JP4071229B2 - 撮像装置及び画像データ伝送方法 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、CMOSセンサを用いた撮像領域に、画像データを読み出すための独立した複数の領域を設定することが可能な撮像装置及び画像データ伝送装置に関する。
光電変換素子を利用した撮像装置として、CCDタイプ撮像装置、CMOSタイプ撮像装置がある。CCDタイプ撮像装置では、2次元配列された光電変換素子から、フィールド単位の撮像信号が読み出される。一方、CMOSタイプ撮像素子では、2次元配列された光電変換素子から、直接画素単位の撮像信号を読み出し可能である。
上記した撮像装置を利用して、監視システムあるいは部品検査システムが開発されている。従来の監視システムあるいは部品検査システムでは、撮像部の全面から撮像信号が読み出され、この撮像信号がモニタあるいは比較回路に転送される。監視システムでは、ユーザがモニタ上の画像をチェックする。また部品検査システムでは、比較回路が基準パターンと撮像信号の画像パターンとを比較する。そして基準パターンと画像パターンとが一致するか否かという情報を、検査結果として利用している。
特開2004−023256号公報
上記した装置において、さらに装置の使い勝手を向上し、データの高速伝送が要望されるようになっている。撮像装置の撮像信号を伝送する場合、その途中にフレームメモリが利用される。これは、出力側に対して安定したデータを伝送するためであり、フレームメモリがバッファとして利用される。安定した動作を得るためには、フレームメモリの容量は、大きいほうが好ましいが、メモリが高価となってしまうし、また機器も大型化してしまう。
そこでこの発明は、上記撮像装置から得られた画像データを高速で伝送するうえで、(i)フレームメモリのサイズを小さくすることができる、(ii)フレームメモリの容量を小さくしても安定してデータ伝送が可能である、撮像装置及び画像伝送方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明の撮像装置は、撮像部と、前記撮像部の撮像領域に対し複数の領域を任意に設定使用領域を決める手段と、外部からの指令に応じ前記設定されている使用領域の画像データをパケットに組み立てて伝送ラインに出力する出力制御手段と、を有した撮像装置において、前記出力制御手段は、前記撮像領域からの画像データが記憶されものであり、前記画像領域の有効領域における全画素分のデータを格納できる容量の数分の1の容量を有するメモリと、このメモリへの前記画像データ書き込み速度と、それより速い読出し速度とを設定し、その速度差に応じて、同じアドレスに対する書き込み開始時間よ読出し開始の時間を(ライト時間+ライトリセット処理時間)−1パケット周期×(パケット数−1)で定義される時間分遅くして、前記画像データの書き込みと読出しを行う制御手段と、を有し、(ただし、ライト時間は(パケット数×パケットサイズ×2+有効ライン数×水平ブランキング期間+垂直ブランキング期間+空ライト時間)/ピクセル周波数)、ライトリセット処理時間は定数、パケット数は前記メモリのトータル番地/パケットサイズ、パケットサイズ及びパケット周期は前記伝送ラインの伝送速度及び伝送容量で特定されるものである)前記書き込み速度で指定されるアドレスに、前記読出し速度で指定されるアドレスが追いつくまでに要する仮想的な総アドレス数は、少なくとも前記画像領域の有効領域における全画素分の実アドレス数と等しいかそれより大きく設定されていることを特徴とする。
上記の手段により、入力側のデータ入力容量に大きな変化や、書き込み速度の変化があっても、撮像装置の画像伝送に必要とされる、出力側では、データ途切れのない、また、ダブりのない画像データ伝送を実現することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明が適用された撮像装置100の基本的な構成と、この撮像装置100の使用形態の設定を行うパーソナルコンピュータ200を示している。
