JP4069016B2 - 検査装置および検査方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、検査装置および検査方法、特に、トンネル,橋梁,床版,建築物,工業製品などの内部に存在する欠陥を検出する非破壊検査装置および非破壊検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の検査装置においては、打撃検査装置は、検査対象物の表面に沿って走行させるための台車と、この台車に取り付けられ、検査対象物を打撃するための打撃手段と、台車に取り付けられ、打撃によって励起された音波又は振動を測定するための測定手段と、この測定手段によって測定された振動波形から、所定の振動波形の特性値を抽出するための特性抽出手段とこの特性抽出手段によって抽出された特性値を所定のしきい値と比較するための比較手段と、この比較手段による比較結果に基づいて、検査対象物に関する判定をするための判定手段とを有することを特徴としている。
更に、測定手段は検査対象物の表面を転がるためのコロがあり、コロはアームに取り付けられ、そのアームにはコロを検査対象物の表面に押しつけるためのバネが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−333437号公報(第1頁、図6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の打撃検査装置は以上のように構成されているため、コロの弾性と、コロおよびアーム等の質量とによって形成される固有周波数に対応した振動成分や、押しつけバネとコロおよびアーム等の質量とによって形成される固有周波数に対応する振動成分を検出する必要があった。
一般に、このような機構が有する質量やバネ係数は、構造的な制約により自由に設計できるものではなく、欠陥が存在する場合に発生する振動成分が必ずしも効率よく検出できないという課題があった。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、対象面への接触により対象面内部の振動を効率良く検出することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る検査装置では、測定対象面に接触しながら回転する回転体と、前記回転体の回転軸を受ける軸受とを備え、前記回転体の回転軸を曲げ歪により透磁率が変化する磁性材料で構成し、前記回転軸に電磁的に結合するコイルにより、前記回転軸に回転体から伝達される振動を検出し、かつ、前記回転軸のたわみ振動の共振周波数が所定の周波数以下となるように前記回転軸の形状と軸受位置を決定したものである。
また、この発明に係る検査方法では、測定対象面に接触しながら回転する回転体により測定対象の検査を行うにあたり、前記回転体により得られる前記測定対象面に発生する振動の所定周波数以下の振幅成分を選択的に電気信号に変換するとともに、計測対象面の面粗度に応じて回転体の速度を増減し面粗度による振動周波数を制御するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明による実施の形態1を図1ないし図4について説明する。図1は実施の形態1における全体構成を示す側面図である。図2は実施の形態1における欠陥が存在することにより発生する振動の周波数帯域を示す曲線図である。図3は実施の形態1における金属材料の逆磁歪特性を示す曲線図である。図4は実施の形態1における振動センサの検出信号を示す波形図である。
【0008】
図1において、計測対象面(例えば道路舗装面)10に接して回転する回転体1が設けられている。
この回転体1には、回転体1の回転軸20を支承する軸受2を介して振動センサ3が接続されている。
振動センサ3には、軸受2と振動センサ本体3とを接続するセンサロッド30に交差して垂直角方向に伸展された梁構造を有する板バネ31が設置されている。
振動センサ3において、板バネ31には板バネの金属材料をコアとしてさらにコイル32が巻かれており、このコイルの出力はフィルタ41に接続され、さらに信号処理装置42に接続されている。
【0009】
ここで、回転体1は例えば(硬化ゴム状の)弾性体で構成される。一般に凹凸のある面上を移動する弾性回転体の上下方向の振動は低速(低周波)において振動をよく伝達し、高速(高周波)においては振動が減衰する低域透過特性を有している。
この発明による回転体1では、特に数kHz以下の低周波において伝達特性が良好であるような弾性体を選定している。
