JP4460705B2 - 媒体の表面検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、現金自動預出金機、紙幣などの印刷物を区分処理する印刷物処理装置、券売機などの物品自動販売装置、プリペイドカードなどの各種カードを処理するカード処理装置などに適用され、紙幣などの印刷物や各種カードなどの媒体の表面状態を検査する媒体の表面検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、市中での現金は、経済的取引の決済手段としてあらゆる場面で用いられている。たとえば、発券銀行から新しい紙幣が発行されると、市中銀行、企業、商業者、個人などの間を移動し、その移動や保持によって、僅かずつ損耗していく。
【0003】
一方で紙幣は、現金自動預出金機(ATM)や券売機など、多くの装置で扱われるようになっており、装置側から見ると、紙幣はできるだけ損耗が少なく、安定した形態であることが、装置の信頼性維持のために必要である。すなわち、ここに損耗の激しい紙幣が装置に投入されないようにするという技術が必要となり、この損耗を測定し、損耗した紙幣と損耗していない紙幣とに分類する紙幣損耗分類装置が要望されることになる。
【0004】
しかしながら、損耗という定性的な特性を定量的で計測可能な値とすることが困難であり、従来のこの種の装置では、紙面の透過光や反射光の変化が紙の損耗と関連があることを利用したり、損耗によって紙の剛性(こし)が低下するので、こしの低下による音響特性の変化を利用したりしてきている。
【0005】
これらの計測量は、必ずしも損耗と直接的に関係しないために、人間が感じる損耗と異なる判定基準となっている面があり、より直接的に損耗を計測して、その判定によって紙幣を分類できる装置の出現が待たれている。すなわち、正損という定量化しにくい官能に依存した評価尺度に対して、人間の感覚に近い、安定した検知ができる正損区分装置が現金処理の現場で求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
紙幣の質感の最大の特徴は、凹版印刷によるざらざら感である。凹版とは、図10(a)に示すように、原版1に窪み2をつけて、この窪み2にインクを塗布し、次に、この原版1を用紙3に対して高圧で押し付けてインクを転写するものであり、転写されたインク4が山形に突出している。この突起状のインク4を人間の手指の皮膚下にあるパチニ小体が振動センサとして機能して、ざらざら感として感知するものである。
【0007】
紙幣の凹版の凹凸は、損耗の進行によって、図10(b)に示すように、山の頂点が削り取られたなだらかな形状のインク5となって、触覚的にもざらざら感が低下する。人間が行なう紙幣の正損区分は、以上のような触覚によるものであるが、これを機械で行なうことは従来不可能であった。そのために、従来の光学的、音響的な検知では、人間の判定基準とずれが生じるという問題点があった。
【0008】
そこで、本発明は、比較的簡単な構成でありながら、人間の手指の触覚に近似した紙幣などの媒体の正損区分などが可能となり、人間の判定基準とずれが生じるという従来の問題点を解消できる媒体の表面検査装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の媒体の表面検査装置は、被検査媒体を挟持して搬送する一対のローラを有し、これらローラのうち一方のローラは、回転自在な内輪と、この内輪と同心円上に設けられ、前記被検査媒体の表面に接触する外輪と、この外輪と前記内輪とを弾性的に保持する保持手段と、前記外輪と前記内輪との間に設けられ、前記外輪が前記被検査媒体の表面との間で生じる滑りによる振動を電気信号に変換する変換手段と、この変換手段の出力信号により前記被検査媒体の表面状態を検出する表面状態検出手段とを具備している。
【0010】
