JP4070048B2 - 電子制御機器の実装構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気回路基板上にリード部品やコネクタ、表面実装部品を実装し、この電気回路基板をケースハウジングに収納した、小規模な電子制御機器の実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、小規模な電子制御機器では、一枚の電気回路基板上にリード部品やコネクタ、表面実装部品をスルーホール実装技術や表面実装技術を用いて混載実装し、電気回路上の入力部,制御部,出力部,電源部を構成し、この基板を金属製あるいはプラスチック製のケースに収納する実装構造をとっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した構成の従来技術によれば、近年急速に発展してきた表面実装技術や電気回路基板技術により、電子制御機器の回路制御部においては、電気回路パターンの微細化や電気部品の小型化が進展し、電気回路基板上の面積比に占める割合が小さくなってきたのに対し、主に電力上や発熱、接続信頼性上の要求から、電子制御機器の入出力部や電源部においては電気部品の小型化や表面実装化が難しく、また、電気回路パターンの微細化が難しいために電気回路基板上に占める割合が相対的に大きくなりつつあり、電子制御ユニットの小型化と低価格化の両立が難しいという問題があった。
【0004】
本発明は、以上の問題点に鑑み、組立作業を複雑化することなく、かつ無駄なコストをかけることなく基板面積を縮小する構成を得て、低価格に電子制御ユニットの小型化を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、電気回路基板をそれぞれ特性,構造を異にし、また部品の実装方法も異にすることが自在な2つの基板に分割し、それぞれを分割したハウジングに収納し、分割したハウジングの一体化により基板同士の電気的な接続を果たすようにする。
【0006】
すなわち、本発明は、電気回路基板上にリード部品やコネクタ、表面実装部品を実装し、この電気回路基板をケースハウジングに収納する電子制御機器の実装構造において、前記電気回路基板を、互いに独立した制御基板とパワー基板に2分割し、前記ケースハウジングを、制御基板を収納する第1ハウジングとパワー基板を収納する第2ハウジングに2分割して、第1ハウジング及び第2ハウジングの形状を上下開放形にし前記第1ハウジングに、前記コネクタキャップに嵌合した外部コネクタのリセプタクル接触子に接続するタブ接触子を垂直に配置し、前記第2ハウジングには、所定のタブ接触子に対応したリセプタクル接触子と、所定のタブ接触子に対応した貫通孔とを垂直に配置し、これら第1ハウジングと第2ハウジングは垂直方向に重ねて一体化する構造でかつどちらか一方に外部コネクタを嵌合して端子接続するコネクタキャップを有し、前記第1ハウジングと第2ハウジングの一体化において前記タブ接触子,貫通孔およびリセプタクル接触子の配置を選択することで、外部コネクタと制御基板間を直接接続する信号線,外部コネクタと制御基板間をパワー基板を経由して接続する信号線,外部コネクタとパワー基板間を直接接続する信号線,制御基板とパワー基板間を直接接続する信号線とを選択的に形成することを特徴とする。
【0008】
第2ハウジングにおけるリセプタクル接触子の設置の手法としては、第2ハウジングにハウジングランス部を具備した挿入孔を設け、該挿入孔にリセプタクル接触子を挿入する手法がある。
制御基板とタブ接触子、パワー基板とリセプタクル接触子との接続はワイヤボンディングや、接触子を溶接あるいはハンダ付けする手法が有る。
【0009】
さらに、上記構成において、必要に応じて第2ハウジングの形状をパワー基板の一部が露出するように構成すると良い。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の一実施の形態を電子制御機器の外観を示す斜視図、図2は図1のA−A線断面図である。図3は本実施の形態の要部分解斜視図であり、図1のB−B線で2分割したものである。
【0011】
図において、1は制御基板、2はパワー基板であり、制御基板1は、この電子制御機器3の回路制御部と小電力で表面実装化が可能な入出力部を搭載し、パワー基板2は制御基板1に電力を供給する電源部や信号入力の変動を整流・調節する入力インターフェス部やパワー出力部等の回路を搭載する。