このため、対象面表面の面粗度によるような高周波の振動は吸収するが、それよりも周波数の低いたわみ振動の変動はセンサロッドに伝播させるような選択的特性を有する特性が実現される。
【0010】
次に、振動センサ30を構成するバネ31について説明する。
この発明によるバネ31は、板バネとしての曲げ剛性を有するとともに、磁気歪め効果を有する機構部品で構成される。
このため、バネ31の素材は金属材料であり、例えば特開平10−88301号公報「鉄−コバルト合金板の製造方法」に開示されているFe−Co合金磁歪スラブ素材(例えば、C:0.008重量%、Si:0.08重量%、Mn:0.07重量%、Co:49.22重量%、Vt:1.546重量%、Fe:残部)を加熱後、圧延終了温度約750〜1100℃の条件下で4.0mm未満の板厚に熱間圧延し、その後直ちにジェット噴流により急冷するプロセスから生成されるような素材により構成される。
ここで例示した金属材料は、スラブ合金から薄板として製造され、これから容易に板バネ用の部材を切削加工することができ、また優れた磁気歪特性を有している。
【0011】
次に、振動センサの機械的構成について説明する。
振動センサ3は振動センサの板バネ31および振動センサの錘33からなる片持ち梁の構造をなすよう構成されている。
この構造は、この構造特有の固有振動周波数fを有しており、次の式1により決定される周波数で表される。
f=(3EIg/〔{1+(33/140)α}lw〕)1/2/2π (式1)
ここで、lは板バネ31のアーム長[cm]、Eは縦弾性係数[kg/cm]、Iは断面二次モーメント[cm]、wはバネ31の単位長さ当たりの重量[kg/cm/cms]である。また、αはα=W1/Mgで定義された係数である。いま、板バネ31の重量Wlに対して十分質量が大きい錘Mを付加することにより(α≪1)、共振周波数は上記式1で近似される周波数で共振する。
この発明においては、この共振振動数を数kHz以下の周波数に設定しており、板バネ31の縦弾性係数(E)およびアーム長(l)ならびに錘33の質量(M)を選定することにより、外部振動入力に対して選択的な振動応答を示すバネ−マス系が構成されている。
【0012】
ここで選定された数kHz以下の周波数帯域は、対象構造物内部に欠陥が存在する場合に顕著に観測されるたわみ振動の周波数であり、図3に示すように、対象物内部に存在する欠陥サイズと欠陥位置に対応し数kHz以下の周波数が発生することが理論的に得られており、また実験的に確認されている。
【0013】
なお、欠陥に起因する振動を発生させる手段としては対象面への機械的衝撃が考えられ、機械的なハマリング機構により対象面を打振することを前提としている。例えば、多角形の回転体を転がすことにより発生する定期的な打振力を利用してもいいし、またスプリング機構を有するハンマーで定期的に対象面を打振してもいい。
【0014】
次に、動作について説明する。
計測対象面10上を回転体1が回転移動し、計測ポイント上で機械的なハンマリング機構により計測対象面上を打振すると、この打振による衝撃により対象面内の欠陥と対象表面が形成する板構造が振動する。このため対象面10の回転体と接触している部位の振動が垂直方向の振動成分を伝達し、回転体の回転軸を受ける軸受が振動し、さらに、上記軸受に接続されているセンサロッドに振動が伝わる。
【0015】
以上のように対象面を打振する手段により発生した振動を、振動センサで選択的に検出する。以下、板バネがたわむことにより振動を検出する原理を示す。
図4は板バネを構成する磁歪材のひずみ−磁束密度変化の模式図を示す。この図に示すように、金属磁歪材から構成されるバネ31の逆磁歪効果は、ひずみの変化(ξ−ξ=Δξ)により、磁化の変化(ΔM=M−M)を発生する。
すなわち、センサロッドの振動により発生する板バネのたわみ振動は、板バネアーム部の屈曲面の部分的伸縮を交互に生成せしめ、このひずみが磁歪材の透磁率を変化させ、結果としてバネ材内部の磁化が変化する。
この磁化の変化(ΔM)はアームに巻かれたコイルに電磁誘導を起し、コイル内にコイルの巻数に応じた起電力が発生する。振動の振幅が大きいほど板バネ31のひずみが大きくなり、誘導される起電力は大きくなる。
【0016】
一方、振動の周波数に応じてひずみの周波数も変化するため、誘導される起電力の周波数は外部から印加される振動の周波数と一致することとなる。このため、周波数の検出が可能になる。
