JP4070092B2 - ケーブル接続部用折りたたみ型絶縁チューブおよびケーブル接続部の組み立て方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線・ケーブルの直線あるいは分岐接続部の絶縁に使用される折りたたみ型絶縁チューブおよびケーブル接続部の組み立て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電線・ケーブルの直線あるいは分岐接続部には、従来ゴム絶縁筒差込み型、常温収縮型、あるいは、熱収縮型などの接続部が使用されてきた。
上記従来の接続部は、いずれも導体接続前に、接続される電線・ケーブルのいずれか一方に、予め絶縁筒や、弾性チューブを仮挿入しておき、導体接続後、これらを取付け位置に戻して組み立てるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来の接続部は、接続される電線・ケーブルのいずれか一方に、予め絶縁筒や、弾性チューブを仮挿入しておくものであり、仮挿入する片側は、絶縁筒の長さ分つまり組みたて後の2倍以上の長さ分の長さ方向スペースが必要であった。
このため、施工スペースの確保できない部分には、使用できず、施工スペース分を含むハンドホールの大きさ、掘削スペースが必要等の問題があり、接続体設置費用高となっていた。
また、施工スペースが取れない場所には、テープ巻き接続が使用されてきたが、狭隘な場所で、作業性が悪く、また、性能が作業スキルに依存すると言う問題点があった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであって、本発明の目的は、狭隘なスペースでの接続が可能であり、組みたて作業性が良く、さらに、性能が作業スキルに依存しない電線・ケーブル接続部用の折りたたみ型絶縁チューブおよびケーブル接続部の組み立て方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明においては、ケーブル接続部に装着される絶縁チューブを以下のように構成する。
(1)弾性チューブの両端部分(A,B部)が拡径支持材により拡径され、中央部分(C部)に非拡径部分が設けられた、ケーブル接続部に装着される絶縁チューブにおいて、上記中央部分(C部)の内径を、他方端側の部分(A部)を被着体の外径に上記中央部分(C部)の厚さの2倍を加えた値より大きくし、絶縁チューブの一方端側の部分(B部)の拡径状態での内径を、非拡径部分である中央部分(C部)の外径と同等以上とし、さらに、上記中央部分(C部)から一方端側部分(A部)の外表面に、粉体もしくは潤滑剤等の滑り剤を塗布し、上記拡径された一方端側部分(B部)が、上記非拡径部分である中央部分(C部)を折り返すことにより、他方端側部分(A部)上に重ね合わ可能に構成する。
(2)上記(1)の絶縁チューブにおいて、拡径状態にある上記一方端側の拡径部分(B部)の拡径支持部材の内径を、拡径状態にある上記他方端の拡径部分(A部)の外径より大きくし、拡径状態にある上記一方端側の拡径部分(B部)が、上記非拡径部分である中央部分(C部)を折り返すことにより、拡径状態にある上記他方端側の拡径部分(A部)上に重ね合わされた状態とする。
【0005】
上記(1)の絶縁チューブは、以下のようにしてケーブル接続部に装着される。
(a) 接続するそれぞれのケーブルを位置合わせして切断し、両端を皮剥ぎし、
(b) 絶縁チューブの他方端側の拡径部分(A部)を、一方のケーブルの被着体に挿入し、上記他方端側の拡径支持材を除去して、上記絶縁チューブの他方端側を収縮させて上記被着体に装着し、
(c) 上記絶縁チューブの一方端側の拡径部分(B部)を、拡径状態のまま上記他方端側にスライドさせて、上記中央部分(C部)を折り返して、上記他方端側の拡径部分(A部)上に重ね合わせて仮置きし、