このように、電気回路基板を2分割することで、制御基板1にはリード部品実装用のスルーホールは不要になり、またパワー出力用の太いパターンが不要になるので、回路制御部のパターンの引き回し自由度が大きくなり、表面実装技術やベアチップ実装技術、電気回路パターンの微細化技術や高多層化基板を用いて高密度実装を行えば、基板面積の小型化が可能になる。
【0012】
また、入力インターフェース部やパワー出力部,電源部には、通常、電気回路パターンの微細化はあまり必要とされないのでパワー基板2には安価な片面あるいは両面パターンの基板が使用できる。また、回路制御部を別基板としているので、一枚基板構成の時と比べれば、当然パワー基板2の基板外形は小さくすることができる。
【0013】
本実施の形態では、放熱部材の削減を狙って、パワー基板2には金属基板を採用している。このように、基板面積の小型化と共に、要求特性の異なる2枚の基板に分割することで、電気回路パターンを微細化した高価な高多層基板の使用量を減らすことができ、また制御基板においては電源部やパワー出力部等の回路パターンを考慮せずにパターンをより微細化することができるので、基板面積の縮小と低コスト化が両立できる。
【0014】
4は前記制御基板1を収納する第1ハウジング、5は前記パワー基板2を収納する第2ハウジングであり、これら第1ハウジング4と第2ハウジング5は垂直方向に重ねて一体化する構造である。6は第2ハウジング5に設けた外部コネクタ用のコネクタキャップである。
また、本実施の形態においては、第2ハウジング5には、パワー基板2の電気回路面の裏面が露出するように穴5aを開けてある。これにより、放熱効率が上がり、放熱部材の削減が出来る。
【0015】
7は外部コネクタとしての外部ハーネスコネクタであり、該外部ハーネスコネクタ7は前記コネクタキャップ6に嵌合する。この外部ハーネスコネクタ7は図示せぬ電子制御ユニットと接続される入出力線を束ね、それぞれの入出力線に接続したリセプタクル接触子8が内蔵してある。
前記第1ハウジング4と第2ハウジング5の形状は上下開放形である。9は第1ハウジング4の上面を覆うカバーである。
【0016】
10は前記第1ハウジング4に垂直に配置したタブ接触子であり、該タブ接触子10は前記外部ハーネスコネクタ7のリセプタクル接触子8に接続する。
11は前記第2ハウジング5に垂直に配置したリセプタクル接触子、12は第2ハウジング5に垂直に配置した貫通孔である。
第1ハウジング4とタブ接触子10は圧入もしくは一体モールドの技術により一体化する。第2ハウジング5とリセプタクル接触子11は、通常、コネクタによく使われるハウジングランスの手法を用いて一体化する。すなわち、本実施の形態では、第2ハウジング5に設けた挿入孔がハウジングランス部を具備しており、この挿入孔にリセプタクル接触子を押し込むことで、第2ハウジング5に設けたハウジングランス部がリセプタクル接触子11の切り欠き部に嵌まり込んで結合し、固定が行われる。
【0017】
上述したタブ接触子10,貫通孔12,リセプタクル接触子11の対応を選択し、外部ハーネスコネクタ7と制御基板1間を直接接続する信号線,外部ハーネスコネクタ7と制御基板1間をパワー基板2を経由して接続する信号線,外部コネクタとパワー基板間を直接接続する信号線,制御基板とパワー基板間を直接接続する信号線とを選択的に形成する。
【0018】
パワー基板2を経由する信号線としては、信号入力の変動があり、整流・調節する必要のある入力線や、この電子制御機器3のパワー出力を外部に伝えるパワー出力線がある。
本実施の形態では、第1ハウジング4において、パワー基板2を介して外部ハーネスコネクタ7と制御基板1とを接続する信号線や、パワー基板2と制御基板1とを接続する信号線を形成するタブ接触子10は第1ハウジング4の中心側の列に設置し、外部ハーネスコネクタ7と制御基板1とを直接接続する信号線を形成するタブ接触子は外側の列に設置する。
【0019】
一方、第2ハウジング5に設けられる挿入孔の中心側の列には、制御基板1とパワー基板2を接続する役割を果たすリセプタクル接触子11や、外部ハーネスコネクタ7とパワー基板2とを直接接続するリセプタクル接触子11を納める挿入孔を設置し、外側の列には外部ハーネスコネクタ7と制御基板1とを直接接続する信号線を形成するタブ接触子を通す貫通孔12を設置する。なお、本実施の形態では、リセプタクル接触子11の挿入孔と前記貫通孔12は同じ構成にしておき、リセプタクル接触子11を挿入するか否かで役割を決定するようにしてある。
【0020】
なお、外部ハーネスコネクタ7においても、パワー基板2を介した信号線やパワー基板2に接続する信号線を形成するタブ接触子10に対応したリセプタクル接触子8を内側列に、制御基板1と直接接続する信号線を形成するタブ接触子10に対応したリセプタクル接触子8を外側列に配置できるようにしておく。