ここで、板バネの形態を採用する理由は、磁歪材の弾性特性から梁構造が大きなひずみを生成しうるためであり、梁のたわみ理論から自明のように、曲げに伴うたわみ振動の固有周波数が数kHzレベルに周波数に設定するのに最適な構成である。
【0017】
図4(a)は、コイルに誘起された起電力により流れる電流の波形例を示している。図で横軸は時間、縦軸は電流を示している。
この図が示すように、振動の大きさ、および周波数は電流の振幅、および周波数として検出される。
一方、図4(b)は、前記図4(a)の時間応答をフーリエ交換し周波数スペクトルで表現したものである。
図から、振動応答が数kHz以下の低周波であること、欠陥が存在するとき振動応答の特定周波数での振幅が大きくなることがわかる。
【0018】
以上のように、検出された振動は電気信号(電流)に変換され、信号処理部42に入力される。
信号処理部42では予め設定された電気的フィルタ41が用意され、入力された電気信号からさらに特定の周波数の信号が選択的に検出されることになる。
【0019】
この実施の形態1に示す構成では、回転体1が移動することにより対象表面の面粗度(凹凸)に伴う振動が発生する。この振動は、対象面の面粗度と回転体の移動速度でその周波数が決まるような振動であり、例えば面粗度をなす要因がアスファルトのような材質で、その粗さが数cm(例えばアスファルト面)の場合、回転体の移動速度を数10cm/s(数km/hr)とすると、数10〜数100Hzとなるような振動である。
一般には、このような振動応答は、この発明により構成される振動センサの共振帯域を外れることとなる。
この実施の形態では、電気的フィルタ41を設け、検出信号をフィルタ41に通すことにより、このような面粗度に伴う雑音振動をさらに除去する。即ち、欠陥の検出信号とそれ以外の信号比であるS/N比の改善を図ることができる。
【0020】
この発明による実施の形態1によれば、測定対象面10に接触しながら回転する回転体1と、前記回転体1の回転軸20を受ける軸受2とを備え、前記軸受2に接続され前記測定対象面に発生する振動の数kHz以下の振幅成分、すなわち所定の周波数以下の振幅成分のみを選択的に電気信号に変換する振動センサ3を設けたので、所定の周波数以下の振幅成分のみを選択的に得ることによって、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出できる検査装置を提供することができる。
【0021】
また、この発明による実施の形態1によれば、前項の構成内容において、前記振動センサ3は、板バネ31からなる弾性部片と錘33で構成され、そのバネ定数と質量で決まる共振周波数が数kHz以下、すなわち所定の周波数以下になるように調整したので、弾性部片と錘からなる系の共振周波数を調整することによって、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出できる検査装置を提供することができる。
【0022】
さらに、この発明による実施の形態1によれば、前項の構成内容において、前記の振動センサ3の板バネ31からなる板状弾性部片は、曲げ歪により透磁率が変化する金属磁性材料で構成され、前記金属磁性材料で構成された板バネ31からなる板状弾性部片と電磁的に結合されたコイル32により板バネ31からなる板状弾性部片に伝わる歪みを電気信号に変換するようにしたので、弾性部片の曲げ歪による透磁率の変化を利用することによって、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出できる検査装置を提供することができる。
【0023】
そして、この発明による実施の形態1によれば、前3項のいずれかの構成において、面粗度により生じる振動信号を濾波するフィルタ41を設けたので、面粗度により生じる信号を除去することによって、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出でき、しかも、測定対象面の面粗度による影響を抑制できる検査装置を提供することができる。
【0024】
さらにまた、この発明による実施の形態1によれば、測定対象面への接触により回転する回転体1により測定対象の検査を行うにあたり、前記回転体1により得られる前記測定対象面に発生する振動の数kHz以下、すなわち所定周波数以下の振幅成分のみを選択的に電気信号に変換するようにしたので、所定周波数以下の振幅成分のみを選択的にることによって、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出できる検査方法を提供することができる。
【0025】
実施の形態2.