(d) 上記ケーブルの導体同士を接続した後、上記一方端側の拡径部分(B部)を拡径した状態で、他方のケーブルの被着体上にスライドさせて、上記折り返しを伸ばした状態で、一方端側の拡径部分(B部)の拡径支持材を除去し、上記絶縁チューブの一方端側を収縮させて上記被着体に装着する。
また、上記(2)の絶縁チューブは以下のようにしてケーブル接続部に装着される。
(a) 接続するそれぞれのケーブルを位置合わせして切断し、両端を皮剥ぎし、
(b) 一方端側の拡径部分(B部)が、拡径状態にある他方端側の拡径部分(A部)上に重ね合わされている絶縁チューブを、一方のケーブルの被着体に挿入し、
(c) 上記他方端側の拡径支持材を除去して、上記絶縁チューブの他方端側を収縮させて上記被着体に装着し、
(d) 上記ケーブルの導体同士を接続した後、上記一方端側の拡径部分(B部)を拡径した状態で、他方のケーブルの被着体上にスライドさせて、上記折り返しを伸ばした状態で、一方端側の拡径部分(B部)の拡径支持材を除去し、上記絶縁チューブの一方端側を収縮させて上記被着体に装着する。
また、導体接続前に、それぞれのケーブルの被着体上に弾性スベーサチューブを取付けるか、粘着シートを巻きつけ、上記弾性スペーサチューブもしくは粘着テープ上に、上記(1)または(2)の絶縁チューブの両端部分(A,B部)の拡径部分を収縮させるようにしてもよい。
さらに、接続されるケーブルの一方側が複数のケーブルからなる分岐接続部に適用してもよい。
すなわち、 上記複数のケーブルを複数の挿入孔を有する弾性スペーサチューブに挿入するか、あるいは、該複数のケーブルの周囲に粘着パテシート巻きをし、該弾性スペーサチューブもしくは粘着パテシート上に、前記絶縁チューブの拡径部分を収縮させる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1(a)は本発明の第1の実施例の絶縁チューブの断面図である。
本実施例の絶縁チューブ1は円筒状であり、ゴム等の弾性部材で形成されており、素管(拡径していない状態)の状態では、同図に示すように中央の非拡径部分Cの内径は、両端部A,Bの外径より大きい。
上記絶縁チューブ1をケーブル接続部に装着する際には、図1(b)に示すように、その両端のA部分、B部分が拡径保持部材2,2’により拡径され、中央の非拡径部分であるC部分と、A部分には粉体あるいは潤滑剤等の滑り剤3が塗布される。
上記絶縁チューブ1、上記絶縁チューブ1が取付けられる被着体(ケーブル絶縁体、あるいは、ケーブル絶縁体に取付けられたインナーチューブ、以下被着体という)、および、導体接続部の寸法は、以下の(1) 〜(5) の寸法に設定される。
(1) 絶縁チューブ1のB部分の素管内径(非拡径状態の内径)Lbi1は、A部分の素管内径(非拡径状態の内径)Lai1と等しいか大きい。
すなわち、以下の関係にある。
Lbi1≧Lai1
(2) 非拡径部分C部分における絶縁チューブ1の内径Lciは、上記絶縁チューブ1が取り付けられるケーブルの導体接続部の外径Ld1と等しいか大きい。
すなわち、以下の関係にある。
Lci≧Ld1
(3) 絶縁チューブ1のB部分の拡径状態での内径Lbi2 は、非拡径部分であるC部分の内径をLciと等しいか大きい。
すなわち、以下の関係にある。
Lbi2 ≧Lci
(4) 絶縁チューブ1のB部分が装着される被着体の外径Ld2は、絶縁チューブ1のA部分が装着される被着体の外径Ld3と等しいか大きい。
すなわち、以下の関係にある。
Ld2≧Ld3
(5) 絶縁チューブ1のA部分が被着体(ケーブル)に装着されたときの、A部分の被着対象外径範囲内における最大外径をLao1 、非拡径部分であるC部分の絶縁チューブ1の厚さをdc 、C部分における絶縁チューブ1の内径をLciとすると、以下の関係にある。
Lci>Lao1 +2dc
上記寸法とすることにより、後述するように、上記絶縁チューブ1のB部分を、C部分で折り返して、A部分に重ねあわせた状態(この状態を以下では折り畳んだ状態ともいう)とすることができ、また、絶縁チューブ1のA部分を被着体に装着後、B部分をB端側にスライドさせ、絶縁チューブ1のB部分を被着体上に、容易に取り付けることができる。