図4〜図6は本実施の形態の組立手順を説明するための要部切取斜視図、図7は図6のA部の拡大斜視図である。
【0021】
まず、先に述べた方法でタブ接触子10を一体化した第1ハウジング4に制御基板1を液状接着剤を用いて搭載固定し、ワイヤボンディングにより制御基板1とタブ接触子10とを接続する(図4)。
さらに、先に述べた方法でリセプタクル接触子11を組み込んだ第2ハウジング5にパワー基板2をやはり液状接着剤を用いて搭載固定し、ワイヤボンディングによりパワー基板2とリセプタクル接触子11を接続する(図5)。
【0022】
次に、図4と図5に示した半組立品の第1ハウジング4と第2ハウンジング5を垂直方法に重ねて組み立て、液状接着剤を用いて一体化固定する。
この時、第1ハウジング4の外側列のタブ接触子10は、第2ハウジング5と電気的に接続されず貫通孔1を貫通する。
一方、第1ハウジング3の内側列のタブ接触子10は、第2ハウジング5のリセプタクル接触子11に接触しながら貫通する。
【0023】
以上説明したように、制御基板1とタブ接触子10、パワー基板2とリセプタクル接触子11とはそれぞれボンディングワイヤで接続されているため、制御基板1とパワー基板2の電気的接続は、第1ハウジング4と第2ハウジング5を組み立てる際、タブ接触子10がリセプタクル接触子11に挿入・接触することで完了する(図6,図7)。
【0024】
こうして、組み立てられた電子制御機器3の第2ハウジング5のコネクタキャップ6に外部ハーネスコネクタ7を嵌合すると、外側列のタブ接触子10は外部ハーネスコネクタ7の外側列のリセプタクル接触子8に直接接続され、内側列のタブ接触子10は第2ハウジング5内のリセプタクル接触子11と電気的に接続した状態で外部ハーネスコネクタ7の内側列のリセプタクル接触子8に接続される。
【0025】
前述のユニット組み立て工程内で、第2ハウジング5に挿入するリセプタクル接触子11や外部ハーネスコネクタ7に挿入するリセプタクル接触子8の配置やパワー基板2とタブ接触子10との接続に用いるワイヤボンディング場所の配置組み合わせを選択することにより、外部ハーネスコネクタ7と制御基板1間とを直接接続する信号線,外部ハーネスコネクタ7と制御基板1間とをパワー基板2を経由して接続する信号線,外部ハーネスコネクタ7とパワー基板2間を直接接続する信号線,制御基板1とパワー基板2間を直接接続する信号線とを選択的に形成することができる。
【0026】
その組み合わせ方を述べれば、
前述のように制御基板1とタブ接触子10間とをワイヤボンディングで接続しておくと、タブ接触子10は第2ハウジング5内を貫通してコネクタキャップ内に突出しているので、外部ハーネスコネクタ7の所定の位置にリセプタクル接触子8を挿入しておけば、タブ接触子10とリセプタクル接触子8が嵌合・接触するので、外部ハーネスコネクタ7と制御基板1間とを直接接続する信号線を形成できる。
【0027】
また、外部ハーネスコネクタ7と第2ハウジング5内の所定の位置にそれぞれリセプタクル接触子8,11を挿入し、リセプタクル接触子11とパワー基板2上の回路間をワイヤボンディングで接続し、そのリセプタクス接触子11と嵌合するタブ接触子10と制御基板1間はワイヤボンディングで接続せずにおき、この回路と先のものとは別のリセプタクル接触子11とをワイヤボンディングで接続し、そのリセプタクル接触子11と嵌合するタブ接触子10と制御基板1間をワイヤボンディングで接続しそのタブ接触子10に対応する位置には外部ハーネスコネクタ7のリセプタクル接触子8を挿入しなければ、外部ハーネスコネクタ7と制御基板1間とをパワー基板2を経由して接続する信号線を形成できる。
【0028】
外部ハーネスコネクタ7と第2ハウジング5内の所定の位置にそれぞれリセプタクル接触子8,11を挿入し、リセプタクル接触子11とパワー基板2上の回路間をワイヤボンデングで接続し、そのリセプタクル接触子11と嵌合するタブ接触子10と制御基板1間はワイヤボンディングで接続せずにおけば、外部ハーネスコネクタ7とパワー基板2間を直接接続する信号線を形成することができる。
【0029】
パワー基板2と第2ハウジング5内のリセプタクル接触子11とをワイヤボンディングで接続し、そのリセプタクル接触子11と嵌合するタブ接触子10と制御基板1間をワイヤボンディングで接続し、そのタブ接触子10に対応する位置に外部ハーネスコネクタ7のリセプタクル接触子8を挿入しなければ制御基板1とパワー基板2間を直接接続する信号線を形成することができる。
