲む。囲まれた部分を超伝導磁気遮蔽で囲まれた範囲30に示した。ただし、完全に取り囲んだ構造ではなく、検知部を取り囲む部分にギャップをもつ構造とした。ギャップの幅は0.5 mmとした。超伝導磁気遮蔽の材質は鉛を用いた。これら検知部と磁束伝達部と測定部と超伝導磁気遮蔽はクライオスタットの内部にいれて液体ヘリウム温度に冷却した。
【0019】
ある強度のビーム電流IB13が検知コイル12を貫いている状態を初期状態とする。ビーム電流IB13の初期値はファラデーカップ6で測定され、コンピューター32に送られる。その値に対応して信号出力部34から、電圧υC35が出力されて抵抗RC36に電流を流し、且つ、ビーム電流値表示部33に電圧υC35が入力される。さらに、信号出力部34からは可変抵抗RB28の値を設定する信号が可変抵抗RBの制御部31に出力され、ビーム電流IB13の初期値に対応した値に可変抵抗RB28が切り替わる。電圧υC35が印加されることで帰還電流IF38が流れる。このときの帰還電流IF38は、電圧υC35と抵抗RC36の比であり、IFC/RCである。一方、ビーム電流IB13は、検知コイル12とトランス入力コイル14がつくる超伝導閉回路に検知電流IP37を誘起する。検知電流IP37と帰還電流IF38は、それぞれトランス入力コイル14と磁束の変化を打ち消すためのコイル16に流れて、トランスの軟磁性コアに磁束を誘起する。ここで、帰還電流IF38は電圧υC35により可変なのでトランスの軟磁性コア内部の磁束がゼロとなるように設定できる。電圧υC35の設定は、ビーム電流IB13の様々な初期値に対応する値をあらかじめ実験で決めておいて、コンピューター32で自動設定できるようにしておく。このように、初期状態において検知電流IP37と帰還電流IF38がトランスの軟磁性コアに誘起する磁束の和はゼロで釣り合っており、このとき、測定部に接続したコイル15に電流は誘起されない。よって、SQUIDチップ29にはSQUID入力電流IT39は流れていない。
【0020】
初期状態からビーム電流IB13の強度が変化すると、変化量に比例して検知電流IP37が変化する。ビーム電流IB13の変化をΔIBとし、検知電流IP37の変化量をΔIPとする。ΔIPはΔIBに比例してΔIP=α・ΔIBと表せる。ΔIPにより、トランスの軟磁性コアに誘起された磁束の和は釣り合ったゼロの状態から、ΔIPに比例した有限の磁束量となる。これにより、測定部に接続したコイル15とワッシャ―コイル18とSQUID入力コイル19がつくる超伝導閉回路にSQUID入力電流IT39が誘起される。SQUID入力電流IT39は、SQUID入力コイル19に流れてSQUID20を貫く磁束量を変化させようとするが、SQUID20を貫く磁束量が変化しないように帰還コイル17に帰還電流If40が流れる。帰還電流If40は帰還抵抗RA24の両端に電圧を発生させる。これを出力電圧υA25とする。出力電圧υA25は電子回路26に入力される。
【0021】
次に、図4に示すように電子回路26が積分器41で構成された実施例について説明する。積分器41は、入力信号である出力電圧υA25が閾値を超えると、ある時定数をもって出力電圧υB27を上昇させる。出力電圧υA25が閾値内であるときはそのまま一定の出力電圧υB27を出力する。出力電圧υA25が閾値を下回ると、ある時定数をもって出力電圧υB27を降下させる。出力電圧υB27の発生によって、可変抵抗RB28に電流υB/RBが流れて帰還電流IF38に加えられる。前節と同様に、ΔIFはΔIFB/RBであり、ΔIFによって磁束の変化を打ち消すためのコイル16に誘起された磁束により、ΔIPがトランス入力コイル14に誘起した磁束が打ち消される。トランス入力コイル14の巻き数をN14、磁束の変化を打ち消すためのコイル16の巻き数をN16とする。ΔIF=(N14/N16)・ΔIPであり、ΔIPはΔIBに比例しているので、ΔIF=(N14/N16)・α・ΔIBである。出力電圧υB27は、υB=(N14/N16)・α・RB・ΔIBである。よって、出力電圧υB27を測定することでビーム電流IB13の変化ΔIBに比例した出力を得ることができる。ここで、測定精度は閾値の設定で決めることができる。例えば出力電圧υA25の閾値を±500 mVと設定すると、これはビーム電流IB13に換算して約±100 nAであり、ビーム電流IB13の精度を約±100 nAで測定できる。このとき、測定レンジは基本的に制限はなく、(N14/N16)・α・RBを設定することで出力電圧υB27の大きさが決まる。例えば(N14/N16)・αを約1/100、可変抵抗RB28を150 kΩとしたとき、ΔIBの10 mAの変化に対して15 Vの出力電圧υB27を得る。つまり、10 mAのビーム電流IB13を約±100 nAの精度で測定できる。さらに、例えば、出力電圧υA25の閾値を±50 mVと設定すると、これはビーム電流IB13に換算して約±10 nAである。(N14/N16)・αを約1/100、可変抵抗RB28を1.5 MΩとすると、ΔIBの1 mAの変化に対して15 Vの出力電圧υB27を得る。つまり、1 mAのビーム電流IB13を約±10 nAの精度で測定できる。このように、出力電圧υA25の閾値と可変抵抗RB28の設定を変えることで、適切に測定精度と出力電圧υB27を調整することができるので、ビーム電流IB13の測定レンジは基本的に制限はなくなる。
