JP4068860B2 - 開口ファスナーの上下止め発射成型機 - Google Patents

開口ファスナーの上下止め発射成型機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一種の開口ファスナーの上下止め発射成型機に関する。
【0002】
【従来の技術】
開口ファスナーの上下止め発射成型機は一種の開口ファスナーの上にプラスチックの上下止めを発射する装置である。閉口ファスナーの上下止め発射成型機と異なる。今までのプラスチック開口ファスナーの上下止め発射成型機においては、ファスナーを機械に入れた後、定置機によりファスナーを固定し、発射機械で上下止め発射成型作業を進行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、今までの機械の定置機では、テープを挟む時に挟むブロックがテープ側からエレメント方向に向かって移動するため、これはテープを挟む機能であるものの、テープをやや隆起させてしまうため、正確に下の型に合わせることができず、この状態で発射した上下止めはやや変位し、テープの品質に大きく影響するという問題がある。
また、テープのスライダーが定置及び送り出し作業に影響しないように、一般的には先にスライダーをつけない。テープの上下止め発射完成後、別途人工或いは機械によりスライダーをテープにつけていた。しかしながら、このような方法ではテープの上下止め成型後、スライダーはつけにくくなり、つけ易くするためには、上歯の仕組を改良しなければならない。その方法として二種類に分けられる。第1の方法として、上歯と1個目のエレメントとの間のリード口を広く大きくして、スライダーを入れやすくする。第2の方法として、上歯を上下二つの停止ブロックに分け、その間にスライダーを入りやすくするリード口をつける。このような技術は既に多くの特許出願で提案されており、ここでは詳しく論じることはしない。ただ、この手法の欠点は、リード口よりスライダーを入れやすいのであれば、スライダーは同じような外から加えた力で脱落しやすいことであり、安全規格の厳しい国では、このような上歯は規定、規格に適合しない。
本発明はこのような従来の問題を解決することを目的とし、開口ファスナーの上下止め発射成型機を改良したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の開口ファスナーの上下止め発射成型機は、前送り出し装置(10)、定置装置(20)、発射装置(40)、後送り出し装置(70)を備え、前記定置装置(20)により開口ファスナーテープのエレメントの無い段(109)を前記発射装置の下型の位置に入れて、前記発射装置により上下止めを発射する開口ファスナーの上下止め発射成型機において、前記定置装置(20)は、前記前送り出し装置の後段に位置し、左右二つの定置セット(20a、20b)と、基本ボード(20c)とにより組み立てられていて、前記定置セット(20a、20b)はそれぞれ、開口ファスナーテープを挟み、真っ直ぐに前進させるリードボード(28)及びプレスボード(29)と、開口ファスナーテープの進入を感知するスイッチ(SW1)と、前記感知スイッチの指令を受けてシリンダー(27)により上昇する捲歯器(25)、及びこの捲歯器(25)の上昇により回動して前記エレメントを挟む定置ブロック(32)と、前記捲歯器(25)の上に固定され、前記エレメントが横に移動するのを防ぐ停止ブロック(24)と、前記捲歯器(25)の中に配置され、開口ファスナーテープが移動するのと同時に回転する巻きローラー(26)と、前記巻きローラー(26)の影響を受け、前記後送り出し装置の伝動エンジン(71)のストップを命令する感知スイッチ(SW2)とを具備し、前記各定置セット(20a、20b)の底の一端側に切り込み(214、214)を設けられて、前記各切り込み(214、214)が前記基本ボード(20c)の一端部に設置された二つの調整ねじ(203、203)に嵌め込まれ、前記各定置セット(20a、20b)が前記基本ボード(20c)上で前記二つの調整ねじ(203、203)の調整により移動され、前記各定置セット(20a、20b)間に開口ファスナーテープのエレメントのかみ合わせに合わせて適切な距離Wを保つものである。また、本発明の開口ファスナーの上下止め発射成型機は、上記構成において、定置セット(20a、20b)に底枕(21)を具備し、前記底枕(21)の片側一方端に伝動シリンダー(27)を設置し、前記底枕(21)の片側他方端に二つの支えブロック(22、22)を設け、これらの支えブロック(22、22)の間に捲歯器(25)を設置するとともに、前記伝動シリンダー(27)で動かされるプレスブロック(271)を設け、前記捲歯器(25)が前記プレスブロック(271)に形成された斜め溝(272)に挿入する挿し栓(273)で結び付けられているものである。さらに、本発明の開口ファスナーの上下止め発射成型機は、上記各構成において、捲歯器(25)の横に挙げブロック(30)を固定し、前記挙げブロック(30)の上に定置ブロック(32)を設けて、プレスボード(29)と連結させ、前記挙げブロック(30)の横に基本ブロック(31a、31b)を設置して、前記基本ブロック(31a、31b)内に振る棒(34)を巻きローラー(26)片端の凸柱(263)に接触可能に設けるとともに抵抗棒(37)を感知装置(SW2)と接触可能に設け、前記振る棒(34)が前記巻きローラー(26)の凸柱(263)に触れる動作に連動して前記抵抗棒(37)前記感知装置(SW2)に接触させるものである。さらに、本発明の開口ファスナーの上下止め発射成型機は、上記各構成において、リードボード(28)に切り込み(281)を形成して感知スイッチ(SW1)に係合させた横棒(52)を設け、前記感知スイッチ(SW1)は前記横棒(52)開口ファスナーテープのゴム膜(104)が通るか否かを感知するものである。