撮像装置100は、CMOSセンサを用いた撮像部101を有し、この撮像部101から読み出された画像データは、インターフェース部102を介して高速伝送ライン103へ出力される。この高速伝送ライン103は、例えば検査装置(図示せず)に接続されている。
この撮像装置100は、撮像領域の中に複数の独立した領域を設定することができる(この設定動作については後述する)。この複数の領域に対して読出しアドレスを与えることで、各領域からの画像データを取り出すことができる。この複数の領域には、限度があるために、幾つの領域を有するかは、撮像装置により異なる場合がある。そこでこの撮像装置100には、自己情報レジスタ105が設けられている。自己情報レジスタ105には、撮像装置100に関する種々のデータが格納されている。その中で特にここでは、前記複数の領域をいくつ設定できるかという情報である。この情報をここでは使用領域情報と称することにする。
自己情報レジスタ105に記憶される自己情報としては、そのほかに、撮像装置100自身の属性、例えば解像度、アスペクト比、伝送速度能力、ID、メーカー情報、各領域の識別情報(ID)などが存在してもよい。
撮像装置100は使用前に、パーソナルコンピュータ200からの要求があると、前記使用領域情報をパーソナルコンピュータ200に伝送することができる。パーソナルコンピュータ200は、撮像装置100の自己情報レジスタ105の自己情報を読み取り、撮像装置100の能力、特性などをチェックすることができる。また、先の使用領域情報をチェックすることもできるし、また、使用領域の数の調整、使用領域の編集を行うこともできる。
パーソナルコンピュータ200により、使用領域の数の調整、使用領域の編集が行われた場合、その情報は、使用領域設定部106に設定される。撮像装置100は、この使用領域設定部106に設定されている情報に基づき、読出し領域を設定し、設定された領域からの画像データを出力する。
撮像装置100は、制御部107を含む。制御部107は、撮像装置100とパーソナルコンピュータ200との間で、相互の通信、データのやり取りを制御することができる。制御部107は、撮像部101に対して、駆動パルスを与える。また、自己情報レジスタ105の読み取りと、外部への出力を行う自己情報処理部108、使用領域を設定するための使用領域情報処理部109、撮像部101からの画像データを読み取るための画像データ読み取り制御部110、さらには、画像データを所定のフォーマットにパケット化して伝送ラインに送出するための伝送処理部111を含む。
図1において、パーソナルコンピュータ200のディスプレイ上の画面211を見て、装置の使用前に、使用領域を設定にことについて説明する。撮像装置100が被写体201を撮像しているものとする。被写体201は、例えば半導体チップであるとする。ここで半導体チップの端子が正常に存在するかどうかをチェックするために、使用領域を設定するものとする。撮像装置100には、使用領域の数として3が設定されているものとする。この設定は、撮像装置100とパーソナルコンピュータ200とを接続し、所定のキー操作を行うと、撮像装置100から自己情報レジスタ105から自己情報が送られてくる。パーソナルコンピュータ200は、表示された自己情報の中で、領域の使用数を入力すればよい。
図1では、点線で囲む3つの使用領域202、203、204が設定された様子を示している。この使用領域202、203、204は、丁度、半導体チップ201の端子の位置に合わせられているが、その位置、及び大きさは、カーソルにより任意に調整可能である。つまり使用領域202、203、204は、図形処理アプリケーションにより、任意の位置へ移動させ、また大きさも修正することができる。この操作は、ここでは、使用領域の編集と称する。
この編集結果は、使用領域設定部106に反映されて、撮像部101の撮像領域の中の使用領域を決定する。
このように使用領域が種々設定可能であるために、使用領域が変わると、1フレームあたりの画像データ伝送速度が変化する。この結果、インターフェース部102がパケット化を行うために要求する伝送速度と、撮像装置100からの画像データの伝送速度とに差が生じる。この差により、不具合が生じないように、インターフェース部102内には、フレームメモリ021が設けられている。そしてこのフレームメモリ021が、メモリコントローラ115により制御される。フレームメモリ021とメモリコントローラ115の関係については、さらに本発明装置の機能を説明した後で、説明することにする。