また、本発明の媒体の表面検査装置は、前記表面状態検出手段は、前記変換手段の出力信号により前記外輪の振動の周波数を検出し、この検出した周波数により前記被検査媒体の表面状態を検出することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の媒体の表面検査装置は、前記表面状態検出手段は、前記変換手段の出力信号を各周波数別に分析する周波数分析手段と、この周波数分析手段により分析された各周波数のうち特定の周波数領域の出力を積分する信号処理手段と、この信号処理手段から得られる積分値を所定の閾値で大小判定することにより、前記被検査媒体の表面の微細な粗さの大小を表わす信号を出力する判定手段とからなることを特徴とする。
【0012】
さらに、本発明の媒体の表面検査装置は、被検査媒体を挟持する搬送手段の経路内部に平板とこの平板に対向するローラを有し、このローラは、回転自在な内輪と、この内輪と同心円上に設けられ、前記被検査媒体の表面に接触する外輪と、この外輪と前記内輪とを弾性的に保持する保持手段と、前記外輪と前記内輪との間に設けられ、前記外輪が前記被検査媒体の表面との間で生じる滑りによる振動を電気信号に変換する変換手段と、この変換手段の出力信号により前記被検査媒体の表面状態を検出する表面状態検出手段とを具備している。
【0013】
本発明によれば、被検査媒体表面のざらざら感を、たとえば、被検査媒体を挟持して搬送する一対のローラのうち一方のローラの回転方向の微小振動として取出し、人間の手指の触覚に近似した判定をできるようにしたので、比較的簡単な構成でありながら、人間の手指の触覚に近似した紙幣などの媒体の正損区分などが可能となり、人間の判定基準とずれが生じるという従来の問題点を解消できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0015】
まず、第1の実施の形態について説明する。
【0016】
図1は、第1の実施の形態に係る媒体の表面検査装置が適用される、紙幣などの印刷物を正損区分する印刷物処理装置の構成を模式的に示すものである。
【0017】
図1において、供給台11上には、被検査媒体としての紙幣などの印刷物Sが多数枚、積層状態かつ立位状態で載置される。供給台11上の印刷物Sは、軸12により前進後退自在に軸支されたバックアップ板13によって、取出ローラ14側に所定の押圧力で押圧され、最前部の印刷物Sが取出ローラ14に当接されている。
【0018】
取出ローラ14は、プーリ15およびベルト16を介してモータ17で駆動され、これの回転制御によって、次の搬送路18に印刷物Sを所定間隔で、1枚ずつ導入する。搬送路18は、ローラ19およびベルト20により印刷物Sを挟持し、プーリ21およびベルト22を介してモータ23で駆動されることにより、印刷物Sを一定速度で搬送するようになっている。
【0019】
搬送路18の後方には、駆動ローラ24が設けられている。駆動ローラ24は、搬送路18と同様に、プーリ21およびベルト22を介してモータ23で駆動されている。この駆動ローラ24に対向して、本発明に係る媒体の表面検査装置を構成する検出ローラ25が設けられている。この検出ローラ25は、軸26を中心に回動自在なアーム27の先端部に回転自在に取着されている。アーム27の後端部は、検出ローラ25を駆動ローラ24の方向に追圧できるように、ばね体28で付勢されている。
【0020】
駆動ローラ24および検出ローラ25の後方には、鑑査装置29が設けられている。鑑査装置29は、ローラ対30によって印刷物Sを搬送するとともに、各種センサを用いて印刷物Sの種類などを判定するものである。鑑査装置28の後方には、ローラ31およびベルト32による挟持搬送部33が形成され、監査を終えた印刷物Sをゲート装置34a〜34cへ搬送するようになっている。
【0021】
ゲート装置34a〜34cは、挟持搬送部33で搬送される印刷物Sを鑑査装置28の監査結果に基づき区分し、対応する集積部35a〜35dへ印刷物Sを集積するようになっている。
【0022】
次に、前記検出ローラ25の構成について図2および図3を参照して説明する。検出ローラ25は2つ存在していて、これら検出ローラ25,25は、左右のアーム27,27に架け渡された固定軸41に、カラー42a〜42cおよび止め輪43を用いて回転自在に保持されている。
【0023】