この発明による実施の形態2を図5に基づいて説明する。図5は実施の形態2における全体構成を示す上面図および側面図である。
この実施の形態2において、ここで説明する特有の構成および方法以外の構成内容および方法内容については、先に説明した実施の形態1における構成および方法と同一の構成内容および方法内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0026】
図5は振動センサ3の構成要素である板バネとコイルの他の構成例を示している。図5(a)は上面図を示し、図5(b)は側面図を示している。
図5に示すように、板バネ31−1,31−2,31−3,31―4は、センサロッド軸30に対して垂直方向に放射状に伸展する複数の梁構造を有し(本例では4方向に伸展する梁構造を例示している)、板バネ31−1,31−2,31−3,31―4からなる複数の梁は、錘体36と端部において接続されている。
錘体36は板バネ31−1,31−2,31−3,31―4からなる複数の梁において共通に一体化された構造を形成し(本例では円筒構造にて例示、但し形状は円筒に限定されるものではない)、この構造により、機械的な強度が高まるとともに、構造全体で動作する振動を同位相で検出できる構造となっている。
また、各バネ31−1,31−2,31−3,31―4に交差するコイル32−1,32−2,32−3,32−4の出力はその信号出力が加算されるような接続(図示せず)を行っている。
この構成例では、先に示した図1の構成例と比較し、個々のコイルの出力が加算され、さらに大きな検出信号が得られる効果がある。
【0027】
この発明による実施の形態2によれば、実施の形態1における構成内容において、前記振動センサには、振動センサ3の中心に位置するセンサロッド30に対して放射状に延在する複数の梁構造を形成し、一端を前記センサロッドに結合し他端を前記複数の梁構造において共通の一体化された円筒状等の形状を有する錘36に接続される磁性を有するバネ31−1,31−2,31−3,31―4からなる複数の弾性部片が設けられ、前記複数の梁構造を形成するバネ31−1,31−2,31−3,31―4からなる弾性部片のそれぞれと電磁的に結合して前記弾性部片に伝わる歪みを電気信号に変換するそれぞれのコイル32−1,32−2,32−3,32−4の出力を加算して出力するようにしたので、複数の梁構造を形成する複数の弾性部片および複数の弾性部片に共通の錘36によって、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出できる検査装置を提供することができる。
【0028】
実施の形態3.
この発明による実施の形態3を図6について説明する。図6は実施の形態3における構成を示す側面図である。
この実施の形態3において、ここで説明する特有の構成および方法以外の構成内容および方法内容については、先に説明した実施の形態1における構成および方法と同一の構成内容および方法内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0029】
図6は上記振動センサの構造が上部構造と下部構造に分割され、上部構造と下部構造を錘により接続する構成例を示している。
図中のバネ31−1U,31−2Uおよびコイル32−1U,32−2Uは上部構造を示し、バネ31−1L,31−2Lおよびコイル32−1L,32−2Lは下部構造を示している。
また、錘36はこれら上部構造および下部構造のバネ31−1U,31−2Uおよび31−1L,31−2Lを端部にて接続し、この構造により振動センサ3の構造強度を高めることが可能になるとともに、センサロッド30の軸方向に対する変位感度を上記実施の形態に比較し、さらに加算的に高めることが可能としている。
【0030】
ここでは、振動センサ3の上部構造(バネ31−1U,31−2U)と下部構造(バネ31−1L,31−2L),センサロッド30,錘36が閉鎖した振動検知用磁気回路MCを構成している。
コイル32−1U,32−2Uおよび32−1L,32−2Lは、それぞれバネ31−1U,31−2Uおよび31−1L,31−2Lの巻回されて電磁的に結合される。したがって、コイル32−1U,32−2Uおよび32−1L,32−2Lは、振動検知用磁気回路MCと電磁的に結合され、振動検知用磁気回路MCによる磁束に応じた振動検知出力を導出する。
【0031】
この発明による実施の形態3によれば、実施の形態1または実施の形態2における構成内容において、前記振動センサ3には、磁性体からなるセンサロッド30と、前記センサロッド30と垂直方向に延在して一端を前記センサロッド30に結合し他端を磁性体からなる錘36に結合して上部構造である第1構造体を構成する磁性を有する板バネ31−1U,31−2Uからなる第1の弾性部片と、前記センサロッド30と垂直方向に延在して一端を前記第1の弾性部片と前記センサロッド30の異なる軸方向位置で前記センサロッド30に結合し他端を前記第1の弾性部片と共通の錘36に結合して下部構造である第2構造体を構成する磁性を有する板バネ31−1L,31−2Lからなる第2の弾性部片とが設けられ、前記センサロッド30と前記第1および第2構造体ならびに前記錘36により振動検知用磁気回路MCを構成するとともに、この振動検知用磁気回路MCにコイル32−1U,32−2Uおよびコイル32−1L,32−2Lを電磁的に結合するようにしたので、複数の梁構造を形成する複数の弾性部片および複数の弾性部片に共通の錘36により構成される振動検知用磁気回路によって、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出できる検査装置を提供することができる。
【0032】
実施の形態4.