図2には、上記の使用領域設定動作が行われる手順を説明するために示している。まず撮像装置(カメラ)100に対してパーソナルコンピュータ200から、自己情報のリクエストがあると、撮像装置100は、自己情報をパーソナルコンピュータ200に伝送する。パーソナルコンピュータ200は、自己情報を解析し、例えば使用領域の数だけ、IDを伴った枠を表示する。これにより、撮像装置100がいくつの使用領域を利用可能であるかを把握できる。次に、パーソナルコンピュータ200により、上記枠(ID)をカーソルで選択しながら、使用領域の数を設定することができ、撮像装置100は、設定された数の使用領域をパーソナルコンピュータ200に伝送し、表示させる。またパーソナルコンピュータ200は、使用領域の位置、大きさなどを修正すると、それに応じて撮像装置100は、使用領域の位置、大きさなどを修正し、パーソナルコンピュータ200に図1に示したような表示を実行させる。ここで、パーソナルコンピュータ200から決定操作がなされると、使用領域情報処理部109の動作に基づき、使用領域設定情報が使用領域設定部106に保存される。
図3(A)には、撮像部101の撮像領域に、使用領域WOI1、WOI2、WOI3が設定された様子を示している。また、使用領域WOI1、WOI2、WOI3を設定するための使用領域設定部106には、使用領域情報が格納されている。図3(B)には、使用領域設定部106内の情報を示している。領域WOI1に関しては、”有効”フラグが格納され、開始X座標7、開始Y座標2、が格納され、また幅Xは3、幅Yは5が格納されている。この値は、撮像装置100の撮像領域に設定されているピクセルアドレス単位がベースとなり、撮像領域の例えば左上の隅が最小アドレス(0,0)、右下の隅が最大アドレスである。領域WOI2に関しては、”有効”フラグが格納され、開始X座標2、開始Y座標6、が格納され、また幅Xは4、幅Yは3が格納されている。領域WOI3に関しては、”有効”フラグが格納され、開始X座標1、開始Y座標1、が格納され、また幅Xは4、幅Yは4が格納されている。
図4(A)には、図3の使用領域からデータが読み出されたときのアドレスの様子を示している。図4(B)には、上記使用領域WOI1、WOI2、WOI3からのデータをバッファメモリBF1,BF2,BF3に格納した様子を示している。
図5(A)、図5(B)、図5(C)、図5(D)には撮像部101から読み出された画像データが、伝送ライン上に送出されるときに、逐次処理される経過を示している。撮像部101には、領域AA、AB,AC,ADが設定されているものとする。読出し時には、走査ラインに沿って、まるで囲む数字1−11の順序でデータが取得される。取得された画像データは、各数字の部分に対応する。
図5(B)には、上記の撮像部101から読み出されたデータが、フレームメモリ021に入力されたときに、フレームメモリ021内のデータ量が上限、下限値内に常に存在するように制御される様子を示している。
ここで、画像データは、図1に示したメモリ021と、メモリコントローラ115の動作により、バッファリングされ、安定したデータ量でメモリ021から読み出される。メモリ021から読み出された画像データは、使用する伝送規格のペイロードとして格納される。図5(C)の パケット1,2,3の各番号1−9は、それぞれ図5(A)の数字1−9に対応している。この伝送規格のパケット長は、一定であり、パケット内データがパケットを満たさない場合には、パディングデータ(オールゼロ)が挿入される。パケットにはパケット識別用のヘッダ及びフッタが付されている。フッタを有することでパケットの識別をより確実に行うことができる。