検出ローラ25は、内輪44と、この内輪44と同心円上に設けられた外輪45とから構成され、内輪44は固定軸41の廻りに自由回転可能なように、滑り軸受けとなっている。内輪44と外輪45とは、それらの間に設けられた複数の弾性体46,…によって接合されている。外輪45の表面は、摩擦係数の大きな部材、たとえば、厚さの薄いゴム材料47で被覆されており、これにより、検出ローラ25の表面の摩擦係数を上げて、印刷物Sとの接触でスリップしにくくしている。
【0024】
内輪44の外周面には、2つの溝部48a,48bが形成されていて、これら溝部48a,48b内には、変換手段を構成する2つの圧電素子49a,49bの各一端部がそれぞれ接着固定されている。圧電素子49a,49bの各他端部は、それらと対応する外輪45の内面側に切り起し形成された2つの切起し部50a,50bにそれぞれ接着固定されている。
【0025】
これにより、内輪44に対して弾性的に接合された外輪45が回転方向に力を受けると、圧電素子49a,49bに圧縮応力が働き、所定の電圧が発生するようになっている。圧電素子49a,49bから発生した各電圧信号は、固定軸41の両端部に設けられたスリップリング装置51a,51bを介して外部へ導出されるようになっている。
【0026】
このように構成された検出ローラ25の表面(ゴム材料47)は、それと対向する駆動ローラ24とで印刷物Sを挟持する。駆動ローラ24はモータ23により駆動されているので、印刷物Sを移動(挟持搬送)するが、それにつられて検出ローラ25も連れ回りする。このとき、印刷物Sの表面には印刷やシワ、紙自身の汚損によって微細な表面の凹凸が存在し、この凹凸に関連した振動がゴム材料47および外輪45を介して圧電素子49a,49bに伝達され、圧電素子49a,49bによって電圧信号に変換されるようになっている。
【0027】
図4は、圧電素子49a,49bの各出力信号により印刷物Sの表面状態を検出する表面状態検出手段としての検出回路を示すものである。図4において、圧電素子49a,49bの各出力信号は、それぞれ増幅回路61へ送られ、ここで例えば加算増幅される。増幅回路61の出力信号は、周波数分析手段としての周波数分析回路62へ送られ、ここで各周波数別に分析される。周波数分析回路62の出力信号は、バンドパスフィルタと積分器とからなる信号処理手段としての信号処理回路63へ送られ、ここで特定の周波数領域の出力が積分される。信号処理回路63の出力信号は、判定手段としてのスレッシュホールド回路64へ送られ、ここで所定の閾値で大小判定することにより、印刷物Sの表面の微細な粗さの大小を表わす信号SG1,SG2が出力される。
【0028】
次に、上記のような構成において印刷物処理装置の作用について説明する。この印刷物処理装置は、たとえば、操作モードによって、印刷物Sの種類の分類、表裏の分類、枚数の計数などを行なうことができるが、ここでは同一種類の印刷物Sを正損区分する場合の手順について説明する。
【0029】
供給台11にセットされた積層状態の印刷物Sは、取出ローラ14によって1枚ずつ分離して取出され、搬送路18に導かれて挟持搬送される。搬送路18により搬送される印刷物Sが検出ローラ25の部分を通過することによって、圧電素子49a,49bから振動波形電圧が得られる。圧電素子49a,49bの各出力電圧は、増幅回路61によって加算増幅され、図5あるいは図6に示すような電圧波形となる。図5の電圧波形は、印刷物Sが新品の印刷物の場合であり、凹版の突起がしっかりと付いている。図6の電圧波形は、印刷物Sが損耗している場合であり、凹版の微小突起が摩耗している。
【0030】
次に、周波数分析回路62で、増幅回路61の出力信号を各周波数別に分析することにより、図7あるいは図8に示すような出力分布を得る。図5は印刷物Sが新品の場合であり、図6は印刷物Sが損耗している場合である。
【0031】
次に、信号処理回路63で、特定の周波数領域の出力を積分する。次に、スレッシュホールド回路64で、信号処理回路63から得られる積分値を所定の閾値で大小判定し、その判定結果を示す信号SG1,SG2を出力する。
【0032】
信号SG1は、特定の周波数領域の出力積分値が大きい、すなわち、凹版の微小突起によって大きな振動をしているもの、すなわち、印刷物Sが新品であり、正券と判定すべき信号である。信号SG2は、特定の周波数領域の出力積分値が小さい、すなわち、凹版の微小突起が摩耗して微小振動が少ないもの、すなわち、印刷物Sが損耗していて、損券と判定すべき信号である。