また、本発明の開口ファスナーの上下止め発射成型機は、上記各構成において、前記前送り出し装置(10)は、開口ファスナーテープを二本に分ける分割器(13)と、前記分割器(13)の後ろに位置し、数個のリードローラー(122)により開口ファスナーテープを引っ張り、ねじりを防ぐリードローラー装置(12)と、前記リードローラー装置(12)の後ろに位置し、開口ファスナーテープを平行に導入させる左右二つの長い溝(11)とを具備するものである。また、本発明の開口ファスナーの上下止め発射成型機は、上記各構成において、前記後送り出し装置(70)は、発射装置(40)の後ろに位置する底板(76)と、少なくとも一組が前記底板(76)の前に設置し、開口ファスナーテープをリードするリードローラーセット(72、73、74)と、前記底板(76)の後ろに位置し、送り出しローラー(751)で開口ファスナーテープを引っ張る導出装置(75)及び導出装置(75)に用いる伝動エンジン(71)とを具備し、前記導出装置(75)は、底板(76)の上に設置する板ブロック(753)、板ブロック(753)の前に設置しているシリンダー(752)、シリンダー(752)の軸下に固定している支え(755)、支え(755)の左右両側に固定している月型のリードブロック(754)を含み、前記リードブロック(754)と前記送り出しローラー(751)との間に開口ファスナーテープが通る為の適切な隙間を設けているものである。さらに、本発明の開口ファスナーの上下止め発射成型機は、上記構成において、リードブロック(754)の上に縦ネジ穴(757)を設けて微調整ネジ栓(80)を入れ、縦ネジ穴(757)或いはネジ栓(80)の中に小さいスプリング(81)を設け、底部の綱珠(82)を押し、綱珠(82)により開口ファスナーテープに圧力をかけるものである。以上の構成により、開口ファスナーを適切な位置で正確に上下止めを発射し、且つスライダー及び引手はテープと同時に順調に出すことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図を用いて本発明の実施の形態について説明する。
図1はプラスチック開口ファスナーの上下止め発射成型機械の正面図である。図1に示すように、開口発射成型機本体1は前送り出し装置10、定置装置20、発射装置40、後送り出し装置70を備えている。なお、これら前送り出し装置10、定置装置20、発射装置40、後送り出し装置70は図1の右から左に順に設置している。前送り出し装置10はファスナーが裏返るのを防ぐ為に、ファスナーを左右二本に分ける装置である。定置装置20は前送り出し装置10の後ろに位置し、センサー(感知スイッチ)で感知してファスナーを引き寄せいれる装置であり、感知スイッチの指令を受けてから捲歯器を上昇させるシリンダー及び捲歯器の上昇の影響によりエレメントを挟む機能の定置ブロック、及び捲歯器内にあり、ファスナーを移動させる時に回転する巻きローラー、巻きローラーの影響を受け、信号の後に送り出し装置のエンジンをストップする感知スイッチなどを備えている。発射装置40は定置器の後ろに位置し、上下止めを発射する装置であり、上下型及び発射する上下止めの成型装置を備えている。後送り出し装置70は発射装置の後ろに位置し、エンジンを伝動してファスナーを引き寄せる装置であり、案内車セット及び送り出し装置により組み立てられている。
【0006】
図2は前送り出し装置10及び定置装置20の構造を示す斜視図である。図2示すように、前送り出し装置10は長い溝11、リードローラー装置12、分割器13に分けられている。長い溝11は足14により支えられており、長い溝11の上には前から後ろまで中央の隔たりブロック111及び中央分割棒112と左右の二本の長い凹溝113を設置している。リードローラー装置12は長い溝11の前に固定されている横ロール121及び横ロール121側に固定している数個のリードローラー122によって組み立てられている。分割器13は横台121の前に固定した台131に枠132が設置され、枠の中に更に中央支え棒133を設けて構成されている。
【0007】
このようにして分割器13で分割テープ100が左右二本のテープ101、102に分けられる。なお、その一方にスライダー107がつけられている。二本のテープ101、102は前送り出し装置10の分割器13によって分けられた後、更にリードローラー装置12の引っ張る作用により、テープがねじれないように送られる。この場合最後のリードローラー122の高さは長い溝11より低い方がベストである。長い溝11の平行送り出しにより2本のテープ101、102は定置装置20内に入る。
【0008】
定置装置20の目的は、二本のテープを発射装置40に移した後も二本のテープ101、102が正確に下型42の上に位置すること、更に上下二つの型41、42が合された後に、テープがしっかりと挟まれ、且つエレメントの無いテープの上に、正確に上下止めを発射できるようにすることにある。定置装置20は図3に示すように、左右同じ二組の定置設置20a、20bと基本ボード20cによって組み立てられている。その組み立て状態を図4に詳しく示している。なお、図4は仰角で定置装置20を観察しているものである。基本ボード20cは下型板43の前に固定することできる(図1、図2参照)。この場合、二つの長い固定溝201にネジ202を通し、二つの定置セット20a、20bの底枕21の下のネジ穴213に締結して三者を固定して組み合わせる。この基本ボード20cの後ろ端には二つの調整ネジ203が設置されている。これらの調整ネジ203は二つの定置セットの底枕21後ろ端の切り込み214に嵌め込むことができる。これら二つの調整ネジ203の微調整により、二つの底枕21が基本ボード20cの上で適切に移動することができる。二本のテープエレメントのかみ合わせは対照ではなく、交互の配列により、二本のテープを合わせる時は歯一つ分の距離が生じる。したがって二つの定置器の間も適切な距離を保つ必要がある。定置セット20を見下ろす形で観察する図5に示す距離Wと同じである。