この発明による実施の形態4を図7について説明する。図7は実施の形態4における全体構成を示す側面図である。
この実施の形態において、ここで説明する特有の構成および方法以外の構成内容および方法内容については、先に説明した実施の形態1における構成と同一の構成内容および方法内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0033】
図7では、上記振動センサ3の上部構造(バネ31−1U,31−2U)と下部構造(バネ31−1L,31−2L),センサロッド30,錘36が閉鎖した振動検知用磁気回路MCを構成し、さらに、センサロッド30内部にバネを構成する金属材料の動作点を決定するバイアス磁石37が埋設された構造を示している。
この構造により、バイアス磁石の磁力線はセンサロッドからバネを経由し錘に入り、さらにセンサロッドに戻る振動検知用磁気回路MCを通る閉鎖路を構成し、図4に示す逆磁歪特性の動作点を調整することが可能になる。
上部構造と下部構造を錘により接続する構成例を示している。図中のバネ31−1U,31−2Uおよびコイル32−1U,32−2Uは上部構造を示し、バネ31−1L,31−2Lおよびコイル32−1L,32−2Lは下部構造を示している。
また、錘36はこれら上部構造および下部構造のバネ31−1U,31−2Uおよび31−1L,31−2Lを端部にて接続し、この構造により振動センサ3の構造強度を高めることが可能になるとともに、センサロッド軸方向に対する変位感度を上記実施の形態7に比較し、さらに加算的に高めることが可能としている。
【0034】
この発明による実施の形態4によれば、実施の形態3における構成において、前記センサロッド30にバイアス磁石37を設け、前記振動検知用磁気回路MCの動作点を設定するようにしたので、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出でき、しかも、動作点を適切に設定でき検査装置を提供することができる。
【0035】
実施の形態5.
この発明による実施の形態5を図8について説明する。図8は実施の形態5における全体構成を示す側面図および端面図である。
この実施の形態5において、ここで説明する特有の構成および方法以外の構成内容および方法内容については、先に説明した実施の形態1における構成および方法と同一の構成内容および方法内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0036】
図8はこの発明の実施の形態5に関わる構成図である。
図8において、計測対象面10に接して回転する回転体1の回転軸20は曲げ歪により透磁率が変化する金属材料で構成され、さらに、この回転軸20にはコイル52が交叉状に巻線を施されている。
回転軸の素材は実施の形態1に表記されているような金属合金磁歪材(実施の形態1と同じく特開平10−88301号公報に開示されている磁歪材)で構成されている。
このコイル52の出力はフィルタ41に接続され、さらに信号処理装置42に接続されている。
【0037】
このように構成された振動センサ3は、振動センサ3を構成する回転体1,回転軸20および回転軸の軸受53からなる回転梁の構造を構成する。
この構造は、回転軸20の軸長中央に位置する回転体1が対象面10を移動する時、対象面10の振動を回転軸20に伝達する。
この構造では、この構造特有の共振振動周波数fを有しており、この共振振動を数kHz以下の周波数に設定するために回転軸20のバネ係数、軸受53の質量を選定することにより、外部振動入力に対して選択的な振動応答を示すバネ−マス系が構成できる。
この構造はさらに、回転軸20および軸受53によって閉鎖した振動検知用磁気回路MCを構成し、軸受53に埋設されたバイアス磁石54により、振動検知用磁気回路MCにおける動作点を適切に設定できる構造となっている。
【0038】
この実施の形態は以上のように構成されているため、回転体1の回転軸20および軸受53が振動センサを構成し、振動検出のための特別な付加機構が不要でコンパクトな振動センサとして利用できる効果がある。
【0039】
この発明による実施の形態5によれば、測定対象面10に接触しながら回転する回転体1と、前記回転体1の回転軸20を受ける軸受53とを備え、前記回転体1の回転軸20を曲げ歪により透磁率が変化する磁性材料で構成し、前記回転軸2に電磁的に結合するコイル52により、前記回転軸2に回転体1から伝達される振動を検出し、かつ、前記回転軸20のたわみ振動の共振周波数が所定の周波数以下となるように前記回転軸20の形状と軸受53の位置を決定したので、回転体の回転軸における曲げ歪による透磁率の変化を利用して、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出できる簡潔な構成の検査装置を提供することができる。
【0040】
実施の形態6.