なお、一般に、導体接続スリーブや分岐スリーブ、コネクタは、ケーブル接続部より大きい場合が多く、この場合には絶縁チューブ1の中央の非拡径部分であるC部分をケーブル絶縁体外径より大きくする必要があるが、C部分の内径を上記(5) のようにしておけば、上記のように折り畳んだのち、B部分をケーブルのB端側にスライドさせるのが容易となる。
【0007】
図2(a)(b)(c)は上記絶縁チューブ1をケーブル接続部に取り付ける様子を示す図であり、同図は部分半断面図を示し、上側の断面図のみを示している。
本実施例において絶縁チューブは次のようにケーブル接続部に装着される。
まず、接続するケーブル4,4’を位置合わせして切断し、上記ケーブル4,4’のそれぞれの端部を皮剥ぎし、一方のケーブル4に、図1(b)に示す拡径状態の絶縁チューブ1を挿入する。
なお、この例では、ケーブル4,4’の絶縁体上に、弾性スペーサチューブであるインナーチューブ5,5’が取付けられている。上記インナーチューブ5,5’は、差し込み、あるいは常温収縮により取付けられる。また、弾性体のインナーチューブ5,5’を取付ける代わりに、粘着シートを巻き付けてもよい。
ついで、絶縁チューブ1のA部分の拡径保持部材2を除去して、A部分を収縮させ、A部分を被着体(インナーチューブ5)上に装着する。
【0008】
さらに、絶縁チューブ1のB部分に拡径保持部材2’を取付けたまま、図2(a)に示すように、上記B部分をA端側にスライドさせ、絶縁チューブ1の中央の非拡径部分Cで折り返し、絶縁チューブ1を折り畳んだ状態で、ケーブル4上に仮り置きする。ついで、ケーブル4,4’の導体4a,4a’を接続する〔図2(a)の状態〕。
ついで、絶縁チューブ1のB部分を図2(b)に示すように、拡径状態のまま、導体接続部6上をB端側にスライドさせ、絶縁チューブ1の折り畳みを伸ばす。
そして、B部分の拡径保持部材2’を除去し、B部分をインナーチューブ5’上で収縮させる。これにより、図2(c)に示すように、絶縁チューブ1がケーブル接続部上に装着される。
最後に、絶縁チューブ1の外周の滑り剤3を拭き取り清掃する。
【0009】
図3(a)は、本発明の第2の実施例の絶縁チューブの断面図である。
本実施例の第1の実施例と同様、絶縁チューブ1は円筒状であり、ゴム等の弾性部材で形成されている。素管(拡径していない状態)の状態では、同図に示すように中央の非拡径部分Cの内径は、両端部A,Bの外径より大きい。
上記絶縁チューブ1をケーブル接続部に装着する際には、図3(b)に示すように、その両端のA部分、B部分が拡径保持部材2,2’により拡径され、中央の非拡径部分であるC部分と、A部分には粉体あるいは潤滑剤等の滑り剤3が塗布される。
また、本実施例の場合、絶縁チューブ1のB部分に取り付けられる拡径支持部材2’の内径は拡径状態にあるA部分の外径より大きい。
【0010】
図4(a)(b)(c)は上記絶縁チューブ1をケーブル接続部に取り付ける様子を示す図であり、同図は部分半断面図を示し、上側の断面図のみを示している。
上記絶縁チューブは次のようにケーブル接続部に装着される。
図3(b)に示した拡径保持部材2,2’で拡径された絶縁チューブ1を、図4(a)に示すように、絶縁チューブ1のB部分に拡径保持部材2’を取付けたまま、図4(a)に示すように、上記B部分をA端側にスライドさせ、絶縁チューブ1の中央の非拡径部分Cで折り返し、絶縁チューブ1を折り畳み状態にしておく。上記作業は、出荷前に工場等で行ってもよい。
ついで、接続するケーブル4,4’を位置合わせして切断し、上記ケーブル4,4’のそれぞれの端部を皮剥ぎし、一方のケーブル4に、図4(a)に示すように、拡径状態で折り畳まれた絶縁チューブ1を挿入する。