【0009】
図6の分解斜視図に定置セット20a、20bの構造を示している。これら二つの構造は同じである為、ここでは定置セット20aのみを例に挙げて紹介する。定置セット20aには下記のものが含まれている。底枕21、底枕21の後ろに設置し、ネジ212で固定している支えブロック22、二本の支えブロックの間に挟む隔たりブロック23。二本の支えブロック22の間に設置している捲歯器25及び捲歯器の上端に設置している停止ブロック24、ネジ215で底枕21の前に固定している伝動シリンダー27、伝動シリンダー27の横軸前に固定しているプレスブロック271。支えブロック22、23の上に固定し、且つ小さいネジ280で固定しているリードボード28、ネジ290でリードボード28の上に固定しているプレスボード29、リードボード28の横側に固定している感知装置50。
【0010】
プレスブロック271の前にある斜めの穴272に挿し栓273を通した後、更に捲歯器25の横壁の栓穴250の中に入れることにより、捲歯器25はプレスブロック271が横移動する時に合わせて挿し栓273が斜め穴272の中で移動することによって上昇下降の動作が生じる。この場合、プレスブロック271を平穏に横移動させるために、二本の支えブロック22の下には凹溝221を設けている。底枕21の上には凹軌道211を設け、プレスブロック271が凹溝221と凹軌道211の上下によって挟まれている為、平穏に横移動することができる。また、捲歯器25はプレスブロック271と結合している為、捲歯器の下にもプレスブロック271が入る凹溝251がある。
【0011】
この他、感知装置50は感知スイッチ51(SW1)及び横棒52を有している。感知スイッチ51(SW1)はネジ511によりリードボード28の横に固定されている。横棒52はリードボード28横の切り込み281の中に設置されている。横棒52の両側には突き出た端521、522があり、その一方の522はリードボード28横側の感知スイッチ51(SW1)と固定することができ、もう一方の521は切り込み281の中より突き出るようになっている。また、定置ブロック32の下は挙げブロック30の上端凹溝301の中に位置し、且つ長い栓36を両側の栓溝303の中に通して設置している。定置ブロック32は更に穴321とプレスボード29の二つの穴292とを合わせ、短い栓293を通して斜め溝291の中に設置する。これによって定置ブロック32は同時にプレスボード29と挙げブロック30の二つに結合することになる。定置ブロック32の後ろ腕が挙げブロック30と一緒に上昇下降する時に、定置ブロック32は短い栓293を中心に前腕が上下に揺れ動く機能を生じさせる。これは後段にて更に詳しく説明する。
【0012】
また、リードボード28には上溝282と下溝283がある。上溝282は下溝283より高く、上溝282とプレスボード29の間の隙間にテープが通り、下溝283はエレメント103及びスライダー107が通る。下溝283の一端には嵌め込み溝284及び歯溝285を設けている。嵌め込み溝284は捲歯器25の上に固定している停止ブロック24の上昇下降に用い、歯溝285は巻きローラー26のラチェット261(図7参照)の上昇下降に用いることになる。
【0013】
図7、図8にさらに捲歯器25の構造を詳しく示している。捲歯器25の一方の上はネジ241により停止ブロック24を固定し、もう一方に挙げブロック30を固定している。底には凹溝251を設け、プレスブロック271をセットした後に挿し栓273を挿入することにより両者を結合させる。捲歯器25の中には巻きローラー26及び巻きスプリング260がある。巻きローラー26は空溝252の中の支え軸253に設置している。その片方のラチェット261の一部分は空溝252の上に露出し、もう片方のほぞブロック262はスプリング260をセットし、巻きスプリングの中引っ掛け260aをほぞブロックの予定している隙間に固定させ、外引っ掛け260bが前支えブロック22の横壁の引っ掛けブロック222(図6参照)に引っかかるようにする。又、ほぞブロック262横側には凸柱263を設け、振る棒34との接触に使う。
【0014】
前述の挙げブロック30の上方には凹溝301があり、凹溝の両側の栓溝303に長い栓36を通して定置ブロック32を結び付け、定置ブロックが凹溝301の中で少し移動できるようにする。挙げブロック30の中央及び下方にはそれぞれネジ304、305により捲歯器25と固定して両者を結合する。そのうちのネジ304は支え軸253の中に入る。挙げブロック30の横側にネジ306で下基本ブロック31bを結合し、下基本ブロックの上にネジ307で上基本ブロック31aを固定する。上基本ブロックの横側には感知スイッチ33(SW2)を設置している。上基本ブロックの横中央には穴311がある。この横穴311の中に振る棒34を設置してその末端を短い針35で固定する。振る棒の前端は挙げブロック30の枠溝302の中に通し、巻きローラー26の凸柱263とやや接触させる。
【0015】
振る棒34と凸柱263との接触関係を図9、図10に示す。図9、図10は巻きローラーと上基本ブロック及び感知スイッチの見下ろし図である。図9中、上基本ブロック31a内に横穴311と縦穴312を示す。二つの穴はT字型になっており、横穴311の中には振る棒34、縦穴312の中には抵抗棒37があり、二つの棒はお互いに接触する。振る棒34の一方は凸柱263と接触し、抵抗棒37のもう一方は微動スイッチ33の感知側331とやや接触する。