【0033】
次に、鑑査装置29で印刷物Sの種類を判定して、この判定判定と検出ローラ25による正損判定結果とに基づき、ゲート装置34a〜34cを駆動して、集積部35a〜35dに区分集積する。その区分は、たとえば、集積部35aに正券、集積部35bに損券、集積部35cに異種券、集積部35dに読取り不能の排除券を収容するものである。
【0034】
このように、印刷物Sの表面のざらざら感を、印刷物Sを挟持して搬送する一対のローラ24,25のうち一方のローラ25の回転方向の微小振動として取出し、人間の手指の触覚に近似した判定をできるようにしたので、比較的簡単な構成でありながら、人間の手指の触覚に近似した印刷物Sの正損区分などが可能となり、従来の光学的、音響的な検知では、人間の判定基準とずれが生じるという問題点を解消できる。
【0035】
次に、第2の実施の形態について説明する。
【0036】
図9は、第2の実施の形態に係る媒体の表面検査装置が適用される、紙幣などの印刷物を正損区分する印刷物処理装置の構成を模式的に示すものである。
【0037】
第2の実施の形態は、駆動ローラ24の代りに平板37を設けた点が前述した第1の実施の形態と異なり、その他の点は第1の実施の形態と同様であるので、その説明は省略する。検出ローラ25は、印刷物Sが存在しないとき、平板37に対向して不回転状態になっているが、印刷物Sが前後の搬送ローラによって搬送駆動され、検出ローラ25と平板37との間に侵入すると、印刷物Sの搬送に伴って回転するとともに、印刷物Sの表面状態に対応した信号を得ることができる。
【0038】
検出ローラ25は、常時、平板37に接触していても、接触していなくてもよい。すなわち、たとえば、印刷物Sの厚さが薄い場合は平板37に接触させておき、印刷物Sの厚さが厚い場合は、その厚さに応じた所定間隙おいて平板37に対向させておけばよい。
【0039】
このような構成によれば、検出ローラ25が固定平面(平板37)に対向しているので、この部分での印刷物Sの搬送力がなく、券詰まりが発生し易くなるが、搬送速度が低速の場合は問題なく、逆に構成が単純で安価とすることができるという特徴を有している。
【0040】
なお、前記実施の形態では、紙幣などの印刷物を区分処理する印刷物処理装置に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、乗車券などを自動販売する券売機や、清涼飲料水などを自動販売する自動販売機などの物品自動販売装置、各種カードを処理するカード処理装置などにも同様に適用できる。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、比較的簡単な構成でありながら、人間の手指の触覚に近似した紙幣などの媒体の正損区分などが可能となり、人間の判定基準とずれが生じるという従来の問題点を解消できる媒体の表面検査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る媒体の表面検査装置が適用される印刷物処理装置の構成を模式的に示す側面図。
【図2】検出ローラの構成を示す正面図。
【図3】検出ローラの構成を示す縦断面側面図。
【図4】圧電素子の出力信号により印刷物の表面状態を検出する検出回路の構成を示すブロック図。
【図5】印刷物が新品の場合に圧電素子から得られる電圧波形例を示す図。
【図6】印刷物が損耗している場合に圧電素子から得られる電圧波形例を示す図。
【図7】印刷物が新品の場合に周波数分析回路から得られる出力分布を示す波形図。
【図8】印刷物が損耗している場合に周波数分析回路から得られる出力分布を示す波形図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る媒体の表面検査装置が適用される印刷物処理装置の構成を模式的に示す側面図。
【図10】印刷物における凹版印刷を説明するための図。
【符号の説明】
S…印刷物(媒体)
23……モータ
24……駆動ローラ
25……検出ローラ
37……平板
41……固定軸
44……内輪
45……外輪
46……弾性体