この発明による実施の形態6を図9について説明する。図9は実施の形態6における全体構成を示す側面図である。
この実施の形態6において、ここで説明する特有の構成および方法以外の構成内容および方法内容については、先に説明した実施の形態1における構成および方法と同一の構成内容および方法内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0041】
実施の形態6による検査装置は、上記検査装置をシステム構成要素とし自動的に計測を行うシステムを提供しようとするものである。
図9で、診断対象物を加振する加振機構6は、加振機構を制御する加振制御機構61に接続され、さらに計測制御装置62に接続されている。
一方、回転移動しながら診断対象面の振動を検出する前記振動センサ3は、振動センサの検出信号を濾波するフィルタ41に接続され、さらにこのフィルタの出力に対し信号処理を行う信号処理装置42に接続されている。
これら信号処理装置の出力はさらに計測制御装置62に接続されている。
また、計測制御機構62は、これら振動センサから出力され信号処理されたデータを収集し、データ記録装置63に記録する。
【0042】
この実施の形態による検査装置は以上のように構成されているため、予め設定された計測対象面の計測線を移動するよう移動方向を設定されると、計測制御装置62が加振制御信号を定期的に、あるいは定ピッチで加振制御機構61に出力し、加振機構6は対象面10をハンマー60で加振する。
このとき、対象面を回転移動している振動センサ3は計測対象面に発生する振動応答を検出し、この出力は計測制御装置62に接続されているデータ記録装置63に記録されることが可能となる。
【0043】
この発明による実施の形態6によれば、実施の形態1ないし実施の形態5のいずれかの構成において、測定対象面に衝撃振動を加えるための電気信号を加振力に変換する加振機構6を有するので、電気信号により衝撃振動を確実に生成して、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出できる検査装置を提供することができる。
【0044】
実施の形態7.
この発明による実施の形態7を図10について説明する。図10は実施の形態7における全体構成を示す側面図である。
この実施の形態7において、ここで説明する特有の構成および方法以外の構成内容および方法内容については、先に説明した実施の形態1ないし実施の形態6における構成および方法と同一の構成内容および方法内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0045】
図10で、前記実施の形態6で開示された検査装置は新たに台車300を装備し、台車300には、支持機構300−1,300−2,300−3,300−4が設置されている。
ここで、加振機構6は支持機構300−1に支持され、台車300に接続されている。
また、振動センサ3を構成するセンサロッド30は、支持機構300−2により支持され、台車300に接続されている。
さらに、駆動回転体301が回転駆動機構302により駆動されるよう構成されるとともに、支持機構300−3により台車300に接続されている。
また、移動量検出機構303が支持機構300−4を介して同じく台車300に接続されている。
また、回転駆動機構302は、回転駆動機構302を制御する駆動制御装置71に接続されている。移動量検出機構303は現在位置算出装置72に接続されている。
これらの新たな構成要素を統括制御するため前記計測制御装置62は、前述した実施の形態6における図9の構成から、さらに、駆動制御装置71,現在位置算出装置72に接続されている。
【0046】
この実施の形態7による検査装置は、以上のように構成されているため、計測制御装置62に予め与えられた指令プログラムに基づき、自走して計測線上を移動し、ハンマーにより打振し、振動センサ3により自動的に定ピッチで計測することができる。
【0047】
この発明による実施の形態7によれば、実施の形態1ないし実施の形態6のいずれかの構成において、加振機構6および振動センサ3ならびに移動量検出機構303を設けた台車300を移動自在に駆動する回転駆動機構302を備え、計測制御装置62に予め与えられた指令プログラムに基づき、前記台車300を計測線上において移動し、加振機構6による振動を前記振動センサ3によって検知して測定対象の検査を行うようにしたので、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出できるとともに、所定の計測線上を自走して的確に検査できる検査装置を提供することができる。
【0048】
実施の形態8.