【0016】
捲歯器25はプレスブロック271の上昇と一緒に(上昇する距離は斜め穴溝272の上下の距離である)内部の巻きローラー26も一緒に上昇する。ラチェット261がテープのエレメント103内に入り、この時点では後送り出し装置のエンジン71はまだストップしない為、二つのテープは尚も持続的に引っ張られて前進する。テープが前進する為、ラチェット261も一緒に回転し、巻きローラー26も横壁の凸柱263と一緒に回転する。回転する前に、巻きローラー26はスプリング260の影響を受けて凸柱263はしっかりと振る棒34をつき上げており(図9参照)、振る棒34が抵抗棒を押さないようにしている。これによって抵抗棒37は感知側331に触れない為、感知スイッチも何ら感知しない。
【0017】
図10に示すように、二本のテープがエレメントの移動を受けて前へ移動し、巻きローラー26が一緒に300°回転する時、凸柱263は振る棒34に触れる為、振る棒34は抵抗棒37を押し、感知スイッチ33(SW2)の感知側331に触れる。それにより後送り出し装置70のエンジン71がストップし、二本のテープを引き続き引っ張るのを停止する。
【0018】
しかし、捲歯器25がプレスブロック271と一緒に下降する時、巻きローラー26も一緒に下降する。この時ラチェット261もテープのエレメント103から離れる為、巻きローラー26はまたスプリング260の巻き戻しの影響を受けて元に戻る。凸柱263もまた図9に示すように、抵抗棒37を押さなくなる。
【0019】
図11は定置セット20aの状態を示す斜視図である。この図は定置セット20aの定置ブロック32が挙げられた状態を示している。つまりテープが定置セット20aに入った後も、定置セット20aに何ら動作を生じさせていないことを示している。図12に示すように、片方のテープ101が定置器に入った後、テープはリードボード28の上溝282とプレスボード29の間の隙間に入り、エレメント103とスライダー107はリードボード28の下溝283に入る。テープが横棒52の突き出た端521を通る時、感知スイッチ51(SW1)は何ら感知することは無い。
【0020】
図13に定置セット20aの定置ブロック32は既に下を押している状態を示している。すなわちこれはテープが定置セット20aに入った後、定置セット20aに動作を生じさせている。テープ上のエレメントの無い部分109の下側は補強膜104で強化し、その膜104の厚みはテープより厚くなっている。図14に示すように、テープ101の膜104が切り込み281の上まで移動した時に横棒52の突き出た端521に触れ、片方が上がり、突き出た端522は感知スイッチ51(SW1)に触れ、それによって伝動シリンダー27が動作を起こしている。シリンダーはプレスブロック271を押して捲歯器25を上昇させる。捲歯器25が上昇するのと同時に、挙げブロック30も一緒に上昇する。定置ブロック32が挙げブロック30の上昇の影響を受けて、前腕を下に押す動作を起こす。すなわち、テープ101の膜104が切り込み281の上に移動した時、横棒52の突出した部分521に触れ、それにより別の片方が跳ね上がり、突出部分522が感知スイッチ51(SW1)に接触して伝動シリンダー27が動く。このシリンダーがプレスブロック271を押して、捲歯器25を上昇させ、捲歯器25が上昇するのと同時に、挙げブロック30も一緒に上昇する。定置ブロック32は挙げブロック30の上昇の影響を受け、前腕を下ろして押す動作が起こる。
【0021】
図15に示すのは、伝動シリンダー27が感知スイッチ51(SW1)の感知を受ける前の収縮状態である。プレスブロック271が収縮移動する時、捲歯器25と同軸の挿し栓273は斜め溝272の上から下まで移動し、これにより捲歯器25は下降する。一緒に挙げブロック30も下降し、この時の定置ブロック32の前腕は挙げた動作を呈している。図16に示す通り、挙げブロック30と捲歯器25が一緒に下降した後、挙げブロック30は定置ブロック32の後ろ腕を引いて下降する。これによって、定置ブロックは短い栓293を軸の中心として前腕を挙げる。この他、図16で示しているように、捲歯器25の上の停止ブロック24及び内部の巻きローラー26のラチェットがリードボード28の嵌め込み溝284及び歯溝285の下に位置し、露出していない。
【0022】
図17に示すように、伝動シリンダー27が感知スイッチ51(SW1)の感知を受けてから伸張状態を呈す為、プレスブロック271が前進移動する時、捲歯器25と同軸の挿し栓273は斜め溝272の下から上に移動する。相対的に例え捲歯器25が上昇しても、挙げブロック30と基本ブロックも一緒に上昇し、この時の定置ブロック32は下を押す動作を呈す。図18に示す通り、挙げブロック30と捲歯器25が一緒に上昇した後、挙げブロック30は定置ブロック32の後ろ腕を引いて上昇し、定置ブロックは短い栓293を軸の中心にして、前腕がエレメント103を上から押す。この他、図18の中で示しているのは、停止ブロック24及びラチェット261が上昇して、嵌め込み溝284及び歯溝285の上に露出する。これにより、停止ブロック24はエレメント103が横移動するのを防止するのに使用することができる。また、ラチェット261の歯がエレメント103の隙間に入り、この時は後送り出し装置のエンジンがまだストップしない為、テープ101が持続して前進することにより、巻きローラー26も一緒に回る。
【0023】