47……ゴム材料
49a,49b……圧電素子(変換手段)
61……増幅回路
62……周波数分析回路(周波数分析手段)
63……信号処理回路(信号処理手段)
64……スレッシュホールド回路(判定手段)

Claims (14)

  1. 被検査媒体を挟持して搬送する一対のローラを有し、これらローラのうち一方のローラは、
    回転自在な内輪と、
    この内輪と同心円上に設けられ、前記被検査媒体の表面に接触する外輪と、
    この外輪と前記内輪とを弾性的に保持する保持手段と、
    前記外輪と前記内輪との間に設けられ、前記外輪が前記被検査媒体の表面との間で生じる滑りによる振動を電気信号に変換する変換手段と、
    この変換手段の出力信号により前記被検査媒体の表面状態を検出する表面状態検出手段と、
    を具備したことを特徴とする媒体の表面検査装置。
  2. 前記表面状態検出手段は、前記変換手段の出力信号により前記外輪の振動の周波数を検出し、この検出した周波数により前記被検査媒体の表面状態を検出することを特徴とする請求項1記載の媒体の表面検査装置。
  3. 前記表面状態検出手段は、
    前記変換手段の出力信号を各周波数別に分析する周波数分析手段と、
    この周波数分析手段により分析された各周波数のうち特定の周波数領域の出力を積分する信号処理手段と、
    この信号処理手段から得られる積分値を所定の閾値で大小判定することにより、前記被検査媒体の表面の微細な粗さの大小を表わす信号を出力する判定手段と、
    からなることを特徴とする請求項1記載の媒体の表面検査装置。
  4. 前記内輪および外輪は円筒状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の媒体の表面検査装置。
  5. 前記変換手段として圧電素子を用いたことを特徴とする請求項1記載の媒体の表面検査装置。
  6. 前記外輪の外周面は摩擦係数の大きな部材で被覆されていることを特徴とする請求項1記載の媒体の表面検査装置。
  7. 前記表面状態検出手段は、被検査媒体としての凹版印刷による印刷物の損耗を検出することを特徴とする請求項1記載の媒体の表面検査装置。
  8. 被検査媒体を挟持する搬送手段の経路内部に平板とこの平板に対向するローラを有し、このローラは、
    回転自在な内輪と、
    この内輪と同心円上に設けられ、前記被検査媒体の表面に接触する外輪と、
    この外輪と前記内輪とを弾性的に保持する保持手段と、
    前記外輪と前記内輪との間に設けられ、前記外輪が前記被検査媒体の表面との間で生じる滑りによる振動を電気信号に変換する変換手段と、
    この変換手段の出力信号により前記被検査媒体の表面状態を検出する表面状態検出手段と、
    を具備したことを特徴とする媒体の表面検査装置。
  9. 前記表面状態検出手段は、前記変換手段の出力信号により前記外輪の振動の周波数を検出し、この検出した周波数により前記被検査媒体の表面状態を検出することを特徴とする請求項8記載の媒体の表面検査装置。
  10. 前記表面状態検出手段は、
    前記変換手段の出力信号を各周波数別に分析する周波数分析手段と、
    この周波数分析手段により分析された各周波数のうち特定の周波数領域の出力を積分する信号処理手段と、
    この信号処理手段から得られる積分値を所定の閾値で大小判定することにより、前記被検査媒体の表面の微細な粗さの大小を表わす信号を出力する判定手段と、
    からなることを特徴とする請求項8記載の媒体の表面検査装置。
  11. 前記内輪および外輪は円筒状に形成されていることを特徴とする請求項8記載の媒体の表面検査装置。
  12. 前記変換手段として圧電素子を用いたことを特徴とする請求項8記載の媒体の表面検査装置。
  13. 前記外輪の外周面は摩擦係数の大きな部材で被覆されていることを特徴とする請求項8記載の媒体の表面検査装置。
  14. 前記表面状態検出手段は、被検査媒体としての凹版印刷による印刷物の損耗を検出することを特徴とする請求項8記載の媒体の表面検査装置。
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