図5(D)には、1つのパケット構造を示している。先頭には、パケット識別子P-IDが記述されている。パケット識別子P-IDには、フレームの識別番号、パケットの順番を示す番号が含まれる。フレームの識別番号は、例えば連続して複数フレームの画像データが送られる場合にその識別を行うために利用可能である。またパケットの順番を示す番号は、伝送系の都合などでパケットの伝送順番が入れ替わった場合に、パケット順序を認識するために有用である。また撮像装置100を識別するためのカメラIDが記述される。さらに送信データ種類を示す情報が記述されている。送信情報としては、上記の画像データを伝送する場合、画像データのほかに、画像データを取り込みストアするために、バッファ数、容量、など受信側で準備するための制御用情報があるからである。さらに伝送される画像データを読み取った領域IDも含まれていてもよい。
図6には、図5(A)に示した丸数字の部分が読み出されたとき、フレームメモリ021へ入力される時間を示している。ここで、時間tは、1水平分ランキング期間に相当し、この時間tを利用して次の走査線の読出しアドレスへジャンプする。
図7には、フレームメモリ021とメモリコントローラ115の関係を示している。
前提条件としては、以下の条件がある。
(A) インターフェースにおいて画像転送に際して必要となるパラメータは以下のパラメータがある。
(1−1)トータル画素数(以下フレームメモリのトータル番地)
フレームメモリ021の容量に相当する。番地数は、フレームメモリ021の構成に依存する。
(1−2)有効ライン数(撮像部(センサ)における有効画面中における走査線数)
この有効ライン数も使用する領域により変化することになる。ラインに跨る使用領域が多いとそれだけ有効ライン数が多くなり、ラインに跨る使用領域が少ないと有効ライン数が少ない。
(1−3)フレームメモリへの画像入力時間(以下書き込み時間)
1回撮像した撮像部からの画像データをフレームメモリ021に書き込むために必要な時間であり、使用領域が多いとデータ量が多いのでそれだけ時間がかかり、使用領域が少ないとデータ量が少ないので短時間となる。
(1−4)IEEE1394の規格(或いはイーサーネット(商標))に基づくパケットのデータ量/パケット(以下パケットサイズ)
パケットサイズは、1パケット当たりのデータ量に相当し、インターフェースの能力に依存します。単位時間当たり一まとめで外部に送出するサイズである。パケットサイズは、バイト数又はフレームメモリ021の番地換算で表すことができる。
(1−5)IEEE1394の規格(或いはイーサーネット(商標))に基づくパケットの1フレームあたりのパケット数(以下パケット数)
1フレーム(撮像部で1回撮像した単位)のデータを複数のパケットに割り当てたときに必要となるパケットの数である。
(1−6)フレームメモリリセット番地(以下フレームメモリ改頁パケット数)
リセット時のフレームメモリ021のリセット番地を、パケット数換算で表したものである。この点は、さらに後で図面を参照して説明する。
(1−7)IEEE1394(或いはイーサーネット(商標))転送待ち時間(以下リード待ち時間)
フレームメモリ021にデータ書き込みを行い、追いかけてそのデータの読出しを行うが、その書き込みから読出し開始までの時間差である。
(1−8)フレームメモリ毎の有効ライン数(以下有効ライン数/頁)
フレームメモリリセット番地毎のライン数であり、フレームメモリ021の1頁分に格納される有効ライン数であり、データ量が多い(或いはライン数に跨る使用領域が多い)とそれだけ有効ライン数が多くなり、データ量が少ない(或いはラインに跨る使用領域が少ない)と有効ライン数が少なくなる。
(1−9)ライト時間/頁
フレームメモリ021の1頁分に画像データを書き込むために必要な時間である。
(B) 次に上記の(1−1)から(1−9)のパラメータの算出例を示す。パラメータは、上記した項目(1−1)→(1−2)→(1−5)→((1−4))→(1−3)→(1−6)→(1−7)→(1−8)→(1−9)の順で算出される。ここで(1−4)は定数を使用するので演算は省略可能である。
(1−1) トータル画素数(フレームメモリ021のトータル番地)は、
(トータル画素数/2)で表される。設定される使用領域の最大数の設計、及び使用領域を合計した、最大面積の設計に応じて決まる。
(1−2)有効ライン数は、
((1−1)で決まった使用領域設定に依存して決まる)。
(1−3)ライト時間は、