巻きローラー26が約300°回る時、凸柱263は振る棒34を押し、振る棒は抵抗棒37を押し、抵抗棒は感知スイッチ33(SW2)の感知側331(図10参照)に触れ、後送り出し装置70のエンジンをストップする。この時テープ101は停止して移動せず、エレメントの無い段109もちょうど下型42の上に位置する。これによって分るように、感知スイッチ51(SW1)は感知を受けてから、巻きローラー26はテープの移動により回転し始める。感知スイッチ33(SW2)まで回転すれば、感知を受けてエンジン71がストップする。これによって、巻きローラー26の回転角度は、テープを如何に正確に下型42の中まで導入させるのかに影響する。テープのゴム膜104はエレメントの無い段109の上端に固定され、エレメントの無い段の長さは公定サイズである為、感知スイッチ51(SW1)がゴム膜104に触れ且つ正確に巻きローラー26の回転角度をコントロールすれば、エレメントの無い段109は正確に下型42に位置し、上下止めが発射成型するのに便利になる。
【0024】
二本のテープが正確に下型42に入った後、上下二型41、42の合せ型を進行してから、発射装置40でテープのエレメントの無い段109の上下端にそれぞれ上下止めを発射させる。発射完成後、プログラム可能式コントロール器(PLC)は自動的に定置装置20の伝動シリンダー27に収縮動作をさせ、プレスブロック271を後退させてから、捲歯器25、挙げブロック30及び基本ブロック31a、31bをも一緒に下降させる。巻きローラー26が巻きスプリング260の作用により直ちに元に戻る。凸柱263も一緒に元に戻り、再び振る棒34と抵触するが、抵抗棒37は感知スイッチ33(SW2)の抵触点331を押さない。この時感知スイッチ33(SW2)は後送り装置70のエンジン71を再度起動させる。この時の巻きローラー26のラチェット261は既にエレメント103から離脱している為、エンジン71が二本のテープを引いて前進する時は、巻きローラー26は一緒に回転しない。
【0025】
後送り装置70は図19で示す通りである。これに含まれているのは底板76、底板の前に設置している幾つかのリードローラーセット72、73、74、底板の後ろに設置している導出装置75及び導出装置を伝動するのに用いる伝動エンジン71。そのうちの3セットのリードローラーセット72、73、74の構造及び並び方は図21に示す通りである。第1、第3のリードローラーセット72、74は同じ構造であり、それぞれ左右二組に分けられ、それぞれは支え721、741の上にリードローラー722、742を設置している。リードローラーの上には位置移動調整できる定置リング724、744を設置し、定置リングを利用して幅の異なるテープをセットすることができる。この場合、定置リングは小さいネジによってリードローラーの上に固定することができる。一方、第2のリードローラーセット73は支え731(図22参照)一本で、両側に設置しているリードローラー732を操る。これらリードローラー722、732、742にはいずれも両側のエレメント103を導くリード溝723、733、743がある為、送り出す時から正確に二本のテープ101、102を真っ直ぐ前進させることができる。次に、二本のテープが適度な張り状態で前進させる為には、リードローラーセットを弾力性のあるプレスローラー機構に設計する。例えば第1のリードローラーセット72を、図20に示すように、弾力性のあるプレスローラー機構に設置する。この機構は本願発明者の前案と異なり、台湾公告第432949号「ファスナー製造機の惰輪抑え装置」である。前案の弾力性抑え装置は単一の惰輪抑え装置を導出装置75の前に設置し、一つの導入台に合わせる。今回の発明のリードローラーセット72は左右の二組に分けられる。二組は支え板725で底板76左右に固定される。その構造は、支え721上にリードローラー722を固定し、下は長方形の支え棒726を固定する。支え棒726は数本のゴム727によって包まれた後に長方形の筒728の中に入れられる。筒は後ろにある切迫シート729とあわせてネジで支え板725の上に固定する。支え棒726は多面体であり、周りをゴム727で包み、及び多面体の筒728の圧迫を受けることにより、支え721は相違な引っ張る力の影響の元で微動作用を起こさせる。又リードローラー722がテープを抑えている時、テープに比較的強い引っ張る力が加えられていると、支え722はやや上に上がる。逆の場合、支え721はやや下に下がる。これによりテープは始終張っている状態を保ち緩まない。
【0026】
導出装置75は、テープを前に引っ張る装置であり、スライダーや引手を付けているテープを導出することができる。その構造は図19、図22に示す通りである。左右二つのエンジン71がそれぞれ一組の革ベルトローラー712を動かす。革ベルトローラー712により、更に別々の左右二つの送り出しローラー751を動かす(一つのエンジンで動かすのであれば、送り出しローラー751は同じ軸で連結していることが必要)。送り出しローラー751の上には双軸シリンダー752を設置している。このシリンダーはボードブロック753の前に固定されており、2本の棒の下には?型の支え755を固定している。支えの下には左右二つの月の形のリードブロック754を固定し、リードブロック754と送り出しローラー751の間にはテープが通るのに適切な隙間を残している。リードブロック754がテープに少し圧力を加えている為、送り出しローラー751が回転する時摩擦抵抗が生じ、テープを前に引っ張りやすくなる。
【0027】
図23に示すように、スライダー107と引手108がリードブロック754を通過する時、スライダー107はリードブロックの横から通過することができ、比較的大きい引手108はリードブロック754のアーチ型頂点から通過することができる。図24に示す通り、引手の体積がどんなに大きくても、リードブロック754のアーチ型頂点を通過することができ、引っかかることがない。
【0028】