なお、この例では、ケーブル4,4’の絶縁体上に、弾性スペーサチューブであるインナーチューブ5,5’が取付けられている。上記インナーチューブ5,5’は、前記したように差し込み、あるいは常温収縮により取付けられる。
ついで、絶縁チューブ1のA部分の拡径保持部材2を除去して、A部分を収縮させ、A部分を被着体(インナーチューブ5)上に装着する。
【0011】
さらに、絶縁チューブ1のB部分を図4(b)に示すように、拡径状態のまま、導体接続部6上をB端側にスライドさせ、絶縁チューブ1の折り畳みを伸ばす。
そして、B部分の拡径保持部材2’を除去し、B部分をインナーチューブ5’上で収縮させる。これにより、図4(c)に示すように、絶縁チューブ1がケーブル接続部上に装着される。
最後に、絶縁チューブ1の外周の滑り剤3を拭き取り清掃する。
【0012】
図5は、本発明の第3の実施例を示す図であり、本実施例は本発明を分岐接続部に適用した場合であり、同図は部分断面図を示し、絶縁チューブの上半分のみを示している。なお、図5は前記図2(b)、図4(b)に対応している。
本実施例の絶縁チューブの取り付けは、前記第1、第2の実施例と同様であり、まず、幹線ケーブル4,分岐ケーブル4’4”を位置合わせして切断し、上記ケーブル4,4’4”のそれぞれの端部を皮剥ぎし、一方の幹線ケーブル4に、例えば図1(b)に示した拡径状態の絶縁チューブ1を挿入する。
ついで、絶縁チューブ1のA部分の拡径保持部材2を除去して、A部分を収縮させ、A部分を被着体(インナーチューブ5)上に装着する。
さらに、絶縁チューブ1のB部分に拡径保持部材2’を取付けたまま、前記図2(a)に示したように、上記B部分をA端側にスライドさせ、絶縁チューブ1の中央の非拡径部分Cで折り返し、絶縁チューブ1を折り畳み状態で、幹線ケーブル4上に仮り置きする。ついで、幹線ケーブル4と分岐ケーブル4’,4”の導体4a,4a’,4a”を導体分岐スリーブにより接続する。そして、分岐ケーブル4’,4”にパテ材等を巻き付ける。
ついで、絶縁チューブ1のB部分を前記図2(b)に示したように、拡径状態のまま、導体接続部6上をスライドさせ絶縁チューブ1の折り畳みを伸ばす。
そして、B部分の拡径保持部材2’を除去し、B部分をパテ材上で収縮させる。これにより、絶縁チューブ1が分岐接続部上に装着される。最後に、絶縁チューブ1の外周の滑り剤3を拭き取り清掃する。
なお、前記第2の実施例のように、上記絶縁チューブを、図4(a)に示したように折り畳み状態にしておいたものを、幹線ケーブル4に挿入して、B部分をA端側にスライドさせ分岐接続部に取り付けるようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、以下の効果を得ることができる。
(1)拡径された一方端側部分(B部)を他方端側部分(A部)上に重ね合わせた絶縁チューブを、ケーブル接続部に装着するようにしたので、施工スペースが、従来の半分の長さでよく、土木費、防護物費などが安くすることができる。
(2)絶縁チューブの両端部の外径より、長さ方向中央部の非拡径部の素管内径を太くし、中央部から一方端側部分の外表面に、粉体もしくは潤滑剤等の滑り剤が塗布しているので、折り返し反転、戻しが容易で、組みたて作業性が良い。
(3)導体接続部上に位置する中央部は、非拡径であるため、収縮歪みが加わらない。このため、チューブ損傷に至る可能性が小さい。
(4)テープ巻きが不要であり、性能が作業スキルに依存しない。
(5)狭隘なスペースでの分岐接続を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の絶縁チューブの断面図である。
【図2】図1に示す絶縁チューブをケーブル接続部に取り付ける様子を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例の絶縁チューブの断面図である。
【図4】図2に示す絶縁チューブをケーブル接続部に取り付ける様子を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 絶縁チューブ