【0022】
ビーム電流IB13の強度は、初期状態のビーム電流IB13とその変化ΔIF28を加算することで求める。実際には、ビーム電流値表示部33において、IFC/RCとΔIFB/RBの和IF+ΔIFを計算する。そして別途実験で決めておいた帰還電流IF38とビーム電流IB13の関係からビーム電流IB13を算出する。
(ビーム電流強度測定装置の設置方法)
図5はビーム電流強度測定装置10を本発明の大電流イオン注入装置に設置した要部断面図である。ビームラインに外周形状が円筒で長さが40 cmの設置スペースを設けた。ビーム電流強度測定装置10は設置スペースのビームパイプ43を取り囲むように設置した。ビームパイプ43は、一部分がビームパイプ43の長さ方向に垂直な平面で切った断面がセラミックの絶縁体となる構成となるようにセラミックパイプ42を設けた。また、セラミックの封着金属は非磁性体のキュプロニッケルを使用した。これにより、ビーム電流13によって誘起されるビームパイプ43の壁面を流れる電流を遮断できるので、ビーム電流13がつくる磁場を検知コイル12で収集することが可能となる。また、ビームラインの真空にも影響を及ぼさない。
(比較例1)
図6は従来の大電流イオン注入装置の例1である。回転盤8には小孔が設けられており、小孔を通過したイオンビーム5をファラデーカップ6で受け止めてビーム電流を測定する。これにより約200 msec.の周期でビーム電流値をモニターできる。しかし、アウトガス4中を通過してきたイオンビーム5を測定しているので半導体ウェハ7に注入された実際の値よりも小さいビーム電流値が出力される。そこで、プロセスチャンバ11の圧力を図示しない圧力計で測定しておいて、圧力とアウトガス4によってイオンの電荷が中和される割合の関係からビーム電流の測定値を補正する方法が採られている。しかし、圧力計が設置された場所とイオンビーム5が通過した場所の圧力の関係が時間的に常に一定でないことなどの要因で、関係式には誤差が含まれている。これらのことが原因でビーム電流の測定値に数%の誤差を含むことは避けられなかった。
(比較例2)
図7は従来の大電流イオン注入装置の例2である。回転盤8を半導体ウェハ7がイオンビーム5にあたらない位置まで走査させて、イオンビーム5を遮断しない位置にきたときにファラデーカップ6でビーム電流を測定する。アウトガス4による影響はないが、走査の周期毎にしかビーム電流値を測定できない。つまり20〜30秒周期の測定となり、その間のビーム電流値の変化は測定できなかった。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、本発明では半導体ウェハにイオンビームを照射しながら同時に照射しているイオンビームの電流値を測定でき、且つ、アウトガスが発生しても高精度でイオンビーム電流の測定が可能であって半導体ウェハへの注入量を精密に制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による大電流イオン注入装置の半導体ウェハ交換時の概略構成図
【図2】本発明による大電流イオン注入装置を用いたイオン注入中の概略構成図
【図3】本発明の大電流イオン注入装置に使用したビーム電流強度測定装置の回路図
【図4】電子回路26の例1を示す図
【図5】本発明に用いたビーム電流強度測定装置設置例の要部断面図
【図6】従来の大電流イオン注入装置の例1を示す図
【図7】従来の大電流イオン注入装置の例2を示す図
【符号の説明】
1 イオン源
2 質量分析器
3 加速管
4 アウトガス
5 イオンビーム
6 ファラデーカップ
7 半導体ウェハ
8 回転盤
9 真空ポンプ
10 ビーム電流強度測定装置
11 プロセスチャンバ
12 検知コイル
13 ビーム電流IB
14 トランス入力コイル
15 測定部に接続したコイル
16 磁束の変化を打ち消すためのコイル
17 帰還コイル
18 ワッシャーコイル
19 SQUID入力コイル
20 SQUID
21 直流電源
22 プリアンプ
23 積分器A
24 帰還抵抗RA
25 出力電圧υA
26 電子回路
27 出力電圧υB
28 可変抵抗RB
29 SQUIDチップ
30 超伝導磁気遮蔽で囲まれた範囲
31 可変抵抗RBの制御部
32 コンピューター
33 ビーム電流値表示部