また、図25に示すように、月型のリードブロック754の前後端は必ずしも鋭角である必要はない。図示のような水平な切り口756であれば、簡単にテープをリードブロック754と送り出しローラー751の間に入れられ、進入時の抵抗も生じない。
【0029】
この他、図26に示すように、月型のリードブロック754の上には数個の縦ネジ穴757を設け、穴の中にネジで微調整できるネジ栓80を入れてもよい。このネジ栓の中には小さいスプリング81があり(図27参照)、底部にある綱珠82を露出させる。このようにして弾力性のある綱珠82がテープに圧力を加えることにより、膜104が通る時に滑るのを避けることができる。この他、直接ネジ穴757の中に小さいスプリング81及び綱珠82を入れてもよい。ネジ栓(不図示)が小さいスプリングに加える圧力を微調整する。
【0030】
また、図28に示すように、月型のリードブロック754の側面に横ネジ穴758を設け、横ネジ穴と縦ネジ穴757とを互いに貫通させてもよい。このようにして横ネジ穴の中にネジ83を入れてネジ栓80を固定することができる。この時のネジ栓80の替わりに、中に綱珠及び小さいスプリングの縦管を設置し、その固定、調整に用いても便利である。
【0031】
なお、この実施の形態では一種の開口ファスナーの上下止め発射成型機の改良に焦点を合わせている。特に重要な技術は、次のとおりである。
前送り出し装置は長い溝及び長い溝の前に設置しているリードローラーに分けられている。リードローラー設置前には、分割器を設置してテープを分けるようにした。
定置装置は左右二つの同じ仕組の定置セットによって一つの基本ボードに組み合わされている。定置セットは底枕と底枕の上に設置している支えブロック、支えブロック内に設置している捲歯器及び捲歯器の上に固定している停止ブロック、捲歯器の横に固定している挙げブロック及び挙げブロックの上に設置している定置ブロック、挙げブロックの横に固定している基本ブロック及び基本ブロックに合わせる反応装置、底枕の後ろに設置している伝動シリンダー、二本の支えブロックの上に固定しているリードボード及びリードボードの上に設置しているプレスボード、リードボードの横に設置している反応装置。捲歯器の中には巻きローラー及び巻きスプリングが含まれ、巻きローラー及び基本ブロックの対応関係により反応スイッチにさわり、命令後送り出し装置のエンジンをストップする。後送り出し装置は3セットのリードローラーセット及び導出装置が含まれている。3つのリードローラーセットはテープを緩まずに引っ張り、導出装置はエンジンがテープを引っ張ることと、月型のリードブロックと送り出しローラーとを合わせたことにより、スライダー及び引手を導出しやすくした。
この上下止め発射成型機はプログラム可能式コントロール器(PLC)のコントロールの下で、上下止めの発射完成後、同時に定置装置の伝動シリンダーを動かし、且つ命令後送り出し装置のエンジンを起動する。
このような技術により、この上下止め発射成型機にテープが自動的に定置について、平穏に送り出され、且つ開口ファスナーのスライダーが運送の過程で定置及び上下止め発射に影響しない構造を実現する。
【0032】
次に、この上下止め発射成型機全体の作用効果について説明する。
前送り出し装置10はファスナーを真っ直ぐに定置装置内に引き入れ、移動中ファスナーに張力の影響によりねじらないようにする。後送り出し装置70はファスナーを前に引っ張り、ファスナーの上についているスライダー及び引手が順調に装置を通過できるようにする。
【0033】
定置装置20は、二つ相同の定置セット20a、20bによって組み合わせられていて、各セットのリードボード21の感知装置(SW1)がテープのゴム膜104を感知した時に信号を発し、シリンダー27が戻る時に、先端のプレスブロック271を引き寄せる。更に捲歯器25、停止ブロック24及び挙げブロック30が一緒に上昇する。挙げブロックが定置ブロック32を少し回転させてエレメント103の上にのしかかる。この時エレメントは定置ブロックの押しと上昇した停止ブロック24に挟まれると同時に、捲歯器の巻きローラー26のラチェット261は下から上に向かってエレメントの中に入る。後送り出し装置の伝動エンジン71はストップしていない為、移動中のファスナーはローラー26と一緒に回転する。ローラーが間接的な方法で基本ブロック31aを通じて基本ブロックの横にある感知スイッチ(SW2)に触れ、これによってエンジン71に伝わりストップする。ファスナーが移動をストップしてから、上段のエレメントの底及び下段エレメントの頂点がちょうど上下止めの型の穴に位置する。
【0034】
リードボードの感知スイッチ(SW1)がテープのゴム膜(下歯の部分に位置する)を感知し始めた時、及び基本ブロック側の感知スイッチ(SW2)が感知するまで、前後二つの感知スイッチ(SW1、SW2)が得る感知の相違時間は極めて短い。この時間はちょうどテープが正確に下型の中に移動する時である。つまり前感知スイッチ(SW1)が感知した後、巻きローラー26はテープの移動の元で回転する。約300°回転すれば、感知スイッチ(SW2)は反応し、エンジン71をストップする。よって、巻きローラーの回転角度はファスナーを正確に下型に導入するか否かに影響する。ファスナーのゴム膜104はエレメント109のない上端に位置している為、エレメントがない(即ち上段エレメント及び下段エレメントの間の距離)長さは公定のサイズであり、上歯は上段エレメント109の下段に位置し、その上下止めは下段のエレメントの上段に位置してゴム膜104と結合している。その為、ゴム膜104の位置が決まり、エレメント109のない長さが一定である情況では、リードボードの感知スイッチ(SW1)がゴム膜にさわり、更に正確に巻きローラー26の回転角度を正確にコントロールできれば、エレメントのないものを下型42に位置させ、上下止めを成型発射しやすくする。
【0035】