2,2’ 拡径保持部材
3 滑り剤
4,4’,4” ケーブル
5,5’ インナーチューブ
6 導体接続部
Claims (5)
- 弾性チューブの両端部分(A,B部)が拡径支持材により拡径され、中央部分(C部)に非拡径部分が設けられた、ケーブル接続部に装着される絶縁チューブであって、
上記絶縁チューブは、上記中央部分(C部)の内径が、他方端側の部分(A部)を被着体の外径に上記中央部分(C部)の厚さの2倍を加えた値より大きく、
絶縁チューブの一方端側の部分(B部)の拡径状態での内径は、非拡径部分である中央部分(C部)の外径と同等以上であり、
拡径状態にある上記一方端側の拡径部分(B部)の拡径支持部材の内径が、拡径状態にある上記他方端の拡径部分(A部)の外径より大きく、
上記中央部分(C部)から一方端側部分(A部)の外表面に、粉体もしくは潤滑剤等の滑り剤が塗布されており、
上記非拡径部分である中央部分(C部)を折り畳んで、拡径状態にある上記一方端側の拡径部分(B部)が、拡径状態にある上記他方端側の拡径部分(A部)上に重ね合わされている
ことを特徴とするケーブル接続部用折りたたみ型絶縁チューブ。 - 請求項1の折りたたみ型絶縁チューブを用いたケーブル接続部の組み立て方法であって、
接続するそれぞれのケーブルを位置合わせして切断し、両端を皮剥ぎし、
上記絶縁チューブの他方端側の拡径部分(A部)を、一方のケーブルの被着体に挿入し、上記他方端側の拡径支持材を除去して、上記絶縁チューブの他方端側を収縮させて上記被着体に装着し、
上記絶縁チューブの一方端側の拡径部分(B部)を、拡径状態のまま上記他方端側にスライドさせて、上記中央部分(C部)を折り返して、上記他方端側の拡径部分(A部)上に重ね合わせて仮置きし、
上記ケーブルの導体同士を接続した後、
上記一方端側の拡径部分(B部)を拡径した状態で、他方のケーブルの被着体上にスライドさせて、上記折り返しを伸ばした状態で、一方端側の拡径部分(B部)の拡径支持材を除去し、上記絶縁チューブの一方端側を収縮させて上記被着体に装着する
ことを特徴とする折りたたみ型絶縁チューブを用いたケーブル接続部の組み立て方法。 - 請求項1の折りたたみ型絶縁チューブを用いたケーブル接続部の組み立て方法であって、
接続するそれぞれのケーブルを位置合わせして切断し、両端を皮剥ぎし、
一方端側の拡径部分(B部)が、拡径状態にある他方端側の拡径部分(A部)上に重ね合わされている絶縁チューブを、一方のケーブルの被着体に挿入し、
上記他方端側の拡径支持材を除去して、上記絶縁チューブの他方端側を収縮させて上記被着体に装着し、
上記ケーブルの導体同士を接続した後、
上記一方端側の拡径部分(B部)を拡径した状態で、他方のケーブルの被着体上にスライドさせて、上記折り返しを伸ばした状態で、一方端側の拡径部分(B部)の拡径支持材を除去し、上記絶縁チューブの一方端側を収縮させて上記被着体に装着する
ことを特徴とする折りたたみ型絶縁チューブを用いたケーブル接続部の組み立て方法。 - 導体接続前に、それぞれのケーブルの被着体上に弾性スペーサチューブを取付けるか、粘着シートを巻きつけ、
上記弾性スペーサチューブもしくは粘着テープ上に、上記絶縁チューブの両端部分(A,B部)の拡径部分を収縮させる
ことを特徴とする請求項2または請求項3の折りたたみ型絶縁チューブを用いたケーブル接続部の組み立て方法。 - 接続されるケーブルの一方側が複数のケーブルからなる分岐接続部に適用され、
上記複数のケーブルを複数の挿入孔を有する弾性スペーサチューブに挿入するか、あるいは、該複数のケーブルの周囲に粘着パテシート巻きをし、該弾性スペーサチューブもしくは粘着パテシート上に、前記絶縁チューブの拡径部分を収縮させる
ことを特徴とする請求項2または請求項3の折りたたみ型絶縁チューブを用いたケーブル接続部の組み立て方法。
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