(パケット数×パケットサイズ×2+有効ライン数×水平ブランキング期間+垂直ブランキング期間+空ライト時間)/ピクセル周波数
で得られる。
空ライト時間は、ライト・リードポインタの間隔確保のために設定された時間であり、デバイスの設計に応じて決まった時間である。パケット数は、(1−5)で得られるリード側の値のため、バイト換算では×2となる。
(1−4)パケットサイズは、
フレームメモリ021に依存するが、ここではIEEE1394(或いはイーサーネット(商標))の転送効率を考慮し、固定値とする。
(1−5)パケット数は、
(フレームメモリ021のトータル番地/パケットサイズ)で求められる。パケット数の端数は切り上げ処理する。このときパケット内に余りがあれば、パディング処理が行われる。又余りからパディングサイズを得ることができる。
(1−6)フレームメモリ改頁パケット数は、
図8に示す処理ルーチンで求めることができる。
(1−7)リード待ち時間は、
(ライト時間+ライトリセット処理時間)−1パケット周期×(パケット数−1)
で得られる。
(1−8)(有効ライン数/頁)は、
図9に示す処理ルーチンで求めることができる。
(1−9)(ライト時間/頁)は、
(フレームメモリ改頁パケット数×パケットサイズ+有効ライン数/頁×水平ブランキング期間+垂直ブランキング期間+空ライト時間)/ピクセル周波数
で求めることができる。ここで、(ライト時間/頁)の端数は切り上げ処理される。垂直ブランキング期間は、先頭頁のみ必要である。空ライト時間は、最終頁のみ必要。頁毎にこの(ライト時間/頁)が算出される。ライト時間は、(1−3)で示した式で得られる。
図8は、フレームメモリ021の改頁パケット数の算出方法を説明するために示したフローチャートであり、図9は、頁内ライン数の算出方法を説明するために示したフローチャートである。図8において、FIFO_depthは、FIFO総番地−(パケットサイズ+パディング分)で示される。図10は、トータル画素数、及び有効ライン数を算出するための方法を説明するために示したフローチャートである。
(C) 次に、図11を参照して、フレームメモリコントローラ115がフレームメモリ(FIFO)021を制御するときの動作を説明する。
図11において、横軸は時間であり、縦軸は、フレームメモリ021番地を示している。撮像部の1画面分の画像データを蓄積するには、0−2108400の番地が必要であるとする。しかし、フレームメモリ021にこれだけの容量を持たせると、膨大なスペースと価格が必要である。そこで、この発明では、改頁処理という技術を用いて、例えばその1/7の容量(301200番地)を持つフレームメモリ021を用いる。
ここで重要な条件は、撮像部の画像データを途切れることなく、伝送ラインへ送出することが重要である。またオーバーライト、アンダーリード現象が生じないようにページ切替を行うことが重要である。
この発明では、図11に示すように、書き込み速度を示す書き込み特性線1001と、読出し速度を示す読出し特性線1002の傾斜が異なる。両特性線1001、1002のスタート位置は、書き込み特性線の方が時間T0分先行している。この時間T0が先に述べた(1−7)のリード待ち時間に相当する。特性線1001と1002は傾斜角が異なる。書き込み特性線1001の傾斜より、読出し特性線1002の傾斜が急峻である。したがって、時間が経過すると書き込み特性線1001と読出し特性線1002とは交差(交差点PM)する。この交差点PMは、最大番地2108400と同じか、それよりも大きい番地位置であるように設計される。最大番地より少ないということはない。
したがって、撮像部101の最大画素数が読み出されたとしても、書き込みアドレスに読出しアドレスが追いつくことがないように設計されている。これは、撮像部からの1枚の画像データを途切れることなく、伝送ラインへ送出できることである。
フレームメモリ021は、撮像部101の最大画素数が読み出された場合、図11の設計例では0番地から301200番地までのアドレスが、7回繰り返し利用される。撮像部全体の1画面分の画像データが読み出されたときに、フレームメモリ021が繰り返し使用されるサイクルがPR1、PR2,PR3、…PR7として示されている。このサイクルの1つを、(1−6)では、フレームメモリ改頁パケット数として表している。また、t1からt2まで、あるいはt2からt3までの時間を、(1−9)のライト時間/頁で表している。