上下止めの発射完了後、プログラム可能式コントロール器(PLC)は直ちに定置装置のシリンダー27にバックの動作を行わせる。プレスブロック271の後退により捲歯器25及び停止ブロック24が下降し、巻きローラーのラチェット261をエレメントより離脱させる。停止ブロック24はエレメントを塞がない上、定置ブロック32があがってエレメント103を押さえつけない。この時、プログラム可能式コントロール器(PLC)も命令により後送り出し装置のエンジン71を起動し、これによりテープ100を引っ張り始める。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次のような効果を奏する。
(1)定置装置20は左右二つの定置セット20a、20bに分かれて下型の前に固定される基本ボード20c上に組み立てられ、各定置セット20a、20bが基本ボード20c上で2つの調整ねじ203、203の調整により移動されて、各定置セット20a、20b間に開口ファスナーテープのエレメントのかみ合わせに合わせて適切な距離Wを保つようにしており、この定置装置20により、リードボードの感知装置SW1を利用して、自動的にテープを挟み、テープのエレメントの無い部分を下型に正確に移し、併せて捲歯器側に設置している感知装置SW2を利用して、後送り出し装置のエンジンをストップさせるので、エレメントの無い部分を確実に下型に位置させることができ、上下二つの型が合った後、発射装置のエレメントのない上下両端にてそれぞれ上下止めを発射させることができる。
(2)定置装置20の定置ブロックの回転によりテープを挟むようにしたので、今までの横移動式による挟み方と異なり、テープの中央を隆起させることがなく、発射成型加工に何ら影響しない。
(3)前送り出し装置10の送り出しにより、テープを平坦に前進させて、テープをねじれることなく送り出すことができる。
(4)前送り出し装置70はテープのねじれを防止する為の重しを必要としない。定置装置20の感知装置は感知スイッチ及びロールを簡略化した。これらは隠蔽することができる為、前送り出し装置70及び定置装置20の構造をもっと簡略化した。
(5)後送り出し装置70の送り出し及び伝動を通じて、テープを真っ直ぐに引っ張る他、スライダー及び引手を順調に通すことができる。
(6)上下止めの発射成型作業を人為的な作業を必要としない一貫した自動作業、精密化作業を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における開口ファスナーの上下止め発射成型機の正面図
【図2】同上下止め発射成型機の前送り出し装置、定置装置、発射装置の斜視図
【図3】同上下止め発射成型機の定置装置の斜視図
【図4】同上下止め発射成型機の定置装置の分解斜視図
【図5】同上下止め発射成型機の定置装置の平面図
【図6】同上下止め発射成型機の定置装置(定置セット)の分解斜視図
【図7】同上下止め発射成型機の捲歯器の分解斜視図
【図8】同上下止め発射成型機の捲歯器の分解斜視図
【図9】同上下止め発射成型機の巻きローラーと上基本ブロック及び感知スイッチの平面図
【図10】同上下止め発射成型機の巻きローラーと上基本ブロック及び感知スイッチの平面図
【図11】同上下止め発射成型機の定置装置の動作前の斜視図
【図12】同上下止め発射成型機の定置装置にテープが入った後の動作前の斜視図
【図13】同上下止め発射成型機の定置装置の動作後の斜視図
【図14】同上下止め発射成型機の定置装置にテープが入った後の動作時の部分断面斜視図
【図15】同上下止め発射成型機の定置装置の動作前の部分断面斜視図
【図16】同上下止め発射成型機の定置装置の動作前の部分断面側面図
【図17】同上下止め発射成型機の定置装置の動作後の部分断面斜視図
【図18】同上下止め発射成型機の定置装置の動作後の部分断面側面図
【図19】同上下止め発射成型機の後送り出し装置の斜視図
【図20】同上下止め発射成型機のリードローラーセットの分解斜視図
【図21】同上下止め発射成型機のリードローラーセットの平面図
【図22】同上下止め発射成型機のリードローラーセットの一部省略斜視図
【図23】同上下止め発射成型機のリードブロック及び送り出しローラーの斜視図
【図24】同上下止め発射成型機のリードブロックが引手を導き出す状態を示す斜視図
【図25】同上下止め発射成型機に用いる別のリードブロックの側面図
【図26】同上下止め発射成型機に用いる別のリードブロックの側面図
【図27】図26中の部分拡大断面図
【図28】同上下止め発射成型機に用いる別のリードブロックの斜視図
【符号の説明】
10 前送り出し装置
11 長い溝
12 リードローラー装置
13 分割器
14 足
100 テープ
101 左テープ
102 右テープ
103 エレメント
104 膜
105 上止め
106 下止め
107 スライダー
108 引手
109 エレメント無い部分
20 定置装置
20a 左定置セット
20b 右定置セット
20c 基本ボード
21 底枕
22 支えブロック
23 隔たりブロック
24 停止ブロック
25 捲歯器
26 巻きローラー
260 巻きスプリング
27 伝動シリンダー
271 プレスブロック
28 リードボード
29 プレスボード
30 挙げブロック
31a 上基本ブロック
31b 下基本ブロック
32 定置ブロック
33 感知スイッチ
34 振る棒
35 短い針
36 長い栓
37 抵抗棒
40 発射装置
41 上型
42 下型
43 下型板
50 感知装置
51 感知スイッチ
52 横棒
70 後送り出し装置
71 伝動シリンダー
72 前リードローラーセット
73 中リードローラーセット
74 後リードローラーセット
75 リード出し装置
76 底板
80 ネジ栓
81 小スプリング
82 鋼球