【0030】
以上により、電子制御機器3は外部ハーネスコネクタ7からハーネスを通して全体のシステムと接続される。
以下、この接続状態における、各信号の入出力経路を説明する。
電子制御機器3とシステムが接続すると、変動のある信号入力はまずタブ接触子10→リセプタクル接触子11→パワー基板2というように伝わり、パワー基板2内でインターフェース処理を受けた後、リセプタクル接触子11→タブ接触子10→制御基板1と伝えられる。
【0031】
変動のない信号入力はタブ接触子10→制御基板1と伝えられる。
制御基板1からの信号出力は、タブ接触子10→外部ハーネスコネクタ7へと伝えられる。
電子制御機器3のパワー出力は制御基板1からの制御信号がタブ接触子10→リセプタクル接触子11→パワー基板2と伝わり、パワー基板2内の出力回路を駆動してパワー出力を発生させ、そのパワー出力はリセプタクル接触子10→外部ハーネスコネクタ7へと伝えられ外部に取り出される。
【0032】
また、電子制御機器3を駆動する電力は外部電源からの電圧を外部ハーネスコネクタ7→タブ接触子10→リセプタクル接触子11→パワー基板2へと伝わり、パワー基板2内で所定の電圧に調節されリセプタクル接触子11→タブ接触子10→制御基板1へと供給される。
なお、本実施の形態では、タブ接触子10と制御基板1,リセプタクル接触子6とパワー基板2との接続方法としてワイヤボンディングを用いたが、接続子を溶接したり半田付けする接続方法を用いてもよく、これによれば断面積の太い接続子を使用することで、大電流を流すことが可能となる。
【0033】
【発明の効果】
以上詳細に説明した如く、本発明によれば、電気回路基板上にリード部品やコネクタ、表面実装部品を実装し、この電気回路基板をケースハウジングに収納する電子制御機器の実装構造において、前記電気回路基板を、互いに独立した制御基板とパワー基板に2分割し、前記ケースハウジングを、制御基板を収納する第1ハウジングとパワー基板を収納する第2ハウジングに2分割し、これら第1ハウジングと第2ハウジングは垂直方向に重ねて一体化する構造でかつどちらか一方に外部コネクタを嵌合して端子接続するコネクタキャップを有し、前記第1ハウジングと第2ハウジングの一体化において各信号線を選択的に接続する接触子を具備するので、電気回路基板をそれぞれ特性,構造を異にし、また部品の実装方法も異にすることが自在な2つの基板に分割し、それぞれを分割したハウジングに収納し、分割したハウジングの一体化により基板同士の電気的な接続を果たすことができる。
【0034】
これにより、組立作業を複雑化することなく、かつ無駄なコストをかけることなく基板面積を縮小することが可能となり、低価格に電子制御ユニットの小型化を実現するという効果がある。
また、上記構成において、前記接触子として、タブ接触子とリセプタクル接触子を用いると、嵌合により接続するので、制御基板とパワー基板を接続する際に特別な加工が不要となり、組み立てを容易にするという効果がある。
【0035】
また、タブ接触子とリセプタクル接触子を用いる構成において、第1ハウジングの形状を上下開放形にし、前記第1ハウジングにおいて、前記コネクタキャップに嵌合した外部コネクタの端子に接続するタブ接触子を垂直に配置すれば、タブ接触子を圧入して第1ハウジングに一体化する場合、圧入作業がし易く、またタブ接触子を第1ハウジングと一体成形する場合には、一体成形用の金型内でタブ接触子を固定しやすいので、第1ハウジングとタブ接触子を一体化した部品を作りやすく、例えばタブ接触子を制御基板の通る開口に対し水平に配置する場合より、部品コストを低く抑えることができる。
【0036】
同様に、第2ハウジングの形状を上下開放形にし、前記第2ハウジングにおいて、所定のタブ接触子に対応したリセプタクル接触子と、所定のタブ接触子に対応した貫通孔とを垂直に配置することで、上記タブ接触子の構成に対応でき、かつリセプタクル接触子の設置がし易くなるという効果がある。
さらに、リセプタクル接触子の設置において、第2ハウジングにハウジングランス部を具備した挿入孔を設け、該挿入孔にリセプタクル接触子を挿入するようにすると、ワンタッチでリセプタクル接触子と第2ハウジングを一体化でき、組み立てコストを低減するという効果がある。
【0037】