フレームメモリ021の番地は、301200であるが、繰り返し使用されるので、2108400番地を有するメモリに匹敵した動作が可能である。
書き込みアドレス、及び読出しアドレスは、フレームメモリ021の最大番地もしくはその少し前の番地までインクリメントされると、リセットされる。この場合、読出しアドレスが必ず時間的に後れてリセットされる。これは、図11の特性線1001と1002の傾斜から理解できる。即ち時点t1、t2、t3、t4、…に示すように、読出しアドレスが書き込みアドレスよりも小さい値である。これは、最後の繰り返し期間RP7まで維持されている。
上記の説明は、撮像部101の全画素(ピクセル)数が読み出されたときを想定して設計条件を述べている。実際の使用時には、先に説明したように使用領域が設定されるので、1回の撮像で読み出される画素数は、全画素(ピクセル)数に比べて格段と少なくなる。
この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、フレームメモリにおける書き込み速度で指定されるアドレスに、読出し速度で指定されるアドレスが追いつくまでに要する仮想的な総アドレス数は、少なくとも上記画像領域の有効領域における全画素を特定する分の実アドレス数と等しいかそれより大きく設定されていてもよい。この発明ではまた、画像データに付随して格納すべきバッファ情報が含まれていてもよい。また、別の実施形態としては、予め使用領域設定部109に設定されたバッファ情報を受信側に伝送し、受信装置で事前にバッファエリアを確保するようにしてもよい。
上記したようにこの発明の装置では、画像データを高速で読出し、高速で伝送することが可能である。撮像装置の撮像部101から直接画像データが読み出され、伝送ラインに出力するパケットのデータ格納部に挿入される。このために高速読出し、高速伝送が可能である。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の一実施の形態における装置の全体的な構成を示す図。 図1の装置の動作の一部を説明するために示した説明図。 本発明の装置で撮像部における使用領域の設定例を示す説明図。 図3の使用領域から画像データが読み出されるときのアドレスの様子と、バッファメモリに格納される画像データの様子をアドレスに対応させて示す説明図。 本発明に係る装置の撮像部から読み出された画像データが、伝送ライン上に出力される際の伝送形態を説明するために示した説明図。 図5に示した撮像部の使用領域から読み出される画像データがフレームメモリに書き込まれるときの書き込み時間を説明するために示した説明図。 図1に示したフレームメモリとメモリコントローラを取り出して示す図。 フレームメモリの改頁パケット数の算出方法を説明するために示したフローチャート。 本発明に係わる頁内ライン数の算出方法を説明するために示したフローチャート。 本発明に係わるトータル画素数、及び有効ライン数を算出するための方法を説明するために示したフローチャート。 本発明装置のフレームメモリに対する制御動作を説明するために示した説明図。
符号の説明
100…撮像装置(カメラ)、101…撮像部、102…インターフェース部、103…伝送ライン、105…自己情報レジスタ、106…使用領域設定部、107…制御部、200…パーソナルコンピュータ。

Claims (3)

  1. 撮像部と、
    前記撮像部の撮像領域に対し複数の領域を任意に設定使用領域を決める手段と、外部からの指令に応じ前記設定されている使用領域の画像データをパケットに組み立てて伝送ラインに出力する出力制御手段と、を有した撮像装置において、
    前記出力制御手段は、
    前記撮像領域からの画像データが記憶されものであり、前記画像領域の有効領域における全画素分のデータを格納できる容量の数分の1の容量を有するメモリと、