Claims (7)

  1. 前送り出し装置(10)、定置装置(20)、発射装置(40)、後送り出し装置(70)を備え、前記定置装置(20)により開口ファスナーテープのエレメントの無い段(109)を前記発射装置の下型の位置に入れて、前記発射装置により上下止めを発射する開口ファスナーの上下止め発射成型機において、
    前記定置装置(20)は、前記前送り出し装置の後段に位置し、左右二つの定置セット(20a、20b)と、基本ボード(20c)とにより組み立てられていて、
    前記定置セット(20a、20b)はそれぞれ、
    開口ファスナーテープを挟み、真っ直ぐに前進させるリードボード(28)及びプレスボード(29)と、
    開口ファスナーテープの進入を感知するスイッチ(SW1)と、
    前記感知スイッチの指令を受けてシリンダー(27)により上昇する捲歯器(25)、及びこの捲歯器(25)の上昇により回動して前記エレメントを挟む定置ブロック(32)と、
    前記捲歯器(25)の上に固定され、前記エレメントが横に移動するのを防ぐ停止ブロック(24)と、
    前記捲歯器(25)の中に配置され、開口ファスナーテープが移動するのと同時に回転する巻きローラー(26)と、
    前記巻きローラー(26)の影響を受け、前記後送り出し装置の伝動エンジン(71)のストップを命令する感知スイッチ(SW2)とを具備し、
    前記各定置セット(20a、20b)の底の一端側に切り込み(214、214)を設けられて、前記各切り込み(214、214)が前記基本ボード(20c)の一端部に設置された二つの調整ねじ(203、203)に嵌め込まれ、前記各定置セット(20a、20b)が前記基本ボード(20c)上で前記二つの調整ねじ(203、203)の調整により移動され、前記各定置セット(20a、20b)間に開口ファスナーテープのエレメントのかみ合わせに合わせて適切な距離Wを保つことを特徴とする開口ファスナーの上下止め発射成型機。
  2. 定置セット(20a、20b)に底枕(21)を具備し、前記底枕(21)の片側一方端に伝動シリンダー(27)を設置し、前記底枕(21)の片側他方端に二つの支えブロック(22、22)を設け、これらの支えブロック(22、22)の間に捲歯器(25)を設置するとともに、前記伝動シリンダー(27)で動かされるプレスブロック(271)を設け、前記捲歯器(25)が前記プレスブロック(271)に形成された斜め溝(272)に挿入する挿し栓(273)で結び付けられていることを特徴とする請求項1に記載の開口ファスナーの上下止め発射成型機。
  3. 捲歯器(25)の横に挙げブロック(30)を固定し、前記挙げブロック(30)の上に定置ブロック(32)を設けて、プレスボード(29)と連結させ、前記挙げブロック(30)の横に基本ブロック(31a、31b)を設置して、前記基本ブロック(31a、31b)内に振る棒(34)を巻きローラー(26)片端の凸柱(263)に接触可能に設けるとともに抵抗棒(37)を感知装置(SW2)と接触可能に設け、前記振る棒(34)が前記巻きローラー(26)の凸柱(263)に触れる動作に連動して前記抵抗棒(37)前記感知装置(SW2)に接触させることを特徴とする請求項1又は2に記載の開口ファスナーの上下止め発射成型機。
  4. リードボード(28)に切り込み(281)を形成して感知スイッチ(SW1)に係合させた横棒(52)を設け、前記感知スイッチ(SW1)は前記横棒(52)開口ファスナーテープのゴム膜(104)が通るか否かを感知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の開口ファスナーの上下止め発射成型機。
  5. 送り出し装置(10)は、開口ファスナーテープを二本に分ける分割器(13)と、前記分割器(13)の後ろに位置し、数個のリードローラー(122)により開口ファスナーテープを引っ張り、ねじりを防ぐリードローラー装置(12)と、前記リードローラー装置(12)の後ろに位置し、開口ファスナーテープを平行に導入させる左右二つの長い溝(11)とを具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の開口ファスナーの上下止め発射成型機。
  6. 送り出し装置(70)は、発射装置(40)の後ろに位置する底板(76)と、少なくとも一組が前記底板(76)の前に設置し、開口ファスナーテープをリードするリードローラーセット(72、73、74)と、前記底板(76)の後ろに位置し、送り出しローラー(751)で開口ファスナーテープを引っ張る導出装置(75)及び導出装置(75)に用いる伝動エンジン(71)とを具備し、前記導出装置(75)は、底板(76)の上に設置する板ブロック(753)、板ブロック(753)の前に設置しているシリンダー(752)、シリンダー(752)の軸下に固定している支え(755)、支え(755)の左右両側に固定している月型のリードブロック(754)を含み、前記リードブロック(754)と前記送り出しローラー(751)との間に開口ファスナーテープが通る為の適切な隙間を設けていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の開口ファスナーの上下止め発射成型機。
  7. リードブロック(754)の上に縦ネジ穴(757)を設けて微調整ネジ栓(80)を入れ、縦ネジ穴(757)或いはネジ栓(80)の中に小さいスプリング(81)を設け、底部の綱珠(82)を押し、綱珠(82)により開口ファスナーテープに圧力をかけることを特徴とする請求項6に記載の開口ファスナーの上下止め発射成型機。
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