この発明による実施の形態8を図11について説明する。図11は実施の形態8における全体構成を示す側面図である。
この実施の形態8において、ここで説明する特有の構成および方法以外の構成内容および方法内容については、先に説明した実施の形態1における構成および方法と同一の構成内容および方法内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0049】
図11においては、前記実施の形態7で開示された検査装置に新たに面粗度計測機構80、および移動速度増減装置73が接続されており、面粗度計測機構80はフィルタ41、計測制御装置62、および移動速度増減装置73と接続されている。
また、移動速度増減装置73は、面粗度計測機構80および駆動制御装置71と接続されている。
【0050】
この実施の形態の動作は、面粗度計測機構80が、速度信号処理装置42の出力(周波数応答)と、計測制御機構62の移動速度指令値に基づき、面粗度を算出する。
面粗度計測機構80はこのようにして得られた面粗度の周波数を基に、フィルタ41の阻止帯域をこの面粗度の周波数を含むように調節するとともに、移動速度増減機構73に指令を出し、欠陥を測定するための数kHzの帯域から除外するよう動作する。
【0051】
この発明による実施の形態8によれば、回転体1の移動により計測対象面の面粗度に応じて発生する振動応答を検知する面粗度検出機構80と、面粗度検出機構80から出力される周波数に基づき回転体1の速度を増減し面粗度による振動周波数を制御する速度増減機構73を備えたので、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出でき、しかも、計測対象面の面粗度による影響を抑制できる検査装置を提供することができる。
【0052】
また、この発明による実施の形態8によれば、回転体1の移動により計測対象面の面粗度に応じて回転体1の速度を増減し面粗度による振動周波数を制御するので、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出でき、しかも、計測対象面の面粗度による影響を抑制できる検査方法を提供することができる。
【0053】
実施の形態9.
この発明による実施の形態9を図12について説明する。図12は実施の形態9における全体構成を示す側面図である。
この実施の形態9において、ここで説明する特有の構成および方法以外の構成内容および方法内容については、先に説明した実施の形態1における構成および方法と同一の構成内容および方法内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0054】
図12で、診断対象物を加振する加振機構6は、加振機構を制御する加振制御機構61に接続され、さらに計測制御装置62に接続されている。
一方、回転移動しながら診断対象面の振動を検出する複数の前記振動センサ3−1,3−2(本例では2つの振動センサの例を開示するが、振動センサの数は2つ以上でもいい)は、振動センサの検出信号をフィルタリングするフィルタ41−1,41−2に接続され、さらに、このフィルタの出力に対し信号処理を行う信号処理装置42−1,42−2に接続されている。これら信号処理装置の出力はさらに計測制御装置62に接続されている。
また、計測制御機構62は、これら振動センサから出力され信号処理されたデータを収集し、データ記録装置63に記録する。
【0055】
この実施の形態による検査装置は以上のように構成されているため、予め設定された計測対象面上で計測制御装置62が加振制御信号を定期的、あるいは定ピッチで加振制御機構61に出力することにより、加振機構6は対象面10をハンマー60で加振する。
このとき、対象面を回転移動している複数の振動センサ3−1、3−2は計測対象面に発生する振動応答を同じに検出し、このため、ハンマー60で加振されたことにより対象面に発生する表面波は振動センサ3−1,3−2の出力から計測制御装置62の中でキャンセルし、診断対象面内部から発生する欠陥の振動のみ選択的、かつ感度高く検出できることとなる。
【0056】
この発明による実施の形態9によれば、実施の形態1ないし実施の形態8のいずれかの構成において、同方向に回転される回転体1−1,1−2にそれぞれ接続された複数の振動センサ3−1,3−2と、前記複数の振動センサ3−1,3−2からの検出信号を入力する信号処理装置42−1,42−1とを備え、前記信号処理装置42−1,42−1により、前記複数の振動センサ3−1,3−2で測定対象面の表面波によって生ずる信号を相殺するので、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出できるとともに、測定対象面の表面波による影響を的確に抑制できる検査装置を提供することができる。
【0057】
また、この発明による実施の形態9によれば、実施の形態1ないし実施の形態8のいずれかの構成において、同方向に回転される回転体1−1,1−2にそれぞれ接続された複数の振動センサ3−1,3−2からの検出信号を信号処理し、前記複数の振動センサ3−1,3−2で測定対象面の表面波によって生ずる信号を相殺するので、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出できるとともに、測定対象面の表面波による影響を的確に抑制できる検査方法を提供することができる。
【0058】