34 信号出力部
35 電圧υC
36 抵抗RC
37 検知電流IP
38 帰還電流IF
39 SQUID入力電流IT
40 帰還電流If
41 増幅器
42 セラミックパイプ
43 ビームパイプ
44 クライオスタットの断熱層
45 液体ヘリウム貯留層
46 超伝導磁気遮蔽および検知コイル
47 SQUID収納部

Claims (19)

  1. イオン源から出射されるビーム電流に対応した磁場を検知する検知部と、磁束を前記測定部に伝達する磁束伝達部と、伝達された磁束に感応する超伝導素子と前記超伝導素子を貫く磁束の変化を打ち消すように帰還電流を流す帰還コイルを有する測定部と、前記検知部と前記磁束伝達部と前記測定部をイオンビームが流れる空間を含む外部空間から磁気遮蔽する超伝導体からなるギャップを有する磁気遮蔽部とを有するビーム電流強度測定装置を、前記イオン源である始端と、被照射部である終端の間に有
    前記磁束伝達部が、前記検知部に接続されたトランス入力コイルと、前記測定部に接続されたコイルと、磁束の変化を打ち消すためのコイルとを具備したトランスを有することを特徴とするイオン照射装置。
  2. 始端と終端の間にイオンと相互作用する物質が存在することを特徴とする請求項1記載のイオン照射装置。
  3. 相互作用が電荷の交換であることを特徴とする請求項2記載のイオン照射装置。
  4. 相互作用する物質が半導体ウェハにイオンビームを照射したときに半導体ウェハに塗布したフォトレジストから発生するアウトガスであることを特徴とする請求項2記載のイオン照射装置。
  5. アウトガスがH2ガスであることを特徴とする請求項4記載のイオン照射装置。
  6. 始端はイオン源であり、且つ、イオン源の後段にイオンビームを選別するイオンビーム選別部と選別されたイオンビームを加速して半導体ウェハに照射する加速部を少なくとも有し、且つ、終端は半導体ウェハが配置されるプロセスチャンバであるイオン照射装置において、ビームラインのイオンビーム選別部より後段で、且つ、プロセスチャンバより前段にビーム電流強度測定装置を少なくとも有することを特徴とする請求項1記載のイオン照射装置。
  7. アウトガスが発生していないときにファラデーカップで測定したイオンビーム電流強度の測定値を基準とし、且つ、基準が零点となるようにビーム電流強度測定装置の測定値の零点を設定して、且つ、基準とビーム電流強度測定装置で測定した基準からの変化量の和からアウトガス発生中に半導体ウェハに照射されているイオンビームのビーム電流強度を求める機構を有することを特徴とする請求項4又は 6記載のイオン照射装置。
  8. ビーム電流強度の測定値はドーズコントローラで計算処理されることを特徴とする請求項7記載のイオン照射装置。
  9. ビームラインのビーム電流強度測定装置を設置した部分とプロセスチャンバの間に真空ポンプを有することを特徴とする請求項6記載のイオン照射装置。
  10. ビーム電流によって誘起された磁束を検知部と磁束伝達部のどちらか一方、或いは両方で打ち消して測定部に伝達される磁束量を制御する回路を少なくとも有することを特徴とする請求項1記載のイオン照射装置。
  11. ビーム電流強度測定装置の検知部が超伝導線を軟磁性体のコアに巻いた構成であることを特徴とする請求項1記載のイオン照射装置。
  12. ビーム電流強度測定装置の磁束伝達部は軟磁性体のコアに超伝導線を巻いたトランスを少なくとも有することを特徴とする請求項1記載のイオン照射装置。
  13. ビーム電流強度測定装置の磁束の変化を打ち消すためのコイルに電流を流すことで測定部に伝達される磁束量を制御することを特徴とする請求項1記載のイオン照射装置。
  14. ビーム電流強度測定装置の磁束の変化を打ち消すためのコイルに流した電流の変化は、超伝導素子を貫く磁束の変化を打ち消すように流た帰還電流の変化に対応していることを特徴とする請求項13記載のイオン照射装置。
  15. ビーム電流強度測定装置の磁束の変化を打ち消すためのコイルに流した電流の変化を測定することでイオンビーム電流強度の変化を測定することを特徴とする請求項14記載のイオン照射装置。
  16. ビーム電流強度測定装置の超伝導素子が超伝導磁束量子干渉計であることを特徴とする請求項1記載のイオン照射装置。
  17. ビーム電流強度測定装置の超伝導素子と超伝導体からなるギャップを有する磁気遮蔽部が高温超伝導体であることを特徴とする請求項1記載のイオン照射装置。
  18. 請求項1記載のイオン照射装置がイオン注入装置であることを特徴とする請求項1記載のイオン照射装置。
  19. 請求項1記載のイオン照射装置が電子ビーム露光装置であることを特徴とする請求項1記載のイオン照射装置。
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