なお、これらタブ接触子,貫通孔およびリセプタクル接触子の配置を選択することで、外部コネクタと制御基板間を直接接続する信号線,外部コネクタと制御基板間をパワー基板を経由して接続する信号線,外部コネクタとパワー基板間を直接接続する信号線,制御基板とパワー基板間を直接接続する信号線とを選択的に形成するので、容易な設定で、外部コネクタと制御基板の信号の入出力を直接できるとともに、インターフェース処理を必要とする入力信号はパワー基板を経由して制御基板へ入力し、またパワー出力は制御基板からの出力信号を元にパワー基板内で出力処理を行ってから出力する構成が実現するという効果がある。
【0038】
なお、制御基板とタブ接触子、パワー基板とリセプタクル接触子との接続に接触子を溶接あるいはハンダ付けする手法を用いれば、該接続子に断面積の太いものを使用することで、大電流を流すことのできる構成を提供するという効果がある。
さらに、上記構成において、必要に応じて第2ハウジングの形状をパワー基板の一部を露出すれば、放熱効率が上がり、放熱部材を削減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を電子制御機器の外観を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態の要部分解斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態の組立手順を説明するための要部切取斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態の組立手順を説明するための要部切取斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態の組立手順を説明するための要部切取斜視図である。
【図7】図6のA部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 制御基板
2 パワー基板
3 電子制御機器
4 第1ハウジング
5 第2ハウジング
6 コネクタキャップ
7 外部ハーネスコネクタ
8 リセプタクル接触子
9 カバー
10 タブ接触子
11 リセプタクル接触子
12 貫通孔

Claims (4)

  1. 電気回路基板上にリード部品やコネクタ、表面実装部品を実装し、この電気回路基板をケースハウジングに収納する電子制御機器の実装構造において、
    前記電気回路基板を、互いに独立した制御基板とパワー基板に2分割し、
    前記ケースハウジングを、制御基板を収納する第1ハウジングとパワー基板を収納する第2ハウジングに2分割して、第1ハウジング及び第2ハウジングの形状を上下開放形にし
    前記第1ハウジングに、前記コネクタキャップに嵌合した外部コネクタのリセプタクル接触子に接続するタブ接触子を垂直に配置し、
    前記第2ハウジングには、所定のタブ接触子に対応したリセプタクル接触子と、所定のタブ接触子に対応した貫通孔とを垂直に配置し、
    これら第1ハウジングと第2ハウジングは垂直方向に重ねて一体化する構造でかつどちらか一方に外部コネクタを嵌合して端子接続するコネクタキャップを有し、
    前記第1ハウジングと第2ハウジングの一体化において前記タブ接触子,貫通孔およびリセプタクル接触子の配置を選択することで、外部コネクタと制御基板間を直接接続する信号線,外部コネクタと制御基板間をパワー基板を経由して接続する信号線,外部コネクタとパワー基板間を直接接続する信号線,制御基板とパワー基板間を直接接続する信号線とを選択的に形成することを特徴とする電子制御機器の実装構造。
  2. 請求項1記載の電子制御機器の実装構造において、
    第2ハウジングにハウジングランス部を具備した挿入孔を設け、該挿入孔にリセプタクル接触子を挿入することを特徴とする電子制御機器の実装構造。
  3. 請求項1記載の電子制御機器の実装構造において、
    制御基板とタブ接触子、パワー基板とリセプタクル接触子とを、ワイヤボンディングか、接続子の溶接あるいはハンダ付けにより接続したことを特徴とする電子制御機器の実装構造。
  4. 請求項1記載の電子制御機器の実装構造において、
    必要に応じて第2ハウジングの形状をパワー基板の一部が露出するように構成することを特徴とする電子制御機器の実装構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008081798A1 (ja) * 2006-12-28 2008-07-10 Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. 選択透過材料、選択透過膜構造体の製造方法、選択透過膜構造体、及び空調システム

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