    このメモリへの前記画像データ書き込み速度と、それより速い読出し速度とを設定し、その速度差に応じて、同じアドレスに対する書き込み開始時間よ読出し開始の時間を(ライト時間+ライトリセット処理時間)−1パケット周期×(パケット数−1)で定義される時間分遅くして、前記画像データの書き込みと読出しを行う制御手段と、を有し、
    (ただし、ライト時間は(パケット数×パケットサイズ×2+有効ライン数×水平ブランキング期間+垂直ブランキング期間+空ライト時間)/ピクセル周波数)、ライトリセット処理時間は定数、パケット数は前記メモリのトータル番地/パケットサイズ、パケットサイズ及びパケット周期は前記伝送ラインの伝送速度及び伝送容量で特定されるものである)
    前記書き込み速度で指定されるアドレスに、前記読出し速度で指定されるアドレスが追いつくまでに要する仮想的な総アドレス数は、少なくとも前記画像領域の有効領域における全画素分の実アドレス数と等しいかそれより大きく設定されている
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 撮像部と、前記撮像部の撮像領域に対し複数の領域を任意に設定使用領域を決める手段と、外部からの指令に応じ前記設定されている使用領域の画像データを出力する出力制御手段と、を有した撮像装置に適用され、
    前記画像領域の有効領域における全画素分のデータを格納できる容量の数分の1の容量の容量を有するメモリに前記撮像領域からの画像データを書き込み、前記メモリから読出した前記画像データをパケットに組み立てて伝送ラインに出力する画像データ転送方法であって、
    前記メモリへの前記画像データ書き込み速度と、それより速い読出し速度とを設定し、その速度差に応じて、同じアドレスに対する書き込み開始時間より読出し開始の時間を(ライト時間+ライトリセット処理時間)−1パケット周期×(パケット数−1)で定義される時間分遅くして、前記画像データの書き込みと読出しを行い、
    (ただし、ライト時間は(パケット数×パケットサイズ×2+有効ライン数×水平ブランキング期間+垂直ブランキング期間+空ライト時間)/ピクセル周波数)、ライトリセット処理時間は定数、パケット数は前記メモリのトータル番地/パケットサイズ、パケットサイズ及びパケット周期は前記伝送ラインの伝送速度及び伝送容量で特定されるものである)
    前記書き込み速度で指定されるアドレスに、前記読出し速度で指定されるアドレスが追いつくまでに要する仮想的な総アドレス数は、少なくとも前記画像領域の有効領域における全画素分の実アドレス数と等しいかそれより大きく設定されている
    ことを特徴とする撮像装置の画像データ転送方法。
  3. 撮像部と、
    前記撮像部の撮像領域に対して複数の領域を任意に設定し使用領域を決める手段と、
    前記撮像領域からの画像データが記憶されものであり、前記画像領域の有効領域における全画素分のデータを格納できる容量の数分の1の容量を有するメモリと、
    前記メモリへの前記画像データの書き込みと読出しとを行い、前記メモリから読み出した前記使用領域の画像データをパケットに組み立てて伝送ラインに出力する出力制御手段と、を有し、
    前記出力制御手段は、
    前記メモリへの前記画像データの書き込み時間を((パケット数×パケットサイズ×2+有効ライン数×水平ブランキング期間+垂直ブランキング期間+空ライト時間)/ピクセル周波数)に設定し、
    前記画像データの頁毎の読み出し時間を((メモリ改頁パケット数×パケットサイズ+有効ライン数/頁×水平ブランキング期間+垂直ブランキング期間+空ライト時間)/ピクセル周波数)に設定し、
    同じアドレスに対する書き込み開始時間より((ライト時間+ライトリセット処理時間)−1パケット周期×(パケット数−1))の時間分遅くして読出し開始時間を設定する
    (ただし、パケット数はメモリのトータル番地/パケットサイズ、パケットサイズは固定値でもよい、ライトリセット処理時間は定数、パケットサイズ及びパケット周期は前記伝送ラインの伝送速度及び伝送容量で特定されるものである)
    ことを特徴とする撮像装置
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