この発明による実施の形態における検査装置は、以上のように構成されているため、振動センサの共振周波数を選択的に選定できるとともに、対象物に欠陥が存在する場合に発生する数kHzの低周波の振動周波数を高感度に検出できる特性を具備することが可能になる。
また、欠陥回転体が対象面に常に接触し、対象面内部に発生する振動を回転体を停止させることなく、回転しながら常時検出できる効果がある。このため、従来の検査装置に見られるような計測時に停止し、計測のためのセンサを対象面に接し、計測を行うような手間が省かれる。
これは道路の舗装面のような広く、あるいは大きい対象面を計測する場合には非常に効率の良い手法となり、計測時間の短縮のみならず、計測効率の増大に大いに貢献することとなる。
また、磁気歪素材を呈する金属材料にて振動センサを構成しているため、電気的インピーダンスが極めて小さく、低周波振動に高感度な欠陥検出が可能になる。
さらに、移動計測に伴う面粗度の雑音振動をフィルタ、および速度調節により除去・低減し高いS/Nを確保することが可能になる。
また、移動機構と計測制御装置の搭載により、自動的に計測できるシステムを構築できる効果がある。
【0059】
【発明の効果】
この発明によれば、回転体の回転軸における曲げ歪による透磁率の変化を利用して、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出できる簡潔な構成の検査装置を提供することができる。
また、この発明によれば、測定対象面への接触により測定対象内部の振動を効率良く検出でき、しかも、計測対象面の面粗度による影響を抑制できる検査方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態1における全体構成を示す側面図である。
【図2】 この発明による実施の形態1における欠陥が存在することにより発生する振動の周波数帯域を示す曲線図である。
【図3】 この発明による実施の形態1における金属材料の逆磁歪特性を示す曲線図である。
【図4】 この発明による実施の形態1における振動センサの検出信号を示す波形図である。
【図5】 この発明による実施の形態2における全体構成を示す上面図および側面図である。
【図6】 この発明による実施の形態3における全体構成を示す側面図である。
【図7】 この発明による実施の形態4における全体構成を示す側面図である。
【図8】 この発明による実施の形態5における全体構成を示す側面図および端面図である。
【図9】 この発明による実施の形態6における全体構成を示す側面図である。
【図10】 この発明による実施の形態7における全体構成を示す側面図である。
【図11】 この発明による実施の形態8における全体構成を示す側面図である。
【図12】 この発明による実施の形態9における全体構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 回転体、2 軸受、3 振動センサ、30 センサロッド、31 板バネ、32 コイル、33,36 錘、41 フィルタ、42 信号処理装置。

Claims (7)

  1. 測定対象面に接触しながら回転する回転体と、前記回転体の回転軸を受ける軸受とを備え、前記回転体の回転軸を曲げ歪により透磁率が変化する磁性材料で構成し、前記回転軸に電磁的に結合するコイルにより、前記回転軸に回転体から伝達される振動を検出し、かつ、前記回転軸のたわみ振動の共振周波数が所定の周波数以下となるように前記回転軸の形状と軸受位置を決定したことを特徴とする検査装置。
  2. 回転体の移動により計測対象面の面粗度に応じて発生する振動応答を検知する面粗度検出機構と、面粗度検出機構から出力される周波数に基づき回転体の速度を増減し面粗度による振動周波数を制御する速度増減機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 同方向に回転される回転体にそれぞれ接続された複数の振動センサと、前記複数の振動センサからの検出信号を入力する信号処理装置とを備え、前記信号処理装置により、前記複数の振動センサで測定対象面の表面波によって生ずる信号を相殺することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の検査装置。
  4. 測定対象面に衝撃振動を加えるための電気信号を加振力に変換する加振機構を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の検査装置。
  5. 面粗度により生じる振動信号を濾波するフィルタを設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の検査装置。
  6. 測定対象面に接触しながら回転する回転体により測定対象の検査を行うにあたり、前記回転体により得られる前記測定対象面に発生する振動の所定周波数以下の振幅成分を選択的に電気信号に変換するとともに、計測対象面の面粗度に応じて回転体の速度を増減し面粗度による振動周波数を制御することを特徴とする検査方法。
  7. 同方向に回転される回転体にそれぞれ接続された複数の振動センサ検出信号を信号処理し、前記複数の振動センサで測定対象面の表面波によって生ずる信号を相殺することを特徴とする請求項6に記載の検査方法。
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